Motor Fan's YEAR 2016

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2017年モデルの日産GT-Rに採用されたチタン合金製マフラーの特徴は?

新日鐵住金(新日鉄住金)は、同社のチタン合金「Super-TIX10CU」(スーパータイエックス10CU)が、日産自動車の新型「GT-R」のエキゾーストシステムに採用されたと発表しました。

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スーパータイエックス10CUはチタンに1.0%の銅(Cu)を添加し、合金組織中の酸素を低減したチタン合金で、純チタンと同等の室温加工性を保ちながら、排気系に要求される高温強度と耐食性が高いという特徴を備えています。

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新型「GT-R」では排気系部品をチタン化することによって、従来、四輪車用マフラーの主要素材に使われてきたステンレスと比較して軽量化を達成できたということです。

さらに、チタンエキゾーストシステムによる心地よいエンジンサウンドを楽しむことができ、新型「GT-R」のチタン・サウンドに期待が膨らみます。

先日、ホンダが量産二輪車の燃料タンクにチタン薄板を採用したことが明らかになったばかりですが、高価とされるチタン素材が自動車部品にどれだけ広がって行くのかに注目が集まっています。

(山内 博・画像:新日鉄住金)

ビールが旨い!美しいチタンマフラーの青焼けから発想した「チタンブラー」とは?

先頃、伊勢志摩サミットでフィーチャーされた三重県ですが、クルマやバイク好きにとっては鈴鹿サーキットの存在でもお馴染みですね。

その鈴鹿市でバイク用のマフラーなどのカスタムパーツを製作しているのが、MAVERICK(マーベリック)ブランドを展開するクラフトアルマジロ社。

MAVERICK

「チタンマフラー」の製造で定評があるメーカーで、その外観は鏡面のように美しく、スチール製やステンレス製マフラーに比べて軽量(約半分)で錆に強いなど、耐久性にも優れています。

最大の特徴は「ヒートグラデーション」と呼ばれる独特な青い焼け色で、排気熱により妖艶なブルーに変化したチタンマフラーは、芸術品のような風格さえ漂わせています。

そんなチタンマフラーの焼け具合をタンブラーで表現したのが、「チタンブラー」。

MAVERICK_Titanbler

もちろんチタン製で焼け色にも種類があり、冷温両用で中空2重構造を採用、タンブラーの内面にはブラスト処理が施されています。

サイズは直径80mm×高さ150mm、容量360ccで「BASIC」と「PREMIUM」の2種類のグレードが存在。

同社の職人が丹精込めて美しいヒートグラデーションを再現しています。

MAVERICK_Titanbler

チタン製だけあって、さすがにお値段は高め(税抜き15,000円から)ですが、これから暑くなるなか、この「チタンブラー」で呑む冷えたビールは最高かも。

手作りの少量生産品なので、納期がかかる事もあるようですが、マニア心をくすぐる逸品と言えそうです。

製品情報:MAVERICK Titanbler

Avanti Yasunori ・画像:MAVERICK)