Motor Fan's YEAR 2016

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モトチャンプ

光岡自動車からヴェルファイアベースの霊柩車が登場

日本でよく見かける霊柩車といえば、クラウンエステートを架装したモデルやキャデラック・リーンカーンベースなどほか、ロールスロイス・ファントムをベースにした世界一高級と思われる霊柩車が話題になったこともありました。

160818_vellfirehearse01またある取材で、美術の先生がロールスロイスの霊柩車に大きな絵を積んで運んでいた、なんてクルマを拝見したこともあります。

2016年8月22日〜24日に東京ビッグサイトで開催される「エンディング産業展2016」の会場において、光岡自動車が新型霊柩車の「ヴェルファイアグランドリムジン」を初披露し、22日から全国で発売が開始されます。

160818_vellfirehearse03今回、発表される新型霊柩車の「ヴェルファイアグランドリムジン」は、近年多様化する葬儀形態や様式に対応した新型の霊柩車。

車名からも分かるように、トヨタの最上級ミニバンであるヴェルファイアをベースに、全長を1400mmもストレッチさせた存在感のあるバンタイプの洋型霊柩車で、広大な室内空間は自由なレイアウトが可能で、多様な要望を満たせるように設計されています。

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光岡自動車といえば、個性的かつ上質な内・外装が特徴で、この新型霊柩車の製造生産も「オロチ」や「ビュート」と同様に、1台1台職人の手作業によって行われます。

なお、キモとなる車台延長工程では、職人自らが部品図を描いて溶接を行い、国内では最大級となる8基の塗装下地ブースと3基の塗装ブースであらゆる板金塗装に対応し、多彩な要望に応じた内装や装備に仕上げていくそうです。

160818_vellfirehearse02今後伸びゆく終活関連ビジネスにおいて、意外にも!? これまで乗用車メーカーとして公に霊柩車を生産・販売をしているメーカーは他になかったそう。公にということは、こっそりと生産・販売されることもあったのでしょうか。

さて、アフターサービスでは肝心な補給部品の安定供給や店舗での販売・修理受付まで一貫した体制で、メーカーならではの安心感を提供するとしています。さらに、海外への輸出もすでに開始されていて、市場を分析しながら拡販していくとしています。

「終活」という言葉が浸透しつつあるいま、元気なうちに自分の葬儀をセルフプロデュースする例もあるようですから引き合いも多いのでしょう。

個人が霊柩車を買うことはないですが、気になる価格は1026万〜1104万8400円。

2.5Lガソリンのみで、2WD/4WDともに設定されます。霊柩車なのでブラックに塗装されていますが、純白に塗って室内を変えればウェディング業界などからも注目されるかも!?

(塚田勝弘)

ヴェルファイア「Golden Eyes」をさらにスタイリッシュに!モデリスタ用アイテム登場

トヨタ向けのカスタマイズパーツを数多くリリースしているトヨタモデリスタインターナショナルから、特別仕様車のヴェルファイア「Golden Eyes」用アイテムが発売されました。

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こちらでは、アルファードの特別仕様車「TYPE BLACK」用アイテムをご紹介しましたが、よりアグレッシブなヴェルファイアに映えるパーツが揃っています。

特別仕様車の「Golden Eyes」の力強いスタイリングをさらに引き立てるスモークメッキやダークメッキを採用したアイテムが中心で、「MODELLISTA エアロキットA(スモークメッキ)」などのエアロキットをはじめ、単品での装着でもスタイリッシュさと高級感をアップさせる「クールシャインキット (スモークメッキ)」、青色のLEDが先進的なイメージを与える「フロントグリル(ダークメッキ)」などを用意。

フロントグリル_点灯価格は、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスタイリングキットからなる「MODELLISTA エアロキットA(スモークメッキ)」が24万3000円、フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスカートの「MODELLISTA エアロキットB」が19万2240円。

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フロントグリル(ダークメッキ)はLED有が8万7480円、LED無が7万6680円、ミラーガーニッシュとバックドアガーニッシュのセット「クールシャインキット(スモークメッキ)」が4万8600円となっています。

(塚田勝弘)

トヨタ・ヴェルファイアに「黄金の目」を持つ特別仕様車が復活!

力強い顔つきの高級ミニバン、トヨタ・ヴェルファイアに特別仕様車「ゴールデンアイズ」が帰ってきました。

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先代モデルでも特別仕様車として設定された「ゴールデンアイズ」は、その名の通りゴールド加飾を施したヘッドランプが特徴となるラグジュアリー度を高めた高級ミニバンです。

2.5リッターの「Z」グレードをベースに“Aエディション”の装備を加えた「Z“Aエディション・GOLDEN EYES”」、3.5リッターの「ZA」をベースにした「ZA“GOLDEN EYES”」というラインナップ。

ゴールド加飾のヘッドランプのほか、ダークメッキを施したフロントグリル、専用シート表皮などを特別装備。

シート表皮は、ブラックをベースにゴールドのドットがのぞくウルトラスエードのメイン材に、肩部にはダークブルーのクロコ調柄の合成皮革を組み合わせることで、ヴェルファイアらしさを強めています。

そのほか、高輝度塗装の専用アルミホイール、黒木目調本革巻き4本スポークステアリングホイールなどを装備。

ブラックのルーフヘッドライニング、パワーバックドア(挟み込み防止機能付)、アクセサリーコンセント(AC100V・100W/1個)なども特別装備されています。ゴールド加飾のスマートキーも見逃せないアイテムです。

メーカー希望小売価格は、2.5リッターが392万6291円(2WD)、417万6655円(4WD)。3.5リッターは431万7055円(2WD)、451万1455円(4WD)となっています。

(山本晋也)

アルパインが市販ナビ世界最大級の11インチを発売! ナビはどこまで大きくなる!?

市販ナビだけでなく、新車に純正装着されるナビも専用設計(モジュール化)により大型化しつつあります。このカーナビの大画面化、一体どこまで進むのでしょうか。

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車種専用設計により大画面化の先鞭を付けたアルパインの「ビッグX」最新作は、ついに11型に突入。同時期に発表されたカロッツェリア「サイバーナビ」の最新モデルは専用設計タイプで10型が最大。

144車種に取付可能な「ストラーダ」のSDナビは9インチ(ただし、乗員側にせり出してくる構造のため10インチ相当の見た目)。ECLIPSEも9型が主要モデルです。

6月20日から順次発売されるアルパインの最新作には、11型の「ビッグX 11(イレブン)」をはじめ、10型/9型/8型の「ビッグXプレミアム」、9型/8型の「ビッグX」、7型車種専用ナビも含まれています。

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ここでご紹介するのは、目玉の「ビッグX 11(イレブン)」。

トヨタ・ヴェルファイア/アルファード向けの専用設計で、市販型カーAV/ナビゲーション⼀一体機として世界最大サイズの11型大画面が自慢。

従来比(WVGA)2.4倍を誇る高画質のWXGA液晶の採用もあり、大画⾯面による美しい映像と見やすい地図表示を実現しています。

ex11v-ve_aroma2_800また、ユニークなのが、アルファード/ヴェルファイアのセンターアッパーボックスにビルトインできる背用カーアロマというアイテムで、カーアロマは「ビッグXプレミアム」からコントロール可能となっています。

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ほかにも、「ビッグXシリーズ」で好評のダブルゾーン機能が進化。

後席のみで HDMI接続の機器を独立して再生が可能になり、ドライブ中に後席で「YouTube」をはじめとする動画を別売の「リアビジョン」で楽しめるようになっています。

ヴェルファイア、ヴェルファイアハイブリッド向けの11型「EX11V-VE-B(ビルトインカーアロマ付)」、アルファード、アルファードハイブリッド向けの11型「EX11V-AL-B(ビルトインカーアロマ付)」の両モデルともに、平成27年1月以降から現在までのヴェルファイア/アルファード(ハイブリッド含む)に対応。

価格はオープンプライスですが、店頭想定価格は29万円前後となっています。

(塚田勝弘)