Motor Fan's YEAR 2016

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ボディ拡大&9速DCTで雪道スイスイ!メルセデス・Aクラス次期型をキャッチ

メルセデス・ベンツのエントリーモデルである「Aクラス」次期型プロトタイプが、豪雪のフィンランドに姿をみせました。

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次期型には、ルノー・日産アライアンスと共有する「MFA2」プラットフォームを採用し、ホイールベースを延長すると共に、耐久性が向上すると思われます。

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ギアボックスには現行モデルの7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)から、9速DCT変更、拡大される新ボディと新ギアボックスにより、豪雪でも安定した走りを見せているようです。

パワートレインには1.6リットル及び2リットルガソリン、2リットルディーゼルのほか、ハイブリッドモデルもラインナップされる可能性が高いです。

(APOLLO)

スチール撮りに潜入!557馬力のメルセデスAMG GT Cクーペ新型「エディション50」を激撮

2016年9月のパリモーターショーでワールドプレミアされた「メルセデス AMG GT C ロードスター」のクーペバージョンを、完全フルヌード姿でカメラが捉えました

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コマーシャルのスチール撮り最中で、張り詰めた緊張感の中、マットブラックボディに包まれた美しいクーペルーフが確認できます。

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この最新モデルは、AMG創立50周年を記念して製造され、「メルセデスAMG GT C クーペ エディション50」と名付けられる可能性が高いようです。

パワートレインには「AMG GT S」のさらに上を行く、7速MTミッションに組み合わされる、4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高馬力は557psを発揮、0-100km/h加速を3.7秒で駆け抜けます。

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このタイミングでコマーシャル撮影をしているということは、2017年1月のデトロイトモーターショーでの初公開が期待できるかもしれません。

(APOLLO)

初音ミク レーシングVer.も一新!グッドスマイルレーシング、早くも体制発表【SUPER GT2017】

12月23日、グッドスマイルのお膝元である東京秋葉原で、グッドスマイルレーシングの体制発表会が行われました。

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2016シーズンはレギュレーションに苦しめられたというグッドスマイル 初音ミク AMGでしたが、来シーズンもこのメンバーがベストとのことで、体制はチームマネージャーまで含めてすべて継続。

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冒頭のグッドスマイルレーシングチーム代表安藝氏の挨拶では「来期は、というよりも来期こそはチャンピオンを奪還する」という強い意気込みを感じます。

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チーム監督の片山右京氏は、2016シーズンを「給油時間や最低重量などJAF-GT勢にかなり有利なレギュレーションの中、鈴鹿などタイミングで取りこぼしたポイントもありはしましたが、そんな状況の中でシリーズ5位は、決して誉められる順位ではないけれどもよくやったと思います」と総括しています。

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体制はすべて継続ということで、ドライバーはこの2人。左から片岡龍也選手と谷口信輝選手。

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ともにチャンピオン奪還への意思は強く、特に片岡選手は「予選からスピードにこだわりたい」と正に背水の陣を覚悟しているかのよう。

なおマシンはメルセデスAMG GT3の継続が決定しています。

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そして気になる来期の初音ミク レーシングバージョン。今回はイラストレーターとしてセガのシャイニングシリーズなどで絶大な人気を誇るTony氏が担当。今までの初音ミク レーシングバージョンとは大きく異なるかわいらしさ。特に安藝氏が「攻めてみました」と強調するダブルピースは、かわいらしさの方向でということも含めてかなりの攻めではないでしょうか?

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日本国内はもとより、北米、中国などグローバルに人気が高いTony氏に、今回のイラストについてうかがってみました。

「Tonyといえば妖精でしょ、と安藝さんと話して盛り上がっていたので妖精をモチーフにしました。想定身長は20cmくらいですから、フィギュアになれば等身大ということになりますね」

「フリルを入れてみたりと可愛らしさを念頭においてデザインしました。過去に初音ミクやボーかロイドをそのもののデザインでを描いたことはありますが、今回はレースのためのオリジナルデザインということで可愛らしさのほかにメカっぽさも織り込んでいて、それが妖精の蝶のような羽の部分に反映されています」

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これまでの初音ミク レーシングバージョンはツインテールが風を受けて一方向に流れるようなデザインでしたが、今回は両脇に拡がるように描かれています。この点についてもうかがってみました。

「このイラストはボンネットに配置されることを意識して描いています。ボンネットのダクトなどがあってもイラストが生きるように実車をイメージしてデザインしました。それで実写を拝見するために(最終戦の)もてぎまでお邪魔させていただきました」

Tony氏自身もかなりのこだわりを持ってデザインされたようです。

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ところ変わって、同日の夜に開催されたグッドスマイルレーシングの忘年会。個人スポンサーも多数参加し大盛況。

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メルセデスAMG GT3が最終戦もてぎで装着していたフロントブレーキディスクや小林可夢偉選手のバイザーなど、レアグッズ満載の抽選会。

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チームメンバーの卒業式など、内容盛り沢山の忘年会でした。

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そんな忘年会の中で一般公開された2017初音ミク レーシングバージョン。場内の個人スポンサー、そして同時配信されていたニコニコ生放送の視聴者のコメントも「えっ?Tony?」と驚きの声。

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そこに登場したTony氏。拍手喝采で迎えられ、2017初音ミク レーシングバージョンのキービジュアルはファンの間では大好評の大絶賛。

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キービジュアル発表後、忘年会会場では早くもクリアファイルとTシャツが販売開始。これはコミックマーケット91の企業ブースでも販売されるそうなので、忘年会に来れなかった方も手に入れるチャンスがあります。

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そして忘年会来場者にはお土産に2017初音ミク レーシングバージョンの缶バッチがレーシングミクサポーターズから手渡されるなど、嬉しいサプライズも。

来年はグッドスマイルレーシングと初音ミクとコラボし、SUPER GTに参戦してから10年目の節目。三度目のチャンピオンを狙い、ビジュアルも含めて相当な気合が感じられます。

なお、マシンカラーリングと2017年度のレースクイーンの発表は、2017年2月19日に幕張メッセで開催されるワンダーフェスティバル2017冬となります。このイラストがどのようにマシンに配されるのか、今から楽しみでなりません。

(写真・文:松永和浩 (C)Tony/Crypton Future Media,INC www.piapro.net directed by コヤマシゲト)

メルセデスEクラスに待望のクーペが登場。210km/hの追従走行に対応!

もっとも進んだ自動運転技術を搭載するなど、世界の自動車をリードする存在ともいえるメルセデス・ベンツ Eクラスに、新しいバリエーションとなるクーペボディが追加され、ドイツ本国で発表されました。

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いかにもメルセデスらしいフロントマスクと流麗なクーペボディのコンビネーションが、ライバルに圧倒的な差を見せつけているようです。そのボディサイズは、全長4826mm、全幅1860mm、全高1430mm、ホイールベース2873mmと余裕のサイズに成長しています。

全長、ホイールベースが長くなったことで、クーペながら後席のレッグスペースは912mmを確保しているのも注目点といえそうです。

ローンチ段階で用意されるエンジンバリエーションは4種類。新開発の4気筒ディーゼル、2つのスペックを持つ4気筒ガソリンターボ、そして4WDと組み合わせられるV6ガソリンエンジンです。グレードはディーゼルがE220d、4気筒ガソリンがE200とE300、そしてV6はE400 4MATICとなっています。

さらに、メルセデスの自動運転技術の最新版といえる「ドライブパイロット」は210km/hまでの追従走行を可能にしています。

また、スマートフォンアプリを利用するリモート駐車システムも搭載。着実に自動運転の時代へ向かっていることも、新型Eクラスクーペは示しています。

Mercedes-Benz E-Klasse Coupé; 2016 ; Mercedes-Benz E-Class Coupé; 2016;

E220d
エンジン形式:直列4気筒ディーゼル
総排気量:1950cc
最高出力:143kW/3800rpm
最大トルク:400Nm/1600-2800rpm
CO2排出量:106g/km(複合モード)E200
エンジン形式:直列4気筒ガソリン
総排気量:1991cc
最高出力:135kW/5500rpm
最大トルク:300Nm/1200-4000rpm
CO2排出量:136g/km(複合モード)E300
エンジン形式:直列4気筒ガソリン
総排気量:1991cc
最高出力:180kW/5500rpm
最大トルク:370Nm/1400-4400rpm
CO2排出量:147g/km(複合モード)E400 4MATIC
エンジン形式:V型6気筒ガソリン
総排気量:2996cc
最高出力:245kW/5250-6000rpm
最大トルク:480Nm/1600-4000rpm
CO2排出量:183g/km(複合モード)(山本晋也)

「とにかく凄すぎて笑いが止まらない」メルセデスAMG GT R、日本上陸へカウントダウン?

日本メーカーも威信をかけて参戦するニュルブルクリンク24時間耐久レース、2016年の総合優勝マシンがメルセデスAMG GTだったことは記憶に新しいところでしょう。

そのニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)の別名ともいえる「グリーンヘル(緑の地獄)」という名前のボディカラーをまとった「AMG GT R」の国際試乗会が開催され、現地からの画像が届きました。

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フロントにV8エンジン、リアに7速DCTトランスアクスル(変速機とファイナルギアを一体化したユニット)を配したフロントミッドシップFRであるAMG GT。4.0L・V8ツインターボエンジンの最高出力は585馬力、最大トルクは700Nmまでアップされています。

モータースポーツ由来という空力ボディも魅力です。その象徴といえるのが、レース専用車であるGT3と同様の縦格子のフロントグリル。フロントバンパー、リアウイング、そしてフロア下の整流効果まで、その空力ボディの迫力はデジタルデータである画像からも感じられるほど。

果たして、日本での発売価格は? そのステアリングを握ることができるのは、選ばれし人物になるのは間違いないといえそうです。

(写真提供:メルセデス・ベンツ日本)【関連記事】

「緑の地獄」という名のボディカラー ─ 『メルセデスAMG GT R』画像ギャラリー・その1
http://clicccar.com/2016/06/27/381807/

レース専用車GT3のグリルを受け継いだ量産市販モデル ─ 『メルセデスAMG GT R』画像ギャラリー ・その2
http://clicccar.com/2016/06/27/381841/

メルセデス・ベンツ Eクラスに流麗な「2ドアクーペ」が登場!

メルセデス・ベンツが12月14日、新型Eクラス・クーペの画像を公開しました。

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先代の流麗なボディシルエットをさらに進化させており、Bピラーを廃したスッキリとしたサイドビューは見る者を魅了します。

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「アバンギャルド」に対して「AMGライン」は前後バンパーやサイドスカートの意匠が異なり、サイドウインドウモールを黒色化、ダイヤモンド・ラジエータグリル内のドットをクロムめっき化するなど、差別化が図られています。

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LED式マルチビームヘッドランプの採用に加え、LED式テールランプはドアロックを解除すると車両内側から外側に、ロックするとその逆にそれぞれ流れるように順に発光するシーケンス制御を採用。

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インテリアでは、12.3インチ・ディスプレイを2面並べたバーチャル・インストゥルメントを採用しており、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3種類の中から画面をチョイスすることが可能になっています。

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もちろん、Eクラスセダン同様に部分自動運転システムを搭載、ロングドライブを快適にこなすことができます。

車両のスリーサイズは全長4,826mm(+123)、全幅1,860mm(+74)、全高1,430mm(+32)、ホイールベースが2,873mm(+113)と、先代比で一回り拡大されており、後席足元や頭上スペースにゆとりが設けられています。

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搭載エンジンはガソリン、ディーゼルともにユーロ6排ガス規制に適合。

発売時点のラインナップは、ガソリン車がE200(2.0L/直4/184hp/300Nm)、E300(2.0L/直4/245hp/370Nm)、E400(3.0L/V6/333hp/480Nm)の3モデル、ディーゼル車がE220d(2.0L/直4/194hp/400Nm)の1モデルとなっています。

全てのモデルに燃費や走行時の静粛性に寄与する9G-TRONIC(9速AT)を標準装備。

また減衰特性を変化させることができる可変制御式サスペンションを装備しており、オプションでエアサスタイプの「エアボディコントロール」を用意。

いずれも「コンフォート」、「ECO」、「スポーツ」、「スポーツ+」モードが選択可能となっています。

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日本での販売価格は現行のEクラス・クーペ(716万円〜)に対する機能向上分や、車両サイズの拡大等を含め、750万円〜程度になるものと予想。

流麗なボディを纏った新型Eクラス・クーペの国内発売が待たれます。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)【関連記事】

メルセデス・ベンツ初のピックアップ「X-クラス」はこんなクルマ!
http://clicccar.com/2016/11/06/414378/

メルセデス・ベンツなどドイツ3強がEV投入を加速!【パリモーターショー16】
http://clicccar.com/2016/10/19/409118/

乗ってみてわかった新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」の凄さとは?【動画】
http://clicccar.com/2016/09/04/397222/

M/B Eクラスの「ドライブパイロット」は車線が無くてもステアリング・アシスト可能!
http://clicccar.com/2016/08/25/394859/

後方からはモデルの判別ができない? これぞメルセデス・マジック!
http://clicccar.com/2016/07/29/389267/

輸送中を激撮!デビュー直前の新型メルセデス Eクラス クーペ

2016年1月のデトロイトモーターショーでベールを脱いだ、メルセデスベンツのミドルサルーン「Eクラス」。

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その後、「エステート」「オールテレーン」と派生モデルが発表されましたが、2017年1月のデトロイトモーターショーにて、今度は「Eクラス クーペ」を初公開すると噂されています。

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今回は、ほぼフルヌード状態で輸送中のプロトタイプをカメラが捉えました。

「Cクラス」とは異なる独自シャシーを採用する「Eクラス クーペ」は、「セダン」や「エステート」と多くのパーツを共有します。

輸送中に捉えたプロトタイプは、ヘッドライトやエアインテークのアウトライン、ドットの入ったフロントグリル、セダンと異なる薄くシャープなテールランプ、デュアルエキゾーストパイプを装着し、スポーティーな仕上がりとなっているようです。

頂点には最高馬力600psの4リットルV型8気筒を搭載する、AMGモデルも期待されています。

ワールドプレミアは前述のようにデトロイトモーターショーの予定ですが、遅れれば3月のジュネーブモーターショーになる可能性もあるようです。

(APOLLO)

メルセデス AMG S63改良型、これが最新世代COMANDシステムだ!

2017年にフェイスリフトを控える、メルセデスベンツの旗艦サルーン『Sクラス』のハイパフォーマンスモデル『AMG S63』の改良型を捕捉しました。

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今回はボンネットの内部やキャビンまで撮影に初めて成功、最新世代のCOMANDシステムの形状も確認出来ました。

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新世代COMANDシステムでは、ダイヤルを排除し、よりシンプルな操作で、より快適な機能操作を可能にするようです。

ベースモデルとは異なる「AMG」専用フロントエアインテーク、前後バンパー、クワッドエキゾーストパイプを装着します。

一部が露出したその心臓部も大きな進化を見せます。これまでの5.5リットルV型8気筒ターボに代わり、最高馬力615psを発揮する、4リットルV型8気筒ダウンサイジングターボエンジンを搭載すると見られ、歴代最高のパフォーマンスを実現します。

ワールドプレミアは2017年秋頃になると思われます。

(APOLLO)

さらばCクラス!メルセデス・Eクラス カブリオレ次世代型、400馬力の直4搭載で3月デビューか?

メルセデス・ベンツのミドルクラス・サルーン『Eクラス』の派生モデル、『Eクラス カブリオレ』を偽装の薄くなった状態で補足に成功しました。

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現行モデルでは、Cクラスのシャシーを流用していますが、次期型ではカブリオレ独自の後輪駆動モジュラーアーキテクチャー「MRA」を採用し、真の「Eクラス カブリオレ」が誕生。9月に新型が発売された「Cクラス カブリオレ」とは、それぞれ別の道を歩むことになります。

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明らかになってきたフロントエンドは、サルーンと同じデザインが採用される見込みですが、リアコンビランプがカブリオレ専用のデザインになっていることが新たに分かりました。

その独自性はパワートレインにも反映されそうです。サルーンにラインナップされているV型6気筒は見送られ、最高馬力400psを発揮する高性能2リットル直列4気筒エンジンが搭載されると、最新のレポートに記されています。

ワールドプレミアは2017年3月ジュネーブモーターショーとなりそうです。

(APOLLO)

直6ターボもあるぞ!メルセデス・Cクラス、2017改良型を早くもキャッチ!

2014年に発表されたばかりのメルセデス・ベンツ『Cクラス セダン』の改良型プロトタイプを早くもキャッチしました。

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エクステリアの変化は、現在Wレンズのヘッドライトが、Eクラス同様のシングルレンズになるようです。

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また、フロント&リアバンパーデザインを一新、わずか3年でのリフレッシュとなり、室内では「COMAND」システムのアップデートも図られる様子。

もう1つのハイライトは、現行モデルの直列4気筒エンジンのほか、新開発直列6気筒ターボエンジンがラインナップされる可能性が高いようです。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンは、大容量の荷室とセダン並の静粛性・快適性が自慢

2016年11月29日、メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴンが発売されました。日本市場ではワゴンモデルの人気が高く、先代モデルでは3割のシェアを占めたそうですから「ワゴンを待っていた!」という方も多いでしょう。

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気になる荷室は、フロアと隔壁がよりスクエアになり、最大1820Lもの大容量を実現。荷室下にも深いアンダーボックスを用意することで、洗車用品など普段あまり使わない物もスマートに収納できます。

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また、リヤバンパー下側のセンサーに足を近づけることで、手を使わずにテールゲートを開閉することができる「フットトランクオープナー(テールゲート自動開閉機能)」も全車に標準装備されています。

さらにワゴンならではの装備として、リヤエアサスペンションに電子制御のセルフレベリング機能を備えることで、乗車人数や荷物の量に関わらず、一定の車高を維持することで乗り心地と運動性能を確保したとしています。

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ステーションワゴンとはいえ、新型Eクラスですから快適性も気になるところ。ワゴンの構造上、キャビンとラゲッジの間に隔壁がなく、直接つながっているから発するワゴン特有の騒音や振動にも対策が施されています。

リヤセクションをワゴン専用に設計し、ボディ底面を補強することでボディ剛性を向上。騒音に対しては、ボディ各部(バルクヘッド、サイドウォール、フロア、リヤシート下部、ホイールアーチなど)に遮音材を多く備えることで静粛性を確保しているそうです。

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新型Eクラスがデビューした際に話題となった、高速道路などでウインカーを2秒以上作動する機能(アクティブレーンチェンジングアシスト)を含むドライブパイロットは、ステーションワゴンにも標準装備されています。

先行車との車間距離だけでなく、周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど平行な物体)を常に監視し、従来よりもステアリングアシストの介入を拡大。車線が消えかかっている、あるいは表示されていない場合でも先行車を追従します。

また、システム起動時に高速道路上で自動停止した際、30秒以内(一般道は3秒以内)であれば自動再発進が可能となり、渋滞時のドライバーをサポート。ほかにも、走行中にドライバーが気を失うなど万が一の場合には、自動的に車線を維持しながら緩やかに減速・停止するアクティブエマージェンシーストップアシストもセダン同様に搭載されています。

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エンジンは、2.0Lの直列4気筒直噴ガソリンターボ、2.0Lの直列4気筒直噴ディーゼルターボ、3.5L V6直噴ツインターボ、3.0L V6直噴ツインターボを設定。

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価格帯は「E 200 ステーションワゴンアバンギャルド」の712万円から「Mercedes-AMG E 43 4MATIC ステーションワゴン」の1186万円となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

プレミアムステーションワゴンのベンチマーク ─ Eクラス ステーションワゴン画像ギャラリー

高機能な追従クルーズコントロールやウインカー操作に応じて自動で車線を変更するなど、自動運転につながるテクノロジー「ドライブパイロット」を搭載した「メルセデスEクラス」に、ステーションワゴンが登場しました。

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すでにグローバルで100万台以上が売れているという、プレミアムステーションワゴンのベンチマークの最新バージョンといえるモデルです。

ステーションワゴンらしい機能として、足をバンパー下に近づけることでテールゲートを開閉する機能や、電子制御セルフレベリングを持つリヤのエアサスペンションといったメカニズムがあげられます。

広大なラゲッジスペースの容積は最大1820リッターで、フラットフロアで使いやすいのもステーションワゴンの頂点といえるEクラスらしさ。

エンジンは2種類のスペックを持つ2.0リッター4気筒ガソリンターボ、2.0リッター4気筒ディーゼル、3.5リッターV6ツインターボ、3.0リッターV6ツインターボを用意。

グレードはE200、E220d、E250、E400、 AMG E43。アピアランスは、“アバンギャルド”、AMGラインをまとう“アバンギャルド スポーツ”、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスの“エクスクルーシブ”、そして20インチホイールを履く”AMG”の4種類で、メーカー希望小売価格は、712万円〜1186万円となっています。

【関連記事】

メルセデスベンツの新型Eクラスワゴンが日本上陸、価格は712万円より
http://clicccar.com/2016/11/29/421907/

メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー ─ 自動車線変更から先進的なインパネまで最新技術を満載!!
http://clicccar.com/2016/09/13/397717/

絶景の雪山を登った、メルセデス・ベンツ「ゲレンデ」次世代型

日本では「ゲレンデヴァーゲン」の名称で人気の、メルセデスベンツ最高級オフローダー『Gクラス』次期型のプロトタイプが、絶景の雪山で登山テストを行いました。

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発売以来38年間、マイナーチェンジを繰り返し、内装やインフォテイメントシステムのアップデートを繰り返してきた「Gクラス」ですが、2017年に初のフルモデルチェンジを行う可能性が高いようです。

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ハイライトは、次世代プラットフォームにより全幅を約10センチ拡大し、軽量アルミニウム素材を使用することで300kg程度の大幅減量が施されることです。

エクステリアは、2012年にロサンゼルスモーターショーで公開された近未来オフローダー「エナーGフォース コンセプト」から意匠を得るとも噂されますが、長年守り続けた伝統的エクステリアが、どこまでその新デザインを受け入れるのか注目です。

パワートレインも一新され、新開発の3リットル直列6気筒エンジン「256」を搭載、さらにハイブリッドモデルにも期待が集まります。

ワールドプレミアは2017年秋、フランクフルトモーターショーが最有力です。

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「マイバッハ S 650カブリオレ」、「メルセデスAMG E 63 4MATIC」を披露【ロサンゼルスオートショー16】

2016年11月18日から一般公開されているロサンゼルスオートショー2016。メルセデス・ベンツからは「マイバッハ」ブランド初の「Mercedes-Maybach S 650 Cabriolet」、そしてEクラスのハイパフォーマンスモデル「Mercedes-AMG E 63 4MATIC」が披露されました。

Mercedes-Benz & smart auf der Los Angeles Auto Show 2016

メルセデス・ベンツは2016年年初から好調で、売上高は過去最高を記録しています。この好調は、ラインナップが強化されたSUV、新型Eクラスなどが牽引。

ロサンゼルスオートショーというステージにふさわしい「Mercedes-Maybach S 650 Cabriolet」は、世界限定300台。2017年春に300,000ユーロ(税抜き)という価格で売り出されるそうです。

Sクラスカブリオレをベースとしたマイバッハ仕様は、クロームのアクセントを多用し、フロントにマイバッハのエンブレムを配置。20インチの鋳造アルミホイールなどもあって圧倒的な存在感を醸し出しています。

Mercedes-Benz & smart auf der Los Angeles Auto Show 2016: Dietmar Exler, Präsident und CEO von Mercedes-Benz USA, anlässlich der Weltpremiere des neuen Mercedes-Maybach S 650 Cabriolet. ; Mercedes-Benz & smart at the Los Angeles Auto Show 2016: Dietmar Exler, President & CEO of Mercedes-Benz USA, at the world premiere of the new Mercedes-Maybach S650 Cabriolet.;

エンジンは、63kW(630hp)/1000Nm(737lb-ft)を誇る6.0LのV12エンジンを搭載。インテリアはゴージャスな仕上がりで、本革シートはクッションとブダペストスタイルのダイヤモンドのキルティングが施されているほか、Sクラス カブリオレの装備を網羅し、さらに、AIRCAP(エアキャップ)、AIRSCARF(エアスカーフ)、スワロフスキー・ヘッドランプなどが標準装備となっています。

もう1台の「メルセデスAMG E 63 4MATIC」は、4.0LのV8ターボエンジンを搭載し、420kW(571 hp)仕様と450kW(612hp)を用意。

Mercedes-Benz & smart auf der Los Angeles Auto Show 2016:Tobias Moers, Vorsitzender der Geschäftsführung der Mercedes-AMG GmbH, bei der Weltpremiere des neuen Mercedes-AMG E 63S Edition1.

シリンダー休止システムを搭載し、燃費に配慮しながら「メルセデス AMG E 63 S 4MATIC +」は、0-100km/h(62 mph)を3.4秒で加速(420kW仕様は3.5秒)するなど、Eクラスのハイパフォーマンスモデルにふさわしい動力性能を得ています。

トランスミッションは「AMG SPEEDSHIFT MCT(AMG マルチクラッチテクノロジー)の9速。また、「AMG Performance 4MATIC」は、前後可変トルク配分を可能にするなど、ハイパフォーマンスモデルにふさわしいスポーツ走行に対応するとしています。

(塚田勝弘)

内・外装をリフレッシュしたメルセデス・ベンツGクラスに「COMAND システム」を搭載

じつに37年もの間、スタイルやボディなどの基本設計を変えずに、パワートレーンや装備を最新のものにすることで絶大な支持を得てきたメルセデス・ベンツGクラス。とくにメルセデスAMG系の迫力とデコラティブな内外装は、他の追従を許さない次元にまで到達しています。

65_front_1935094乗り味はまさにクロカン4WD系そのものですが、それでも年を追うごとに着実に洗練されていて、芸能人ならずとも「いつかはGクラス」と憧れている人も多そう。

2016年11月11日に受けた一部改良では、装備の充実化が図られています。全車に標準装備された最新のCOMANDシステム」が最大のトピックス8インチのディスプレイが用意され、後退時のパーキングアシストリヤビューカメラの作動においては、ガイドラインの表示も追加されています。

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車載インフォテイメント機能も強化されています。Apple「CarPlay」、Googleの「Android Auto」に対応。COMANDシステムではカーナビやラジオ、TV、オーディオはもちろん、ビデオやハンズフリー電話、アドレス帳、インターネット接続、車両の設定など豊富な機能を用意。

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また内装では、上質なナッパレザーを採用したツートーンダッシュボードが設定され、「Merceds-AMG G 65」に標準装備、「Merceds-AMG G 63」にオプションとなっています。

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外観は足まわりを中心にリファインされ、スポーティで精悍なブラックホイールを用意(「G 550」は19インチ、「Merceds-AMG G 63」および「Merceds-AMG G 65」は20インチ)。

65_rear_1935095サイドにはカーボンファイバーデザインサイドストリップを「Merceds-AMG G 63」および「Merceds-AMG G65」に標準装備し、スポーティかつ軽快感のあるスタイリングを印象付けています。

価格は3.0LのV6直噴ディーゼルターボを積む「G 350 d」が1080万円、4.0L V8直噴ターボの「G 550」が1530万円、5.5L V8直噴ツインターボを搭載する「Merceds-AMG G 63」が1971万円、6.0L V12ツインターボの「Merceds-AMG G 65」が3564万円となっています。

(塚田勝弘)

Eクラス クーペ次期型、仕上げのニュル高速テストに姿を見せる!

メルセデスベンツの中核を担う『Eクラス』の派生モデルとなる「Eクラス クーペ」次期型が、仕上げとしてニュル高速テストを行いました。

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「セダン」「エステート」「オールテレーン」に続く第4のモデルは、無骨なワゴンスタイルから一転、流れるような美しいルーフを持つ優雅な2ドアクーペとなります。

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次期型では、独自の「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用し、Cクラスとは完全な独立モデルとなります。

パワートレインは240psを発揮する2リットル直列4気筒ターボ、及び400psを出す3リットルV型6気筒ターボ、さらにはハイブリッドがラインナップされ、2017年3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアが期待されています。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ初のピックアップトラック、「Xクラス」コンセプト公開

メルセデス・ベンツといえば、とりわけ日本では高級車ブランドとして有名ですが、実は海外ではトラックなども手掛けています。日本でもスリーポインテッドスターを掲げる大型トラックを目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?

そのメルセデス・ベンツが新たなコンセプトモデル「Xクラス」を発表しました。この「Xクラス」は、日産の「NP300ナバラ」とフレームを共有するピックアップトラックです。

Mercedes-Benz Concept X-CLASS / Artipelag / Stockholm 2016

アメリカではポピュラーなクルマの車種ですが、リリースによるとピックアップトラックはプライベート用としての注目も高まっていることから、そこに「Xクラス」を投入することでプレミアムピックアップトラックという市場の開拓を狙っていると言います。

今回の発表では白いボディの“stylish explorer”と黄色いボディの“powerful adventurer”という二種類の異なるテイストの「Xクラス」が姿を現しました。

Mercedes-Benz Concept X-CLASS – Erster Ausblick auf den neuen Pickup mit SternMercedes-Benz Concept X-CLASS – Erster Ausblick auf den neuen Pickup mit Stern

“stylish explorer”は温かみ溢れる居心地の良さを表現するための素材や色遣いなのに対し、“powerful adventurer”は助手席前に消火器を置くためのスペースを設けるなど武骨な印象で差別化が図られています。

Mercedes-Benz Concept X-CLASS – Erster Ausblick auf den neuen Pickup mit SternMercedes-Benz Concept X-CLASS – Erster Ausblick auf den neuen Pickup mit Stern

両車ともデザインは異なりますが、プライベート用としての需要の高まりを受けて快適性と実用性への配慮は抜かりなく、5人が乗れる居住空間には人間工学を採り入れたシートや、車内のネット環境などが揃っているとのこと。もちろん、カメラやレーダーを使った安全装備も充実しています。

「Xクラス」の詳細なスペックは明かされていませんが、V型6気筒ディーゼルが搭載されると言います。また、電子制御トラクションシステムと2つのデフロックを組み合わせた4WDシステムを搭載し、極限の悪路でも安心して進める実力を誇るそうです。

Mercedes-Benz Concept X-CLASS – Erster Ausblick auf den neuen Pickup mit Stern

気になる発売時期は2017年中を予定しており、価格は未定。主要なマーケットはヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、オーストラリアとのことです。

(今 総一郎)

メルセデス・ベンツ初のピックアップ「X-クラス」はこんなクルマ!

米国をはじめ、世界的にSUVや中型ピックアップモデルの人気が高まるなか、ダイムラーがメルセデス・ベンツ初のピックアップトラック「X-Class」を示唆するコンセプトモデルをワールドプレミアしました。

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同社がストックホルム市立美術館で公開したのは「パワフル アドベンチャー」と「スタイリッシュ エクスプローラー」の2モデル。

「パワフル アドベンチャー」は、アウトドア派向けのヘビーデューティなクロスカントリータイプ、一方の「スタイリッシュ エクスプローラー」は都会派向けに仕立てられています。

Mercedes-Benz_X-Class

ダイムラーによると、2017年後半に発売するとしており、コンセプトモデルとしながらも、インテリアの質感など、市販車を思わせる仕上がりとなっています。

サイドビューからは日産の海外向けモデル「NP300 NAVARA(ナヴァラ)」の面影が感じられますが、それもそのはず、このモデルはダイムラーとルノー・日産アライアンスとの提携により誕生したもの。

NISSAN_Navara

プラットフォームなど、多くのパーツを「NP300 NAVARA」と共用しているようです。

NISSAN_Navara

しかし、そこはメルセデス・ベンツ。車両の前後意匠は近年のデザイントレンドを取り入れたものとなっています。

Mercedes-Benz_X-Class

AWD仕様で、2.3L直4ターボエンジン(190ps)をはじめ、トップグレードモデルにはV6エンジン(260ps)が搭載される模様。

ダイムラーによると、同モデルは日産のスペイン・バルセロナ工場で生産するそうで、欧州、豪州、中南米、南アなどが主要市場とのこと。

Mercedes-Benz_X-Class

日本に導入されるかどうかは現時点で不明ですが、スタイリッシュなピックアップモデルだけに、SUV系のファンにとっても、気になる存在ではないでしょうか。

価格は日産NP300 NAVARAの海外向け価格から推測して、恐らく300万円台後半から400万円台クラスが中心になるものと思われます。

限定販売などを含めた今後のメルセデス・ベンツ日本の動向が注目されます。

Avanti Yasunori・画像:DAIMLER/NISSAN UK)

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新世代メルセデスにレーダーセーフティパッケージを無償提供。交通事故ゼロを目指す

ここ数年、クルマ選びでは燃費に次いで「安全性」が重視されています。 とくに事故を未然に防ぐためのシステムは各メーカーがこぞって取り入れ、高級車だけでなく軽自動車に至るまで広く普及しています。

その効果は非常に有効で、スバルのアイサイトの場合、車両同士の追突事故で約8割、対歩行者事故で約5割、トータルで約6割も人身事故件数が減っています。

メルセデス・ベンツは、1939年に衝突安全性の研究に着手してから、1959年には世界に先駆けて衝突試験を実施し、1969年には路上での事故調査をスタート。しかも、これまで培ってきた数々の技術は無償で公開されています。すべては「事故なき運転」の実現のためだと明言しています。

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さて、最近のメルセデス・ベンツの特徴として、2013年から「Aクラス」をはじめとしたコンパクトカーを「新世代メルセデス」として続々と投入されていることが挙げられます。

現在では「Aクラス」「Bクラス」「CLA」「CLAシューティングブレーク」「GLA」と、全5種類を展開するまでラインナップは広がっています。

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今回、これら新世代メルセデスの安全性を高めるため、同社が用意する安全装備「レーダーセーフティパッケージ」を無料で提供するキャンペーンが実施中です。

無料で装着される「レーダーセーフティパッケージ」は、カメラとレーダーで車両の周囲を検知し、必要に応じて運転をサポートするもの。

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車線変更時に死角に入り込んだクルマの存在を知らせるブラインドスポットアシストや、前車との車間を保ちつつ追従するディスタントパイロット・ディストロニック、車線逸脱を警告するレーンキーピングアシストのほか、万が一の衝突を回避・軽減するプレセーフなど、第一線の実力を誇る機能が一式揃っています。

通常は19万9000円のオプションとして用意されているのですが、2016年10月1日〜12月 28日の期間中にwebサイトにて応募の上、対象となる新車を成約・登録した場合に無料で提供されます。

なお、このキャンペーンは来年以降も継続して実施する予定とのことです。

(今 総一郎)

メルセデス・ベンツ GLA改良型、マトリクス・フルLEDヘッドライトの装備を確認

メルセデス・ベンツのプレミアムコンパクトSUV『GLA』改良型の最新のスパイショットをカメラが捉えました。

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2013年にフランクフルトで登場した「GLA」は、今回が初めての大幅改良となります。

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メルセデス・ベンツのSUVラインナップの中で最も軽快でスポーティーといえるエクステリアはキャリーオーバーされる見込み。ハイライトは新デザインのマトリクス・フルLEDヘッドライトです。

今回は、その新フルLEDヘッドライトの撮影に成功し、ドットタイプのマトリクスライトが新たに装着されているのを確認しました。

その他、グリル、エアダクトを含むフロントバンパー、リアコンビランプ、リアバンパーが刷新されます。

パワートレインは1.6リットル及び、2リットル直列4気筒ターボチャージャーがブラッシュアップされ、それぞれ7馬力程度パワーアップ。頂点に立つ「GLA 45 AMG」は360psから381psへ大きく馬力アップするとレポートされています。

ワールドプレミアは2017年ジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

メルセデス Eクラス・クーペ次期型、スタイルがほぼ見えた!

メルセデスベンツのミドルクラス4ドアセダン、『Eクラス』第4の派生モデルとなる、「Eクラス・クーペ」が薄い擬装で姿を見せました。

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新型「Eクラス セダン」には、ワゴンの「エステート」、オフロードを意識した「オールテレーン」がラインナップされており、この「クーペ」はこれらに続くバリエーションとなります。

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今回捉えたプロトタイプは、これまでのものよりカモフラージュが薄く、他バリエーションとは異なる、スポーティーなシングルバーのフロントグリル、美しいルーフライン、ドアパネルなどスタイルがほぼ露出した形となっています。

「Cクラス」とシャシーを共有していた現行モデルとは異なり、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用、Cクラスとは全く別モデルとなるのが特徴です。

パワーユニットは240psを発揮する2リットル直列4気筒ターボ、400psを発揮する3リットルV型6気筒ターボ、ハイブリッドモデルがラインナップされます。

ワールドプレミアは2017年ジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

560馬力!メルセデス新最強モデル「AMG C63 Rクーペ」、2017年登場か

メルセデス『Cクラス』のトップモデルである『AMG C63 S クーペ』をさらにハイチューンした、新たな最強モデル「AMG C63 Rクーペ」が、ニュルの高速テストに姿を見せました。

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これまでの最強シリーズである「ブラックシリーズ」に取って代わる、この「R」のエクステリアには、効率の良い空気の流れを生む新リップスポイラー、ワイドフェンダー、リアにはより強力なダウンフォースを生む新デュフューザー、固定式大型ウィングを装備しています。

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パワートレインには、現最強モデル「AMG GT R」の4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを積むと思われ、最高馬力は560psを叩き出します。

そのパフォーマンスは0-100km/h加速3.6秒で達し、Cクラスの軽量を活かす、メルセデス最高レベルのパフォーマンスを実現すると見られます。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツなどドイツ3強がEV投入を加速!【パリモーターショー16】

10月16日に会期を終えたパリモーターショー16。今回のショーでは、メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンが出展した次世代のEVが注目を集めました。

メルセデス・ベンツは新たに電動パワートレイン車に特化した「EQ」ブランド初となるコンセプトカー「ジェネレーション EQ」を初公開。

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ディーター・ツェッチェCEOによれば、「EQ」は「エレクトリック・インテリジェンス」を意味しているそうで、知能を持たせた電動車両シリーズとしています。

スポーティなエクステリアデザインを纏ったボディに408ps/71.4kgmを発生する強力な電動モーターを前後に搭載しており、子会社である独アキュモーティブ製70kWhの大容量リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、0-100km/h加速は5秒以下、最大航続距離は500kmとなっています。

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2019年に同タイプのディーゼル車並みの価格で市販予定で、2025年までに「EQ」シリーズ(SUV、サルーン、クーペ、カブリオレ等)を10車種投入、販売台数の15-25%をEV化する計画といいます。

同社はこれまで、2017年までにPHVを10車種投入するとしていましたが、バッテリー性能の急速な向上が見込まれることから、EVへのシフトを明らかにした形。

フォルクスワーゲンも先回の記事でご紹介したとおり 、同ショーでEVのコンセプトハッチバックモデル「I.D.」を発表。

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「I.D.」はEV専用のプラットフォーム「MQB」(Modular Electric Platform)を採用した初のモデルで、航続距離は400-600km、2020年発売を目指しているそうです。

2025年には「IDパイロット」装備により、自動運転にも対応する模様で、現行のゴルフのEVモデルについても2017年に航続距離を50%向上させる計画とか。

VW_I.D.

同社は2025年までにEVを30車種投入予定で、販売台数の20-25%をEV化するなど、ディーゼル排ガス問題からのイメージ転換を図る姿勢を鮮明に打ち出しています。

一方、BMWは電動車ブランドの「iシリーズ」を2013年に立ち上げており、コンパクトEVの「i3」やPHVのスポーツモデル「i8」を既に市場投入しています。

パリモーターショー16では今後i3に続いて全車種にEVを設定すると宣言するなど、ドイツ勢3強はEVの販売が好調な米テスラに刺激され、EVシフトを加速させる構えをみせています。

FCVよりも、まずEV投入に注力する方向性を強く打ち出した欧州勢と、それに対抗するトヨタなど国内勢の今後の動きが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes Benz、VW)

【関連記事】

BMWが米・テスラへの対抗で全モデルにEVを設定?
http://clicccar.com/2016/10/17/408715/

フォルクスワーゲンが2020年に「MEB」搭載の新型EVを投入!
http://clicccar.com/2016/10/08/404829/

【関連リンク】

パリモーターショー2016
http://www.mondial-automobile.com/en/visiteurs/

メルセデスAクラス次世代型、ロー&ワイドなスポーツボディがニュルで躍動する!

メルセデスベンツのコンパクトハッチバック『Aクラス』次世代型が、ニュルブルクリンク北コースで、高速テストを開始しました。

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ディテールが隠されたエクステリアですが、大きく変化する次世代型の特徴が確認できます。

Mercedes A-Klasse 08

次世代型は、現行「MFA1」をベースに進化を遂げた「MFA2」プラットフォームを採用。軽量かつ剛性アップを図り、フロントオーバーハングやホイールベースを延長させ、「ロー&ワイド」なスポーツボディへと進化しています。

ギアボックスは、現行の7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)から、9速DCTへ変更され、1.6リットル及び2リットルガソリン、1.5リットルディーゼルエンジンとの組み合わせになります。

また、航続距離50km超えと言われる、プラグインハイブリッドもラインナップされる可能性高いようです。

ハイテク面では、最新世代のインフォテインメントシステムを搭載、デジタル・ディスプレイ&タッチパネルが採用される他、Apple CarPlayや、Android Autoにも対応します。

今回のプロトタイプには、フロントウィンドウにステレオカメラが装着されている。恐らく、新世代安全装備の開発も同時開発されている可能性があります。

ワールドプレミアは早ければ2017年秋、遅くとも2018年春には公開されるでしょう。

(APOLLO)

どこが違う? メルセデス・Sクラス、改良型と現行モデルのツーショット撮影に成功!

メルセデスベンツのフラッグシップ・セダン『Sクラス』改良型のプロトタイプを再びキャッチ、今回は現行モデルとツーショット撮にも成功しました。

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リアビューのみですが、バンパー、エキゾーストパイプのデザインがリフレッシュされているのが確認できます。

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テールライトはアウトラインが同じながら、クローズアップ画像で見るとグラフィックが新しくなっていることが分かります。

ヘッドライトは「マルチビームLEDヘッドライト」を装備し、フロントバンパーも一新されます。

室内では「コマンド・タッチパネル」が採用される可能性が高いほか、最新のインフォテインメントシステムへと改められるようです。

この改良型のハイライトとなりそうなのが、新開発9速オートマチックと組み合わさられる、直列6気筒エンジン及び、2リットル直列4気筒ターボエンジンです。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

メルセデスがEVの新ブランド「EQ」を発表。第一弾は最長500km走行可能なコンセプトカー【パリモーターショー16】

年々厳しくなる燃費規制をクリアするためには、内燃機関の改良やハイブリッドだけでは厳しく、欧州勢は電気自動車(EV)に軸足を移しています。

今後は官民で充電スタンドを整備させ、普及への課題もクリアしてくるでしょう。

Mercedes-Benz auf der „Mondial de l’Automobile 2016“

ドイツのダイムラー(メルセデス・ベンツ)がパリモーターショーで披露した「ジェネレーションEQ」は、2つのモーターにより300kWという最高出力、最大トルク700Nmのアウトプットを得て0-100km/h加速は5秒以内、最長500kmの航続が可能なEVコンセプトです。

「Electric Intelligence」から命名されたという「EQ」ブランドは、EVシリーズの新ブランドという位置づけになります。

Mercedes-Benz auf der „Mondial de l’Automobile 2016“

「EQ」シリーズは、機能拡張や規模の拡大に対応できるのが見どころで、バッテリー、電気モデルのために特別に開発されたアーキテクチャーを使用。

ホイールベースや全幅だけでなく、バッテリーなどすべてのシステムコンポーネントがモジュラーブロックシステムにより、SUV、セダン、クーペなどEVであれば対応できるのが特徴です。

充電は誘導システムまたはウォールボックスを使ったコードレス充電システムに対応しています。

Generation EQ

今回の「ジェネレーションEQ」は、ダイナミックなクーペフォルムで、SUVのテイストを盛り込んだクロスオーバーコンセプトです。ドアミラーやアウターハンドルなどを廃止することで空気抵抗を削減。

Generation EQ, Exterieur ; Generation EQ, exterior;

Generation EQGeneration EQ

インテリアはドライバー中心の設計で、左右非対称のインパネにフローティング式の24インチワイドスクリーンディスプレイが採用されています。速度などのメーターや地図画面などが表示され、コンテンツの表示も選択可能です。

(塚田勝弘)

メルセデス・ベンツ Cクラスに初のカブリオレが登場。価格は606万円〜

メルセデス・ベンツのセダンベースのカブリオレといえば、Eクラス・カブリオレが思い浮かびます。また、クーペベースとはいえ、4シーターのCLKカブリオレもありましたから、Cクラスベースのカブリオレがなくても商品ラインナップとして大きな隙間があったわけではないでしょう。

C_Cab_180_01Cクラスとしては初となるカブリオレは、現行Cクラスをベースに、1.6L直列4気筒ターボ、2.0L直列4気筒ターボ、3.0LのV6ツインターボ、そして最上級の「メルセデスAMG C 63 S カブリオレ」に組み合わされる4.0L V8直噴ツインターボを設定。すべてのエンジンが直噴化されています。

外観は、ロングボンネットとショートオーバーハングが特徴のフロントセクション、サイドはフロントバンパーからフェンダーライン、ワイドなリヤまで一体感のあるスポーティかつエレガントな仕上がりになっています。

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カブリオレの大切なポイントであるシルエットは、オープン時はもちろん、ソフトトップを閉じた状態でも、スタイリッシュな美しさが追求されています。

Archivnummer: SSPIP61593C_Cab_300_01電動開閉式の「アコースティックソフトトップ」は、高い遮音性と耐候性を備えており、ボディカラーに合わせて鮮やかな3色(ブルー、ブラック、ダークレッド)が用意され、クリアな後方視界を確保するためガラス製のリヤウインドウを採用しています。

もちろん走行中でも開閉が可能で(50km/hまで)、約20秒という短時間で開閉が完了します。

また、オープン時は車外からチラ見される可能性のあるインテリアも大切。高級な素材を用い丁寧に作り込まれていて、Cクラスに共通する上質さと実用性が両立されています。

目を惹くスポーツシートは一体感があり、高い快適性を持ちながらホールド性も良く、スポーツドライビングにも適応。

オープンドライブ時に、室内への風の巻き込みを抑え快適性を向上させる「エアキャップ」や、ヘッドレスト下部から温風を吹き出して首の周囲を確実に暖める「エアスカーフ」など、メルセデス・ベンツのオープンモデルでお馴染みの装備も用意され、寒い季節などでも快適なオープンドライブを提供するカブリオレ専用の装備が追加されています。

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積載性では、トランク内左右のスイッチによりワンタッチで(50:50分割可倒式)後席シートを倒せるトランクスルー機能を備え、セダンベースらしい高い実用性も備えています。

そのほか、アルミなどを使った軽量ハイブリッドボディ、最先端の安全装備を網羅する「レーダーセーフティパッケージ」など、メルセデス・ベンツの最新モデルにふさわしい充実ぶり。

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価格は、1.6L直列4気筒ターボの「C 180カブリオレ」が606万円、受注生産で2.0L直列4気筒ターボを積む「C 300 カブリオレ」が768万円、3.0LのV6ツインターボを搭載する「メルセデスAMG C43 4MATIC カブリオレ」が960万円、4.0L V8直噴ツインターボを積む「メルセデスAMG C63 S カブリオレ」が1403万円です。

(塚田勝弘)

メルセデスAMG E63エステート、次世代型に新グリル採用か?

メルセデス AMG E63エステート次期型のレンダリングCGを、欧州エージェントから入手しました。

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大きな変化は、『AMG GT R』同様のフィンが縦に配置された「AMGパナメリカーナ」グリルが装備されている点。これまでのドットの入ったグリルと決別し、今後この新グリルを全てのAMGモデルに取り入れるようです。

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フロントバンパーやエアインテークも新デザインが採用されています。

パワートレインはダウンサイジングされる4リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高馬力は571psと伝えられています。

ワールドプレミアはセダンが2016年内、エステートは2017年3月が有力です。

(APOLLO)

【IAA 2016】ダイムラーがEVトラックを来年後半に導入!

ドイツのハノーバーで9月22日に開幕した商用車ショー「IAA 2016」。

同ショーでダイムラーが、メルセデス・ベンツの大型EVトラック「Urban eTrack」と、FUSOの小型EVトラック「eCanter」をワールドプレミアしました。

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ダイムラーでは、市街地での騒音・排気ガス問題など、社会ニーズへの対応として、ディーゼル車に代わるEVトラックの開発を急いでいるそうです。

「Urban eTrack」は車両総重量26トンで、都市部での食料品輸送などの用途を想定しており、高性能リチウムイオン電池(2.5トン)搭載により、出力100kWの場合、2〜3時間で充電を完了。

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最大で200Kmまでの輸送が可能で、自動運転(CityPilot)やコネクテッドカーの機能を搭載して、2020年頃の実用化を目指しているそうです。

また「eCanter」は、FUSOの「キャンター」をベースにした「eCELL」の第3世代となる7.5トンクラスで、最大航続距離は100km、市内での積荷配達等での利用を想定しているそうです。

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ディーゼル車比で維持費を30%削減可能で、初期費用を2年で回収できるとか。

ポルトガル工場と川崎工場で製造、単眼カメラによるレーン逸脱防止機能を搭載しており、リチウムイオンバッテリーの搭載数を用途に応じて変更できるモジュール形式を採用。2017年後半から欧州、北米、日本の市場に投入する計画。

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日本でも依然として坂道にさしかかると、黒鉛を吐きながら重い積荷を苦しげに運搬するトラックが散見され、近隣への環境や後続車への影響を考えると、EV化は本来、乗用車よりもトラックを優先させるべきなのかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:ダイムラー、IAA)

【関連リンク】

IAA(ハノーバーモーターショー)
http://www.iaa.de/

ニュル高速テストで好タイム!メルセデス AMG GTにロードスターモデルが追加?

メルセデスのスーパースポーツ『AMG GT』に、新たにラインナップされるオープンモデル『メルセデス AMG GT C』ロードスターが、ニュルでの高速テストに初めて姿を見せました。

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ハードトップにも見えるルーフは、実際はファブリック・ソフトトップとなります。

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この「AMG GT」ロードスターモデルには、幾つかの噂が流れていますが、最新の情報によれば「AMG GT R」の下に位置するモデルになるようです。

パワートレインは7速デュアルクラッチギアボックスが組み合わされた4リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高馬力は456psとリポートが届いています。

今回の高速テストでは、ニュルブルクリンク・北コースをテスト走行ながら、7分30秒程度のラップを出したと伝えられています。

ワールドプレミアは2017年春が有力です。

(APOLLO)

好調なセールスが続くGLCに863万円の「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC」を追加

メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUV「GLC」に、プラグインハイブリッドモデルと、ここでご紹介する「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC」の2モデルが2016年9月8日に追加されました。

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注目点のひとつであるエンジンは、「Mercedes-AMG」専用開発となる3.0L V型6気筒ツインターボ「BlueDIRECT」。

最大圧力200barを誇るピエゾインジェクターによるスプレーガイド式燃焼システムにより、常に最適な燃焼状況を作り出せるだけでなく、クランクケースと シリンダーヘッドをアルミニウム製とすることで軽量化も実現。

こうしたMercedes-AMGの最新テクノロジーによって最高出力367ps(270kW)、最大トルク520Nmを発揮し、0-100km加速は4.9秒を記録(欧州仕様値)。

ハイパワー化に伴い4WDシステムも強化されています。Mercedes-AMGが開発した「AMG 4MATIC」は、駆動力の変動によるステア特性の変化が少ないため、直線でもコーナーでもドライバーの意志に忠実に、正確に路面をトレースする安定した挙動を実現しているそうです。

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さらに、「31:69」とリヤ寄りのトルク配分により、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンドリングを実現しているとのこと。

足まわりも「Mercedes-AMG」の手による「AMGスポーツサスペンション」を採用。

「AMGダイナミックセレクトスイッチ」もしくは専用ボタンの操作で「Comfort」、「Sport」、「Sport+」の3つのモードから電子制御ダンピングシステムの減衰特性を選択することが可能。ダイナミックなスポーツ走行はもちろん、快適な長距離ドライブまで高い俊敏性と快適性を両立しているというのも美点でしょう。

ブレーキも強化されています。フロントに360mmのドリルドベンチレーテッドディスク、リヤに320mmのベンチレーテッドディスクを装備。ハイパフォーマンスに対応する強大な制動力と耐フェード性、ペダル操作に対する優れた応答性を発揮。

ほかにも、クルージング走行からスポーツ走行まで、センターコンソールのスイッチを操作するだけでセッティング可能な「AMGダイナミックセレクト」を用意。

トランスミッションのシフトプログラムに加えて、エンジン特性やサスペンションの減衰特性、ステアリング特性、ECOスタートストップ機能が連動して可変します。

AMGらしさでは、軽量かつ低背圧タイプの「AMGスポーツエグゾーストシステム」が見どころ。モータースポーツを想起させる迫力あるサウンドを発生し、とくに「S+(Sport Plus)」モードでは官能的なV6サウンドが楽しめるそうです。

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また、エクステリアにサイドミラーやフロント&サイドスカートなど随所に艶のあるブラックのアクセントが配された「ナイトパッケージ」が装備されるとともに、足元にはツインカラーの21インチ「AMG 5ツインスポークアルミホイール」を設定することでスポーティムードを強調。

気になる「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC」の価格は863万円となっています。

(塚田勝弘)

PHVのメルセデス・ベンツ「GLC 350 e 4MATIC Sports」を863万円で追加

メルセデス・ベンツのプレミアムミドルサイズSUVである「GLC」は、2016年2月に発売を開始し、好調なセールスを続けているそう。

2016年9月8日、「GLC 350 e 4MATIC Sports」と「メルセデスAMG GLC 43 4MATIC」が追加されました。ここでは「GLC 350 e 4MATIC Sports」についてご紹介。

GLC_350e_4MATIC_Sports_f車名に「e」が付くのは、セダンの「C 350 e アバンギャルド」などのように、メルセデス・ベンツではプラグインハイブリッドを表します。

パワートレーンは、「GLC 250 4MATIC」に搭載される最高出力211ps(155kW)、最大トルク350Nmとなる2.0Lの直列4気筒BlueDIRECTエンジンに、最高出力116ps(85kW)、最大トルク340Nmを発生し、ブースト機能も併せ持つ電気モーターが組み合わされています。

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「GLC 350 e 4MATIC Sports」は、システム全体で320ps(235kW)、最大トルク560Nm(欧州仕様値)を発生し、ガソリンエンジンとモーターを状況に応じて使い分けることで、ガソリンエンジン車、EV、ハイブリッドの特徴を活かす走りが美点。「C 350 e アバンギャルド」と同様に単なるエコカーではない、ハイパフォーマンスを誇るプラグインハイブリッドです。

EV走行時の航続可能距離は30.1km(欧州仕様値)。

なお、メーターには25km以上の数字は表示されないそう。実走行となると距離はもっと短めになると思われますが、走行中にも回生ブレーキなどによりバッテリーの充電を行うため、充電設備がない場合でも電気モーターのみでの走行が可能。

JC08モード燃費は13.9km/L。リチウムイオンバッテリーの充電時間は、フル充電まで「CHARGE」モードで1時間以内、 AC200V電源を使用すると約4時間で完了します。

ラゲッジスペースは、大容量のリチウムイオンバッテリー(8.31kWh)を搭載しながらもゴルフバッグが3セット積載できる容量を確保しており、プラグインハイブリッドモデルであるにも関わらず、十分なユーティリティ性を確保。

走行モードは計4つ。「HYBRID」は、走行環境やバッテリーの残量に合わせてエンジンと電気モーターを併用。モーターのブースト機能によって途切れのない加速感が得られるそう。

電気モーターのみで30.1kmの走行となる「E-MODE」は、市街地から高速道路まで高い静粛性を実現。ほかにも、その時点でのバッテリーの充電量を維持する「E-SAVE」、走行しながらバッテリーを充電する「CHARGE」を用意。

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装備もガソリン車からアップデートされています。特別装備として「Mercedes-Benz」ロゴ付ブルーブレーキキャリパーが装着されるほか、「PLUG IN HYBRID」デザインのサイドバッジが用意されます。

Archivnummer: SSPIP49036

さらに、本革シートやパノラミックスライディングルーフに加え、AIRMATICサスペンション、ランニングボード、20インチホイールを装備し、GLCのラインアップの中でも最も充実した標準装備になります。また、GLCラインアップでは唯一の左ハンドル設定となるのも特徴。

「GLC 350 e 4MATIC Sports」の価格は863万円。「エコカー減税」の自動車重量税、自動車取得税が100%免税となるほか、「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」を最大9万5000円受け取れます。

(塚田勝弘)

メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー ─ 自動車線変更から先進的なインパネまで最新技術を満載!!

Cクラス、Eクラス、Sクラスと、メルセデス・ベンツのブランドの核となるのは今も昔もセダン。最近は遠くから眺めると、一見CなのかEなのかSなのか(CとSはサイズ感もあってさすがに分かりますが)分からないほど似通って感じます。

コアとなるセダンだけに、意図的にこうしたデザイン・フォルムが採用されているのでしょう。

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しかし、新型EクラスはCクラスとは異なり、「アバンギャルド」を中核モデルとして展開し、最上級グレードとしてSクラスと似た印象の強い「エクスクルーシブ」を据えています。

最廉価グレードでもAMGラインのスポーティな「アバンギャルド」となっているのが新型Eクラスの特徴。

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ボディサイズは全長4950×全幅1850×全高1455mm(写真のE 200 アバンギャルド スポーツ)で、先代のE 250 アバンギャルドは全長4890×全幅1855×全高1455mmですから60mmも全長が長くなっています。

Sクラスに続き、12.3インチのワイドディスプレイを2つ配置したインパネも見どころ。

左右のディスプレイを1枚のガラスカバーで覆うことで、横方向への広がり感を演出。各ディスプレイの解像度は1920×720画素で、精緻なアニメーション表現が可能になっています。

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操作系では、世界初となるタッチコントロールボタンをステアリング両サイドに配置。

スマホ感覚の操作でステアリングから手を離すことなくナビやオーディオ、車両設定などインフォテイメントシステムの全機能をコントロールが可能。ただし、初めてちょっと使うだけでは到底使いこなすのは無理という印象を受けました。

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ほかにも、ロングドライブでも疲れを誘わないシート設計が採用されていて、写真の「アバンギャルド スポーツ」は、背もたれが「アバンギャルド」よりもスポーティな形状になり、深さのあるサイドボルスター、幅広のショルダーを備えることでフォールド性を向上。

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そのほかトランク容量も540L(VDA方式)と先代W212の515L〜531Lから全長が拡大していることもあって拡大されています。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

新型Eクラスの「ステアリング パイロット」は道路の白線が不明瞭でも車線を維持できる?

自動車線変更の「アクティブレーンチェンジアシスト」をメルセデス・ベンツとして初めて採用した新型Eクラス。

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同機能は、ウインカーを2秒以上点灯させると、約80〜180km/hの速度内で周辺の車両を検知して自動で車線変更する機能で、こちらは高速道路での使用を前提としています。メルセデスとしては初出ですが、高い精度での作動は十分に確認できました。

ほかにもドライバーエイドといえる安全装備が満載されています。世界初として採用されているのが「アクティブエマージェンシーストップアシスト」。

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「アクティブレーンチェンジアシスト」の作動条件である「ステアリング パイロット」の起動時に、ドライバーが一定時間ステアリングの操作をしないと、警告灯と警告音によりステアリングを握るように促し、さらにステアリングもしくはアクセル、ブレーキ、タッチコントロールの操作がないと、警告音を発しながら緩やかに停止する安全装置。

停止後は自動的にパーキングブレーキが作動します。こちらは、部分自動運転が高度化する現在、必要不可欠な機能と言えそう。

車線維持で注目なのが、先述した「ステアリング パイロット」。自動車線変更の「アクティブレーンチェンジアシスト」をオンにするには、先述したように「ステアリング パイロット」もアクティブになっていることが欠かせません。

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また、「ステアリング パイロット」そのものも機能を強化。

車線維持機能は、前走車や車線の白線を認識するタイプが主流になっています。同機能は車線や前走車に加えて、カーブそのものやガードレールなども認識。

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車線が不明瞭な道でも「ディスタンスパイロット・ディストロニック」により車間距離を維持しながらステアリング操作をアシスト。

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約130km/hまで作動する「ステアリング パイロット」の精度は、市販車の中でも確かにトップクラスにあります。

それでも市街地、高速道路を問わず多様なコーナーをもちろん手放しでクリアできるものではなく、あくまでアシスト程度。長距離移動などの際にドライバーをフォローしてくれる頼もしいサポート役ではありますが、依然として主役はドライバーです。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

新型Eクラスの注目点は自動車線変更だけじゃない!? 未来を感じさせるインパネも必見!

新型メルセデス・ベンツEクラスにはいくつものトピックスがありますが、インテリアデザインも見逃せない点で、近未来を感じさせるのはSクラスと同じかそれ以上のインパクトがあります。さらに、インターフェイスの面でも新たな装備を用意。

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Sクラスと同じように、2つの高精細ディスプレイを配置したインパネは先進感にあふれていて、2つのディスプレイを1枚のガラスカバーで覆うコクピットディスプレイ形式になっています。

こちらは先進性だけでなく、インパネの水平方向の流れを意識させる役割も担っていて、ワイド感が車格をさらに引き上げている印象も受けます。

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中央のディスプレイにはナビやオーディオ、車両設定、多彩で高精度なカメラ映像などの表示に対応するほか、コクピットディスプレイは「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つから好みや状況に応じてチョイスできます。

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また、メーターが表示されるディスプレイには、ナビをはじめ、ECO表示や燃費履歴、走行モードの切替などを表示。

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冒頭で紹介した新しいインターフェイスは、世界初のタッチコントロール機能をステアリングに配置したもので、スマホ同様にタッチセンス機能を内蔵し、横、縦方向のスワイプに反応。

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ナビ(地図画面)の拡大・縮小を含め、インフォテイメントシステムの各機能の操作などのほとんどをステアリングから手を離すことなく操作できるのがウリ。短時間の試乗だと使いこなすには至りませんでしたが、オーナーになれば慣れるのでしょうか。

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そのほか、COMANDシステムのタッチパッド(手書き入力)や音声認識システムなど最近のメルセデス・ベンツでお馴染みの機能も用意されています。

ただし、エアコンや一部の安全運転支援機能を起動、停止できるショートカットボタンを採用し、安全運転支援機能のショートカット操作は新型Eクラスが初になるそう。

また、64色から選べるアンビエントライトを用意し、ダッシュボード下やドアパネルなどを広範囲に彩る演出も質感向上に一役買いそうです。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男)

エンジンは同じでも弟分より一枚上手?新型メルセデス・ベンツ Eクラスの走りをチェック!

メルセデス・ベンツの新型Eクラスのプレス向け試乗会に用意されていたのは「E 200 アバンギャルド スポーツ」。2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと9ATが組み合わされています。

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第3世代の直噴システムである「BlueDIRECT」テクノロジーを搭載し、最大圧力200barのピエゾインジェクターをはじめ、スプレーガイド式燃料システム、マルチスパークイグニッションなどを採用し、184ps/300Nmというアウトプットと、14.7km/LというJC08モード燃費を実現。

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このエンジンは、CクラスのC 200系と同一でスペックも同じ。車両重量が重くなっているEクラスでの走りっぷりが気になるところです。

なお、C 200アバンギャルドとE 200アバンギャルドを比較すると130kg増、C 200アバンギャルド AMGラインとE 200 アバンギャルド スポーツを比べると165kg増になっています。

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大人2〜3人近い重量増ですが、動力性能に不足はありません。高速道路への合流や追い越しをかけるシーンでも余裕綽々とまでは言えないものの、容易にこなしてくれます。

さらに、9ATの俊敏かつスムーズな変速もあって流れをリードするのも日本の高速道路ならたやすいはず。

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高張力鋼板が多用されているのはもちろん、フロントフェンダーやボンネット、トランクリッドなど意欲的にアルミを採用した軽量、高剛性ボディもあって、全体的に軽やかなフットワークも美点。

逆に言えば、Eクラス単体で乗ってしまうと軽快感という意味ではCクラスとの違いを感じにくいという皮肉な点も浮かんできます。それでも、ロードノイズや風切り音などが徹底して遮断された高い静粛性や、しなやかな乗り心地など、弟分よりも確実に一枚上手になっています。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男)

新型Eクラスの「自動車線変更」はどこまで自動運転に近付いた?

新型にスイッチしたメルセデス・ベンツ Eクラスには、最新技術が惜しみなく投入されています。

ここではEクラスの看板技術である「アクティブレーンチェンジングアシスト」をご紹介します。

同機能は部分自動運転機能のひとつで、新型セレナが「同一車線」において部分自動運転機能を搭載していますが、新型Eクラスのそれは「複数車線」で実現しているわけです。

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今回、新型Eクラスに初めて導入された自動車線変更の「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、高速道路などでウインカーを2秒以上点滅させると、変更したい車線に先行車や後続車がいないか検知し、自動で車線変更する機能。

「アクティブレーンチェンジングアシスト」は、「ステアリングパイロット」が作動状態であり「2秒以上ウインカーが点滅させる」ことが自動車線変更の条件です。

「ステアリングパイロット」は、車線のカーブと先行車を認識するだけでなく、車線が消えかかっていたり、消えていたりする道路でもガードレールなどを認識し、車間を保ちながらステアリングをアシストする機能。

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この自動車線変更機能は、作動前に一瞬の間を感じます。初めは反応が遅く感じますが、進路変更の3秒前にウインカーを出すという法規がある以上、理に適っているといえるでしょう。

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さらに、移りたい車線に先行車がいる場合、もちろん車線変更はされずに直進します。また、微妙な車間距離だとどうでしょうか? 行けそうで行けないような車間距離だと、「一瞬車線変更するような動き」がステアリングと車両から感じられます。この動きは、同機能がオフになっているのではなく、きちんとアクティブ(作動状態)になっていることをドライバーに知らせるものだそう。

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レーダーセンサーやステレオカメラにより全方位ほぼ360°監視している高度なシステムを搭載しているメルセデス・ベンツ Eクラス。ロングドライブで疲れている際などに威力を発揮してくれそうです。

(文/塚田勝弘 写真/水野孔男、塚田勝弘)

まるで走るプライベートジェット! 次世代メルセデス・ベンツの超豪華ミニバンがすごい

メルセデスベンツのコマーシャルバン『スプリンター』をベースに誕生した、超豪華ミニバン『スプリンターグランドエディション』次期型の姿を、カメラが捉えました。

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目指したのはファーストクラス。プライベートジェットのラグジュアリーを車で体感できます。

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このプロトタイプには、ダミーのシートが備えられていますが、販売時には立派なレザーシートになり、ヒーターはもちろんマッサージ機能や、室内数カ所に32インチ液晶ワイドディスプレイ、冷蔵庫も装備されます。

さらに、ビジネスシーンでも大活躍できるよう、タブレット、コードレス電話、WiFi回線によるインターネット接続、カラープリンター、衛生テレビやワイヤレスヘッドホンも完備し、CarPlay及びAndroid Autoにも対応します。

現行モデルもほぼ同様の装備を持ちますが、全てがアップデートされ、最新インフォテイメントシステムにブラッシュアップされるようです。

パワーユニットは3リットルV型6気筒ターボディーゼルをブラッシュアップ、強いトルクでスムーズな加速を生みます。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツGLSは「SUVのSクラス」にふさわしいの走り

メルセデス・ベンツGLSは、2016年4月末に受けたフェイスリフトで、メルセデス・ベンツGLクラスから車名も変更しました。GLCやGLEなどと同様に、SUVを示す「GL」に、車格を表す「S」が付けられたことになります。

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今回試乗したのは最上級グレードで1900万円というプライスタグをぶら下げる「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」。

最量販グレードの「GLS 350 d」系は右ハンドルなので、全長5130×全幅1980×全高1580mmという巨体でも少しは扱いやすいかもしれません。

最大の注目であるエンジンは、5.5L V8の直噴ツインターボ。585ps/760Nmの強大なパワー/トルクはもちろんクラス最強です。同グレード以外のGLSは9ATですが、強大なトルクに対応すべく7ATが搭載されています。

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スタータースイッチを押すと、ド派手な始動音とともに目覚める5.5L V8ツインターボは、街中で走り出すと意外とジェントルで拍子抜け。さらに踏み込むと、希薄なスピード感で速度を上乗せしていく感じは恐ろしさの片鱗を見せるものの、本領を発揮するのは空いている高速道路ということになります。

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しかし、同じ585ps(最大トルクは760Nm)を発生する「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC」と比べると、2.6tを超える超重量級ということもあってか(GLE 63 S よりも220kg重い)、暴力的な加速でもどこか抑制された感じがします。

それでも、こんな巨体がこんなに速くていいの!? という恐怖心もつきまといますから、高速道路ではレーダーセーフティパッケージのディストロニック・プラスとアクティブレーンキープアシストを使ってゆったりと走る方が向いているかもしれません。

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モンスターSUVなのにそんな気分にさせるのは、22インチとは思えないほど良好な乗り心地。AMG専用のエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」による恩恵は、快適な乗り味だけでなく、「Sports」モードにすれば巨体でも正確なハンドリングに寄与してくれます。

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1900万円もの価格に目を奪われる「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」。このグレードに7人乗りのニーズがどれくらいあるか分かりませんが、多人数乗車が可能で、かつ快適な俊足SUVと考えればお値段以上の価値があるのかも!?

(文/写真 塚田勝弘)

メルセデス・ベンツ GLが「GLS」になってどう変わった?最上級SUVに試乗

フルサイズの3列シートSUVであるメルセデス・ベンツGLS、しかも最上級の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」に試乗する機会がありました。

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GLSは、メルセデス・ベンツのSUVであることを示す「GL」に、車格を表す「S」を付けたもので、2016年4月27日にフェイスリフトとともに車名を「GL」から変更。

なお、3列シートを有するフルサイズSUVは、輸入車ではオプションで用意するアウディQ7やBMW X5、ボルボXC90、レンジローバー・スポーツ、キャデラック・エスカレードなどがあります。

メルセデス・ベンツGLSは、今回のフェイスリフトで2本のルーバーと大型化されたエアインテークなどによりAMGフェイスになっているほか、写真の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」には、現在のメルセデス・ベンツで最大径となる22インチタイヤを装着。

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インテリアは、車名からも分かるように「SUVのSクラス」を名乗るだけあって質感の高さを抱かせます。

ただし、センターのディスプレイは後付け感があり、インパネのスイッチ類が数多く配置されているなど、ひと世代前の設計。にもかかわらず「COMANDシステム」は最新バージョンになっているなど、ややチグハグな印象を受けます。

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3列どの席に座ってもゆったりと座れるシートサイズ、そしてゆとりある頭上、足元スペースが確保されているのは、全長5130×全幅1935×全高1850mmという巨体からすると当然かもしれません。

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「GLS 550 4MATIC Sports」と「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」は左ハンドルで、主力グレードのGLS350d系が右ハンドルとなっています。価格帯は「GLS 350 d」の1070万円から「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」の1900万円です。

(文/写真 塚田勝弘)

乗ってみてわかった新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」の凄さとは?

7月27日に発売された5代目となる新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」(W213系)。

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折からのクラスレス化により、外観はCクラスとの差が判り難くなっていますが、実車を前にすると、サイズ感の違いから「Eクラス」としての風格を感じさせます。

ちなみに車両のスリーサイズは全長4,950mm×全幅1,850mm×全高1,455mmと、先代の最終モデル比で60mm長く、5mmスリムになっており、Cクラス比では235mm長く、40mmワイドで、25mm高いなど、明確に差が付けられています。

またホイールベースについても2,940mmと、先代モデル比で65mm長く、Cクラス比では100mm長くなっています。

今回はそんな新型「クラス」の進化度について、試乗レポートを交えながらお伝えしたいと思います。

試乗車に選んだのは、アバンギャルド・シリーズの中でもAMGルックでスポーティな「E200 アバンギャルド スポーツ」。

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確実にサイズアップしている訳ですが、それを全く感じさせないエクステリア・デザインを採用しており、実際に運転していても想像する程大きく感じません。

その背景にはショート・オーバーハングで、且つステアリング切れ角が大きく、最小回転半径がAクラスやCクラスの5.1mに対して5.4mと、コンパクトに抑えられていることが寄与しているようです。

さっそく走り出してみると、2.0Lながらも184ps/30.6kgmを発生する4気筒ターボ エンジンは軽々と1.7トンの車体を加速させるだけの十分なパワーを秘めており、高回転まで一気に吹け上がります。

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その際のキャビンへの透過音レベルは、やはり同エンジンを積むCクラスよりも一段と低く抑えられており、クラス相応に静粛性が高められていることを窺がわせます。

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また、19インチのAMGホイールに装着されているミシュラン製のランフラットタイヤはフロントが245/40R19、リヤが275/35R19とかなり太目ですが、それでもロードノイズは比較的小さく、乗り心地も非常にしなやかで適切なものとなっています。

そして以前にもお伝えしたとおり、数多くの運転支援システムを搭載する中でも、新型「Eクラス」の最大のウリとされるのが、同車に初採用された半自動運転システム、「ドライブパイロット」。

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Cクラスにもステアリングアシスト機能付の「ディストロニック・プラス」が装備されていますが、Eクラスの「ドライブパイロット」では一歩進めて、車線が不明瞭な場合や表示されていない場合でも、車両やガードレールなど車線と並行する物を監視、前走車との車間を維持しながらステアリング操作をアシストしてくれます。

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これは完全自律走行に向けた1つの大きなステップとなる機能で、安全性、快適性を向上させ、運転時のストレスレベルを大幅に低減させる効果があります。

今回の試乗ではその効能を一般道で試してみました。

メーターパネル内に表示されているステアリングマークが緑色の場合、アシスト機能ONの状態で、違和感の無い適度な力でステアリング操作をアシストしてくれます。

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ただ、前走車がいない場合や、道幅が広くガードレールまでの距離が遠い一般道でのアシストは限定的で、同機能が本領を発揮するのはやはり高速道路上となるようです。

これまでの「ディストロニック・プラス」では、遠方で停止中の前走車は意外にも検知しませんでしたが、「ドライブパイロット」ではそんなシーンでも自動で停止します。

これは壁などを停止中の前走車と誤認することを防止するため、意図的に検知しないようにプログラムされていたようですが、新型Eクラスでは、ステレオマルチパーパスカメラやレーダーセンサーのセンシング能力向上により、実現したようです。

他にも一般路での不意な歩行者飛び出しに対応する「緊急回避補助システム」などの先進的なアシスト機能も装備。高速道路上ではウインカー操作で自動追い越しが可能。

そんな「E200 アバンギャルド スポーツ」のお値段は727万円。

現時点で新型「Eクラス」にはガソリンモデルの「E200アバンギャルド(675万円)」をはじめ、「E250」、ディーゼルモデルの「E220d」、そして最上級の「E400」がラインナップされています。

日本では恐らく「E200アバンギャルド」が売れ筋になると予想されますが、個人的には大きさを感じさせない軽快な走りや質感、インテリアの豪華さも含め、もはやこれで十分といった感想でした。

読者の皆さんも試乗フェアなどの機会に、最新のメルセデスを体感されてみてはいかがでしょうか。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)

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7月27日に国内市場に導入された新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」。

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数多くの運転支援システムが搭載されていますが、中でも注目を集めているのが新型「Eクラス」で初採用された半自動運転システム「ドライブパイロット」。

完全自律走行に向けた1つの大きなステップとなる機能で、安全性、快適性を向上させ、運転時のストレスレベルを大幅に低減させる効果があります。

車線が不明瞭な場合や表示されていない場合でも、車両やガードレールなど車線と並行する物を監視、車間を維持しながらステアリング操作をアシストするのが大きな特徴。

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また、高速道路走行中にドライバーがウインカーを2秒以上点滅させると、車両周囲を監視しているセンサーが他の車両等との衝突の危険が無いことを確認し、安全が確認された場合に自動で車線変更してくれます(約80km/h以上で作動)。

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さらに緊急回避機能として、車道横断中の歩行者等との衝突の可能性を検知すると、システムが正確なステアリングトルクを計算してドライバーのステアリング操作をアシスト、回避後の車線復帰も同様にサポートします(約20〜70km/hで作動)。

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このように、新型Eクラスに搭載された「ドライブパイロット」は、より積極的にドライバーをサポートすることにより、従来にも増して運転時の疲労軽減と安全確保に寄与するシステムとなっています。

テスラやGoogleの自動運転車が話題になるなか、メルセデス・ベンツは今後の完全自律走行に向け、一歩づつ着実な進化を遂げているようです。

Avanti Yasunori・画像:Mercedes-Benz)

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メルセデス「ゲレンデ」次期型は、さらなるラグジュアリーSUVになる!?

日本では『ゲレンデヴァーゲン』の名称で親しまれている、メルセデスベンツのオフロード、『Gクラス』次期型のプロトタイプを、クローズアップでの撮影に成功しました。

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1979年登場以来、改良に改良を重ねてきたが、デビュー38年目にして初の大改良がされる可能性が高まっています。

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大きな改良点はその外観。次世代プラットフォーム採用により、全幅を10センチ拡大しつつ、200kg近い軽量化を図り、さらなるラグジュアリーオフロードSUVとなります。

目指すのは2012年のロサンゼルスオートショーで公開された、近未来オフロード『エナーGフォース コンセプト』と噂されており、どこまで実現するか注目が集まっています。

ハイテク装備では、電気機械式ステアリングや次世代安全支援システムも多数採用されるでしょう。

パワーユニットは、新開発の3リットル直列6気筒エンジン「256」の搭載が予想され、2017年のフランクフルトモーターショーでのワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

「壁ドン」「あごクイ」の次のブームは「横クイ」!?~メルセデス・ベンツEクラス

お盆休みの方もそうではない方も、夏を楽しんでいますか?

私は撮影こそありませんが、原稿の締め切りがあるため、リオオリンピックを観戦しながら原稿を書いています。お陰で仕事がはかどりません!

とは言いつつ、締め切り日はどんどん来てしまうので、ここからはターボ全開でお仕事します!

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そしてこのところの私のお供は新型の「メルセデスベンツEクラス」。「E200 アバンギャルドスポーツ」です。

メルセデスベンツは1886年にクルマを作り始めた当初から「安全」にこだわっている自動車メーカー。1939年には安全技術開発部解説。1969年には自社で「事故調査部」を作り、メルセデスベンツの本社があるドイツ・シュツッツガルトから100㎞以内で事故が起きると独自に調査に出かけたという。その数は4000件以上。

そこから「ABS」や「衝撃吸収構造ボディ」「横滑り防止装置」「ドアミラー内蔵式ウインカー」「巻き上げ機能付きシートベルト」など、いち早く安全装置を導入し、また、人命にかかわる特許は公開もしています。

「レーダーセーフティパッケージ」が採用されたのは2013年の先代Eクラスフェイスリフトの時から。 ミリ波レーダー+ステレオカメラによるステアリングアシスト機能が初めて搭載されました。歴代Eクラスはほかのモデルよりも台数が見込めるため、お金をかけた先進機能が初めて搭載されることが多いのです。 なぜならSクラスだと値段が高すぎて多くは売れないし、Cクラスだと大量に売れますが価格を維持できないからです。

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そして今回の新型Eクラスにも世界で初めての安全技術が搭載されています。
手放し運転を一定時間感知した場合にステアリングを握るように促し、それでも反応が無かったらクルマを安全な場所で止める「アクティブエマージェンシーストップアシスト」。それともうひとつ「PRE-SAFE インパルスサイド」。これは側面衝突する場合に前席シートの側面がクイッと膨らんで、シートで体を守るシステム。

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去年は「壁ドン」や「あごクイ」が流行りましたが、今年はメルセデスベンツの最新安全装備「横クイ」が流行る…かも!?

(吉田 由美)

メルセデスの最高級2シーター・オープン「AMG GTロードスター」早くもスクープ!

メルセデスの2ドアスーパースポーツ「AMG GT」に、オープンモデルとなる「AMG GTロードスター」の投入が確実となりましたが、そのプロトタイプをいち早く捉えました。

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フロントマスクやリアエンドのデザインは、クーペとほぼ同様と見ていいでしょう。

ルーフは一見、ハードトップのように擬装されていますが、実際は軽量ファブリック製ルーフが採用されるはずです。

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パワートレインは4リットルV型8気筒ツインターボを搭載し、最高馬力は「GT」が462ps/600N・m、「GT S」が510ps・650N・mを発揮します。

1-100km/h加速では、ライバルのポルシェ「911カレラSカブリオレ」の凌ぐ4.3秒というハイパフォーマンスです。

ワールドプレミアは2016年11月と予想されます。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ GLEの次期型は、よりハードに、より広く進化する!

メルセデスベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV、『GLE』次期型のプロトタイプをキャッチしました。

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コードネーム「W167」と呼ばれるこの次期型は、次世代SUVプラットフォーム「HMA」(モジュラー・ハイ・アーキテクチャー)が採用されています。

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ガッツリとカモフラージュされたボディからディテールは不明ですが、ボンネット、エアダクト、ヘッドライトなど、フロントエンド全てが刷新されていることがわかります。

張り出したフロントフェンダーから、現行モデルよりハードでオフロード要素が強いエクステリアが予想出来ます。また、ホイールベースも延長されているのも次期型の特徴です。

パフォーマンスにも抜かりはなく、200kg程度の軽量化を図ると共に、Cd値を現行の0.32から0.30へ進化、燃費も20%以上向上するという情報です。

ワールドプレミアは2018年秋頃と予想しています。

(APOLLO)

新型smartにターボエンジンモデルでマット仕様の限定車を発売

2015年に新型にスイッチしたsmart(スマート)は、全世界での累計販売台数は150万台を突破し、日本でも累計販売台数は3万台超となっています。

日本でスモールカーといえば軽自動車が思い浮かびますし、先代にもスマートKという軽自動車規格仕様もありました。

smart fortwo cabrio

しかし、軽自動車以上のサイズ、排気量を備えたスモールカーを日本で成功させるのは、トヨタiQからも分かるように容易ではないだけにsmartの偉大さがうかがえます。

8月3日に発表されたのは、新型smartに新たにターボエンジンを追加するというもので、ターボ仕様は2台の限定車(smart fortwo cabrio turbo limited 、smart fortwo turbo matt limited)、そしてカタログモデルの「mart forfour turbo」 という計3台になります。

なお、ターボエンジンの詳細と、カブリオレ仕様の「smart fortwo cabrio turbo limited」に関してはこちらで紹介しましたので、ここでは限定車の「smart fortwo turbo matt limited」を取り上げます。

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2人乗りの「smart fortwo turbo matt limited」は、車名からも分かるように流行のマットカラーをまとった80台限定車。

「ムーンホワイトマット」と「チタニアグレーマット」が目を惹く2色のマットカラーに、ブラックのトリディオンセーフティセルとフロントグリルがコーディネートされ、各40台を用意。

smart fortwo cabrioスポーティなターボモデルにふさわしく、16インチのブラックペイントアルミホイールとクロームエグゾーストエンドなどスポーティなムードを際立たせる装備を配置。

インテリアでは、パドルルシフトやスポーツアルミペダル、コックピットクロック&レブカウンター、本革シートとパノラミックルーフを備え、スポーティかつ質感の高いインテリアに仕上げられています。

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2人乗りの「smart fortwo turbo matt limited」は2016年10月頃の発売予定で、価格は241万円となっています。

(塚田勝弘)

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メルセデス・ベンツのsmartにカブリオレを含む限定車、ターボ仕様を追加
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新型トゥインゴ同様、smartにも待望のターボエンジンを追加

新型ルノー・トゥインゴには、東京モーターショーでのお披露目時からターボエンジン(直列3気筒の0.9Lターボ)が設定されるとアナウンスされていましたが、メーカー(ブランド)違いの兄弟車である新型smart(スマート)は、1.0L 直列3気筒NAエンジンのみでした。

Archivnummer: SSPIP39476シティユース中心のスモールカーですからNAでも不足はありませんが、smartも4人乗りがカタログモデル(2人乗りのfortwoは限定車)ですから、高速道路を使った長距離走行でも活躍する機会があるはず。

当然ながら「トゥインゴにあるターボはないの?」という声も聞こえてきそうで、そうした声に応えたのか分かりませんが、smartにもターボ仕様が追加されました。

ターボエンジンが用意されるのは2台の限定車と、通常モデルの「smart forfour turbo」の計3台。

最高出力は90ps、最大トルクは135Nmで、NAエンジンよりも19ps/44Nmもアップされています。これだけ出力とトルクが上がれば力強く、スポーティな走りが期待できるはず。

なお、「smart forfour turbo」の燃費は22.0km/L(JC08モード) となっています。

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「smart forfour turbo」の装備も充実しています。

外観では、16インチブラックペイントアルミホイールやクロームエグゾーストエンドなどを用意。パドルシフトやスポーツペダル、コックピットクロック&レブカウンターなどによりスポーティなインテリアも魅力。

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ほかにも本革シートやパノラミックルーフなどの装備が用意されているほか、外装色は全8パターンのボディカラーから選択可能。なお、「smart forfour turbo」の発売は2016年9月頃の予定で、価格は256万円という設定です。

(塚田勝弘)

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メルセデス・ベンツのsmartにカブリオレを含む限定車、ターボ仕様を追加

メルセデス・ベンツのスモールカーであるsmart(スマート)には、2人乗りの「fortwo」と4人乗りの「forfour」が設定されています。

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なお、2人乗りの「fortwo」は、常時買えるカタログモデルではなく、限定車という位置づけ。

クルマとアルコールのたとえはあまり良くないかもしれませんが、季節ごとに登場する限定発売ビールのような展開をするそうです。

新型smartは、発表時のエンジンは1.0Lの直列3気筒NAのみでしたが、今回2台の限定車、そしてカタログモデルにも新たに「smart forfour turbo」を加えることで、計3台のターボモデルが加わることになります。

ブランド違いの兄弟車ともいえる新型ルノー・トゥインゴは、50台のみのローンチ限定モデル(1.0L NAエンジン+MT)をのぞき、0.9Lの3気筒ターボが基本ですが、smartはNAとターボの両方を常時用意。

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先述した3モデルに共通する新型の0.9L直列3気筒ターボエンジンは90ps/135Nmを発生します。既存のNAエンジンに比べて最高出力は19ps、最大トルクも44Nm向上。

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街中でよりキビキビしたスポーティな走りが可能になるだけでなく、高速道路や山岳路などでの走行性能も高まるのは間違いありません。なお、トランスミッションはNAもターボも全車に6速DCTが用意されます。

さらに、低排出ガス車認定(平成17年基準)の4つ星(75%低減レベル) を獲得し、燃費も23.1km/Lの低燃費を実現するなど(smart fortwo turbo matt limitedの場合)、高い環境性能もポイント。

8月3日に発売された「smart fortwo cabrio turbo limited」は、先代smartでも人気の高かったカブリオレモデル。

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シルバーのトリディオンセーフティセルとフロントグリルに人気の高い4色のボディカラー(ラリーレッド、イエロー、クリスタルホワイト、ディープブラック)を組み合わせた各色50台の限定車になります。「ラリーレッド」と「イエロー」にはブラックのソフトトップを組み合わせ、「クリスタルホワイト」と「ディープブラック」にはレッドのソフトトップを装着。

Archivnummer: SSPIP55283電動開閉式ソフトトップは、走行速度を問わず開閉することが可能。本革シートにより質感を高めたインテリアには、ターボ仕様の特徴であるコックピットクロック&レブカウンターなども加わります。限定200台となる「smart fortwo cabrio turbo limited」の価格は、248万円です。

(塚田勝弘)

最強サルーン降臨!メルセデス AMG S63セダン、改良新型で605馬力へ!

メルセデスベンツの最高級4ドアサルーン『Sクラス』のトップモデルとなる、『AMG S63 セダン』改良新型の姿をカメラが捉えました。

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今回はフロントバンパーのみ、カモフラージュが施されています。恐らくエアスプリッター付き新形状エアインテークが配置され、リアに関してはこれから作業に入ると思われます。

Mercedes S63 AMG Sedan Facelift 005

パワートレインは「AMG S63クーペ」と同様、ダウンサイジングされる4リットルV型8気筒ツインターボを搭載、最高馬力は605psが予想されています。

ハイテク面では、新世代安全分点支援システムの導入が見込まれ、名実共に最強サルーンの誕生と言えそうです。

(APOLLO)

日産・ルノーとの共有プラットフォームでメルセデス・Aクラス次世代型はボディサイズを拡大?

メルセデスベンツのCセグメントハッチバック、『Aクラス』次世代型のプロトタイプをキャッチしました。

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コードネーム「W177」と呼ばれる次期型は、ルノー日産と共有する次世代プラットフォーム「MFA」を採用、軽量化及び剛性の向上が図られるとリポートされています。

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また、ボディ構造が根本から見直され、ホイールベース、全幅、全長を延長し、リアのヘッドルームやリアゲートの開口などにも、大幅な改善が期待できそうです。

パワーユニットは1.6リットル及び2リットルの直列4気筒エンジンがアップデートされ、燃費の向上及び馬力アップが見込まれているほか、プラグインハイブリッドモデルの投入の可能性もあります。

ワールドプレミアは2017年のフランクフルトモーターショーが最有力でしょう。

(APOLLO)

後方からはモデルの判別ができない? これぞメルセデス・マジック!

「Sクラス」「Cクラス」に続き、「Eクラス」のフルモデルチェンジを発表したメルセデス・ベンツ。

Mercedes_Benz_E-Class

新型Eクラスの登場により、主力セダンのデザインモチーフが統一された印象ですが、読者の皆さんはリヤビューを見ただけで、S/E/Cクラスの判別は可能でしょうか?

Mercedes_Benz_E-ClassMercedes_Benz_C-Class Mercedes_Benz_S-Class

ちなみに筆者の場合、リヤエンブレムが無い状態ではほとんど無理です。

後続車から見られる機会が多いリヤのデザインをフラッグシップモデルに似せることで、遠方からも一目でメルセデスベンツ車と判るだけでなく、E、Cクラスのユーザーの自尊心をくすぐる効果が期待できそうです。

こうしたクラスレス化のネガポイントをあえて挙げるとすれば、Sクラスが格下クラスの車種と見間違えられる事ぐらいでしょうか。(勿論、サイドから見れば判りますが)

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ちなみに、画像上段が新型Eクラス、下段左がCクラス、右がSクラスです。

いかがでしょうか?

これぞメルセデス・マジックであり、現行Cクラスが大きく販売を伸ばしている要因といえそうです。新型Eクラスも同様に、販売台数を伸ばすのではないでしょうか。

新型Eクラスの受注は「E 200 アバンギャルド」、「E 200 アバンギャルドスポーツ」が7月27日から始まっており、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATICエクスクルーシブ」は10月以降になるようです。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ)

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Sクラスに迫る上質な内・外装 ─ 新型メルセデス・ベンツ「Eクラス」画像ギャラリー

2016年7月27日に発表された新型メルセデス・ベンツEクラス。

ひとまずセダンから発表され、発売開始は「E 200 アバンギャルド」と「E 200 アバンギャルド スポーツ」が7月27日、「E 200 4MATIC アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド」、「E 220 d アバンギャルド スポーツ」、「E 250 アバンギャルド スポーツ」、「E 400 4MATIC エクスクルーシブ」の各モデルは10月以降の予定となっています。

技術面のトピックスは数多くありますが、詳細はこちらでもお届けしたように、最大の目玉は車線変更を含む部分自動運転技術の「ドライブパイロット」でしょう。

さて、Sクラス並の存在感を放つ新型Eクラスは、先代よりもホイールベースを65mm延長し、外観は、長いボンネットからクーペを想わせるルーフライン、そしてショルダー幅の広いテールエンドなど、メルセデス・ベンツセダン特有のフォルムが目を惹きます。

また、モデルラインナップは、最先端の技術と高い質感を備えた「アバンギャルド」、ダイナミックなシルエットが印象的な「AMGライン」をまとい、スポーティな存在感を際立たせた「アバンギャルド スポーツ」、そして、メルセデスの伝統が輝くフロントフェイスに、最先端の安全性/快適性とラグジュアリーを細部にまで宿した「エクスクルーシブ」の3タイプを用意。

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インテリアで目を惹くのは、Eセグメントで初となる2つの高精細12.3インチワイドディスプレイの設定で、ディスプレイを1枚のガラスカバーで融合したコックピット ディスプレイは、宙に浮かんでいるように見えるだけでなく、内装の水平方向の流れを強調する中心要素となっています。

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ドライバーの視野に直接入る多様な情報を表示する大型ディスプレイと、センターコンソール上方にセンターディスプレイを備え、コックピットディスプレイのデザインは、「クラシック」、「スポーツ」、「プログレッシブ」の3つから好みに応じて設定が可能。

また、内装の見どころとして世界初採用となるタッチコントロール機能付ステアリングも見逃せません。スマホなどと同様にタッチセンス機能を内蔵したボタンが用意されているもので、縦方向および横方向のスワイプに正確に反応。

メニュー項目の選択はスワイプ、確定はそのままボタンを押し込むだけという新しいユーザーインターフェイスとなっています。

このボタンにより、インフォテイメントの各機能の操作やシフトレバーなどアクセルとブレーキ以外のほとんどの操作をステアリングから手を離すことなく操作できるそう。

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内装の質感もブラッシュアップされています。高級素材を基調として、オープンポアウッド、アルミ(ブライトアルミニウム)、ハイグロスウッド(ウォールナットブラウンウッド)が採用されています。

快適な乗り心地を実現するため、Cクラスなどでもお馴染みの「AGILITY CONTROLサスペンション」をE 200 アバンギャルド、E 200 アバンギャルド スポーツ、E 200 4MATIC アバンギャルド、E 250 アバンギャルド スポーツに搭載。

通常走行時にはしなやかで快適な乗り心地を確保し、ハードなコーナリング時など一定以上の負荷がかかると、瞬時に減衰力を高められる可変ダンピングシステムです。

通常走行時はオイルの一部がバイパスチャンネルを流れるため油圧抵抗が小さく、一方ハードなコーナリングなどでダンパーに急激な入力がある場合はバイパスチャンネルが自動的に閉じ、100%の減衰力を得られるため最大限の安定性を確保。

メルセデス・ベンツ最新のサルーンとして、Sクラスをも超える最新の機能を満載した新型Eクラスは、装備面、性能面ともにEセグメントをリードする存在になることは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)

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「A6 オールロード」の対抗馬? メルセデス、Eクラスエステートに「オールテレイン」投入へ

メルセデスベンツは、新型Eクラス『エステート』に、より強靭なボディを持つ『エステート オールテレイン』を投入することがわかりました。

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このモデルは、新型Eクラスに搭載されている「エアボディコントロール」により、スムーズな車高変更が可能で、「エステート」よりワイドで強靭なフェンダーやスキッドプレートを持つ、クロスオーバータイプのモデルです。

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オフロードSUVのように車高は高く設定されていないですが、ノーマルモデルより高い走破性を実現し、アウディ『A6 オールロード』をライバルとします。

パワートレインは新型Eクラスと同じラインナップとなり、2016年9月のパリモーターショーでのデビューが期待出来るでしょう。

(APOLLO)

ハイグレードモデルの方が安い!? 価格の逆転現象が起きている中古輸入車セダン

新車のグレード構成は排気量が大きく、装備が充実したハイグレードの方が一般的に価格は高くなります。

しかし中古車では、ハイグレードだから価格が高いとは限りません。ときには小排気量のグレードが高価格となる逆転現象が起きるのです。

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この逆転現象が起きる理由として考えられるのが走行距離、そして大排気量による高額な自動車税そして燃費の悪さによるユーザーの敬遠が挙げられます。

そこで、今回は価格の逆転現象が起きているメルセデス・ベンツSクラスを例に、輸入セダンの中古車では大排気量のハイグレードがいかに買い!であることを紹介しましょう。

まず、検証するのは2005年〜2013年まで販売されていた先代のメルセデス・ベンツSクラスです。

中古車情報サイトカーセンサーnetによると7月19日現在、先代のメルセデス・ベンツSクラスの中古車は約430台流通しています。そのうち約190台はモデル初期の2005〜2006年式となっています。

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2005〜2006年式でベーシックグレードのS350とハイグレードのS500の中古車相場を比較してみましょう。

最高出力272psを発生する3.5LV6エンジンを搭載するS350の2005年式中古車の平均価格は203万円、平均走行距離は7.5万kmです。一方の最高出力387psを発生する5.5LV8エンジンを搭載するS500は平均価格が179万円、平均走行距離は5.9万kmと平均価格も平均走行距離もハイグレードのS500が下回っています。

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同じように2006年式でもS350は平均価格が255万円、平均走行距離が6.7万km、S500の平均価格が245万円、平均走行距離は5.4万kmとS500が割安になっていて、この傾向はS500がS550に名称が変わった2008年式まで続いています。

元々S350の新車時価格が987万円、S500が1260万円と273万円の価格差があり、S500は本革シートが標準装備など装備でのアドバンテージもありながら、走行距離も少なく価格が安くなっているのです。

一方、多くの人が気にしている税金と燃費ですが、自動車税はS350が5万8000円、S500が8万8000円(ともに年額)で3万円差。

燃費は10・15モードでS350が8.4km/L、S500が6.7km/Lで、500km走行するにS350だと59.5L、S500だと74.6L必要でだいたい15.1L差。これをハイオク130円で計算すると1963円となります。年間5000kmで約2万円、年間1万kmで約4万円差です。

もし、中古車を購入する際にこの差を考慮して選ぶと、ハイグレードのほうがお得と言えます。

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同様な価格の逆転現象は、2009年〜2015年に販売されていたBMW7シリーズでも、Sクラスに比べると小さくなりますが起きています。

大排気量エンジン搭載のハイグレードモデルは税金や燃料代で敬遠しがちですが、中古車は購入時の金額だけでなく、ランニングコストもしっかりと考えて選ぶと案外ハイグレード車のほうがお得!といえるケースもあるのです。

(萩原文博)

激安のAMG!137万円プライスダウンしたメルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Editionの価格は583万円

Cセグメントのホットモデルとして、BMWが2ドアクーペのM2クーペを日本に上陸させたほか、限定車ですがフォルクスワーゲン・ゴルフのGTI Clubsport Track Editionが登場するなど、同セグメントには走りを強調したモデルが輸入車を中心に多彩に揃っています。

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なかでも刺激的な走りという意味で、非常に分かりやすく伝わってくるのがメルセデスAMGのA 45 4MATIC。

7月20日、特別仕様車の「メルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Edition」を発表し、全国限定合計100台で注文受付を開始しました。発売は8月上旬が予定されています。

「メルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Edition」は、「メルセデスAMG A 45 4MATIC」をベースに、装備のスリム化を図ることで量産2.0L最強となる381psを発揮するエンジンパフォーマンス、そしてセグメント・ナンバー1となる0-100㎞/h加速4.2秒という圧倒的な動力性能をベース車同様に享受できます。

Archivnummer: SSPIP49893なお、ベース車から廃止される装備は、シート素材(レザー/パワーシート→DAINAMICA/マニュアルシート)、COMANDナビゲーション&TVチューナー、キーレスゴー、リヤアームレストなどとなっています。ボディカラーは「コスモスブラック」が50台限定、「カルサイトホワイト」が50台限定で、内装色は「ブラック(レザーDINAMICA)」。

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「メルセデスAMG A 45 4MATIC Racing Edition」の価格は583万円で、720万円のベース車から137万円安くなっています。

(塚田勝弘)

メルセデスAMG S63クーペ改良新型、今度は「GT R」風新グリルだ!

メルセデスベンツのラグジュアリー2ドアクーペ、『Sクラス クーペ』のハイチューンモデル『AMG S63クーペ』改良新型の姿をカメラが捉えました。

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まず、マスキングされたフロントグリルに注目です。拡大するとメッシュの奥に、6月24日に発表されたばかりの『AMG GT R』と同じ、メッキフィンが縦に配置された「AMGパナメリカーナ」フロントグリルが見えます。

また、フィンで分割されている新デザインのエアインテークも薄っすらと浮かんで見えています。

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まず、マスキングされたフロントグリルに注目です。拡大するとメッシュの奥に、6月24日に発表されたばかりの『AMG GT R』と同じ、メッキフィンが縦に配置された「AMGパナメリカーナ」フロントグリルが見えます。

また、フィンで分割されている新デザインのエアインテークも薄っすらと浮かんで見えています。

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この「パナメリカーナ」グリルは、今後AMGラインナップに順次採用される予定です。

パワートレインは5.5リットルV型8気筒をダウンサイジングした、新開発4リットルV型8気筒ツインターボが搭載され、馬力やパフォーマンスが向上すると思われます。

ワールドプレミアは早くても2017年3月、遅れれば秋頃になるようです。

(APOLLO)

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この「パナメリカーナ」グリルは、今後AMGラインナップに順次採用される予定です。

パワートレインは5.5リットルV型8気筒をダウンサイジングした、新開発4リットルV型8気筒ツインターボが搭載され、馬力やパフォーマンスが向上すると思われます。

ワールドプレミアは早くても2017年3月、遅れれば秋頃になるようです。

(APOLLO)

メルセデス「Gクラス」発売以来38年、初の大刷新か!?

日本では『ゲレンデヴァーゲン』の名称で人気を博し、改良に改良を重ね、キープコンセプトを貫いてきた、メルセデスベンツのオフロードモデル『Gクラス』が、1979年登場以来、38年目にして初の大幅改良がされる可能性が高いことが分かりました。

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衝撃情報はそのエクステリアです。

今回捉えたプロトタイプは、現行モデルで武装したミュールボディですが、市販型では次世代プラットフォームにより、全幅を約10センチ拡大、独立懸架新フロントサスペンションを採用し、2012年のロサンゼルスオートショーで公開された近未来オフロード、『エナーGフォース コンセプト』からデザインを取り入れるとリポートされています。

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また、軽量素材を使用し車重は約150kgの減量を実現するほか、電気系統も全て大刷新し、次世代安全運転システムが多数採用されると予想されています。

パワートレインにも注目だ。メルセデスベンツが20年振りに復活させる、新開発直列6気筒エンジン「M256」が搭載される可能性が高いようです。

40年近くキープコンセプトを貫き、大刷新された車といえば、近年ではジャガーのフラッグシップサルーン『XJ』が思い出されます。

過去を脱ぎ去った新デザインには、賛否両論が巻き起こりましたが、果たしてこの「Gクラス」はどんな進化を見せるのでしょうか。

ワールドプレミアが予想される2017年フランクフルトモーターショーに注目です。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ日本が「クルマを置かないショールーム」を代官山に開設!

メルセデス・ベンツ日本(MBJ)がCCCマーケティングとのコラボレーションにより、代官山蔦屋書店内にデジタル・ツールを活用してメルセデスブランドを体験できる「メルセデス・ベンツ ライフスタイル ラウンジ」を2ヶ月限定で開設しました。

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VR(バーチャル・リアリティ)による製品体験ができるほか、関連書籍やオリジナルグッズの展示など、メルセデス・ベンツとともに暮らす上質なライフスタイルを提案。

ラウンジ内には、メルセデスの商品に関する知識をもったプロダクト・エキスパートが常駐しており、製品に関する質問に応じてくれます。

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また、無料の試乗プログラム「トライアルクルーズ」を展開、メルセデス・ベンツおよびスマートの試乗を気軽に楽しめます。

MBJは2011年7月にレストランとカフェを併設した世界初のクルマを売らないショールーム「メルセデス・ベンツ・コネクション」を東京・六本木に開設しました。

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2013年4月には大阪にも拠点を追加、翌年5月には東京ミッドタウン内に、よりカジュアルにブランド体験できる施設「メルセデス ミー」をオープンさせています。

さらに2015年7月には、人の往来の多い羽田空港内にも出店するなど、同ブランドの「敷居の高さ」を取り払う取組みが本格化。

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MBJ上野社長が就任後に打ったこれらの施策は、新型「Aクラス」に続く「CLA」、「GLA」といった矢継ぎ早の派生エントリーモデルの投入と相まって、新たな顧客層の獲得に大きく寄与したようです。

また、Sクラス以降、CクラスやEクラスを含め、ボディデザインに一貫性を持たせた上で、安全装備などを充実させたことが奏功、それまで年間3万台程度だった販売台数は2015年に6万台超にまで拡大、輸入車トップのシェア(約20%)を獲得するまでになっています。

TSUTAYA今回、MBJとCCCマーケティングが代官山蔦屋書店でスタートさせた「クルマを売らないショールーム」戦略に続く、「クルマを置かないショールーム」についても、今後の新車販売にどのように寄与するのかが大いに注目されます。

Avanti Yasunori・画像:メルセデス・ベンツ日本、TSUTAYA)

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メルセデス・Aクラス次世代型をキャッチ!まさかのSUVテイスト!?

コードネーム『W177』と呼ばれる、メルセデス・ベンツ「Aクラス」次世代型のプロトタイプの姿を初めて捉えました。

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先日捉えた次世代型「GLE」クラス同様、初期プロトタイプ特有の重いカモフラージュが施されていますが、いくつかの情報を入手しました。

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まず、次期型はより大きなフロントグリルに派手なヘッドライトを持つといい、さらに写真からはルーフエンドがラウンドしており、よりスポーティーになっている様子が窺えます。ただし、Cピラーが厚みを持ち、ハッチバック姿はそのまま、若干のSUVテイストになるという情報も入ってます。

新世代アーキテクチャーが採用され、リアのヘッドルームやリアゲートの開口などにも大きな改良がされるようです。

ハイテク面では、次世代クルーズコントロールやインフォテインメントシステムが期待され、ワールドプレミアは2017年のフランクフルトモーターショーが有力です。

(APOLLO)

新たなコンパクトSUV「GLB」をメルセデス・ベンツが計画中!

メルセデス・ベンツが新たなコンパクト・クロスオーバーSUVを開発しているとの情報を画像と共に入手しました。

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現在メルセデスベンツのSUVラインナップは下から「GLA』「GLC」「GLE」「GLS」となっています。ラインナップのうち、スポーツタイプ及びミニバンの「Vクラス」以外でSUVを持たないのは「Bクラス」だけです。

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現在メルセデスは、そのBクラスベースの新たなクロスオーバーSUVを計画しており、その名称は「GLB」となる可能性が高い事が分かりました。

今回、撮影に成功したプロトタイプは、GLAのボディの車高を上げ、ホイールベースを延長、さらに全幅も拡げた試作車となっています。

「GLB」は、現行モデルの「Aクラス」や「Bクラス」に採用されているアーキテクチャーの、第2世代FFプラットフォーム「MFA2」を採用し、「GLA」よりも余裕のあるキャビンを持つことになります。

もちろん、その上に位置する「GLC」より小さく、その間を埋める役目を担い、パワートレインは、2018年にワールドプレミアが予定されている「Bクラス」次世代型と共有、2018年から2019年にワールドプレミアを計画していると噂されています。

(APOLLO)

プラグインハイブリッド対決! BMW 330eとメルセデス・ベンツC 350 eの違いとは?

2016年3月から納車が開始されているプラグインハイブリッドのBMW 330e。

EV走行距離は36.8kmとやや短いものの、120km/hまでモーター走行が可能で、そこにBMWらしい走りが備わっていれば気になる存在ではないでしょうか。

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554万〜599万円という価格帯も注目点で、最大のライバルといえるメルセデス・ベンツのC 350 eアバンギャルドが721万円という高めの設定ですから、BMW 330eの価格帯は確かに戦略的といえそう。

なお、C 350 eアバンギャルドはEV走行が28.6km、最高速は130km/hとなっています。

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では、両車を比べるとBMW 330eの勝ちでキマリか、というとそんな簡単ではありません。

BMW 330e は2.0Lの直列4気筒ターボエンジンと8ATによるパワートレーンを搭載し、184ps/5000rpm、290Nm/1350-4250rpm、モーターは88ps(65kW)/2500rpm、最大トルク250Nm。システムトータルの最高出力は252ps(185kW)、最大トルクは420Nmとなっています。

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一方のC 350 eアバンギャルドは、211ps/350Nmというパワフルな2.0L直列4気筒ターボに、82ps(60kW)/340Nmというモーター、システム出力も279ps(205kW)/600Nm。パワー、トルクともに圧倒的に上回っています。

同じコースを乗り比べたわけではありませんが、BMW 330eもアクセルを踏み込めばまさしく必要十分といえる力強さが得られるものの、まさにスポーツハイブリッドといえるC 350 eアバンギャルドの「いざ」という時のトルク感、加速力の伸びも明確に違います。

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トランスミッションはBMW 330eは8AT、C 350 eアバンギャルドは7AT。ただし、実際の走行フィールはどちらもスムーズでほとんどケチのつけようがない印象ですから、気になるポイントとはいえないでしょう。

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なお、JC08モードハイブリッド燃費はBMW 330eが17.7km/L、C 350 eアバンギャルド(セダン)のJC08モード燃費が17.2km/Lとほぼ互角となっています。

(文/塚田勝弘・写真/前田惠介、小林和久)

プラグイン車両の利便性を高めるメルセデスのワイヤレス充電

メルセデスに代表されるプレミアムブランドを展開するダイムラーが「TecDay」と名付けた技術発表会をドイツにて開催しました。

次世代に向けて、様々なテクノロジーが発表された中に、電気自動車やプラグインハイブリッドなどの利便性を上げるアイデアがありました。

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それが「非接触充電」です。駐車場の床面と車両側それぞれにコイルを配置することで実現するダイムラーの非接触充電は、最大3.6kWの出力が可能で、伝送効率は約90%といいます。

非接触充電自体は他メーカーも実験・デモンストレーションをしていますが、2017年にSクラスのプラグインハイブリッド車にオプション設定するというロードマップを描いていることが、ダイムラーの先進性です。

非接触充電システムが現実となれば、駐車場に止めるたびに充電プラグを車両に接続するといった手間がなくなるため、充電を忘れてしまうことも減り、ユーザーは意識することなくプラグインハイブリッドであるメリットを享受できるというわけです。

(山本晋也)

世界初! メルセデスが外部充電可能な燃料電池車「GLC F-CELL」を2017年に発売

メルセデス・ブランドを擁するダイムラーグループが、次世代環境テクノロジーの数々を発表しています。その中でも間もなくやってくる未来として注目されるのが「GLC F-CELL」です。

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長年、燃料電池車の研究に注力しているダイムラー(メルセデス)ですが、CクラスのSUVであるGLCをベースにした燃料電池車の特徴は外部充電(プラグイン)に対応していることにあります。

700気圧の水素タンク(搭載量は約4kg)と従来より3割も小型化したという燃料電池スタックに、外部充電可能な9kWhものリチウムイオンバッテリーをプラスすることにより、水素が手に入らない状態でも50kmの走行を可能としているのです。

燃料電池を含めた航続可能距離は約500km(NEDCモード)、現時点ではプロトタイプということですが、2017年には発売を予定しているというリアリティのあるプラグイン燃料電池車。

コンセプトとしては過去にも存在していましたが、実際に発売を予定しているのは、世界初ということになるとダイムラーはアナウンスしています。

(山本晋也)

開発コードを冠した限定車、Gクラス「Edition 463」は驚きの価格!

メルセデス・ベンツの中でも孤高の存在といえる「Gクラス」。

6輪仕様やラリー強化ツインサスペンション仕様を投入するなど、限定車を中心とした話題喚起、商品力向上に余念がありません。

Edition463

2016年6月16日に発売を開始し、9月以降の納車が予定されている特別仕様車の「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」、「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」も限定車となっています。前者は93台、後者はわずか3台限定。

ベース車は、Gクラスの中でも圧倒的なパフォーマンスを誇る「G 63」と「G 65」。Gクラスの開発コード「463」が車名に含まれていますが、その名に恥じない特別仕様車となっています。

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「G 63」は、最高出力571ps(420kW)、最大トルク760Nmを誇る5.5L V8直噴ツインターボエンジンを搭載。

Edition463_G65_01一方の「G 65」に搭載されている6.0L V12ツインターボエンジンは最高出力630ps/1000Nmという圧倒的なハイパワーと強大なトルクを誇り、最もパワフルなプレミアムSUVとして君臨しています。

今回の特別仕様車には、究極のオフローダーとしての圧倒的な「走破性」そして「スポーティ」というキーワードのもと、特別装備を内・外装に満載。外観では、フロントのステンレスアンダーカバー、サイドのダークアルミニウム調ストリップラインとAMGスポーツストライプ(デカール)が存在を主張しているほか、通常モデルには用意されていない21インチの専用デザインである「AMG5ツインスポークアルミホイール」が装備されています。

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インテリアでは、上質さを演出する「designoエクスクルーシブインテリアパッケージ(Mercedes-AMG G 65には標準装備済み)」に加えて、同限定車専用のカーボン調デザインを施したレザーシートとAMGカーボンファイバーインテリアトリムが組み合わされていて、スポーティムードを演出。

「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」のボディカラーには、「designoミスティックホワイト2(52台限定)」と「オブシディアンブラック(41台限定)」の2色を設定し、いずれも21インチホイールにはマットブラックを採用。

一方の「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」には、「designoグラファイト」の外装色に、セラミックポリッシュホイールが組み合わされ、スタイリッシュな印象に仕上げられています。

気になる価格は、「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」が2160万円、「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」が3672万円です。

(塚田勝弘)

メルセデスベンツGLE次世代型を早くもキャッチ!

メルセデス・ベンツのミドルクラス・クロスオーバーSUV『GLE』次世代モデル、「W167型」初プロトタイプの姿をスクープに成功しました。

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現行モデルは「Mクラス」がフェイスリフトされたタイミングで「GLE」に改名、日本では2015年に発売されたばかりの新型車。

ですが、「W166型」Mクラス最終型は2011年から発売されているので、タイミング的には早過ぎ、というわけではありません。

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厳重なカモフラージュの中にも、次世代型の幾つかの特徴が分かりました。

まず車高が低く、前後フェンダーがワイドになっている他、ルーフエンドもラウンドして、車幅はコンパクトにされているようにも見えます。また、Cピラーと側面のガラス部分が完全に隠されており、ここは大きな変化がありそうです。

プラットフォームには現在最新の「MRA」の後継次世代プラットフォームが採用され、フロントオーバーハングが短縮、ホイールベースが延長されているのもレポートされています。

その他大きな進化は、車重を250kg以上軽量化、20%以上の燃費改善、CD値は現在の0.32から0.30へ向上するという情報です。

ワールドプレミは2018年内の可能性が高いようです。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツSLKからSLCへ。生まれ変わった人気の2シーターモデル

SUVを中心に、車名変更を含むラインナップの拡充を図っているメルセデス・ベンツ。

2011年から2014年まで「日本で一番売れていたオープンカー」のSLKが、メルセデスのロードスターを意味する「SL」に、車格を表す「C」が組み合わされ、「SLC」に生まれ変わりました。

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なお、「C」クラス系のSUVは「GLC」ですから少し混乱しそうですが、「SL」の知名度が高いだけに「SLC」もすぐに浸透しそう。

「新型」となったSLCは、ロングノーズ&ショートデッキのフォルムはもちろん踏襲されていて、刷新されたリヤバンパー、テールランプによりワイド感を強調。

さらに、サイドにエアダクトデザインを施すことで、スポーティムードが高められています。

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機能面では、リバース操作に連動して車両後方の映像が映し出されるリヤビューカメラを全車に標準装備。

ほかにも、「LEDハイパフォーマンスヘッドライト」をベースに、走行状況や天候などに応じて最適なモードを自動で選択する「インテリジェントライトシステム」などが用意されています。

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SLCの特徴であるバリオルーフは、ルーフフレームにマグネシウム合金を採用することで、軽量化と低重心化を実現。停車時に開閉操作を開始すると、開閉動作は約40km/hまで継続するようになり利便性も向上しています。

ほかにも、スイッチ操作でルーフトップの透過率を変更できる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」も引き続き搭載されています。

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エンジンは「SLC 180」「SLC 180 Sports」「SLC 200 Sports」に、第3世代の直噴システムの「BlueDirect」を搭載。

「SLC 180」「SLC 180 Sports」には、1.6Lの直列4気筒直噴ターボを搭載し、156ps/250Nmというスペックを発生。なお、カタログ燃費は14.9km/Lとなっています。

「SLC 200 Sports」は、2.0Lの直列4気筒直噴ターボを組み合わせ、184ps/300Nmというアウトプットを得ながら、1.6Lとそれほど遜色のない14.2km/Lという燃費を両立。

トランスミッションは全車9ATに進化。滑らかな変速と燃費や静粛性向上に寄与しています。

さらに、5つのモードを用意する「ダイナミックセレクト」も標準装備され、シーンに応じて走り方を変えられるのも魅力。

最上級の「メルセデスAMG SLC 43」には、AMG専用開発の3.0L V6ツインターボが積まれていて、367ps/520Nmを発揮。0-100km/h加速は4.7秒(欧州参考値)という俊足を誇ります。

価格は「SLC 180」が530万円、「SLC 180 Sports」が590万円、「SLC 200 Sports」が685万円、「メルセデスAMG SLC 43」が970万円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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メルセデス・ベンツVクラスがアドブルー・タンクの大型化と新グレードを追加

2015年10月に日本でも発表され、今年1月から販売を開始しているメルセデス・ベンツの新型Vクラス。先代よりも丸みを帯びたフロントマスクはモダンになり、インテリアも大幅に洗練されています。

V-Klasse AVANTGARDE, AMG Line (PS2), 48,3 cm (19") AMG Leichtmetallräder im 7-Doppelspeichen-Design, hochglanzschwarz lackiert und glanzgedreht (RK4), bergkristallweiß (9134)

パワートレーンは2.2Lの直列4気筒ディーゼルターボの「Blue TEC」に7ATという組み合わせのみ。ディーゼルの排ガス処理はやや高額となりがちではありますが、AdBlue(尿素水溶液)インジェクターとSCR触媒コンバーターが使われています。

その走りっぷりは、ディーゼルターボらしい分厚いトルク感を味わうには重量が重すぎる印象がありますが、シーンを問わず過不足なく走るのはいかにも欧州の実用車的な走りといえそう。

その、Vクラスが6月1日に一部改良を受けました。

全車、尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)」タンクの大型化(11.5Lから25Lに拡大)を実施し、補充サイクルが大幅に伸び、約2万kmまで継続走行が可能となっています。なお、 アドブルーの補充サイクルはあくまで目安で、使用環境や運転方法に応じて異なるとしています。

さらに、新グレードの「V 220 d Sports long」を追加しています。

ベース車は「V 220 d AVANTGARDE long」で、内・外装のスポーティでスタイリッシュな印象をより強調する「AMGライン」を採用。

エクステリアには、「AMGデザインエクステリア (フロントスポイラー、リヤバンパー、リヤルーフスポイラーリップ)」、専用となる19インチ「AMG 7ツインスポークアルミホイール」を用意し、スポーティムードが強調されています。

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一方のインテリアには、カーボン調インテリアトリム、ステンレスアクセル&ブレーキペダル(ラバースタッド付)を装備。さらに、現在販売中のVクラスとして初めてパノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付)を標準装備しているほか、安全性を高める最新の「レーダーセーフティーパッケージ」も標準装備。

価格帯は550万〜819万円で、新設定された「V 220 d Sports long」は819万円という最上級グレードになっています。

(塚田勝弘)

日本向けは限定8台!希少な「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」

44年ぶりに「復活」を果たし、ラグジュアリークラスに加わったSクラス カブリオレ。

自動車博物館などに出かけると、もっと昔から4シーターオープンがあったことに気がつくと思いますが、最近は衝突安全や燃費面などクリアすべき要件も多く、リーマンショック直後は世界的に高級車の買い控えが起きていたという指摘もありました。

Archivnummer: SSPIP52776

ここ数年は、高級車のニーズが高まるなどマーケットが整ってきた側面も「復活」を後押ししたのかもしれません。

そのSクラス カブリオレの発表とメルセデス・ベンツの定義による「自動車生誕130周年」を記念し、内・外装に特別装備が採用された限定車「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」も同時に発表されています。

2016年6月2日(木)から2016年7月6日(水)までの期間限定で注文受付を開始。

Archivnummer: SSPIP52785

日本向けは8台で、全世界限定130台という希少なモデルである「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」には、通常の塗料の1/3〜1/10の粒子の塗料を用いることにより、通常の塗料では再現できないというエクステリアを演出する「アルビームシルバー」に、「ボルドーレッド」のソフトトップが組み合わされています。もちろん、同限定車だけに用意された塗装です。

Edition130________________

インテリアには、高級感とスポーティさを兼ね備える「AMGカーボン ファイバー/ピアノラッカー」のトリムにより質感とスポーティ感を向上。

また「Burmester 3Dハイエンドサラウンドサウンドシステム」を標準装備するほか、ステアリングおよびカップホルダーには同仕様車限定の「Edition130」エンブレムを配置。フロアマットも同限定車専用となっています。

贅の限りを尽くした「メルセデスAMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」の価格は3251万円です。

(塚田勝弘)

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フェイスリフトを受けた新型メルセデス・ベンツSLが登場

Sクラス カブリオレ、弟分のSLCと共にプレス発表会の場で披露された新型メルセデス・ベンツSLは、フェイスリフトを中心に3.0L V6直噴エンジンや9ATの採用などがトピックス。

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新しいフロントマスクのモチーフは、直立気味のフロントグリルが印象的だったレーシングモデルの「300 SLパナアメリカーナ」。同モデルは、1952年に登場した世界初のガソリン直噴エンジンとする2シータークーペです。

そのフロントマスクは、末広がりの形状として安定感とスポーティ感を増しているのが印象的。インテリアでは、ドアのベルトラインとダッシュボード上部を一体化させているほか、4つの円形エアアウトレットがスポーティムードを演出しています。

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エンジンは全4タイプが用意されています。

3.0LのV6直噴ツインターボを新たに「SL 400」に搭載。高性能の直噴システムはもちろん、カムシャフトアジャスター、メルセデス・ベンツが得意とする「NANOSLIDE」加工をシリンダー壁面に施すことで摩耗損失を低減させるなどにより、367ps/500Nmというアウトプットと、11.6km/Lというカタログ燃費を得ています。

なお、「SL 500」には455ps/700Nmの4.7L V8直噴ツインターボ、「SL 63」には585ps/900Nmの5.5L V8直噴ツインターボ、そして「SL 65」には630ps/1000Nmを誇る6.0LのV12気筒ツインターボが搭載されています。

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トランスミッションは、「SL 400」と「SL 500」に電子制御9速ATの「9 G-TRONIC」を新たに搭載。ダイナミックかつスムーズな変速と、エンジン回転数を抑えることで静粛性と燃費向上に寄与します。

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また、SLの特徴である「バリオルーフシステム」も刷新され、約40km/h以下なら走行中でもルーフ開閉が可能(ただし、開閉を開始できるのは停止時のみ)。ルーフを開ける際はトランク内のカバーが自動で作動し、いつでもワンアクションで操作ができるようになっています。

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価格は「メルセデス・ベンツ SL 400」が1265万円、「メルセデス・ベンツ SL 550」が1698万円、「メルセデスAMG SL 63」が2277万円、「メルセデスAMG SL 65」が3383万円です。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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44年ぶりに「復活」した超高級4シーターオープン!「Sクラス カブリオレ」は2145万〜3417万円

1961年から71年まで約10年間販売されたW111以来、44年ぶりとなる「ラグジュアリー4シーターオープン」。メルセデス・ベンツの4シーターオープンは、Eクラスにカブリオレが設定されていますが、Sクラスとなると半世紀近い年月が経っていたわけです。

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SLでも十分過ぎるほどのインパクトですし、コンパクトなSLCもスポーティな雰囲気が増していますが、Sクラス カブリオレの存在感はまさに別格。

全長5044×全幅1913×全高1430mm(欧州参考値)という巨体は、どこから眺めても「オープン」とは思えないほどのボディマスの大きさが際立っています。

S_Class_Cabriolet_03しかし、流麗なサイドビューは、オープン時にはスッキリとした眺めで「アコースティックソフトトップ」と呼ばれる幌を閉じた状態のリヤビューは非常にエレガント。

その大きさからあくまで「迫力満点」という印象は逃れられませんが、曲線も巧みに盛り込まれていることから、このクラスのオープンに欠かせない優雅なムードも感じさせます。

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ソフトトップは3層構造で、50km/h以下なら走行中でも約20秒で開閉可能と、大きさの割に素早く開け閉めが可能で、閉める際はトランク内で自動的に展開されるラゲッジカバーに格納されるそう。

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「アコースティックソフトトップ」は、ブラック、ブルー、ダークレッドがあり、ボディカラーにより組み合わせられます。

インテリアが醸し出す優美でゴージャスな雰囲気は外観以上かもしれません。

とくに、AMG専用「dssignoエクスクルーシブナッパレザー」に、海洋船をイメージしたというディープシーブルーとポーセレンの組み合わせを含む、セクシーなインテリア3色を用意。

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パワートレーンは、「S 550」向けの4.7L V8ツインターボ+9AT(455ps/700Nm)、「S 63 4 MATIC」系の5.5L V8ツインターボ+7AT(585ps/900Nm)、「S 65」に搭載される6.0LのV12ツインターボ+7AT(630Nm/1000Nm)という3本立てで、「S 550」と「S 65」がFR、「S 63 4MATIC」系が「4MATIC」の車名どおり4WDとなっています。

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価格は「S 550カブリオレ」が2145万円、「メルセデス AMG S 63 4MATIC カブリオレ」が2750万円、「メルセデス AMG S 65 カブリオレ」が3417万円、限定車の「メルセデス AMG S 63 4MATIC カブリオレ Edition 130」が3251万円です。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久、塚田勝弘)

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メルセデス・ベンツ Sクラス、改良型のインパネが露出!

メルセデス・ベンツの旗艦サルーン『Sクラス セダン』改良型、今度はインパネの撮影に成功しました。

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インパネはウィンターテストでも撮影に成功していましたが、その時はまだ現行モデルを流用していたようで、新たに捉えた画像には新型3本スポーク・ステアリングホイールやフラットになったコンソールボックスなどを見ることができます。

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刷新されるヘッドライトには、新デイタイムランニングライトを備えた「マルチビームLEDヘッドライト」を装備し、フロントバンパー、エアインテーク、及びリアバンパーなどがリフレッシュされるようです。

パワートレインには、往来のV型6気筒から新開発直列6気筒へ進化するほか、「Eクラス」にも搭載されている、2リットル直列4気筒ターボなどもラインナップされる可能性が高いようです。

ワールドプレミアは、早ければ2016年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

日産とメルセデスが共同開発する新型ピックアップトラックは「Xクラス」!?

2015年4月、ダイムラーと日産はピックアップトラックの共同開発を発表。日産は『NP300』を既に公開しています。

現在はメルセデス版の発表が待たれている状況ですが、プロトタイプがテストドライブを始めたようです。

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スクープレポートによれば、その名称は「Xクラス」と名乗る可能性が高く、「NP300」とは多くのコンポーネンツを共有する兄弟車となるようです。

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カモフラージュされているフロントマスクは「NP300」と比べると釣り上がるデザインのヘッドライトは似ているようにも見えます。

メルセデス版はよりワイルドなデザインが採用されるとも噂されており、アグレッシブなバンパーにフロントグリルにはスリーポインテッドスターが入り、メルセデスベンツ版の誕生となりそうです。

(APOLLO)

510馬力のメルセデスAMG GLC63、迫力のフルヌード

2016年3月のニューヨークモーターショーでワールドプレミアを果たした『メルセデスAMG GLC 43 4MATIC』ですが、さらにその上に位置する「AMG GLC63 4MATIC」がこの秋登場を前に、迫力のフルヌードで現れました。

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細部が完全露出していませんが、ヘッドライトやグリルはもちろん、今まで隠されていた「GLC43」とは異なる、バンパーや大口エアダクトの形状もネット越しに確認できる、ほぼフルヌード姿です。

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パワートレインには「AMG C63」から流用される4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、「GLC43」の367psを超える476psを発揮します。また、上級モデルの「S」には、最高馬力510psまでチューンされ、これは今後登場するライバル、BMW「X3M」を超えると予想されます。

エクステリアでも「GLC43」以上に躍動感のあるエアロキットを装着し、差別化をするようです。

(APOLLO)

4月の輸入車販売、メルセデス・ベンツは中古車でも首位!

日本自動車輸入組合の発表によると、4月の輸入車(乗用車)の販売台数は1.6万台(前年同月比+6.0%)と伸びています。

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ブランド別では首位がメルセデス・ベンツで3,556台(+11.5%)、2位がBMWで2,632台(+9.6%)、3位がVWで2,346台(-8.0%)となっています。

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売れ筋ベスト10には、メルセデス・ベンツがCクラス、CLAクラス、Aクラスの順、BMWが3シリーズ、2シリーズ、1シリーズの順、VWがゴルフ、ポロの順でそれぞれランキングされています。

一方、4月の輸入中古車販売台数(乗用車)については、4.1万台(前年同月比-1.5%)と、3か月ぶりに前年同月実績を下回っています。

車種別では、普通乗用車が33,714台(-0.8%)、小型乗用車が7,242台(-4.3%)。

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ブランド別では、首位がメルセデス・ベンツで9,113台(-0.6%)、2位がBMWで8,926台(-1.2%)、3位がVWで6,269台(-7.8%)となっています。

このように、メルセデス・ベンツは新車、中古車ともに輸入車で最も売れているブランドとなっています。

Avanti Yasunori ・画像:日本自動車輸入組合)

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メルセデスの世界NO.1商用バン、次世代型が初テスト!

メルセデスベンツが1977年から発売していた商用バン『T1バン』の後継モデルとして、1995年から発売さしている「スプリンター」の次世代型が、テストドライブを開始しました。

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「スプリンター」は貨物車をはじめ宅配やキャンピングカーなど、商用バンとしてバリエーションを豊富に持ち、世界130カ国、280万台を販売しています。今や世界で最も人気のある一台といえます。

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ボディはまだ現行モデルのミュールのため詳細は不明ですが、フロントグリルが拡大し、ヘッドライトがシャープになっているフロントマスクが分かります。

ワールドプレミアは2017年内が有力です。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ「S 550 e long」が一部改良でPHVらしさを強調

一部改良前の価格は1620万円と、「マイバッハ」を含めて998万〜3264万円という価格帯となるメルセデス・ベンツSクラスにおいては中間グレードといえる「S 550 e long」が一部改良を受けました。

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「e」というグレード名からも分かるように、同車はプラグインハイブリッドモデル。「long」が示すように全長は5250mm、ホイールベースは3165mmと標準ボディよりもそれぞれ130mm延長されたロングホイールベースモデル。

エンジンは333ps/480Nmを誇る3.0LのV6「BlueDIRECT」ツインターボを搭載し、115ps(85kW)/350Nmという高出力のモーターの組み合わせによりV8エンジンに匹敵するパワーを実現。

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また、安全性の高さも最上級セダンにふさわしく、ミリ波レーダーによる部分自動運転技術をゼロエミッションに活用するなど、環境性能も高めた「インテリジェント」プラグインハイブリッドモデルを謳っています。

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なお「インテリジェントドライブ」のキモとなるのがクルマの周囲360度をカバーする複合的なセンサーシステム。

フロントウインドウ内側のステレオカメラが最大500mの範囲で大まかな様子をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉えます。

ミリ波レーダーセンサーは前後バンパーの側面に内蔵され、25GHzの短距離がレーダー4つ、ラジエータグリル奥の77GHzの中・長距離レーダーが1つ、リヤバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1つの合計6つから構成。

カメラやセンサーが得たデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両や横切る車両、後方車両や対向車はもちろん歩行者なども検出し、状況によりアクセルとブレーキ、ステアリングを自動でアシストする機能になっています。

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今回の変更では、ヘッドライトのレンズを「ブルーリング」で縁どり、さらにフロントブレーキキャリパーにブルーペイントを施すことで、プラグインハイブリッドモデルであることを強調。また、フロントフェンダーの左右に「PLUG-IN HYBRID」ブルーサイドエンブレムが配置されています。

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一部改良を受けた「S 550 e long」価格は1638万円で、改良前から18万円アップとなっています。

(塚田勝弘)

自動車生誕130周年を記念した「メルセデスAMG GT」期間限定で販売

すでにご存知の方もいるでしょうが、内燃機関で走る世界初の自動車といえば、1886年に登場した「ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン」と言われています。

馬車に代わる乗り物として発明され、15km/hでの走行が可能だったとか。

それから130年を経た2016年。メルセデス・ベンツ日本は自動車生誕130周年を記念して「メルセデスAMG GT S 130th Anniversary Edition」を2016年5月12日から8月31日までの期間限定で販売すると発表しました。

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この特別なモデルのベースとなるのは、メルセデス・ベンツのハイパフォーマンスモデルを手掛ける「メルセデスAMG」が2015年に国内でも販売を開始した「メルセデスAMG GT」。同社のレーシングスピリットと技術を余すことなく注ぎ込んだ象徴的な1台であります。

エンジンは4.0L V8直噴ターボが搭載され、上級グレードの「AMG GT S」では最高出力510ps、最大トルク650Nmと圧巻の性能を発揮します。

今回の特別仕様車では「AMG GT S」をベースに通常では設定されていない専用エアロパーツ(フリック、サイドスカート、固定式リアスポイラー)で武装したほか、鍛造で軽量な19/20インチAMGマルチスポークアルミホイールを装着。

随所にブラックのアクセントを加えたことで、外観を引き締め、スポーティな装いを強調したとのこと。

また、インテリアではサイドサポートの張り出しを強めてコーナリングでの体のホールド性を高めた上で、ナッパレザーやシートヒーターで質感と快適性にもこだわったAMGパフォーマンスシートを採用。

そのほかにも、ブラックピアノラッカーウッドトリムといった専用仕立てや、ベース車には設定のないBurmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムを搭載している点にも注目です。

車両本体価格はベースの「AMG GT S」より210万円高い2140万円となっています。

(今 総一郎)

メルセデスAMG GTが一部改良、装備充実化で価格もアップ

SLS AMGに続くメルセデスAMG社による完全自社開発となるメルセデスAMG GTは、2015年5月に日本でも発表され、約1年後となる今年の5月12日に一部改良を受けました。

エンジンは4.0LのV8ツインターボを搭載し、トランスミッションはAMGスピードシフトDCTが組み合わされています。

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今回の一部改良は装備関連が中心。「メルセデスAMG GT」では、「ベーシックパッケージ」の標準化がトピックスで、ナッパレザーシート(シートヒーター付)、キーレスゴー、ハンズフリーアクセス、メモリー付パワーシート(運転席・助手席)、電動チルト&テレス コピックステアリング、イージーエントリー(ステアリング)、リバースポジション機能付ドアミラー(助手席)、プライバシーガラスを用意。

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さらに、ボディカラーのメタリックペイントを標準化し、「ダイヤモンドホワイト」、「ヒヤシンスレッド」、「イリジウムシルバーマグノ」、「セレナイトグレーマグノ」を設定(AMGソーラービームを除く)。

上級グレードの「メルセデスAMG GT S」では、「AMGパフォーマンスシート」、「Brumesterサラウンドサウンドシステム」、「盗難防止警報システム(牽引防止機能、室内センサー)」からなる「エクスクルーシブパッケージ」を標準装備としているほか、「AMGダイナミックパッケージプラス」の一部装備である「ダイナミックエンジントランスミッションマウント」、「AMGパフォーマンスステアリング(レザーDAINAMICA/ステッチ入)」、「イエローメーターゲージ」が標準装備化されています。

また「AMG GT」と同様にボディカラーのメタリックペイント(「ダイヤモンドホワイト」、「ヒヤシンスレッド」、「イリジウムシルバーマグノ」、「セレナイトグレーマグノ」)を標準化(AMGソーラービームは除く)。

価格は「メルセデスAMG GT」が1650万円、「メルセデスAMG GT S」が1930万円で、前者は70万円アップ、後者は90万円のアップとなっています。

(塚田勝弘)

謎のメルセデスAMG S63を発見。コンパクトボディの正体は!?

カメラマンから送られてきた「メルセデスAMG S63クーペ」の写真、一見普通に見えますが、横からの画像を見るとボディが不自然に切り詰められており、コンパクトになっているのが分かります。

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カメラマンに情報を確認すると「メルセデスAMG S63クーペ」のコンセプトモデルではなく、次世代「SL」のミュール試作車ではないか、とのこと。

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メルセデスのオープンモデルは2019年に「SLK」、2020年に「SL」の発表が予定されており、今回はその次世代モジュラーシャシーのテストのようです。

次期「SL」はダウンサイジング化が噂されており、3リットルV型6気筒エンジンの搭載が見込まれています。

(APOLLO)

ダイムラー、ハンガリーのケチケメート工場拡張のため、5.8億ユーロを投資

ダイムラーは、現在メルセデス・ベンツ「Bクラス」と同「CLA」・「CLAシューティングブレーク」を生産しているハンガリー・ケチケメート工場に5.8億ユーロ(約700億円)を追加投資すると4月29日付けで発表しました。

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ダイムラーは今回の追加投資でケチケメート工場をメルセデス・ベンツの次世代コンパクトカーの生産拠点にする考えを表明しています。

ケチケメート工場は2012年に操業を開始し、今年の2月15日に累計生産50万台を達成したばかりで、2015年末までにダイムラーはケチケメート工場に10億ユーロ(約1200億円)を投資してきました。

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今回の追加投資では、約2.5億ユーロを費やして99000平方メートルの面積を備えた新工場が増設されます。この新工場には自動車車体のプレス工場と生産ラインが設けられています。

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新工場の生産ラインには、自動車ボディの表面処理をするための設備や組立ロボットが備えられるとともに、次世代小型車の最終組立セクションでは、自動車組立に必要な部品が無人輸送車両が搬送するバスケットに搭載されて最終組立セッションへ自動的に運ばれるようになるなど、先進の生産システムが用意される予定です。

(山内 博・画像:ダイムラー)

ベールを脱いだ! メルセデスEクラス・クーペ次期型

メルセデス・ベンツの4ドアサルーン「Eクラス」の派生モデル、「Eクラスクーペ」次期型が再び現れました。

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再びカメラが捉えたプロトタイプはグリルがむき出し、以前が隠されていたボンネットやトランクリッドなどもベールを脱いでいる状態でした。

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現行モデルのクーペは「Cクラス」とシャシーを共有していましたが、次期型ではFR用「MRA」モジュラーアーキテクチャーが採用され、名実共に「Eクラスクーペ」が誕生します。

パワートレインは2リットル直列4気筒をはじめ、ハイブリッドも加わります。

ワールドプレミアは2017年3月が有力です。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツGLEに3.0L V6エンジンを搭載した「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」を追加

Mクラス改めGLEとなったメルセデス・ベンツのプレミアムSUV。

昨年10月の登場時は、5.5L V8直噴ツインターボを積む超モンスター級SUVの「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC」をのぞき、3.0L V6の直噴ディーゼルターボのみという設定でした。

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ガソリンとディーゼルを設定するSUVの場合、ディーゼル比率が高くなる傾向はメルセデス・ベンツに限らず、BMWやボルボ、マツダなどの他メーカーにも当てはまるでしょうが、1740万円という「63 S」の価格もまさに別格ですから、ガソリンが欲しい人にニーズには応えないのかな、と感じていた方も多いはず。

4月27日に発売された「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC」は、AMGだけに価格も1150万円と、1740万円の「63 S」ほどではないにしても1100万円台を超えています。

注目のエンジンは、メルセデスAMGが専用開発した高出力のV6を搭載。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出せるのが特徴。

GLE43reさらに、シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現する「NANOSLIDE」加工が施されるなど、メルセデスAMG自慢の最新技術により、最高出力は367ps、最大トルクは520Nmに達し、0-100km/h加速は5.7秒を誇ります。

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駆動方式はパフォーマンス志向の4WDシステムである「AMG 4MATIC」が採用されていて、高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するなど、メルセデスAMGの技術を活用。

強烈な発進加速はもちろん、高速走行時の安定性、ハイスピードコーナリング、コーナー立ち上がりでの加速など、SUV離れした走りを支えています。

トランスミッションは、メルセデスAMGのラインアップとして初めて9速ATの「9G-TRONIC」が採用されています。ダイナミックなレスポンスにドライビングフィールと、滑らかで俊敏な変速が身上で、多段化によりひとつのギヤが受け持つ速度域が狭くなるため変速ショックとエンジン回転数の上昇を抑制するなど、燃費だけでなく静粛性にも寄与するもの。

ほかにも、走行状況に合わせて4輪それぞれを電子制御する「AIRマティックサスペンション」を採用。連続可変ダンピングシステムとの組み合わせで、快適な乗り心地とダイナミックな走行性能を高いレベルで両立したとしています。

また、5つのモードが選択可能な「AMGダイナミックセレクト」も装備され、クルージングからダイナミックな走りまで状況に応じて、エンジンやトランスミッションの特性、やステアリング特性、サスペンションの減衰特性まで変化させることが可能。

安全装備も、車格を表すGLEの「E」からも分かるように、Eクラスにも導入されている最新鋭の技術が標準装備されていて、「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムによる万全の構えになっています。

(塚田勝弘)

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メルセデス・ベンツGLSが新登場! 新型ボルボXC90や新型アウディQ7との競争激化は必至!?

メルセデス・ベンツのSUVは、「別格」のGクラスをのぞき、SUVを表す「GL」に車格を表すアルファベッドを末尾に加えるという、モデル名の整理が「SUVイヤー」の2016年に着々と進行しています。

最初からモデル名が「GLA」だったAクラスベースのSUVモデルは別にして、「GL」に「C」で「GLC」、「GL」に「E」で「GLE」と、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを機に改名されているわけです。

今回、3列7人乗りの「GL」が「GLS」に変更されました。「GL」は、オフロード系のGクラスをのぞき、メルセデス・ベンツSUVの最上級という位置づけでしたが、車格を表す「S」が付くことでより理解しやすくなったといえます。

新生「GLS」の外観は、スポーティでダイナミックな最新のメルセデスデザインとSUVのデザイン要素が組み合わされているのが特徴で、最新メルセデスの最上級SUVにふさわしいエクステリアに刷新。

フロントグリルは、2本のルーバーと大口化されたエアインテークなど特徴的なAMGデザインに変更され、迫力を増しています。

ほかにも、アンダーガードやルーフレール、サイドスカートなど随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れ、スポーティなムードとSUVのデザイン要素を融合。

また、AMG仕様の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」の足元は、メルセデス・ベンツの現行ラインアップで最大径となる22インチのブラックAMGマルチスポークが足元の存在感を圧倒的なものに仕上げています。

インテリアは、車格を表す「S」からも分かるように、Sクラスと同等の上質感の追求が見どころ。

3列すべての席にエルボールームとヘッドルームが広く確保されていて、大人7人がゆったりとくつろげる室内空間が特徴です。また、シートレイアウトを変更することで、ラゲッジ容量を680Lから最大2300Lまで調整することが可能。

シャーシでの注目ポイントは、路面状況や走行状況に応じてばね定数や減衰力、車高を自動的に調整する「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム・プラス)」付電子制御式エアサスペンションの「AIRマティックサスペンション」の装備で、最新のフルタイム四輪駆動機構「4MATIC」が用意されています。

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ほかにも、今回の変更により最新の9AT「9G-TRONIC」が採用され、「4MATIC」と組み合わせて様々な天候や路面状況下で常に最適なトラクションを確保(GLS 350 d 4MATIC、GLS 350 d 4MATIC Sports、GLS 550 4MATIC Sportsに設定)。

エンジンは、「GLS 350 d 4MATIC」と「GLS 350 d 4MATIC Sports」に搭載される3.0L V型6気筒「BlueTEC」は、ピエゾインジェクターを採用した最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力258ps、最大トルク620Nmという強大なトルクを発生し、大型SUV モデルに相応しい力強い動力性能を確保。

安全装備では、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめ、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」や、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングア シスト」を全モデルに標準で用意。

価格は、3.0LのV6直噴ディーゼルターボ「GLS 350 d 4MATIC(受注生産)」が1070万円、同エンジンの「GLS 350 d 4MATIC Sports」が1190万円4.7LのV8直噴ツインターボを積むGLS 550 4MATIC Sports」が1500万円5.5LのV8直噴ツインターボを搭載するメルセデスAMG GLS 63 4MATICが1900万円となっています。

新型ボルボXC90や新型アウディQ7など、日本ではフルサイズといえる3列大型SUVの新型が続々と登場していますが、メルセデス・ベンツGLSの登場で、再びフルサイズSUVの注目度が高まりそうです。

(塚田勝弘)

好調メルセデス・ベンツが送る最新SUV「GLEクーペ」は、BMW X6がターゲット!?

メルセデス・ベンツの「GLEクーペ」が日本でも発表されました。

GLEクラスはMクラスのマイナーチェンジにより車名も変更されたもので、GLEのライバルがBMW X5やポルシェ・カイエン、アウディQ5、レクサスRXなどとすると、GLEクーペはBMW X6をターゲットに据えているのは明らかでしょう。

なお、GLEクーペの注文受付は4月27日からで、発売は2016年8月頃が予定されています。

「GLEクーペ」に用意されるのは、クリーンディーゼル仕様の「GLE 350 d 4MATIC クーペ」、「GLE 350 d 4MATIC Sports クーペ」と、メルセデスAMGの手による高出力V6エンジンを搭載する「Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC クーペ」、トップパフォーマンスを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」の4グレードで、GLEと同様にディーゼルもしくはAMGというラインナップ。

SUVとクーペを融合させたようなフォルムは、このクラスではBMW X6、少し小さなクラスではBMW X4と、BMWが先行している感があります。

メルセデス・ベンツは2016年をSUVイヤーと位置づけていて、メルセデスの「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデル。

なお、日本ではGLE、GLEクーペというモデル名になりますが、今回のクーペにより、「GLE SUV」、「GLEクーペ」というバリエーションが揃ったことになります。

GLE クーペは、クーペスタイルでありながら、後席は大人でも十分に快適に過ごせる空間が確保され、最大1720Lの荷室容量(VDA)という高い積載性も誇っています。

最大の魅力であるスタイリングは、低く構えたウィンドウフレームとボディラインにより、ダイナミズムとアジリティ(俊敏性)を象徴するシルエットとされています。

短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドでは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに挟まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが目を惹きます。

さらに、メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを表現。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特徴。オンダッシュ型ではなく、一部をインパネに一体化したCOMANDディスプレイを採用するなど、最近のメルセデス・ベンツらしい造形となっています。

ほかにも、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムなどにより充実の安全、ドライバー支援システムが用意されています。

価格は3.0L V6直噴ディーゼルターボを積む「GLE 350 d 4MATIC クーペ」が890万円、「GLE 350 d 4MATIC  クーペ Sports」が980万円3.0L V6ツインターボを積む「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペが1200万円、5.5L V8直噴ターボを搭載する「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」が1780万円です。

(塚田勝弘)

585ps/760NmのV8ツインターボを積む大迫力のSUV ─ Mercedes-AMG「GLE 63 S 4MATIC」画像ギャラリー

5.5LのV型8気筒直噴ツインターボエンジンにより、最高出力585ps/5500rpm、最大トルク760Nm/1750-5250rpmという圧倒的なパフォーマンスを誇るMercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC。

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専用セッティングが施されている四輪駆動システムの「AMG 4MATIC」をはじめ、AMG専用に最適化されたエアサスペンション「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVE システム」などシャーシまわりも強化されています。

外観も迫力満点。AMGデザインを象徴する「Aウィング」が採用されたフロントバンパー、クロムシルバーのダブルルーバーが目を惹くグリルなどによりスポーティなフロントマスクになっているほか、AMGスタイリング(フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスポイラー)やAMGスポーツエグゾーストシステムなどが装備されています。

足元は21インチAMGクロススポークアルミホイール、AMGレッドブレーキキャリパー、AMG強化ブレーキシステムなどで強化。

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また、専用の本革/ナッパーレザーシート(前席・後席シートヒーター付)をはじめ、ダッシュボードやドア内張りを覆うナッパーレザーインテリアなどによりインテリアも1700万円超にふさわしい質感が表現されています。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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メルセデス・Eクラス次期型、専用シャシーで新たなる旅立ち!

2016年1月に発表されたメルセデスベンツのミドルサルーン「Eクラス」のカブリオレ次期型にCクラスと異なる、専用シャシーが採用される可能性が確実となり、そのプロトタイプを捕捉しました。

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現行モデルではCクラスのシャシーが用いられていましたが、次期型ではFR「MRA」モジュラーアーキテクチャーを採用し、完全なEクラスボディとなります。

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フロント部はセダンと同じになり、ルーフはソフトトップが採用されるほか、リアコンビランプなどもカブリオレ専用デザインの可能性が高いようです。

パワーユニットはやはりサルーンと同じラインナップで、2リットル直列4気筒及び、3リットルV型6気筒、さらにハイブリッドなどが揃います。

世界初公開は2017年3月頃が有力視されています。

(APOLLO)

585ps/760Nmを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」の桁違いの速さ!

CクラスベースのSUV「GLC」のプレス向け試乗会には、2016年の今年は「SUVイヤー」と位置づけることもあってか、Mクラスから車名を変えたGLEやGクラス、GLAなどのメルセデス・ベンツのSUVが揃っていました。

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同試乗会では、昨年秋に登場したGLEの最上級グレード「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」に試乗する機会がありました。

Mercedes-AMG社による5.5LのV8直噴ツインターボエンジンは、585ps/760Nmという圧倒的なアウトプットを誇ります。

個人的には、Mクラス時代のML 63 AMG(510ps/630Nm)には何度か試乗していますが、こちらは「S」がさらに付きますからまさに別格。

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全長4855×全幅1965×全高1760mmという巨体にこのパワーとトルクですから、発進から不用意にアクセルを踏むことはできません。飛ばさなくても早朝深夜の住宅街を走らせるのは憚られるほどの迫力あるエキゾーストノートを残しながらスタート。

高回転域のパンチ力を試すシーンはありませんでしたが、停止状態からゆっくりとアクセルを踏んでも無尽蔵に思えるほどのトルク感がおそってきます。

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とはいえ、車名からも分かるようにこの強大なトルクを路面に確実に伝え、スタビリティを向上させる専用セッティングの4WDシステム「AMG 4MATIC」、AMG専用に最適化され、操縦安定性と快適性を両立したエアサスペンション「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVEシステム」など、油圧や電子制御により調教されています。

間違いなく速いのですが、単なる凶暴な? SUVではなく、メルセデスらしい上質感も漂うのはさすが。

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ワインディングでは、重厚感のある背の高いSUVらしくそれなりのロールを許しながらも予想以上に速くコーナーを次々とクリアしていきますが、主戦場は間違いなく高速道路でしょう。なお、価格は1740万円でこちらもド級といえる設定になっています。

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ライバルはカイエン・ターボSですが、走りだけでなく、乗り心地などの快適性もより重視するのであれば、「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC」の方が若干上手のような気がします。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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V8エンジンを積む476psのAMG C 63 クーペ、510psを誇るC 63 S クーペの受注を開始

ドア、ルーフ、トランクなどをのぞくほぼすべてのパーツが専用設計されたというメルセデス・ベンツのAMG C 63 クーペ、AMG C 63 S クーペの受注が開始されました。なお、発売は8月頃の予定となっています。

th_C205_63_F「メルセデスAMG GT」を筆頭に、A 45 4MATICからG65から最近のAMGの充実ぶりには目を見張るものがありますが、単にラインナップが多いというだけではなく「One man – one engine」という精神に基づいて制作されたモデルであるのはご存じのとおりです。

見た目ではエンジンルームのサインを見れば分かりますし、アクセルを踏み込めば特別なモデルなのも体感できるはずです。

これは、厳格な品質基準に従って、1人のマイスターが一基のエンジンを最初から最後まで責任を持って手作業で組み上げるというメルセデスAMGの哲学に基づくもの。

キモとなるエンジンは、Mercedes-AMG GTと基本設計を同じくするAMGの4.0L V8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。

砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることにより、軽量かつ高強度なエンジンとなっています。

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シリンダーウォールには、スチールカーボン材を溶射コーティングする 「NANOSLIDE(ナノスライド)」と呼ばれる摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスの低減が図られているのがポイント。

2基搭載されるターボチャージャーは、V型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置される「ホットインサイドV」レイアウトが採用されています。

これにより、エンジンを可能な限りコンパクトできるだけでなく、ターボチャージャーへの吸排気経路を最適化することで、優れたレスポンスを得ているそうです。

自慢のエンジンスペックですが、C 63 クーペは476ps/650Nm、C 63 S クーペは最高出力510ps/700Nmを発揮。なお、C 63 S クーペの0-100km/h加速は、わずか3.9秒で、クラストップの動力性能を実現(数値は全て欧州仕様参考値)。

またC 63 S クーペには、エンジンマウントには磁性体入の液体可変マウントが採用されています。

各種センサーからの情報によりドライビングの変化を検知し、マウントの硬さを自動で調整するもので、通常走行時は柔らかいマウントによってドライブトレインからのノイズと振動を効果的に遮断して快適性を向上。

スポーツ走行時には、マウントを硬くすることでドライブトレインのロールモーションを減少させることで、クイックなコーナリングを実現。

組み合わされるトランスミッションは、湿式多板クラッチを採用する電子制御式7速の「AMGスピードシフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)」。

シフトダウン時の自動ブリッピング機能やレーススタート機能だけでなく、高速走行時などにアクセルから足を離すとエンジンとトランスミッションを切り離して燃料消費を抑えるセーリング機能の採用によって燃費が優先される「C(Comfort)」をはじめ、よりスポーティなドライビングに向く「S(Sport)」、「S+(Sport Plus)」、多様なパラメーターを個別に設定できる「I(Individual)」を含む4つのモードを用意。

th_C205_63S_Fほかにも見どころは満載ですが、気になる価格はメルセデス AMG C 63 クーペが1246万円、メルセデス AMG C63 S クーペが1358万円となっています。

(塚田勝弘)【関連記事】

■メルセデス・ベンツ Cクラス・クーペとセダンとの違いは?
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■メルセデス・ベンツ・Cクラス クーペは2グレードでデビュー!! AMGも後日導入
http://clicccar.com/2016/03/19/360300/

メルセデスCクラス改良型、新ヘッドライトをシュトットガルトで撮られる!

メルセデスベンツで圧倒的人気を誇る、『Cクラス』セダンの改良型が、ドイツ・シュトゥットガルトの本社付近で撮影されました。

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そして、この改良型でもヘッドライトに新デザインが採用されていることが確認できました。デイタイムランニングライトが2本になり、より存在感をアップさせているようです。

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ヘッドライト以外、カモフラージュがされていませんが、これは初期プロトタイプのためであり、今後、フェイスリフトに備え、順次フロントバンパーやリアコンビランプもデザイン変更される可能性が高いと思われます。

パワートレインは現行ラインナップのアップデートされる他、ダウンサイジングエンジンが新たにラインナップされる噂のあります。

ワールドプレミアは2017年夏前後あたりになりそうです。

(APOLLO)

AクラスベースのSUV「メルセデス・ベンツGLA」の魅力を再考する

SUVのラインナップを強化しているメルセデス・ベンツ。

プレミアムミドルサイズSUVを謳う「GLC」が登場し、日本で認知度・人気が高まっているBMWのSAVシリーズを追いかける商品群が形成されつつあります。

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GLCに追加される予定のディーゼルやプラグイン、さらにGLCクーペまで出揃えば、日本の輸入車市場での連続首位も見えてくるのではないでしょうか。

2015年に16年ぶりに輸入車の販売台数でトップに輝いたのは、看板車種であるCクラスはもちろん、Aクラス、Bクラス系のFFモデルも大きく貢献しているはず。

SUV効果は、GLCはもちろん車名をMクラスから変更したGLEなどによりこれから出てくると思われます。

GLCやGLEが気になるけれど、ボディサイズや予算的にも選択肢から外れるという場合でも、ほかにメルセデス・ベンツのSUVで選択肢があります。

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それがGLA。発売は2014年5月ですから2年近く経っていますが、GLCのプレス向け試乗会が撮影、試乗する機会がありましたので改めてその魅力をチェックしたいと思います。

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ボディサイズは全長4455×全幅1805×全高1495mm(GLA 180 Sport)。Aクラス(A 180 Sport)よりも全長が100mm長く、全幅は25mmワイド、全高は75mm高く、最低地上高は40mm高い140mm。

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FFと4WDの4MATICを設定し、雪国ではないからFFでも十分というニーズも満たしてくれますし、街中のちょっとした段差なら躊躇なく乗り越えられますし、キャンプ場などの相棒としても不足はないはず。

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後席の乗降性や居住性はAクラスから大きく向上した印象はありませんが、荷室容量は421〜836Lと、341〜1157LのAクラスと比べると通常時(後席バックレストを立てた状態)は80L増えていますから、普段の使い勝手はAクラスよりも良さそうです。

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走りに関しては、日本上陸時のAクラスやBクラスよりも乗り心地の面で上質さが増している印象で、その後AクラスもBクラスも乗り味やパワートレーンがかなり洗練されていますが、GLAは走りの質という点でかなり改善されています。

それでもFRベースのCクラスとは「上質」とはいっても差はありますので、ハッチバックベースのコンパクトSUV「GLA」というキャラクターが気に入ったのでなければ、400万円台から買えるCクラスを狙ったほうがいいかもしれません(GLAは351万円〜)。

逆にいえば大きすぎないサイズと適度な機動力、積載性などが気に入れば選択肢に入れたいところです。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■メルセデス・ベンツGLAクラスの上質な乗り味に驚き!
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■内・外装をスポーティに演出した220台限定車「GLA 180 Sports White & Black Edition」が登場
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■「CクラスのSUV」メルセデス・ベンツGLCの魅力は? セダンやワゴンとの違いとは?
http://clicccar.com/2016/04/11/365027/

【SUPER GT2016】開幕戦岡山、GT300はAMG GT3が1,2フィニッシュ!

いよいよ開幕となったSUPER GT。4月9,10日の岡山国際サーキットで開催された「2016 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE」からスタートした。

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今年初めてのポールポジションをゲットしたのはVivaC team TSUCHIYAのマザーシャーシマシン、25号車VivaC 86 MC。

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3月20日の岡山公式テストでクラッシュしながら、翌週の富士テストの2日目に修復がギリギリ間に合うというミラクルを見せ、ここ岡山の開幕戦でクラッシュをリベンジするかのようなポールポジションは見事!

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しかし、そこに続く予選2位は65号車LEON CVSTOS AMG-GT、3位は7号車Studie BMW M6とFIA-GT3勢が続きます。その後にはJAF-GTの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。

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今年のGT300クラス、特にFIA-GT3では新型車のデビューラッシュ。

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前述のメルセデスAMG GT3が4台、BMW M6 GT3が2台、Audi R8-LMSが2台、Porsche 911 GT3 Rが2台、Lamborghini HURACAN GT3が4台、そしてFerrari 488 GT3と、エントリーの半数以上である15台が新型車となっています。

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4月10日、白バイ先導によるパレードランの後、14時45分に決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートしたVivaC 86 MCがトップのままオープニングラップを通過。2位以下もほぼ動きの無いまま6周目近くまで非常に近い接近戦を繰り広げます。

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16周あたりでまず中盤グループに異変が起こります。4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが55号車ARTA M6を抜き去り7位に順位を上げます。その後徐々に順位を上げていきSUBARU BRZ R&D SPORTも抜き去ります。

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トップ集団は熾烈な争いの中、LEON CVSTOS AMG-GTの黒澤治樹選手はVivaC 86 MCの土屋武士選手を抜ききることが出来ず31周目に、VivaC 86 MCより先にピットイン、ドライバーを蒲生尚弥選手に交替。その翌周にはVivaC 86 MCもピットイン、ドライバーは松井孝允選手にチェンジ。

給油時間の短さが功を奏してピットアウト時にはLEON CVSTOS AMG-GTの前に出ることができ、実質的な順位に変更の無いままアウトラップを走ります。

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しかし、そのアウトラップでLEON CVSTOS AMG-GTが急接近。蒲生選手のLEON CVSTOS AMG-GTはVivaC 86 MCを抜き去りトップに躍り出ます。

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その頃、ピットインのタイミングと谷口信輝選手の速さが見事にマッチングしたグッドスマイル 初音ミク AMGが気付けば3位に浮上。LEON CVSTOS AMG-GTに抜かれたVivaC 86 MCに容赦なく噛み付きます。そして43周目にグッドスマイル 初音ミク AMGは2位のポジション!

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そしてその後ろにはStudie BMW M6が迫り、ペースの上がらないVivaC 86 MCを抜き3位に浮上。

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猛追するグッドスマイル 初音ミク AMGを引き離す勢いで差を詰めさせないミスの無い走りに終始したLEON CVSTOS AMG-GTの蒲生選手。

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LEON CVSTOS AMG-GTは新型車メルセデスAMG GT3にとっても、そしてチームであるLEON RACINGにとっても初優勝という二つの意味を持つチェッカーフラッグを受けたのです。

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2位にはグッドスマイル 初音ミク AMG、3位はStudie BMW M6となり、ヨコハマタイヤが表彰台を独占。またベスト5はFIA-GT3の新型車両が独占するという、GT300新時代を予感させる結果となりました。

次戦はゴールデンウィークの5月3、4日、富士スピードウェイで開催されます。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

【SUPER GT2016】開幕戦岡山、GT300はAMG GT3が1,2フィニッシュ!

いよいよ開幕となったSUPER GT。4月9,10日の岡山国際サーキットで開催された「2016 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE」からスタートした。

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今年初めてのポールポジションをゲットしたのはVivaC team TSUCHIYAのマザーシャーシマシン、25号車VivaC 86 MC。

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3月20日の岡山公式テストでクラッシュしながら、翌週の富士テストの2日目に修復がギリギリ間に合うというミラクルを見せ、ここ岡山の開幕戦でクラッシュをリベンジするかのようなポールポジションは見事!

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しかし、そこに続く予選2位は65号車LEON CVSTOS AMG-GT、3位は7号車Studie BMW M6とFIA-GT3勢が続きます。その後にはJAF-GTの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。

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今年のGT300クラス、特にFIA-GT3では新型車のデビューラッシュ。

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前述のメルセデスAMG GT3が4台、BMW M6 GT3が2台、Audi R8-LMSが2台、Porsche 911 GT3 Rが2台、Lamborghini HURACAN GT3が4台、そしてFerrari 488 GT3と、エントリーの半数以上である15台が新型車となっています。

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4月10日、白バイ先導によるパレードランの後、14時45分に決勝レースがスタート。ポールポジションからスタートしたVivaC 86 MCがトップのままオープニングラップを通過。2位以下もほぼ動きの無いまま6周目近くまで非常に近い接近戦を繰り広げます。

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16周あたりでまず中盤グループに異変が起こります。4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが55号車ARTA M6を抜き去り7位に順位を上げます。その後徐々に順位を上げていきSUBARU BRZ R&D SPORTも抜き去ります。

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トップ集団は熾烈な争いの中、LEON CVSTOS AMG-GTの黒澤治樹選手はVivaC 86 MCの土屋武士選手を抜ききることが出来ず31周目に、VivaC 86 MCより先にピットイン、ドライバーを蒲生尚弥選手に交替。その翌周にはVivaC 86 MCもピットイン、ドライバーは松井孝允選手にチェンジ。

給油時間の短さが功を奏してピットアウト時にはLEON CVSTOS AMG-GTの前に出ることができ、実質的な順位に変更の無いままアウトラップを走ります。

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しかし、そのアウトラップでLEON CVSTOS AMG-GTが急接近。蒲生選手のLEON CVSTOS AMG-GTはVivaC 86 MCを抜き去りトップに躍り出ます。

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その頃、ピットインのタイミングと谷口信輝選手の速さが見事にマッチングしたグッドスマイル 初音ミク AMGが気付けば3位に浮上。LEON CVSTOS AMG-GTに抜かれたVivaC 86 MCに容赦なく噛み付きます。そして43周目にグッドスマイル 初音ミク AMGは2位のポジション!

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そしてその後ろにはStudie BMW M6が迫り、ペースの上がらないVivaC 86 MCを抜き3位に浮上。

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猛追するグッドスマイル 初音ミク AMGを引き離す勢いで差を詰めさせないミスの無い走りに終始したLEON CVSTOS AMG-GTの蒲生選手。

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LEON CVSTOS AMG-GTは新型車メルセデスAMG GT3にとっても、そしてチームであるLEON RACINGにとっても初優勝という二つの意味を持つチェッカーフラッグを受けたのです。

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2位にはグッドスマイル 初音ミク AMG、3位はStudie BMW M6となり、ヨコハマタイヤが表彰台を独占。またベスト5はFIA-GT3の新型車両が独占するという、GT300新時代を予感させる結果となりました。

次戦はゴールデンウィークの5月3、4日、富士スピードウェイで開催されます。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

どれを買う?ベンツ・GLC、ポルシェ・マカン、BMW・X3など豊作のミドルサイズSUV

フルモデルチェンジを機にメルセデス・ベンツのGLKがGLCとなったことで、欧州のプレミアムミドルサイズSUVも出揃った感があります。

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価格帯は600万円台前半からで、ボディサイズは全長が4.7m前後。全幅はじつはかなりワイドで1.9m級、全高は1.6m台半ばくらい、という大まかなサイズ感になります。

日本の道路や駐車場事情を考慮すると、このミドルサイズSUVくらいまでがそれほど無理なく使える大きさで、場合によっては上限という感じがします。

メルセデス・ベンツGLCの良さは、Cクラス譲りの走り、そして安全装備の充実ぶりでしょう。ほどよい軽快感と乗り心地の良さ、GLKから100L拡大した広めの荷室スペースも魅力。

発表時には、まだディーゼルもPHVの設定がなく、少々「待ち」となるのは、このクラスのトレンドからすると厳しいですが、ディーゼル、PHVが導入されれば、万全の品揃えになりそう。

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ライバルのポルシェ・マカンは、ポルシェらしい切れ味鋭いハンドリングが特徴。SUVというカタチこそまとっていますが、スポーティカーそのものの走行性能は、SUVにここまでのフットワークが必要か、という思いまで頭に浮かびます。

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BMW X3は、人気のディーゼルが強みで、ガソリンも2.0Lの直列4気筒(出力により2タイプ)と3.0L直列6気筒を揃えていて、3.0Lの直6はガソリンエンジンらしい伸びやかな加速が享受できます。もちろん、SUVの中でもスポーツの濃度が濃く、BMWらしい魅力もあります。

Farbe: Estorilblau

Motorraum

ほかにも、モデル末期のアウディQ5がありますが、こちらは今年中にも次期型の発表がありますから新型待ちでしょうか。

現行型はややSUVにしては色気が薄めの内・外装という印象もありますが、熟成されたモデル末期を大幅値引き前提で買う手もあります。また、V6 DOHCスーパーチャージャーを搭載し、345ps/470Nmを誇るS Q5という選択肢もありますし、フルタイム4WDのクワトロもアピールポイント。

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個人的には、ドイツ勢ではなくランドローバーのディスカバリー・スポーツあるいは、レンジローバー・イヴォークもオススメ。

とくにディスカバリー・スポーツは、操縦安定性と乗り心地のバランスが秀でていて、サイズを感じさせない運転のしやすさなど、SUV作りに長けているランドローバーモデルらしい魅力が凝縮されています。

しかも500万円から買えるという価格設定も強みで、悪路走破性の高さはランドローバーですから、日本の使用環境なら不足はないはず。車線維持機能など、先進安全装備ではやや見劣りする感もありますが、価格も考えると魅力的な選択肢に映ります。

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ここで挙げたモデル以外でも、ディーゼルを設定するボルボXC60、あるいはレクサスNXなど国産SUVもあります。

いずれを選んでも最近のSUVは都市からアウトドアニーズまで使える万能性を備えています。GLCの登場もありますから今後も人気は加速しそうです。

(塚田勝弘)

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■メルセデス・ベンツGLC の「2.0L直噴ターボ+9AT」の組み合わせもほかにはない美点
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■メルセデス・ベンツGLCの快適な乗り心地も大きな魅力!
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■「Cクラス」のSUVメルセデス・ベンツGLCの魅力は? セダンやワゴンとの違いとは?
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他の追従を許さないベンツ・GLC の「2.0L直噴ターボ+9AT」の組み合わせ

現在のメルセデス・ベンツ Cクラスには、PHVの「C 350 e」や「Mercedes-AMG C63 S」も含めて7ATが用意されています。同じプラットフォームでもより新しいメルセデス・ベンツGLCには、2.0L直列4気筒直噴ターボに9ATの「9G-TRONIC」が組み合わされています。

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その利点は、1つのギヤが受け持つ速度域が狭くなるため、スムーズな変速が可能なほか、回転数の上昇を抑制することで燃費に効くなど、走りと燃費への効果が期待できるもの。

7ATでも非常にスムーズですが、9ATはさらに滑らかで、いま何速に入っているのか分からないほど。100km/h以下では9速に入ることはなさそうで、6速から下はローギヤードになっていますからレスポンスも良好なのも美点。

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211ps/5500rpm、350Nm/1200-4000rpmの2.0L直列4気筒直噴ターボの「BlueDirect」エンジンは、圧倒的な加速感までは味わえないものの、試乗会場だった相模湖周辺の上り勾配程度なら、どんな車速域でも瞬時に欲しい加速感が得られました。

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走行モードを「Eco」にしていると、多少加速フィールが抑制されますが、街中ならまったく不足はないはず。また、いざという時は「Sport」以上にしておけばワインディングや高速域でも伸びやかな加速感を享受できます。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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メルセデス・ベンツの9速ATはルーマニア製に!?

ダイムラーは、ルーマニア中部のセベシュで、9G-TRONIC 9速ATの生産を開始したことを発表しました。ダイムラーはセベシュでの生産能力の拡大に300百万ユーロを投資し、約1.000人の新規雇用を創出するとしています。

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9G-TRONIC 9速ATはメルセデス・ベンツの乗用車用最新型自動変速機で、世界初の9速の変速段を備えた自動変速機です。9G-TRONICには、後輪駆動のプレミアム車用、全輪駆動車用、ハイブリッド車用、プラグインハイブリッド車用のトランスミッションとしてバリエーションがあります。

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当初9G-TRONICは、E 350ブルーテックに最初に採用され、GLEクーペ(C 292)には、最初のモデルシリーズから9G-TRONICが搭載されました。新しいEクラスでは、すべての型式で9G-TRONIC 9速自動変速機を標準装備しています。

9G-TRONIC

ダイムラーによると今後数年間で、9G-TRONICは、縦置きに搭載されたエンジンを備える、ほぼすべての乗用車のモデルシリーズで使用されるということです。

Mercedes-Benz SL. 9G-TRONIC Getriebe Mercedes-Benz SL. 9G-TRONIC gear

メルセデス・ベンツ・カーズ、製造、サプライチェーンマネジメントの部門委員会のメンバーであるマルクス・シェーファー氏は「セベシュにおける生産の拡大に伴い、私たちは自動変速機の需要拡大に柔軟かつ効率的に対応することができる」とコメントしています。

自動変速機では、最近の燃費規制に対応して多段変速化が進んでおり、日本でもホンダが10速自動変速機を開発中であるという情報があります。

(山内 博・画像:ダイムラー)

メルセデス・ベンツ GLCの快適な乗り心地も大きな魅力!

メルセデス・ベンツ GLCの前身であるGLKは、左ハンドルのみという条件に加えて、やや好みが分かれそうな「四角い」フォルムなどにより、販売面では同ブランドSUVのエースにはなれかなったようです。

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しかし、乗り心地の良さはミドルクラスSUVでもトップクラスかも! と思えるほどの仕上がりでした。フルモデルチェンジによりメルセデス・ベンツGLCに車名を改め、CMでも「Cクラスから、SUV」と謳っていますが、どんな乗り味か興味深いところ。

試乗ステージは、キャンプ場内にある未舗装路を含め周辺の道路も荒れた路面も多かったですが、期待どおりの良好な乗り心地が確認できました。

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フロントサスペンションは、先代GLKの3リンクから4リンクになり、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることが可能になり、動きはより滑らかかつ、Cクラスよりもストロークが大きいこともあってゆったりした乗り味になっています。

リヤはGLK同様、メルセデス・ベンツではマルチリンクで高い直進安定性に寄与するとしていますが、今回は残念ながら高速道路などで高い速度域で試すことはできませんでしたが、こちらはあまり心配する必要はないでしょう。

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またハンドリングは、Cクラスほどの軽快感はないものの、SUVとしては十分に軽やかで、タイトなコーナーでも安心してステアリングの操作が可能。コーナーではロールも比較的抑えられていて、初めてSUVを運転する人でも山道で不安を覚えるようなことはないはず。

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ダンパーには、オイル流量を変化させることで減衰力を調整する「アジリティ・コントロールサスペンション」が採用され、コンソールにあるコントローラーでセッティングの変更ができます。

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「Comfort」、「Eco」、「Sport」、「Sport+」から選べますが、基本的にどのモードにしても乗り心地が大きく損なわれることはありません。もちろん「Comfort」および「Eco」と、「Sport+」の差はありますが、足まわりの仕上がりは上々といえそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)【関連記事】

■「Cクラス」のSUVメルセデス・ベンツGLCの魅力は? セダンやワゴンとの違いとは?
http://clicccar.com/?p=365027

メルセデス・ベンツ Eクラスワゴン次期型、新色で現れる!

既にセダンが発表されている、メルセデスベンツ「Eクラス」の派生モデル「Eクラス ステーションワゴンが再び現れました。

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プロトタイプには珍しい赤いボディで現れたそのマスクは完全に露出し、リアの一部のみが隠されている状態です。

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隠されたリア部分はルーフエンドがスポーティーにラウンドし、リアクォーターウィンドウも丸みがかった新デザインが既に確認されています。

プラットフォームには「MRA」アーキテクチャーを採用しており、軽量化と燃費改善に成功しているようです。

ハイテク面では、セダン同様にスマートフォンによる遠隔操作が可能な「リモートパーキングパイロット」システム他、充実した装備が期待されています。

また、パワートレインには新開発の直列6気筒エンジン他がラインナップ予定です。

(APOLLO)

「CクラスのSUV」メルセデス・ベンツGLCの魅力は? セダンやワゴンとの違いとは?

2016年を「SUV強化イヤー」と位置づけるメルセデス・ベンツ日本。なかでも目玉といえるのがプレミアムミドルサイズSUVという位置づけのメルセデス・ベンツGLCでしょう。

「GL」は同ブランドのSUV、「C」は車格を表していて、現行Cクラスのプラットフォームを使い、全長4660×全幅1890×全高1645mmというサイズになっています。

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なお、セダンのCクラスは全長4690×全幅1810×全高1435mm、Cクラスステーションワゴンは全長4705×全幅1810×全高1450mmですから、全長はセダンやワゴンよりも短めですが、全幅は80mmもワイド、全高も約200mm高くなっています。

前身のGLKは先代Cクラスベースで、左ハンドルのみでしたが、GLCは右ハンドル化されているのが朗報。

右側にある運転席に乗り込むと、まさに背の高いCクラスという感じで、ワイドな全幅も感じさせますが、アイポイントの高さと前後シートの頭上空間の十分な余裕などはセダンやワゴンにはない魅力に感じます。

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さらに、積載性の高さも美点。ラゲッジ容量はGLKから100L拡大の550L(VDA方式)で、後席背もたれをすべて倒すと1600mmにまで拡大します。

これは、445Lのセダン(最大時未公表)はもちろん、470L-1490Lのステーションワゴンと比べても広く、ワイドな全幅と余裕のある全高が活かされているといえそうです。

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セダンはもちろん、ワゴンよりも居住性や積載性、そして4WDなどによる悪路走破性などの点では、アドバンテージのあるGLC。こうしたニーズを求める方には当然ながら「買い」となるわけで、あとは全幅や全高を許容できるか、そして価格が気になるところ。

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ただし、GLCのローンチ時は2.0L直列4気筒ターボのみで、ディーゼルやプラグインハイブリッドは今後導入予定だそうです。

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GLCの価格は「GLC 250 4MATIC」が628万円、「GLC 250 4MATIC Sports」が678万円、「GLC 250 4MATIC Sports(本革仕様)」となっています。なお、Cクラスセダンの2.0ターボは534万〜657万円、ワゴンの2.0Lターボは570万〜738万円です。

(塚田勝弘)

EV走行時と全開走行時のギャップに驚かされるCクラスPHV「C 350 e」

Cクラスに加わったプラグインハイブリッド(PHV)の「C 350 e」。ベースとなる純ガソリン車の完成度の高さを活かし、フットワークや乗り心地の良さなどが大きくスポイルされることなく半電動化されています。

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エンジンだけでも211ps/350Nmというスペックで、力強い走りを披露する「C 250 Sports」向けの2.0L直列4気筒ターボに、最高出力82ps(60kW)、最大トルク340Nmを発生する電気モーターの組み合わせは、システムトータルで279ps/600Nmに達するだけあって、高速道路やワインディングなど飛ばせる場所ほど輝きを放ち「PHV化=エコカー化」ではないのがよく分かります。

一方で、思いのほかEV走行の速度領域は高く、充電状態がよければ約130km/hまでモーター走行が可能という謳い文句も伺い知ることができました。

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C 350 eには、4つの走行モードが用意されていて、「HYBRID」は走行環境やバッテリーの残量に合わせてエンジンと電気モーターを併用。先述したように、高出力電気モーターのブースト機能によりスムーズな加速感を享受できます。

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「E-MODE」は、文字どおりモーターのみのEV走行で、バッテリー状態により約30kmの走行と最高速度130km/hの走行を実現するもの。

「E-SAVE」は、早朝深夜の住宅街などで静かにEV走行したい際など、バッテリー残量をキープするモードです。走行しながらバッテリーを充電する「CHARGE」モードは、積極的にエンジンを始動。残量が減っても少しずつ増えてきますので、あと数kmだけモーター走行したい際などは重宝しそうです。

せっかくPHVを買ったのであれば夜間など使わない時に充電し、近場はモーター走行のみで、遠出する際はハイブリッド走行やチャージモードで走るなど、走り方を選べるのが魅力。同車も同じでしょう。

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なお、リチウムイオンバッテリーの充電時間はフル充電まで「CHARGE」モードで約40分、AC200V電源使用で約4時間。急速充電には対応していません。

20160223Mercedes-Benz C350e_01520160223Mercedes-Benz C350e_017セダンのトランク容量は335Lで、純ガソリン車の445Lよりは見た目も小さく、リチウムイオンバッテリーを床下に積むため荷室奥が一段高くなっています。それでも後席の分割可倒式機構が残されていますから、荷物が多い際も対応できます。

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荷室がある程度狭くなるのは仕方ないですし、ブレーキのフィールに電動化モデルの癖(急に制動力が高まり、「カックン」ブレーキになりやすい)があり、また「ここまで速くなくてもいいのでは?」と思うほど、ゆっくり走った際と踏み込んだ時との二面性には驚かされますが、退屈とは無縁のPHVといえそうです。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久、塚田勝弘)

メルセデス・ベンツCクラスのPHV「C 350 e」の走りはどうか?

昨年、輸入車ナンバーワンの座に輝いたメルセデス・ベンツ。大きく貢献したのは、AクラスやBクラスなどのFF系モデル、そして中核モデルのCクラスでしょう。

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車種ラインナップの拡充だけでなく、2017年までにプラグインハイブリッド(PHV)を10車種まで増やすとアナウンスしているメルセデス・ベンツですが、数あるラインナップの中でも基幹モデルといっていいCクラスにも「C350 e AVANTGARDE」と呼ぶPHVが昨年末に発表され、今年1月から発売されています。

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その走りは想像以上に完成度が高く、圧倒的といえる高い静粛性はもちろん、211ps/350Nmの2.0L直列4気筒「BlueDIRECT」エンジンに、最高出力82ps、最大トルク340Nmを発生するモーターが組み合わされるパワートレーンのスムーズかつパワフルな走りも印象的です。

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モーターがブースターとなって再加速するシーンなどでは、2.0Lターボの純ガソリン車よりも約300kgも重いとは思えないほどの加速感を披露してくれます。痛快とまではいえませんが、高速道路で流れをリードするのも容易。

フットワークや乗り心地には、純ガソリン車やディーゼルと比べると重量感がありますが、大きな欠点にまではつながっていない印象。その静かさから純ガソリン車やディーゼルとは違った、別の味わいを高級車という雰囲気も漂ってきます。

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一方、Cクラスの中でもガソリン車は「アジリティ(俊敏性)」というキーワードを掲げ、思いのほか軽快なフットワークで山岳路から高速道路まで駆け抜けるのも魅力。そうした走りを期待するのであればPHVは選択肢から外した方が無難です。

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ハイブリッド走行ですが、街中ではモーター走行でほとんどまかなえるほか、130km/hくらいまでならEV走行が可能(充電状態やアクセルの踏み方)で、実際に高速道路でもエンジンが掛からずに法定速度まで乗せることもできました。

なお、モーターのみのEV走行は最大約30km可能(急速充電には対応しない)なうえ、バッテリーへの充電を優先するチャージモードもありますから、近場ならほぼEVでまかなえそう。

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PHVに期待するハイブリッド走行や燃費などは、別の記事で詳しくご紹介しますが、707万円(セダン)という価格ですから、その価値を見極めて手に入れるのは必須でしょう。

(文/塚田勝弘・写真/小林和久)

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■新型アウディA4のフットワークと乗り心地をCクラス、3シリーズと比べてみると?
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5月31日までの期間限定販売で3510万円!メルセデス・ベンツ「G 550 4×42」

メルセデス・ベンツが日本記念日協会の認定を受け、4月4日が「四輪駆動の日」と記念日制定・登録がされたまさにその日、「G 550 4×42(フォー・バイ・フォー スクエアード)」が発表されました。

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クルマにそれほど詳しくなくてもGクラスの存在は認知している人が多いのではないでしょうか。

「ゲレンデヴァーゲン」や「ゲレンデ」などと呼ぶ人もいますし、芸能人などセレブ御用達のSUVとして、一度もオフロードを走ることがなくても支持されている一面もあります。

「G 550 4×42(フォー・バイ・フォー スクエアード)」は、アジア地区では日本だけで販売され、5月31日までの期間限定販売。

価格は3150万円と、兄貴分にあたる6輪の「G 63 AMG 6×6」の8000万円と比べると半額以下ですが、ノーマルのGクラス(350d)が1070万〜3470万円(Mercedes-AMG G 65)という価格帯であることを考えると、相当高額な設定にも思えますが、もちろん性能や装備は価格に見合うものになっているはず。

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その理由を探ると、37年におよぶGクラスの特殊車両技術を投入した「究極のオフローダー」を謳っています。

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最大の見どころは、ラリー強化仕様ツインサスペンション。各ホイールに2本ずつ装着されるスプリングとダンパーストラットの可変ダンパーシステムから構成され、量産車のGクラスに組み合わされています。

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「あらゆる道」を走破できると豪語するように、「メルセデス・ベンツ コネクション」に設定されたコースでデモンストレーションも実施されました。

小さなスペースですが、「BALANCE MOGUL」と名付けられたモーグル、「CROSS HILL」と呼ばれる傾斜越えで、始めにノーマルのGクラス、そして「G 550 4×42」が登場。

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通常のGクラスでも時折スリップしながらも走破できましたが、「G 550 4×42」は、走行中にロック可能なディファレンシャル、そしてもちろんフルタイム4WD、防弾仕様車の技術をベースとした「ポータルアクスル」の採用により、460mmもの最低地上高が確保されていることもあって、難なくクリアしてしまった印象。

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先行したノーマルのGクラスがスリップしたシーンでも、まったく滑ることなく走破したり、1輪が完全に宙に浮いても姿勢が保たれたりするのには、プレスから感嘆の声も上がっていました。本当に「足が伸びる! 縮む!」という感じです。

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こんな圧倒的な悪路走破性が必要なシーンは、公道はもちろん、日本のオフロード専用コースでもなさそうですが、見た目の圧倒的な迫力もあってGクラスに注目するセレブの方々から熱視線を浴びそう。

なお、パワートレーンは4.0LのV8ツインターボエンジンで、421ps/610Nmというスペックを確保。ボディサイズは全長4520×全幅2100×全高2240mmで、タイヤサイズは325/55R22となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

3月の輸入車販売、BMWがVWを抑えて2位に浮上!

日本自動車輸入組合が3月の輸入車新規登録台数を発表しました。

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それによると、メルセデス・ベンツがCクラスなどの好調により8,540台(前年同月比-5.2%)で首位を維持、2位には3シリーズや2シリーズを中心に6,516台(-1.0%)を販売したBMWが浮上しました。

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VWは6,513台(-26.6%)で3位に退き、通年でも前年同期比-24.6%と2桁台の販売減が続いています。

また9位にはスズキがランクイン(1,428台)しており、3月にインドから輸入を開始した「バレーノ」が寄与。

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メルセデス・ベンツは6月にSクラスとCクラスの中間モデルとなる新型「Eクラス」の国内発売を予定していることから、今後も首位の座を維持するものと予想されます。

Avanti Yasunori

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新型アウディA4のフットワークと乗り心地をCクラス、3シリーズと比べてみると?

前回の記事でもご紹介しましたが、新型アウディA4で気になるのはやや硬めの乗り心地。

もう少し走行距離が伸びれば、路面からの当たりも少し「角」も取れるかもしれませんが、劇的にマイルドな乗り味になるわけはないでしょう。

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高いボディの剛性感は速度域が高まればフラット感も抱かせますから、人によっては全然気にならないかもしれません。

オールアルミボディとはならずとも、シャーシにアルミを多用していることで、軽くはないけれど重厚感もないという乗り味は、もう少し柔らかめなら言うことナシ! といったところでしょうか。

フロントサスペンションはお馴染みの5リンクですが、新型A4向けに改良されていて、操縦安定性確保のため横からの入力に対してはマウントを硬めにすることで対応し、縦方向のコンプライアンスはソフトにチューニングされているそう。

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リヤは従来のトラペゾイダルから5リンクに一新。5kgの重量減によりバネ下重量を軽減し、ダンパーやブッシュ類のチューニングはもちろん、フロントだけでなくリヤにもモノチューブ式ダンパーを採用することで、軽量化が図られています。

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「クワトロ」モデルの試乗車は、スポーツサスペンションとなる「クワトロ スポーツ」でタイヤサイズは245/40R18。FFの試乗車は225/50R17のこちらも「スポーツ」で、乗り味に大差は感じられませんでした。

新しいプラットフォームによる恩恵で5リンク化された恩恵は、乗り心地の面よりもフットワークで強く察知できるのが印象的。

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また、直進安定性の高さは期待以上で、ワインディングでもFFモデルでもとくに曲がりにくい(アンダーステアになりやすい)と印象づけられることはなく、クワトロはターンインのしやすさもありますが重量がFFよりも120kg重いこともあって、公道の法定速度内ではほとんど無視できそうな差といってよさそう。

新型アウディA4と前後して、Cクラス(プラグインハイブリッド)とBMW3シリーズに乗る機会がありましたが、A4は看板モデルのクワトロだけでなくFFもレベルアップしているのは間違いありません。

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Cクラスはプラグインハイブリッド化されたことで、純ガソリン車よりも重さを感じさせるものの、乗り心地と予想以上に軽快なフットワークとのバランスが秀逸。

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BMW3シリーズは、ひと回り以上小さく感じる(実際にサイズも小さいのですが)旋回性の高さなど一枚上手。低速でコーナー1つ曲がる際でもBMWらしいキビキビとした動きが感じられ、パワステのフィーリングなどは好みが分かれそうですが、それでもフットワーク重視を貫くセッティングといえそう。

Cクラスに最近使われているキーワードである「俊敏性(アジリティ)」も十分に伝わってきますが、軽快感ではやはり3シリーズでしょう。

ドイツプレミアム御三家は、やはり「三車三様」なのだと再確認させられました。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久、塚田勝弘)

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オーストラリア警察がレクサス RC Fなど新車を続々導入!

中東のドバイの警察がスーパーカーを導入することになってから、各国でも観光誘致も兼ねて新型のパトカーを導入した際には大々的に宣伝するようになってきました。

先月、日本からの観光客も多い南半球・オーストラリアで、新しいパトカーが複数車種が相次いで導入発表されました。

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オーストラリアの中心的な都市であるシドニーがあるニューサウスウェールズ州にて、日本・トヨタ自動車のプレミアムカーブランド・レクサスのスポーツクーペRC Fが納入されました。

このRC Fは、州内の交通安全キャンペーンや同国のサーキット、バサーストで開催される6時間耐久レースのペースカーとして活躍する予定になっております。

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2014年には、実務配備でGS450hとRX450hが導入されています。動力性能に優れていながらハイブリッドによる環境性能と信頼性の高さを評価され導入されています。

GLE

首都シドニーがあるビクトリア州では、メルセデス・ベンツからSUVクーペのGLE63 AMGが12ヶ月間限定でハイウェイパトロール用に試験導入されました。このGLEクーペはもう間もなく日本に導入される予定です。

オーストラリアでは郊外になると、道が広々しているのでついつい右足に力が入ることも……そうなる前にこういった高性能パトカーが導入されることによって抑止力になるのかと思いますが、仕事とはいえこのパトカーに乗れる隊員は羨ましいと思ってしまいますね。

(栗原 淳)

メルセデスAMGペトロナスF1チームのガレージツアーにARテクノロジーを世界初導入

セイコーエプソン(以下エプソン)は、メルセデスAMGペトロナス(MERCEDES AMG PETRONAS) F1チームのガレージツアーに、2016年のF1オーストラリアGPで、エプソンのスマートグラス「MOVERIO(モベリオ) BT-200」を用いたAR(拡張現実)が導入された、と発表しました。

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F1のガレージツアーでスマートグラスを用いたARを実施するのは、エプソンが世界で初めて(エプソン調べ)ということです。エプソンは、昨年の2015年から同F1チームをスポンサードしています。

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ご存知のようにメルセデスAMGペトロナスF1チームは、2015シリーズF1世界選手権でチャンピオンになりました。

そこで、チームが招待したVIPのゲストが、チームのガレージ見学をする際に、より臨場感をもって見学をしてもらうために、エプソンのスマートグラス「MOVERIO BT-200」を導入したようです。

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この「MOVERIO BT-200」を、メガネをかけるように装着してガレージを見学すれば、レースマシーンのエンジン・レイアウトや性能について動画で説明を受けることができ、それ以外にも、サーキットの情報やチームメンバーのプロフィール、最新の統計データ、チームのSNSなどの情報をリアルタイムに得ることができる、ということです。

(山内 博・画像:セイコーエプソン)

頭隠して尻隠さず!メルセデスAMG GLC63、最強のフルヌードボディ

メルセデスベンツは、2016年のニューヨークモーターショーでクロスオーバーSUV「GLC」のハイパフォーマンスモデル「AMG GLC43 4MATIC」を公開しましたが、その上に位置する、最強の「AMG GLC63 4MATIC」をキャッチしました。

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ピットに入るその一瞬をキャッチしたカメラには、より強力なサスペンションやブレーキを装備するボディが確認出来ました。

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パワーユニットは4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高馬力は510psを叩き出します。

(APOLLO)

メルセデス・ベンツ Cクラス・クーペとセダンとの違いは?

現行Cクラスはセダンモデルであってもスポーティなフロントマスクやボディフォルムにより、魅力的なエクステリアに仕立てられていますが、Aピラーから後方を2ドアクーペ専用に仕立て、Aピラーの付け根ではなくドアにマウントされたドアミラーなど、クーペならではのディテールが際立つCクラスクーペはセダンとは異なる色気を感じさせます。

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ハイライトはやはりリヤエンドで、新型Sクラスクーペとよく似た印象のセクシーで高級感を抱かせる後ろ姿に惚れてセダンではなくてクーペを購入するという方もいそう。

また、ボディ全体のデザインディテールは「C 180 Coupe Sports」と「C 180 Coupe Sports+」の2グレードともに「AMG Line」が標準装備されています。

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内・外装ともに充実の装備で「AMGスタイリングパッケージ(フロントスポイラー、サイド&リヤスカート)」、「18インチAMG5スポークアルミホイール」もしくは、「19インチAMGマルチスポークアルミホイール」、スポーツサスペンション、「Mercedes-Benzロゴ付ブレーキキャリパー&ドリルドベンチレーテッドディスク(フロント)」、「レザーARTIOスポーツシート(前席)」、「AMGスポーツステアリング」、「レザーARTIOダッシュボード」などにより、流麗なフォルムだけでなく細部にまでスポーティな仕立てとなっているのも新型Cクラスクーペの特徴です。

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新型Cクラスクーペのボディサイズは全長4705×全幅1810×全高1405mmで、車高はセダンよりも25mm低くなっていて、よりスポーティなキャラクターが強調されています。なお、セダン(C 250 Sports)のスリーサイズは、全長4715×全幅1810×全高1430mmです。

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先代のCクラスクーペと比べると全長が65mm、全幅が30mm、ホイールベースが80mmそれぞれ拡大していて、前席を中心により広いキャビンとなっています。

安全装備ではセダン、ステーションワゴンと同様に「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)」や「BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)」、「PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)」などからなる「レーダーセーフティパッケージ」が標準装備されていて、ステレオカメラ、短距離レーダー(25GHz)、中・長距離レーダー(77GHz)、25GHzマルチモードレーダーによりドライバーアシスト、万一の際の衝突被害軽減など定評ある「インテリジェントドライブ」を実現。

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荷室容量は通常時で400L、「40:20:40」の分割可倒式の後席を倒すとさらに拡大することが可能。セダンは445Lと比べると容量的には小さくなっていますが、クーペに求められる日常ユースなら不足はないはずです。

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エンジンラインナップとグレード構成は、エンジンは後日追加されるというAMGをのぞくと1.6Lの直列4気筒直噴ターボのみで、「AMG Line」を標準装備する「スポーツ」系のみというグレード構成。

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セダンよりもクーペは大人1人分ほど重くなっていますが、セダンに積まれている同エンジンの走りっぷりからすると動力性能に不満は出ないでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

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■メルセデス・ベンツCクラスクーペは2グレードでデビュー!! AMGも後日導入
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メルセデス・ベンツ・Cクラスクーペは2グレードでデビュー!! AMGも後日導入

CクラスセダンのAピラーから後方を2ドアクーペ用に仕立てたCクラスクーペがデビューしました。

グレードは「C 180 Coupe Sports」と「C 180 Coupe Sports+」の2本立てで、両モデルともに156ps/250Nmの1.6Lの直列4気筒ターボが搭載されています。また、AMGも後日導入されるとのことです。

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[nextpage title=”グレードの違いは?”]

グレードの違いは、外観では「C 180 Coupe Sports+」に19インチAMGマルチスポークアルミホイール(C 180 Coupe Sportsは18インチ)が用意されるほか、「MOExtended」と呼ばれるランフラット特性タイヤ(メルセデス・ベンツ承認タイヤ)を装着しています。

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内装では「C 180 Coupe Sports+」にメモリー付パワーシート(前席)、電動ランバーサポート(前席)、シートヒーター(前席)が標準装備されています。機能装備では、電動チルト&テレスコピックステアリング、イージーエントリー(ステアリング)、ヘッドアップディスプレイを標準で用意。

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また「C 180 Coupe Sports+」向けのオプションとして、パノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付)、本革シート、エアバランスパッケージ(空気清浄機能、パフュームアトマイザー付)が設定され、高級クーペらしい優雅な仕様に仕立てるのであれば、見た目のスポーティさも含めて「C 180 Coupe Sports+」が適任かもしれません。

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ほかにも、エレガントなスタイリングを力強く演出するトランクリッドスポイラー/ルーフスポイラーも純正アクセサリーとして用意されています。

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価格は「C 180 Coupe Sports」が547万円、「C 180 Coupe Sports+」が585万円という設定です。

(文/写真 塚田勝弘)

メルセデス・AMG E63、最強次期モデルの詳細見えた!

メルセデス・ベンツのミッドサイズ4ドアセダン「Eクラス」のハイパフォーマンスモデル「メルセデス AMG E63」の次期型がカモフラージュも薄く、再び現れました。

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パーキングに停車中とらえた試作車は、今まで隠されていたヘッドラライト、グリル、リアコンビランプなども見え、大径ホイールやトランクリッドスポイラーも新たに確認できました。

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次期型は過去最強の600psを発揮する4リットルV型8気筒ターボエンジンを搭載します。

ワールドプレミアは2016年11月と噂されますが、2017年に遅れる可能性もあります。

(APOLLO)

ICCで前席→後席のコミュニケーションをスムーズに

音声認識ソフトウェアの開発な どで高い技術力を持つニュア ンス・コミュニケーションズの日本法
人ニュアンス・コミュニケーションズ・ ジャパンは、走行中の車内コミュニケー ションをスムーズにする「ICC = In-Car Communication」のデモンストレーショ ンを行なった。

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ICC は、走行中のロー ドノイズやオーディオなどにやって聞き 取りにくくなる同乗者同士の会話をマイ ク→スピーカーを通して明瞭化する技術 だ。当然のことだが、乗車中は前席も後 席も前を向いて座っているため、特に前 席から後席への会話は聞き取りにくくな る。

車内が広いミニバンではその傾向が 顕著だ。今回のデモで使用されたのも、 メルセデス・ベンツ V クラスだった。

Mercedes-Maybach S 600 (X 222) 2014
Mercedes-Maybach S 600 (X 222) 2014

基本的なシステムは、マイクで拾った 音声をスピーカーを通して再生する。前 席乗車者が後席へ向けて会話する時は、 前席にあるマイクで音声を拾い、その音 声を後席(V クラスの場合は 3 列目に向 けて装着したスピーカー)のオーディオ 用スピーカーで再生する。009_2

オーディオの ボリュームとは関係なく再生レベルは常 に一定。違和感なく会話が成立する。

(Motor Fan illistrated Vol.114)

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新型Cクラスクーペは1.6Lターボで価格547万円〜 月々1万8000円で一度切りの人生を楽しめる?

2015年夏に本国で発表され、2015年末ごろから欧州でリリースのはじまったメルセデスCクラス・クーペがはやくも日本上陸です。

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名前からもCクラスファミリーであることは明確ですが、そのアルミハイブリッドボディはAピラーから後ろが完全新設計というもので、メルセデスらしい「モダンラグジュアリー」なシルエットを実現しています。

発表会にゲストとして登壇したファッションデザイナーの天津 優(あまつ ゆう)さんは「Cクラスクーペは、ファッション界で最近はやっている”エレガントスポーティ”に通じるものがある」と、クーペの流麗さとメルセデスらしい力強さを併せ持つCクラスクーペを評していました。

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Sクラスクーペを彷彿とさせる佇まいの新型Cクラスクーペ。そのスタイリングを流麗かつスポーティに見せているポイントは、ドアミラーの位置にあります。

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AMG GTのようなスーパースポーツにならい、ドアから立ち上げるようにミラーを配置しているのです。

20160314MB C Coupe_027そのボディは空力性能とキャビンのパッケージをバランスさせたもので、ホイールベースの延長などにより前席を中心にスペースを拡大。また、空気抵抗係数(Cd値)は先代の0.27から0.26へと向上させています。

そのボディの中には、フロント4リンク、リヤにマルチリンクという凝ったサスペンションが与えられ、さらに走行状況に応じて減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムが採用されました。

 

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先進安全システムとしては、複合的なセンサー(ステレオカメラ・1個の77GHzミリ波レーダー・5個の25GHzミリ波レーダー)によってクルマの周囲を網羅するという「インテリジェントドライブ」を搭載。

その主な機能は、先行車や車線の状況に合わせて速度をコントロールする「ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)」、車両や歩行者を検知して運転手に注意を促すとともに衝突被害軽減ブレーキを作動させる「PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)」、後方からの衝突に備えたアラートとシートベルトテンショナーの起動を実現する「リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)」、車線のはみ出しや対向車との衝突事故を防止する「アクティブレーンキーピングアシスト」、斜め後ろの死角に車両がいるときに注意を喚起する「アクティブブラインドスポットアシスト」などとなっています。

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日本仕様として、まず用意されるグレードはC180クーペスポーツとC180クーペスポーツ+。いずれも直列4気筒の1.6リッターガソリン直噴ターボエンジン(最高出力115kW・最大トルク250Nm )に7速ATを組み合わせた後輪駆動で、メーカー希望小売価格は547万円~585万円。メルセデスの贅沢なクーペとしてはリーズナブルといえるのではないでしょうか。

さらに5年タイプの残価設定型ローンと各種サービスを組み合わせた「まるごとプラン」を利用すると月々1万8000円~の支払いで、この流麗なジャーマンクーペに乗ることができるというのも注目です。

(写真:小林和久 文:山本晋也)

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