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2016.4.3
日産スカイラインが全車に「エマージェンシーブレーキ」を標準装備
2016.4.3
日産スカイラインが全車に「エマージェンシーブレーキ」を標準装備
日産スカイラインが一部改良を受け、改良後モデルが4月18日から発売されます。目玉は、「エマージェンシーブレーキ」をはじめとした、最新の安全装備である「全方位運転支援システム」の標準装備化。
前方への備えとしては、まず目玉の「エマージェンシーブレーキ」は、衝突の危険があるとシステムが判断すると、メーター内の警告灯とブザーでドライバーに衝突回避操作を促し、万一ドライバーが安全に減速できなかった場合に緊急ブレーキを作動させて衝突を回避。または、衝突時の被害や傷害を軽減させる装備です。
作動条件は、約5km/h以上で前方の車両に作動し、停止車両に対しては、約70km/h以上では作動しません。また、約60km/h以下で衝突回避が可能(能力がある)とされています。
さらに、自車から見えない2台前を走る車両の状況を検知し、自車の減速が必要と判断した場合にディスプレイとブザーによる警報でドライバーに注意を促す「PFCW(前方衝突予測警告)」、高速道路などでの長距離ドライブ時にドライバーの疲労を低減する「インテリジェントクルーズコントロール」などを搭載。
側方の安全支援については、死角になりやすい斜め後方にいる車両を検知し、インジケーターでドライバーに知らせる「BSW(後側方車両検知警報)」、後側方に車両がいるときにレーンチェンジを開始すると、インジケーターとブザーで警報を発するとともに、接触を回避するよう車両を元のレーンに戻す操作を支援する「BSI(後側方衝突防止支援システム)」を用意。
そして、後方については、バックで駐車場を出る際など、接近する車両を検知してインジケーターやディスプレイの表示とともに、音でもドライバーに注意喚起し、さらに後退している最中に車両が接近した場合に衝突を回避するよう運転操作を支援する「BCI(後退時衝突防止支援システム)」が搭載されています。
ほかにも、車両の周囲が表示されるだけでなく、周辺の移動物を検知しドライバーに注意を喚起する「MOD(移動物検知)機能付きアラウンドビューモニター」も搭載されています。
価格は3.5Lエンジン(ハイブリッド)の「350GT HYBRID」が492万6960円、「350GT FOUR HYBRID」が520万7760円、2.0Lターボの「200GT-t」が413万3600円です。
(塚田勝弘)
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