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2016.4.5
トヨタ、2015年特許登録件数でトップに~HV・自動運転関連で増加
2016.4.5
トヨタ、2015年特許登録件数でトップに~HV・自動運転関連で増加
特許庁は2015年の特許登録件数上位10社を発表しました。この発表でトヨタは前年4位からトップに躍進しました。HV、自動運転の分野でトヨタの特許登録件数が増加した模様です。
発表によるとトヨタは4,614件で、第2位のキヤノンは3,717件、第3位は三菱電機で3,364件となっています。自動車メーカーではホンダが1,934件で10位に入っています。
以前は特許登録件数のトップは電機メーカーが常連になっていましたが、近年電機メーカーは経営不振で登録件数を減らしています。一方、トヨタは活発な技術開発を反映して登録件数がトップになったものと見られます。
日本の特許出願件数は2001年を頂点にして減少傾向が続いています。
そのなかでトヨタが特許登録件数でトップになったのは、トヨタの技術開発が活発であることを表していると言えます。
それでも20・30年前には特許登録件数のトップは2万件を越えていたものです。それと比べれば、今年のトヨタの4,614件という件数は1/4程度にしか過ぎません。
その理由は、最近の特許出願は多項制を利用してひとつの出願に複数の発明を記載することが主流になっていることも一因だと思われます。つまり、ひとつの特許出願の中身が濃くなっているのです。
不振がつづく電機メーカーに代わり、今後のトヨタをはじめとした自動車メーカーの特許登録件数の動向に注目が集まっています。
(山内 博・画像:特許庁)
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