Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

NEWS

2016.12.7

新たな一面を発見!? アロンソはイタズラ好き?【F1女子のHonda Racing THANKS DAY2016】

12月4日(日)ツインリンクもてぎで「Honda Racing THANKS DAY2016」が開催されました。

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今年で9回目の開催となるHonda Racing THANKS DAY は、名前の通り1年間ホンダを応援してくれたファンの方々に向けた感謝イベント。国内のライダー、ドライバーのみならずMoToGP、F1と世界のトップライダー、ドライバーも登場し、ホンダファンにとって夢のようなイベントなのです。

しかも今年は、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソ選手、ジェンソン・バトン選手の両ドライバー、そして来季からマクラーレン・ホンダドライバーとなるストフェル・バンドーン選手も参加し、F1ファンにとって最高の顔ぶれとなりました!

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ゲートオープンは7時30分からでしたが、7時頃のメインゲート前にはすでに長蛇の列。サーキット同乗体験やドライバーサイン会の抽選ブースも大人気で、こちらにもたくさんのお客さんが列を作っていました。

一日中ホンダのモータースポーツを味わえるHonda Racing THANKS DAY。今回は午前の部の様子をお届けします!

■トップカテゴリートークショー

Honda Racing THANKS DAYステージでは、ライダー、ドライバー、監督によるトークショーが行われました。まず最初のステージ「トップカテゴリートークショー」に登場したのは、アロンソ選手、MotoGPライダーのダニ・ペドロサ選手(レプソル・ホンダ)、マルク・マルケス選手(レプソル・ホンダ)です。

3人がステージに向かう姿が見えた瞬間、客席からは大きな声援が! 女性ファンもたくさんおり、「キャー!」という黄色い声も聞こえましたよ。

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ステージに上がると、いきなりスマートフォンを取り出したアロンソ選手。一体何を始めるのかと思いきや、客席の様子を撮影しだしたではありませんか! 「インスタグラムにのせる」と嬉しそうなアロンソ選手でしたが、トークショー後早速インスタグラムに動画をアップしていました。仕事が早い!

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「おはよう!」と日本語で挨拶した2016年MotoGPワールドチャンピオンのマルケス選手は、

「チャンピオンシップを決めることができた、ツインリンクもてぎに戻ってこれて凄く嬉しいです。今日はいろいろなレーシングプログラムがあって、自分たちも楽しみにしています。ホンダにとって特別な1日ですので、ファンの皆さんにも楽しんでもらいたいです。」

と日本のファンの前に戻ってきた感想を話していましたよ。

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司会者に「眠いの?」と心配されるほど、少し寝ぼけ気味だったペドロサ選手。

「自分たちもいろいろなクルマやバイクに乗ってたくさん走行しますので、ぜひ皆さんにも参加してもらって楽しい1日を過ごしてもらえればいいなと思います。自分は今、睡魔と戦っている最中なんですけれども(笑)、これだけたくんさんのファンの皆さんが集まってくれているので、全然大丈夫です!」

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実は3人ともスペイン出身。アロンソ選手にとって、この2人のライダーはどのような存在なのでしょうか。

「スペイン人として、MoToGPで素晴らしい成績を残している2人は凄く誇りに思いますし、嬉しいことです。もちろん、自分も小さい時からMoToGPを見ていて憧れのレースの一つでもありました。」

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また、昨年に引き続き今年もこのイベントでMotoGP参戦マシンRC213Vを走らせることを、とても楽しみにしているというアロンソ選手。

「一緒に走行するマルケスからいろいろアドバイスを貰いましたが、コースに出たら全部忘れます(笑)。でも、今年は昨年よりももっと速く走るので楽しみにしていてください!」

とまるで少年のように目を輝かせながら話していました。

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最後にマルケス選手のカメラで記念撮影。3人の仲の良さが伝わってくる、楽しいステージでした。

■Honda Racing Dream kart Cup

このイベントでしか実現できない、スペシャルメンバーによるカート大会がカートランドで行われました。レース1は国内外で活躍するライダーと佐藤琢磨選手、アロンソ選手、バンドーン選手が真剣勝負!

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レース前には「このレースで2輪ライダーが4輪ドライバーをやっつけるところを、楽しみにしていてほしい。」(マルケス選手)、「とにかくMoToGPのやつらの前でゴールしてやるからな!」(アロンソ選手)と、両者の目から火花がバチバチ。

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10周で行われたレースは、あっという間にドライバー3人がライダー陣を抜いていき、佐藤選手、アロンソ選手、バンドーン選手の本気対決に。

3人のサイドバイサイドの対決は鳥肌もの! プロの走りを目の前で見ることができ惚れ惚れしていたら、えっ?と目を疑うことが起こったのです。

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トップは後ろを見ながら走るくらい、余裕のバンドーン選手。しかしバンドーン選手が後ろを向き振り返った瞬間、アロンソ選手がいきなりトップにたったではありませんか! 突然のイリュージョンにバンドーン選手も動揺を隠せません。

そう、アロンソ選手はプロドライバーとして禁じ手のショートカットをしバンドーン選手の前にたったのです! それを見た佐藤選手もマネしてショートカット!! トップにたち、そのままチェッカーフラッグを受けました。

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結果はショートカットをした佐藤選手が1位、アロンソ選手2位、最後まで真面目に走ったバンドーン選手が3位。レース中のショートカットは本来であればペナルティですが、今回はレースが盛り上がったのでペナルティなし! 私達ファンを楽しませてくれた最高のレースでした。

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表彰式では1位の場所を指さし、「本当は僕がここだ!」とアピールするバンドーン選手。この悔しさは来年のF1で晴らしてもらいましょう!!

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優勝した佐藤選手は「レースは年功序列ですからね(笑)。良いバトルができて良かったです」と満面の笑み。

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本当に楽しそうだったライダー、ドライバー達。ズルしてまでも勝ちたい、負けず嫌いな一面も素敵! 普段絶対に見ることができないメンバー、そして距離で観ることができた超豪華なレースでした。

■McLaren-Hondaトークショー

白熱のカート大会が終わり、続いてトークショーに登場したアロンソ選手とバンドーン選手。ドライバー達は分刻みのスケジュールで大忙しです。

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2人を一目見ようと、ステージの前には多くのファンの方が集まっていました。トークショーのステージはお客さんとの距離がとっても近いんです! こんなに近くでドライバーを見て、ドキドキした方たくさんいたのではないでしょうか。

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アロンソ選手とバトン選手の似顔絵が書いてあるボードを持っている方を発見。なんとこちらの似顔絵、手書きなんだそうです。2人ともそっくり! ミドルネームまで書いてあるところが、最高です!!

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バンドーン選手が話している最中、何かを見つめているアロンソ選手。アロンソ選手の視線の先にあったものは……。

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ツインリンクもてぎの名物「メガシップラインつばさ」。上空を移動する姿に興味深々でした。アロンソ選手が乗っている姿をぜひ見てみたい! 来年やってくれないかなーなんて妄想しちゃいました。

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トークショー中のアロンソ選手は超自由。バンドーン選手が話している最中にまたしてもスマートフォンで撮影していたのですが、バンドーン選手のアップを撮りまくっていました。これにはバンドーン選手も思わず笑みがこぼれます。

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さらにさらに、マイクのヘッドをクルクル回すアロンソ選手。そんなに回してたら外れちゃうよーと心配していた矢先、取れました。マイクのヘッド。ニンマリ顔のアロンソ選手はいたずらが成功した子供のよう。司会者に注意され、ちゃんと元に戻し「喋れるよ!」と満足そうでしたよ。

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レース後の記者会見など、話しをしていないドライバーを見るのが密かな楽しみの私。今回のトークショーでも、アロンソ選手に笑わせてもらいました。

カート大会やトークショーで真面目に取り組むバンドーン選手に対し、少しおふざけしちゃうアロンソ選手のギャップがまた良いですよね。ドライバー達の新たな一面を見る事ができるのも、このイベントだからこそ!

すでに大満足な時間を過ごしましたが、Honda Racing THANKS DAYはまだまだ続きます。午後は、いよいよジェンソン・バトン選手も登場します! お楽しみに!!

(yuri)

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