Motor Fan's YEAR 2016

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初代カローラのシートとエンブレムを復刻したカローラアクシオの限定車

トヨタは、カローラの生誕50年を記念し、カローラアクシオに特別仕様車 HYBRID G「50 Limited」を設定、全国のトヨタカローラ店から9月1日より500台限定で発売します。

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カローラは「人目をひく、美しいスタイルのハイ・コンパクトカー」をイメージして「カローラ(ラテン語で花の冠の意)」と命名され、1966年に誕生。

以来、時代とともにさまざまな進化を遂げながら今年で50年を迎えます。

初代カローラは、クルマのあらゆる面で80点以上を実現すべきであるという「80点主義+α(アルファ)」の発想で開発されました。

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当時、同時期に新発売されたライバルの日産「サニー」の排気量が1000ccで、一方カローラの排気量が1100ccであったことから、「+100ccの余裕」というテレビCMは世相を映す名キャッチコピーとして有名になりました。

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その「+α」として、クルマの走りのイメージを体現させることをねらいに、「赤色」の内装を組み合わせ、「スポーティさ」を追求しました。また、カローラの車名の由来でもある「花の冠」をモチーフにしたエンブレムは、発売当時にカローラの象徴としてデザインされたものです。

今回の特別仕様車はカローラアクシオ「HYBRID G」をベースとし、この初代カローラの特徴である赤の内装シートと花冠エンブレムを復刻することで、カローラの50年の歴史を今に再現しています。

一番の特徴である「赤」のスポーツシートは、トヨタ・デザイン部で保管されてきた初代カローラのカラーサンプルをもとに往年の「赤」を今日の技術で忠実に再現。シートをはじめとする内装に採用しています。

また、「赤」とブラックを組み合わせて内装に配置することで、モダンでありながらスポーティな室内空間を創出。また、花冠エンブレムをシートの背もたれやリヤ車名のエンブレム下に配置しています。

フロントロアグリルのデザインをドットパターンとし、Bi-Beam LEDヘッドランプを特別装備したほか、タイヤサイズを185/55R16&アルミホイールとし、スタイリッシュなイメージに仕上げています。

外板色はホワイトパールクリスタルシャイン、ブラックマイカの2色が設定されています。

FF二輪駆動のパワートレインには、リダクション機構付のTHSⅡ(1NZ-FXE 1.5L)ハイブリッド・システムを備えており、特別仕様車の価格は税込み240万円となっています。

なお、特別仕様車は2016年8月5日(金)から7日(日)までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるイベント「オートモビル カウンシル 2016」に、初代カローラとともに出展されます。

(山内 博・画像:トヨタ)

レッドがアクセントのスポーティな「カローラフィールダー」が登場

2016年5月10日、トヨタはカローラフィールダーに特別仕様車「+Red(プラスレッド)」を設定、販売を開始しました。

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今回設定された「+Red」の特徴は、外装と内装にレッドを差し色として加えている点。

ドットパターンのフロントロアグリルの下部をレッドで縁取るほか、シートにはレッドのステッチを配したスポーツタイプを採用。

ステアリングやエアコンの吹き出し口さらにはメーターもレッドに彩るなど、目で見て、手で触れる度にスポーティさを実感できる仕立てとなっています。

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そのほかにも、実用的なアイテムを装備。

1つの光源でロー/ハイビームを切り替えられるほか、先行車や対向車への眩惑防止に役立つオートレベリング機能も備わったBi-Beam LEDヘッドランプに加え、リモコンキーを携帯しているだけでクルマの施錠/解錠からエンジンの始動までこなせるスマートエントリー&スタートシステムといったオプション扱いの装備が装着されています。

ラインナップは、1.5Lエンジン+モーターで33.8km/Lを達成したハイブリッドの「HYBRID G“+Red”(241万3309円)」と、23.0km/Lを記録する1.5Lガソリンエンジンを搭載する「G“+Red”」(FF:205万3963円/4WD:219万5345円)の3種類を用意。

また、セダンの「カローラアクシオ」には、すでにワゴンの「カローラフィールダー」には設定されている「W×B(ダブルバイビー)」を新たに設定。

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黒を基調にしながらもホワイトステッチをシートやステアリング、センターコンソールボックスにあしらったほか、ピアノブラックの加飾を加えたことでスタイリッシュな空間を演出。

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外観ではフロントアッパーグリルにスモーク塗装を施し、フロントロアグリルはドットパターンを採用した上で、いずれもメッキで加飾して精悍さを強調。

専用デザインのアルミホールも与えられ、見た目のスタイリッシュさに磨きがかけられているのがこの仕様の特徴です。

こちらは、ハイブリッドユニットを搭載する「HYBRID G“W×B”(238万3855円)」のみの設定です。

(今 総一郎)