Motor Fan's YEAR 2016

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1,000人に訊いたお盆調査。帰省のピークは8月13日(土)!

今年のお盆にマイカーで帰省する予定がある男女1,000人を対象に、ソニー損保がインターネットを通じてアンケートを実施し、連休中の交通渋滞発生時期について予測しました。

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アンケート結果では、年初に新たな祝日として「山の日」 が制定されたことにより、「お盆休みが増えた」とする回答が4割近くに達したそうです。

長期休暇が取りやすくなったことで、帰省ラッシュを避け、8月11日の「山の日」を利用して帰省するケースが増える模様。

ちなみに、アンケート結果からは帰省ラッシュのピークが8月13日(土)、Uターンラッシュのピークが8月14日(日)になると予想されています。

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また、過去に帰省などの長距離ドライブで実際に事故やトラブルを経験した割合は4割近くに達しており、「他の車との事故」や「ゲリラ豪雨などの自然災害」、「渋滞中のトイレトラブル」がそれぞれ約1割、次いで「タイヤのパンク」、「バッテリー上がり」、「高速合流時の立ち往生」などが続いています。

これらの結果から、交通事故はもちろんのこと、自然災害に遭ったときの対処やトイレ休憩のタイミングについても、注意しておく必要がありそうです。

一方、新東名(愛知県)開通効果検討会議が8月5日に発表した情報によると、今年2月13日に新東名高速道路の浜松いなさJCT〜豊田東JCT間が開通したことにより、従来の東名高速三ヶ日JCT〜豊田JCT間の平均交通量が約3割減っているそうです。

NEXCO

今年5月の連休の際には、新旧東名で発生した渋滞回数は9割減少しており、お盆の交通渋滞低減にも大きな効果が期待されています。

日本道路交通情報センターが提供している渋滞予測ツール を活用するなど、最新の情報を確認の上、ゆとりを持って出かけるようお勧めします。

Avanti Yasunori・画像:NEXCO中日本、ソニー損保)

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8/11「山の日」制定でお盆の渋滞はどう変わる?
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お盆の交通渋滞回避には「予測ツール」の活用がお薦め!

日本道路交通情報センター(JARTIC)によると、お盆や夏の行楽シーズン期間中には、故郷への帰省や観光地への行楽などで、高速道路や一般道路の交通量が増加するため、今年も激しい渋滞が発生する可能性が高いとしています。

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高速道路では上下線ともに、8月11日(木) 〜 16日(火)に渋滞が多く発生、特に下り線は8月13日(土)に、また上り線は8月14日(日)にラッシュのピークを迎え、10km以上の渋滞が多く発生するとの予測。

また一般道路では、期間中の休日を中心に観光地へ向かう車が増加。周辺道路の渋滞が予想され、特に激しい渋滞として赤川花火大会(山形県鶴岡市)の開催日に国道112号で15kmなどの渋滞が予測されています。

JARTIC

日本道路交通情報センターでは、HP上のカレンダーに日時を指定することで、最新の渋滞予測が地図上に表示される仕組みになっているので、こちらを参考にしてみるのもよいかもしれません。

また同センターでは、事故や天候等によって、混雑状況が予測と大きく変わる可能性もあるので、出かける前にインターネットや電話等で最新の情報を確認の上、ゆとりを持って出かけるよう勧めています。

公式ページ:渋滞予測情報|JARIC

Avanti Yasunori・画像:JARTIC)

8/11「山の日」制定でお盆の渋滞はどう変わる?

高速道路各社がお盆期間(8月6〜16日)の渋滞予測を発表、10km以上の渋滞が昨年を上回る446回発生、ピークは下りが8月13日、上りが8月14日になるとしています。

Fuji

おりしも、今年から8月11日が「山の日」として祝日になり、16日にかけて全国的に連休の渋滞に拍車がかかるとみられています。

「山の日」は今年の元旦に施行された祝日で、以前から各県が条例などで独自に設けていた「山の日」を国レベルで一纏めにしたもので、山に親しみ、山の恩恵に感謝する事を趣旨としています。

下りでは13日朝に関越自動車道の花園IC付近と中央自動車道の相模湖IC付近で、上りでは14日の夕方に東名高速道路上りの大和トンネル付近や東北自動車道の上河内SA付近などで渋滞が発生すると予測しており、最長の渋滞は45kmに達する模様。

昨年には14日夜、関越自動車道上りで最長となる約49kmの事故渋滞が発生しており、高速道路各社は移動日や出発時間をピークから外すなどして渋滞を回避、安全運転を心掛けるよう、呼びかけています。

Avanti Yasunori

ドライバー必見!長時間ドライブでも眠くならない方法とは?

夏休みを利用して家族で旅行に行ったり、地方のイベントに行くために長時間ドライブをする機会もあると思います。そんな長時間ドライブでの心配が睡魔。

今回はドライブ時の眠気対策を紹介していきます。

■眠気覚ましドリンクを飲む

今やコンビニにも置かれている眠気覚ましドリンク。長距離ドライブの際は事前に購入しておくことがおすすめ。パーキングエリアなどでも置いてあることは多いですよ。またコーヒーのようなカフェインが含まれてるのも効果的です。

■思い切ってパーキングエリアで休憩

クルマから降りて外の空気を吸ったり、身体を伸ばしたり動かしたりするだけでもだいぶ違います。それでも目が覚めない場合は思い切って仮眠するのもありです。

■ガムを食べる

特にガムは効果的。ガムは噛み続けるため顎を長時間動かします。顎は動かすと脳を活性化させる働きを持っているため、眠気覚ましには効果的。刺激が強いガムでなくても効果があるので、自分好みのガムで大丈夫ですよ。

■窓を開ける

風を受けるだけでも刺激を受けますし、車内の換気にもなります。実は新鮮な空気を吸うことで脳が冴えやすくなるそうですよ。

■歌をうたう・同乗者とおしゃべり

1人ドライブの際はおすすめ。音楽に合わせて思いっきり歌うことによって、脳を覚ましましょう。大きな声を出すことによってストレス発散にもなりますよ。同乗者がいる場合は大きな声で歌うのは迷惑になってしまうので、2人以上の場合はおしゃべりがおすすめ。口を動かし続けることで目が覚めてきやすいですよ。

居眠り運転は死亡事故などの重大な事故を引き起こす危険なもの。眠気を感じたらこれらのことを実践して目を覚ましましょう。

(鈴木 唯)

東京都青少年・治安対策本部からの受託で富士通とFTRD社がビッグデータ分析で東京の433交差点の渋滞を分析

富士通と富士通交通・道路データサービス(以下、FTRD社)は、FTRD社の「FUJITSU インテリジェントデータサービス 商用車プローブデータサービス」を使用するビッグデータ分析で東京都の主要渋滞箇所433交差点の交通渋滞を定量的に分析したと発表しました。

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今回2社は、東京都青少年・治安対策本部(以下、東京都)から渋滞分析調査業務を受託し、商用車プローブデータを使って交通渋滞を分析しました。

商用車プローブデータとは、トラックなどの貨物商用車に搭載したデジタルタコグラフから1秒間隔で集められる商用車データで、移動速度、位置、時刻、X軸・Y軸・Z軸の3方向の動きに対する加速度などの情報が含まれています。

本調査で富士通とFTRDは、建設コンサルティングの地域未来研究所の協力を得ながら次の2つの作業を2015年12月23日から2016年3月11日までの約3カ月間で実施しました。

第1は、東京都全域の主要道路の内、国道と都道・市の幹線道路にある交差点間の平均旅行速度を色分けした上図左側の平均旅行速度図を作成する作業です。なお、東京都全域の主要道路とは、日本デジタル道路地区協会が定めた道路種別のうち「その他の道路」を除く、高速道路、国道、都道、市道を含む道路のことです

第2は、主要渋滞箇所433交差点の右左折直進方向別交差点通過時間分析(上図右側に示す)を行う作業です。主要渋滞箇所433交差点は、国土交通省関東地方整備局が設立した首都圏渋滞ボトルネック対策協議会が特定し、2013年1月に発表した東京都の主要渋滞箇所です。

平均旅行速度図で交差点間の交通渋滞の状況を俯瞰することができ、交通渋滞が連なって発生している路線を発見しやすくなります。

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交差点の右左折直進方向別交差点通過時間分析をすれば、具体的にどの方向へ向かう車線に渋滞が発生しているかを可視化できるため、より的確・効率的な渋滞原因の究明や、効果的な対策立案に役立つということです。

東京都は、2015年3月27日公開の「東京都長期ビジョン」に示している、高度に発達した利用者視点のインフラを備えた都市の実現を目指す具体的政策を展開する中で、より的確・効果的な交通渋滞対策を行うために、本調査結果を活用する計画です。

今回の調査・分析で東京都は、大きな都市問題になっている渋滞を緩和するために、より的確な交通渋滞の原因究明と効果的な施策立案を目指すことになります。

(山内 博・画像:富士通)