Motor Fan's YEAR 2016

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新イカリング光った!BMW最小クーペ・2シリーズのLCIモデルをキャッチ

BMWの最小2ドアクーペ、「2シリーズ クーペ」のLCI(ライフ・サイクル・インパルス)モデルをキャッチしました。

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「1シリーズ クーペ」後継モデルとして、2014年にデビューしたこの2シリーズにとって、これが初めての改良新型、「LCI」モデルとなります。

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エクステリアで主だった変更点は、イカリングのグラフィックスが5シリーズ新型と同タイプに変更されるほか、キドニーグリルやテールライトもリフレッシュされます。

その他、パワートレインのアップデートや、最新世代のインフォテイメントシステム、及びドライブ補助システムの搭載も予想されます。

ワールドプレミアは2017年秋頃と思われます。

(APOLLO)

BMW X3次期型、ロングボディやハイブリッドも投入へ

BMWのクロスオーバーSUV、「X3」の次期型プロトタイプを、偽装の軽い状態でキャッチしました。

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コードネーム「G01」と呼ばれる次期型は、最新世代のプラットフォーム「CLAR」を採用。100kg程度の軽量化と剛性の向上をはかっています。

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捕捉したプロトタイプは、鋭くなったヘッドライトや大型化されたキドニーグリル、新形状のフロントエアインテークのほか、デュアルエキゾーストパイプなどが確認できます。

パワートレインには、2リットル直列4気筒エンジン、3リットル直列6気筒エンジンのほか、「330e iPerformance」または「X5 xDrive 40e」に採用されているプラグインハイブリッドモデルがラインナップされる可能性が高いです。

また、中国市場向けに最小クロスオーバーSUV「X1」の「ロングホイールベース」が投入されましたが、この「X3」次期型にもコードネーム「G08」と呼ぶロングモデルを発売予定だということです。

ワールドプレミアは2017年秋と予想されています。

(APOLLO)

BMWへの対抗か?日産が急速充電器「使いホーダイ」サービスをスタート

日産自動車のEV「リーフ」は、2010年の発売開始から国内累計7万台を販売、グローバルでも累計24万台以上を販売しているそうです。

そうしたなか、同社は12月1日に「リーフ」のオーナー向けサポートサービス「ZESP」(日産ゼロ・エミッションサポートプログラム)を改定。新サービス「ZESP2」の提供を始めたと発表しました。

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「ZESP」は日産販売店舗や高速道路SA、コンビニなどに設置されているNCS(日本充電サービス)運営の全国約5,600基の急速充電器が定額で使い放題となるもので、「リーフ」のオーナーの約9割が加入しているそうです。

今回のサービス改定の目的は、より魅力的な料金体系の実現とオーナーの利便性向上を図ることにあり、具体的な変更内容は次の2点となっています。

①ZESP2 「使いホーダイプラン」

月会費2,000円(税別)で、日産販売店舗および高速道路SAやコンビニなどのNCS急速充電器が使い放題に。

NISSAN_ZESP2

②ZESP2 「つど課金プラン」

月会費1,000円(税別)で、日産販売店舗および高速道路SAやコンビニなどのNCS急速充電器を、15円/分の充電料金で利用可能。

NISSAN_ZESP2

共通サービスとして、カーナビゲーション内の充電スポット情報更新や、オペレータサービスが利用できる「ITサポート」、レンタカー利用時の基本料金が最大で半額になる「日産レンタカー割引」、車両トラブル発生時に常時24時間体制でサポートする「エマージェンシーサポート」を設定。

NISSAN_e-NV200

また今回の改定で、サポート対象車種に「e-NV200」が追加されており、「ZESP2使いホーダイプラン」に申し込んだオーナーを対象に、月会費を2年間無償とするキャンペーンを実施するそうです。

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この改定は、BMWがEVやPHVなどの電動車拡販を目的に、公共充電サービス「ChargeNow」を今秋から導入、購入者向けのお得なサービスを充実させたことが背景にある模様。

国内でも電動車が普及するにつれ、今後はこうしたサービス競争が本格化することになると予想されます。

Avanti Yasunori・画像:日産自動車、BMW)【関連記事】

トヨタ自動車が「EV事業企画室」を始動!電動化加速へ
http://clicccar.com/2016/12/05/423003/

2025年にEV販売100万台で首位狙う!VWが新戦略を発表
http://clicccar.com/2016/11/28/421115/

メルセデス・ベンツなどドイツ3強がEV投入を加速!
http://clicccar.com/2016/10/19/409118/

BMWがEV、電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!
http://clicccar.com/2016/03/28/362878/

「日産リーフ」からビルへ給電し、夏場のピーク電力削減に成功していた!
http://clicccar.com/2013/12/09/239756/

【関連リンク】

日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2
http://ev.nissan.co.jp/ZESP2/

BMW i3「ChargeNow」
http://www.bmw-i.jp/BMW-i3/

悲願のカブリオレも登場!20年振り復活のBMW8シリーズ次世代型を再捕捉

BMWのフラッグシップクーペとして、1990年から1999年まで生産されていた『8シリーズ』。

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『M1』以来のリトラクタブルライトの採用や、V型8気筒からV型12気筒までのエンジンラインナップは強烈なインパクトを放ちましたが、日本国内では使い勝手の悪さなどから、人気はイマイチでした。

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その「8シリーズ」が2019年に復活というニュースをお伝えしましたが、「カブリオレ」も設定されることが確定的となりました。

カブリオレは初代8シリーズにも設定予定でしたが、諸々の事情から発売が断念されているため、20年ぶりの悲願の達成となります。

「8シリーズカブリオレ」は実質「6シリーズ カブリオレ」の後継モデルとなりますが、ライバルをメルセデス「Sクラス カブリオレ」に設定するため、よりハイスペック&ラグジュアリーなクーペ/カブリオレが予想されます。

エクステリアは2013年に公開された「ピニンファリーナ・グランルッソ・クーペ」を彷彿とさせる、ワイドなキドニーグリルやアグレッシブなデザインのヘッドライトを持つ可能性が高ようです。

パワートレインは、3リットル直列6気筒DOHCターボや4.4リットルV型8気筒DOHCターボのほか、ハイエンドモデルにはV型12気筒エンジンもラインナップされます。

初代モデルでは、販売面でライバルのメルセデス「SL」に大きく水を開けられましたが、「カブリオレ」を擁するこの次世代型では負けは許されないでしょう。

(APOLLO)【関連記事】

20年ぶりの復活!BMW・8シリーズの次世代型を捕捉
http://clicccar.com/2016/10/14/406811/

2017年に登場するBMW最小クーペSUV「X2」、市販モデルを激写!

BMWの最小SUVクーペとなる『X2』市販モデルの姿をカメラが捉えました。

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「X2」は2016年のパリモーターショーでコンセプトモデルが公開されていますが、その市販モデルと思われます。

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BMWは、「X」シリーズの偶数ナンバーモデルをクーペSUVと位置づけており、「X2」は最小クロスオーバーSUV「X1」のクーペバージョンとなり、「UKL」プラットフォームおよび多くのメカニズムを共有します。

プロトタイプのディテールは不明ですが、ワイドに広がる新キドニーグリル、緩くラウンドするルーフラインはコンセプトモデルを彷彿させます。

兄貴分の「X4」や「X6」ほどルーフの傾斜がないのは、車幅がタイトな分、十分なヘッドルームを確保するためだと思われす。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ツインターボや、2リットル直列4気筒ツインターボなどがラインナップされ、実用性だけでなくデザインも重視されたスタイリッシュなSUVとなりそです。

ワールドプレミアは2017年初頭が予想されます。

(APOLLO)

ワールドプレミアは2018年秋? BMW X5次世代型、ニュルで熟練の走り!

デビュー18年目のBMW「X5」次世代型が、ニュルで熟練の走りを魅せました。

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次世代型はエクステリアを大刷新すると噂されていますが、ニュル高速テストで魅せたその走りも一層の磨きがかかったように見えます。

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プラットフォームには軽量「CLAR」を採用し、200kg以上の減量が図られるといい、より機敏な動力性能を身に着けたようです。

パワートレインは4気筒、6気筒、8気筒エンジンをアップデート、パワーアップが図られるほか、プラグインハイブリッドも設定される見込みです。

ワールドプレミアは2018年秋頃になると予想されています。

(APOLLO)

最新の2.0Lターボガソリンエンジンを搭載して、BMW 120i/BMW 220iクーペが動力性能を大幅に向上

ガソリン、ディーゼルエンジンを問わず最新世代に入れ替えることで、常に走りや環境面での性能進化を図っているBMWとMINI。

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フルモデルチェンジやビッグマイナーチェンジなどがそうした機会になりますが、エンジンだけでも最新世代に入れ替えることで、動力性能や燃費、そして少しでも環境規制に先んじていくという狙いもありそうです。

BMW 1シリーズ、2クーペシリーズは、2016年9月1日に新世代の3.0Lの直列6気筒「BMW M Performance ツインパワーターボエンジン」を搭載したM140i、M240iクーペを発売。M2クーペを別格として、1シリーズ、2シリーズクーペの最上級グレードをすでに強化しています。

そして今回、BMW 120iおよびBMW 220iクーペに、「BMW EfficientDynamics」の理念を追求したBMWグループの新しいエンジン・ファミリーに属する新世代モジュラーエンジンを搭載。

BMW 220i Coupé, Mineral Grey Metallic, Sport Line, 135/184 kW/PS

両モデルに積まれる2.0Lの直列4気筒BMWツインパワーターボガソリンエンジンには、ツインスクロール・ターボチャージャーや高精度ダイレクトインジェクションシステムをはじめ、無段階可変バルブコントロールシステムの「バルブトロニック」、バリアブルカムシャフトコントロールシステムの「ダブルVANOS」を組み合わせたBMW最新のツインパワーターボテクノロジーの採用がトピックス。

組み合わされるトランスミッションは、120iが8AT、220iが8速スポーツATになります。

最高出力は184ps/5000rpm、最大トルクは270Nm/1350-4600rpm。JC08モード燃費は15.9km/Lを実現し、「平成27年度燃費基準+10%」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(四つ星の低排出ガス車)」をクリア。エコカー減税対象モデルとして、自動車取得税が40%、重量税が25%減税されます。

なお、従来の120iは1.6Lの直列4気筒ターボを搭載し、177ps/250Nm、16.8km/Lという燃費でしたから、燃費はわずかに下がっていますが、大幅なパワー、トルク向上を果たしており、BMWらしい戦略といえそう。

価格は120i Sportと120i Styleが418万円、120i M Sportが433万円。220iクーペSportが478万円、220iクーペM Sportが502万円です。

(塚田勝弘)

完全エレクトリックモデル投入か!? BMW 3シリーズ次世代をキャッチ

BMW「3シリーズ」次世代型プロトタイプの姿を再び捉えました。今回捉えたプロトタイプはミュールボディではなく、次世代型の本物のパーツを纏っています。

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これまでキャッチしてきたプロトタイプは、現行モデルのパーツを多数使用したミュールボディでしたが、今回はボンネット、前後バンパー、ドアなど全てに次世代型のパーツが採用されています。ただし、ヘッドライト及びテールランプの中身はダミーです。

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依然としてフルカモフラージュでディテールは不明ですが、レポートによれば、次世代型には「CLAR」プラットフォームが採用され、バンパーのエアインテークやヘッドライトは、欧州メーカーのデザイントレンドと言える、スクエア基調のデザインとされるとのことです。

パワートレインは1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒、プラグインハイブリッドがラインナップされますが、最大のサプライズとなりそうなのが、エンジンレス。

つまり完全なエレクトリックカーモデルが投入される可能性あることです。。

最高馬力310psを発揮する電気モーターを搭載し、最大航続距離は500km程度までに達すると噂されています。

3シリーズ次世代型のワールドプレミアは2018年ジュネーブモーターショー、エレクトリックモデルが投入されるなら、2019年または2020年が有力です。

(APOLLO)

「5シリーズGT」改め「6シリーズGT」。BMWの新型グランツーリスモ、2017年誕生へ!

BMW『5シリーズ グランツーリスモ』(GT)次期型プロトタイプを、偽装が薄い状態で補足に成功しました。新LEDヘッドライトやフロントバンパーのエアインテークが一新されていることが確認できます。

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次期型では「6シリーズ グランツーリスモ」(GT)へ名称変更される可能性が高く、名実ともに生まれ変わることになります。

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リア部分はまだカモフラージュが重いがですが、現行モデルとは異なるリアゲート開口部が確認でき、荷物の積み下ろしなど使い勝手が向上するようです。

また「CLAR」プラットフォームにより80kg以上の軽量を達成し、現行モデルより広い居住空間を実現しています。

パワートレインは、1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒ターボのほか、「xDrive40e」プラグインハイブリッドのラインナップが予想されています。

(APOLLO)

BMW 6シリーズ グラン クーペに「ブラック・サファイア」をまとった33台限定車が登場

BMWのラグジュアリークーペである6シリーズ グラン クーペに、わずか33台の限定車が設定されました。「Celebration Edition Exclusive Sport」という長い車名だけでも豪華でスポーティな仕様なのがうかがえます。

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ベースは精悍なデザインが魅力の「M Sport」で、「ブラック・サファイア」のボディカラーを採用しているのをはじめ、存在感のある「20インチMライト・アロイ・ホイール」、サイドウインドウ・モールディングにアルミ仕上げが施された専用の「BMW Individualアルミニウム・ライン」を特別装備。

特別感のあるインテリアも見どころです。コニャックとブラックのカラーコーディネイトが気品ある高級感を演出する「エクスクルーシブ・ナッパ・レザー・インテリア」に、贅沢な雰囲気をさらに強調する「アルカンタラ・アンソラジット・ルーフ・ライニング」や、ピアノの製作工程と同様のピアノ・ラッカー技術を利用し、製造される高品質な「BMW Individualピアノ・フィニッシュ・ブラック・インテリア・トリム」といった特別装備を組み合わせるとともに、フロントベンチレーションシートなどが用意される豪華仕様になっています。

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ほかにも、サスペンションのダンピング特性を自動的に制御し、良好な乗り心地を実現する「ダイナミック・ダンピング・コントロール」、16個のスピーカーからなる高音質の「harman / kardonサラウンド・サウンド・システム」、車両周辺の状況をコントロールディスプレイで確認することができる「トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラ」なども装備されています。

BMW 6シリーズ グラン クーペ「Celebration Edition Exclusive Sport」の価格は1340万円です。

(塚田勝弘)

620馬力のスーパーセダン、アルピナB5ビターボ次期型がニュルで初テスト

2016年10月にワールドプレミアを果たしたBMWのミドルセダン、新型『5シリーズ』。

BMW恒例のハイパフォーマンスモデル『アルピナ B5 ビターボ セダン』次期型が、ニュルの高速テストに始めて姿を見せました。

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キャッチしたプロトタイプは、5シリーズ新型より大口のエアインテーク及び、異なるホイールやクワッドエキゾーストパイプが確認出来るほか、専用の「スポーツ サスペンション」やブレーキセッティングが施されます。

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「M」モデルほどアグレッシブなエアロパーツは装着されていませんが、心臓部には4.4リットルV型8気筒ターボを搭載、最高馬力は620psに達するとレポートされています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

待望の「6速MT」モデルがBMW M2クーペに登場!価格は768万円

3.0リッター直列6気筒 Mツインパワーターボエンジンを積むBMWのコンパクトクーペ、M2に6速MTが追加設定されることが発表され、予約注文が始まりました。

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これまでM2クーペは7速DCTのみの設定でしたが、ヨーロッパ仕様で最高出力272kW(370ps)/6500rpm 、最大トルク465Nm(47.4kgm)/1400-5560rpmというパワフルなエンジンパフォーマンスを意のままに操ることができる6速MT仕様は、マニア待望といえるでしょう。

HDDナビゲーションや19インチアルミホイールといった充実した装備を与えられたM2クーペ(6速MT)、そのメーカー希望小売価格は768万円と発表されています。

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(山本晋也)

BMW 4シリーズ グラン クーペにスタイリッシュな「Celebration Edition IN STYLE」を設定

2ドアクーペ、カブリオレ、4ドアクーペのバリエーションを有するBMW4シリーズ。

4ドアクーペは「グラン クーペ」を名乗っており、4ドアモデルでありながらクーペならではの流麗なスタイリング、そして後席への乗降性はもちろんのこと、頭上空間などの居住性が重視されたモデル。

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その4シリーズ グラン クーペに、200台限定の「Celebration Edition IN STYLE」が設定されました。ダイナミックな外観と走りが特徴の「M Sport」モデルがベースになっています。

P90240372_highRes_4-series-gran-coupe-迫力あるスタイリングが特徴で、存在感溢れるバイカラーの19インチアルミホイールを特別装備するとともに、ウインドウモールディングとフロントフェンダーのエアブリーザーに、サイドビューを際立たせる専用サテンアルミ仕上げが施されています。

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内装も魅力です。専用ブルーステッチ付きのブラックの「ダコタ・レザーシート」に、「アッシュ・グレイン・インテリア・トリム」と「BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル・セット&フットレスト」が組み合わされています。

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BMW 4シリーズ グラン クーペには、歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行うことが可能な「アクティブ・クルーズ・コントロール」、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線を急接近してくる車両をドライバーに警告する「レーン・チェンジ・ウォーニング」、万が一の事故発生時に車両の通信機能を介して自動的にSOSコールセンターに接続する「BMW SOSコール」などの安全装備が標準装備されています。

さらに今回の限定車には、車速やルート案内など様々な情報をフロントウインドウスクリーンに直接表示する「BMWヘッドアップ・ディスプレイ」が用意されています。

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ほかにも、ダイナミックで精悍なフロントマスクを印象づけるとともに、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する「アダプティブLEDヘッドライト」を標準車から追加装備。

「420i Gran Coupe Celebration Edition IN STYLE」の価格は642万円。発売は2016年11月5日からとなっています。

(塚田勝弘)

熟成極まった現行型のBMW 5シリーズにお買い得な限定車が登場

新型BMW 5シリーズがデビューしましたが、日本での発売時期はまだ明らかにされていません。7シリーズ顔負けの新技術が満載された新型を待つのも良いですが、熟成極まった現行型を購入する手もまた良しでしょう。

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10月29日から発売される現行5シリーズの限定モデル「THE PEAK(ザ・ピーク)」は、スポーティな走りとスタイリングをさらに際立たせる人気グレードの「M Sport(エム・スポーツ)」モデルがベース。

19インチの「Mライト・アロイ・ホイール」と専用の「ブラック・キドニーグリル」を標準装備することでスポーティなキャラクターをより強調しています。

インテリアでは、ブラックの「ダコタ・レザー・シート(フロントシート・ヒーティング付)」に「ファインライン・アンソラジット・ウッド・トリム」を組み合わせることで、質感高いシックな仕上がりになっています。

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また、シリアルナンバーが刻印された「インテリア・バッジ」、「レザー・キー・ケース」などの専用装備品も用意されています。

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価格は2.0L 直列4気筒ターボの「523i M Sport THE PEAK」が712万円、同ガソリンエンジンでステーションワゴン「523iツーリングM Sport THE PEAK」が747万円。

2.0L 直列4気筒ディーゼルターボの「523d M Sport THE PEAK」が735万円、ステーションワゴンで同ディーゼルエンジンを積む「523dツーリングM Sport THE PEAK」が770万円。

この価格は、一部の標準装備を見直すことにより、ベース・モデルである「M Sportモデル」から14万円(セダンの価格上昇値。ツーリングは、ベース・モデルの価格から15万円の上昇)の上昇に抑えられています。

(塚田勝弘)

メルセデス・ベンツなどドイツ3強がEV投入を加速!【パリモーターショー16】

10月16日に会期を終えたパリモーターショー16。今回のショーでは、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンが出展した次世代のEVが注目を集めました。

メルセデス・ベンツは新たに電動パワートレイン車に特化した「EQ」ブランド初となるコンセプトカー「ジェネレーション EQ」を初公開。

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ディーター・ツェッチェCEOによれば、「EQ」は「エレクトリック・インテリジェンス」を意味しているそうで、知能を持たせた電動車両シリーズとしています。

スポーティなエクステリアデザインを纏ったボディに408ps/71.4kgmを発生する強力な電動モーターを前後に搭載しており、子会社である独アキュモーティブ製70kWhの大容量リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、0-100km/h加速は5秒以下、最大航続距離は500kmとなっています。

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2019年に同タイプのディーゼル車並みの価格で市販予定で、2025年までに「EQ」シリーズ(SUV、サルーン、クーペ、カブリオレ等)を10車種投入、販売台数の15-25%をEV化する計画といいます。

同社はこれまで、2017年までにPHVを10車種投入するとしていましたが、バッテリー性能の急速な向上が見込まれることから、EVへのシフトを明らかにした形。

フォルクスワーゲンも先回の記事でご紹介したとおり 、同ショーでEVのコンセプトハッチバックモデル「I.D.」を発表。

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「I.D.」はEV専用のプラットフォーム「MQB」(Modular Electric Platform)を採用した初のモデルで、航続距離は400-600km、2020年発売を目指しているそうです。

2025年には「IDパイロット」装備により、自動運転にも対応する模様で、現行のゴルフのEVモデルについても2017年に航続距離を50%向上させる計画とか。

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同社は2025年までにEVを30車種投入予定で、販売台数の20-25%をEV化するなど、ディーゼル排ガス問題からのイメージ転換を図る姿勢を鮮明に打ち出しています。

一方、BMWは電動車ブランドの「iシリーズ」を2013年に立ち上げており、コンパクトEVの「i3」やPHVのスポーツモデル「i8」を既に市場投入しています。

パリモーターショー16では今後i3に続いて全車種にEVを設定すると宣言するなど、ドイツ勢3強はEVの販売が好調な米テスラに刺激され、EVシフトを加速させる構えをみせています。

FCVよりも、まずEV投入に注力する方向性を強く打ち出した欧州勢と、それに対抗するトヨタなど国内勢の今後の動きが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes Benz、VW)

【関連記事】

BMWが米・テスラへの対抗で全モデルにEVを設定?
http://clicccar.com/2016/10/17/408715/

フォルクスワーゲンが2020年に「MEB」搭載の新型EVを投入!
http://clicccar.com/2016/10/08/404829/

【関連リンク】

パリモーターショー2016
http://www.mondial-automobile.com/en/visiteurs/

BMWが米・テスラへの対抗で全モデルにEVを設定?

昨年あたりから、EV普及のネックになっているバッテリー容量拡大に関する情報が流れ始め、それに連動してEVの航続距離拡大が注目されるようになってきました。

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BMWは今年3月、電動車両と自動運転車の拡大を柱とする2025年までの経営戦略「NUMBER ONE NEXT」を発表。

ハラルド・クルーガーCEOによれば、今後PHVやBMW「i3」に続くピュアEVなど7モデルを投入するそうで、年内にバッテリー性能の向上により、航続距離を200km(+40%超)に拡大した「i3」を発売する計画とか。

一方、米テスラは年間8万台のペースでセダンやSUV系のEVを生産しており、2018年までに年間50万台を生産できる体制を着々と準備中。来年には従来モデルよりも低価格なセダン「モデル3」の投入を予定しているようです。

こうした状況を受け、同CEOは10月11日、米WSJの取材に対して「全てのブランドとモデルのEV化を組織的に進める」と述べたそうです。

BMWでは既存モデルのハイテク化に取り組んでおり、先月には「MINI」のピュアEVを2019年に、BMW「X3」のピュアEVを2020年にそれぞれ投入すると発表。

10月16日には同社のHP上でMINIのPHVバージョンを紹介するなど、電動化をアピールしています。

しかし米国では、昨年来からの原油価格低下によりガソリン価格が低下しており、従来のように低燃費車よりも大型SUVへの人気が高まっており、HVやPHVも含め、電動車へのニーズが低減しているのが実情。

調査会社オートデータによると、「i3」の2015年の世界販売台数は約2万5000台でしたが、今年9月の米国における同車の販売台数は、前年同月比で77%減の391台と低迷しています。

こうした状況から、米市場でのEV展開に際しては、やはりリーズナブルな価格帯のSUV系ラインナップから充実させる必要性がありそうです。

Avanti Yasunori・画像:BMW)

【関連記事】

ルノーのキュートなEV「ZOE」、航続距離が400kmに伸長
http://clicccar.com/2016/10/16/408352/

BMW・i3、航続距離大幅アップで販売台数が増大!
http://clicccar.com/2016/08/24/394038/

「BMW 330e」の本当の弱点とは?
http://clicccar.com/2016/07/24/388065/

BMWがEV、電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!
http://clicccar.com/2016/03/28/362878/

バッテリー性能革新とインフラ整備進展でEV本格普及へ
http://clicccar.com/2014/12/31/284336/

フルエアロ装着、BMW 最強レースカー「M4 GT4」公道走テストをキャッチ!

BMWが「M3クーペ」をベースに、2018年レースシーズン用に開発を進める、新型レースカー「M4 GT4」の公道テストをキャッチしました。

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BMWはすでに「M4 GT4」の存在を、イメージスケッチと共にアナウンスしています。

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今回捉えたプロトタイプは、フロント&リアスポイラー、サイドスカート、フロントエアスプリッター付きベンチレーション、リアデュフューザー、「M4 GTS」より巨大なリアウィングなど、バリバリのレースカー仕様となっています。

その心臓部には、M4 GTSの3リットル直列6気筒エンジンをブラッシュアップし、更なるパフォーマンスの向上が図られると見られます。

レースデビューは2018年1月。市販化も期待できそうです。

(APOLLO)

マツダの「魂動デザイン」の魅力が分かる「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016」

2020年に100周年を迎えるマツダ。CX-5やアテンザ、アクセラ、デミオやCX-3、ロードスターといった新生代商品を擁し、黒い外観が印象的な新世代店舗の展開など、ブランド力向上に注力しています。

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しかし、マーケティング戦略だけでブランドとして認知されるほど甘くないのは重々承知で、商品そのものを絶えず磨き上げているのが上記の新世代商品というわけです。

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マツダの魅力といえば、「走り」はもちろんですが、デザインテーマに「魂動(こどう)」を掲げることで、ファンを着実に増やしています。

マツダのデザインの魅力を訴求する場として、5年連続となる「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016」に出展しています(10月14日〜23日まで開催)。

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今年のテーマは「Mazda Design Elegance」で、今秋日本で予約販売を開始する予定になっているマツダ ロードスター RFの北米仕様モデル「Mazda MX-5 RF」をはじめ、1969年に発売されたマツダ初のFFモデル「ルーチェ ロータリークーペ」を展示。

なお、同モデルはイタリアのベルトーネによる4ドアセダンのデザインを元に、マツダ社内のデザイナーが独自のテイストを加えたクーペデザインが特徴です。

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初日の14日には、マツダ デザイン本部 ブランドスタイル統括部 主幹の田中秀昭氏、デザインモデリングスタジオ 部長の呉羽博史氏がマツダのブランドストリーをデザインの面から語るトークセッションが開催されました(こちらは別記事でご紹介します)。

そして、東京ミッドタウンのプラザ1F(キャノピー・スクエア)に展示されていたMazda MX-5 RFを前に、チーフデザイナーであり現在の主査でもある中山 雅氏が最もこだわりがつまったファストバックスタイル、リトラクタブルハードトップの開閉動作の美しさについて解説。こちらも別記事でご紹介します。

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そのほか、資生堂と一緒に開発したマツダの「魂動(こどう)」デザインの世界観を表現したというフレグランス「SOLE of MOTION」も出展。10月23日(日)まで東京ミッドタウンで開催されていますので、気になる方は訪れてみてはいかがでしょうか。

(文/写真 塚田勝弘)

20年ぶりの復活!BMW・8シリーズの次世代型を捕捉

1999年まで生産されていたBMWのフラッグシップ・クーペ『8シリーズ』が、20年ぶりに帰ってくる事が分かりました。

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次世代型「8シリーズ」は、現行の『6シリーズ』の後継モデルにあたります。過去に「3シリーズ クーペ」が、「4シリーズ」へ移行したケースと同じです。

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ライバルをメルセデスベンツ「Sクラス クーペ」など、最高級クーペを想定しているため、現行6シリーズよりハイクオリティな装備、質感を持たせるといいます。

まだフルカモフラージュですが、2013年に公開された「ピニンファリーナ・グランルッソ・クーペ」の意匠を継ぐ、ワイドなキドニーグリル、グラマラスなボディ、つり上がったヘッドライトなどが確認できます。

パワートレインは、3リットル直列6気筒ターボ、及び4リットルV型8気筒エンジンを搭載。ハイエンドモデルにはV型12気筒モデルも予想されています。

ワールドプレミアは2019年とレポートされており、クーペ登場後、派生モデルとなるカブリオレもラインナップに加わりそうです。

初代8シリーズは、高級車の割にトランクや室内が狭いなど、実用性が良かったとは言えず、当時ライバルであったメルセデスベンツ「SL」に販売面で惨敗、この次世代モデルにかけるBMWの意気込みは相当なものと伝えられています。

(APOLLO)

BMW・1シリーズの限定車「Celebration Edition MyStyle」が373万円で登場

136ps/220Nmを発揮する1.5Lの直列3気筒DOHCターボでありながら、8ATの助けもあってスムーズかつ元気な走りを披露してくれるのが最新のBMW 118iです。

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低速域では3気筒らしいややラフな音・振動面ではあるものの、速度が乗ってしまえば気になりませんし、何よりノーズが軽く、Cセグメント唯一のFRらしい回頭性の良さがヒシヒシと伝わってきます。

10月15日に400台限定で発売される「BMW 1シリーズCelebration Edition MyStyle」は、118iをベースに、人気のボディカラー「アルピンホワイト」をまとい、躍動的なデザインが印象的な17インチアルミホール「Yスポーク・スタイリング・アロイ・ホイール」を特別装備。

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ウインドウモールディングとBMWお馴染みのキドニーグリルにクローム仕上げが施され、スタイリッシュでモダンな仕上がりになっています。

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内装も質感を向上。「ハイグロスブラックトリム」に「マット・オキサイド・シルバー」のハイライトが組み合わされた専用インテリアトリムをはじめ、フロントシートヒーティングを用意するなど装備も充実しています。さらに、ブラックの「Sensatec」レザーシート(合成皮革)も特別装備。

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ほかにも、BMW 1シリーズ全モデルですでに標準設定されているiDriveナビゲーションシステム、車載の通信モジュールを利用して乗員の安全を見守る「BMW SOSコール」に加えて、狭いスペースでの駐車をサポートするリヤビューカメラやパークディスタンスコントロール(リヤ)も用意されます。

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さらに、歩行者検知機能付の衝突回避・被害軽減ブレーキ、車線の逸脱をドライバーに警告するレーンディパーチャーウォーニングなども標準化されるなど、充実の装備となっています。

「118i Celebration Edition MyStyle」の価格は373万円です。

(塚田勝弘)

今度は「Z5」だ! トヨタ×BMWの共同プロジェクト、着々と進行中

トヨタとBMWで共同開発を進める新型「スープラ」と新型「Z5」。

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先日のスープラに続いて「Z5」の姿をカメラが捉えました。

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フルカモフラージュされたボディから、デザイン・ディテールは不明ですが、ロングノーズと切り詰められたリアオーバーハング、ワイドなフロントグリル、ツインエキゾーストパイプなど、スポーティーなエクステリアが見て取れます。

ルーフには電動開閉式ソフトトップが採用される可能性が高く、軽量化とパフォーマンスの向上を目指しています。

ハイブリッドが予想されている「スープラ」に対し、「Z5」のパワートレインには、2リットル直列4気筒ターボ及び6気筒エンジンがラインナップされると見られています。

ハイエンドモデルとなる「Z5 M」には、最高馬力425psを叩き出す、3リットル直列6気筒エンジンの搭載が噂されています。

ワールドプレミアは早ければ2017年後半となりそうです。

(APOLLO)

【関連記事】

ついに現れた!トヨタ・スープラ後継モデル。FT-1デザインを継承か!
http://clicccar.com/2016/09/21/401051/

「BMW M3」の30周年記念車「30 Jahre M3」は、450psまで強化された30台限定車

2016年9月30日に全世界500台、日本限定30台で予約受付が開始されたBMW M3「30 Jahre(ドライスィッヒ・ヤーレ 30)」は、1986年に誕生した初代M3の30周年記念モデル。

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外観の見どころは、初代M3の特別色として初めてBMWのラインアップに加わった「マカオ・ブルー・メタリック」をはじめ、軽量構造の20インチ鍛造「Mライト・アロイ・ホイール」や、ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリル、サイドギル、リヤのモデルバッジといったM3のファンにはたまらない装備の数々でしょう。

P90236757_highRes_the-new-bmw-m3-30-yeインテリアは、前席のヘッドレストに「30 JAHRE M3」のステッチが施されたブラックとフィヨルドブルーの専用バイカラー仕上げの「メリノ・レザー・インテリア」を用意。

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さらに、ブラックのクロームハイライトが印象的なカーボンファイバー製インテリアトリムには、「30 JAHRE M3」のロゴに加えて、全世界500台限定のうちの1台であることを示すレタリングが施されるなど、スポーティかつ特別感あふれるキャビンとなっています。

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走りの装備では、BMW M3のパフォーマンスをさらに引き上げる「コンペティション・パッケージ」の標準化が最大の注目点です。

自然吸気のような官能的な吹け上がりの良さと、ターボによる圧倒的なパワーを併せ持つ3.0L直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンの最高出力を、通常モデルから14kw(19ps)アップの331kw(450ps)まで向上。0-100km/h加速は4.0秒という俊足ぶり(ヨーロッパ仕様車値)。

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足まわりも強化されています。専用タイヤ(前265/30ZR20、後285/30ZR20)をはじめ、ダンパーおよびスタビライザーの特性を専用チューニングした「アダプティブMサスペンション」を標準装備。

電子制御式多板クラッチによりパワーを左右のリヤホイール間で自在に配分する「アクティブMディファレンシャル」やDSCにも専用のチューニングが施されています。

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BMW M3「30 JAHRE M3」に用意されるのは7速M DCTのみで、価格は1340万円。希望者多数の場合は、購入当選者を抽選にて決定し、納車は10月末からとなっています。

(塚田勝弘)

コンパクトSUVに新風を巻き起こすか!? BMW X2コンセプトが登場【パリモーターショー16】

BMW X2コンセプトがパリモーターショーで披露されました。

クーペとSUVを融合させたスタイリッシュな「BMW X2コンセプト」は、都市ユーザーをターゲットにしたスポーティモデルという位置づけ。

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写真を見る限り、日本でも都市部を中心にかなり遭遇するメルセデス・ベンツGLAを意識したようなコンセプトモデルに見えます。ニッチとはいえ、コンパクトクロスオーバーSUV市場でBMWとしてもライバルにばかり良い思いをさせないということでしょうか。

いかにも速く走りそうなスタイリングに、BMWのXモデルならではの堅牢なボディで構成され、ロングホイールベース、ショートオーバーハングのボディが特徴です。

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BMWらしさを感じさせるフロントマスクは、「鮫の鼻」を感じさせる新たな造形が採り入れられたキドニー・グリル、大型のエアインテークが存在感を高めています。

サイドビューは、細長いルーフラインとスリムなウインドウグラフィックが印象的で、SUVとクーペのクロスオーバーモデルであることを強調。力強さを感じさせる前後フェンダーには21インチの軽合金ホイールが収まっています。

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発表されたリリースにはデザインスタディモデルなのでしょうか、スタイリング以外で言及はほとんどありません。

しかし、BMW X1がFF化されたことから、市販モデルになれば都市部のユーザーを狙うということからもFFと4WDが設定されるのではないでしょうか。

(塚田勝弘)

BMW 3シリーズに新しいエントリーグレード「BMW 318iセダン/リーリング」を設定。価格は409万円から

現行のBMW3シリーズは320i系がエントリーグレードでしたが、2016年10月1日からラインナップに加わるのがBMW 318i。

ついに3シリーズにも1.5L直列3気筒DOHCターボエンジンが搭載されることになります。

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136ps/4400rpm、220Nm/1250-4300rpmというスペックは、1シリーズ(118i)などに搭載されている1.5Lの直列3気筒エンジンと同一。

BMW自慢の新世代モジュラーエンジンである1.5Lの直列3気筒BMWツインパワーターボには、ターボチャージャーや高精度ダイレクトインジェクションシステムをはじめ、無段階可変バルブコントロールシステムのバルブトロニック、バリアブルカムシャフトコントロールシステムのダブルVANOSといったBMW独自の革新的なツインパワーターボ技術が投入されています。

弟分の118iを走らせたことがありますが、絶対的なパワーはないものの、中・低速域で十分なトルク感があり、不満を抱かせるシーンはほとんどありません。

しかも、その気になれば「結構走ってくれる」エンジンという印象。

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ひと回り以上大きく重い3シリーズでも実用上は「モアパワー」を感じさせることはないでしょうが、その走りが気になるところです。

同エンジンは、バランサーシャフトを備えた軽やかな吹け上がりと自然なレスポンス、スポーティなエンジンサウンドだけでなく、ダウンサイジングターボらしく燃料消費率(JC08モード)は、17.2km/Lの低燃費を実現。

装備では、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する「LEDヘッドライト」、「LEDフォグ・ランプ(フロント&リヤ)」に加えて、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してコールセンターに接続し、救急や消防といった機関を早急に手配することが可能な「BMW SOSコール」などの先進の通信技術、3年間にわたり主要項目のメインテナンスなどを無償提供するメンテナンス・パッケージ「BMWサービス・インクルーシブ」を全車標準装備。

さらに、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」といった先進安全装備も充実(318i SEをのぞ標準装備)。

価格帯はセダンが「318i SE」の409万円から「318i M Sport」が489万円。ワゴンが「318i SEツーリング」の431万円から最上級グレードの「318i M Sportツーリング」の511万円となっています。

なお、318iは「平成32年度燃費基準」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」を達成。エコカー減税の減税率は、自動車取得税で60%、重量税が50%減税、翌年度の自動車税も75%減税になります。

(塚田勝弘)

BMW 3シリーズ グランツーリスモがマイナーチェンジ。最新の2.0L4気筒ターボを搭載

セダンを超えるかと思わせるしなやかな乗り味、そして、クーペのようなフォルムと高い積載性などの実用性を兼ね備えたBMW3シリーズ グランツーリスモ。

今秋、マイナーチェンジを受け、2016年の10月1日から新型モデルが発売されます。

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外観の見どころは、新世代の「コロナ・リング・デザイン」の採用で、夜間走行時にスポーティで目を惹く4灯デザインの「アダプティブLEDヘッドライト」に加えて、「LEDフォグ・ランプ」、「LEDリヤ・コンビネーション・ランプ」が新たに標準装備される点です。

一方のインテリアは、センター・パネルにハイグロス・ブラック仕上げが施され、エアアウトレット周辺部にクロームアクセントが追加されるなど、質感をさらに向上。

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「M Sport」では、洗練された室内空間を強調する「アッシュ・グレイン・インテリア・ウッド・トリム(インレイ付)」、スポーティかつ美しいコックピットを演出する「BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレスト」が新たに標準装備されます。

エンジンもBMW最新のモジュラーエンジンにスイッチ。

2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジンを新たに搭載し、最高出力184ps/5000rpm、最大トルク 270Nm/1350-4600rpmというスペックを得ているだけでなく、15.4km/L(JC08モード)という燃費も自慢。

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なお、「平成32年度燃費基準」および「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(4つ星の低排出ガス車)」を達成し、エコカー減税対象モデルとなり、自動車取得税60%、重量税50%減税、翌年度の自動車税が75%減税となります。

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装備では、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」といったドライバー支援システムに加えて、万一の事故発生時、車両の通信機能を介してコールセンターに接続し、救急や消防といった機関を早急に手配することが可能な「BMW SOSコール」などの先進の通信技術、足元の操作などでリヤゲートの自動開閉が可能な「オートマチック・テール・ゲート・オペレーション」などがすでに従来型から標準装備されていますが、新型モデルではさらに大幅な快適、安全装備の充実化が行われています。

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具体的には、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する前述の「アダプティブLEDヘッドライト」をはじめ、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ ウォーニング」、複数のカメラによってクルマの周囲の情報をコントロール・ディスプレイに映し出す「トップ・ビュー+サイド・ビュー・カメラ」、後席シートバックレストのリリース機能やダンパー機能付ラゲージフロアを含む「ストレージ・パッケージ」、上質なサウンドと共にスタイリッシュなドライブ を演出する9スピーカーの「HiFiスピーカー・システム」、3年間無償提供されるメンテナンス・パッケージ「BMW サービス・インクルーシブ」などを新たに標準装備。

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価格は8速ATの320iグランツーリスモLuxuryが633万円、8速スポーツATの320iグランツーリスモM Sportが639万円となっています。

(塚田勝弘)

BMWジャパンが公共充電サービス「ChargeNow」を導入。普通充電の利用料金は永年無料

マイナーチェンジを受けた新型BMW i3を導入するのと同時に、10月1日からBMWジャパンの公共充電サービス「ChargeNow」が開始されます。

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ピュアEVやプラグインハイブリッドなどの電動化車両を積極的に導入しているBMWは、2020年のFCVの発売もアナウンスするなど、環境負荷低減はもちろん燃費規制をクリアするために積極的に次世代エコカーモデルを投入。

現時点で市販化されているモデルだけでも、電気自動車の「BMW i3」、プラグインハイブリッド自動車の「BMW i8」、「BMW X5 xDrive40e」、「BMW 330e」、「BMW 225xeアクティブ ツアラー」といった具合に着実にラインナップを増やしています。

日本は普通/急速充電ともに充電インフラは急速に増えていて、FCVよりも現実的な選択肢として根付きつつあります。

また、テスラがCHAdeMO(チャデモ)に対応しつつ、独自の充電スタンドもホテルなどに展開しています。

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BMWジャパンの公共充電サービス「ChargeNow」は、全国にある約1万4000基の提携充電ステーションにおいて、カード1枚で簡単に利用できるもので、初年度の料金は無料、普通充電の使用料金は永年無料という内容。

具体的には、BMW専用のChargeNowカードにより、国内最大の充電器ネットワークである「NCSネットワーク(日本充電サービスが提供する急速および普通充電器の全国ネットワークサービス)」の充電器の利用が可能となるもの。

2016年8月末時点の設置数は、普通充電器が約8,500基、急速充電器が約5,500基、合計で約14,000基となっています。

ほかにも、車載されているナビゲーションシステムや無料の専用スマホアプリ「ChargeNow App」内、全国の提携充電ステーションをマップ上に表示したり、充電ステーションの詳細(急速充電器と普通充電器の設置数など)や、充電器ごとのリアルタイム満空情報を入手したりすることが可能。

これにより、運転中に充電が必要な際に、最寄りの充電ステーションの充電器の空き状況が手軽に確認できます(満空情報が提供されている充電ステーションに限る)。

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対象車種は普通充電器向けサービスが、BMW i8、BMW X5 xDrive40e、BMW 330e、BMW 225xeアクティブ ツアラーで、月会費は1年目が無料で2年目より2500円。普通充電の利用料金は無料です。

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普通・急速充電器向けサービスは、BMW i3が対象。月会費はこちらも1年目が無料、2年目より5000円。普通充電の利用料金は無料で、急速充電は2年目より15円/分となっています。

新型BMW i3では航続距離を大きく延ばしながら価格も据え置くなど、電動化車両の普及に向けての本気ぶりがBMWから伝わってきます。

テスラも充電の「しやすさ」を訴えていて、こうした充電サービスの充実も電動化車両の競争を左右する側面になる時代が来るかもしれません。

(塚田勝弘)

BMW 3シリーズ・グラン ツーリスモ発表。発売は10月1日から

BMW 3シリーズをエレガントとユーティリティという両面で魅力をアップさせる「グラン ツーリスモ」が、新世代ツインパワーターボエンジンを搭載するなどの進化を遂げます。

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2016年10月1日より販売開始となる新しい320i グラン ツーリスモに与えられたエンジンは、最高出力135kW(184PS)、最大トルク270Nm(27.5kg-m)の2.0リッター4気筒DOHCターボ。

8速ATと組み合わされた結果、JC08モード燃費は15.4km/Lと平成32年度燃費基準をクリア。排ガス性能においても平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★4つ)を達成しています。

先進安全装備では、歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や車間距離を維持しながら自動的に速度をコントロールする「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」などを備えてるほか、斜め後方から接近する車両を検知して警告を出す「レーン・チェンジ・ウォーニング」を装備。

エクステリアの変更点は、コロナ・リング・デザインを採用したLEDヘッドライト。LEDリヤ・コンビネーション・ライトやLEDフォグ・ランプも新たに標準装備となっています。

モデルラインナップは、エレガンスを強調する「Luxury」と19インチホイールなどでスポーティさを示す「M Sport」の2つ。メーカー希望小売価格(消費税込)は、Luxuryが633万円、M Sportが639万円となっています。

(山本晋也)

BMWがFCVの試作車を公表。航続可能距離500km以上、価格は既存車から1割増しで投入へ

トヨタとスポーツカーとFCV(燃料電池車)の両面で提携しているBMW。FCVのテスト車両および市販化までのロードマップを紹介するプレス向けの説明会を開催しました。

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公開されたテスト車両は、南フランスのテストコースで開催された「BMW Group Innovation Days 2015」などでデモ走行も披露されている5シリーズ・グランツーリスモがベース。

燃料電池システムはトヨタのそれで、5シリーズ・グランツーリスモ用にアジャストされているそう。

なお、FCVの試作車はほかにも2シリーズ アクティブツアラーなどがあります。

BMW_FCV_05公開された試作車は、電気モーターの出力が150kW/200psで、最高速は180km/h、0-100km/h加速は8.4秒、水素充填量および航続可能距離(EUサイクル)は4.5kgで450km、7.1kgで700kmとなっています。

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BMWもトヨタとの協業により、FCVとして技術的には現在でも市販化できるところまで酷暑、極寒の地を含めてテストされているのでしょうが、2020年までに市販化とアナウンスしたのは、水素ステーションなどの「インフラ整備」そして、「価格面」をクリアする必要があるとのこと。

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インフラ整備は、ドイツでは2018年までに140の水素ステーションが設置予定で、導入状況により2023年までに260追加される見込み。

なお、トヨタとの協業は、燃料電池システムの技術面だけでなく、水素インフラ整備を官民に働きかける、充填システムなどといった業界に統一規格化を主導するという面も大きいそうです。

価格は、従来のBMW車に対して1割までの価格上昇がユーザーに許容される範囲と予想、現時点では残念ながらクリアできないそう。

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ほかにも、ベース車に対して居住性や積載性が大きく犠牲にならず、BMWらしい「駆け抜ける歓び」ももちろん追求されています。

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今回は残念ながらBMW i8をベースとしたFCVの実車はなくプレゼンの写真だけでしたが、BMWならではのFCVが従来モデルよりも1割アップの価格でリリースされればかなりの反響がありそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

BMW X1に待望の2.0Lクリーンディーゼルモデルを追加設定

2代目となる現行型BMW X1には、FFに直列3気筒の1.5Lガソリン、4WDに直列4気筒の2.0Lガソリンターボが搭載されています。

10月1日から発売される「BMW X1 xDrive18d」は、コンパクトクラス(全長が短いという意味で)の輸入SUVでは唯一となるディーゼルエンジン搭載車になります。

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BMWやMINIに搭載されるディーゼルエンジンは順次新世代にスイッチしていて、X1に搭載される2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルも例に漏れず、最新のコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムと可変ジオメトリーターボを組み合わせ、最高出力150ps/4000rpm、最大トルク330Nm/1750-2750rpmと厚みのあるトルクを得ています。

組み合わされるトランスミッションは8速ATで、アイドリングストップなどの搭載によりJC08モード燃費は、19.6km/Lとクラストップレベルを実現。

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また「X1 xDrive18d」の車名からも分かるように、駆動方式は4WD。

通常走行時には効率的な走行のため駆動トルクの大部分が前輪に伝えられますが、ステアリングの切れ角やホイールの回転速度などのデータからオーバーステアやアンダーステアなどの兆候を察知すると、 ファイナルドライブに一体化された電子制御式多板クラッチにより、瞬時に前後アクスルへの駆動トルクが可変配分されるシステムになっています。

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価格は「X1 xDrive18d」が440万円、「X1 xDrive18d xLine」が468万円、「X1 xDrive18d M Sport」が486万円。

なお、エコカー減税対象車になるため、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となり、翌年度の自動車税も75%減税となります。

※写真と当該グレードは一部異なります。

(塚田勝弘)

出力向上と省燃費・エコ性能を両立させるボッシュのガソリンエンジン向け水噴射システム

ドイツの自動車部品大手 ボッシュは、出力・トルク向上と省燃費・省エミッションを実現するガソリンエンジン向け水噴射システムを開発したと発表しました。

同システムはBMW M4 GTSに搭載されます。

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ボッシュの発表によると、新開発の水噴射システムは、ターボチャージャー付きダウンサイジングエンジンにも好適で、ガソリンエンジンの出力・トルクを5%向上させながら、最大13%の省燃費と、4%のCO2低減を実現することができるということです。

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発表で明らかにされた水噴射システムは、水タンクに貯留された蒸留水を吸気ポートにインジェクタで噴射するようになっています。インジェクタへの蒸留水を加圧するポンプと水噴射量を制御する制御装置については、今回の発表では公表されませんでした。

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新開発の水噴射システムは、ガソリンエンジンに供給されるガソリンの一部が燃焼室・エンジンブロックの冷却のために浪費されていることを知見して開発に着手したもので、噴射された水の気化熱で燃焼室・エンジンブロックの温度を下げ、同時に水が分解して発生する酸素でガソリンの燃焼を促進することで、効果を発揮します。

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新燃費基準のWLTCによる計測では、水噴射システムを搭載したエンジンは最大4%の燃費向上という結果が得られました。ただし、ボッシュでは省燃費効果について、実走行ではこの数字がさらに上がるポテンシャルがあるとしており、急加速時や高速道路の走行時には、最大で13%もの燃費向上が可能になるとしています。

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今回の水噴射システムでは、蒸留水の消費量は走行100km当たり数百ミリリットル程度のわずかな量で、水タンクへの蒸留水の補給は3000kmごとに1度行うだけで済み、万一水タンクが空になっても、通常のガソリンエンジンとして動作可能です。

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心配されるのが、冬季に水タンク内の蒸留水凍結することですが、ボッシュではエンジンの暖機で凍結した蒸留水を融解させるようにしているようです。

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これまでも水噴射エンジンは開発が試みられてきましたが、今回のボッシュのシステムはBMW M4 GTSに搭載されて市場に登場するように完成度が高く、今後の普及・発展が期待されます。

(山内 博・画像:ボッシュ)

BMW2シリーズ・カブリオレに新世代の2.0L直列4気筒ターボを搭載

全長4440×全幅1775×全高1415mmのコンパクトボディに、4シーターを配したオープントップモデルのBMW2シリーズ・カブリオレ。50km/h以下なら走行中でもルーフの開閉が可能(約20秒)となっています。

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今回、「BMW 220iカブリオレ」にBMWの新世代モジュラーエンジンである2.0L直列4気筒BMWツインパワーターボガソリンエンジンが新たに搭載されました。同モデルには、従来から2.0L直列4気筒ターボが搭載されていました。

新しい2.0L直列ターボエンジンには、ツインスクロールターボをはじめ、高精度ダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブコントロールシステムの「バルブトロニック」、バリアブルカムシャフトコントロールシステムの「ダブルVANOS」を組み合わせた最新のBMWツインパワーターボテクノロジーが採用されています。

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最高出力184ps/5000rpm、最大トルク270Nm/1350-4600rpmというスペックを得ながら、15.8km/LというJC08モード燃費を達成。なお、184ps/270Nm、15.8km/Lという数値は従来から変わっていませんが、ドライバビリティの向上が期待されます。

価格は220iカブリオレSportが535万円、220iカブリオレLuxuryが554万円、220iカブリオM Sportが576万円。なお、価格は改良前から据え置かれています。

(塚田勝弘)

人気のBMW2シリーズ・アクティブ ツアラー、グラン ツアラー が一部改良

実用的なモデルで一定の需要がある4WDをのぞくと、駆動方式の違いを意識してクルマ選びする人は日本のみならず世界でも少数派かもしれません。

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そうした傾向はBMWによる調査結果でもあるそうで、2列5人乗りのBMW 2シリーズ・アクティブ ツアラー、3列7人乗りのグラン ツアラーは、主にメルセデス・ベンツBクラスへの対抗馬(アクティブ ツアラー)として、綿密なマーケティングにより生まれたモデルだと想像できます。

2016年9月、BMW 2シリーズ・アクティブ ツアラーとグラン ツアラーが一部改良を受けました。

よりダイナミックなスタイリングを強調する「M Sport」モデルのうち、「BMW 218dアクティブ ツアラー M Sport」、「BMW 218dグラン ツアラー M Sport」、「BMW 220iグラン ツアラー M Sport」の3モデルに、パドルシフト付きの8速スポーツATを新たに標準装備。

なお、225i xDriveアクティブ ツアラーは従来モデルからパドルシフト付8ATが用意されています。

BMW 220i Gran Tourer

BMW2シリーズ・アクティブ ツアラーの価格帯は342万円〜509万円。グラン ツアラーは368万円〜464万円。

なお、価格が改定された「218dアクティブ ツアラー M Sport」は407万円、「218dグラン ツアラー M Sport」は437万円、「220iグラン ツアラー M Sport」が464万円です。

(塚田勝弘)

パワーもトルクも燃費も向上したBMW M140i、M240iクーペが登場

「真性」のMモデルほど辛口ではなくても十分なパフォーマンス向上を享受できる「M Performance Automobiles」によるモデルが続々と登場しています。

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第一弾は2012年8月1日に発表されたM135iで、SUV(BMW流でいうところのSAV/)のX4 M40iなどラインナップを拡充。

2016年9月1日から発売されたBMW M140i、BMW M240iクーペも「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモービルズ)」シリーズで、前者はM135iに代わるモデル、後者はM235iクーペからバトンを受け取った形になります。

それぞれ車名の数字が変わったことからも分かるように、まず注目は動力性能が引き上げられている点。

エンジンは最新の3.0L直列6気筒ターボを搭載。ツインスクロールターボをはじめ、高精度ダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブコントロールシステムの「バルブトロニック」、バリアブルカムシャフトコントロールシステムの「ダブルVANOS」といったBMW自慢の先進技術に加えて、BMW M社による専用チューニングが施されています。

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最高出力は従来モデルよりも14ps向上、最大トルクも50Nm増強され、340ps/500Nmというアウトプットを達成し、0-100km/h加速(8AT仕様)は4.6秒(欧州仕様値)クリア。なお、M240iクーペの6速MTは同4.8秒となっています。

燃費性能も向上し、JC08モード燃費は約10%改善となる13.4km/Lとなっています。M240iクーペの6速MTは12.7km/L。

従来モデルでも十分パワフルな加速を享受できましたが、今回、動力性能と燃費向上を達成しながら価格を従来モデルから据え置いているのも見逃せません。価格は、8ATのみのM140iが578万円、M240iクーペの6MTが613万円、M240iクーペの8ATが627万円です。

(塚田勝弘)

BMW M4改良新型、440馬力で「GTS」エアロ移植!?

BMW ハイパフォーマンス2ドアクーペ、「M4」改良新型のプロトタイプをカメラが捉えました。

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プロトタイプには、「M4 GTS」からフロント・エアスプリッターを始め、リアスポイラーなどが移植されていますが、発売時にそれらが採用されるかは現段階で不明です。

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確実な改良点としては、フロント&リアバンパーのリフレッシュ、最新ヘッドライト、リアコンビランプ、インフォテインメントシステムのアップデートなどが挙げられます。

パワートレインは3リットル水平対向6気筒エンジンをブラッシュアップし、最高馬力は440ps程度が予想されています。

ワールドプレミアは2016年後半が有力でしょう。

(APOLLO)

BMW・i3、航続距離大幅アップで販売台数が増大!

次世代モビリティを提供するプレミアム・ブランド「BMW i」にラインナップされるコンパクトEV「i3」。

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都市圏向けのピュアEVとして専用設計された4人乗りモデルで、「ライフドライブ」構造と呼ばれる革新的な車体構造を採用しています。

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「ライフドライブ」は、パワートレインなどを収めるシャシーの役割を果たすアルミニウム製「ドライブモジュール」と、乗員などが搭乗するCFRP(炭素繊維強化プラスチック)製の基本骨格「ライフモジュール」で構成されています。

最大出力170ps、最大トルク250Nmを発生する電気モーターと、総電力量21.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。

ドイツ本国では2017年モデルとして、バッテリー容積を変えずにリチウムイオンバッテリーの電力量を21.8kWhから33kWhまで高めた新グレード「94Ah」 の追加がアナウンスされています。

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現行モデルの一充電当たりの航続距離は約130km(実勢値)ですが、「94Ah」グレードでは車両重量が約45kg増加したものの、約183kmと40%以上も伸びています。

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欧州では「BMW i」の需要増が続いており、今年6月に西欧で販売された全BMW販売車両のうち4%を電動モデルが占めており、「94Ah」についても導入前から、既に受注が5,000台に達する状況といいます。

VWの排ガス不正問題を機に、これまでディーゼル車一辺倒だった欧州市場においても、環境に優しいクリーンな電動車に注目が集まるようになりつつあるようです。

Avanti Yasunori・画像:BMW)

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ドライバーが激怒!BMW3シリーズ次世代型を決死の撮影!?

BMWのDセグメント・サルーン『3シリーズ セダン』のプロトタイプを補足、カメラマンは外観、インパネ、トランクルーム、ドアのオープンなど、あらゆる撮影をしていました。

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そして休憩時、テストドライバーがシートで車を覆おうとした瞬間、溜まった怒りが爆発したのか、カメラマンに突進してきたのです。

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「いいかげんにしろ!」と言ったかどうかは不明ですが、カメラマンに対し画像データの削除を要求してきたと言います。

結果的になんとかその場を凌ぎ撮影したのが、今回のスパイショットです。

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インパネは現行モデル、ヘッドライトにはダミーが装着されていますが、ワイドになったキドニーグリルや3分割されたバンパーのエアインテークなど、次世代型の新デザインが随所に見られます。

次期型には、新開発モジュラープラットフォーム「CLAR」を採用、大幅な軽量化が図られます。

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エクステリアは「5シリーズ」次期型から、多くのデザインキューを受けると言います。

パワーユニットは1.5リットル直列4気筒ターボエンジン、2リットル直列4気筒ターボエンジン、頂点の「M3」には、3リットル直列6気筒が搭載されます。

ワールドプレミアは2017年秋頃になるでしょう。

(APOLLO)

デビュー18年目の大変身。BMW X5次世代型を捕捉!

BMWのミドルクラス・クロスオーバー SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)、『X5』次世代型をキャッチしました。

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相変わらずフルカモフラージュ状態のプロトタイプでディテールは不明ですが、関係者によると、この第四世代は2000年のデビュー以来、初の大刷新が行われる可能性があることが分かりました。

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プラットフォームには多数の軽量素材が使用されている「CLAR」(クラスター・アーキテクチャー)を採用し、200kg以上の軽量化が図られます。大きな減量による車体バランスの調整のため、ルーフキャリアには重荷を載せテストをしているようです。

ヘッドライトを含むフロントエンドは、よりアグレッシブに、リアコンビランプは歴代の横型から縦型への変更の可能性もあるといいます。

パワートレインは4気筒、6気筒、8気筒エンジンをアップデート、パワーアップが図られるようです。

ワールドプレミアは2018年後半のスケジュールとリポートされています。

(APOLLO)

BMW X4 M40iの良好な乗り心地に驚き!!

私が初めてBMW X4に乗ったのは導入後のプレス向けの試乗会で、箱根が試乗ステージでした。

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BMWのSUV(X4はスポーツ・アクティビティ・クーペを意味するSACを名乗る)らしく、ボディの大きさを感じさせないフットワークを見せてくれる反面、突き上げの大きな乗り心地には少し驚かされた記憶が鮮明に残っていました。

ランフラットタイヤの採用に加えて、明らかに硬い足は、小さな子どもがいるファミリーなどには正直推奨できないかな……と。

「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモビル)」による「BMW X4 M40i」は、さらにハードな乗り味かもと身構えて街中から走り出すと、良好な乗り心地で驚かされます。

それは速度域を問わず、走行モードを「スポーツ」にしても損なわれない基本的なテイストになっています。

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同モデルに搭載されているタイヤは、ミシュランの「スーパー・スポーツ・タイヤ」。

20インチ(F:245/40ZR20、R:275/35ZR20)という条件下では、という注釈を付けなくても十分に快適に感じるのは、ランフラットタイヤではないことが大きいはず。

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さらに、電子制御ダンパー「ダイナミック・ダンピング・コントロール」を含めたサスペンションのチューニングもガチガチに固めたスポーティ路線一辺倒ではない印象で、20インチということを考えると十分に満足できる乗り味になっています。

BMW X4の最上級モデルにして最高のパフォーマンスと乗り心地を実現しているX4 M40iは、BMW M社によるスポーツモデル作りの巧みさを感じさせてくれます。

(文/写真 塚田勝弘)

SUVとスポーツクーペを融合させたBMW X4 M40iのパワーはどうか?

BMW M社によるハイパフォーマンスモデルが増え続けています。

新型のM2クーペをはじめ、M3セダン、M4クーペ、X5M、X6MまでのMモデルに加えて、M135i、M235iという「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモビル)」も人気を集めています。

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「M Performance Automobiles」は、M社が手がける高性能車で、M3に代表されるいわゆる「Mモデル」のように専用エンジンなどは搭載されていませんが、ノーマルよりもハイスペックが与えられ、M135i、M235iの2台でも十分なハイパフォーマンスぶりを堪能できます。

「M Performance Automobiles」の第3弾となる「BMW X4 M40i」も、期待を裏切らないスポーティぶりです。

まず、スターターボタンを押すと野太いエンジンの始動音が響き渡ります。「バリバリ」と後方から伝わってくる音は、確かにスポーティ感はありますが、早朝深夜にエンジンを始動させ、アイドリング時でも周囲の目(耳)が気になるところ。

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エンジンは「X4 xDrive 35i」にも積まれている「N55B30A」型で、3.0L直列6気筒DOHCでいわゆる「シルキー6」と呼ばれるもの。「X4 xDrive 35i」よりも過給圧を高め、吸気抵抗を低減することで360ps/5800rpm、465Nm/1350-5250rpmというスペックを獲得。

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ベースとなる「X4 xDrive 35i」の「N55B30A」型エンジンは、306ps/5800rpm、400Nm/1200-5000rpmですから「X4 M40i」は54ps/65Nmも増強されています。

「X4 xDrive 35i」でもシーンを問わずパワー不足とは無縁ですから、パワー/トルク向上の効果は絶大。

ただし、「ECO PRO」モードにすると、ほかのBMW車同様に、かなり出力が抑えられる感じで、街中で経済的にゆったり走る分にはちょうどいい加速を引き出しやすいという利点もあります。

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一方で飛ばしたい時には物足りなく感じますから、「コンフォート」以上にして走るとストレスを感じさせず、「スポーツ」にするとさらに鋭い加速を披露。高速道路の上り坂でもどこまでも加速していきそうなパンチ力はまさに圧巻です。

ただし、この際の排気音はさらに「バリバリ」と高まり、静まった山中にこだまする様は少し演出過剰のような気もしました。

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BMWはX4やX6をSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶとおり、SUVとクーペのクロスオーバーという味付けを与えています。

BMW X4 M40iは、SUVとスポーツクーペの融合で他にはない個性的なSUVといえるでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

BMWのオペレーターサービスを2017年1月まで6500円で提供! 月額130円のお試しも用意

2013年9月に導入された輸入車初の本格的なテレマティクス・サービスである「BMWコネクテッド・ドライブ」。2016年4月末時点で、同サービスを搭載したBMW車の累計販売台数は10万台を突破しているそうです。

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なお、BMWのテレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」には、無料サービスと、有料の「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」があります。

「BMWコネクテッド・ドライブ」のサービスをウェブ上で購入できる「BMWコネクテッド・ドライブ・ストア」において、BMWの創立100周年を記念した特別キャンペーンが実施されています。

今回のキャンペーンは、「BMWコネクテッド・ドライブ」の中からオペレーターによる有料サービスが特別価格で提供されるのが目玉。

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ドライバーの代わりにナビの目的地検索や設定を行ってくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」を2017年1月末までの期間限定で1年間のサービス利用を6500円の特別価格で受けられるというものです(なお、通常の1年間の料金は1万3000円)。

また、同キャンペーンの開始に併せて「BMWドライバー・サポート・デスク」のお試し体験として、わずか130円で1か月間利用できるサービスも追加されています。

私もテストする機会がありましたが、通信を使う分とオペレーターが検索する分、少しタイムラグがあるものの、グルメスポットの検索など、すぐに探す必要がなければ十分に実用になります。コンシェルジュ的にドライブに寄り添ってくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」を試してみるのもいいかもしれません。

(塚田勝弘)

「BMW 330e」の本当の弱点とは?

アウディの新型SUV「Q2」の国際試乗会から帰国し、そのままBMWのプラグインハイブリッド車「330e」で長野県・乗鞍までドライブ。
気が付けばこの日は3連休のド真ん中。渋滞が懸念されましたが、羽田からの道は首都高、山手トンネル、中央道と乗鞍までの道のりはどこも空いていて、ストレスフリー。これにはホッとしました。

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この日は約4時間半のロングドライブに備えて、その前に飛行機内で約12時間爆睡。
でも、飛行機の移動って、機内でいくら眠っても時差ボケ&気圧のせいか、現地に着いてからもなぜかしっかり眠くなるので、いつ眠くなるか心配ではありますが。

ちなみにこの日の移動距離は約300㎞。

今回の乗鞍へ行く目的は「JAPAN EV Rally 白馬~乗鞍~高山」というEV・PHVのイベントへの出演だったので、電気自動車かあるいはPHEVで行かねばなりません。

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しかし、「BMW 330e」という選択は大正解。

プラグインハイブリッドなので、エンジン+電気モーターに加えて、外から充電して電気を蓄ることができるリチウムバッテリーが搭載されていますが、基本は「オートドライブモード」にしておけば、これらは自動で最適な効率いい状態で走ってくれます。電気が溜まっている場合には電気を使いますが、モーターとエンジンの切り替えが実に自然。加速もなかなか良いです。シートは決して柔らかいわけではありませんが、ロングドライブでは疲れ知らず。ハンドルもさすがBMW。全長4.650m、全幅1.8mながら最小回転半径5.4m。というか、想像以上にハンドルが切れるので、クルマがコンパクトに感じられます。もちろん、走りの楽しさもそのまま。うーん、BMWは動力源が変わっても「駆け抜ける歓び」というか、BMWフィーリングが同じなのは、本当に驚きます。
気になるのは、床下の音。車内が静かなせいもあるのか、ちょっと気になる。

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そして、実は一度、ドキッとしたことが・・。
中央道でPAに入り少し休憩。その後で再び、走り始めた時に、まさかのパワーダウン。速度が上がりません。しかしすでに本線に合流するところだったのですが、その後も速度が20㎞ぐらいから上がらなくなり、その後…。クルマを道の端に寄せて停止。インジケーターには「注意して走行してください」との文字。しかし、エンジンスタートスイッチを一回切って、再度指導すると、エンジン再始動に成功。緊張の一瞬でした。原因はわかりませんが、やっぱり熱に弱いのでしょうか?この日は暑い日で、さらに湿度も高かったので。

ちなみに熱さといえば、今回の取材で私は海外帰りということもありますが、小型のキャスター付きトランクを2個+バッグをラゲッジルームに収納し、トランクの中に入スイス土産の「リンツ」のチョコレートを入れていたところ、チョコが溶けてドロドロに…。ショックです。ラゲッジ下のバッテリーが高温になるため、ラゲッジ内にはチョコレートはもちろん、PCなども置かないことをおすすめします。

ちなみに残念ながら時間が無くて、今回は途中充電せず、ガソリンだけで会場に向かいましたが、その時の燃費は15.3㎞/L。電費は53.8㎞/kwhでした。

(吉田 由美)

ハイグレードモデルの方が安い!? 価格の逆転現象が起きている中古輸入車セダン

新車のグレード構成は排気量が大きく、装備が充実したハイグレードの方が一般的に価格は高くなります。

しかし中古車では、ハイグレードだから価格が高いとは限りません。ときには小排気量のグレードが高価格となる逆転現象が起きるのです。

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この逆転現象が起きる理由として考えられるのが走行距離、そして大排気量による高額な自動車税そして燃費の悪さによるユーザーの敬遠が挙げられます。

そこで、今回は価格の逆転現象が起きているメルセデス・ベンツSクラスを例に、輸入セダンの中古車では大排気量のハイグレードがいかに買い!であることを紹介しましょう。

まず、検証するのは2005年〜2013年まで販売されていた先代のメルセデス・ベンツSクラスです。

中古車情報サイトカーセンサーnetによると7月19日現在、先代のメルセデス・ベンツSクラスの中古車は約430台流通しています。そのうち約190台はモデル初期の2005〜2006年式となっています。

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2005〜2006年式でベーシックグレードのS350とハイグレードのS500の中古車相場を比較してみましょう。

最高出力272psを発生する3.5LV6エンジンを搭載するS350の2005年式中古車の平均価格は203万円、平均走行距離は7.5万kmです。一方の最高出力387psを発生する5.5LV8エンジンを搭載するS500は平均価格が179万円、平均走行距離は5.9万kmと平均価格も平均走行距離もハイグレードのS500が下回っています。

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同じように2006年式でもS350は平均価格が255万円、平均走行距離が6.7万km、S500の平均価格が245万円、平均走行距離は5.4万kmとS500が割安になっていて、この傾向はS500がS550に名称が変わった2008年式まで続いています。

元々S350の新車時価格が987万円、S500が1260万円と273万円の価格差があり、S500は本革シートが標準装備など装備でのアドバンテージもありながら、走行距離も少なく価格が安くなっているのです。

一方、多くの人が気にしている税金と燃費ですが、自動車税はS350が5万8000円、S500が8万8000円(ともに年額)で3万円差。

燃費は10・15モードでS350が8.4km/L、S500が6.7km/Lで、500km走行するにS350だと59.5L、S500だと74.6L必要でだいたい15.1L差。これをハイオク130円で計算すると1963円となります。年間5000kmで約2万円、年間1万kmで約4万円差です。

もし、中古車を購入する際にこの差を考慮して選ぶと、ハイグレードのほうがお得と言えます。

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同様な価格の逆転現象は、2009年〜2015年に販売されていたBMW7シリーズでも、Sクラスに比べると小さくなりますが起きています。

大排気量エンジン搭載のハイグレードモデルは税金や燃料代で敬遠しがちですが、中古車は購入時の金額だけでなく、ランニングコストもしっかりと考えて選ぶと案外ハイグレード車のほうがお得!といえるケースもあるのです。

(萩原文博)

BMWグループが量産車の部品製造に3Dプリンタを導入

BMWグループは13日、同グループのロールス・ロイス 「ファントム」に組み込まれている1万点以上の部品の量産に、3Dプリンタを使用していると発表しました。

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また同社の研究・イノベーションセンター(FIZ)にある部品製造センターでは、新型ロールス・ロイス「ドーン」の部品を製造するために、3Dプリンタによる製造プロセスを採用しています。

BMWグループが採用したのは「HPマルチ ジェット フュージョン技術」と呼ばれる平面的な3Dプリンタで、同グループでは3Dプリンタの採用で部品製造時間の短縮と、より経済的な生産が可能になるとしています。

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同グループの生産戦略・技術部門の責任者であるUdo Hanle氏は

「3Dプリンタによる部品製造技術は、BMWグループの今後の主な製造技術になると有望視しています。ロールス・ロイスの部品生産への3Dプリンタの採用は、大規模で、一つの重要なマイルストーンです。新しい技術を利用することにより、将来的にはさらに生産時間を短縮することが可能となります。」

とコメントしています。

今回、3Dプリンタによる連続生産に成功した部品は、ロールス・ロイス「ファントム」のハザード警告灯、センターロックボタン、電子パーキングブレーキ、そしてソケット用プラスチックホルダです。

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BMWグループの部品製造センターの責任者 Jens Ertel氏は

「平面的な3Dプリンタによる生産技術は量産している部品製造プロセスの中心になっています。その最近の一例が、「HPマルチジェットフュージョン技術」です。3Dプリンタによる部品製造プロセスは、最初はプロトタイプの部品に採用されましたが、今後我々は長期的に連続生産する量産部品に拡大していく予定です」

とコメントしています。

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「HPマルチジェットフュージョン技術」では、部品製造プロセスの開始時に、まずベース粉末材料の薄層が塗布されます。その後3Dプリンタのプリントヘッドが、塗布された粉末床の上に添加剤を噴霧して、粉末床の上に積み重ねる形で部品の細部の形状を成形します。噴霧される粉末・成分のそれぞれの層は、赤外線の照射で融合されます。

このような平面的な3Dプリンタによる部品製造を、同社ではCLIPテクノロジー(Contininuous Liquid Interfece Production:連続液体界面製造)と呼んでいます。

(山内 博・画像:BMWグループ)

都会に映える妖しいムードが魅力のBMW X3 Celebration Edition BLACKOUT

2代目となる現行BMW X3は2011年3月から日本でも発売され、2014年にはマイナーチェンジを受けて顔つきを存在感あるものに変更しています。

最近では、ジャガーF-PACEなど新型SUVのラッシュとなっていて、ライバルのメルセデス・ベンツGLCが登場するなどテコ入れが欲しい時期になっています。

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X3を初めとしたBMWのSAVシリーズは、ディーゼル仕様の比率が高いそうで、8月6日から発売される「BMW X3 Celebration Edition BLACKOUT」も、2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載した200台限定車。

ディーゼルらしく380Nmという分厚いトルクによる走りと、輸入車SUVの中でもトップクラスの18.6km/L(JC08モード)の低燃費を両立。「BMW X3 xDrive20d」の中でも最もダイナミックな走りとスタイリングを持つ「M Sport」がベースとなっています。

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都会の夜に映える「ブラックサファイア」のボディカラーを採用し、BMWお馴染みの「キドニー・グリル」や力強い造形の18インチ・アルミホイールまで、エクステリアの随所をブラック一色で統一し、クールでスタイリッシュな佇まいを実現。

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インテリアもクールな印象を受けるブラック内装で、ブラックの「ネバダ・レザー・シート(フロント・シート・ヒーター付)」に「BMW Individualアンソラジット・ルーフ・ライニング」が組み合わされています。

これにより、外観との調和がとれたブラックの世界観を演出し、さらに「ブラッシュド・ アルミ・インテリア・トリム」とアルミペダルのアクセントが洗練されたムードも演出。

さらに、上質なサウンドが魅力のHiFiスピーカー・システムに加えて、「BLACKOUT」の文字が刻印されたインテリア・バッジとレザー・キーケースといった専用装備品も用意されています。

「BMW X3 Celebration Edition BLACKOUT」の価格は698万円です。

(塚田勝弘)

スープラ後継モデル?トヨタ×BMWの次世代スポーツ市販版が姿見せた!

トヨタとBMWで共同開発が行われている次世代スポーツカーが、ドイツ市街地を白昼堂々テスト走行する姿をカメラが捉えました。

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今回捕捉したのは、BMW『Z4』の後継モデルとされる『Z5』です。ヘッドライトは以前より露出し、その輪郭が見えてきました。

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エクステリアは現行モデルと比べ、長いフロントオーバーハングと短いリアオーバーハングを合わせ持ち、伸びやかなシルエットが特徴といえます。

ルーフには電動開閉式ソフトトップが採用され、パワートレインには190psを発揮する2リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載、また頂点に君臨する『Z5 M』には3リットル直列6気筒ターボエンジンが与えられ、最高馬力は425psを叩き出します。

そして、『スープラ』後継モデルにあたるトヨタ版には、250psを発揮する、BMW製の2 リットル直列4気筒直噴ターボ及び、300psを超えると見られる、3リットル直列6気筒ターボがラインナップされる可能性があるようです。

ワールドプレミアは、両モデルとも2018年が予想されています。

(APOLLO)

BMW GROUP Tokyo Bayのドライビング・エリアではトレーニングも受けられる

「会社帰りにドライバー・トレーニング」というコンセプトを掲げた「BMW GROUP Tokyo Bay」のドライビング・エリア。

初めて見た時には「こんなに狭くて大丈夫なの?」と思ってしまいましたが、山岳地帯にあるサーキットやテストコースではなく、お台場という場所にこうしたスペースが設けられただけでもBMWの同施設への本気度合いが伝わってきます。

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プレスデーとなった7月8日のデモンストレーションでは散水されませんでしたが、本格的な散水設備、夜間照明設備などが用意された「BMW M社」認定のハンドリングコースでは、同社公認のドライバー・トレーニング・プログラムである「BMW ドライビング・エクスペリエンス」のベーシックコースの開催が可能だそう。

エリアには、パイロンを設置するだけでなく、スキッドパッド部分には一定の水深を保てるように微妙な傾斜(75:1)が付けられています。

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ドライビング・エリアで披露されたデモンストレーション「The Ultimate Drive」では、スーパーGTのマシンである「BMW M6 GT3」が登場。ドライバーはもちろん荒 聖始、ヨルグ・ミューラーで、スモークを上げたスピンターンだけでなく、レースさながらのドライバーチェンジも披露されました。

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さらに、市販車のM4、2016年全日本ラリー選手権に参戦中のMINI JOHN COOPER WORKS RALLY TEAMの大橋逸夫、エクストリームバイク スタントライダーの小川裕之という各選手が競演。

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そのドライビング・エリアの横には、5台分のワークベイ、モーターサイクル用の整備エリアを備えていますが、臨海副都心エリアは板金や塗装を含む重整備作業が認められていないため、本格的な修理は木場にあるサービスセンターに回送されるそうです。

なお、2015年4月にオープンした同サービスセンターでは、カーボンファイバー素材の修理作業も可能な国内最大の施設になっています。

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「BMW GROUP Tokyo Bay」の大きな特徴であるドライビング・エリアの併設は、ドイツにもないそうで、世界有数の規模、そしてBMWとして世界初のコンセプトが実現されていて、参加型ショールームとしてクルマ好きの注目スポットになりそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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次期スープラは DCT搭載の「スポーツ PHV」で登場か?

東京モーターショー17、もしくは翌年1月のデトロイトショー18でワールドプレミアされ、同年秋頃の発売が予想されている新型スープラ。

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海外でも同車に関する報道が増えつつあるなか、イギリスの自動車メディア「Auto EXPRESS」が興味深い情報を伝えています。

これまでにもお伝えして来たとおり、新型スープラはデザインこそトヨタ・オリジナルですが、スポーツカーとして肝となるパワーユニットに加えてプラットフォームも「Z4」の後継となる「Z5」と共通化され、生産もBMWが担当するようです。

BMW製2.0L直4ターボエンジン(2種類)と3.0L直6ターボエンジンが搭載され、後者にはトヨタのハイブリッド・システムが組み合わされるとの予想。

同メディアでは、そのハイブリッド・システムについて詳しく伝えており、ルマン24Hレースで戦う「トヨタ TS050ハイブリッド」の技術を採り入れる可能性があるとしています。

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具体的には、BMW製ガソリンエンジンで後輪を駆動、車両前後に搭載したトヨタ製モーターの出力を全輪に伝えるハイブリッド・システムを採用しているとのこと。

米国のZEV規制対応に伴って充電可能な「PHV」仕様とし、減速時の回生電力を利用してリチウムイオンバッテリーを充電する構造。

トランスミッションについても、ハイブリッド車用のCVTではなく、スピーディなシフトを可能にするトヨタ初の「DCT」(デュアルクラッチトランスミッション)が採用されるとしています。

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さらに、BMWの軽量化技術により車重を1,400kg以下に抑えており、Z5共々軽量化が図られているそうなので、その「走り」には相当期待できそう。

新型「スープラ」のワールドプレミアが今から大いに待たれます。

Avanti Yasunori ・画像:TOYOTA USA)

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BMW100周年を彩ってきた名車が「BMW GROUP Tokyo Bay」に集結!

東京お台場に「BMW GROUP Tokyo Bay」をオープンさせたBMWグループは、2016年3月7日に創立100周年を迎えています。

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ミュンヘン北部の小さな航空機エンジン製造所から始まったBMWは、現在では、BMW、MINI、ロールス・ロイスが自動車を、子会社のBMW Motorradはモーターサイクルをリリースしています。

「BMW GROUP Tokyo Bay」のお披露目となった最初の週末には、中古車販売スペースと「BMW」ショールーム内にBMW100年の歴史を彩ってきたクラシックカーも展示されていました。ここでは、何台かピックアップしてお届けします。

1929年の「BMW 3/15 PS DA-2」は、BMW初の四輪車。1923年の二輪車生産開始を経て前年の1928年に四輪車に進出し、1927年から英国の小型車「オースティン・セブン」を国産化していたディクシー社を買収したため、当初は「BMW ディクシー 3/15 PS」を名乗っていたそう。サイズは全長3000×全幅1275×全高1625mmで、エンジンは水冷4気筒サイドバルブの749ccを搭載。

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1938年の「BMW 328 Wendler Coupe」は「BMW 328」がベース。第二次世界大戦以前のドイツは自動車空力研究の分野で最先端にあり、ドイツ全土建設が進むアウトバーンでの高速連続走行を想定した空力に優れたモデル。エンジンは1971ccの直列6気筒OHVを搭載していました。

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1955年生まれのイセッタ。「BMW Isetta 250」は、西ドイツが戦後、経済的に困窮していた庶民のために発売したモデルですが、BMWは超小型車の分野に進出すべく自社開発を行う一方で、結果的にはイタリアのイソ社とライセンス契約を結び、同社のイセッタを国産化しています。

前方に1枚ドアを配置したボディは全長2280mm、全幅が1410mm。一見、三輪車のようにも見えますが、後輪のトレッドが520mmと狭い四輪車で、チェーンによって駆動。エンジンは245ccの空冷単気筒OHVを搭載しています。

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1958年の「BMW 507 Roadster」は、レースに参加できる性能を備えつつも、高性能かつ快適な高級スポーツカーとして位置付けられたモデル。オープンモデルながらも非常にスタイリッシュにまとめられた脱着式ハードトップを用意。3168ccエンジンをベースに150psに強化されたものを搭載し、1330kgという軽い車体もあって最高速は220km/hに達し、0-100km/hを11.5秒でクリアした圧倒的な高性能を誇っていました。

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こちらもご存じの方が多い「マルニ」こと「BMW 2002」をベースに、ターボ付きの2000ccエンジンを搭載した「BMW 2002 TURBO」。1973年のフランクフルトモーターショーで登場。170ps/24.5kg-mというスペックを誇り、生産台数は1672台でした。なお、時を同じくしてポルシェも911ベースにターボを設定するなど、ドイツだけでなく世界中でターボブームが巻き起こっています。

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上の写真は1981年型の「BMW M1」で、同社の市販車として初めてミッドエンジンを採用し、現在の「BMW Mモデル」の端緒ともなっています。

鋼管と鋼板を使った軽量かつ強靱なシャーシフレームに、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたFRP製ボディを架装。1978年のパリサロンで披露されてから1981年までわずか399台という生産台数も未だに熱視線を集める理由でしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

BMW GROUP Tokyo BayのBMWショールームには「M」モデルも勢揃い

お台場にオープンした「BMW GROUP Tokyo Bay」。

実質的な運営は「BMW Tokyo(ビー・エム・ダブリュー東京)」が担い、セールスやサービスのスペシャリストが集い、「BMW i」のプロフェッショナルも常駐します。

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「BMW GROUP Tokyo Bay」の施設などの概要はこちらでもお届けしましたが、「BMW」と「MINI」のショールームがそれぞれ用意され、合計3つのカフェがあるくつろげる空間になっているほか、中古車展示ベース、簡易整備用ワークベイ、さらにドライビングエリアや国際会議が可能なホールまで配置されています。

今回は「BMW」のショールームについてご紹介します。

センター棟から入ると右手に広がる広大な展示スペースを中心として、BMW、BMW i、究極のカスタマイズカーを謳うBMWインディビジュアル、BMW M、キッズコーナーも兼ねるi3のドライビング・シミュレーター、モーターサイクルのBMW Motorrad、納車時に説明をゆったり受けることができるハンドオーバー・ベイが2ルーム用意されています。

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センター棟を背にしてBMWショールームに入ると、奥行きは80mもあり、ドイツ本国にもないという「白い道」の右手側に「BMW」、「BMW i」を用意。

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なお、左側手前にはBMW インディビジュアルがありますが、その背面に250台のミニカーが配置されていて、1台だけ実車の展示車両と同じカラーで塗られたミニカーを用意するなどさり気なくですが、凝った仕掛けが隠されています。

また、頭上には青空や森の中を走るシーンをイメージしたという投影(映像)されているという演出も。

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ほかにも、キッズコーナーも兼ねるi3のドライビング・シミュレーター、アクセサリーのウェアを試着できるフィッティング・ルームが「白い道」を挟んで左手に配置されています。

BMW i3のドライビング・シミュレーターは、3D映像によるドライビング体験が可能で、2020年の同拠点から虎ノ門に至る路上が映し出され、免許を持っていない子どもでもペダルやステアリング操作をすることで、操縦感覚を楽しめる仕掛けになっています。

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BMWインディビジュアルのさらに奥、一段低い場所にはBMW Mモデルを4台常設。

4台のMモデルが一同に会するのは日本の正規販売店では初で、最新のMモデルをゆったりしたスペースでチェックできます。床は特別なアスファルト塗装になっているほか、サーキット同様のガードレール、縁石などが設けられています。

最大100台の試乗車が用意されているだけでなく、BMW M社公認のドライビングエリアでのドライバー・トレーニングを受けられるのがドイツ本国にもない点ではありますが、気軽にショールームをのぞいてみるだけでも楽しめそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

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BMW4シリーズグランクーペに改良新型、LEDヘッドライトが新しい!

BMW『4シリーズグランクーペ』の初のLCIモデルの姿をキャッチしました。

ちなみに、LCIとはLife Cycle Impulseの略で、BMWではフェイスリフトをこう呼びます。

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捕捉したプロトタイプを見ると、ヘッドライトに現行モデルとは異なる、新LEDデザインが採用されているのがわかります。また、フロント&リアバンパーをリフレッシュし、リアコンビランプもLED化されると思われます。

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ヘッドライトは中のLEDだけでなく、アウトトラインも変更されているようで、キドニーグリルと一体感を出したデザインになりそうです。

パワートレインは現行モデルからキャリーオーバーされる見込みで、新世代直列6気筒ガソリンエンジンなどがラインナップされるようです。

ワールドプレミアは2017年前半の可能性が高いと思われます。

(APOLLO)

ベンツGLCなどのライバルに対抗!? BMW X3・X4の装備を充実化!

メルセデス・ベンツGLKがフルモデルチェンジを受けてGLCとなり、ジャガーF-PACEが導入されるなど、輸入車のミドルサイズSUVの競争が激化しています。

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気がつくと現行モデルではやや古参になってきたX3、そしてX3をベースにクーペの要素が採り入れられたクロスオーバーSUVのX4が、テコ入れといえる一部改良を実施しました。

今回の一部改良は、装備の充実化がメニューとなっています。

車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行う「アクティブ・クルーズ・コントロール」を含む最新のドライバー支援システム「ドライビング・ アシスト・プラス」に加えて、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」が新たに標準装備(X4 M40iを除くX3とX4全車に標準化。レーン・チェンジ・ウォーニングはX4 M40iに従来から標準)されています。

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ほかにも、上位グレード(X3 xDrive35i、X4 xDrive35i、X4 M40i)にのみ標準装備されていた「ネバダ・レザー・シート」と「フロント・シート・ヒーティング(運転席&助手席)」がBMW X3、X4の全車に標準装備されています。

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こうした最新装備を標準化しながらも13万円(X3 xDrive20iベースモデルは8万円、X4 Drive28iベースグレードは12万円の価格アップ)のアップに抑えることで高い商品力を実現。価格帯はBMW X3が599万〜800万円、X4が699万〜863万円となっています。

(塚田勝弘)

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554万円〜という戦略的価格を付けたプラグインハイブリッドのBMW 330 eの走りは?

こちらでは、プラグインハイブリッドのBMW 330 eとメルセデス・ベンツC 350 e アバンギャルドの価格設定をはじめとした比較をお届けしました。

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554万円〜というBMW 330 eと、メルセデス・ベンツC 350 e アバンギャルド(単一グレード)の721万円という価格差には驚かされますが、BMW 330 eは、カタログから落ちた2.0L直列4気筒ターボを搭載する純ガソリン仕様の330i系と価格は同じくらいで、その代役と考えると納得できます。

さて、330 eの魅力はなんと言ってもモーター駆動らしく低速域の力強さ、スムーズかつ静かな走りでしょう。

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状況に応じてモーターとガソリンエンジンをバランス良く使う「AUTO eDrive」、最速120km/hまでモーター走行が可能な「MAX eDrive」、バッテリー残量を最大50%まで増やせる「SAVE Battery」の3つに加えて、シフトレバーをM/S側に倒すことで充電量を最大80%まで増やせる「CHARGE Battery」と、走行モードを選べる点もプラグインハイブリッドならではの長所といえそう。

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最も気になるのは、BMWらしいフットワークを味わえるかどうか、という方も多いでしょう。

部分的とはいえ電動車両らしく重量を感じさせる乗り味に加えて、それをカバーするためか、パワーステアリングの手応えが妙に軽く感じるのが少し気になります。また、乗り心地はMスポーツだと路面によってはやや硬めに感じられるシーンもありました。

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PHV化されても前後重量配分50:50にするなど、BMWらしいこだわりはコーナリング時の重心の低さという恩恵を得ているとも受け取れますが、バッテリー搭載による低重心フィーリングは好みが分かれそうです。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?
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プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?

2016年3月から納車が開始されているプラグインハイブリッドのBMW 330e。

EV走行距離は36.8kmとやや短いものの、120km/hまでモーター走行が可能で、そこにBMWらしい走りが備わっていれば気になる存在ではないでしょうか。

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554万〜599万円という価格帯も注目点で、最大のライバルといえるメルセデス・ベンツのC 350 eアバンギャルドが721万円という高めの設定ですから、BMW 330eの価格帯は確かに戦略的といえそう。

なお、C 350 eアバンギャルドはEV走行が28.6km、最高速は130km/hとなっています。

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では、両車を比べるとBMW 330eの勝ちでキマリか、というとそんな簡単ではありません。

BMW 330e は2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと8ATによるパワートレーンを搭載し、184ps/5000rpm、290Nm/1350-4250rpm、モーターは88ps(65kW)/2500rpm、最大トルク250Nm。システムトータルの最高出力は252ps(185kW)、最大トルクは420Nmとなっています。

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一方のC 350 eアバンギャルドは、211ps/350Nmというパワフルな2.0L直列4気筒ターボに、82ps(60kW)/340Nmというモーター、システム出力も279ps(205kW)/600Nm。パワー、トルクともに圧倒的に上回っています。

同じコースを乗り比べたわけではありませんが、BMW 330eもアクセルを踏み込めばまさしく必要十分といえる力強さが得られるものの、まさにスポーツハイブリッドといえるC 350 eアバンギャルドの「いざ」という時のトルク感、加速力の伸びも明確に違います。

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トランスミッションはBMW 330eは8AT、C 350 eアバンギャルドは7AT。ただし、実際の走行フィールはどちらもスムーズでほとんどケチのつけようがない印象ですから、気になるポイントとはいえないでしょう。

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なお、JC08モードハイブリッド燃費はBMW 330eが17.7km/L、C 350 eアバンギャルド(セダン)のJC08モード燃費が17.2km/Lとほぼ互角となっています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介、小林和久)

BMW、100周年記念限定のクレジットカードが登場

三菱UFJニコスは、ビー・エム・ダブリュー・ジャパン・ファイナンス株式会社との提携クレジットカードである「BMWカード」と「MINIカード」のラインナップに、期間限定で100周年記念限定デザイン「BMWカード VISA」を加えるとともに、「MINIカード」では新たに5種類のデザインを加えると発表。6月16日から新カードの会員募集が始まりました。

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期間限定の「BMWカード VISA<“THE NEXT 100YEARS”>」では、最新の超高性能モデル「i8」と生産台数が500台にも満たないとされる「328ミッレ・ミリア」をあしらい、BMWの歴史を感じさせるデザインが特徴。

一方の「MINIカード」は、従来発行されていた黒を基調に中央にエンブレムを配するデザインのエンブレムが最新のものに変更されました。

また、3代目となる現行「MINI」が展開する様々なバリエーション(3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、クラブマン、コンバーチブル)を用意し、各クルマのオーナーやファンの満足感を高めてくれます。

10493 MINIカード(一般)10684 V・MINI(3DOOR)10685 V・MINI(5DOOR)10686 V・MINI(CONVERTIBLE)10687 V・MINI(CLUBMAN)

両カードとも、サービスとしてはVisa加盟店でのポイント付与はもちろん、空港ラウンジサービスの利用や溜まったポイントをBMW/MINIオリジナルグッズと交換も可能。また、オリジナルデザインのETCカードも発行できます。

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年会費は「BMWカード」が本人:4762円(家族1名につき:400円)、「MINIカード」は3810円(家族1名につき:305円)です。

(今 総一郎)

BMW、i8に410馬力の「S」を投入か!?

BMWのハイブリッド・スーパーカー『i8』に、ハイスペックモデルの「S」モデルが発売される可能性が高い事が分かりました。

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捉えたプロトタイプは一見、普通の「i8」ですが、リアを見ると黒いリアウィンドゥに、ノーマルモデルにはない、冷却のためのエアインテークがあり、これがハイパワーモデルの証と言えます。

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「S」モデルには、強化されるサスペンション及びブレーキが設定されるほか、フロント&リアバンパーも専用のデザインになる可能性があり、この試作車よりもアグレッシブなデザインになることも予想されます。

1.5リットルツインターボとモーターを組み合わせた最高出力は410psが想定され、0→100km/h加速4.1秒のパフォーマンスを発揮、ワールドプレミアは早ければ2017年3月のジュネーブモーターショーが有力といえそうです。

(APOLLO)

「つながる」サービスの「BMWコネクテッド・ドライブ」搭載車が10万台を突破

BMWの「つながる」サービスである「BMWコネクテッド・ドライブ」には、現在Z4をのぞき全車に標準装備されている無料サービスと有料サービスがあります。

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通信料も無料となる「BMWコネクテッド・ドライブ・スタンダード」は、主に「BMW SOSコール」と「BMWテレサービス」からなります。2016年4月末時点で10万台を突破したのはこの無料サービス。

無料といってもその内容はオーナーにとって安心感を与えてくれるものになっています。

「BMW SOSコール」は、エアバッグが展開するような深刻な事故が発生した際、車両が自動的にSOSコールセンターに接続。

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コールセンターへの音声接続とともに、車両情報や位置情報、衝突状況、エアバッグの展開状況などの情報もデータとして同時に送信されます。

万一、ドライバーが事故の衝撃で意識を失っているような場合でも、的確かつスピーディな救急対応を可能とするものです。

「BMWテレサービス」は、コントロール・ディスプレイに表示される「コンディション・ベーズド・サービス(CBS)」と呼ばれるアイテムが黄色のステータスに変わると、車両が自動的に整備関連のすべてのCBSデータが指定された正規ディーラーに送信されます。

販売店では、送られてきたメインテナンス情報に基づき、準備を効率的に進められるためサービス予約が容易になり、より正確かつスピーディなサービスを受けることができます。

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ほかにも、ルームランプやハザードの消し忘れなどにより、車両のバッテリー電圧が規定より低下すると、車両からバッテリー異常を自動的にオーナー(Eメールで送信)と正規ディーラーに通知され、エンジンを始動した際にバッテリー電圧がさらに低下し、異常を検知した場合にも、BMW正規ディーラーに通知が行われる「バッテリーガード」も用意。

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「エマージェンシー・サービス」も無料サービスに含まれています。

路上故障などのトラブルが発生した際、車載コントロール・ディスプレイのメニューから「BMWエマージェンシー・サービス」に連絡をすることができるもので、オペレーターとの音声通話に加えて、車両の位置情報や車両ステータス(ガゾリン残量、走行状況など)のデータもコールセンターに送信されるため、より迅速なエマージェンシー・サービスの手配が可能になります。

なお、有料サービスには、オペレーターが24時間365日対応してくれる「BMWドライバー・サポート・デスク」をはじめ、スマホからキーロック/アンロックなどが可能な「BMWリモート・サービス」、オンラインでニュースや天気予報が分かる「BMWコネクテッド・ドライブ・サービス」などさらに多彩なサービスが提供されます。

(塚田勝弘)

ツーリングも来た!BMW 5シリーズ、次世代型が続々とベールを脱ぐ

BMW『5シリーズ』が続々と軽擬装でテストドライブを開始しているようです。

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連続捕捉された「セダン」、「M5セダン」に続いて、今回は3台目のレンジとなる「ツーリング」のスクープに成功しました。

前出2台と同様に、キドニーグリル、新LEDヘッドライト、フロントバンパー・エアインテーク、リアコンビランプの一部などが露出。

見えてきたエクステリアからは、ルーフからDピラーが現行モデルよりラウンドし、スポーティーな仕上がりになっていることや、リアコンビランプがよりなめからに、そして長いデザインが採用されていることが分かります。

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次世代「5シリーズ」には、新開発「35UP」プラットフォームが採用され、100kg以上の減量が実現。

パワートレインには「X5」に採用されている、「xDrive40e」プラグインハイブリッドをはじめ、1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒ターボ、さらには直列6気筒、V型8気筒がラインナップされると思われます。

(APOLLO)

BMW M5次世代型は歴代最強の626馬力を発揮か?

BMWのEセグメント・サルーン、『5シリーズ セダン』のハイスペックモデルとなる、「M5 セダン」次世代型が、フロントマスクも露わにカメラの前に姿を見せました。

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これまで隠カモフラージュされていた、ヘッドライト、キドニーグリル、エアダクト、サイドウィンドゥなどの擬装もかなり外され、ワールドプレミアが近づいて来ていることを感じさせるプロトタイプです。

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次世代型では、新型「7シリーズ」にも採用されたカーボンファイバーなどを多用する新開発「35UP」超軽量プラットフォームにより、100kg程度の軽量化を実現しているようです。

パワートレインは、「M5」史上最強の626psを発揮すると噂される、4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、パフォーマンスでライバル「AMG E63」を超えるとも噂されています。

ワールドプレミアは、2017年3月のジュネーブモーターショーあたりと思われます。

(APOLLO)

BMW・5シリーズGT、次期型はここに注目!

先週から続くBMW5シリーズ次世代モデルのテストですが、最後のバリエーションとなる、『5シリーズ GT』(グランツーリスモ)の軽擬装プロトタイプを捕捉しました。

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関係者の話では、次期型で注目すべき点は、背の高いハッチバックスタイルはそのまま、ハッチゲート開口部がワイドになり使い勝手が向上、荷室容量がアップされるほか、リアウィンドウに高さを持たせ、リアシートの居住性に開放感を持たせている点。

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新開発「35UP」プラットフォームを採用し、100kg以上の減量となる「5シリーズ」のパワーユニットは、1.5リットル直列3気筒、2リットル直列4気筒ターボ、直列6気筒のほか、「xDrive40e」プラグインハイブリッドモデルもラインナップされる可能性が高いようです。

(APOLLO)

BMW 2シリーズ アクティブツアラーのPHVモデル、225xeの走りは上質か?

「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー」に追加されたプラグインハイブリッド(PHV)の「225xe」は、4WDの「xDrive」とモーター走行の組み合わせと思われる車名の「xe」からも分かるように、1.5Lの直列3気筒ターボに後輪を駆動するモーターを組み合わせた4WDとなっています。

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エンジンは「218iアクティブツアラー」と同じく、最高出力136ps/4400rpm、最大トルク220Nm/1250-4300rpmというスペック。モーターは88ps(65kW)/4000rpm、165Nm/3000rpmという数値になっています。

システム合計で224ps/385Nmというパワーを誇ります。0-100km/h加速は6.7秒(ヨーロッパ仕様車値)ですから、まずまずの俊足ぶりというのが分かります。なお、組み合わされるトランスミッションは6AT。

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4WDシステムはフロントを駆動するエンジンと、リヤを駆動するモーターという組み合わせたオンデマンド式ですが、モーターは停止時から最大トルクを発生するため、バッテリー状態やアクセルの踏み込む方次第によりますが、125km/hまでは(MAX eDriveモード時)まではモーターによる後輪駆動になります。

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走り出しはモーター走行なのでもちろん静かで、エンジンが始動しても1.5Lの直列3気筒は予想以上に力強さがありますから、街中、そして郊外の坂道などを乗る分には動力性能に不満を抱くことはまったくありませんでした。

「SPORT」モードで気持ちよく走っていると、バッテリーはあっという間に減っていきますが、バッテリーの充電量を最大50%まで増やせる「SAVE」モードにも変更できますので、状況に応じた走りをゲーム感覚で楽しめます。

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気になる乗り味は、バッテリーを低い位置に積むとはいえ重量物がプラスされることを感じさせるもので、ボディが前後、左右に揺すられるような動きが気になりました。

もう少しストローク感があるといいのでしょうが、SUVのような車高の高さがないだけに仕方ないかも。

短時間の試乗だったため実燃費や高速域の走りなど、分からないことだらけでしたが、街中では部分電動車両らしい静粛性の高さなど、純ガソリン仕様やディーゼル車にはない魅力も確認できました。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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BMW創立100周年を記念した特別な「330e」が登場!!

BMWは創立100周年を迎え、それを記念した特別仕様車「Celebration Edition(セレブレーションエディション)」を2016年5月から相次いで発表しています。

すでに「3シリーズ セダン/ツーリング」「2シリーズアクティブツアラー」「7シリーズ」「M6」「i8」をベースにした特別仕様車が発表されており、今回、BMWの中核を担う「3シリーズ」のプラグインハイブリッドモデルである「330e」がそのラインナップに新たに加わりました。

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「330e」は、同社が販売するDセグメントセダン「3シリーズ」のバリエーションのひとつであり、最大の特徴は2.0L直4ターボエンジンに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドである点。

モーター単体で36.8kmの走行を可能とするほか、外部電源から車載バッテリーへの充電もできるため、使い方次第ではガソリンをまったく使わずに走るという芸当もこなせる1台であります。

7月9日(土)から100台限定での販売がはじまる「330e Celebration Edition」では、特別オプション・プログラムである「BMW Individual」から厳選のアイテムを多数装備。

エンブレムに彩られるブルーとホワイトの世界観を際立てるために、角度や光の当たり方によってダーク・ブルーの中に微細なターコイズが輝いているような煌きを放つタンザナイト・ブルーを纏うほか、19インチのBMW Individualアロイ・ホイール・スタイリング626を装備しています。

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一方のインテリアでは、手作業による仕上げで手触りと風合いにこだわったオパール・ホワイト色のメリノ・レザー・シートに加えて、ピアノの製作工程と同様のピアノ・ラッカー技術を利用したBMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリムと、レザー・フィニッシュ・ダッシュボードを組み合わせて上質な空間に仕立てられています。

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その他にも、速度や簡易ルート案内をフロントウィンドウに表示するBMWヘッドアップ・ディスプレイやharman/kardonサラウンド・サウンド・システムなどの実用的なアイテムも標準で装備。車両本体価格はベースの「330e Luxury(597万円)」より81万円高の678万円。

(今 総一郎)

BMWが2日間乗り放題!? モニターキャンペーンを開催!

ツーリングに行きたくなるこの季節。外にいるだけで心地が良い気温です。

そんな絶好のツーリング日和に、憧れのBMWを乗り回せるキャンペーンが開催されます!しかも2日間も!


今回のキャンペーンで乗ることができる車両はBMWの人気モデルF700 GSF800 GSS1000 XRC650 SportC650 GTの5車種です。

どれも今注目しておきたい車種ばかり!

しかもどこかの会場での試乗ではなく、2日間自分の思うように乗り回せてしまうというのだからこれは応募するしかありませんね。

しかしさすがに応募者全員が乗れる!というわけではありません。抽選で選ばれた5名が2日間のモニターに選ばれます。

応募したけど惜しくも抽選から外れてしまった方にもステキなBMW Motorradグッズが貰えるチャンスがあります。

■GS TrophyイベントTシャツ

こちらのTシャツを応募者の中から抽選100名様にプレゼント!今年のイベントでしか手に入らないオリジナルTシャツです。

ただ今、絶賛応募受付中となっています!

応募ページ:BMWと行く2日間のモニタープレゼント!

ぜひこのチャンスを生かして憧れのバイクを乗り回してみましょう!

(ライター:佐藤 快/Moto Be バイクの遊び方を提案するWEBマガジン

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専用色「タンザナイト・ブルー」が輝く「BMW 330e Celebration Edition」は100台限定

BMW3シリーズに追加されたプラグインハイブリッド(PHV)の「BMW 330e」は、554万円〜599万円という価格設定で、CクラスのPHVは「C350eアバンギャルド」のみで、707万円という価格になっています。

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長年のライバルである3シリーズとCクラス、PHVで戦略が分かれたのは興味深いですが、「BMW 330e」は120km/hまでの速度域で最長36.8kmまでEV走行が可能。「C350eアバンギャルド」は、最長28.6km、最高130km/hまでのモーター走行に対応するとしています。もちろん上記数値はカタログ値なので、実走行では半分から7割程度に減ると思われます。

BMW100周年記念モデルが続々と登場していますが、7月9日から100台限定で発売される「BMW 330e Celebration Edition(セレブレーション・エディション)」は、最上級グレードの「BMW 330e Luxury(ラグジュアリー)」がベース。

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BMWのブルーとホワイトの世界観が表現されたエンブレムがありますが、同限定車はオプションプログラムの「BMW Individual(インディビデュアル)」による最高品質のボディカラーとレザーインテリアで表現されているのが特徴です。

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同エンブレムは、プロペラをモチーフにして、バイエルンの白い雲と青い空をイメージしたとされています。「青い空」をイメージしたブルーをテーマにした同限定車の外観は、特殊な顔料が生み出す色彩の変化が特徴的な「BMW Individual」のカラーの中から、角度や光の当たり方によってダークブルーの色調の中に微細なターコイズが輝いているかのような煌めきを放つという「タンザナイト・ブルー」が採用されています。

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また、質感の高さを感じさせる19インチの「BMW Individual」アルミホイールが足元を引き締めています。

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一方のインテリアは、ホワイトの世界観が表現されていて最高品質の牛革のみを使用し、手作業によるレザー本来の滑らかな手触りと自然な風合いを実現したという「BMW Individualレザー・メリノ・インテリア・プログラム」からオパール・ホワイト色の「メリノ・レザー・シート」をチョイス。

さらに、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術が採用されている「BMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリム」、「レザー・フィニッシュ・ダッシュボード」との組み合わせも鮮烈な印象を与えます。

100台限定の「BMW 330e Celebration Edition」の価格は678万円で、ベース車よりも約80万円高という設定です。

(塚田勝弘)

「BMW 225 xe アクティブ ツアラー」は買いか? 欧州メーカーがPHVを導入するワケは?

BMW 2シリーズに追加されたプラグインハイブリッド「BMW 225 xe アクティブ ツアラー」。

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最近は、BMWだけでなくメルセデス・ベンツやVWグループ(フォルクワーゲン、アウディ、ポルシェ)、ボルボなど欧州系メーカーのプラグインハイブリッド(PHV)攻勢が続いていますが、欧州メーカーがこぞってPHVを投入するのは、燃費向上はもちろん、最大の理由はEUで2021年に待ち構えているC02排出量95g/km(メーカーの平均値)という壁。

アメリカのZEV規制をクリアできずにクレジットを購入するのも避けたいところでしょうが、お膝元で罰金を払うのも避けたいところでしょう。

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そう考えると、メルセデス・ベンツがPHVを2017年までに10モデルを、BMWが7シリーズに追加することで2016年中に全5モデルを日本導入し、ボルボが今後、全モデルにPHVを導入するとアナウンスしていることも理解できます。

なにせ、EUでは充電してEV走行した分はCO2排出量がカウントされませんから、PHVはCO2削減の有効な切り札になりえます。

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さて、メルセデス・ベンツBクラスの対抗馬として登場させたはずのBMW 2シリーズ アクティブ ツアラーは、コンパクトなボディサイズでも4人家族がゆったり過ごせるキャビンや使い勝手のいい荷室などを備えています。

なんだか日本車が得意とする使い勝手を備えている気がしますが、そこに誰が見てもBMWと分かるデザイン(ブランド力)と、前輪駆動でもBMWらしい走りが味わえるのが人気の理由でしょう。

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プラグインハイブリッドの「225xe アクティブツアラー」は、モーター走行のみで最大42.4km走行可能(EV走行換算距離/JC08モード)で、最高速度は125km/h(ヨーロッパ仕様車値)。電気モーター走行時は後輪駆動になります。

ゴルフGTEの53.1km(アウディA3スポーツバック e-tronは52.8km)には及びませんし、JC08モードなので実走行では5〜7割くらいに減るかもしれません。それでも近所の買い物や駅までの送迎程度なら充電した電気でまかなえるのではないでしょうか。

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価格は「225xe アクティブ ツアラー Luxury」が488万円、「225xe アクティブ ツアラー M Sport」が509万円。もちろん、自動車取得税、重量税が免税になり、翌年度の自動車税も75%減税となります。

なお、1.5Lターボ搭載車が342万円〜、2.0Lのディーゼルターボ363万円〜という値付けですから、アクティブ ツアラーの居住性や使い勝手を享受すればいい、というのであればわざわざPHVに手を出す必要はないかもしれません。

ただし、2.0Lガソリンターボで4WDの「225i xDrive アクティブツアラー M Sport」は504万円という設定で、カタログ燃費は14.6km/L。

一方、PHVの「225xe アクティブ ツアラー 」のハイブリッド燃費は17.6km/L。充電分のEV走行を別にしても燃費面ではPHVの「225xe」の優位が目を惹きます。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介)

サンルーフがプラネタリウムになる!? 絢爛豪華なBMW・7シリーズの100周年記念車

BMW100周年を記念した特別仕様車が続々とリリースされていますが、今度は最高峰セダンの7シリーズにも100周年記念車が設定されました。

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7月9日に70台限定で発売される「BMW 750Li Celebration Edition “Individual(セレブレーション・エディション・インディビジュアル)」。

ベース車は、450ps/650Nmを誇る4.4LのV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンが搭載された上級グレードの「BMW 750Li」。

外観は、特殊な顔料が生み出す色彩の変化が特徴的な「BMW Individualボディ・カラー・プログラム」から「アズライト・ブラック」のボディカラーがチョイスされています。

こちらは、「ダーク・ブラック」の色調の中に、まるで宝石のような美しいブルーの煌きを放つ質感の高いカラー。

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存在感のある20インチの「BMW Individualアロイ・ホイール」も見どころで、フラッグシップサルーンにふさわしいプレミアムな佇まいが強調されています。

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BMWの限定車としては少なめに思えるのは、その価格だけでなく手作業によるインテリアであるため。最高品質を誇る牛革のみを採用し、手作業による丹念な仕上げによるレザー本来の滑らかな手触りと自然な風合いを実現した「BMW Individualメリノ・レザー・インテリア・プログラム」から、上質で温かみあふれる雰囲気を演出するキャメル色の「フル・レザー・メリノ」が選択されています。

ほかにも、贅沢な雰囲気をさらに強調する同色のアルカンタラ製のルーフライニングや、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術により製造される高品質な「BMW Individualピアノ・フィニシュ・ブラック・インテリア・トリム」などの特別装備が組み合わせも見逃せません。

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装備面では、先日追加された「リモート・パーキング」のほか、夜間にLEDライト・エレメントがサンルーフのガラス面に6色の「星空」を演出する「スカイラウンジ・パノラマ・ガラス・ルーフ」、前席だけでなく後部座席の「マッサージ機能」も標準装備とするなど、1880万円という価格にふさわしい装備が与えられています。なお、ベース車のBMW 750Liは1659万円です。

(塚田勝弘)

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色気を増した内外装が魅力。BMW 2シリーズ アクティブ ツアラーの400台限定車

MINIでの実績がありながらも2014年10月のデビュー時は、「BMWなのにFF!?」など、自動車業界(マスコミ)やマニアから懐疑的な目線で見られていた(と思われます)2シリーズ アクティブ ツアラー。

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蓋をあけてみれば都市部を中心にかなりの遭遇度で、一般のユーザーはFFだろうがFRだろうがほとんど気にしないという、BMWによる調査も理解できるところです。

また、世界的には好調のようですが、メルセデス・ベンツBクラスの対抗馬としての役割を日本でどれくらい果たしているのか気になります。

登場から1年半が経ち、新車効果が薄れてきたのか分かりませんが、6月11日から発売される400台限定の「BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー Celebration Edition Fashionista(セレブレーション・エディション・ファッショニスタ)」は、ガソリンの直列3気筒BMWツインパワーターボエンジンを積む「BMW 218iアクティブ ツアラー」がベース。

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外観は「アルピン・ホワイト」、「フラメンコ・レッド(※)」に加え、同限定車専用カラーの「インペリアル・ブルー(※)」の鮮やかな3色のボディカラーから選択できるのが特徴。※のカラーはオプション装備(7万7000円)

ほかにも17インチの「スター・スポーク・スタイリング479アロイ・ホイール」が組み合わされ、エレガントかつ洗練されたスタイリングが強調されています。

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内装は、キャンベラ・ベージュの「Sensatecレザー・シート(合成皮革)」と上質な「ファインライン・ストリーム・ウッ ド・インテリア・トリム」の組み合わせが印象的で、明るくモダンな仕上がり。

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「218i アクティブ ツアラー Celebration Edition Fashionista」の価格は398万円で、ベース車の「218i アクティブ ツアラー」よりも56万円高となっています。

(塚田勝弘)

600ps/700Nmを誇る「BMW M6 Celebration Edition Competition」はわずか13台限定

続々と登場するBMWの100周年記念車。第6弾は「BMW M6 Celebration Edition Competition」で、13台限定というレアなモデル。発売は7月9日から開始されます。

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BMWのMモデルでは、M3セダン/M4クーペをはじめ、先日追加されたM2クーペ、M5セダン、X5M、X6Mなど多彩なラインナップになっています。

中核モデルはやはりM3/M4ですが、M5/M6はセダン、クーペ系では別格といえる存在感を放っていますし、M3/M4よりも遭遇率も大きく下がる印象。

ノーマルでも十分に羨望の対象といえる、そのM6クーペをベースに仕立てられた「BMW M6 Celebration Edition Competition」は、自慢の高回転型4.4L V型8気筒Mツインパワーターボエンジンの最高出力を40psアップの600ps、最大トルクも20Nmアップの700Nmまで向上。

その結果、0-100km/h加速はわずか3.9秒(ヨーロッパ仕様車値)というポテンシャルを発揮します。なお、トランスミッションは7速M DCTです。

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動力性能強化に伴いブレーキも大幅な軽量化が図られていて、高い耐摩耗性と耐フェード性を持ち合わせた「Mカーボン・セラミック・ブレーキ・システム」を標準装備。同時に、サスペンションやステアリングにも専用セッティングが施されています。

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迫力満点の外観は、「BMW Individualオースチン・イエロー」の専用ボディカラーに加え、「20インチMライト・アロイ・ホイール、キドニー・グリル・フレーム」、アウタードアハンドルなどに専用のブラック塗装が施されています。

また、カーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)製のリヤスポイラーやリヤディフューザーといった専用装備も迫力ある見た目も印象づけるとともに、サーキットにおける高いパフォーマンス、効果的なエアロダイナミクスを実現。

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上質な内装も見どころです。イエローステッチが随所に施されたブラックの「BMW Individualレザー・メリノ・インテリア」に、「カーボン・インテリア・トリム」やアルカンタラ仕上げの「Mスポーツ・ステアリング・ホイール」の組み合わせによりスポーティかつ上質なムードを演出。

「M6 Celebration Edition Competition」は左ハンドル仕様、13台限定で価格は2321万円となっています。

(塚田勝弘)

4月の輸入車販売、メルセデス・ベンツは中古車でも首位!

日本自動車輸入組合の発表によると、4月の輸入車(乗用車)の販売台数は1.6万台(前年同月比+6.0%)と伸びています。

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ブランド別では首位がメルセデス・ベンツで3,556台(+11.5%)、2位がBMWで2,632台(+9.6%)、3位がVWで2,346台(-8.0%)となっています。

Mercedes-Benz_C-Class

2016.04

売れ筋ベスト10には、メルセデス・ベンツがCクラス、CLAクラス、Aクラスの順、BMWが3シリーズ、2シリーズ、1シリーズの順、VWがゴルフ、ポロの順でそれぞれランキングされています。

一方、4月の輸入中古車販売台数(乗用車)については、4.1万台(前年同月比-1.5%)と、3か月ぶりに前年同月実績を下回っています。

車種別では、普通乗用車が33,714台(-0.8%)、小型乗用車が7,242台(-4.3%)。

2016.04

ブランド別では、首位がメルセデス・ベンツで9,113台(-0.6%)、2位がBMWで8,926台(-1.2%)、3位がVWで6,269台(-7.8%)となっています。

このように、メルセデス・ベンツは新車、中古車ともに輸入車で最も売れているブランドとなっています。

Avanti Yasunori ・画像:日本自動車輸入組合)

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最新ディーゼルを搭載したBMW 3シリーズの限定車「Celebration Edition Style Edge」

400台限定車の「Celebration Edition Style Edge」は、BMWの創立100周年を記念した特別限定車の第3弾モデルで、カタログモデルの「320d」と同様に、最新の2.0Lクリーンディーゼルエンジンが搭載されています。

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190ps/400Nmと、改良前からそれぞれ6ps、20Nm引き上げられ、カタログ燃費も約10%向上の21.4km/Lと最新エンジンにふさわしいスペック。

限定車「Celebration Edition Style Edge」のベースは320d系の中でも最もスポーティな「M Sport」で、外観では「Style Edge」専用の「18インチMライト・アロイ・ホイール」をはじめ「BMW M Performanceブラック・キドニー・グリル」などが特別装備され、よりダイナミックでスポーティなものとなっています。

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内装は、ピアノの製作工程と同様のピアノラッカー技術を用いて製造される高品質な「BMW Individualピアノフィニッシュブラックトリム」に、「パールグロスクロームハイライト」が組み合わされたインテリアトリムが見どころで、ブラックの「Sensatecレザーシート(合成皮革)」や「BMW M Performanceステンレス・スチール・ペダル/フットレスト」などの特別装備も質感向上に一役買っています。

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価格はセダンの「320d Celebration Edition Style Edgeが577万円、セダンの「320dツーリングCelebration Edition Style Edge」が599万円。

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ベース車の「320d M Sport」は557万円、「320dツーリング M Sport」は579万円ですから、それぞれ20万円アップとなっていますが、見た目や質感を重視する人には買い得感の高い限定車といえそうです。

(塚田勝弘)

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■BMW 320dセダン/ツーリングに新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費を向上
http://clicccar.com/?p=372879

新世代ディーゼルを搭載して動力性能、燃費が向上したBMW 320d

2015年5月にマイナーチェンジを受けたBMW3シリーズは、同社の基幹モデルのひとつ。なかでも人気グレードのひとつが320dで、「d」はもちろんディーゼルエンジンのこと。

5月28日から、新世代の4気筒クリーンディーゼル搭載車が発売されます。

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BMW 320dは、2012年にDセグメントとして初めてクリーンディーゼルが搭載されたモデルで、今回のディーゼルエンジンは、アルミニウム合金製クランクケースをはじめ、最新のコモンレールダイレクトインジェクション、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどが採用されたBMWの最新技術を投入。

排気量は従来と同じ2.0Lですが、従来モデルと比べると最高出力は6psアップされ、190ps/4000rpm、最大トルクは20Nm向上となる400Nm(40.8kgm) /1750-2500rpmと動力性能を向上させています。

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一方で、JC08モード燃費は、従来モデルから約10%向上の21.4km/Lまで引き上げられていて同クラスの輸入車の中でもトップクラスの低燃費となっています。

排ガス処理は、改良前モデルと同様にNOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などのメンテナンスフリーで後処理なしの「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用。

なお、エコカー減税対象車の認定を受け、自動車取得税・重量税が「免税(100%減税)」となっていて、翌年度の自動車税も75%減税になります。

安全面などの装備では、BMW3シリーズ セダン/ツーリングのほぼ全モデルに新たに標準装備される「レーン・チェンジ・ウォーニング」を搭載。

こちらは、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両を警告することで、安全な車線変更をサポートする機能です。

なお今回のマイナーチェンジで320 SEセダン/ツーリングをのぞく全車に「レーン・チェンジ・ウォーニング」に標準装備されるもので、330eセダンにはすでに標準装備されています。

また、一部グレード(320i SEや330eなど)をのぞいて価格の改定がされています。

セダンの価格帯は、427万〜782万円で、320d系は512万〜557万円。ツーリングの価格帯は、449万〜804万円で、320d系は534万〜579万円となっています。

(塚田勝弘)

リモコン操作で無人駐車が可能! 量産車世界初の機能をBMW7シリーズに設定

ドライバーがいないのにクルマが無人で駐車する。自動運転などに加えて、こうした無人駐車機能が実用化されると、SFの世界が現実化しつつあるような気がします。

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BMW7シリーズにオプション設定された「リモート・パーキング」は、2015年10月の現行7シリーズのデビュー時から予告されていた機能で、2016年中旬頃に導入予定とのアナウンスどおりの日本導入となりました。

同装備の最大の狙いは、乗り降りが困難な幅の狭いスペースへ駐車する際などでもリモコンキーで駐車できるという点です。

操作は、駐車場所の前方中央にクルマを停めてから、車外に降りてリモコンキー(BMWディスプレイ・キー)を使うだけ。

駐車完了後のエンジン停止もBMWディスプレイ・キーで可能ですから、遠隔操作で駐車からエンジン停止までが可能になっています。

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乗り込む際はどうするの? という疑問が浮かびますが、リモコンキーの操作でエンジンを始動させ、自動走行で乗降可能なスペースまで出すことができます。

子どもの飛び出しなどの緊急時への対策も施されていて「リモート・パーキング」作動時は、フロントとリヤバンパーに装着された「PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)」のセンサーが常に作動していて、障害物や歩行者の不意な飛び込みを検知するとクルマが自動的に停止します。

また、単に前後方向に真っ直ぐ動くのではなく、隣の車両などとの侵入角度が10度以内であれば自動的にステアリングも操作。

日産はリーフで自動駐車の開発を推進していますが、日産リーフの場合は斜め前方にクルマを出してから、駐車枠に後退するなどという、オーソドックスな駐車の自動化を開発中で、東京モーターショーなどでも披露しています。

ちなみに、メルセデス・ベンツも新型Eクラスで、スマホを使ったリモートパイロットパーキングを開発しています。

(塚田勝弘)

BMW・X5次期型、ニュルで高速アタック!

BMWのクロスオーバーSAV(スポーツ アクティビティ ビークル)、「X5」の次期モデルがニュルで高速テストを開始した模様です。

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ガチガチにカモフラージュされたボディからはデザインの詳細は全く不明な状態ですが、情報によりますと次期型はかなり思い切ったデザインの刷新がされるのでは、と伝えられています。

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考えれば「X5」も第4世代へ突入、ここらで大きな変革が行われても不思議ではないでしょう。

新世代アーキテクチャー「CLAR」を採用する次期型のパワーユニットは、大幅なパフォーマンス改善を図った4気筒、6気筒、8気筒エンジンラインナップする模様です。

(APOLLO)

BMW誕生100周年記念!HotWheelから「HW BMWアニバーサリーアソート」が登場!

1968年に販売が始まったダイキャストカーブランド「HotWheel(ホットウィール)」から、BMWの創立100周年を記念したモデル「HW BMWアニバーサリーアソート」が4月下旬に発売されました。

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今回発売されたモデルはクルマが7種、バイクが1種の全8種類。価格は各400円(税抜)。

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①、②、④、⑦は3シリーズをベースにBMW の高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した「M3」の歴代モデルがモチーフ。

③は1978年〜1981年まで生産されたイタルデザインが手掛けたスタイリングが特徴的なミッドシップ・スーパーカーM1。

⑤は2輪のネイキッドモデルK1300R。自立してのディスプレイが可能。

⑥はZ4のレーシングモデル。

⑧はBMWの中興の祖2002。最強版の2002ターボを彷彿とさせるフロントスポイラーとオーバーディフェンダーでアレンジ。

ド派手なカッコよさもさることながら、“高速走行性能”も特徴のひとつ。実車を彷彿とさせる俊敏な走りも可能、かもしれません!?

(今 総一郎)

2016年秋にBMW7シリーズにプラグインハイブリッドを追加。年内にPHV全5モデルが揃う

2016年5月現在、「BMW」は3シリーズ、2シリーズ アクティブツアラー、X5、サブブランドの「BMW i」のi8という、合計4モデルのプラグインハイブリッド(以下、PHV)が導入されています。

さらに、新型にスイッチした現行7シリーズにもPHVが2016年中にも設定されるとアナウンスされていました。

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7シリーズのPHVは、最長距離約40 km(欧州仕様値)までEV走行が可能と発表されていましたが、時期に関しても「今秋にも導入予定」と発表されました。

将来的にはBMWグループの中核モデルすべてにPHVを設定予定とのことで、人気のクリーンディーゼルエンジンとともに、PHVにより走りと環境性能(燃費)を両立させる戦略です。

なお、7シリーズ以外で発売済みの4モデル(PHV)の概要は下記のとおり。

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BMWi8は、量産車として初めてCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製の基本骨格(パッセンジャーセル)を採用したBMW i3と同様の基本骨格とし、前輪はモーター、後輪はエンジンのみで駆動。前輪駆動、後輪駆動、4WDを状況により使い分けることが可能で、価格は1966万円です。

BMW X5 xDrive40eは、スムーズかつパワフルな走りだけでなく、SUV離れした感のある上質な乗り味など新しい高級SUVといえる世界観を提示。BMW自慢の4WDシステム「xDrive」により高い走行安定性と悪路走破性を兼ね備えています。エンジンのみでもモーターのみでも常に4輪を駆動することができます。価格は933万円〜。

P90193322_highRes_the-bmw-330e-09-2015BMW 330eは、PHVでも約50対50の前後重量配分を実現するなどして、3シリーズらしい軽快なフットワークを得ています。エンジンと電気モーターにより後輪を駆動。プレミアムセダンのPHVで唯一となる500万円台という価格設定(554万円〜)も魅力です。

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扱いやすいサイズでありながらファミリーにも使える広い室内が魅力のBMW2シリーズアクティブツアラー。488万円〜となるBMW 225xe Active Tourerは、前輪はエンジン、後輪はモーターのみで駆動し、前輪駆動、後輪駆動、4輪駆動を状況により使い分けるシステムになっています。

(塚田勝弘)

ついに登場!BMW X3次世代型に「M」モデル

BMWのクロスオーバーSUV『X3』の次世代型に、ハイパフォーマンスモデル「X3 M」が投入されそうです。

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BMWのクロスオーバーで「M」モデルが存在するのは、兄貴分の「X5」と「X6」のみ。「X3」としては第3世代で初の「M」モデルが誕生すると、3車種目の「M」モデルとなます。

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「X3 M」には、新モジュラープラットフォーム「CLAR」を採用し、現行モデルより、マイナス100kg前後の減量を目指します。

エクステリアでは「M」の象徴、クワッドエキゾーストパイプにフロントバンパーの大口エアインテーク、専用の前後バンパーで固めたアグレッシブなデザインとなります。

パワーユニットは「M3セダン」や「M4クーペ」から流用される3リットル直列6気筒ターボエンジンで、最高馬力は480ps程度を発揮。

ワールドプレミアは2018年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

BMW 1シリーズに待望のディーゼルエンジン仕様を追加

BMW 1シリーズに待望のディーゼルエンジン搭載モデルの「118d」が加わりました。

兄貴分のBMW3シリーズや2シリーズ(アクティブ ツアラー、グラン ツアラー)、MINIの3ドアと5ドア、クラブマンなどにも設定されているだけに待っていた方もいるはず。

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なお、118dの追加で「BMW」ブランドのクリーンディーゼルラインアップは計9モデル、MINIブランドも含めたBMWグループ合計で19モデルとなっています。

5月21日から発売されるBMW 118dは、2.0Lの直列4気筒クリーンディーゼルターボを搭載。

コモンレールダイレクトインジェクションシステムと可変ジオメトリーターボチャージャーを組み合わせ、最高出力150ps/4000rpm、最大トルクは320Nm/1500-3000rpmとディーゼルエンジンらしいトルクフルなスペックとなっています。

組み合わされるトランスミッションは8速ATで、アイドリングストップなどの環境対応技術を数多く採用し、JC08モード燃費は、22.2km/Lを達成。同等のガソリンエンジンを搭載しているBMW 118iから約2割向上しています。

ほかにも、NOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒などメンテナンスフリーの排出ガス処理技術「BMW BluePerformanceテクノロジー」を採用し、ポスト新長期規制に適合。エコカー減税対象車の認定を受けていて、自動車取得税・重量税は「免税(100%減税)」、翌年度の自動車税も75%減税となります。

主な標準装備として、「ドライビング・アシスト(レーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ)」、「ドラインビング・パフォーマンス・コントロール(ECO PROモード付)」、「ITSスポット対応DSRC車載器(ルーム・ミラー内蔵、ETC機能付)」などを用意。

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気になる価格は、「118d Sport」と「118d Luxury」が365万円、「118d M Sport」が385万円。なお、上の写真のBMW 118i比べると21万円高に抑えられています。

(塚田勝弘)

BMW 1シリーズに4気筒ディーゼル登場。価格は365万円から

BMWのエントリーモデルである「1シリーズ」に、新世代クリーンディーゼルを搭載した新グレード『118d』が登場しました。

メンテナンスフリーの排ガス浄化装置でありながら、日本のポスト新長期規制をクリアする2.0リッター・クリーンディーゼルと8速ATを組み合わせたパワートレインを積むモデルです。

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エンジンの最高出力は110kW(150ps)/4000rpm、最大トルクは320Nm(32.6kgm)/1500-3000rpm。JC08モード燃費は22.2km/Lとなっています。

エコカー減税対象車で、自動車取得税・重量税が免税(100%減税)となるほか、翌年度の自動車税も75%減税される118d。

SPORT、LUXURY、M SPORTと3つのバリエーションを持ち、メーカー希望小売価格は365万円〜385万円(消費税込)。

2016年5月21日からの発売とアナウンスされています。

(山本晋也)

BMWグループ、3月の世界販売が史上最高を記録!

BMWによると、今年3月のグループ世界総販売台数が、過去100年の歴史の中で初めて20万台を突破。史上最高となる24万台(前年同月比+3.5%)に達したそうです。

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また、1-3月の累計販売台数についても55.7万台(+5.9%)と好調。

市場別の第1四半期(1-3月)実績は、欧州が25.7万台(+9.5%)と回復傾向。なかでもイギリス(+10.6%)、フランス(+10.7%)、スペイン(+22.7%)では2桁台の販売増となっています。

アジア地域では18.3万台(+10.0%)を販売しており、中国が12.7万台(+10.5%)、日本が1.8万台(+8.9%)、韓国が1.4万台(+15.0%)の状況。

一方、ピックアップ系が人気の米国では10万台(-8.6%)と前年減。

ブランド別内訳ではBMWの3月販売台数が20万台(+2.9%)、1-3月の累計が47.8万台(+6.0%)、MINIの3月販売台数が3.9万台(+6.6%)、1-3月累計が7.8万台(+5.4%)となっており、いずれも大きく伸びています。

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車種別の1-3月販売実績では、BMW「2シリーズ」のアクティブ/グランツアラーが好調で4.4万台(+56.3%)、フラッグシップモデルの新型「7シリーズ」も10,588台(+20.3%)と貢献しています。

SUV系では新型「X1」が5.1万台(+67.7%)と大きく販売を伸ばしており、「X3」も3.8万台(+27.2%)、「X6」が1.1万台(+15.1%)と好調。

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BMWグループでマーケティングを担当するイアン・ロバートソン取締役は「私達の革新的な製品は継続的に利益のある成長を可能にしており、この傾向は年内を通して続くと確信している」としています。

Avanti Yasunori・データ出典:BMW)

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BMW M2クーペ、スーパーGT 第2戦・富士スピードウェイで日本初公開

現行のM3セダン、M4クーペには憧れるけれど、1100万円級の価格、全長4685×1875×1430mmというボディサイズが大きすぎる、いつか中古で乗れれば……といった思いを抱く方が多い、BMW Mモデルの中でも特別なモデルではないでしょうか。

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1985年生まれの初代M3(E30)、2代目M3(E36)はもちろん、3代目のE46までは全長4.5m、全幅1.8m以下に収まっていましたから日本でもコンパクトといえるサイズでした。

「M3はこんなサイズだった!」と既視感を抱かせそうなM2の登場は、現行M3セダン、M4クーペは価格面やサイズ面で敬遠していた向きも振り向かせそうなイメージがあります。

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M 235i クーペでは飽き足らない層でも突き刺さりそうな「真性」M2クーペは、770万円という値付けで今年1月からオーダーが可能になっていますが、納車遅し! と待ちきれない方もいるでしょう。

BMW M社の手によるBMW M2クーペは、1985年に登場した初代BMW M3、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルという位置づけです。

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新型BMW M2クーペには、短めの全長のコンパクトボディ(全長4475×全幅1855×全高1410mm)に、自然吸気エンジンのようなスムーズな吹けあがりと、BMW自慢のターボ技術による圧倒的なパワーを併せ持つ新開発の直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載。

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組み合わされるトランスミッションは、7速Mダブルクラッチトランスミッションの「M DCT Drivelogic」。

ほかにも、優れた剛性とバネ下重量の軽量化を実現した専用サスペンション・システム、あらゆる走行状況下で最大限のトラクションを確保するアクティブMディファレンシャルなど、サーキット走行を見据えた技術がつぎ込まれています。

今年のゴールデンウィーク真っ最中の5月3日、4日に富士スピードウェイで開催される「スーパーGT」第2戦でBMW M2クーペが日本初公開されるそうです。

5月3日の予選レース前(14時15分頃出走)、および5月4日の決勝レース前(12時40分頃出走)に、デモンストレーション・ランが行われ、新型BMW M2クーペが富士スピードウェイのサーキットを駆け抜けます。

さらに、デモンストレーション・ランに出走するBMW M2クーペは、サーキット内のレストランORIZURU前にて、両日一般来場者向けに特別展示されます(上記のデモンストレーション・ランの時間帯は除く)。

(塚田勝弘)

BMW・4シリーズファミリーに新世代エンジンを搭載。燃費と動力性能を向上

BMW4シリーズは、3シリーズ派生のクーペ、カブリオレを設定するほか、4ドアのグラン クーペまで用意するという、ニッチといわれそうな隙間を埋めるようにモデルラインナップが構築されています。

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2013年9月に投入されたクーペには、2.0L直列4気筒DOHCターボ(245ps/350Nm)、直列6気筒DOHCターボ(306ps/400Nm)が用意されていました。

2016年4月22日から発売された新エンジン搭載車は、BMW 420i、430i、440iの全モデルとなっていて、いずれにも新世代モジュラーエンジンを採用。

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「BMW Efficient Dynamics」を謳う、BMWグループの新しいエンジンファミリーに属する新世代モジュラーエンジンは、その名の通りモジュール構造が採用され、気筒あたりの排気量を理想的とする500ccとしてシリンダーを直列に配置し、総排気量に応じて幅広い出力範囲を実現しているのが特徴です。

さらに、ツインスクロールターボ、ダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブコントロールシステムのバルブトロニック、バリアブルカムシャフトコントロールシステムの「ダブルVANOS」を組み合わせたBMW自慢の「ツインパワーターボ」技術が採用されています。

中でも注目は、BMW 440iに搭載される新世代の3.0L直列6気筒BMWツインパワーターボ。

従来モデルのBMW 435iから最高出力を20ps、最大トルクを50Nm向上させ、326ps/450Nmという高出力化が図られています。

もちろんパワーアップだけでなく、JC08モード燃費も最大で約10%向上。

なお、420iに搭載される2.0Lの直列4気筒DOHCツインパワーターボは184ps/270Nm、430iの2.0Lの直列4気筒DOHCツインパワーターボは252ps/350Nmと、登場時の2.0Lターボよりも7ps向上(最大トルクは同値)。

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安全装備では、すでに標準装備されている歩行者検知機能付き「衝突回避・被害軽減ブレーキ」、「レーンディパーチャーウォーニング」、ACCの「アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)」などに加えて、今回さらに全車に「レーンチェンジウォーニング」が追加されています。

この「レーンチェンジウォーニング」は、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線から急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする機能になっています。

価格帯は、BMW 4シリーズ クーペが523万〜809万円。420iクーペ/430iクーペが右ハンドル仕様、440iクーペには右/左ハンドルともに用意されています。

4シリーズ カブリオレは、440iカブリオレLuxuryが883万円、440iカブリオレM Sportが901万円で左/右ハンドルを設定

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4シリーズ グラン クーペの価格帯は528万〜815万円。420iグラン クーペ/420i xDriveグラン クーペ/430iグラン クーペは右ハンドル仕様、440iグラン クーペは右/左ハンドル仕様ともに用意されています。

(塚田勝弘)

これぞBMW! X3次期型はスポーツ力アップだ

BMWのクロスオーバーSUV『X3』次期型が、擬装を少し軽くしてニュルの高速テストに登場しました。

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次期型ではこれまでのX3から大刷新、スポーツ性を大幅に改善するモデルになるようです。

次期型には新世代モジュラープラットフォーム「CLAR」(クラスタ・アーキテクチャー)を採用し、約100kgの軽量化を達成。サスペンションの改善や、車高を低く設定するほか、エクステリアではヘッドライトを薄くシャープにし、内外共にスポーツ力のアップを目指します。

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パワーユニットは「330e」または「X5 40e」から流用されるプラグインハイブリッドモデルの投入がありそうです。そのほか、1.5リットル直列3気筒エンジンや2リットル直列4気筒ターボエンジンなどもラインナップされます。

早ければ2016年内にお披露目されるようです。

(APOLLO)

紳士以外お断り!? BMW5シリーズの特別限定車は「バロン」を掲げる

BMWの創立100周年を記念する特別限定車第2弾「BMW 523d Celebration Edition BARON(セレブレーション・エディション・バロン)が200台限定で登場しました。

なお、第1弾はサブブランドである「BMW i」のBMW i3です。

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発売は4月29日からで、本物の紳士のためのセダンという位置付けになっています。

パワートレーンは、184ps/380Nmを発揮する2.0L直列4気筒ツインパワーディーゼルターボと8速ATの組み合わせで、ディーゼルエンジンのみの設定。

正統派なスーツの色味を髣髴とさせる専用ボディカラーが採用されている外観は、イギリスのサビルロウ仕立てのグレーのスーツのように信頼感を印象付ける「ミネラル・グレー」と、イタリアのナポリ仕立てのネイビーのスーツのように爽やかな色気を演出する「メディテレーニアン・ブルー」の2色が用意されています。

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足元は、「19インチMライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング351M」がスポーティかつエレガントに演出しているほか、フロントマスクをより強調づけるアダプティブLEDヘッドライトを装着。

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インテリアでは、上質な雰囲気の専用色オイスターのレザーシートに、シックな世界観を主張したという「ファインライン・アンソラジット・ウッド・トリム」の組み合わせが見どころで、爽やかな薫りのアロマディフューザーや、極上の着座感を叶えるランバーサポートと前席用シートヒーターなども装備。

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さらに、ジャケットなどが掛けられるコートハンガーやシリアルナンバーが刻印されたインテリアバッジとレザーキーケースなど、紳士にふさわしい専用アクセサリー類も用意されています。

ほかにも、ソフトクローズドア(フロント&リヤ) 、オートマチックトランクリッドオペレーションなどが装備され、価格は777万円となっています。

(塚田勝弘)

BMW M3・M4を450psまで高める「コンペティション・パッケージ」は約98万円!

軽自動車のエントリーモデル(グレード)が買えてしまう98万1000円というオプション価格で登場したBMW M3セダン、M4クーペ向けの「コンペティション・パッケージ」は、新たに設定されたオプション。

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「コンペティション・パッケージ」というネーミングからも分かるように、サーキット走行をターゲットにしたもので、3.0Lの直列6気筒「Mツインパワー・ターボ」エンジンの最高出力を標準車よりも19psアップの450psまで向上させることができるオプションです。

当然ながら19psの向上だけで100万円近いオプション価格となっているわけではなく、エンジンのパフォーマンス向上にも対応。

ダンパーおよびスタビライザーの特性を専用に変更したアダプティブ M サスペンションが設定されているほか、電子制御式多板クラッチによりパワーを後輪の左右間で自在に配分される「アクティブMディファレンシャル」や横滑り防止装置のDSCにも専用チューニングが施され、トラクション性能もさらに向上されています。

さらに、専用装備の「M スポーツ・エキゾースト・システム」によるサウンド面の演出も見逃せません。

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外観では、足元を引き締める軽量構造の20インチ鍛造「Mライト・アロイ・ホイール・スタースポーク・スタイリング666M」が用意されているほか、ハイグロスブラック仕上げのキドニーグリル、ブラッククローム仕上げの「デュアル・エキゾースト・テールパイプ」といった専用装備がM3、M4のスポーティな外観をよりレーシーなものに仕立てています。

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インテリアでは、サーキット走行などにおいても身体をしっかりと支える軽量構造の専用「Mスポーツ・シート」に加えて、Mストライプが施された専用シートベルトを用意。

また、今回のオプション追加と併せて、BMW M3セダン、およびBMW M4クーペの両モデルに、安全な車線変更をサポートする「レーン・チェンジ・ウォーニング」が新たに標準化されています。

価格も改定されていて、BMW M3セダン(7速M DCT)が1104万円から1110万円、M4 クーペ(6速MT)が1075万円から1081万円、M4 クーペ(7速M DCT)が1126万円から1132万円となっています。

(塚田勝弘)

BMW/MINI 体験型販売新拠点「BMW GROUP Tokyo Bay」を2016年7月にオープン

BMWジャパンは、東京都江東区青海に建設中のBMW/MINIブランド体験型販売新拠点の正式名称を「BMW GROUP Tokyo Bay」に決定し、2016年7月にオープンする予定です。

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同施設は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催で注目される青海地区の約2万7000㎡もの広大な敷地を利用し、BMWとMINIのショールームのほか、300人以上を収容可能な国際会議ホール、さらには販売車両の試乗や基礎的な運転トレーニングも可能なBMW M社認定のドライビングエリアを組み合わせた複合施設。まさに、BMWグループのテーマパークです。

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新車展示はBMWが28台、MINIが11台、BMWモトラッドが10台のほか、試乗車にはBMWおよびMINIの全ラインナップを用意。

さらに、ライフスタイル・ショップやカフェ(Nespressoとのタイアップ)、100台の来場者駐車場、認定中古車展示スペースや簡易整備用ワークベイといった付帯設備も充実させているとのこと。

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施設のプレ・オープニングは6月初旬。7月のグランド・オープニングに合わせてBMW創立100周年記念イベントが実施される予定です。さらに、臨海副都心地域におけるシナジー効果を狙い、近隣他団体とのイベント共催も企画していくようです。

(今 総一郎)

日本向け限定30台、価格1950万円のBMW M4 GTSはニュルで7分27秒88

2015年の東京モーターショーにおいて世界初公開された、BMWのハイパフォーマンスクーペ「M4 GTS」の価格が正式発表。日本向けは30台限定で、メーカー希望小売価格が1950万円となることもアナウンスされました。

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3リッター直列6気筒ターボに、ウォーターインジェクションシステムを組み合わせた専用エンジンの最高出力は368kW(500馬力!)、最大トルクは600Nm。7速DCTを介して、後輪を駆動します。

サーキットユースを前提に、バケットシートや6点式シートベルト、ロールバーを備えたM4 GTSは、CFRP(カーボンファイバー)製の調整式リヤ・ウィング、リヤ・ディフューザー、フロント・スプリッターといった専用エアロパーツによる外観も特徴となっています。

パワーウエイトレシオ3.2kg/PS、0-100km/h加速が3.8秒というピュアスポーツクーペは、また世界のスポーツカーにとって欠かすことのできないニュルブルクリンク北コースもアタックしています。

そのフルアタックのインカー映像によればラップタイムは7分27秒88。6気筒FR車としては驚異的なタイムを記録しています。

(山本晋也)

39ドルで「BMW i3」をカーシェアできるサービスが米国で開始

独BMWグループは、米国でカーシェアリングサービスを行うReachNow社を設立しました。当面はシアトル市でカーシェアリングサービスを行います。

今後は、2016年内にサービスを3都市に拡大し、さらに北米の10都市でのカーシェアリングサービスに拡大する計画のようです。

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現状の使用車両としてReachNow社は「BMW i3」、「BMW 3シリーズ」、「MINI Cooper」など370台をシアトル市内に配置しています。シアトル・タコマ国際空港にもサービスエリアを拡大する予定とのことです。

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ReachNowアプリをダウンロードしてスマホかPCから登録するだけでカーシェアを利用できるようになります。

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このサービスでは、ユーザーが指定した時間と場所に配車され、指定された住宅地内の駐車場、一般駐車場、公共駐車場などに返却することが可能です。予定より時間がかかった場合でもアプリから時間延長できるというサービスもあります。

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初期登録料は39ドルで、利用料は走行中が0.49ドル/分となっています。オープン記念で現在は初期登録料は無料、走行料金は0.41ドル/分のキャンペーン料金を展開しているようです。

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日本でも駐車場のタイムズ24がカーシェアリングサービスを展開しており、安さ・利便性をアピールしています。

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一方ReachNow社は、BMWというブランドのプレミアム性を訴求してカーシェアを展開する狙いのようで、今後のカーシェアリングサービスの動向に注目が集まっています。

(山内 博・画像:ReachNow)

どれを買う?ベンツ・GLC、ポルシェ・マカン、BMW・X3など豊作のミドルサイズSUV

フルモデルチェンジを機にメルセデス・ベンツのGLKがGLCとなったことで、欧州のプレミアムミドルサイズSUVも出揃った感があります。

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価格帯は600万円台前半からで、ボディサイズは全長が4.7m前後。全幅はじつはかなりワイドで1.9m級、全高は1.6m台半ばくらい、という大まかなサイズ感になります。

日本の道路や駐車場事情を考慮すると、このミドルサイズSUVくらいまでがそれほど無理なく使える大きさで、場合によっては上限という感じがします。

メルセデス・ベンツGLCの良さは、Cクラス譲りの走り、そして安全装備の充実ぶりでしょう。ほどよい軽快感と乗り心地の良さ、GLKから100L拡大した広めの荷室スペースも魅力。

発表時には、まだディーゼルもPHVの設定がなく、少々「待ち」となるのは、このクラスのトレンドからすると厳しいですが、ディーゼル、PHVが導入されれば、万全の品揃えになりそう。

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ライバルのポルシェ・マカンは、ポルシェらしい切れ味鋭いハンドリングが特徴。SUVというカタチこそまとっていますが、スポーティカーそのものの走行性能は、SUVにここまでのフットワークが必要か、という思いまで頭に浮かびます。

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BMW X3は、人気のディーゼルが強みで、ガソリンも2.0Lの直列4気筒(出力により2タイプ)と3.0L直列6気筒を揃えていて、3.0Lの直6はガソリンエンジンらしい伸びやかな加速が享受できます。もちろん、SUVの中でもスポーツの濃度が濃く、BMWらしい魅力もあります。

Farbe: Estorilblau

Motorraum

ほかにも、モデル末期のアウディQ5がありますが、こちらは今年中にも次期型の発表がありますから新型待ちでしょうか。

現行型はややSUVにしては色気が薄めの内・外装という印象もありますが、熟成されたモデル末期を大幅値引き前提で買う手もあります。また、V6 DOHCスーパーチャージャーを搭載し、345ps/470Nmを誇るS Q5という選択肢もありますし、フルタイム4WDのクワトロもアピールポイント。

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個人的には、ドイツ勢ではなくランドローバーのディスカバリー・スポーツあるいは、レンジローバー・イヴォークもオススメ。

とくにディスカバリー・スポーツは、操縦安定性と乗り心地のバランスが秀でていて、サイズを感じさせない運転のしやすさなど、SUV作りに長けているランドローバーモデルらしい魅力が凝縮されています。

しかも500万円から買えるという価格設定も強みで、悪路走破性の高さはランドローバーですから、日本の使用環境なら不足はないはず。車線維持機能など、先進安全装備ではやや見劣りする感もありますが、価格も考えると魅力的な選択肢に映ります。

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ここで挙げたモデル以外でも、ディーゼルを設定するボルボXC60、あるいはレクサスNXなど国産SUVもあります。

いずれを選んでも最近のSUVは都市からアウトドアニーズまで使える万能性を備えています。GLCの登場もありますから今後も人気は加速しそうです。

(塚田勝弘)

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BMW100周年記念の特別仕様車第一弾!40台限定の「BMW i3 Celebration Edition Carbonight」が登場

BMW初のEVである「BMW i3」の特別限定車「BMW i3 Celebration Edition Carbonight(セレブレーション・エディション・カーボナイト)」が40台限定で登場しました。

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同車は、日本で売れ筋となっている647 cc直列2気筒エンジン(発電用)付きBMW i3レンジエクステンダー装備車がベース。

先進的なCFRP製ボディ骨格の上に、BMW i3で唯一モノトーン(単色)となる新ボディカラーの「フルード・ブラック」を採用し、都会の夜に映えるクールでスタイリッシュな雰囲気が漂っています。

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ほかにも、精悍なフロントマスクをさらに際立たせるとともに、優れたエネルギー効率を誇るLEDヘッドライト、ダイナミックかつ存在感あふれるデザインが特徴的な大径20インチアルミホイールを用意。

また、快適な室内空間を確保すると共に洗練された佇まいを強調するサンプロテクションガラスなどが特別に装備。

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インテリアでは、前席シートヒーターをはじめ、シート、ルーフ・ライニング、フロアにリサイクル繊維(PET)が採用された、明るくモダンなカラム・グレーのインテリアBMW iインテリア・デザインLOFTに、12個のスピーカーが臨場感あふれる音場を再現する「harman/kardon HiFiスピーカー・システム」を用意。

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また、カーボン製iPhoneカバーケース、「harman/kardon AURA STUDIO(ワイヤレス・ホーム・スピーカー・システム)」、自宅への充電設備(e-インストレーション)の無償設置または「BMWサービス・インクルーシブ」なども購入特典として提供されます。

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車名は、BMW i3の特徴である「カーボン」、新色「フルード・ブラック」が都会の「夜(ナイト)」に映えることにより、それらを組み合わせた「Carbonight(カーボナイト)」から命名されたそうで、価格は598万円です。

(塚田勝弘)

BMWやMINIがAndroidスマホと連携!

先日、スウェーデンの自動車メーカーのVOLVO(ボルボ)が衝撃的な提案を行なったのをご存じでしょうか?

「2017年、ボルボはクルマのキーを完全に廃止する世界初の自動車メーカーになる」と発表したのであります。

キーの役割はスマートフォン(以下:スマホ)へと移行し、専用アプリを介して車両の操作を行なうというもの。もはや、スマホを持っていないと満足にクルマにさえ乗ることができなくなるらしいです……

しかし、実はすでにそれと近いことは現実化しているのです。

たとえば、スマホに内蔵されるBluetoothを介して、ナビゲーションをはじめ、スマホに保存された楽曲などのメディアをクルマで楽しむことができます。

これは高級車だけでなく、すでに大衆車にも実装されて当たり前になりつつあり、スマホとの連携を活用しないのは宝の持ち腐れといっても過言ではないのです。

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とはいえ、多くのクルマに対応しているのはApple Inc.が提供する“iPhone”をはじめとした機器に搭載される“iOS”のみ。ところが、ニューヨーク国際自動車ショーにてBMWは、車載システムとGoogleが提供する“Android(アンドロイド)”との連携をはじめると発表したのです。

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まずは、専用アプリ「BMW Connected」を介して「iHeartRadio」「Pandora」「Spotify」の利用が2016年の「7シリーズ」からスタート。今後、利用可能アプリはもちろん、対応する車種も広がっていくことでしょう。

(今 総一郎)

3月の輸入車販売、BMWがVWを抑えて2位に浮上!

日本自動車輸入組合が3月の輸入車新規登録台数を発表しました。

BMW_2Series

それによると、メルセデス・ベンツがCクラスなどの好調により8,540台(前年同月比-5.2%)で首位を維持、2位には3シリーズや2シリーズを中心に6,516台(-1.0%)を販売したBMWが浮上しました。

INPORTCAR_2016_03(出展 日本自動車輸入組合)

VWは6,513台(-26.6%)で3位に退き、通年でも前年同期比-24.6%と2桁台の販売減が続いています。

また9位にはスズキがランクイン(1,428台)しており、3月にインドから輸入を開始した「バレーノ」が寄与。

Mercedes-Benz_E-Class

メルセデス・ベンツは6月にSクラスとCクラスの中間モデルとなる新型「Eクラス」の国内発売を予定していることから、今後も首位の座を維持するものと予想されます。

Avanti Yasunori

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新型アウディA4のフットワークと乗り心地をCクラス、3シリーズと比べてみると?

前回の記事でもご紹介しましたが、新型アウディA4で気になるのはやや硬めの乗り心地。

もう少し走行距離が伸びれば、路面からの当たりも少し「角」も取れるかもしれませんが、劇的にマイルドな乗り味になるわけはないでしょう。

201600223Audi A4_076

高いボディの剛性感は速度域が高まればフラット感も抱かせますから、人によっては全然気にならないかもしれません。

オールアルミボディとはならずとも、シャーシにアルミを多用していることで、軽くはないけれど重厚感もないという乗り味は、もう少し柔らかめなら言うことナシ! といったところでしょうか。

フロントサスペンションはお馴染みの5リンクですが、新型A4向けに改良されていて、操縦安定性確保のため横からの入力に対してはマウントを硬めにすることで対応し、縦方向のコンプライアンスはソフトにチューニングされているそう。

201600223Audi A4_016

リヤは従来のトラペゾイダルから5リンクに一新。5kgの重量減によりバネ下重量を軽減し、ダンパーやブッシュ類のチューニングはもちろん、フロントだけでなくリヤにもモノチューブ式ダンパーを採用することで、軽量化が図られています。

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「クワトロ」モデルの試乗車は、スポーツサスペンションとなる「クワトロ スポーツ」でタイヤサイズは245/40R18。FFの試乗車は225/50R17のこちらも「スポーツ」で、乗り味に大差は感じられませんでした。

新しいプラットフォームによる恩恵で5リンク化された恩恵は、乗り心地の面よりもフットワークで強く察知できるのが印象的。

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また、直進安定性の高さは期待以上で、ワインディングでもFFモデルでもとくに曲がりにくい(アンダーステアになりやすい)と印象づけられることはなく、クワトロはターンインのしやすさもありますが重量がFFよりも120kg重いこともあって、公道の法定速度内ではほとんど無視できそうな差といってよさそう。

新型アウディA4と前後して、Cクラス(プラグインハイブリッド)とBMW3シリーズに乗る機会がありましたが、A4は看板モデルのクワトロだけでなくFFもレベルアップしているのは間違いありません。

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Cクラスはプラグインハイブリッド化されたことで、純ガソリン車よりも重さを感じさせるものの、乗り心地と予想以上に軽快なフットワークとのバランスが秀逸。

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BMW3シリーズは、ひと回り以上小さく感じる(実際にサイズも小さいのですが)旋回性の高さなど一枚上手。低速でコーナー1つ曲がる際でもBMWらしいキビキビとした動きが感じられ、パワステのフィーリングなどは好みが分かれそうですが、それでもフットワーク重視を貫くセッティングといえそう。

Cクラスに最近使われているキーワードである「俊敏性(アジリティ)」も十分に伝わってきますが、軽快感ではやはり3シリーズでしょう。

ドイツプレミアム御三家は、やはり「三車三様」なのだと再確認させられました。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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BMW7シリーズが「ワールド・ラグジュアリー・カー」に選出された理由

あくまで世間一般のイメージ、そしてこちらも印象ですが、中古市場での価格など、欧州の超高級セダンの世界ではメルセデス・ベンツSクラスの背中をBMW7シリーズやアウディA8が追いかけるというイメージがあります。

World Luxury Car nominees at the World Car of the Year Awards at the Javits Center in Manhattan, NY March 24, 2016. (Photo: Kevin Hagen)

しかし、新型に移行した7シリーズは、得意の走り(俊敏性)はもちろん、乗り心地やキャビンのしつらえなどの面でも7シリーズは後発ではありますが、Sクラスに並び、いや追い抜いた感があります。

先日お伝えしたマツダ・ロードスターの「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」受賞のニュースで、「ワールド・ラグジュアリー・カー(ワールド・ラグジュアリー・カー・オブ・ザ・イヤー2016」にBMW7シリーズが選出されたのをお伝えしました。

このように、BMW7シリーズは世界のモータージャーナリストからも高く評価されているようです。

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BMWによると、ワールド・カーの審査員のコメントとして、

「新しいエンジン・ラインアップを採用した新型BMW7シリーズは驚くほどよく走り、セグメントのライバルたちがセールスポイントとして訴えられないほど高次元にスポーティなドライビング・ダイナミクスを実現しています。
これは、新しい「カーボン・コア」ボディ構造による130kgの軽量化によってもたらされます。25の新しい特徴のうち、13がセグメント初の革新的な機能です。
室内空間においても、BMWはラグジュアリーのレベルを一段引き上げ、快適で巧みにデザインされたシートだけではなく、数多くのテクノロジーやエンターテインメントによってもオーナーを十分に満足させます。
新しいBMW 7シリーズは、スカイラウンジ・パノラマ・ガラス・ルーフ、アンビエント・エア・パッケージ、そして新しいジェスチャー・コントロールなどの新装備を採用しています」

と披露しています。

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長年のSクラス信奉者を7シリーズに振り向かせるのは、性能や機能だけでは難しいのも関係者は百も承知でしょうが、現行モデルでの比較では確かに同賞にふさわしいクオリティの高さを全方位で感じさせてくれます。

(塚田勝弘)

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BMW3シリーズGT、馬力アップのLCIモデルがニュルに

BMW『3シリーズ グランツーリスモ』のLCIモデル(Life Cycle Impulseの略。BMWではフェイスリフトモデルを指します)が高速テストでニュルに登場しました。

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今回は、フェイスリフトのタイミングで「328i」が「330i」、「335i」が「340i」へ改名される予定です。

パワーユニットは、新開発の3リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載し、「340i」の最高馬力は326psへ馬力アップが期待されています。

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エクステリアでは、最新のLEDヘッドライト、フロントバンパー及びリアバンパーなどをリフレッシュ、インテリアの一部も改良される模様です。

遅くとも、2016年の秋までには、プレスリリースがされるスケジュールです。

(APOLLO)

BMWがEV、PHVなど電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!

BMWが決算報告会で、電動車両と自動運転車の拡大を柱とする2025年までの経営戦略「NUMBER ONE NEXT」(ナンバーワンネクスト)を発表しました。

BMW_2016

「BMW i」ブランドのラインナップを拡充させるほか、デジタル化や自動運転技術の開発を強化予定で、2020年以降に新モデル「iNEXT」を発売する計画といいます。

ハラルド・クルーガー会長の説明によると、2016年からPHVやBMW「i3」に続くピュアEVなど7モデルを投入するとしており、年内にはバッテリー容量の増量により、航続距離を大幅に拡大した「i3」を発売するそうです。

BMW_2016BMW_i3

また既存モデルではPHV「i8」のオープン版(ロードスター)の追加や、「MINI」のPHVを数年内に投入する予定とか。

BMWブランド車についても「BMW i」の技術を採用したPHV「iパフォーマンス」モデルの販売を強化していく考え。

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フラッグシップモデルとなるBMW7シリーズでは「リモートコントロール駐車」や「ジェスチャーコントロール」などを既に実用化しており、今後他のモデルへの展開を予定している模様。

トヨタと共同開発中のFCVについては試験車両で水素1回の充填当たり700kmの航続距離を達成しているそうです。

一方、自動運転車については「Project i 2.0」のもと、高精細デジタル地図、 センサー技術、クラウド技術や人工知能を積極採用、2020年に発売予定。

このようにBMWはEV、PHV、FCVといった様々なシステムを並存させる方針。

エコカーで先行した日本勢もこれまでの「燃費性能」に加えて、欧州勢が得意とする「走り」などの新たな魅力の確保に向けた技術開発が必要になりそうです。

Avanti Yasunori

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BMWグループの世界販売、2月に16万台超えの新記録!

BMWの発表によると、MINI、ロールス・ロイスを含むグループの2月世界販売台数が前年同月比+7.9%増の16.4万台となり、月間販売記録を更新したそうです。

BMW_X1

内訳はBMWが14.3万台(+9.1%)、MINIが2万台(+0.3%)。

BMW_2016_02(出展 BMW Japan)

また、年初からの累計販売台数は前年同期比+7.7%増の31.7万台で、内訳はBMWが27.7万台(+8.3%)、MINIが3.9万台(+4.1%)となっています。

MINI_Clubman

販売地域別では本国の欧州が13.4万台(+11.4%)と伸びている反面、米国は4.7万台(−8.7%減)の状況。

アジアでは中国が8万台(+12.7%)、韓国が0.9万台(+13.3%)、日本が0.9万台(+15%)などとなっており、地域全体では11.3万台(+12.1%)と好調。

BMW_2Series

車種別では1シリーズが2.4万台(+14.3%)、2シリーズが1.7万台、7シリーズが0.6万台(+21.6%)、X1が2.9万台(+59.6%)、X3が2.3万台(+16.8%)、X6が0.7万台(+20.3%)、MINIが3.9万台(+4.1%)の状況。

世界的なSUV人気からXシリーズの伸びが際立っており、中でも新型X1の好調な出足が目立ちます。

BMW_X1

またMINIでは5ドアモデルが1.1万台(+29.5%)を販売、同シリーズを牽引している状況。

同社の販売担当責任者であるイアン・ロバートソン取締役は「創立100周年を迎えるにあたり、販売が持続的に伸び続けていることを喜ばしく思う」とコメントしています。

Avanti Yasunori

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BMW M5次期型は、AMG E63を圧倒する驚きのパフォーマンス!

BMWのミッドサイズセダン「5シリーズ」のハイパフォーマンスモデル「M5」次世代型をカメラが捉えました。

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次期型では大幅なパフォーマンスの向上が見られるようです。ハイブリッド軽量アーキテクチャー「CLAR」により、現行モデルより約150kgの減量に成功、M5初のAWDも装備されます。

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そして心臓は最高馬力626psを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンで、メルセデス「AMG E63」を圧倒するパフォーマンスも持つことが分かりました。

世界初公開は2017年3月の可能性が高いようです。

(APOLLO)