編集長スズキです。

先日、千葉県成田市で開催されているボルボの試乗会へ行ってきました。
テーマは、こちらです。

左がXC60で右がX60。
ボルボのDセグメントを支える中核モデルです。
これまではディーゼルのD4エンジンとガソリンのターボのT5エンジンを搭載していましたが、今回ここにT3とT6の2種類のガソリン・エンジンが追加されたのです。
ご存じの通り、ボルボはモジュラーエンジンコンセプトのDRIVE-Eを推進しています。
ガソリンもディーゼルも同じ技術基盤で、基本的に2.0ℓ直列4気筒過給エンジンとなっています。
ガソリンは、T2/T3/T4/T5/T6/T8の6種類
ディーゼルはD2/D3/D4の3種類がデビューしています。

今回、S60/V60/XC60に新たに搭載されたのは
T3
と
T6
です。
T3は、1.5ℓ直4直噴ターボ。これにアイシンAW製6速ATを組み合わせます。
試乗したS60はボディサイズが4635×1845×1480mm　車重1580kgです。
これに1.5ℓエンジンで大丈夫なんだろうかって思いますよね。
パワースペックは
112kw/5000rpm
250Nm/1700-4000rpm
です。
ちなみに、インジェクターはデンソー製です。
エンジンを見てみましょう。

おっと、これではよくわかりませんから、シリンダーヘッドカバーを外しましょう。

カバーを外したら、それも見てみましょう（基本です）
最近のエンジンは、すっごく凝った造りのカバーとなっています。
制震・制音のため、でもあるのですが、歩行者保護という面もあります。万一、歩行者をはねてしまった際に、ボンネットに頭が当たるところが固いエンジンのシリンダーヘッドよりもこうしたシリンダーヘッド樹脂カバーの方がいいですからね。

で、こちらがエンジンの全景です。
乗ってみました。
いいです。力不足、全然感じませんでした。そして、やっぱり4気筒ですね。スムーズです。1.5ℓ3気筒横置きエンジンより、やはりアドバンテージありますね。
アイシンAW製6速ATも気持ちいいです。6速でぴったり。これはきっと8速ではシフトビジーになりそうです。

次は、T6です。
T6は、2.0ℓ直4直噴ターボにルーツ式のスーパーチャージャーを組み合わせています。
スーパーチャージャーは4葉のイートン製。
パワースペックは225kW/5700rpm、400Nm/2100-4500rpm
トランスミッションはアイシンAW製8速ATです。
この組み合わせも良かったですね。ボルボとアイシンの8速の組み合わせは熟成が進んで制御もよくなって、非常に気持ちいいです。

ボディサイズは4645×1890×1715mm
車重は1880kgとSUVらしくヘビーですが400Nmあれば余裕綽々。

スーパーチャージャーは3500rpm以下で作動します（それ以上はクラッチで切り離されます）。
ヒューーンというSC特有の音は、聞こえます。でも不快じゃないです。
で、こちらも忘れずに、シリンダーヘッド樹脂カバーを撮影。

ふむふむ。力作ですね。

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