Motor Fan's YEAR 2016

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無敵のオープン誕生!アストンマーティン ヴァンキッシュ ヴォランテ「S」

先日、アストンマーティン『ヴァンキッシュ』のハイパフォーマンスモデル「S」モデルをスクープしましたが、その最強オープンモデルとなる、『ヴァンキッシュ ヴォランテS』の姿を確認しました。

Aston Martin Vanquish S Volante (1)

エアスプリッター付きベンチレーションやリップスポイラーなどのアグレッシブなフロントエンドを始め、クワッドリアデュフューザー、クワッドエキゾーストパイプまで、クーペと同じものが確認できます。

Aston Martin Vanquish S Volante (3)

パワーユニットは6リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高馬力は700psを発揮するとも伝えられており、パフォーマンスでは、ランボルギーニ「アヴェンタドールSVロードスター」と肩を並べる、世界最強オープンカーの誕生となります。

(APOLLO)

アストンマーティン・ヴァンテージ次期型、AMG製V8をニュルで試す!?

アストンマーティンの2ドアクーペ『ヴァンテージ』次期型が、ニュルブルクリンクのノルトシェライフェに高速テストに現れました。

Aston Martin Vantage 007

ボディの大部分がカモフラージュパネルで覆われており、デザインのディテールは不明ですが、注目はその心臓部です。

Aston Martin Vantage 011

アストンマーティンは、技術提携を結ぶメルセデスAMGと、パワートレインや電装コンポーネントを共同開発しており、最新モデル『DB11』にはAMG製エンジン搭載の噂が流れていましたが、結局は搭載が見送られました。

ところが、このニュルを走る「ヴァンテージ」次期型には、メルセデスAMG製4リットルV型8気筒ターボエンジンが搭載されている可能性が高い事が、関係者の証言を元にレポートされています。

市販モデルの公開は2017年秋頃と予想されています。

(APOLLO)

もう逢えないかもしれない!? 希少なアストンマーティンの限定車

2016年8月2日、イギリスのプレミアムスポーツカーブランドであるアストンマーティンが2台の限定車を公開しました。

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2014年10月にアストンマーティンのCEOにアンディ・パーマー氏が就任し、2020年までに7台のニューモデル(新型車、限定車含む)をリリースすると発表。

その後ヴァンテージV12S、ヴァルカンそして新世代アストンマーティンの幕開けを告げるDB11と、これまでのアストンマーティンでは考えられないようなペースでローンチしてきました。

そして今回、2016年5月のイタリアのイベントで発表されたヴァンキッシュザガートとWEC(FIA 世界耐久選手権)などで活躍しているヴァンテージGTEレーシングカーのDNAを引き継いだロードカーであるヴァンテージGT8が披露されたのです。

ヴァンキッシュザガートは、アストンマーティンのフラッグシップモデルであるヴァンキッシュをベースに、イタリアのカロッツェリアであるザガートとコラボレーションして生まれたモデルです。

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アストンマーティンとザガートのコラボの歴史は1960年のDB4 GT ザガートから始まり、以降1986年のV8ヴァンテージ、2002年の DB7ヴァンテージザガート。そして2011年にはV12ヴァンテージザガートが発表され、今回のヴァンキッシュザガートは5台目のモデルとなります。

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エレガントなヴァンキッシュのボディをベースに、ザガートのアイコン的なダブル・バブルルーフをはじめ、円形のテールライトリフレクターを採用。

インテリアでは、ダッシュボードにはヘリンボーンカーボンファイバーとアルマイト処理を施された暗色ブロンズが組み合わされています。また、エアコンのベントやロータリースイッチには暗色ブロンズが使用されています。

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シートやドアセクションにはZパターン・キルトがあしらわれ、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、ザガートのイニシャルであるZが施されています。

これまで登場した3台のザガートとのコラボモデルもコレクターズアイテムとして非常に人気を誇っています。

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99台限定で価格が5810万円というヴァンキッシュザガート。その希少性からプレミアム価格となるのは間違いないでしょう。日本には2台が輸入されるそうです。

ベビーアストンと呼ばれるV8ヴァンテージクーペをベースとしたヴァンテージGT8は、モータースポーツのDNAをふんだんに織り込み、エクステリアや走行性能もノーマルとは大幅に異なります。

大きなリアウィングが存在感を主張するヴァンテージGT8は、そのままサーキットを走行しても高いパフォーマンスを発揮するポテンシャルを感じさせます。

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カーボンを採用したボディパーツはレースで培った空力特性を応用。シャシーもサーキット走行を想定してチューンを施されています。

そして徹底的な軽量化を図り、最大で100kgの軽量を実現。シャープな俊敏性を実現しています。

搭載される4.7LV8エンジンは最高出力446psを発生し、トランスミッションは6速MTかセミATのスポーツシフトIIから選ぶことが可能です。

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こちらのストリートからサーキットまで走行できるドライバーズカーのヴァンテージGT8も全世界で150台の限定生産です。価格は6速MT車が2770万円、スポーツシフトII車は2827万2400円で日本には4台が導入される予定です。

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今回の2台の限定車、今回の発表会以外で見ることはほとんどない超希少車といえるでしょう。

(萩原文博)

アストンマーティン・ヴァンキッシュ次世代型に700馬力の「S」登場

2017年登場のアストンマーティン『ヴァンキッシュ』に、究極のハードコアモデル「S」が投入されることがわかりました。

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フロントエアスプリッターを備えるベンチレーションやリップスポイラー、サイドスカート、リアにはクワッドエキゾーストパイプ&クワッドデュフューザーなど、スーパーカーアイテムが凝縮されたエクステリアが確認できます。

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軽量化を図るとともに、メカニック面でもブレーキ、サスペンションを強化。圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

そして注目される心臓部には、6リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高馬力はアストンマーティン最強の700psを叩き出す可能性を秘めています。

ワールドプレミアは2018年内の可能性が高いようです。

(APOLLO)

アストンマーティンが99台限定の「Vanquish Zagato Coupe」を披露

2016年6月22日、英国のゲイドンで公開されたアストンマーティンの「Vanquish Zagato Coupe(ヴァンキッシュ・ザガート・クーペ)」。

5月にイタリアのコモ湖畔で開催されたヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で発表された「Vanquish Zagato Concept」の市販モデルで、大きな反響を集めたため99台限定で生産されることになったそうです。

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アストンマーティンとザガートのコラボの歴史は、1906年に発表された美しいシルエットが特徴の「DB4 GT Zagatoレーシングカー」に端を発し、50年にもなります。

生産されることになった「Vanquish Zagato Coupe」は、同コラボとして5台目のモデルで、アストンマーティンのダイナミズムや素材クオリティへのこだわりに、ザガートの特徴であるデザイン・ランゲージを巧みに融合させています。

また、高いスポーツ性だけでなく、アストンマーティンの手になるビスポーク・ラグジュアリーの究極の形を示すものという意欲作。

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アストンマーティンの6.0L V12エンジンは、最高出力が600ps(欧州仕様)に引き上げられており、0-60mph(約97km/h)をわずか3.5秒で加速。パフォーマンス向上により、サスペンションのセットアップも見直されています。

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ザガートらしいアグレッシブな外観が目を惹きますが、ボディはカーボンファイバーで製作され、大きな1ピースパネルを使うことにより、ボディパネルの継ぎ目に現れるスプリット・ラインを大幅に削減しているのが特徴。

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そのほか、ザガートの伝統的なリヤビューを彷彿とさせる円形のテールライト・リフレクターをはじめ、「Aston Martin Vulcan(ヴァルカン)」と同様のLEDブレード・テクノロジーのOne-77用に開発されたものと密接な関係があるという、ウイング・ミラーなども注目点です。

「Vanquish Zagato」の彫刻的なリヤエンドは、DB11のエアロダイナミックな造形を想起させる造形になっています。さらに、リトラクタブル・スポイラーやラゲッジへのアクセスを容易にするリヤハッチなども装備。

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一方のインテリアでは、ダッシュボードに、「ヘリンボーン・カーボンファイバー」とアルマイト処理が施された暗色ブロンズの組み合わせが採用され、オプションでアニリン・レザーも設定されています。

また、ベントやロータリー・スイッチには豪華な素材を採用しているほか、シートやドアトリムまわりには、ユニークな「Z」パターン・キルトがあしらわれていて、Zagatoのイニシャルである「Z」がヘッドレストにエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで施されています。

なお、欧州での納車は2017年第1四半期から開始される予定となっています。

(塚田勝弘)