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2016.5.25
2017年秋のスープラ再登場が原因? スープラの絶版中古車は最終型に値上がり気配あり
2016.5.25
2017年秋のスープラ再登場が原因? スープラの絶版中古車は最終型に値上がり気配あり
2014年1月のデトロイトモーターショーでその姿を現した、コンセプトモデルのFT-1。東京モーターショーでも公開され、その姿から多くのメディアがトヨタスープラの後継車と言っています。
トヨタ・スープラは、日本国内においては1986年〜1993年に販売された70型と、1993年〜2002年に販売された80型の2つの世代が存在しています。
1986年に70型スープラが登場した時のキャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」で、名車トヨタ2000GTの後継車という位置づけでした。
それは搭載しているエンジンの一つ、当時最強と謳われた3Lターボの7M-GTEUが2000GTに搭載されていた3MのDNAを引く直列6気筒エンジンということからもうなずけるでしょう。
そして1993年に「THE SPORTS OF TOYOTA」というキャッチコピーで80型スープラが登場。当時繰り広げられた国産スポーツカーバトルの中でトヨタの最高峰スポーツカーとして高いポテンシャルを誇りました。
そのスープラが2017年秋にスポーツハイブリッド車として復活するというニュースが流れています。そこで、現在、中古車として流通している70型、80型スープラの中古車の値動きを紹介しましょう。
まずは80型スープラ。80型スープラは3L自然吸気エンジンを搭載したSZ、SZ-Rと3Lターボエンジンを搭載したRZ、RZ-SそしてGZの5グレードが設定されています。
中古車検索サイト、カーセンサーnetでは現在80型スープラの中古車は72台流通しています。
そのうち3L自然吸気エンジンを搭載したSZ系と3Lターボエンジンを搭載したRZ系がちょうど半々になっています。最も流通台数が多いのがRZ-Sで続いてSZ。そしてルーフが取り外し可能なエアロトップ車もわずかに流通しています。しかし最上級グレードだったGZは1台も見当たりませんでした。
気になる中古車相場ですが、この1カ月間は平均価格158万円で目立った動きはありません。しかし、ほとんどの年式で値落ち傾向となっているなか、1999年〜2002年の最終モデルだけが値上がりしています。
この値上がりの要因はターボモデルのチューニングカーによるもので、スープラの中古車、中でもターボモデルのノーマル車を見つけるのは困難な状況です。ノーマル車が欲しいという人はSZ系が狙い目です。
続いては70型スープラです。さすがに登場から30年も経っているモデルなので、中古車は27台とかなり少ないです。しかも1988年に行われたマイナーチェンジ後のモデルがほとんどで、当時大人気だった限定車のターボAは流通していません。
流通しているグレードは2.0GT系が10台、3.0GT系が5台、2.5GT系が12台で2Lと2.5Lにはわずかながらエアロトップ車もあります。
平均相場ですが、この1カ月で87万円から96万円へと上昇しています。それに伴い中古車の平均走行距離も減少しているので、走行距離の少ない中古車がこのタイミングで流通したと考えられます。
年式ごとに見てみると、ほとんどの年式が横這いや値落ちにもかかわらず、80型スープラと同様に1990年〜1993年までの最終型だけが値上がりしています。
とはいえ、すでに流通台数が少なくなっているので、この値上がりに持続性はないと思いますが、購入を考えている人は早めのアクションをオススメします。
(萩原文博)
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