Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

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2016.7.30

車内にいても熱中症になることも!? 気をつけたい車内熱中症の原因と対策

熱中症というと暑い中で屋外にいると起きるイメージがあると思います。

屋外と比べて車内はエアコンが入っていたり、日が直接当たっているわけではないので、熱中症が起きるとは想像しにくいですよね。

ですが、車内でも熱中症は起こるもの。今回はその原因と対策を紹介していきます。

■車内の気温が予想以上に上がっている

運転席では日が直接当たっていないとしても、ダッシュボードなどは日が当たっていますよね。実はこのときのダッシュボードの温度は70度近くまでなることがあるそうです。また、窓から日が当たっていることもありますよね。実はこれによって、エアコンをつけていても外の気温より暑さを感じることもあるのです。

■エアコンの冷風が後部座席にまで届いていない

ドライバーの人は気づきにくいですが、後部座席にまで十分に冷風が届いていない場合もあります。運転席や助手席が涼しくても、後部座席に座っている人は暑いままなんてことも。

■水分をあまり取っていない

高速道路での渋滞に巻き込まれると、サービスエリアなどにすぐには寄れないためトイレに行くことができなくなります。それを恐れてトイレが近くならないように水分をあまり取らないというのも、熱中症の原因に…。

続いては、そんな車内熱中症への対策を紹介していきます。

■サンシェードなどで日よけ対策

窓ガラスに取り付けられるサンシェードを使えば直射日光の侵入を防ぐことができます。おしゃれな柄ものも多く発売されているので、駐車中の車内のデコレーションにもなりますよ。

■水分補給はこまめに取ることが大切

熱中症対策では水分を一気に取るよりこまめに取るほうが効果があります。トイレが心配な場合は簡易トイレも発売されているので、それらを車内に常備しておくといいでしょう。

また、どの地点で休憩するか、次のサービスエリアまでどれくらいか、渋滞情報と一緒に調べておくと、より安心できますよね。

■熱中症対策アイテムを車内でも使う

冷却材や冷汗スプレーなど、熱中症対策グッズは多く発売されています。それらを車内でも使うことをオススメ。身体に直接触れて涼しさを感じるものは体感温度を下げてくれます。

ただし、スプレー類には可燃性ガスが使われていることが多いので、車内に放置したり、使用直後に火気を使うことは避けてくださいね。

車内にいても決して油断ならないのが熱中症の恐ろしいところです。暑い日にクルマで移動する際は車内でも対策をしておくとより安心ですよ。

(鈴木 唯)

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