Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

NEWS

2016.8.14

ポルシェが米国新車人気調査で12年連続トップ! いますぐ乗りたいポルシェ5車種

ドイツの自動車メーカーであるポルシェが、米国自動車商品魅力度調査結果で12年連続でトップを獲得しました。

この調査はアクセルを踏んだ瞬間に感じるパワーや、快適性、高級感など、77の項目で新車の魅力を評価するもので、様々なカテゴリーにおいて魅力的なモデルが挙げられています。

今回、トップを獲得したポルシェは、「ボクスター」と「ケイマン」がコンパクト・プレミアム・スポーティーのクラスで1位と3位を獲得。「911」もミッドサイズ・プレミアム・スポーティーで、コンパクト・プレミアムSUVでは「マカン」が、ミッドサイズ・プレミアムSUVで「カイエン」が1位を獲得するなど、ほぼ全てのモデルがランクインするという快挙を達成。

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そこで、ラインナップのほぼ全てがランクインしたポルシェの中でも、いま注目したいモデルとグレードをご紹介いたします。

■マカン

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ポルシェのラインナップでも最も売れているSUV「カイエン」の弟分として登場した「マカン」。

大人5人+荷物が十分収まる空間をもち、さらに価格もポルシェの中では比較的お手頃だったことから登場以来人気を誇っています。

デビュー当初は「マカン」「マカンS」「マカンターボ」の3グレードでしたが、新たに「マカンGTS」を追加。

随所にあしらわれたブラックのアクセントのほか、搭載するV6ターボは専用チューニングにより360ps/550Nmを発揮。さらにシャシーにも手が加えられており、最高速度は256km/hを達成し、100km/hまでわずか5.2秒で加速します。

■カイエン

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スポーツカーを手掛けてきたポルシェが送りだしたSUV「カイエン」。初代モデルが登場した2002年は様々な物議を醸したそうですが、そのブランドと実用性から現在ではポルシェを支える大黒柱としてその存在感を誇示しています。

そんな「カイエン」の中でも注目は「カイエンS E-Hybrid」。

走行性能だけでなく、環境保護もテーマに掲げるポルシェが力を注ぐプラグインハイブリッドモデルであり、3.0L V6ターボにモーターを組み合わせたパワートレーンを搭載しています。

モーターアシストによりヘビー級の車体を涼しい顔で動かせることができ、街中ならモーターを積極的に使って走るモードでも十分な力強さを誇ります。

ちなみに、モーターだけでは最長36kmの走行が可能です。さらに、外部電源からバッテリーへ直接充電できるため、使い方にもよりますがガソリンの消費を大幅に抑えることもできます。

■718ケイマン/718ボクスター

718 Cayman S und 718 Boxster S

“981”改め“718”のコードを与えられた「ケイマン」そして「ボクスター」。

マイナーチェンジを機に内外装がリフレッシュされましたが、最大のトピックは新エンジン“水平対向4気筒ターボ”への換装に他なりません。

これまで搭載していた水平対向6気筒自然吸気よりもパワーとエコの両面で優れており、2.0Lで300ps/380Nm、2.5Lで350ps/450Nmを達成しています。軽量なボディの中央にエンジンを置くミッドシップレイアウトと相まった走りの進化に要注目です。

■911

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ポルシェのラインナップで、やはり外せないのが「911」であります。

エンジンを後方に配置し後輪を駆動させるRRレイアウトのほか、独特なプロポーションなど、あらゆる部分にポルシェでしか味わえない魅力があふれています。

1964年の登場から連綿と続くポルシェの王道モデルですが、その歴史において2度のターニングポイントがありました。1度目は1997年の空冷から水冷への移行。そして、2度目が2015年の自然吸気からターボへの移行です。

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新エンジン搭載の賛否は分かれるとはいえ、これまで大小さまざまな変化を遂げてもスポーツカーとして高い人気を集めてきた歴史が語るように、新エンジン搭載の「911」が期待を裏切らないことは容易に想像できます。

(今 総一郎)

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