Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

NEWS

2016.4.2

新型日産GT-R、2017年モデルは20馬力アップに深化して日本お披露目!

2016年ニューヨークオートショーにおいて世界初公開された、大幅に進化した日産GT-Rが日本上陸です。

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4月1日に行なわれた入社式に続き、日産グローバル本社ギャラリーにおいて先行披露された2017年モデルのGT-R、日本仕様のスペックや価格は未発表。

しかし、グローバル仕様の左ハンドル車に加えて右ハンドル仕様も展示されるなど、日本でのデビューも遠からずと感じさせるのです。

日産ブランドのデザインシグネチャーである「Vモーション」を採用したニューフェイスは、開口部を大きくしているのが特徴。

その理由は取りも直さずパワーアップに伴う発熱量増大に対応するためといいます。

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すでに発表されている北米仕様のスペックでは最高出力は6800rpmで565馬力を発生するというもので、発生回転は400rpmほど高められ、最高出力も20馬力アップとなっているのです。

とはいえ、ハードウェアは基本的にキャリーオーバー。これまでバンクごとに設置したノックセンサーで検知して点火時期を決めていた制御を、クランク位置とノックセンサーの信号から、各気筒ごとのノッキングを知るように細やかにしたことで、よりエンジンの性能を引き出せるようになったということです。

また、ブースト圧についても数kPaレベルで高めているのもパワーアップには効いているといえそうです。

GT-Rの特徴ともいえる、リアに置かれたトランスミッションについても、ハードウェアの基本はそのままに制御をきめ細かく煮詰めることで、街乗りなど低速時の乗りやすさと本気走りでのダイレクト感を共に高めているというのも、パワートレインでは見逃せない点といえそうです。

そうしたメカニズムの進化(深化)は生まれ変わった内外装でもアピールしていますが、キャビン部分のボディパネルではCピラーの形状も含めて一新されているのが注目でしょう。

ボディ剛性の前後バランスも考慮した新キャビンは、従来モデルの特徴でもあったCピラーのキャラクターラインをマイルドにすることで、空力性能も向上しているというのがポイントです。

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そのほか、フロントのアンダーリップスポイラーやリアバンパー両脇の形状など、細かい部分にまで空力における深化のあとが確認できる2017年モデルのGT-R。

スポーツ性はもちろん、プレミアム度もグッと高めた、日産のフラッグシップであり、日産テクノロジーの象徴といえそうです。

(写真・文 山本晋也)

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