Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

NEWS

2016.9.4

【F1速報×F1女子~ベルギーGP号~】ロングインタビューで、キミ・ライコネンの素顔にせまる!アイスマンが顔をほころばせた理由とは?

長かったF1の夏休みが終わり、待ちに待った2016年F1第13戦ベルギーGPが開催されました。デ・スパ・フランコルシャン名物のオールージュを高速で駆けあがるマシン達は、何度見てもしびれますよね。いつか現地で見てみたいなぁ。

さて、約1カ月振りの発売となるF1速報ベルギーGP号(9月1日発売)は、いったいどのような内容になっているのでしょうか。早速紹介しちゃいます!

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■RACE REPORT

ベルギーGPのレースウィークを振り返ることができる「RACE REPORT」。こちらのページで特に注目してほしいのが「レース無線SPOT LIGHT」です!

レース中、何度も飛び交うチーム無線。各チーム、戦略の事やクルマの状況、時には他のドライバーへの文句も出てきたり……。過去には、キミ・ライコネン選手(フェラーリ)がチーム無線で話した言葉が、グッズ化するなんてこともありました(笑)。

今回も様々なチーム無線がありましたが、最近何かと絡むとが多いライコネン選手とマックス・フェルスタッペン選手(レッドブル)にスポットライトをあてています。

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決勝12周目にターン5で仕掛けて行き場をなくしアウト側のラインオフエリアに逃げフェルスタッペン選手の前でコースに戻ったライコネン選手は、チーム無線で不満をぶちまけました。

「レッドブルに譲らなければならないのか?彼は僕をコースから押し出すことしか考えていないのか?僕がコースオフして逃げていなければ、ぶつかっていたはずだ。」

また、13周目ケメルストレートでフェルスタッペン選手に仕掛けようとしたライコネン選手が無線で叫びます。

「カモン、××××!バカげているよ!僕がフルスピードで走っているとことろに右へ寄せてきたんだ!」

とはいえ、当のフェルスタッペン選手も金曜日のFP2でライコネン選手に同じようなことをされ、無線でクレームをつけていました。

「彼は一体何やってるんだ!?ブレーキングゾーンで僕をブロックしてきたんだ。こっちは300km/hでブレーキングに差し掛かっているところなんだよ、危ないよ!」

■雪解けのアイスマン

現役F1ドライバー最年長、クールな表情と発言で「アイスマン」と呼ばれているライコネン選手ですが、最近は笑顔が多いですよね。

夫になり、父になり、以前よりさらにチームに溶け込み、F1への挑戦を続けるライコネン選手の垣間見せてくれた素顔にせまります。

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── 今シーズンたびたび、「フェラーリの雰囲気は素晴らしく、チーム全員が同じ方向へ向かってプッシュしていて、ここにいられて、とてもうれしい。」と口にしていますが、ドライバーがチームの雰囲気に影響されて変わるとすれば、どんなところでしょうか?

「ドライバーとしての僕に変化があったとは思わない。だが、誰もが率直でいられる環境で、互いに協力し合える時に、それぞれの能力が発揮されることは間違いないだろう。おかしな駆け引きや悪い意味での緊張感がなければ、楽な気持でいられるからだ。この2年間でチームは大きく進歩した。以前よりもずっと協力し合えている。まだ僕らが望んでいるような成績には達していないけどね。」

──今でも若い頃と同様にドライビングを楽しめていますか?

「僕はこれまでとなんら変わらないドライビングをしていると思う。僕は自分の力が衰えたとは思っていないし、もしそう思ったら、その時点で引退を選ぶつもりでいる。」

「ボスたちにも、いつも言っているんだ。僕はチームの貴重な時間や自分の時間を無駄にしたくないから、もう無理だと思ったらすぐにそう伝えてくれ、チームを離れて何か別のことをするってね。でも、まだその時期は来ていない。」

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──子供が生まれて父親になったことで、精神面での変化がありましたか?

「レースをしている時の自分は何も変わらない。ただ、彼ら(ミントゥ夫人と息子のロビン)がレースに来てくれるのはうれしいよ。ずっと一緒にいることはできないものの、少しは家族で過ごせるからね。彼らは今回(ドイツGP)もここに来ていて、一緒に過ごす時間をエンジョイしている。」

──将来的にマネージメントに関わろうという考えはありますか?

「ドライバーのマネージメント?将来、息子に頼まれれば別だけど、それ以外はお断りだ。F1ドライバーになるかどうかは彼の意思に任せるけど、積極的に勧めるつもりはないよ。」

「僕はすでにモトクロスチーム(アイスワンレーシング)のオーナーで、日常的な運営は携わっていないものの、毎日のように連絡を入れて、何が起きているかを聞くようにはしている。たぶん自分のなかに、そういう仕事が好きな部分があるのだと思う。ただ、僕がどこかのF1チームに加わって、同じような仕事をしたら楽しいかといえば、それは正直なところ微妙だと思う。F1はちょっと政治的なことが多すぎると思う。モトクロスが好きなのも、純粋なスポーツとしてやっていけるからだ。」

ライコネン選手そっくりで、天使のように可愛いロビン君。

将来、お父さんのようにF1ドライバーになるのか、それとも全く違う職業につくのか気になりますよね。F1ドライバーになって、ライコネン選手がマネージャーをやっている姿を見てみたい!

でも、モトクロス選手になってアイスワンレースングで活躍するのもいいかも!と、妄想は膨らむばかりです(笑)。

ライコネン選手はロビン君の前ではとても献身的な父親で、家族第一主義なんだとか。今回のインタビューでも、家庭の話に質問がおよぶと、うれしそうに顔をほころばせていたそうですよ(^^

普段はなかなか見ることができない、ライコネン選手の笑顔の写真も多数掲載されています。ライコネン選手ファンの皆さん、永久保存版間違いなしですよ!

無題

たくさんのフェルスタッペン選手ファンで埋め尽くされたベルギーGP。ベルギー出身ということもありますが、今年のフェルスタッペン選手ファンの多さには驚きました。

次戦(9月4日)はフェラーリの聖地、イタリアGPです。今度はスタンドがフェラーリファンで真っ赤に染まるのでしょうね。ティホシの前でフェラーリはメルセデスに勝つことができるのでしょうか。楽しみです!!

(yuri)

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