米配車サービス大手のUberが先頃、空飛ぶ配車サービスの具現化に向けた計画「Uber Elevate」を公開しました。
「未来の都市型オンデマンド航空輸送を加速するために」と題された98ページに及ぶ資料によると、2026年を目処にVTOL(垂直離着陸機)による「フライトシェアリングサービス」の開始を目指しているそうです。
世界的に交通渋滞が蔓延するなか、同社は仏エアバス社と共同でヘリコプター手配サービスの試験導入を試みるなど、「空の移動」をビジネスにしようと動き出しています。
VTOLはヘリコプター同様、空中でホバリングしたり、垂直離着陸が可能で、かつヘリコプターに比べてタクシー輸送の面で遙かに効率的で静粛性が高く、安価。
Uberでは郊外からの通勤や街中の移動といった用途を想定しており、VTOLの機動性の良さから利用者が増えれば料金も引き下げれるとの考えで、15分程度の空の旅を約2,200円以下で実現しようとしているようです。
同社は計画書の中で、計画中のVTOLの機体イメージや、VTOL用ヘリポートのイメージを披露。
既に自律走行車を使ったカーシェアリングにトライしており、これを空路に適用する狙いがあるとみられ、同構想が実現すれば10年以内に自動飛行するVTOLで通勤、通学することも可能になるかもしれません。
(Avanti Yasunori・画像:Uber)
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