Motor Fan's YEAR 2016

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光岡自動車が台湾で初の霊柩車輸出を開始。パールホワイトのボディカラーも設定

カスタムカーメーカーの光岡自動車が、初の霊柩車輸出を台湾で開始すると発表しました。

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光岡自動車は、2015年3月から台湾国内で法門開發股份有限公司(FAHMAN MOTORS)と霊柩車販売代理店契約を結んでいましたが、台湾国から車両認証を得たことから本格的な販売を開始することになりました。

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光岡自動車が台湾で販売を開始する霊柩車は「ミツオカリムジンタイプⅤ(5名乗車)」。

同社の「ガリュー」をベースに、センターを1,200mm、リヤオーバーハングを400mm延長して、全長6,560mm×全幅1,840mm×全高1,776mmの大型リムジン型霊柩車となっています。排気量は2,488ccで、駆動方式は2WD/FFです。

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台湾での法規に対応して左ハンドル仕様となっているほか、細部の仕様が日本仕様とは異なる台湾仕様になっています。

ボディカラーについても日本の霊柩車はほとんどが黒ですが、台湾へはブラックとパールホワイトを主なボディカラーとしているのも特徴です。

10月より販売活動を開始し、年間10台の販売を見込んでいます。

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今回、日頃目にすることが少ない霊柩車の内部照明など、細部仕様を表す画像が発表されましたので、画像ギャラリーをご覧ください。

台湾では1987年に埋葬禁止令が制定されてから、日本と同様に火葬化が進展し、現在では火葬率が90%以上に達しています。

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日本と同様、台湾でも霊柩車は葬儀場から火葬場までの搬送用途に使用されています。

現在、台湾国内では輸入された霊柩車が市場を席巻している状態で、米国車、欧州車をベースにした霊柩車が使用されています。

現在、台湾で使用されている霊柩車には「ミツオカリムジンタイプV」のようなクラシカルデザインの霊柩車は存在していないので、光岡自動車では台湾でも多くの方に受け入れてもらえると確信している、ということです。

(山内 博・画像:FAHMAN MOTORS)

ホンダ、台湾で四輪車生産累計30万台を達成

ホンダの台湾現地法人である台湾本田は、同社の100%子会社で四輪車生産会社である台湾本田汽車が2003年の生産開始以降、累計30万台を達成したことを記念し、6月15日に式典を挙行したと発表しました。

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式典には、台湾本田の董事長(社長)である伊藤隆人氏をはじめ、台湾本田汽車総経理の万年博之氏、そして両社の従業員らが出席し、記念すべき30万台目のモデルとして、CR-Vのラインオフを行いました。CR-Vは、台湾のSUVセグメントにおいて累計販売台数首位を獲得しているということです。

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台湾本田汽車は2003年にCR-Vから生産を開始し、その後アコード、シビック、フィット、シティと生産車種を拡大してきました。2012年に生産累計20万台を達成して以来4年で、生産累計30万台という新たな節目を迎えることになりました。

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中国本土の生産台数と比較すれば少ない生産台数ですが、台湾で日本車の生産が続いていることは嬉しいかぎりです。

(山内 博・画像:ホンダ)