Motor Fan's YEAR 2016

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2017年モデルの日産・GT-R NISMOが発売開始、その価格は?

日産のスポーツフラッグシップ「GT-R」に、ファクトリーチューニングを施したNISMOロードカー、GT-R NISMOの2017年モデルが登場です。

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ビッグマイナーチェンジを果たした2017年GT-Rと同様に、外観とエンジンの両面でパフォーマンスアップを果たしています。

大きなダウンフォースを発生させるNISMO専用のカーボンファイバー製フロントバンパーは、カーボンファイバーシートを幾層にも重ねて精巧に作り上げることで理想的な強度を実現したもの。

新しい形状はこれまで以上に冷却性能を向上させつつ、空気抵抗を増やすことなくダウンフォースを確保していることが期待されます。

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また、インテリアではモニターサイズの拡大(7インチ→8インチ)とカーボン製センターコンソール上にマルチファンクションスイッチを配置するといった変更を果たしています。

さらに、標準車と同じようにパドルシフトをステアリングホイール固定タイプに変更。アルカンターラをセンターに貼ったレザー仕様のレカロ製カーボンバケットシートも専用アイテムです。

最高出力441kW(600PS)の3.8リッターV6ツインターボは日産が誇る選ばれた匠によって組み立てられたもの。レーシングカーであるGT3から受け継ぐ高流量、大口径のターボチャージャーを組み合わせています。

奇しくも、ホンダのスーパースポーツ「NSX」と同じ日に発表された新型「NISSAN GT-R NISMO」。

国産スポーツカーとしては最強といえるパワーを誇る全天候型スーパースポーツは同じように力強い走りを楽しめるクルマへと深化を遂げているということです。

●GT-R NISMO 主要スペック
車両型式:
全長:4690mm
全幅:1895mm
全高:1370mm
ホイールベース:2780mm
車両重量:1740kg
乗車定員:4名
エンジン型式:VR38DETT
エンジン形式:V型6気筒ツインターボ
総排気量:3799cc
最高出力:441kW(600PS)/6800rpm
最大トルク:652Nm(66.5kg-m)/3600-5600rpm
変速装置:6速DCT(トランスアクスルレイアウト)
メーカー希望小売価格(税込):1870万200円

同時に、GT-R Track edition engineered by nismoも発売開始となりました。こちらのメーカー希望小売価格は1369万9800円となっています。

(山本晋也)

日産史上、最大のダウンフォースを誇る新型GT-R NISMOの凄み

2017年モデルに移行した日産GT-Rに続き、新しいGT-R NISMO(ニスモ)もニュルブルクリンクサーキットで初公開されました。

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ドイツだけでなく世界屈指の難コースとして知られるニュルブルクリンクは、GT-Rが世界最高峰のスポーツカーになるべくその性能を引き上げてきたステージ。

2017年モデルの「NISSAN GT-R NISMO」は、標準GT-Rと同様、フロントエンドの新しいバンパーが目を惹きます。

600psというハイパワーエンジンの冷却性能を向上させるために、開口部は空力性能を悪化させることなく大胆に拡大され、ダーククローム仕上げのVモーショングリルが配されています。同時に、フード剛性も大幅に強化することで超高速域での変形を抑制し、高い空力性能を実現。

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NISMO専用のカーボンファイバー製フロントバンパーは、カーボンファイバーシートを幾層にも重ねて精巧に作り上げられることで理想的とする強度を実現しているそうです。また、カナード形状のデザインがもたらす空気の流れにより大きなダウンフォースを発生させると同時に、ホイールハウス周辺の空気を吸引することで空力性能もさらに高まっています。

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これらの改良により「NISSAN GT-R NISMO」のボディ形状はいままでの日産車の中で最大のダウンフォースと、超高速域での優れた安定性を得ているそうですから、サーキットでのパフォーマンス向上にも期待できます。

もちろん走りもブラッシュアップされていて、スラロームタイムやコーナーリング性能が向上。標準モデルでも引き上げられた高いボディ剛性とダウンフォースにより、超高速域まで含めたコーナーリング時の安定性が向上しています。また、ボディ剛性向上に伴い、ダンパーやスプリング、スタビライザーそれぞれの突き詰めたセットアップを行うことで、接地性と走行性能も高められています。

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標準GT-Rが採用しているビルシュタイン製の「DampTronic」は、複数の車両情報システムを活用することで、路面状況や走行条件に対して適切なサスペンションの減衰力設定が可能。状況に応じた高レベルのコントロールができるモード設定型電子制御式ダンパーですが、当然ながらNISMO向けにチューニングが施されています。

ベース車同様に新しいインテリアも見どころ。新デザインのダッシュボードの上層部やステアリングホイール、センターアームレストにアルカンターラを採用することで上質感を演出。

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センターダッシュボードのレイアウトも見直されています。現行モデルでは27個あったナビゲーションやオーディオのスイッチを、2017年モデルでは11個にまで削減するなど、最近のインパネレイアウトの流行に沿うものに刷新されています。

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8インチに拡大されたタッチパネルモニターには、大型アイコンにより操作性を向上。カーボンファイバー製のセンターコンソールに搭載された新しいディスプレーコマンドコントロールは、高速域における運転中でもモニターをタッチすることなく操作が可能とのこと。

シートは、赤のアルカンターラを中央部分に使用したレザー仕様のレカロ製カーボンバケットシートも目を惹きます。

心臓部のVR38DETTエンジンは、6速DCTとの組み合わせで、GT3選手権で採用している高流量、大口径のツインターボチャージャーが搭載されています。なお、2017年モデルのGT-Rニスモの発売時期や価格はまだ公表されていませんが、5種類のボディカラーから選択できます。

(塚田勝弘)

フェアレディZ NISMOパトカーに先導されてパレードした1日署長の元AKB48とは?

お台場にある東京湾岸警察署が春の交通安全運動をアピールするために、4月10日に交通のつどい・パレードを開催しました。

パレードには導入されたばかりの新型フェレディZ NISMOのパトカーが登場し、多くの人で賑わいました。

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交通安全のつどいでは、元AKB48の松井咲子さんが1日署長を務めました。

AKBでは制服のような衣装を着る機会の多かった松井さんですが、今日は本物の婦人警官の制服で登場し、ファンからは熱い声援が飛びました。

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松井さんはまだ自動車の免許証はもっていないため、移動は徒歩か自転車で行うそうです。

最近自転車で飛び出してくる人やスマートフォンなどをイジリながら歩いたりする人が多いので本当に危険だなと思うことが多い、とのこと。

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今回、こうして1日署長となったことで、改めて交通安全について考える良い機会になったそうです。そして「これからゴールデンウィークなどで外出する機会が増えるので、さらに気を付けてください!」と交通安全をアピールしていました。

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1日警察署長の挨拶が終わると、東京湾岸署の署長と松井さんがオープンカーに乗り込み交通安全をアピールするパレードのスタートしました。このパレードを白バイと一緒に先導するのが、先日導入されたばかりの日産フェアレディZ  NISMOのパトカー。

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沿道には松井さんのファンも多く集まりましたが、Z のパトカーを目当てにしたファンも多くカメラを向けていて、注目の高さを感じました。しかしこのパトカーには追われたくないですね。

(萩原文博)