Motor Fan's YEAR 2016

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絶景の雪山を登った、メルセデス・ベンツ「ゲレンデ」次世代型

日本では「ゲレンデヴァーゲン」の名称で人気の、メルセデスベンツ最高級オフローダー『Gクラス』次期型のプロトタイプが、絶景の雪山で登山テストを行いました。

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発売以来38年間、マイナーチェンジを繰り返し、内装やインフォテイメントシステムのアップデートを繰り返してきた「Gクラス」ですが、2017年に初のフルモデルチェンジを行う可能性が高いようです。

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ハイライトは、次世代プラットフォームにより全幅を約10センチ拡大し、軽量アルミニウム素材を使用することで300kg程度の大幅減量が施されることです。

エクステリアは、2012年にロサンゼルスモーターショーで公開された近未来オフローダー「エナーGフォース コンセプト」から意匠を得るとも噂されますが、長年守り続けた伝統的エクステリアが、どこまでその新デザインを受け入れるのか注目です。

パワートレインも一新され、新開発の3リットル直列6気筒エンジン「256」を搭載、さらにハイブリッドモデルにも期待が集まります。

ワールドプレミアは2017年秋、フランクフルトモーターショーが最有力です。

(APOLLO)

内・外装をリフレッシュしたメルセデス・ベンツGクラスに「COMAND システム」を搭載

じつに37年もの間、スタイルやボディなどの基本設計を変えずに、パワートレーンや装備を最新のものにすることで絶大な支持を得てきたメルセデス・ベンツGクラス。とくにメルセデスAMG系の迫力とデコラティブな内外装は、他の追従を許さない次元にまで到達しています。

65_front_1935094乗り味はまさにクロカン4WD系そのものですが、それでも年を追うごとに着実に洗練されていて、芸能人ならずとも「いつかはGクラス」と憧れている人も多そう。

2016年11月11日に受けた一部改良では、装備の充実化が図られています。全車に標準装備された最新のCOMANDシステム」が最大のトピックス8インチのディスプレイが用意され、後退時のパーキングアシストリヤビューカメラの作動においては、ガイドラインの表示も追加されています。

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車載インフォテイメント機能も強化されています。Apple「CarPlay」、Googleの「Android Auto」に対応。COMANDシステムではカーナビやラジオ、TV、オーディオはもちろん、ビデオやハンズフリー電話、アドレス帳、インターネット接続、車両の設定など豊富な機能を用意。

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また内装では、上質なナッパレザーを採用したツートーンダッシュボードが設定され、「Merceds-AMG G 65」に標準装備、「Merceds-AMG G 63」にオプションとなっています。

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外観は足まわりを中心にリファインされ、スポーティで精悍なブラックホイールを用意(「G 550」は19インチ、「Merceds-AMG G 63」および「Merceds-AMG G 65」は20インチ)。

65_rear_1935095サイドにはカーボンファイバーデザインサイドストリップを「Merceds-AMG G 63」および「Merceds-AMG G65」に標準装備し、スポーティかつ軽快感のあるスタイリングを印象付けています。

価格は3.0LのV6直噴ディーゼルターボを積む「G 350 d」が1080万円、4.0L V8直噴ターボの「G 550」が1530万円、5.5L V8直噴ツインターボを搭載する「Merceds-AMG G 63」が1971万円、6.0L V12ツインターボの「Merceds-AMG G 65」が3564万円となっています。

(塚田勝弘)

メルセデス「ゲレンデ」次期型は、さらなるラグジュアリーSUVになる!?

日本では『ゲレンデヴァーゲン』の名称で親しまれている、メルセデスベンツのオフロード、『Gクラス』次期型のプロトタイプを、クローズアップでの撮影に成功しました。

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1979年登場以来、改良に改良を重ねてきたが、デビュー38年目にして初の大改良がされる可能性が高まっています。

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大きな改良点はその外観。次世代プラットフォーム採用により、全幅を10センチ拡大しつつ、200kg近い軽量化を図り、さらなるラグジュアリーオフロードSUVとなります。

目指すのは2012年のロサンゼルスオートショーで公開された、近未来オフロード『エナーGフォース コンセプト』と噂されており、どこまで実現するか注目が集まっています。

ハイテク装備では、電気機械式ステアリングや次世代安全支援システムも多数採用されるでしょう。

パワーユニットは、新開発の3リットル直列6気筒エンジン「256」の搭載が予想され、2017年のフランクフルトモーターショーでのワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

メルセデス「Gクラス」発売以来38年、初の大刷新か!?

日本では『ゲレンデヴァーゲン』の名称で人気を博し、改良に改良を重ね、キープコンセプトを貫いてきた、メルセデスベンツのオフロードモデル『Gクラス』が、1979年登場以来、38年目にして初の大幅改良がされる可能性が高いことが分かりました。

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衝撃情報はそのエクステリアです。

今回捉えたプロトタイプは、現行モデルで武装したミュールボディですが、市販型では次世代プラットフォームにより、全幅を約10センチ拡大、独立懸架新フロントサスペンションを採用し、2012年のロサンゼルスオートショーで公開された近未来オフロード、『エナーGフォース コンセプト』からデザインを取り入れるとリポートされています。

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また、軽量素材を使用し車重は約150kgの減量を実現するほか、電気系統も全て大刷新し、次世代安全運転システムが多数採用されると予想されています。

パワートレインにも注目だ。メルセデスベンツが20年振りに復活させる、新開発直列6気筒エンジン「M256」が搭載される可能性が高いようです。

40年近くキープコンセプトを貫き、大刷新された車といえば、近年ではジャガーのフラッグシップサルーン『XJ』が思い出されます。

過去を脱ぎ去った新デザインには、賛否両論が巻き起こりましたが、果たしてこの「Gクラス」はどんな進化を見せるのでしょうか。

ワールドプレミアが予想される2017年フランクフルトモーターショーに注目です。

(APOLLO)

開発コードを冠した限定車、Gクラス「Edition 463」は驚きの価格!

メルセデス・ベンツの中でも孤高の存在といえる「Gクラス」。

6輪仕様やラリー強化ツインサスペンション仕様を投入するなど、限定車を中心とした話題喚起、商品力向上に余念がありません。

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2016年6月16日に発売を開始し、9月以降の納車が予定されている特別仕様車の「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」、「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」も限定車となっています。前者は93台、後者はわずか3台限定。

ベース車は、Gクラスの中でも圧倒的なパフォーマンスを誇る「G 63」と「G 65」。Gクラスの開発コード「463」が車名に含まれていますが、その名に恥じない特別仕様車となっています。

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「G 63」は、最高出力571ps(420kW)、最大トルク760Nmを誇る5.5L V8直噴ツインターボエンジンを搭載。

Edition463_G65_01一方の「G 65」に搭載されている6.0L V12ツインターボエンジンは最高出力630ps/1000Nmという圧倒的なハイパワーと強大なトルクを誇り、最もパワフルなプレミアムSUVとして君臨しています。

今回の特別仕様車には、究極のオフローダーとしての圧倒的な「走破性」そして「スポーティ」というキーワードのもと、特別装備を内・外装に満載。外観では、フロントのステンレスアンダーカバー、サイドのダークアルミニウム調ストリップラインとAMGスポーツストライプ(デカール)が存在を主張しているほか、通常モデルには用意されていない21インチの専用デザインである「AMG5ツインスポークアルミホイール」が装備されています。

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インテリアでは、上質さを演出する「designoエクスクルーシブインテリアパッケージ(Mercedes-AMG G 65には標準装備済み)」に加えて、同限定車専用のカーボン調デザインを施したレザーシートとAMGカーボンファイバーインテリアトリムが組み合わされていて、スポーティムードを演出。

「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」のボディカラーには、「designoミスティックホワイト2(52台限定)」と「オブシディアンブラック(41台限定)」の2色を設定し、いずれも21インチホイールにはマットブラックを採用。

一方の「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」には、「designoグラファイト」の外装色に、セラミックポリッシュホイールが組み合わされ、スタイリッシュな印象に仕上げられています。

気になる価格は、「Mercedes-AMG G 63 Edition 463」が2160万円、「Mercedes-AMG G 65 Edition 463」が3672万円です。

(塚田勝弘)

5月31日までの期間限定販売で3510万円!メルセデス・ベンツ「G 550 4×42」

メルセデス・ベンツが日本記念日協会の認定を受け、4月4日が「四輪駆動の日」と記念日制定・登録がされたまさにその日、「G 550 4×42(フォー・バイ・フォー スクエアード)」が発表されました。

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クルマにそれほど詳しくなくてもGクラスの存在は認知している人が多いのではないでしょうか。

「ゲレンデヴァーゲン」や「ゲレンデ」などと呼ぶ人もいますし、芸能人などセレブ御用達のSUVとして、一度もオフロードを走ることがなくても支持されている一面もあります。

「G 550 4×42(フォー・バイ・フォー スクエアード)」は、アジア地区では日本だけで販売され、5月31日までの期間限定販売。

価格は3150万円と、兄貴分にあたる6輪の「G 63 AMG 6×6」の8000万円と比べると半額以下ですが、ノーマルのGクラス(350d)が1070万〜3470万円(Mercedes-AMG G 65)という価格帯であることを考えると、相当高額な設定にも思えますが、もちろん性能や装備は価格に見合うものになっているはず。

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その理由を探ると、37年におよぶGクラスの特殊車両技術を投入した「究極のオフローダー」を謳っています。

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最大の見どころは、ラリー強化仕様ツインサスペンション。各ホイールに2本ずつ装着されるスプリングとダンパーストラットの可変ダンパーシステムから構成され、量産車のGクラスに組み合わされています。

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「あらゆる道」を走破できると豪語するように、「メルセデス・ベンツ コネクション」に設定されたコースでデモンストレーションも実施されました。

小さなスペースですが、「BALANCE MOGUL」と名付けられたモーグル、「CROSS HILL」と呼ばれる傾斜越えで、始めにノーマルのGクラス、そして「G 550 4×42」が登場。

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通常のGクラスでも時折スリップしながらも走破できましたが、「G 550 4×42」は、走行中にロック可能なディファレンシャル、そしてもちろんフルタイム4WD、防弾仕様車の技術をベースとした「ポータルアクスル」の採用により、460mmもの最低地上高が確保されていることもあって、難なくクリアしてしまった印象。

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先行したノーマルのGクラスがスリップしたシーンでも、まったく滑ることなく走破したり、1輪が完全に宙に浮いても姿勢が保たれたりするのには、プレスから感嘆の声も上がっていました。本当に「足が伸びる! 縮む!」という感じです。

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こんな圧倒的な悪路走破性が必要なシーンは、公道はもちろん、日本のオフロード専用コースでもなさそうですが、見た目の圧倒的な迫力もあってGクラスに注目するセレブの方々から熱視線を浴びそう。

なお、パワートレーンは4.0LのV8ツインターボエンジンで、421ps/610Nmというスペックを確保。ボディサイズは全長4520×全幅2100×全高2240mmで、タイヤサイズは325/55R22となっています。

(文/写真 塚田勝弘)