Motor Fan's YEAR 2016

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偽装車に謎のメッセージ…アストンマーティン、DB11にオープンモデルを示唆!

アストンマーティンの2+2新型クーペ「DB11」のオープンモデルとなる、「DB11ヴォランテ」のプロトタイプをカメラが捉えました。

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凍てつく北欧で捕捉したプロトタイプのボディには、「OPENING SPRING 2018」という謎のメッセージが描かれています。恐らく、2018年春にデビューすることを示唆していると思われ、非常にレアなプロトタイプと言えます。

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パワートレインはクーペから移植される、5.2リットルV型12気筒エンジンを搭載し、最高馬力は608psを発揮すると見られます。

ソフトトップルーフには、最新技術を用いて開閉時のスピード、静粛性の向上を図っているといいます。

以前から噂されている、AMG製パワートレインのオプション設定がされるかも気になる所です。

(APOLLO)

アストンマーティンがマリン分野にも進出。プレミアムなパワーボートを発表

アストンマーティンは、ヴァルカンやDB11などのニューモデルを続々と発売している、英国のプレミアムスポーツカーブランドです。

そのアストンマーティンが、モナコのヨットショーで初のパワーボートを公開し、陸上だけにとどまらずマリン分野へも進出を果たしました。

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アストンマーティンAM37と名づけられたパワーボートは、全長37フィート(約11.3m)のデイクルーザーとして設計されており、テーブルをベッドに変えることで一晩を船内で過ごすことができます。

キャビンには優雅な雰囲気を演出する照明をはじめ、エアコンや冷蔵庫、電子レンジそしてトイレも完備されるなど究極の快適性を実現しています。

さらに最高品質のレザーを使用してレイアウトされたリアシートには最大で8人が乗船することができます。

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このAM37の研究開発にはアストンマーティンからデザイナーやクルマの製作に携わっている熟練工が参加し、研究・開発に2年の歳月が費やされました。

デザインチームは造船技師集団のモジュラーデザインと密接に協力し、プロジェクトを慎重に検討。そして熟練工の経験や技術はオランダのクインテッセンス・ヨットの手により革新的なパワーボートへと移植されています。

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AM37のエクステリアに設置されたラップアラウンド・ウインドスクリーンは一枚のガラスで製作され、美しい曲線を描いています。また、ダッシュボードにはアストンマーティンの最も先進的なスポーツカーのスタイリング要素が反映されたカーボンを採用しています。

さらにステアリングホイール、スロットルハンドル、光沢メタル製ジョイスティックといった操作系には高品質のレザーを採用するなど、クルマと同じこだわりが感じられます。

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AM37には2つのバージョンが用意されていて、スタンダードのAM37は、マーキュリー製の370psを発生するディーゼルエンジンもしくは430psを発生するガソリンエンジンを選択でき、予測最高速度は45ノット(約83.3km/h)です。

高性能バージョンのAM37Sは、520psを発生するガソリンエンジンが搭載され、予測最高速度は50ノット(約92.6km/h)に達します。

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クルマの世界では最高のラグジュアリーブランドという地位を確立しているアストンマーティンが、このAM37により、ボートにおいてもクルマ同様に最高のラグジュアリーブランドとしての地位を確固たるものにするのも時間の問題かもしれません。

(萩原文博)

無敵のオープン誕生!アストンマーティン ヴァンキッシュ ヴォランテ「S」

先日、アストンマーティン『ヴァンキッシュ』のハイパフォーマンスモデル「S」モデルをスクープしましたが、その最強オープンモデルとなる、『ヴァンキッシュ ヴォランテS』の姿を確認しました。

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エアスプリッター付きベンチレーションやリップスポイラーなどのアグレッシブなフロントエンドを始め、クワッドリアデュフューザー、クワッドエキゾーストパイプまで、クーペと同じものが確認できます。

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パワーユニットは6リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高馬力は700psを発揮するとも伝えられており、パフォーマンスでは、ランボルギーニ「アヴェンタドールSVロードスター」と肩を並べる、世界最強オープンカーの誕生となります。

(APOLLO)

アストンマーティン・ヴァンテージ次期型、AMG製V8をニュルで試す!?

アストンマーティンの2ドアクーペ『ヴァンテージ』次期型が、ニュルブルクリンクのノルトシェライフェに高速テストに現れました。

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ボディの大部分がカモフラージュパネルで覆われており、デザインのディテールは不明ですが、注目はその心臓部です。

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アストンマーティンは、技術提携を結ぶメルセデスAMGと、パワートレインや電装コンポーネントを共同開発しており、最新モデル『DB11』にはAMG製エンジン搭載の噂が流れていましたが、結局は搭載が見送られました。

ところが、このニュルを走る「ヴァンテージ」次期型には、メルセデスAMG製4リットルV型8気筒ターボエンジンが搭載されている可能性が高い事が、関係者の証言を元にレポートされています。

市販モデルの公開は2017年秋頃と予想されています。

(APOLLO)

もう逢えないかもしれない!? 希少なアストンマーティンの限定車

2016年8月2日、イギリスのプレミアムスポーツカーブランドであるアストンマーティンが2台の限定車を公開しました。

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2014年10月にアストンマーティンのCEOにアンディ・パーマー氏が就任し、2020年までに7台のニューモデル(新型車、限定車含む)をリリースすると発表。

その後ヴァンテージV12S、ヴァルカンそして新世代アストンマーティンの幕開けを告げるDB11と、これまでのアストンマーティンでは考えられないようなペースでローンチしてきました。

そして今回、2016年5月のイタリアのイベントで発表されたヴァンキッシュザガートとWEC(FIA 世界耐久選手権)などで活躍しているヴァンテージGTEレーシングカーのDNAを引き継いだロードカーであるヴァンテージGT8が披露されたのです。

ヴァンキッシュザガートは、アストンマーティンのフラッグシップモデルであるヴァンキッシュをベースに、イタリアのカロッツェリアであるザガートとコラボレーションして生まれたモデルです。

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アストンマーティンとザガートのコラボの歴史は1960年のDB4 GT ザガートから始まり、以降1986年のV8ヴァンテージ、2002年の DB7ヴァンテージザガート。そして2011年にはV12ヴァンテージザガートが発表され、今回のヴァンキッシュザガートは5台目のモデルとなります。

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エレガントなヴァンキッシュのボディをベースに、ザガートのアイコン的なダブル・バブルルーフをはじめ、円形のテールライトリフレクターを採用。

インテリアでは、ダッシュボードにはヘリンボーンカーボンファイバーとアルマイト処理を施された暗色ブロンズが組み合わされています。また、エアコンのベントやロータリースイッチには暗色ブロンズが使用されています。

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シートやドアセクションにはZパターン・キルトがあしらわれ、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、ザガートのイニシャルであるZが施されています。

これまで登場した3台のザガートとのコラボモデルもコレクターズアイテムとして非常に人気を誇っています。

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99台限定で価格が5810万円というヴァンキッシュザガート。その希少性からプレミアム価格となるのは間違いないでしょう。日本には2台が輸入されるそうです。

ベビーアストンと呼ばれるV8ヴァンテージクーペをベースとしたヴァンテージGT8は、モータースポーツのDNAをふんだんに織り込み、エクステリアや走行性能もノーマルとは大幅に異なります。

大きなリアウィングが存在感を主張するヴァンテージGT8は、そのままサーキットを走行しても高いパフォーマンスを発揮するポテンシャルを感じさせます。

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カーボンを採用したボディパーツはレースで培った空力特性を応用。シャシーもサーキット走行を想定してチューンを施されています。

そして徹底的な軽量化を図り、最大で100kgの軽量を実現。シャープな俊敏性を実現しています。

搭載される4.7LV8エンジンは最高出力446psを発生し、トランスミッションは6速MTかセミATのスポーツシフトIIから選ぶことが可能です。

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こちらのストリートからサーキットまで走行できるドライバーズカーのヴァンテージGT8も全世界で150台の限定生産です。価格は6速MT車が2770万円、スポーツシフトII車は2827万2400円で日本には4台が導入される予定です。

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今回の2台の限定車、今回の発表会以外で見ることはほとんどない超希少車といえるでしょう。

(萩原文博)

アストンマーティン・ヴァンキッシュ次世代型に700馬力の「S」登場

2017年登場のアストンマーティン『ヴァンキッシュ』に、究極のハードコアモデル「S」が投入されることがわかりました。

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フロントエアスプリッターを備えるベンチレーションやリップスポイラー、サイドスカート、リアにはクワッドエキゾーストパイプ&クワッドデュフューザーなど、スーパーカーアイテムが凝縮されたエクステリアが確認できます。

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軽量化を図るとともに、メカニック面でもブレーキ、サスペンションを強化。圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

そして注目される心臓部には、6リットルV型12気筒エンジンを搭載、最高馬力はアストンマーティン最強の700psを叩き出す可能性を秘めています。

ワールドプレミアは2018年内の可能性が高いようです。

(APOLLO)

アストンマーティンが99台限定の「Vanquish Zagato Coupe」を披露

2016年6月22日、英国のゲイドンで公開されたアストンマーティンの「Vanquish Zagato Coupe(ヴァンキッシュ・ザガート・クーペ)」。

5月にイタリアのコモ湖畔で開催されたヒストリックカーの祭典「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」で発表された「Vanquish Zagato Concept」の市販モデルで、大きな反響を集めたため99台限定で生産されることになったそうです。

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アストンマーティンとザガートのコラボの歴史は、1906年に発表された美しいシルエットが特徴の「DB4 GT Zagatoレーシングカー」に端を発し、50年にもなります。

生産されることになった「Vanquish Zagato Coupe」は、同コラボとして5台目のモデルで、アストンマーティンのダイナミズムや素材クオリティへのこだわりに、ザガートの特徴であるデザイン・ランゲージを巧みに融合させています。

また、高いスポーツ性だけでなく、アストンマーティンの手になるビスポーク・ラグジュアリーの究極の形を示すものという意欲作。

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アストンマーティンの6.0L V12エンジンは、最高出力が600ps(欧州仕様)に引き上げられており、0-60mph(約97km/h)をわずか3.5秒で加速。パフォーマンス向上により、サスペンションのセットアップも見直されています。

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ザガートらしいアグレッシブな外観が目を惹きますが、ボディはカーボンファイバーで製作され、大きな1ピースパネルを使うことにより、ボディパネルの継ぎ目に現れるスプリット・ラインを大幅に削減しているのが特徴。

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そのほか、ザガートの伝統的なリヤビューを彷彿とさせる円形のテールライト・リフレクターをはじめ、「Aston Martin Vulcan(ヴァルカン)」と同様のLEDブレード・テクノロジーのOne-77用に開発されたものと密接な関係があるという、ウイング・ミラーなども注目点です。

「Vanquish Zagato」の彫刻的なリヤエンドは、DB11のエアロダイナミックな造形を想起させる造形になっています。さらに、リトラクタブル・スポイラーやラゲッジへのアクセスを容易にするリヤハッチなども装備。

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一方のインテリアでは、ダッシュボードに、「ヘリンボーン・カーボンファイバー」とアルマイト処理が施された暗色ブロンズの組み合わせが採用され、オプションでアニリン・レザーも設定されています。

また、ベントやロータリー・スイッチには豪華な素材を採用しているほか、シートやドアトリムまわりには、ユニークな「Z」パターン・キルトがあしらわれていて、Zagatoのイニシャルである「Z」がヘッドレストにエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで施されています。

なお、欧州での納車は2017年第1四半期から開始される予定となっています。

(塚田勝弘)

最後のアストンマーティンDB9「Last of 9」のコレクターズアイテム化は必至!?

フォード傘下時代にDB7の後継モデルとして登場したアストンマーティンDB9は、英国ゲイドンのファクトリーで製造された最初のモデルでもありました。

2ドアクーペ、2ドアオープンのVolante(ヴォランテ)をラインアップし、2004年(発表は前年)から現在までアストンの主力モデルのひとつとして同ブランドの屋台骨を支えてきました。

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2016年6月16日、アイコン・モデルとして君臨してきたDB9 のファイナルバージョンである「Last of 9」が発表されました。すでに、3月のジュネーブモーターショーでDB11が発表されていますから「Last of 9」はまさに最終仕様。

世界で18 台のみという超レアな仕様であり、日本には 3 台のみ導入されます。

ファンにとってはまさに垂涎の的といえるでしょう。「Last of 9」の製造を受け持つのは、アストンマーティンのビスポーク的な部門といえる「Q by Aston Martin」。

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ボディカラーに「Q ヘリテージ・カンバーランド・グレイ」を採用し、ボディの前後を飾るマザー・オブ・パール製のインレイ・ウイング、V12エンジンに装着される「Q by Aston Martin」プレート、フェンダーに配置されるブラック塗装の「Last of 9」バッジなど、限定車にふさわしいカスタムメイドのバッジも用意。

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インテリアには、「サンドストーム・ゴールドレザー」装飾のピンストライプがあしらわれた「セミアニリン・ビターチョコレート・カラー」の本革シートを装備。「Last of 9」の刺繍も施されるほか、ヘッドライニングは質感の高さを抱かせるカシミア張りとなっています。

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ダッシュボードには、「フィドルバック」と呼ばれる木目を美しく揃えたウッドパネルが採用されているほか、ビレット・アルミニウム製のロータリースイッチに機械加工による飾り模様も施されています。

「Last of 9」を手にできる幸運なオーナーには、製造プロセスが記録された「Q by Aston Martin」ブックが贈呈されるとともに、アストンマーティン・オーナーズ・クラブへの登録が公式に行われます。

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クルマの出自が保証されるため、コレクターズアイテムとしての価値も高まります。

さらに、クルマの製造工程を見学するために、アストンマーティン本社を訪れることもできるそう。なお、日本向けはクーペのみ3台で、価格は3319万7000円です。

(塚田勝弘)

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ジェームズ・ボンドが乗ったDB10よりも速い!? アストンマーティンDB11が世界デビュー
http://clicccar.com/2016/03/08/358346/

アストンマーティン「V12 Vantage S」に7速MTモデルを追加

ポルシェやコルベットに採用されている7速MT。アストンマーティンの日本向け現ラインナップは、2ペダルの7速AMTや6ATになっていますが、2017年モデルの「V12 Vantage S」に無償オプションとして7速MTが追加されます。

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Hパターンの左下に配置される7速MTの1速は、クラシックなドッグレッグ・パターンで、6速仕様の「H」パターンの中に頻繁に使用するギアをすべてレイアウト。

アストンマーティンが「AMSHIFT」と呼ぶ7速MTは、ドライバーによる選択が可能で、クラッチ、シフトポジション、プロペラシャフトの各センサー情報とエンジン・マネージメント・プログラムが相まって、ヒール&トゥによるシフトダウンを完璧に再現するというもの。

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さらに、クラッチ操作による加速の中断を最小限に抑制し、どのドライビング・モード時でも使用可能だそう。とくに「スポーツ・モード」時に真価し、中でもシフトダウン時のブリッピングは、非常にエキサイティングな咆吼を響かせるそうです。

自動ブリッピング機能は、ポルシェや日産フェアレディZのようにスポーツカー向けのMTに欠かせない要素になっているのでしょうか。

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7速MTもAMTの「スポーツシフト3」もシャーシ、ブレーキ・パッケージ、6.0LのV12エンジンなど、トランスミッション以外のすべてが共通で、両バージョンともに0-100km/hを3.9秒で加速し、最高速度は330km/hに達します。

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トランスミッション以外では、新しくなった「スポーツプラス・パック・オプション」が注目されています。

5つ用意されるボディカラーは、フロントグリル、リップスティック、サイドシル、ミラーハウジング、リヤディフューザー・ブレードのアクセントカラーと無償で組み合わせることができます。

さらに「スポーツプラス・パック」のエクステリアには、グラファイト仕上げの10本スポーク軽量アルミホイールが装着されるほか、ブラックまたはグレイのレザーにストライプやコントラスト・ステッチを組み合わせたインテリアを採用。

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「V12 S」以外の「Vantage」ラインナップにも変更があり、V8モデルを「V8 Vantage S」のクーペとロードスターに統合。さらに、新しい「Ami 3インフォテインメントシステム」の採用もトピックスで、「Ami 2」から大幅に進化したナビを搭載するほか、Apple「Car Play」にも対応しています。

なお、MTバージョンの「V12 Vantage S」の納車開始は、2016年第3四半期が予定されています。

(塚田勝弘)

5時間足らずの東京初披露。これがアストンマーチン・ヴァルカンだ!

5月15日、GW後最初の日曜日の夕方、東京・渋谷区にある「代官山 T-SITE」の敷地内にあるギャラリースペースにて、アストンマーチンのクローズドコース専用車である「アストンマーチン・ヴァルカン」が公開されました。

展示された時間は夕方4時過ぎから8時半という非常に短い時間でした。

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このクルマは、世界でたった24台のみ生産されるレーシングカー。

しかもそのハンドルを握れるのは、アストンマーチンのCEOアンディ・パーマー氏自らの審査で合格した24人のみなのです。その24枠に日本人も1人入っており、既に納車されています。

最高出力820馬力を発揮する7.0L V12エンジンを搭載し、6速シーケンシャルというパワートレインをカーボンファイバー製のモノコックボディに搭載、同社が現在参戦しているWEC(世界耐久選手権)のGTEクラスのマシン以上のパフォーマンスを発揮するとのことです。

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今回、代官山T-SITEに展示されたのは、その個体そのものではないですが、福岡、広島と各地域で開催されるVIP向けの公開ツアーの一環で、日本で一般にも見られるように展示されたのはこれが初になります。

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ただただ、この圧倒的な存在感に無言になってしまいました。

当日の夕方4時に代官山T-SITEのSNSに突如告知がされるという、あまりのサプライズながら、会場には多くのクルマ好きがカメラ片手に食い入るように色んな角度から撮影しながら見ていました。

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残念ながら、インテリアはVIP向けにギャラリースペース内で開催されているパーティー側、運転席側のみドアが開けられており、屋外からははっきりと伺うことは出来ませんでした。

乗り降りする際は、専用ステアリングを外して行います。このステアリングは1つでスポーツカーが買えるみたいです。

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ド迫力のエクステリアの中で印象に残るヘッドライト、テールランプ。特にテールランプは、この1つ1つが発光するのです。このデザインをより市販向けにリデザインし、将来のアストンマーチンに登場させるようです。

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足元は、フロント(左)が305/30ZR19、リア(右)が345/30ZR19でミシュラン・パイロットスポーツカップ2が装着されていますが、サーキットではもちろんスリックになります。

足回りは、レーシングカー譲りのプッシュロッド式サスペンションに、カーボンセラミックブレーキと電子制御システムでオーナーが安心してサーキットを攻められるように設計されています。

ヴァルカンのオーナーに内定すると、アストンマーチン専用のサーキットトレーニング(レーシングドライバーによる、実技(One-77やV12ヴァンテージSの市販車からヴァンテージGT4レーシングカー)と座学両方のドライビングスクール、シミュレーターを使ったトレーニングを受け、無事にヴァルカンが納車された後、世界各国のサーキットにてヴァルカンオーナーのみの走行イベントを行います。

これらのヴァルカン専用プログラムには、予備パーツ、装備品、運送等などのサービスも含まれています。フェラーリのXXプログラム、マクラーレンP1GTRプログラムと同等のものですね。

今度は、ヴァルカンが日本のサーキットで疾走する姿をぜひ納めたいものです。

(栗原 淳)

アストンマーティン・ヴァンテージGT8がニュル高速テストで初走行!

先日、アストンマーティンは「ヴァンテージGT8」を発表しましたが、早くもニュルで高速テストを開始した模様です。

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「V8ヴァンテージ」より高性能という「GT8」は、446psを発揮する4.7リットルV型8気筒エンジンを搭載し、0→100km/h加速は4.5秒で走りぬけます。

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カーボンファイバー製エアロキットを装備し、「ヴァンテージ」より100kgの軽量化に成功、公道とサーキット両方の走りに対応させています。

(APOLLO)