Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

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モトチャンプ

ナビ画面で操作、表示が可能なナビ連動型ドライブレコーダーをケンウッドが発売

急速に市場が拡大しているドライブレコーダーは、いまや参入メーカー、モデル数も多岐にわたっていて、どれを選べばいいのか迷う状況になっています。

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JVCケンウッドもドライブレコーダーに注力していて、カーナビの「彩速シリーズ」とともに大きな柱に育てようとしています。2016年3月から発売している、独立型ドライブレコーダー「DVR-610」「DVR-410」は、好評を得ているそうです。

2016年11月上旬から発売されるナビ連携型ドライブレコーダー「DVR-N520」は、先述した「DVR-610」、「DVR-410」と同様に、3M(メガ)の高解像度録画機能、運転支援機能を搭載。

注目ポイントは、彩速ナビの新モデル「MDV-Z904W/Z904」、「MDV-Z704W/Z704」と連携することで、ナビ画面にドライブレコーダーの画面が表示できるだけでなく、タッチパネルで容易に操作できる点。

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ほかにも、記録映像再生時に自車の向きや走行位置をナビの地図上に表示する地点連動表示機能も用意されます。また、駐車録画があった場合に画面のポップアップで知らせたり、再生映像をナビ画面で拡大表示(2倍、4倍)や地図との2画面表示にも対応したりします。

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価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万2000円前後となっています。

(塚田勝弘)

依然高いニーズのある1DINカーオーディオをケンウッドが新発売

1DINのカーオーディオは、クルマで手軽に音楽を楽しめるとあって幅広い層から依然として高い支持を集めているそうです。スマホを音楽プレイヤーとして活用するなど、再生機器やメディアが時代とともに変わってもレシーバーとして欠かせない存在といえそう。

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2016年10月中旬から発売されるケンウッドの1DINレシーバーは計4モデル。全モデルで高音質音声ファイルフォーマットの「FLAC」に対応し、原音に忠実な高音質での再生が可能です。

「U360BT」と「U320BT」上位2モデルはBluetoothを搭載し、スマホで普段聞いている楽曲再生がワイヤレスで可能なほか、ハンズフリー通話にも対応。さらに、スマホなどの音声認識に対応した「ボイスコントロールモード」により、スマホ内の電話帳検索や収録済みの音楽の検索、再生を音声操作で行えます。

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また、スマホやデジタルオーディオ機器などの充電が可能な1.5A出力のUSB端子を備えているほか、Android端末の急速充電にも対応。

設定メニューも豊富で、音楽を聴くシートに合わせて各スピーカーの距離とレベルを詳細に設定できる「タイムアライメント調整」機能を搭載しているほか、車内でのスピーカー特性の調整などもできます。

スマホ・アプリ連携では、Android端末用の無料アプリケーション「KENWOOD Music Play」をインストールすることで、USB接続されたスマホ内の楽曲をアーティスト、アルバムなどの項目から選択、再生が可能。

ラジオでは、ワイドFMに対応し、AM番組がノイズの少ないクリアなFM放送で楽しめます。ほかにも、インターネットラジオが楽しめるアプリにも対応。

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2017年モデルの1DINオーディオの価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は「U360BT」が1万7000円前後、「U320BT」が1万5000円前後、「U320W(ホワイト)」と「U320L(ブルー)」が1万2000円前後です。

(塚田勝弘)

ケンウッドからハイレゾ音源対応の新プレミアム・ナビ「TYPE Z」 が登場

ハイレゾ音源という言葉を最近よく聞くのではないでしょうか。

市場規模は年々倍増しているそうで、JVCケンウッドは2015年2月に高音質ハイレゾ音源(192kHz/24bit)の再生を可能にした彩速ナビゲーション「TYPE Z」として市場に投入し、ヒット商品になったそうです。

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JVCケンウッドには、ビクターエンターテイメントグループが運営する音楽スタジオ「ビクタースタジオ」があり、音楽配信サービスの「VICTOR HD-Music」を展開しているほか、ケンウッド、JVCのブランド名でホーム用オーディオシステムやヘッドフォン、ポータブル ヘッドホンアンプなどもリリースしています。

車内は音楽を聴くのに最適な空間ですから、音にこだわりたいというニーズはかつてからありました。しかし、こだわるほどお金もかかる奥深い世界ですから、カーナビ(+スピーカーくらいで)いい音が聴ければ、という需要も根強くあるでしょう。

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10月中旬から発売されるケンウッドの「TYPE Z」シリーズは、上位機種の「MDV-Z904W/Z904」がハイレゾ音源に加えて、より原音に近い高音質DSD(ダイレクト・ストリーム・デジタル)ファイルの再生に対応。

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さらに、ワイドモデルの「MDV-Z904W」、「MDV-Z704W」には、新開発となる完全フルフラット静電タッチパネルが採用されているのもトピックス。なお、通常の2DIN幅向けの「MDV-Z904」、「MDV-Z704」は下側にハードキーを配した従来型の配置となっています。

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上級モデルの「MDV-Z904W」、「MDV-Z904」には、ハイレゾ対応以外にも「Apple CarPlay」や「Android Auto」への対応、理想的な高音質再生を可能にする「プロモード EQ」の搭載などを搭載。

ナビ機能では、新たに自車位置表示能力を強化したほか、「VICS WIDE」への対応、ルートガイドの時間、距離、道幅、渋滞回避などの強度を任意で設定できる「マイルートアジャスター」を搭載しているほか、案内ポイントまでの距離をカウントダウン表示する「新・ここです案内」などの新機能を用意しています。

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操作系では、新しいGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)を採用し、より直感的な操作が可能になったほか、AV/地図/Widgetなどを一画面に集約したエンタメ系の画面と、よく使う機能などのショートカットを集約した「マイメニュー」機能などを新たに装備。

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今回発表された新プレミアムモデル「TYPE Z」シリーズの価格はすべてオープン。なお、店頭想定価格は「MDV-Z904」と「MDV-Z904W(ワイドモデル)」が14万円前後、「MDV-Z704」と「MDV-Z704W(ワイドモデル)」が12万円前後となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

レンタカーでもドラレコ装着が当たり前になる!? JVCケンウッドが特定販路向けドラレコを発売

JVCケンウッドがカーナビとともに注力しているドライブレコーダー。2016年の8月中旬から特定販路向けの新製品「DRV-410D」を発売しています。

同モデルは、自動車販売業界を中心とした販路を対象とする特定販路向けのドライブレコーダー。

フルハイビジョンを超える3M(メガ)の高解像度録画と、ドライブをサポートする「運転支援機能」に加え、車載電源ケーブルを同梱し、長時間の「駐車録画」に対応するのが特徴です。

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最近のドライブレコーダーには、多数のメーカーが参入しています。JVCケンウッドでは「KENWOOD」の知名度を活かし、カーナビと並ぶ主力商品に育てていくという戦略を掲げています。

同社は2016年3月に、スタンダードドライブレコーダーの「DRV-610」、「DRV-410」の2モデルを投入し、ラインアップを拡充。

フルハイビジョンを超える3M(メガ)高解像の高画質録画を実現したことに加え、ドライブをサポートする「運転支援機能」を搭載することで高い支持を得ているそうです。

今回発売された「DRV-410D」は、「DRV-410」をベースとした自動車販売、カーリース、レンタカー業界など特定販路向けの専用モデル。

「DRV-410」の持つ高画質性能・高機能はそのままに、車載電源ケーブルを同梱し、販売車両やレンタル車両への取り付けに配慮するとともに、長時間の「駐車録画」に標準で対応。

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運転支援としては「前方衝突警告」、「車線逸脱警告」、「発進遅れ警告」などを用意。また、駐車時に異常を検知すると録画する「駐車記録」のほか、「常時記録」や万一の事故などに対応する「イベント記録」はもちろん、「手動記録」も可能です。

JVCケンウッドでは、特定販路向け専用商品としてカーナビをすでに展開中ですが、今回、新たにドライブレコーダーを商品ラインアップに追加することで、拡大する市場ニーズに対応していくとしています。

カーシェアやリース販売など、クルマの利用方法は多様化しています。こうした状況下でこそ信頼できるドライブレコーダーは必要になるはずです。

(塚田勝弘)

「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円、テーマは「小型・高性能化」!?

ドラレコが売れています。GfKジャパンの発表(2016年3月8日)によると、自動車保有者におけるドライブレコーダー(ドラレコ)の認知度は97%と非常に高いものの、製品を認知しているドライバーのドラレコの保有率は16%だそうで、認知していない人を含めると保有率は知名度の割にまだ低い印象を受けます。

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出荷台数は年々右肩上がりで拡大していて、GfKジャパンや新製品を投入したケンウッドなど、平均単価も上昇すると予測しています。

2015年1月は1万5000円〜2万円の価格帯が30%だったのが、2015年7月には45%に、2016年の予想では52%まで拡大。さらに2万円〜3万円以下の価格帯も、同時期で8%、11%、15%と着実に増えています(ケンウッド推定、予測)。

[nextpage title=”ドライブレコーダーの売れ筋価格帯にマッチする高性能モデルがケンウッドから登場”]

2016年以降は、フルHDを超える高画質、運転支援機能、付加価値機能といったキーワードをもとに、GPS、Gセンサー、HDR、地デジ対策、フルHDというフル装備ドラレコが人気を集めるとケンウッドでは分析しています。

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そこで、登場したケンウッド「スタンダードドライブレコーダー」の「DVR-610」と「DVR-410」は、いま売れ筋となっている比較的高価格帯といえるモデル。

価格はともにオープンプライスですが、「DVR-610」の市場想定価格は2万3000円前後、「DVR-410」は2万1000円前後で、ともに3月上旬から発売。

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両モデルに共通する特徴として、フルハイビジョンを超える3M(約300万画素/2304×1296)録画に対応するほか、LED信号機への対応、地上デジタル放送受信のノイズ対策もされています。

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またドライバーサポート機能として、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告を搭載し、警告音で知らせてくれます。

録画モードは、常時録画、手動録画、イベント録画のほか「DVR-610」は別売の電源ケーブルを使うことで長時間の駐車録画に対応。

さらに、衝撃を検知するGセンサー、位置情報を記録するGPSを搭載するほか、「DVR-610」には、記録映像をコピーできるダブルカードスロット(microSD)を用意。

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ほかにも「HDR(はいダイナミックレンジ)」を「DVR-410」に、「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」を「DVR-610」に採用することで、トンネルの出入り口付近など、急激に変化する明るさにも対応しています。

(文/写真 塚田勝弘)

「ドラレコ」の売れ筋は1万5000円〜2万円、テーマは「小型・高性能化」!?

ドラレコが売れています。GfKジャパンの発表(2016年3月8日)によると、自動車保有者におけるドライブレコーダー(ドラレコ)の認知度は97%と非常に高いものの、製品を認知しているドライバーのドラレコの保有率は16%だそうで、認知していない人を含めると保有率は知名度の割にまだ低い印象を受けます。

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出荷台数は年々右肩上がりで拡大していて、GfKジャパンや新製品を投入したケンウッドなど、平均単価も上昇すると予測しています。

2015年1月は1万5000円〜2万円の価格帯が30%だったのが、2015年7月には45%に、2016年の予想では52%まで拡大。さらに2万円〜3万円以下の価格帯も、同時期で8%、11%、15%と着実に増えています(ケンウッド推定、予測)。

2016年以降は、フルHDを超える高画質、運転支援機能、付加価値機能といったキーワードをもとに、GPS、Gセンサー、HDR、地デジ対策、フルHDというフル装備ドラレコが人気を集めるとケンウッドでは分析しています。

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そこで、登場したケンウッド「スタンダードドライブレコーダー」の「DVR-610」と「DVR-410」は、いま売れ筋となっている比較的高価格帯といえるモデル。

価格はともにオープンプライスですが、「DVR-610」の市場想定価格は2万3000円前後、「DVR-410」は2万1000円前後で、ともに3月上旬から発売。

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両モデルに共通する特徴として、フルハイビジョンを超える3M(約300万画素/2304×1296)録画に対応するほか、LED信号機への対応、地上デジタル放送受信のノイズ対策もされています。

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またドライバーサポート機能として、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告を搭載し、警告音で知らせてくれます。

録画モードは、常時録画、手動録画、イベント録画のほか「DVR-610」は別売の電源ケーブルを使うことで長時間の駐車録画に対応。

さらに、衝撃を検知するGセンサー、位置情報を記録するGPSを搭載するほか、「DVR-610」には、記録映像をコピーできるダブルカードスロット(microSD)を用意。

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ほかにも「HDR(はいダイナミックレンジ)」を「DVR-410」に、「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」を「DVR-610」に採用することで、トンネルの出入り口付近など、急激に変化する明るさにも対応しています。

(文/写真 塚田勝弘)