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2016.5.16
スバリストとして、富士重工業の社名変更に思うこと
2016.5.16
スバリストとして、富士重工業の社名変更に思うこと
富士重工業が5月12日に、自動車ブランドの「スバル」を正式な社名にすることを発表しました。
富士重工のルーツである中島飛行機研究所の創設から来年で100周年。これを記念する意味もこめて、6月28日に開催予定の株主総会での承認されれば来年の4月1日に正式に「株式会社SUBARU」へ変更されます。
筆者は中学生のころに初代レガシィが挑んだ10万キロ世界速度記録のドキュメンタリー番組に感銘をうけ、免許を取ったらこのクルマを買う!と心に決めていました。
しかし、中古市場でも価格の高騰しているレガシィを手に入れることができず、2代目レガシィを平成7年にようやく購入。
以来、3代目、4代目、5代目とレガシィを乗り継ぎ、昨年レヴォーグを購入。スバル暦20年におよび、周りからはスバリストライターと呼ばれております。
そんな自分がこの社名変更に思うことは、ちょっとした”寂しさ”。
スバルという名前は日常的に使っているものの、やはり”富士重”や”FHI”という社名には思い入れもあるのです。
個人的には「スバル」といえばクルマであり、「富士重工」といえば航空機や汎用エンジン、古くは鉄道車両やバス車体といったイメージ。
すでに撤退してしまった分野もありますが、航空機分野や産業機器などでも活躍を続けています。
いちスバルファンとしては、自動車メーカーとしては小さいけど、工業製品の分野ではこんなにすごいだぜ!といった気持ちでスバル車に乗っていたこともあり、富士重工の名前が消えてしまうのは少々寂しい気もします。
ちなみに汎用エンジンなどを扱う産業機器部門は自動車部門と統合される予定となっています。
20代のスバルオーナーの中には正式社名が富士重工だということを知らない人もいます。それだけ「スバル」の名前が浸透しているという事でもあるのでしょう。
しかし、古くからの”スバリスト”は、「富士重工業の名を無くさないで欲しい!」とか「今の社名がいい!」といった反応が富士重工の公式ツイッターに多くリプライされています。
とはいえ、おそらく「株式会社スバル」には確実に移行することとなるでしょう。
次に気になるのは社名変更に伴い、動向が気になるもの。
SUPER GT SUBARU BRZ GT300公式応援団長でもあるマリオ高野氏は「社歌はどうなるんでしょう?」と気にしている様子。ちなみに社歌は3番まであり、途中、富士重工〜富士重工〜と連呼するパートも!
ほかにも、筆者としては気になるのがFHI=Fuji Heavy Industriesの入る 従業員の方が使用しているメールアドレス(●●●●@subaru-fhi.co.jp)や、語呂あわせで富士重工を2215と置き換えているスバルお客様センターの電話番号(0120-05-2215)といった社内的なものから、東京 三鷹市にある「富士重工前」バス停といった公的なものまで、今後の動向が気になるところです。
新たな名前に変わっても、”走りを極めると安全になる”というポリシーを貫き、世界トップレベルの安全性と走りの楽しいクルマを作り続け、ファンを魅了し続けて欲しいと思います。
(井元 貴幸)
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