NEWS
2016.5.15
スズキ・バレーノはハンドリングと高速域のフラットライド感が魅力
2016.5.15
スズキ・バレーノはハンドリングと高速域のフラットライド感が魅力
スズキのコンパクトカーといえば、先に登場したイグニスもあり、登場が待たれる新型スイフトも控えていますから、ここに来て登録車の充実ぶりが目を惹きます。
マイルドハイブリッドのイグニスは、全長3700×全幅1660×全高1595mmでAセグメントとBセグメントの中間といえるサイズ感ですが、同じコンパクトカーでもBセグメント用の新開発プラットフォームを使うバレーノは、全長3995×全幅1745×全高1470mmと、全長と全幅はひと回り大きく、ホイールベースもイグニスの2435mmよりも長い2520mmとなっています。
バレーノは1.0L直噴ターボも1.2L NAエンジンも走り出すと、イグニスよりも乗り心地に落ち着きが感じます。欧州車的な硬めなセッティングではありますが、多少荒れた路面でも上下方向の振動が抑制されている感じを受けます。
乗り味で美点といえるのが、高速域のフラットライド感。直進安定性もまずまずで動力性能に余裕はありませんが、高速移動も苦にならない乗り心地といえそうです。
また、フットワークの良さを実感させるハンドリングも良好。ターボとNAではステアリングを切り始めた時の感覚が少し異なり、ターボはやや人工的な味付けに思えましたが、パワステの制御などは同じだそうですから個体差などもあるかもしれません。
1.0L直噴ターボには6ATが組み合わされていて変速フィールの面でもCVTよりも違和感を抱かせない美点もあり、動力性能で選ぶなら111ps/5500rpm、160Nm/1500-4000rpmの1.0L直噴ターボで決まり! と言いたいところですが、ハイオク指定なのがやや気になります。
一方の1.2L CVTはエントリーグレードといえる「XG」のみで、91ps/6000rpm、118Nm/4400rpmという動力性能も流れに乗って走る分にはもちろん不満はありません。
1.2L NAエンジンはATではなくCVTですが、JC08モード燃費24.6km/L(直噴ターボは20.0km/L)という利点もあるだけに、エンジン選びは悩ましいどころ。
1.2Lの「XG」にも質感を高めた仕様があると選択肢が広がるだけに、設定をのぞみたいところです。
(文/塚田勝弘・写真/小林和久)
【関連記事】
■インドで生産されるスズキ・バレーノの長所と短所とは?
http://clicccar.com/?p=371314
LATEST ENTRY
-
CHECK !
ニュース
モーターファンフェスタ2017 4月30日(日)開催決定!昨年、三栄書房が発行する『モーターファン』が創刊90周年を飾り、『モー・・・
2017.03.01
-
CHECK !
ニュース
ボディ拡大&9速DCTで雪道スイスイ!メルセデス・Aクラス次期型をキャッチメルセデス・ベンツのエントリーモデルである「Aクラス」次期型プロトタイ・・・
2017.01.02
-
CHECK !
ニュース
スチール撮りに潜入!557馬力のメルセデスAMG GT Cクーペ新型「エディション50」を激撮2016年9月のパリモーターショーでワールドプレミアされた「メルセデス・・・
2017.01.02
-
CHECK !
ニュース
新型C-HRは「格好の良さと走りの良さ」で、アンチトヨタ派を狙い撃ち!■新型C-HRは、TNGAの開発責任者が統括するコンパクトSUV ・・・
2017.01.02