Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

NEWS

2016.5.30

F1女子おススメ! 往年の名車が集うモータースポーツヒストリックイベント「SUZUKA Sound of ENGINE 2016」とは?

2016年11月19日(土)・ 20日(日)に鈴鹿サーキットで、モータースポーツの歴史が凝縮された夢のヒストリックイベント、「SUZUKA Sound of ENGINE 2016」が開催されます!

国内外から集結した数多くの往年の名車を6つのカテゴリーに分別。懐かしのエンジン音を聞き、それぞ れの歴史、魅力をたっぷりと堪能できる素敵なイベントです。

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【カテゴリー1】 Group C 〜世界を席巻したモンスターたち〜

1982年グループCカーと呼ばれるマシンによる、世界耐久選手権シリーズ(WEC)が始まりました。排気量無制限の ターボエンジンを搭載し、1000馬力以上を絞り出すモンスターマシン達が鈴鹿サーキットにやってきます。

■ 1982年 スカイラインスーパーシルエット

スカイライン シルエットフォーミュラ

市販車をベースとしながらも大幅な改造が許され、そのシルエットは市販車ですが、中身はフォーミュラカーのようだと「シルエットフォーミュラ」とも呼ばれた、スカイラインスーパーシルエット。570馬力以上のモンスターマシンです。

■ 1989年 MAZDA 767B

767B

1988年ル・マン24時間レースに参戦し7位を記録。マシンは後に787Bへと進化し、1991年のル・マン24時間レースで日本車初の、そして日本メーカーとして唯一の総合優勝を飾りました。

※ 参加決定車両: ニッサンR92 CP(1992年)、マーチ83G シルビア・ターボC(1983年)、 NP35(1992年) 、グッピーMCS(1985年) 、ポルシェ962C(1986年)

[nextpage title=”歴代F1マシンが集合!”]

【カテゴリー2】 日本のモータースポーツの原点 〜プリンスが生んだ純国産レーシングマシン“R380”〜

■ 1966年 R380(A-I型)

R380

1964年に鈴鹿サーキットで行われた、第2回日本グランプリ自動車レース大会で敗れたプリンス自動車は、打倒ポルシェを目指して日本初のプロトタイプカーR380を開発。直列6気筒エンジンをミッドシップに搭載した流麗なスタイルには、誰もが驚きを隠せなかったそうです。1966年の第3回日本グランプリでポルシェ906と対決。見事優勝し雪辱を果たしました。

【カテゴリー3】 Formula of LEGEND

1987年鈴鹿サーキットで初めて開催されたF1グランプリは大きなブームを巻き起こしましたが、F1が始まったのは1950年。 古い歴史の中で数多くの名車が生まれ、数多くの名勝負、ドラマが生まれました。長いF1の歴史の中で独創的、革新的な技術が次々 と生み出された、1970年代から1980年代に参戦したマシンが鈴鹿サーキットに集います。

■ 1975年 Ferrari 312T

Formula One World Championship

フェラーリ312Tの「T」の由来となった横置きギアボックスを搭載したのを始め、独特なフロントウイングと独創的な機構を満載し たマシンです。ちなみに、「T」は横を意味するTrasversale(イタリア語)の頭文字。1975年はニキ・ ラウダが5勝、クレイ・ ガッツォーニが1勝し、ニキ・ ラウダのドライバーズととも にコンストラクターズチャンピオンも獲得し、ダブルタイトルに輝きました。

■ 1982年 Alfaromeo 179C

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1976年、チームにエンジン供給する形でF1に復帰したアルファロメオは1979年からワークスチームとして参戦。水平対向12気筒からV型12気筒エンジンへ換えた179を投入し、1981年には1978年ロータスでチャンピオンとなったマリオ・ アンドレッティがチームに加わりました。1982年にかけてアルファロメオは179C、179D、179Eと3種類のマシンを参戦させ、1981年の最終戦ラスベガスGPでアンドレッティが3位入賞。アルファロメオにF1復帰後初の表彰台をもたらせたのです。

※ 参加決定車両: Tyrrell 006 (1972年)、Venturi LC92 (片山右京車/ 1992年) 、Wolf WR1 (1977年)

【カテゴリー4】 世界に勝ち、世界に敗れた日本 〜WGP250 90年代〜

日本メーカーが活躍してきたWGP(ロードレース世界選手権)は、1990年代に入るとGP250ccクラスで日本人ライダーが大活躍。1993年には YAMAHAの原田哲也氏がタイトルを獲得しました。鈴鹿サーキットでの日本グランプリもジャパンパワーが大活躍! しかし、次第に海外 メーカーに遅れをとって行ってしまいます・ ・ ・ 。

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【カテゴリー5】 日本のモータースポーツの原点〜マン島T

1959年Hondaチームは4台の125ccマシンとともに当時の最高峰、マン島TTレースに参戦。3年目の1961年、Hondaは 世界選手権の1戦となったマン島に再び上陸し125ccクラス、250ccクラスで悲願の優勝を飾りました。

2輪の参加車両はまだ決定されていませんが、どの歴代マシンが登場するのか楽しみですね。決まり次第発表されるので、鈴鹿サーキット公式ホームページを要チェック!

【カテゴリー6】 TIME TRAVEL PARKING

1976年以前に 生産された2輪車、4輪車限定200台が、鈴鹿サーキット国際レーシングコースのパドック内に設けられ た専用スペースに集います。 また、展示車両によるフルコースを走行するTIME TRVEL PARADEも見逃せません。

タイムトラベルパーキング

そして、このTIME TRVEL PARKINGの参加車両を募集しています! 対象車両は1976年以前に生産された2輪車・ 4輪車。市販車・ レーシングマシン。募集締め切りは8月31日(水)。対象車両をお持ちの方、愛車との思い出に応募してみてはいかがでしょうか?

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今年も盛りだくさんなラインナップの、SUZUKA Sound of ENGINE。各マシン、どのようなサウンドを響かせてくれるのでしょうか。ぜひ鈴鹿サーキットで歴代マシンの歴史に触れ、そしてめったに聞くことができない、歴代マシン達のサウンドを楽しんで下さいね。

前売り券(2日間通し券で、大人3500円・ 中高生1700円・ 小学生800円・ 3歳〜 未就学児600円)は、9月25日(日)から発売されます!

公式サイト:SUZUKA Sound of ENGINE 2016|鈴鹿サーキット

(yuri)

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