音声認識ソフトウェアの開発な どで高い技術力を持つニュア ンス・コミュニケーションズの日本法
人ニュアンス・コミュニケーションズ・ ジャパンは、走行中の車内コミュニケー ションをスムーズにする「ICC = In-Car Communication」のデモンストレーショ ンを行なった。
ICC は、走行中のロー ドノイズやオーディオなどにやって聞き 取りにくくなる同乗者同士の会話をマイ ク→スピーカーを通して明瞭化する技術 だ。当然のことだが、乗車中は前席も後 席も前を向いて座っているため、特に前 席から後席への会話は聞き取りにくくな る。
車内が広いミニバンではその傾向が 顕著だ。今回のデモで使用されたのも、 メルセデス・ベンツ V クラスだった。
基本的なシステムは、マイクで拾った 音声をスピーカーを通して再生する。前 席乗車者が後席へ向けて会話する時は、 前席にあるマイクで音声を拾い、その音 声を後席(V クラスの場合は 3 列目に向 けて装着したスピーカー)のオーディオ 用スピーカーで再生する。
オーディオの ボリュームとは関係なく再生レベルは常 に一定。違和感なく会話が成立する。
(Motor Fan illistrated Vol.114)