Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

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モトチャンプ

市販ナビに駐車支援機能を追加できる「カメラ機能拡張BOX」が登場

「カメラ機能拡張BOX(BSG17)」という駐車支援機能アイテムが、富士通テンから発表されました。発売は12月下旬となっています。

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このキットは、富士通テン社製のバックアイカメラ(リヤビューカメラ)に駐車支援機能を追加できるもので、ECLIPSEブランドのAVナビ「AVN」はもちろん、カメラ機能拡張BOX用汎用キットを使えば他社のカーナビでもビデオ入力があれば接続することができます。

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追加できるのは、バックアイカメラ映像の動きから、車両の進行方向を予測し描画する「進行方向予測線」、バックアイカメラ映像で後方の障害物を検知した場合に、画面表示/音で通知する「障害物検知」、見やすい高さに仮想的に視界を切り替えられる「視点切替」の3つ。「視点切替」は後退時に一端停止すると通常画面と俯瞰画面にスイッチできます。

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バックアイカメラやリヤビューカメラが普及する一方で、バック駐車での不安として「ハンドルを切る方向と進んでいる方向がわからない」、「後方の障害物に衝突しないか不安」、「バックカメラ映像では距離感が掴みづらい」といったカメラ映像そのものだけでは解決できない声が依然としてあるとのことで、バック駐車を苦手と感じているドライバーに向けてのアイテムになっています。

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価格はカメラ機能拡張BOX(BSG17)がオープンで、オプションのカメラ機能拡張BOX用汎用キット(BSGT17)が5000円(税抜き)です。

(塚田勝弘)

ドライブレコーダーとナビが一体化!富士通テンが「録ナビ」を新発売

いまや当たり前のAV一体型ナビ。富士通テン(ECLIPSE/イクリプス)がAV一体ナビを「AVN(Audio Visual Navigation)」として登録商標しているのは、マニアの方ならご存じでしょう。さらに、1DINタイプの6枚CDチェンジャーや世界初のTV/GPS一体型フィルムアンテナなどで市場を形成してきました。

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2016年11月14日に発表、12月上旬から発売される「録ナビ」は、「撮る」のが仕事のドラレコとカーナビ(AVN)を組み合わせたナビ。まったく新しいコンセプトではありませんが、富士通テンらしい分かりやすくて新しさを感じさせる愛称になっています。

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ドライブレコーダーをカーナビに内蔵させ、前方の記録だけでなく、バックアイカメラを活用して後方も同時に記録することが可能なのがポイントで、信号待ちや渋滞中の後方からの追突など、車両の後方への不安を軽減。

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バックアイカメラも前方カメラと同様に、「常時記録」「イベント記録」「手動記録」の3つの記録に対応しています。

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さらに、「もしもの時にすぐ見たい」、「風景の撮影後にすぐ見たい」、「後で思い出に浸りたい」といったニーズを3タイプの選択画面で実現。ナビ一体型の強みとして、ナビの大画面を活かしたインターフェース、直感操作での映像再生が可能になっています。

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また、ナビ一体型ドライブレコーダーなので本体をカーナビに内蔵し、GPSアンテナやマイクをカーナビと共用。カメラだけ追加で取り付けるため、前方の視界を妨げません。

画質の良さもポイント。温度や湿度、振動といった車ならではの過酷な環境下で様々なテストを繰り返し行うことで、高い品質を確保。明るさが変化する運転環境下でも高い視認性を実現する「HDR(high dynamic range imaging)合成技術」を搭載し、200万画素カメラとの組み合わせにより、ECLIPSE独自の視認性の高い映像が記録できます。その録画データはWi-Fi連携により手持ちのスマホに転送させることも可能です。

ナビやAVなどの操作性も高性能なトリプルコアCPUで大幅にアップさせたほか、ナビやAV機能も進化、充実しています。

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2016年冬モデルのラインナップは「AVN-D7/AVN-D7W(7型ワイド)」のDシリーズ、「AVN-S7/AVN-S7W(7型ワイド)」のSシリーズ、「AVN-R7/AVN-R7W(7型ワイド)」のRシリーズがあり、Dシリーズがカメラ(ドライブレコーダー)付となっています。

価格はすべてオープンで、市場想定価格はDシリーズが14万円前後、Sシリーズが15万円前後、Rシリーズが11万円前後となっています。

(塚田勝弘)