Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

NEWS

2016.6.7

【サーキットの狼】伝説の自動車マンガが呼び起こすスーパーカーブームの思い出

いいおじさんになった男の子たちにとって“スーパーカー”という言葉には、特別な思い入れが宿るものです。1970年台半ばから後半にかけて起こったスーパーカーブームは、社会現象として当時のあらゆるメディアを席巻しました。

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テレビでは「対決!スーパーカークイズ」(テレビ東京)がレギュラーで放送され、各地で行われたショーには高級カメラを持った少年たちが展示マシンの撮影に長い行列を作り、自動車雑誌にも高級スポーツカー中心の企画が毎号掲載されました。商業の世界でもラジコン、ダイキャストモデル、プラモデル、スーパーボール、などなどさまざまなかたちで世に送り出されました。さらに身近なところでは、コカコーラの王冠にマシンのイラストが描かれたりと、あらゆるところでフェラーリやランボルギーニが目に付いた時代でした。

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さて、ブームを大きくした要因は数あれど、もっとも大きな一翼を担ったのが、ある一つのマンガ作品です。そうです、ご存知「サーキットの狼」です。

1巻表紙
(c) 池沢さとし/animedia.com

1975年から1979年にかけて、「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された、池沢さとし氏による自動車マンガであり、スーパーカーブームのバイブルとも言える作品です。当時の少年誌といえば、野球やサッカーなどをテーマにした、いわゆる熱血スポーツ漫画が主流でした。そんななか、「少年ジャンプ」という人気コミック雑誌で始めた連載は異彩を放ち、イッキにブレークの時を迎えます。

主人公・風吹裕矢の活躍はブームを加速させ、ブームは漫画の人気を押し上げるという互いのフィードバックが連続し、空前のスーパーカー人気は生み出されました。当時を知る人ならば、その加速度は、まさにスーパーカー並みと言うでしょう。

肝心の作品性はというと、なかなか面白いです。登場するスーパーカーばかりに目がいきがちですが、一匹狼の走り屋である風吹裕矢とそれを取り巻くライバルや友人たちとの対決はなかなかにエキサイティングです。裕矢と恋人のミキとの甘い時間や、高級車に乗り都会で颯爽と生きるキャラたちに、石原裕次郎の映画を観て思うような、ある種の憧れすら感じたものです。

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同作品は売れに売れて、累計1700万部の単行本(全27巻)が販売されたそうです。しかし、今はその40年後。子供のころ使っていた実家の本棚に黄ばんだ表紙の古本を発見する以外は、なかなか目にする機会もなくなりました。

そんな「サーキットの狼」ですが、電子版なら読むことができます。現在、電子コミック販売大手「マンガ図書館Z」ではPDFでの販売を開始しています。一度買ってPCなどにダウンロードしてしまえば汎用のビューワで楽しむことができます。お手軽でいいですね。

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ちなみにキャンペーン中で、たくさんの人が買えば買うほど、購入での特典がアップグレードされるそうです。100人以上が購入すると最高グレードになります。売れ数は下記のサイトからタイムリーに見ることができます。面白い企画ですね。

よかったら便利なPDF版「サーキットの狼」で色褪せないマシンたちの走る姿を楽しみながら、スーパーカーブームのころのご自身に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【キャンペーン概要】
■開催期間:2016年6月1日(水)~6月30日(木)
■内容:キャンペーン期間中、『サーキットの狼』PDF版全27巻とオリジナルの壁紙をセット販売
■セット内容:
①購入人数が1人~29:車両全体写真の壁紙+サイン
②購入人数が30人~99人:①+コックピット写真の壁紙+サイン
③購入人数が100人以上:②+エンジンルーム写真の壁紙+サイン
※購入人数は期間中サイトで確認ができます。

詳細、購入はこちらから:
↓↓↓↓↓
「マンガ図書館Z」
■URL:http://www.mangaz.com/special/circuit/

(三栄書房/ebooks)

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