Motor Fan's YEAR 2016

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ダイハツがインドネシアで7人乗りコンパクトミニバンを発売

インドネシア政府が推進しているエコカー施策である「LCGC(Low Cost Green Car/ローコストグリーンカー)」には、日産からダットサンGOが販売されていますが、ダイハツ(トヨタ)もLCGC適合車第1弾の「AYLA(アイラ)」の販売を2013年9月から開始しています。また、OEM版としてトヨタから「AGYA(アギア)」として販売されています。

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今回発表された「シグラ」は、ダイハツが日本で培った軽自動車の技術やノウハウを活かし、多人数乗車や多くの荷物を積む点など、現地で求められるニーズを反映した本格7人乗りAセグメントMPV。第1弾同様にトヨタへのOEM供給も実施されます。

「シグラ」のプラットフォームは、アイラと共通となるグローバルAセグメントプラットフォームを活用したもので、改良が施されています。エンジンはダイハツがアセアン向け次世代エンジンと位置づける1.2Lの新型NRエンジンと、燃費性能、出力などを改良した1.0LのKRエンジンを用意。

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燃費性能や価格面だけでなく、パッケージングも見どころだそうで、室内空間を最大限に有効活用する技術とノウハウを活かした、本格的なMPVとなっています。

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小型車ながら大人7人が快適に座れる居住空間と、日常生活で求められる荷物収納スペース、さらに高い小回り性を実現しているそうですから、インドネシア市場でのシェア拡大に期待が集まるコンパクトミニバンになりそうです。

(塚田勝弘)

インドネシアでもトヨタ・シエンタが販売。その価格はなんと!?

トヨタ自動車は、同社が販売する小型ミニバン「シエンタ」を、今年7月からインドネシアでも販売することを発表しました。

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「シエンタ」は、日本では2015年7月から販売がスタートしており、全長:4235mm×全幅:1695mm×全高:1675mmとコンパクトなボディながら、最大で7名の乗車が可能な室内空間をもつのが最大の特徴。

また、ハイブリッドシステムを搭載しており、燃費はJC08モードで27.2km/Lを記録。ファニーなデザインもウケて、子育て世帯を中心に人気を集めるモデルです。

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インドネシアでの価格は2億3000万ルピアから。日本円に換算すると約190万円です。

ただし、インドネシアの平均月収は約2万円ほどらしいので、なんと95か月分の超・高級車。日本での大卒の初任給が約20万円とすると、約1900万円ものクルマを想像していただければ……。

(今 総一郎)