Motor Fan's YEAR 2016

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「BMW M3」の30周年記念車「30 Jahre M3」は、450psまで強化された30台限定車

2016年9月30日に全世界500台、日本限定30台で予約受付が開始されたBMW M3「30 Jahre(ドライスィッヒ・ヤーレ 30)」は、1986年に誕生した初代M3の30周年記念モデル。

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外観の見どころは、初代M3の特別色として初めてBMWのラインアップに加わった「マカオ・ブルー・メタリック」をはじめ、軽量構造の20インチ鍛造「Mライト・アロイ・ホイール」や、ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリル、サイドギル、リヤのモデルバッジといったM3のファンにはたまらない装備の数々でしょう。

P90236757_highRes_the-new-bmw-m3-30-yeインテリアは、前席のヘッドレストに「30 JAHRE M3」のステッチが施されたブラックとフィヨルドブルーの専用バイカラー仕上げの「メリノ・レザー・インテリア」を用意。

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さらに、ブラックのクロームハイライトが印象的なカーボンファイバー製インテリアトリムには、「30 JAHRE M3」のロゴに加えて、全世界500台限定のうちの1台であることを示すレタリングが施されるなど、スポーティかつ特別感あふれるキャビンとなっています。

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走りの装備では、BMW M3のパフォーマンスをさらに引き上げる「コンペティション・パッケージ」の標準化が最大の注目点です。

自然吸気のような官能的な吹け上がりの良さと、ターボによる圧倒的なパワーを併せ持つ3.0L直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンの最高出力を、通常モデルから14kw(19ps)アップの331kw(450ps)まで向上。0-100km/h加速は4.0秒という俊足ぶり(ヨーロッパ仕様車値)。

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足まわりも強化されています。専用タイヤ(前265/30ZR20、後285/30ZR20)をはじめ、ダンパーおよびスタビライザーの特性を専用チューニングした「アダプティブMサスペンション」を標準装備。

電子制御式多板クラッチによりパワーを左右のリヤホイール間で自在に配分する「アクティブMディファレンシャル」やDSCにも専用のチューニングが施されています。

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BMW M3「30 JAHRE M3」に用意されるのは7速M DCTのみで、価格は1340万円。希望者多数の場合は、購入当選者を抽選にて決定し、納車は10月末からとなっています。

(塚田勝弘)

BMW M3・M4を450psまで高める「コンペティション・パッケージ」は約98万円!

軽自動車のエントリーモデル(グレード)が買えてしまう98万1000円というオプション価格で登場したBMW M3セダン、M4クーペ向けの「コンペティション・パッケージ」は、新たに設定されたオプション。

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「コンペティション・パッケージ」というネーミングからも分かるように、サーキット走行をターゲットにしたもので、3.0Lの直列6気筒「Mツインパワー・ターボ」エンジンの最高出力を標準車よりも19psアップの450psまで向上させることができるオプションです。

当然ながら19psの向上だけで100万円近いオプション価格となっているわけではなく、エンジンのパフォーマンス向上にも対応。

ダンパーおよびスタビライザーの特性を専用に変更したアダプティブ M サスペンションが設定されているほか、電子制御式多板クラッチによりパワーを後輪の左右間で自在に配分される「アクティブMディファレンシャル」や横滑り防止装置のDSCにも専用チューニングが施され、トラクション性能もさらに向上されています。

さらに、専用装備の「M スポーツ・エキゾースト・システム」によるサウンド面の演出も見逃せません。

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外観では、足元を引き締める軽量構造の20インチ鍛造「Mライト・アロイ・ホイール・スタースポーク・スタイリング666M」が用意されているほか、ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリル、ブラッククローム仕上げの「デュアル・エキゾースト・テールパイプ」といった専用装備がM3、M4のスポーティな外観をよりレーシーなものに仕立てています。

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インテリアでは、サーキット走行などにおいても身体をしっかりと支える軽量構造の専用「Mスポーツ・シート」に加えて、Mストライプが施された専用シートベルトを用意。

また、今回のオプション追加と併せて、BMW M3セダン、およびBMW M4クーペの両モデルに、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」が新たに標準化されています。

価格も改定されていて、BMW M3セダン(7速M DCT)が1104万円から1110万円、M4 クーペ(6速MT)が1075万円から1081万円、M4 クーペ(7速M DCT)が1126万円から1132万円となっています。

(塚田勝弘)