市販ナビだけでなく、新車に純正装着されるナビも専用設計(モジュール化)により大型化しつつあります。このカーナビの大画面化、一体どこまで進むのでしょうか。
車種専用設計により大画面化の先鞭を付けたアルパインの「ビッグX」最新作は、ついに11型に突入。同時期に発表されたカロッツェリア「サイバーナビ」の最新モデルは専用設計タイプで10型が最大。
144車種に取付可能な「ストラーダ」のSDナビは9インチ(ただし、乗員側にせり出してくる構造のため10インチ相当の見た目)。ECLIPSEも9型が主要モデルです。
6月20日から順次発売されるアルパインの最新作には、11型の「ビッグX 11(イレブン)」をはじめ、10型/9型/8型の「ビッグXプレミアム」、9型/8型の「ビッグX」、7型車種専用ナビも含まれています。
ここでご紹介するのは、目玉の「ビッグX 11(イレブン)」。
トヨタ・ヴェルファイア/アルファード向けの専用設計で、市販型カーAV/ナビゲーション⼀一体機として世界最大サイズの11型大画面が自慢。
従来比(WVGA)2.4倍を誇る高画質のWXGA液晶の採用もあり、大画⾯面による美しい映像と見やすい地図表示を実現しています。
また、ユニークなのが、アルファード/ヴェルファイアのセンターアッパーボックスにビルトインできる背用カーアロマというアイテムで、カーアロマは「ビッグXプレミアム」からコントロール可能となっています。
ほかにも、「ビッグXシリーズ」で好評のダブルゾーン機能が進化。
後席のみで HDMI接続の機器を独立して再生が可能になり、ドライブ中に後席で「YouTube」をはじめとする動画を別売の「リアビジョン」で楽しめるようになっています。
ヴェルファイア、ヴェルファイアハイブリッド向けの11型「EX11V-VE-B(ビルトインカーアロマ付)」、アルファード、アルファードハイブリッド向けの11型「EX11V-AL-B(ビルトインカーアロマ付)」の両モデルともに、平成27年1月以降から現在までのヴェルファイア/アルファード(ハイブリッド含む)に対応。
価格はオープンプライスですが、店頭想定価格は29万円前後となっています。
(塚田勝弘)