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メルセデスEクラスに待望のクーペが登場。210km/hの追従走行に対応!

もっとも進んだ自動運転技術を搭載するなど、世界の自動車をリードする存在ともいえるメルセデス・ベンツ Eクラスに、新しいバリエーションとなるクーペボディが追加され、ドイツ本国で発表されました。

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いかにもメルセデスらしいフロントマスクと流麗なクーペボディのコンビネーションが、ライバルに圧倒的な差を見せつけているようです。そのボディサイズは、全長4826mm、全幅1860mm、全高1430mm、ホイールベース2873mmと余裕のサイズに成長しています。

全長、ホイールベースが長くなったことで、クーペながら後席のレッグスペースは912mmを確保しているのも注目点といえそうです。

ローンチ段階で用意されるエンジンバリエーションは4種類。新開発の4気筒ディーゼル、2つのスペックを持つ4気筒ガソリンターボ、そして4WDと組み合わせられるV6ガソリンエンジンです。グレードはディーゼルがE220d、4気筒ガソリンがE200とE300、そしてV6はE400 4MATICとなっています。

さらに、メルセデスの自動運転技術の最新版といえる「ドライブパイロット」は210km/hまでの追従走行を可能にしています。

また、スマートフォンアプリを利用するリモート駐車システムも搭載。着実に自動運転の時代へ向かっていることも、新型Eクラスクーペは示しています。

Mercedes-Benz E-Klasse Coupé; 2016 ; Mercedes-Benz E-Class Coupé; 2016;

E220d
エンジン形式:直列4気筒ディーゼル
総排気量:1950cc
最高出力:143kW/3800rpm
最大トルク:400Nm/1600-2800rpm
CO2排出量:106g/km(複合モード)E200
エンジン形式:直列4気筒ガソリン
総排気量:1991cc
最高出力:135kW/5500rpm
最大トルク:300Nm/1200-4000rpm
CO2排出量:136g/km(複合モード)E300
エンジン形式:直列4気筒ガソリン
総排気量:1991cc
最高出力:180kW/5500rpm
最大トルク:370Nm/1400-4400rpm
CO2排出量:147g/km(複合モード)E400 4MATIC
エンジン形式:V型6気筒ガソリン
総排気量:2996cc
最高出力:245kW/5250-6000rpm
最大トルク:480Nm/1600-4000rpm
CO2排出量:183g/km(複合モード)(山本晋也)

メルセデス・ベンツ Eクラスに流麗な「2ドアクーペ」が登場!

メルセデス・ベンツが12月14日、新型Eクラス・クーペの画像を公開しました。

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先代の流麗なボディシルエットをさらに進化させており、Bピラーを廃したスッキリとしたサイドビューは見る者を魅了します。

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「アバンギャルド」に対して「AMGライン」は前後バンパーやサイドスカートの意匠が異なり、サイドウインドウモールを黒色化、ダイヤモンド・ラジエータグリル内のドットをクロムめっき化するなど、差別化が図られています。

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LED式マルチビームヘッドランプの採用に加え、LED式テールランプはドアロックを解除すると車両内側から外側に、ロックするとその逆にそれぞれ流れるように順に発光するシーケンス制御を採用。

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インテリアでは、12.3インチ・ディスプレイを2面並べたバーチャル・インストゥルメントを採用しており、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類の中から画面をチョイスすることが可能になっています。

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もちろん、Eクラスセダン同様に部分自動運転システムを搭載、ロングドライブを快適にこなすことができます。

車両のスリーサイズは全長4,826mm(+123)、全幅1,860mm(+74)、全高1,430mm(+32)、ホイールベースが2,873mm(+113)と、先代比で一回り拡大されており、後席足元や頭上スペースにゆとりが設けられています。

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搭載エンジンはガソリン、ディーゼルともにユーロ6排ガス規制に適合。

発売時点のラインナップは、ガソリン車がE200(2.0L/直4/184hp/300Nm)、E300(2.0L/直4/245hp/370Nm)、E400(3.0L/V6/333hp/480Nm)の3モデル、ディーゼル車がE220d(2.0L/直4/194hp/400Nm)の1モデルとなっています。

全てのモデルに燃費や走行時の静粛性に寄与する9G-TRONIC(9速AT)を標準装備。

また減衰特性を変化させることができる可変制御式サスペンションを装備しており、オプションでエアサスタイプの「エアボディコントロール」を用意。

いずれも「コンフォート」、「ECO」、「スポーツ」、「スポーツ+」モードが選択可能となっています。

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日本での販売価格は現行のEクラス・クーペ(716万円〜)に対する機能向上分や、車両サイズの拡大等を含め、750万円〜程度になるものと予想。

流麗なボディを纏った新型Eクラス・クーペの国内発売が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)【関連記事】

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乗ってみてわかった新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」の凄さとは?【動画】
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M/B Eクラスの「ドライブパイロット」は車線が無くてもステアリング・アシスト可能!
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後方からはモデルの判別ができない? これぞメルセデス・マジック!
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新イカリング光った!BMW最小クーペ・2シリーズのLCIモデルをキャッチ

BMWの最小2ドアクーペ、「2シリーズ クーペ」のLCI(ライフ・サイクル・インパルス)モデルをキャッチしました。

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「1シリーズ クーペ」後継モデルとして、2014年にデビューしたこの2シリーズにとって、これが初めての改良新型、「LCI」モデルとなります。

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エクステリアで主だった変更点は、イカリングのグラフィックスが5シリーズ新型と同タイプに変更されるほか、キドニーグリルやテールライトもリフレッシュされます。

その他、パワートレインのアップデートや、最新世代のインフォテイメントシステム、及びドライブ補助システムの搭載も予想されます。

ワールドプレミアは2017年秋頃と思われます。

(APOLLO)

輸送中を激撮!デビュー直前の新型メルセデス Eクラス クーペ

2016年1月のデトロイトモーターショーでベールを脱いだ、メルセデスベンツのミドルサルーン「Eクラス」。

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その後、「エステート」「オールテレーン」と派生モデルが発表されましたが、2017年1月のデトロイトモーターショーにて、今度は「Eクラス クーペ」を初公開すると噂されています。

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今回は、ほぼフルヌード状態で輸送中のプロトタイプをカメラが捉えました。

「Cクラス」とは異なる独自シャシーを採用する「Eクラス クーペ」は、「セダン」や「エステート」と多くのパーツを共有します。

輸送中に捉えたプロトタイプは、ヘッドライトやエアインテークのアウトライン、ドットの入ったフロントグリル、セダンと異なる薄くシャープなテールランプ、デュアルエキゾーストパイプを装着し、スポーティーな仕上がりとなっているようです。

頂点には最高馬力600psの4リットルV型8気筒を搭載する、AMGモデルも期待されています。

ワールドプレミアは前述のようにデトロイトモーターショーの予定ですが、遅れれば3月のジュネーブモーターショーになる可能性もあるようです。

(APOLLO)

Eクラス クーペ次期型、仕上げのニュル高速テストに姿を見せる!

メルセデスベンツの中核を担う『Eクラス』の派生モデルとなる「Eクラス クーペ」次期型が、仕上げとしてニュル高速テストを行いました。

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「セダン」「エステート」「オールテレーン」に続く第4のモデルは、無骨なワゴンスタイルから一転、流れるような美しいルーフを持つ優雅な2ドアクーペとなります。

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次期型では、独自の「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用し、Cクラスとは完全な独立モデルとなります。

パワートレインは240psを発揮する2リットル直列4気筒ターボ、及び400psを出す3リットルV型6気筒ターボ、さらにはハイブリッドがラインナップされ、2017年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアが期待されています。

(APOLLO)

911のSUVモデルか!? クーペボディをもつポルシェの新型SUVをキャッチ!

ポルシェのラインナップにはない、謎のボディを持つプロトタイプをキャッチしました。

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カメラマンからのレポートによれば、「カイエン」もしくは「マカン」のクーペと推測されますが、新型モデルの可能性もあるといいます。

Porsche Cayenne Coupe 3 small

「カイエン」「マカン」というSUVで販売台数を伸ばしているポルシェは、メルセデスベンツ「GLC」、BMW「X6」に対抗するクーペSUVが欲しいところ。また、レンジローバーにもクーペSUVが投入される見込みで、新モデルの開発を進めている可能性は極めて高いと思われます。

まだ開発初期段階と思われますが、プロトタイプを見る限り、他ライバルよりもルーフの傾斜が強く、より走りに特化したスポーツモデルとなることが予想されます。

さらに、別の関係者の話しによれば、既存モデルをクーペにするというより、「911」をSUVにした方が正しい、とも伝えれており、ポルシェが自信を持って開発していることが伺えます。

ベースとなるパワートレインは、3リットルV型6気筒及びプラグインハイブリッドとなり、次期型カイエンよりもパフォーマンスが期待出来るスペシャリティーSUVが期待できそうです。

(APOLLO)

メルセデス Eクラス・クーペ次期型、スタイルがほぼ見えた!

メルセデスベンツのミドルクラス4ドアセダン、『Eクラス』第4の派生モデルとなる、「Eクラス・クーペ」が薄い擬装で姿を見せました。

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新型「Eクラス セダン」には、ワゴンの「エステート」、オフロードを意識した「オールテレーン」がラインナップされており、この「クーペ」はこれらに続くバリエーションとなります。

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今回捉えたプロトタイプは、これまでのものよりカモフラージュが薄く、他バリエーションとは異なる、スポーティーなシングルバーのフロントグリル、美しいルーフライン、ドアパネルなどスタイルがほぼ露出した形となっています。

「Cクラス」とシャシーを共有していた現行モデルとは異なり、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用、Cクラスとは全く別モデルとなるのが特徴です。

パワーユニットは240psを発揮する2リットル直列4気筒ターボ、400psを発揮する3リットルV型6気筒ターボ、ハイブリッドモデルがラインナップされます。

ワールドプレミアは2017年ジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

ベールを脱いだ! メルセデスEクラス・クーペ次期型

メルセデス・ベンツの4ドアサルーン「Eクラス」の派生モデル、「Eクラスクーペ」次期型が再び現れました。

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再びカメラが捉えたプロトタイプはグリルがむき出し、以前が隠されていたボンネットやトランクリッドなどもベールを脱いでいる状態でした。

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現行モデルのクーペは「Cクラス」とシャシーを共有していましたが、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーが採用され、名実共に「Eクラスクーペ」が誕生します。

パワートレインは2リットル直列4気筒をはじめ、ハイブリッドも加わります。

ワールドプレミアは2017年3月が有力です。

(APOLLO)

BMW M2クーペ、スーパーGT 第2戦・富士スピードウェイで日本初公開

現行のM3セダン、M4クーペには憧れるけれど、1100万円級の価格、全長4685×1875×1430mmというボディサイズが大きすぎる、いつか中古で乗れれば……といった思いを抱く方が多い、BMW Mモデルの中でも特別なモデルではないでしょうか。

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1985年生まれの初代M3(E30)、2代目M3(E36)はもちろん、3代目のE46までは全長4.5m、全幅1.8m以下に収まっていましたから日本でもコンパクトといえるサイズでした。

「M3はこんなサイズだった!」と既視感を抱かせそうなM2の登場は、現行M3セダン、M4クーペは価格面やサイズ面で敬遠していた向きも振り向かせそうなイメージがあります。

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M 235i クーペでは飽き足らない層でも突き刺さりそうな「真性」M2クーペは、770万円という値付けで今年1月からオーダーが可能になっていますが、納車遅し! と待ちきれない方もいるでしょう。

BMW M社の手によるBMW M2クーペは、1985年に登場した初代BMW M3、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルという位置づけです。

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新型BMW M2クーペには、短めの全長のコンパクトボディ(全長4475×全幅1855×全高1410mm)に、自然吸気エンジンのようなスムーズな吹けあがりと、BMW自慢のターボ技術による圧倒的なパワーを併せ持つ新開発の直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載。

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組み合わされるトランスミッションは、7速Mダブルクラッチトランスミッションの「M DCT Drivelogic」。

ほかにも、優れた剛性とバネ下重量の軽量化を実現した専用サスペンション・システム、あらゆる走行状況下で最大限のトラクションを確保するアクティブMディファレンシャルなど、サーキット走行を見据えた技術がつぎ込まれています。

今年のゴールデンウィーク真っ最中の5月3日、4日に富士スピードウェイで開催される「スーパーGT」第2戦でBMW M2クーペが日本初公開されるそうです。

5月3日の予選レース前(14時15分頃出走)、および5月4日の決勝レース前(12時40分頃出走)に、デモンストレーション・ランが行われ、新型BMW M2クーペが富士スピードウェイのサーキットを駆け抜けます。

さらに、デモンストレーション・ランに出走するBMW M2クーペは、サーキット内のレストランORIZURU前にて、両日一般来場者向けに特別展示されます(上記のデモンストレーション・ランの時間帯は除く)。

(塚田勝弘)

レクサスLF-LCに販売計画は無かった!?

2016年の北米デトロイトショーで発表されたレクサスのフラッグシップ・クーペ”LC500”は、あのままの形で市場に登場するそうです。それも来年、2017年の初春とのこと。

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LC500自体、今までコンセプトカーだと思っているひともいるのではないでしょうか? それほど思い切った形を、実現しています。

ところでLC500となる前に、LF-LCというコンセプトカーが発表されていました。これは2012年のデトロイトショーに出品されたもので、その形のすばらしさが高い評判を得て、市販化されることになったのです。

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2/26-3/21に開催された「MEDIA AMBITION TOKYO」に出品されたLF-LC。写真はトークセッションの模様。写真左より、谷川じゅんじ氏、平川紀道氏、そしてLC500チーフデザイナーの森忠雄氏。

じつはこのLC500ですが、コンセプトカーのLF-LC登場時点では、量産車としての企画も生産計画もまったくなかったモデルなのでした。

いわば、ユーザーの反響を探るモデルとでもいったところだったのです。ところが、トヨタ内外で”欲しい”という大反響を生んで生産に進んだという、かなり稀な存在だったのです。

デザインについても量産型への転身は並大抵のことではなかったのですが、ほとんど印象を違わせないハイエンド・クーペが誕生することになりました。

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そんなLC500のデザインエピソードは、3/26に発売した「CAR STYLING VOL.8 “LEXUS LC500特集”」をご覧ください。

(CAR STYLING 編集部)

メルセデス新型GLCクーペ、フルヌードで輸送中を激撮!

メルセデスベンツのクロスオーバーSUV、「GLC」の派生モデルとして誕生するクーペSUV「GLCクーペ」がフルヌードで輸送されているシーンを激撮しました。

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メルセデスベンツのクーペモデルは全てグリルのバーは1本で統一されていますが、この「GLCクーペ」にも適用されているようです。

また、リアクォーターウィンドゥはキックアップ処理され、スポーティーさを演出し、リアコンビランプはクーペ専用のデザインになっているようです。

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パワートレインは2リットル直列4気筒エンジン及び、3リットルV型6気筒エンジンが予想されています。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ Cクラス・クーペとセダンとの違いは?

現行Cクラスはセダンモデルであってもスポーティなフロントマスクやボディフォルムにより、魅力的なエクステリアに仕立てられていますが、Aピラーから後方を2ドアクーペ専用に仕立て、Aピラーの付け根ではなくドアにマウントされたドアミラーなど、クーペならではのディテールが際立つCクラスクーペはセダンとは異なる色気を感じさせます。

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ハイライトはやはりリヤエンドで、新型Sクラスクーペとよく似た印象のセクシーで高級感を抱かせる後ろ姿に惚れてセダンではなくてクーペを購入するという方もいそう。

また、ボディ全体のデザインディテールは「C 180 Coupe Sports」と「C 180 Coupe Sports+」の2グレードともに「AMG Line」が標準装備されています。

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内・外装ともに充実の装備で「AMGスタイリングパッケージ(フロントスポイラー、サイド&リヤスカート)」、「18インチAMG5スポークアルミホイール」もしくは、「19インチAMGマルチスポークアルミホイール」、スポーツサスペンション、「Mercedes-Benzロゴ付ブレーキキャリパー&ドリルドベンチレーテッドディスク(フロント)」、「レザーARTIOスポーツシート(前席)」、「AMGスポーツステアリング」、「レザーARTIOダッシュボード」などにより、流麗なフォルムだけでなく細部にまでスポーティな仕立てとなっているのも新型Cクラスクーペの特徴です。

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新型Cクラスクーペのボディサイズは全長4705×全幅1810×全高1405mmで、車高はセダンよりも25mm低くなっていて、よりスポーティなキャラクターが強調されています。なお、セダン(C 250 Sports)のスリーサイズは、全長4715×全幅1810×全高1430mmです。

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先代のCクラスクーペと比べると全長が65mm、全幅が30mm、ホイールベースが80mmそれぞれ拡大していて、前席を中心により広いキャビンとなっています。

安全装備ではセダン、ステーションワゴンと同様に「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)」や「BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)」、「PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)」などからなる「レーダーセーフティパッケージ」が標準装備されていて、ステレオカメラ、短距離レーダー(25GHz)、中・長距離レーダー(77GHz)、25GHzマルチモードレーダーによりドライバーアシスト、万一の際の衝突被害軽減など定評ある「インテリジェントドライブ」を実現。

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荷室容量は通常時で400L、「40:20:40」の分割可倒式の後席を倒すとさらに拡大することが可能。セダンは445Lと比べると容量的には小さくなっていますが、クーペに求められる日常ユースなら不足はないはずです。

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エンジンラインナップとグレード構成は、エンジンは後日追加されるというAMGをのぞくと1.6Lの直列4気筒直噴ターボのみで、「AMG Line」を標準装備する「スポーツ」系のみというグレード構成。

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セダンよりもクーペは大人1人分ほど重くなっていますが、セダンに積まれている同エンジンの走りっぷりからすると動力性能に不満は出ないでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

■メルセデス・ベンツCクラスクーペは2グレードでデビュー!! AMGも後日導入
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メルセデス・ベンツ・Cクラスクーペは2グレードでデビュー!! AMGも後日導入

CクラスセダンのAピラーから後方を2ドアクーペ用に仕立てたCクラスクーペがデビューしました。

グレードは「C 180 Coupe Sports」と「C 180 Coupe Sports+」の2本立てで、両モデルともに156ps/250Nmの1.6Lの直列4気筒ターボが搭載されています。また、AMGも後日導入されるとのことです。

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[nextpage title=”グレードの違いは?”]

グレードの違いは、外観では「C 180 Coupe Sports+」に19インチAMGマルチスポークアルミホイール(C 180 Coupe Sportsは18インチ)が用意されるほか、「MOExtended」と呼ばれるランフラット特性タイヤ(メルセデス・ベンツ承認タイヤ)を装着しています。

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内装では「C 180 Coupe Sports+」にメモリー付パワーシート(前席)、電動ランバーサポート(前席)、シートヒーター(前席)が標準装備されています。機能装備では、電動チルト&テレスコピックステアリング、イージーエントリー(ステアリング)、ヘッドアップディスプレイを標準で用意。

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また「C 180 Coupe Sports+」向けのオプションとして、パノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付)、本革シート、エアバランスパッケージ(空気清浄機能、パフュームアトマイザー付)が設定され、高級クーペらしい優雅な仕様に仕立てるのであれば、見た目のスポーティさも含めて「C 180 Coupe Sports+」が適任かもしれません。

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ほかにも、エレガントなスタイリングを力強く演出するトランクリッドスポイラー/ルーフスポイラーも純正アクセサリーとして用意されています。

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価格は「C 180 Coupe Sports」が547万円、「C 180 Coupe Sports+」が585万円という設定です。

(文/写真 塚田勝弘)

新型Cクラスクーペは1.6Lターボで価格547万円〜 月々1万8000円で一度切りの人生を楽しめる?

2015年夏に本国で発表され、2015年末ごろから欧州でリリースのはじまったメルセデスCクラス・クーペがはやくも日本上陸です。

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名前からもCクラスファミリーであることは明確ですが、そのアルミハイブリッドボディはAピラーから後ろが完全新設計というもので、メルセデスらしい「モダンラグジュアリー」なシルエットを実現しています。

発表会にゲストとして登壇したファッションデザイナーの天津 優(あまつ ゆう)さんは「Cクラスクーペは、ファッション界で最近はやっている”エレガントスポーティ”に通じるものがある」と、クーペの流麗さとメルセデスらしい力強さを併せ持つCクラスクーペを評していました。

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Sクラスクーペを彷彿とさせる佇まいの新型Cクラスクーペ。そのスタイリングを流麗かつスポーティに見せているポイントは、ドアミラーの位置にあります。

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AMG GTのようなスーパースポーツにならい、ドアから立ち上げるようにミラーを配置しているのです。

20160314MB C Coupe_027そのボディは空力性能とキャビンのパッケージをバランスさせたもので、ホイールベースの延長などにより前席を中心にスペースを拡大。また、空気抵抗係数(Cd値)は先代の0.27から0.26へと向上させています。

そのボディの中には、フロント4リンク、リヤにマルチリンクという凝ったサスペンションが与えられ、さらに走行状況に応じて減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムが採用されました。

 

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先進安全システムとしては、複合的なセンサー(ステレオカメラ・1個の77GHzミリ波レーダー・5個の25GHzミリ波レーダー)によってクルマの周囲を網羅するという「インテリジェントドライブ」を搭載。

その主な機能は、先行車や車線の状況に合わせて速度をコントロールする「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)」、車両や歩行者を検知して運転手に注意を促すとともに衝突被害軽減ブレーキを作動させる「PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)」、後方からの衝突に備えたアラートとシートベルトテンショナーの起動を実現する「リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)」、車線のはみ出しや対向車との衝突事故を防止する「アクティブレーンキーピングアシスト」、斜め後ろの死角に車両がいるときに注意を喚起する「アクティブブラインドスポットアシスト」などとなっています。

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日本仕様として、まず用意されるグレードはC180クーペスポーツとC180クーペスポーツ+。いずれも直列4気筒の1.6リッターガソリン直噴ターボエンジン(最高出力115kW・最大トルク250Nm )に7速ATを組み合わせた後輪駆動で、メーカー希望小売価格は547万円~585万円。メルセデスの贅沢なクーペとしてはリーズナブルといえるのではないでしょうか。

さらに5年タイプの残価設定型ローンと各種サービスを組み合わせた「まるごとプラン」を利用すると月々1万8000円~の支払いで、この流麗なジャーマンクーペに乗ることができるというのも注目です。

(写真:小林和久 文:山本晋也)

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