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2016.11.10
「ワクドキカー」製作で技術を競うイベントをトヨタが開催!
2016.11.10
「ワクドキカー」製作で技術を競うイベントをトヨタが開催!
トヨタ自動車のお膝元、愛知県 豊田市のスカイホール豊田で11月6日(日)に「トヨタ わくわくワールド」が開催されました。
同イベントはトヨタ自動車社員で構成するトヨタ技術会の「TESフェスティバル」と、豊田市のとよたものづくりフェスタ実行委員会による「とよたものづくりフェスタ」で構成されており、秋の恒例行事となっています。
今回の「TESフェスティバル2016」では「クルマでワクドキ!つくろう!みんなの未来」をスローガンに、クルマの魅力や楽しさ、モノづくりに込めたエンジニアの情熱などを通して、クルマファンを広げることを狙いとしています。
メニューのアイデアコンテストでは、「乗って楽しい!ワクドキカー!」をテーマに、社内から選抜された10チームのエンジニア達がアイデアを具現化して披露します。
その歴史は古く、今年で39回目を迎えるそうで、製作した車に込めた発想・実演方法・作り方を競い合う名物コンテストとなっています。
アイデアコンテストにはトヨタ技術会の会長を務めるトヨタ自動車の加藤副社長をはじめ、豊田市の太田市長らが列席。
また審査員にはトヨタ自動車の中嶋常務役員や、昨年に続きカーライフ・エッセイストの吉田由美さんがゲストで参加。
MCのテンポの良い進行に沿って、今回も開発部門や生産技術部門から、ユニークな動きをする作品が次々に登場。各チームともに電子制御を取り入れているのが特徴で、ステージへの登場時にはこの日のために制作したPR動画を流すなど、準備万端。
まず最初に登場したのは生技開発部による「ARC-Y2」。蟹足で移動するこのマシンは車高調整が自在で、山道や階段の上り下りなどを想定しているそうです。名前の由来は「歩くやつ」とか(笑)
続いて登場したのはエレクトロニクス生技部の「NON-STYLE」。スポーティな外観で後輪によるステア機構を採用しています。最高速度は何と100km。
最大の特徴は変身メカニズムを装備している点で、変身後は車高や着座位置を上げてオフロード走行仕様となります。
駆動・HVユニット生技部からは「どこでも走る次世代HV」が登場。「ARC-Y2」と同様の多足系で、蟹足により岩場や山中、階段、さらには川渡りをこなすそう。
三好・明知工場企画室が出展したのは、カタツムリに見立てた大きな輪の中に人が乗る可愛い「エスカルゴ」。ステアリングのアレンジにより、立ち乗りが可能になっており、その際は後席にもう1名搭乗できます。
パートナーロボット部は体を傾けることでステアする「エグゾホイール」を出展。
鋳造生技部は車体下部3方に設けたボールローラーで縦横無尽に動き回ることができる「ARボールローラー」を実演。
ステアリングが無く、AR(拡張現実)技術を採用しており、モニターに手をかざして操縦します。走行には少々コツが要るようですが、斜め方向への移動も可能。
傍目にはドライバーが車上で何やら占いでもしているかのような風情が漂います。
今回のコンテストで来場者の度肝を抜いたのが、車両技術開発部による、レクサス「GS F」を贅沢に丸一台使ったコンセプトカー。
フロントバンパーが前にせり出したかと思うと、ボンネットフード&ラジエータグリルが上方へ跳ね上がり、エンジンルームからエンジンに見立てた乗り物が出現。
あっけにとられていると、今度は前方から何やら赤いエアバッグのような物がムクムクと膨れ始め、エアシリンダーで動き回るゴリラになるという、子供ウケ狙いの一台。
今年の干支が「申(さる)年」であることや、エンジンに「猿人」をかけて、ゴリラを登場させたのだとか。(笑)
コンテスト会場の審査員達もその奇抜さに驚きを隠せない様子。
トヨタ自動車では、長らくこの「アイデアコンテスト」を継続しており、夢の有るクルマの開発を通して、来場者が一緒になって楽しめる機会を設けています。
社員による手作りコンテストだけに、豊田章男社長が提唱する「もっといいクルマづくり」にも、作品の製作過程で得た知識が活かされていくに違いありません。
【関連リンク】
TESフェスティバル
http://www.toyota.co.jp/jpn/insidetoyota/dreamers/
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