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2016.7.30
買うならどっち?「kouki」86、GとGT系グレードの装備を徹底比較!
2016.7.30
買うならどっち?「kouki」86、GとGT系グレードの装備を徹底比較!
2016年8月1日から販売が開始される“kouki”ことマイナーチェンジ版のトヨタ「86」。購入に向けて、財布と相談している人も多いのではないでしょうか?
新しい86のグレード構成はシンプルに、ベーシックな「G」(6MT:262万3320円/6AT:264万7080円)、中堅の「GT」(298万1880円/304万8840円)、そして最上級「GT Limited」(318万3840円/325万0800円)で構成されます。
かつてラインナップされたモータースポーツ用のベース車「RC」は、今回、カタログから落とされました。
発売に先立って、簡素な「G」と豪華な「GT Limited」の撮影をすることができたので、両者を写真で比べてみましょう。
まず、わかりやすいところで、ホイール。
青いボディのGは16インチ。タイヤサイズは、205/55R16です。白いボディのGT Limited(及びGT)は、17インチになります。意匠も異なりますね。タイヤサイズは、215/45R17と、一段とスポーティになっています。
Gのスタイリング。特に「ショボい」という印象は受けません。地味めなホイールも、かえってスパルタンでいいかも。なお、フォグランプが省略されています。
GT Limited(及びGT)には、フォグランプが付きます。ホイールと併せて、華やかな印象ですね。
スポーツカーは、他車を抜き去ったあとの後姿も大事。Gのリアビューは、アッサリしています。「黒」の面積が大きくて、視覚的に締まった感じ。
GT Limited(及びGT)には、マフラーエンドに「マフラーカッター」が付くので、ポイントが利いた後姿になります。GT Limitedの専用装備「リアスポイラー」は、意外に目立ちませんね。
走行中のG。Gのブレーキは、通常のディスクブレーキですが、MT車にはベンチレーテッドタイプがオプションで用意されます。ベーシックグレードながら、MT車にはトルセン式LSDが標準で装備されます。なお、GのAT車には、ベンチレーデッドディスクやトルセン式LSDの設定がありません。
同じく、走行中のGT Limited。GT Limited(及びGT)は、AT車も含めて、16インチのベンチレーデッドディスクブレーキ、トルセンLSDが標準装備。そのうえGT Limitedには、ブレーキパッドにスポーツブレーキパッド(ハイμパッド)が奢られます。
上級グレードと大きく異なるのが、Gのインテリア。ブラック基調というか、(ほぼ)黒一色です。うーん、禁欲的……。
GT Limited(及びGT)は、2トーンのインテリア。ググッと豪華になります。GT LimitedとGTは「ブラック&ブラック」「レッド&ブラック」、そしてGT Limited専用色として、写真の「タン&ブラック」が用意されます。
ステアリングホイール、パーキングブレーキレバー、シフトブーツなどのステッチが効果的ですね。小径3本スポークのステアリングホイールは、GT Limited(及びGT)は本革巻き、Gはウレタンとなります。
GT Limited(及びGT)のAT車は、パドルシフト付き(GのAT車には設定なし)。また、GT Limited(及びGT)のペダル類は、スポーツアルミペダルになっています(Gではオプション装備)。
GT Limitedには、バックスキン調のアルカンターラと本革のコンビネーションシートが採用されました。しかも、パーフォレイション(小孔)付き。
GTのシートは「ブラック&ブラック」「レッド&ブラック」の2種類から選べます。シート地は、GT Limitedと異なり、ファブリック仕様となります。
ちょっと寂しい、Gのギアレバーまわり。
GT Limited(及びGT)とGでは、空調関係でも差が付きます。上級グレードは、左右独立式のオートエアコンを採用。スイッチ類は、ダイヤル+トグル調の「ピアノタッチスイッチ」です。一方、Gはシンプルに、3つのダイヤル式となります。
グレードを問わず、ATモデルには「VSCオフ」「TRACKスイッチ」に加え、「スポーツ/スノーモード」が設定されます。
こちらは、MT車(G)です。
86全グレード中、唯一、GT Limitedには、贅沢にもシートヒーターが装備されます。
Gのコンビネーションメーター。
GT Limited(及びGT)には、コンビネーションメーター内に、4.2インチのディスプレイが組み込まれます。
以上、GT LimitedとGの主な違いを見てきました。いかがだったでしょう……?
ベースグレードのGでも、MT車ならちゃんとトルセン式LSDが付いてくるのが、良心的ですね。
フル装備のGT Limitedもカッコいいけれど、個人的には、むしろシンプルなGの方に肩入れしたい気持ちです。なにしろ、両者には50万円以上の差がありますから。
庶民派スポーツカーとして、廉価なGを買って、自分なりにモディファイする。惜しげなくサーキットの走行会に参加する。トヨタ86には、そんな楽しみ方が似合っている……というのは、贔屓の引き倒しでしょうか!?
(文と写真:ダン・アオキ)
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