Motor Fan's YEAR 2016

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720°全方位カメラを搭載したユピテルの「全天球ドライブレコーダー」がスゴイ!!

リヤカメラを設置することで車両の「前後」、ワイドな視界で「左右」に対応するドライブレコーダーはありましたが、「上下」も加えたユピテルの720°全方位カメラのドライブレコーダーは業界初となります。

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その名も「marumie(マルミエ)Q-01」というドライブレコーダーで、超広角のカメラを2台組み合わせることで、前後、左右、上下という全方位に対応。

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動画も公開されており、「全天球記録」というキャッチどおり上空から車内をのぞいたような映像はインパクト大です。交通事故の7割強が側方や後方ならの衝突を占めているそうで、これなら確かに斜め後方などの死角も記録できるようです。

記録された映像、衝撃情報、走行軌跡は、パソコン(専用ビューアソフト利用)で同時に確認できます。記録方法は常時録画、Gセンサー記録、ワンタッチ記録の3つで、イベント記録中に新たな衝撃が加わった場合もマルチトリガー機能により、2回目以降の衝撃も連続記録されます。

そのほか、オプションで車両へのいたずらや当て逃げなども記録。もちろん、LED式信号機対応や地デジノイズ対策(地デジ・カーナビに影響を与えないノイズ低減設計)など、最近のドラレコに必須のメニューも用意。

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タクシーやバス、トラック業界などの法人向けで、価格はオープンですが、参考価格は税抜きで6万円だそう。一般向けにも市販化されれば大きな反響がありそうです。

(塚田勝弘)

運転支援システム搭載のドライブレコーダー「Alive LGD-200」がスゴイ!

ドライブレコーダーは安心ドライブの必需品ですが、このたび運転支援システムを搭載したドライブレコーダー「Alive LGD-200」が登場しました。

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このドライブレコーダー「Alive LGD-200」は、INBYTE がLG Innotekの日本代理店として日本で発売するもので、その特徴は

1.暗い場所でも鮮明に撮影できるソニー製CMOSセンサーを採用
2.先行車発進通知と車線逸脱警報の運転支援システムを搭載

の2点です。

まず、ドライブレコーダーにとって最も重要なカメラ機能は、フロントカメラに高性能で知られるソニー製CMOSセンサー「SONY Exmor CMOSセンサー」 を採用して、撮影しにくい暗い場所や、駐車時の録画でも鮮明な画像を残せるようにしています。リアカメラに他社製のCMOSセンサーを採用しているのは、コスト面を重視したものと見られます。

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次に、もうひとつの特徴である運転支援システムの先行車発進通知機能は、渋滞や信号待ちで停車している状態から、前車が発進したことを検知してアラームでドライバーに知らせてくれる機能で、あわてずに安心して運転することを助けてくれます。

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車線逸脱機能は、一定以上の速度で走行していて、車線を超えてしまった場合に警告音でドライバーに注意を促して、車両のふらつきや居眠りを防止し、安全運転を支援してくれます。

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また駐車時にも録画するために、ヒューズボックスから電源を取る常時電源コードが付属しており、エンジン停止後も動作を続ける「駐車モード」が利用できます。この駐車モード中には、常時録画はせず、「動体を検知した時」「衝撃を感知した時」のみ映像を保存して、効率的に駐車中の車両を監視するようになっています。

さらに、ドライブレコーダーと車両を守る安全機能として、温度を監視してドライブレコーダーを守る温度監視機能と、車両のバッテリーあがりを防止するバッテリー保護機能が備えられています。

今回、録画機能だけではなく、運転支援システムを搭載したドライブレコーダーが登場したことで、今後はドライブレコーダーに運転支援システムを搭載することが広まると予想されています。

(山内 博・画像:INBYTE )

ドライブレコーダーの装着は必須の時代ですよ! ドレナビがその選び方を徹底調査

近年、注目度がグングン上がってきているドライブレコーダー(通称ドラレコ)。もしもの事故の際にはしっかり記録として残してくれるし、楽しいドライブの映像も思い出として記録できるかなり役立つアイテム。

しかも最近では映像を撮影するだけでなく、安全運転を支援してくれる機能を搭載したもの、防犯対策に役立つ駐車中も撮影してくれるものなどもあるので、自分に合ったドラレコを探してみよう。

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ドラレコはどんな時に役立つのか、そしてその機能についての最新情報を「車のドレスアップ・カスタム情報メディア」であるドレナビが解説します(ドレナビについてはこの画面右上のアイコンをクリックしてみてくださいね)。

では、いってみましょう!

事故の記録

万が一の事故の時、ドライブレコーダーを装着していればしっかりと記録してくれる。事故の真実を証明する際や、保険交渉をする際などに役立つ。

楽しいドライブの記録

万が一の事故の時、ドライブレコーダーを装着していればしっかりと記録してくれる。事故の真実を証明する際や、保険交渉をする際などに役立つ。クルマ好きのみなさんは特に色々な場所にドライブに出かけますよね? そんなドライブの様子を思い出として記録することもできる。音声録音も可能だ。

車上荒らし・不審者対策

ドライブレコーダーによっては、エンジンをオフにした駐車中も撮影してくれるものがある。愛車を狙う車上荒らしや不審者など、防犯対策としても役立つ。

■ドラレコを選ぶ時チェックしておきたいポイント!

ドライブレコーダーには様々な種類があるが、それぞれの製品はどんなところが違うのか? 価格はもちろん、タイプ、画質、機能など、チェックしておきたいポイントは結構ある。今回は豊富にドラレコをラインアップしているユピテルに聞いてみたぞ。

ユピテル

ユピテル庄司孝平さん

「最近ではカー用品量販店など、お店によって売り場で実際の映像が確認できます。仕様などの数字に目がいきがちですが、実際に撮れている映像で選ぶのが良いかもしれません」

Point 1:視野角

記録画角を比較

上

●水平92 度
●垂直48.5 度
●対角104 度

下

●水平120 度
●垂直68 度
●対角135 度

仕様を見るとレンズ画角と記録画角の2つがそれぞれ違う場合があるが、実際に映像として記録されるのは「記録画角」。数字が大きければ広い範囲を撮影することができる。

Point 2:ボディタイプ

ボディタイプは一般的なスタンダードタイプのほかに、ミラータイプなどがある。レンズ可動式のスマートビュータイプはユピテルが特許を取得しているもの。そのほか本体とカメラが別体になったセパレートタイプもある。

ミラータイプ

ミラータイプ

ミラーに装着して車内に自然になじむミラータイプ。ただし純正ミラーの形状によっては取り付けできない場合があるので要注意だ。

スマートビュータイプ

スマートビュータイプ

ユピテルが特許を取得しているスマートビュータイプは、ブラケット一体型でドラレコを目立たせたくないという人にピッタリ。

スタンダードタイプ

スタンダードタイプ

ドライブレコーダーとして一番よくみる形がシンプルなスタンダードタイプだろう。ブラケットでフロントガラスに取り付ける。

Point 3:取り付け

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取り付け2

取り付け3

スタンダードタイプはブラケットがあり、スマートビュータイプはブラケット一体型となる。装着位置はどちらもフロントガラスの上部に両面テープで貼り付ける。ミラータイプの場合は純正ルームミラーの上に被せる形でセットする。

Point 4:サイズ

サイズ

サイズは製品により様々だが、サイズが小さければ目立たずスッキリ。ユピテルにはミニタイプがラインアップされており、写真の「DRY-mini1XⅡ」は幅55mm×高さ45mm×奥行き29mmとかなりコンパクト。

画質

画質

画質が良ければそれだけまわりの状況をより明確に映し出してくれる。目安となるのが解像度や画素数。ユピテルのドラレコはほとんどがフルHD(解像度)で撮影可能。画素数は様々だが、参考までにHDでは近づけば前方のクルマのナンバーが確認でき、Full HDになるとすれ違うクルマのナンバーも確認できるくらい。

フレームレート

毎秒30コマで撮影するのか、はたまた毎秒60コマで撮影するのかというのがフレームレート。フレームレートは製品によって様々だが、数字が大きいほうがなめらかな映像となる。

価格

価格はメーカー、製品によって異なるのはもちろんだが、ユピテルにラインアップされている製品で言えば市場価格(ネット通販含む)で7800円〜3万5000円あたりとなっている。

背面

背面

画面サイズ

画面サイズ

液晶画面があればカメラアングルの調整がラクになるほか、撮影した映像をその場で確認することができる。「DRY-AS410WGc」は2.0インチTFT液晶。

Point 5:機能

最近ではただ撮影するだけでなく様々な機能が付いていたりする。例えば前方のクルマと接近しすぎてしまった場合にブザー音で知らせてくれる機能や、スマホで映像が再生できる無線LAN機能が付いたものまで。ユピテルのドラレコに搭載されている機能(製品によって異なる)の一部を紹介。

・GPS

映像と合わせて日時、時間、走行軌跡などの情報を記録してくれるGPS 機能。パソコン用の専用ビューアソフトを使って情報を見ることができる。

・駐車中も記録

内蔵バッテリーでエンジンをオフにしても常時録画を延長してくれる機能。ユピテルは外部バッテリーを近日発売予定で、現在設定のない機種でもこの機能が使えるようになる。

・アクティブセーフティ

前方のクルマが発進したのを知らせてくれる「スタートインフォメーション」、車線からのはみ出しを知らせてくれる「レーンキープアシスト」、前方のクルマとの過度の接近を知らせてくれる「前方衝突防止アラート」など安全を支援する。

・Gセンサー

一般的に常時録画では、SDカードの容量がいっぱいになると上書きしながら記録していく。Gセンサー搭載機は衝撃を検知すると事故前後の映像を別フォルダに保存してくれるので安心。

・HDR

HDRは夜間や暗い場所での撮影時に起こりやすい、映像が白くとんでしまったり、黒くつぶれてしまったりというのを抑えてくれる機能。

・無線LAN

無線LANにより記録された映像をスマホやタブレットで再生できる。スマホでドラレコをリモート操作することも。

(ドレナビ編集部)

既存車両にも先進の運転支援システムを搭載できる、パイオニアの「インテリジェント パイロット」

パイオニアは、デジタル地図を活用した「事故リスク予測プラットフォーム」 を構築し、後付け可能な先進運転支援システム「Intelligent Pilot(インテリジェント パイロット)」を開発したと発表しました。

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本システムは、個々の車両の状況に合わせて事故や危険を予測し、注意喚起や警告をすることができ、先進的な運転支援を後付けで実現できます。また、東京海上日動火災保険の自動車保険「ドライブエージェント パーソナル」(2017年4月から提供予定)に採用されます。

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パイオニアが開発した先進運転支援システム「Intelligent Pilot」の特徴は、「事故リスク予測プラットフォーム」を構築した点と、既存車両へ後付け可能な常時通信型車載IoTデバイスを開発した点です。

「事故リスク予測プラットフォーム」は、デジタル地図に信号やカーブなどの情報を加えたデジタル地図属性データに、「事故発生地点データ」や、パイオニアが蓄積した「急減速多発地点データ」などを重ね、さらに時間帯・天候・災害情報・車両の走行速度や運転傾向までも加味して統合的に事故や危険を予測します。

この「事故リスク予測プラットフォーム」にクラウドを介して常時通信するIoTデバイスを車両に搭載(後付け)して、リアルタイムなサービスを走行中の車両へ提供します。

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「事故リスク予測プラットフォーム」に繋がる車載デバイスには、広角車載フロントカメラが搭載され、撮影した画像を解析して、危険な走行状況を検知し、2インチ液晶ディスプレイとスピーカーにより画面表示と音声で知らせる安全運転支援機能を搭載しています。

また、ドライブレコーダー機能も搭載しており、衝撃検知時には前方画像の録画を行って録画情報をクラウドサービスに連携することも可能です。

車載デバイスには、GNSS(全地球型測位システム)、ジャイロ/加速度センサーが内臓されており、精度の高い自車位置を得ることができ、内蔵センサーで急加速や急減速などの運転状況を検知し、デジタル地図と連携してさまざまな安全運転支援が提供されます。

今回、パイオニアがこのシステムを開発したのは、新型車には次々に新しい自動運転機能やADSA(高度運転支援)システムが搭載されていることを踏まえ、既存車両にも後付けでドライバーの安全運転を支援するシステムが必要と考えたためです。

(山内 博・画像:パイオニア)

ドライブレコーダーとナビが一体化!富士通テンが「録ナビ」を新発売

いまや当たり前のAV一体型ナビ。富士通テン(ECLIPSE/イクリプス)がAV一体ナビを「AVN(Audio Visual Navigation)」として登録商標しているのは、マニアの方ならご存じでしょう。さらに、1DINタイプの6枚CDチェンジャーや世界初のTV/GPS一体型フィルムアンテナなどで市場を形成してきました。

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2016年11月14日に発表、12月上旬から発売される「録ナビ」は、「撮る」のが仕事のドラレコとカーナビ(AVN)を組み合わせたナビ。まったく新しいコンセプトではありませんが、富士通テンらしい分かりやすくて新しさを感じさせる愛称になっています。

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ドライブレコーダーをカーナビに内蔵させ、前方の記録だけでなく、バックアイカメラを活用して後方も同時に記録することが可能なのがポイントで、信号待ちや渋滞中の後方からの追突など、車両の後方への不安を軽減。

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バックアイカメラも前方カメラと同様に、「常時記録」「イベント記録」「手動記録」の3つの記録に対応しています。

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さらに、「もしもの時にすぐ見たい」、「風景の撮影後にすぐ見たい」、「後で思い出に浸りたい」といったニーズを3タイプの選択画面で実現。ナビ一体型の強みとして、ナビの大画面を活かしたインターフェース、直感操作での映像再生が可能になっています。

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また、ナビ一体型ドライブレコーダーなので本体をカーナビに内蔵し、GPSアンテナやマイクをカーナビと共用。カメラだけ追加で取り付けるため、前方の視界を妨げません。

画質の良さもポイント。温度や湿度、振動といった車ならではの過酷な環境下で様々なテストを繰り返し行うことで、高い品質を確保。明るさが変化する運転環境下でも高い視認性を実現する「HDR(high dynamic range imaging)合成技術」を搭載し、200万画素カメラとの組み合わせにより、ECLIPSE独自の視認性の高い映像が記録できます。その録画データはWi-Fi連携により手持ちのスマホに転送させることも可能です。

ナビやAVなどの操作性も高性能なトリプルコアCPUで大幅にアップさせたほか、ナビやAV機能も進化、充実しています。

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2016年冬モデルのラインナップは「AVN-D7/AVN-D7W(7型ワイド)」のDシリーズ、「AVN-S7/AVN-S7W(7型ワイド)」のSシリーズ、「AVN-R7/AVN-R7W(7型ワイド)」のRシリーズがあり、Dシリーズがカメラ(ドライブレコーダー)付となっています。

価格はすべてオープンで、市場想定価格はDシリーズが14万円前後、Sシリーズが15万円前後、Rシリーズが11万円前後となっています。

(塚田勝弘)

ナビ画面で操作、表示が可能なナビ連動型ドライブレコーダーをケンウッドが発売

急速に市場が拡大しているドライブレコーダーは、いまや参入メーカー、モデル数も多岐にわたっていて、どれを選べばいいのか迷う状況になっています。

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JVCケンウッドもドライブレコーダーに注力していて、カーナビの「彩速シリーズ」とともに大きな柱に育てようとしています。2016年3月から発売している、独立型ドライブレコーダー「DVR-610」「DVR-410」は、好評を得ているそうです。

2016年11月上旬から発売されるナビ連携型ドライブレコーダー「DVR-N520」は、先述した「DVR-610」、「DVR-410」と同様に、3M(メガ)の高解像度録画機能、運転支援機能を搭載。

注目ポイントは、彩速ナビの新モデル「MDV-Z904W/Z904」、「MDV-Z704W/Z704」と連携することで、ナビ画面にドライブレコーダーの画面が表示できるだけでなく、タッチパネルで容易に操作できる点。

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ほかにも、記録映像再生時に自車の向きや走行位置をナビの地図上に表示する地点連動表示機能も用意されます。また、駐車録画があった場合に画面のポップアップで知らせたり、再生映像をナビ画面で拡大表示(2倍、4倍)や地図との2画面表示にも対応したりします。

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価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万2000円前後となっています。

(塚田勝弘)

レンタカーでもドラレコ装着が当たり前になる!? JVCケンウッドが特定販路向けドラレコを発売

JVCケンウッドがカーナビとともに注力しているドライブレコーダー。2016年の8月中旬から特定販路向けの新製品「DRV-410D」を発売しています。

同モデルは、自動車販売業界を中心とした販路を対象とする特定販路向けのドライブレコーダー。

フルハイビジョンを超える3M(メガ)の高解像度録画と、ドライブをサポートする「運転支援機能」に加え、車載電源ケーブルを同梱し、長時間の「駐車録画」に対応するのが特徴です。

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最近のドライブレコーダーには、多数のメーカーが参入しています。JVCケンウッドでは「KENWOOD」の知名度を活かし、カーナビと並ぶ主力商品に育てていくという戦略を掲げています。

同社は2016年3月に、スタンダードドライブレコーダーの「DRV-610」、「DRV-410」の2モデルを投入し、ラインアップを拡充。

フルハイビジョンを超える3M(メガ)高解像の高画質録画を実現したことに加え、ドライブをサポートする「運転支援機能」を搭載することで高い支持を得ているそうです。

今回発売された「DRV-410D」は、「DRV-410」をベースとした自動車販売、カーリース、レンタカー業界など特定販路向けの専用モデル。

「DRV-410」の持つ高画質性能・高機能はそのままに、車載電源ケーブルを同梱し、販売車両やレンタル車両への取り付けに配慮するとともに、長時間の「駐車録画」に標準で対応。

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運転支援としては「前方衝突警告」、「車線逸脱警告」、「発進遅れ警告」などを用意。また、駐車時に異常を検知すると録画する「駐車記録」のほか、「常時記録」や万一の事故などに対応する「イベント記録」はもちろん、「手動記録」も可能です。

JVCケンウッドでは、特定販路向け専用商品としてカーナビをすでに展開中ですが、今回、新たにドライブレコーダーを商品ラインアップに追加することで、拡大する市場ニーズに対応していくとしています。

カーシェアやリース販売など、クルマの利用方法は多様化しています。こうした状況下でこそ信頼できるドライブレコーダーは必要になるはずです。

(塚田勝弘)

フルHD、赤外線LEDで日夜を問わず鮮明な録画が可能なドライブレコーダー

高い認知度があり、カー用品市場の売れ筋でもありながら、まだ購入していないドライバーも多く、さらに普及する余地を残しているドライブレコーダー。

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人気が高まっているのは1万5000円〜2万円くらいの高価格帯モデルですが、そこまで出すなら……と、購入を躊躇する方もいるでしょう。

ドライブレコーダーの価格帯は幅広く、今回紹介するドスパラ(上海問屋)のミニドライブレコーダー「DN-13550」は3999円(税込)。

最近のドラレコに欠かせないフルHDに対応し、動画は最大1920×1080pのフルHDで撮影可能。また、レンズ視野角(対角)120度、記録画角(対角)約90度の広角度撮影により、前方斜めから飛びだした自転車や歩行者も記録できます。

夜間の撮影は、本体に搭載されている赤外線LEDで対応し、動画、画像の撮影モードで電源ボタンを押して点灯させると、夜でもしっかり撮影が可能。また、Gセンサーの搭載により万一の瞬間も逃さずに録画します。

衝撃を感知すると、その前後の動画が上書きされないよう保存する「G(加速度)センサー」が装備されていて、動くものを検知すると自動で録画を開始する「動体検知機能」もついています。

もちろん静止画にも対応していて、ズーム機能、オートシャッターなどの機能を使って、最大500万画素の鮮明な画像が撮影できます。

保存はmicroSD(同梱なし、別売)にされますが、カードループ録画によりmicroSDカードの容量不足の心配もありません。

ループ録画はオフ、3分、5分、10分から設定可能で、設定した時間ごとに新しい録画ファイルが作成され、microSDカードの容量がなくなると古い録画ファイルから消去。ファイルの作成で録画が中断されることもありません。

2016-0422-7201-22016-0422-7201-5また、視界を妨げないコンパクト設計(約51mm×横約87mm×奥行き約38mm)でありながら2.7インチ液晶モニターで動画も確認できるほか、HDMI変換ケーブルを使えば、大画面のモニターに表示でチェック可能。購入は下記のWebサイトなどでできます。

【販売サイト】

楽天市場店
本店
Yahoo店

(塚田勝弘)

【関連記事】

■「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円、テーマは「小型・高性能化」!?
http://clicccar.com/2016/04/09/364521/

■フルHD録画、駐車監視機能に対応するパイオニアのドラレコ「ND-DVR10」
http://clicccar.com/2016/04/10/364755/

フルHD録画、駐車監視機能に対応するパイオニアのドラレコ「ND-DVR10」

ドライブレコーダー(ドラレコ)は、広く知られているのに、まだ広く普及しているとは言いがたい状況のようです。しかし、ニュースなどで映像を見ると、万一に備えてそろそろ愛車に装着しようかとお考えの方も多いはず。

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現在人気を集めているのは、1万5000円〜2万円、2万円以上の高価格帯モデルで、GPS、Gセンサー、HDR、地デジ対策、フルHDといったフル装備系ドラレコとなっています。

3月上旬から発売されているパイオニアの「ND-DVR10」は、フルHD(1920×1080p)画質に対応するほか、「イベント録画機能」や「駐車監視機能」が搭載されたディスプレイ一体型のドライブレコーダー。

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「ND-DVR10」には、鮮明な映像に欠かせない高解像度CMOSセンサーと、ワイドに映し出す広角レンズが採用され、フルHD画質で広範囲の前方風景を撮影できることに加え、画像補正機能により鮮明な記録が可能となっています。

また、走行中に振動を検知した際に、検知前後各10秒間の映像をイベントファイルとして記録する「イベント録画機能」や、駐車中に振動や動体を検知した際に自動で録画する「駐車監視機能」も搭載。

ほかにも、高画質なフルHD画質と長時間記録できる標準画質(HD)の選択が可能で、大容量32GBのmicroSDHCカードを同梱(HD画質時、約8時間40分の連続動画保存が可能)されています。

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車内にスッキリ装着できる短いアームの取付ブラケットが採用されているほか、地デジやGPSなどへの電波干渉を低減する設計など、最新ドラレコにふさわしい内容となっています。

価格はオープンですが、実勢価格は2万2000円前後となっているようです。

公式サイト:ND-DVR10 | パイオニア株式会社

(塚田勝弘)

【関連記事】

■「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円で、小型・高性能化がテーマ!?
http://clicccar.com/?p=364521

「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円、テーマは「小型・高性能化」!?

ドラレコが売れています。GfKジャパンの発表(2016年3月8日)によると、自動車保有者におけるドライブレコーダー(ドラレコ)の認知度は97%と非常に高いものの、製品を認知しているドライバーのドラレコの保有率は16%だそうで、認知していない人を含めると保有率は知名度の割にまだ低い印象を受けます。

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出荷台数は年々右肩上がりで拡大していて、GfKジャパンや新製品を投入したケンウッドなど、平均単価も上昇すると予測しています。

2015年1月は1万5000円〜2万円の価格帯が30%だったのが、2015年7月には45%に、2016年の予想では52%まで拡大。さらに2万円〜3万円以下の価格帯も、同時期で8%、11%、15%と着実に増えています(ケンウッド推定、予測)。

[nextpage title=”ドライブレコーダーの売れ筋価格帯にマッチする高性能モデルがケンウッドから登場”]

2016年以降は、フルHDを超える高画質、運転支援機能、付加価値機能といったキーワードをもとに、GPS、Gセンサー、HDR、地デジ対策、フルHDというフル装備ドラレコが人気を集めるとケンウッドでは分析しています。

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そこで、登場したケンウッド「スタンダードドライブレコーダー」の「DVR-610」と「DVR-410」は、いま売れ筋となっている比較的高価格帯といえるモデル。

価格はともにオープンプライスですが、「DVR-610」の市場想定価格は2万3000円前後、「DVR-410」は2万1000円前後で、ともに3月上旬から発売。

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両モデルに共通する特徴として、フルハイビジョンを超える3M(約300万画素/2304×1296)録画に対応するほか、LED信号機への対応、地上デジタル放送受信のノイズ対策もされています。

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またドライバーサポート機能として、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告を搭載し、警告音で知らせてくれます。

録画モードは、常時録画、手動録画、イベント録画のほか「DVR-610」は別売の電源ケーブルを使うことで長時間の駐車録画に対応。

さらに、衝撃を検知するGセンサー、位置情報を記録するGPSを搭載するほか、「DVR-610」には、記録映像をコピーできるダブルカードスロット(microSD)を用意。

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ほかにも「HDR(はいダイナミックレンジ)」を「DVR-410」に、「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」を「DVR-610」に採用することで、トンネルの出入り口付近など、急激に変化する明るさにも対応しています。

(文/写真 塚田勝弘)

「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円、テーマは「小型・高性能化」!?

ドラレコが売れています。GfKジャパンの発表(2016年3月8日)によると、自動車保有者におけるドライブレコーダー(ドラレコ)の認知度は97%と非常に高いものの、製品を認知しているドライバーのドラレコの保有率は16%だそうで、認知していない人を含めると保有率は知名度の割にまだ低い印象を受けます。

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出荷台数は年々右肩上がりで拡大していて、GfKジャパンや新製品を投入したケンウッドなど、平均単価も上昇すると予測しています。

2015年1月は1万5000円〜2万円の価格帯が30%だったのが、2015年7月には45%に、2016年の予想では52%まで拡大。さらに2万円〜3万円以下の価格帯も、同時期で8%、11%、15%と着実に増えています(ケンウッド推定、予測)。

2016年以降は、フルHDを超える高画質、運転支援機能、付加価値機能といったキーワードをもとに、GPS、Gセンサー、HDR、地デジ対策、フルHDというフル装備ドラレコが人気を集めるとケンウッドでは分析しています。

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そこで、登場したケンウッド「スタンダードドライブレコーダー」の「DVR-610」と「DVR-410」は、いま売れ筋となっている比較的高価格帯といえるモデル。

価格はともにオープンプライスですが、「DVR-610」の市場想定価格は2万3000円前後、「DVR-410」は2万1000円前後で、ともに3月上旬から発売。

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両モデルに共通する特徴として、フルハイビジョンを超える3M(約300万画素/2304×1296)録画に対応するほか、LED信号機への対応、地上デジタル放送受信のノイズ対策もされています。

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またドライバーサポート機能として、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告を搭載し、警告音で知らせてくれます。

録画モードは、常時録画、手動録画、イベント録画のほか「DVR-610」は別売の電源ケーブルを使うことで長時間の駐車録画に対応。

さらに、衝撃を検知するGセンサー、位置情報を記録するGPSを搭載するほか、「DVR-610」には、記録映像をコピーできるダブルカードスロット(microSD)を用意。

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ほかにも「HDR(はいダイナミックレンジ)」を「DVR-410」に、「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」を「DVR-610」に採用することで、トンネルの出入り口付近など、急激に変化する明るさにも対応しています。

(文/写真 塚田勝弘)

ドライブレコーダーの国内販売台数が前年比42%増・62万台に急増

市場調査会社のGfKジャパンは、2015年度のドライブレコーダーの国内市場動向を発表しました。

発表によると、2015年のドライブレコーダーの国内販売台数は前年比42%増の61万台と急増しました。

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平均販売単価(税別)も前年比で21%上昇し、1万3700円になりました。基本的な交通事故時の記録機能のほか、駐車中の監視、前方衝突防止、車線逸脱警告など、高機能化で平均単価が上がったもようです。参入メーカー数も増加しており、2015年の販売メーカー数は前年比1.3倍の60社を超えました。

今回の調査は全国のカー用品量販店や家電量販店、オンラインショップなどの販売実績をまとめたものです。

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また、GfKジャパンが2015年10月の14日間に約1万3000人のドライバーを対象に実施したインターネット調査によると、ドライブレコーダーの認知度は97%に達し、認知率が高いことが分かりました。ドライブレコーダーの認知者のうち保有している者の割合は16%に達しました。

購入時に最も重視した点は「安価な価格」で、一方、購入した製品の不満点では、夜間に撮影した画像の不鮮明さが目立ちました。

購入意向者が重視する点は、性能との「コストパフォーマンス」が最も多く、次いで「カメラの性能(画質など)」、3番目に「価格」となりました。

今回の調査結果を見ると、ドライブレコーダーはもう特別な装備ではなく、どこにでもある当たり前のアクセサリーになっているようです。

(山内 博・画像:GfKジャパン)