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2016.11.13
ホンダが水素インフラ不要の高圧水電解型「70MPa スマート水素ステーション」の実証実験を開始
2016.11.13
ホンダが水素インフラ不要の高圧水電解型「70MPa スマート水素ステーション」の実証実験を開始
ホンダは、太陽電池パネルの電力で水を電気分解して高圧水素を製造できる充填圧力70MPa(メガパスカル)の「70MPa スマート水素ステーション(70MPa SHS)」の実証実験を東京都江東区青海で開始したと発表しました。
70MPaの高圧水素を製造できる水電解型水素製造ステーションは世界初(ホンダ調べ)となります。
この実証実験は、環境省のCO2排出削減対策を強化・誘導する実証事業として、太陽光エネルギー由来の水素を製造する70MPa小型水素ステーションを実際に運用した場合の効果を実証するために実施されます。
70MPa SHSの特徴は、①水素ステーションまで水素を輸送するインフラが不要、②70MPaの高圧で、市販されているFCV(燃料電池自動車)を満タンにできる、という点です。
この70MPa SHSを市街地に設置して、ホンダのFCV「クラリティ フューエル セル」と可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」を使用すれば、FCVが走行するときのCO2を削減できるとともに、停電時にはFCVを家庭やオフィスの発電設備として活用することができます。
今回の実証実験を通じてホンダは、FCVが自動車として走行するときにCO2排出量を削減できるだけではなく、駐車時には発電設備として機能することをアピールして、FCVの普及を推進するねらいがあるようです。
(山内 博・画像:ホンダ)
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