Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

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モトチャンプ

トヨタの左右非対称ボディ「ポルテ」が安全性アップで特別仕様車を設定

助手席側に大開口・電動スライドドアを持つ独特のスタイルで、その乗降性の良さから支持を集めるトヨタ・ポルテがマイナーチェンジです。

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主な変更点は、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を全車で標準装備にしたこと。

「Toyota Safety Sense C」は、センサーにレーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせ、それぞれの特徴を活かしているのが特徴。

約15km/h〜140km/hの速度域において、衝突を予測し警報を発するだけでなく、プリクラッシュブレーキの作動速度域は約10km/h〜80km/hと幅広いのも特徴です。

そのほか、信号待ちなどで先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合、ブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる先行車発進告知機能や、急ブレーキをハザードランプの自動点滅により後続車へ知らせる緊急ブレーキシグナルを全車に標準装備するなど、安全装備を充実させています。

快適性では、IR(赤外線)カット機能付ウインドシールドガラスの標準装備、センターメーターのデジタル表示化などが変更ポイント。ボディカラーには、新色シトラスオレンジマイカメタリックとブラッキッシュアゲハガラスフレークが追加されています。

さらに、マイナーチェンジに合わせて、丸洗いできるウォッシャブルシートカバーを備えた特別仕様車「F “a la mode Trois”」が設定されました。

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ポルテ特別仕様車「F “a la mode Trois”」の特徴は、簡単に脱着できるファスナータイプで、丸洗いが繰り返し可能なウォッシャブルカバーシートを装備しているところ。さらにウォッシャブルカバーシートと天井に、水玉模様をあしらいポルテらしいキャラクターをアピールします。

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なお、ベースシート表皮はフロマージュ、インパネ上部とドアトリムオーナメントにプラムのさし色を入れた内装色も特別設定したものです。そのほかインテリアにおいては、ブラウン塗装したレジスターリング、メッキ加飾のシフトレバーベゼル、インサイドドアハンドル(運転席・助手席)を採用しています。

エクステリアでは、ラジエーターグリルと電動格納式リモコンドアミラーにブラウン塗装、バックドアガーニッシュとアウトサイドドアハンドルにメッキ加飾を施すとともに、ホイールにはパールホワイト塗装の樹脂フルキャップを特別装備します。

ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン、チェリーパールクリスタルシャイン、クリームベージュ、シトラスオレンジマイカメタリックの4色を設定。

メーカー希望小売価格は、特別仕様車が194万9400円(2WD)と210万600円(4WD)。レギュラーモデルの価格帯は、177万7680円〜207万7920円となっています。

(山本晋也)

トヨタ・ポルテ/スペイドが一部改良で待望の「Toyota Safety Sense C」を全車標準化。特別仕様車も設定

トヨタ・ポルテ(トヨタ店、カローラ店)と、カローラ店およびネッツ店扱いとなるスペイドが一部改良を受けました。

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最大の特徴であり魅力は、助手席側の大開口ワイヤレス電動スライドドアで、低床設計により楽に乗降できるとともに、室内空間の広さと多彩なシートアレンジにより「バリアフリー」といえるコンパクト2BOXモデルである点。

現行型にスイッチして運転席側にリヤドアを追加し、乗降性(手荷物が置きやすくなったという意味では、積載性も向上)が格段に向上しています。

実際にウェルキャブの仕様や機能も充実していて、障がい者や高齢者の利用はもちろんのこと、介護者への配慮も考えたやさしいクルマとして開発されています。

3列シートのシエンタも利点がありますが、大きなウインドウによる良好な視界、狭い道でも運転しやすく、乗降もしやすいですから、サードシートが不要ならポルテ/スペイドを選んだ方が便利かもしれません。

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今回の一部改良では、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を全車に標準化。

同システムは、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせ、異なる2つのセンサーで高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能としている先進安全装備です。

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また、先行車を検知し、信号待ちなどで先行車が発進したことに気づかず停止し続けた場合に、ブザーとディスプレイ表示でドライバーに知らせる先行車発進告知機能や、急ブレーキをハザードランプの自動点滅により後続車へ知らせる緊急ブレーキシグナルを全車に標準装備するなど、安全装備強化が図られています。

ほかにも、IR(赤外線)カット機能付ウインドシールドガラスの標準装備、センターメーターをデジタル表示化するなど、快適性や視認性向上なども盛り込まれています。

ボディカラーでは、ポルテに新規設定色の「シトラスオレンジマイカメタリック」、「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」を含む全9色を用意。スペイドには、新規設定色の「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」を含む計9色が設定されています。価格帯は、ポルテ、スペイドともに177万7680円〜207万7920円です。

また、一部改良と合わせて両車に特別仕様車を設定。

ポルテ特別仕様車「Fa la mode Trois(ア・ラ・モード・トロワ)」は、ファスナー式で簡単に脱着でき、丸洗いが繰り返し可能なウォッシャブルカバーシートを特別装備するほか、室内天井とウォッシャブルカバーシートは、内装色「フロマージュ」に合わせて水玉模様があしらわれた専用デザインになっています。

さらに、ベースシート表皮をフロマージュ、インストルメントパネル上部とドアトリムオーナメントのさし色をプラムとした内装色を特別設定するなど、カラフルなカラーコーディネイトが特徴。

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スペイドの「F Queen Ⅱ」もファスナー式で簡単に脱着が可能で、丸洗いが繰り返し可能なウォッシャブルカバーシートを特別装備するほか、特別色のブラック内装を設定。

室内天井は格子柄として、ウォッシャブルカバーシートはストライプをあしらった専用デザインを採用するなど、こちらはスポーティなムードが漂います。

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特別仕様車の価格はともに2WDが194万9400円、4WDが210万600円となっています。

(塚田勝弘)