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2016.10.21
こだわりの「ストライプカラー」がムーヴ・キャンバスにもたらす効果とは?
2016.10.21
こだわりの「ストライプカラー」がムーヴ・キャンバスにもたらす効果とは?
ダイハツとしては久しぶりに女性ユーザーを強く意識したというムーヴ・キャンバス。
実際に購入しているのは、同社の市場調査による狙いどおり同居している「母娘」家族が中心で、20代〜30代の女性が中心になっているそうです。また、シックな色は男性にも好評とのこと。
女性ユーザー中心となると、オシャレなカラーやデザインがより重要になります。ダイハツ デザイン部 デザイン室 カラーマテリアルフィニッシングユニットの小池 久弥代さんに女性の「色」へのこだわりについてうかがうと、たとえば「赤からピンクまでの色合い」を男性は3〜4カテゴリーに分けるそうですが、女性は口紅のように非常に細かく識別できるそうです。
そうなると、まず気になるのがボディカラーやインテリアがオシャレかどうか、ということでしょう。最も目を惹くのは、訴求カラーのパールホワイトⅢ×ファインミントメタリックをはじめとした2トーンカラー。
ダイハツでは「ストライプカラー」と呼んでいて、ルーフとドア上辺(アウターハンドルの上)、ドアミラー、そしてボディの下側が、ボディを囲むようにホワイトもしくはグレー(シルバーではない)でペイントされています。
先述の小池さんによると、こだわったのがこの「ストライプカラー」で、マスキングの量を減らし、作業しやすい塗装方法を吟味して選択したとのこと。
実際の生産工程では、最初にボディカラーを塗装、つぎにマスキングしてホワイトもしくはグレーが塗布されています。なお、ボンネットとバックドアもホワイトもしくはグレーになりますが、これはホワイトもしくはグレーのモノトーン仕様のものが使用されています。
こうしたストライプカラーを採用したのは、流行している2トーンカラーモデルの中で埋没しないように、また、伸びやかなサイドビューを印象づけるためだそうで、その狙いは実車からも十分に伝わってきます。
見た目の印象を「横長」、まさに「バス」のように見せているキャンバスは、タントとの違いも強調するために採られたデザイン手法ともなっています。
この「ストライプカラー」は6万4800円のメーカーオプションで、最廉価の「L」グレード以外の全車で選択可能。予算に余裕があればぜひ選択したいカラーコーディネイトです。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久)
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