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2016.3.24
新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
2016.3.24
新型「プリウスPHV」米国デビュー!EV走行距離が60km超に倍増
トヨタ自動車が3月23日に開幕したニューヨーク国際オートショーで新型「プリウスPHV」(米国名 プリウス プライム)を公開しました。
モーターによるEV走行距離を現行モデルの26.4kmから倍増となる60km以上にまで拡大しているのが最大の特徴となっています。
外観では4連タイプの角型LEDヘッドランプを採用。
フロントバンパー中央の開口面積を大きくとり、両サイドには縦長のLED式DRL(デイタイム・ランニング・ランプ)を配置するなど、積極的に差別化されており、迫力のあるフロントマスクに仕上げっています。
[nextpage title=”フード、フェンダーは専用品”]プリウスHVとの外観の差別化に伴い、フードパネルやフェンダーパネルが専用品になっている点も見逃せません。
[youtube]https://youtu.be/BS8usnK7BrM[/youtube]
また、東京モーターショー2013年に同社が出展した「Premi AQUA」との類似性が見られるのも興味深いところです。
一方、リヤ廻りについてもHVモデルと大きく差別化されています。プリウスHVの縦長のテールランプに対して横長意匠を採用することでワイド感を強調。
2つの膨らみを持たせた波状断面の「ダブルバブルバックドアウインドウ」と称する新形状ガラスにより、空力にも配慮。中央部に凹形状を伴ったリヤスポイラーが目を引きます。
また軽量化を目的にトヨタ初となるCFRP製バックドアを採用。
プリウスHVに比べてリヤオーバーハングが80mm延長されており、全長も4,645mmと+105mm長くなっています。
[nextpage title=”ルーフにソーラーパネルを装備”]ルーフにはソーラーパネルが設置されており、駐車時は駆動用2次バッテリーの充電、走行時は補機類に電力を供給する構造になっています。
さらにインテリアではインパネセンターに構えるテスラ「モデルS」風のフルHD 11.6インチ大型液晶モニターを装備。
動力系ではエンジンと動力分割機構の間に新たにワンウェイクラッチを採用することで、従来のハイブリッドシステムでは発電機としてのみ使用していたモーターを、走行用モーターとしても利用する「デュアルモータードライブシステム」を搭載。
2モーターでの走行が可能で、EVモードにおける力強い走りを実現しています。
充電は従来の家庭用電源に加え、充電ステーションでの急速充電にも対応。急速充電時には充電量80%まで約20分での充電が可能となっています。
新型プリウス「PHV」の国内発売は今秋を予定しているそうで、既にPHVが主流になりつつある欧州市場に攻勢をかけることになる模様。
気になる価格は300万円台後半と予想され、新型プリウスへの買い替えを検討している方には大いに気になる存在になりそうです。
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