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2016.8.5
西部警察で活躍した劇中車が小樽で揃って見られるのもあと1年!
2016.8.5
西部警察で活躍した劇中車が小樽で揃って見られるのもあと1年!
2016年8月1日ショッキングなニュースが舞い込んできました。
北海道小樽市の観光名所として知られる「石原裕次郎記念館」が、施設の老朽化などを理由に来年の夏に閉館されることになったのです。
湘南のイメージの強い石原裕次郎さんですが、幼少期に小樽で過ごしたことあった縁もあり1991年に記念館が開館しました。石原裕次郎さんの愛車をはじめ、ヒット曲のレコードジャケットや出演したドラマで使用されたクルマなど、およそ2万点が展示されています。
その展示物の中には、40代以上の男性が学生時代に興奮して見ていた西部警察の劇中車があるのです。
西部警察は、1979年10月から1984年10月までテレビ朝日系で全3シリーズが放送された石原プロモーションが製作したテレビドラマ。現在では考えられないようなカーアクションと銃撃戦、そして爆破が見どころのかなりバイオレンスな刑事ドラマでした。
その西部警察の主役である大門軍団が悪質な犯罪者と戦うために設計された特殊捜査車両が、小樽の石原裕次郎博物館で2011年6月から展示されていました。
2代目の日産S130フェアレディZをベースとした「スーパーZ」はガルウィングを採用し、軍団を率いる渡哲也演じる大門圭介の愛車として西部警察パート2第15話からパート3の最終回まで活躍しました。
そしてスーパーZと同じ回から登場したのが「マシンRS」です。
6代目スカイライン・R30型をベースとした特殊捜査車両で、捜査用コンピューターを助手席に搭載していました。このマシンRSは2L直列DOHCエンジンを搭載しています。
さらに西部警察パート3第16話からはターボエンジンを搭載したRS-1、RS-2がラインナップに追加され、マシンRSはRS-3として登場します。
アフターバーナーやマシンガンを搭載したRS-1は攻撃車。RS-2は情報収集車、そしてRS-3は情報分析車として位置づけられ活躍しました。
R30型の前期型は西部警察の影響で赤黒のツートンボディが大人気で、レプリカを作るツワモノも多いですが、劇中の東京駅丸の内口でのフォーメーションによる走行は現在では絶対不可能です。
そして石原裕次郎が演じた小暮課長の愛車ガゼールのオープンカーも展示されています。
ラインナップにないオープンカーで、芝浦のヤナセ本社前で運転中に自動車電話を使う小暮課長の姿を羨望のまなざしで見た人は多いはず。
さらに、鳩村刑事の愛車だったスズキ・カタナも展示されるなど、当時西部警察に熱狂した人なら一度は行きたい場所。私もいまだに再放送で西部警察を見ています。
来年夏の閉館までに一度は足を運んで、大門軍団の愛車を見学してくるのはいかがでしょうか。
(萩原文博)
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