Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

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モトチャンプ

マクラーレンの次世代スーパーカー、700馬力と刺激的フロントマスクで大刷新か?

マクラーレンのミッドシップスポーツ『650S』の後継モデルと思われる次世代スーパーカーの姿をカメラが捉えました。

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コードネーム「P14」と呼ばれるこの次世代モデルのプロトタイプは、9月にも捕捉に成功していますが、裸と見られていた当時のボディは実はダミーモデルで、今回カモフラージュされているパネルの下に、本物のボディが隠されているようです。

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この後継モデルでは、エクステリアが大刷新され、かなり刺激的なフロントマスクが採用されるとレポートが届いています。

最新のカーボンモノコックシャシーを採用し、3.8リットルV型8気筒ツインターボを搭載、最高馬力は700psに近いものと予想されており、0-100km/h加速は、マクラーレン史上最速のパフォーマンスと伝えられています。

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インパネの一部も今回撮影に初めて成功。ハンドル奥には新たなインフォテイメントシステムのようなものが設置されているようです。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)

勝負は一瞬でついた!? スーパーカー2台とバイクが加速対決【動画】

わたくし、クルマも好きですが、バイク乗りなんで、バイクとクルマが勝負する企画っていうのは好きなんですよね。あ、自分ではやりませんよ。バイクはすぐ死にますからね。

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今回もさまざまな高性能車の加速勝負をする『GT BOARD』の動画です。

おなじみの滑走路のような長い直線路でローリングスタートし、加速力を比べる企画なんですが、登場するのはマクラーレンMP4-12Cスパイダー、ランボルギーニ・ウラカンLP610-4というスーパーカー2台。そして唯一のオートバイはカワサキ・ニンジャH2です。

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MP4-12Cは600馬力で2WD、ウラカンLP610-4は610馬力で4WD、ニンジャH2は200馬力で1WDってところですね。

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一定区間を並走して、あるところからアクセル全開。さあ、前に出るのはどの車両か? その模様は次のページの動画でどうぞ。

いやー、もう一瞬でしたね。さすがにH2はモンスターすぎる。リッターバイクでもほかのモデルだったらちがってたかもしれないですね。

それと、誤差の範囲って感じですが、マクラーレンMP4-12Cがランボルギーニ・ウラカンLP610-4に先行していましたね。この速度域のローリングスタートになると、4WDのトラクション性能というのはもう関係ないのかな? そうなるとパワー的にはほぼ五分ですもんね。そんな感じの結果でしたね。

冒頭でも書きましたが私はバイク乗りなので、500万円そこそこのバイクが数千万円のスーパーカーを置き去りにするというのは、ちょっと気持ちがいい。でも、H2があまりにもすごすぎるので、これに対抗できる車両に出てきてほしい気もします。

(まめ蔵)

【関連記事】

モンスターバイクの祭典!? カワサキH2、ヤマハYZF-R1M、アプリリアRSV4が加速対決!【動画】
http://clicccar.com/2016/11/03/413328/

約5万円のスーパーカー!? マクラーレンが「P1」のキッズカーを10月末に発売!

ジュネーブショー2013でワールドプレミアされ、その後375台が限定発売された「マクラーレンP1」。

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737ps/720Nmを発生する3.8L V8ツインターボエンジンと、179ps/260Nmを発生するモーターの組み合わせにより、システム出力916ps/900Nmものパワーを発生するハイブリッドシステムを搭載しており、0-100km/h加速2.8秒、最高速度は350km/hに達します。

日本でも1億円に迫る9,661万5,000円(税込み)の高値で発売されました。

そんなマクラーレン「P1」のキッズ用EVモデル(対象:6歳以下)が、10月末から375ポンド(約48,800円)で全世界の玩具店で販売されるそうです。

McLaren_P1

近頃ではフェラーリやランボルギーニ、ポルシェなどのキッズカーが販売されるなど、その人気が高いことから、マクラーレンも発売に踏み切ることにした模様。

モーターと前進3段/後退1段のトランスミッションの組合せにより、僅か2秒で最高速度4.8km/hに到達するそうです(笑)

ボディカラーには「ボルケーノ・イエロー」を採用。

McLaren_P1

ドライバー席をセンターに配置、キャビン内にMP3プレイヤー、オーディオシステムを標準装備したオープントップモデルで、ドアはガルウイング仕様となっています。

マクラーレン自らこのキッズ向けEVを破格?で発売する背景には、将来のユーザー獲得に向けた思惑があるのかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:マクラーレン)

【関連リンク】

マクラーレン P1
http://cars.mclaren.com/P1

700馬力へ…これがマクラーレン650S後継モデルだ!

マクラーレンのミッドシップスポーツ『650S』の後継モデルと噂されている、コードネーム『P14』の姿をカメラが始めて捉えました。

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フロントエンドには「ウルトラ・パワフルLEDライト」を装備した新デザインのヘッドライト、バンパー、エアインテークなどが確認できるほか、リアバンパーやツインエキゾーストパイプも刷新されているようです。

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パワートレインには3.8リットルV型8気筒ターボユニットが搭載される可能性が高く、その最高馬力は700ps超となりそうです。

ワールドプレミアは2017年3月、スーパーカーの祭典「ジュネーブモーターショー」が最有力と噂されています。

(APOLLO)

「エンツォフェラーリ」をデザインした日本人デザイナーが米で「kode57」をワールドプレミア!

米カリフォルニア州で8月19日に開幕した「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で、「Ken Okuyama」こと奥山清行氏が率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」が、2シーターの次世代オープンスポーツカー「kode57」をワールドプレミアしました。

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奥山氏はGMやポルシェでカーデザイナーを務めた後、伊ピニンファリーナに入社、日本人初のチーフデザイナーに就任後、「エンツォフェラーリ」や「マセラティ・クアトロポルテ」などのデザインを手掛けたことで知られる、日本人カーデザイナー。

2006年に独立後は、自身が立ち上げた「KEN OKUYAMA DESIGN」のCEOとして、日本を拠点に独自のスポーツカーを開発、製造・販売しています。

今回ショーに出展した「kode57」の車名は名車が数多く生み出された1957年に由来しているそうです。

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フロント・ミッドに搭載された迫力満点のサウンドを放つ6.0L V12エンジンは最高出力620ps/608Nmを発生。ヘッドカバーがボンネットフードから露出しており、そのハイパフォーマンスぶりを予感させます。

ドアは後部を支点に上方へ跳ね上がる構造を採用。

アルミ製スペースフレームにカーボンファイバー製のアウターパネルを纏ったボディは、非常に美しくデザインされており、空力に配慮したとみられるフェンダー後方のエアダクトや、車両後部の大型ディフューザーなどが印象的。

フロント21インチ、リヤ22インチの大径ホイールにタイヤはピレリの「P ZERO」(295/25ZR、335/25ZR)を装着。

kode57

「kode57」の開発は東京の青山スタジオで行われ、製造は同社の山形ファクトリーで行うそうで、奥山CEOによれば「kode57」にはスポーツカーの歴史や世界観を理解するTOP OF THE TOPに乗って欲しいとしています。

世界のセレブをターゲットにした同車のデザインは、欧米メーカーからの出展車が並ぶ中でも独自のオーラを放っており、大いに目を引く一台に仕上がっているようです。

<kode57 Spec>

全長:4,650mm 全幅:2,080mm 全高:1,175mm
W/B:2,750mm トレッド:1,765mm(前) 1,720mm(後)
サスペンション:ダブルウィッシュボーン式
車両重量:1,650kg(ボディ:カーボンファイバー製)

Avanti Yasunori・画像:KEN OKUYAMA DESIGN)

【関連記事】

日産が米国でインフィニティのフラグシップセダンを公開!
http://clicccar.com/2016/08/21/393771/

日産がプロパイロット搭載の新型「スカイラインクーペ」を年内発売か?
http://clicccar.com/2016/08/12/392439/

【関連リンク】

KEN OKUYAMA DESIGN
http://www.kenokuyamadesign.com/kode57/

世界に7台、7億円のスーパーカーがニュルで大クラッシュ! 衝撃の一部始終!

スウェーデンにある世界屈指のスーパーカーメーカー『ケーニグセグ・オートモーティブAB』社が誇る、全世界限定7台、約7億円の『ケーニグセグ ONE 1』がニュルの高速テストで大クラッシュ、ボディが大破しました。

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場所はニュルブルクリンクサーキット、高速テストでお馴染みの「北コース」に存在する「アーデナウアー・フォレスト」と呼ばれる、北コースでも有数のS字カーブです。

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コースのみを写した画像を見ると、S字カーブに直線状に引かれたタイヤ痕が確認できます。

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「ケーニグセグ ONE1」は今回、北コースの世界最速ラップに挑戦していたと見られ、減速必至のコーナーで、最高馬力1360psというモンスターパワーがコントロール不能になったようです。

ドライバーは大怪我を負ったものの、幸いにも命に別条はなかったとといいます。

(APOLLO)

5時間足らずの東京初披露。これがアストンマーチン・ヴァルカンだ!

5月15日、GW後最初の日曜日の夕方、東京・渋谷区にある「代官山 T-SITE」の敷地内にあるギャラリースペースにて、アストンマーチンのクローズドコース専用車である「アストンマーチン・ヴァルカン」が公開されました。

展示された時間は夕方4時過ぎから8時半という非常に短い時間でした。

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このクルマは、世界でたった24台のみ生産されるレーシングカー。

しかもそのハンドルを握れるのは、アストンマーチンのCEOアンディ・パーマー氏自らの審査で合格した24人のみなのです。その24枠に日本人も1人入っており、既に納車されています。

最高出力820馬力を発揮する7.0L V12エンジンを搭載し、6速シーケンシャルというパワートレインをカーボンファイバー製のモノコックボディに搭載、同社が現在参戦しているWEC(世界耐久選手権)のGTEクラスのマシン以上のパフォーマンスを発揮するとのことです。

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今回、代官山T-SITEに展示されたのは、その個体そのものではないですが、福岡、広島と各地域で開催されるVIP向けの公開ツアーの一環で、日本で一般にも見られるように展示されたのはこれが初になります。

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ただただ、この圧倒的な存在感に無言になってしまいました。

当日の夕方4時に代官山T-SITEのSNSに突如告知がされるという、あまりのサプライズながら、会場には多くのクルマ好きがカメラ片手に食い入るように色んな角度から撮影しながら見ていました。

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残念ながら、インテリアはVIP向けにギャラリースペース内で開催されているパーティー側、運転席側のみドアが開けられており、屋外からははっきりと伺うことは出来ませんでした。

乗り降りする際は、専用ステアリングを外して行います。このステアリングは1つでスポーツカーが買えるみたいです。

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ド迫力のエクステリアの中で印象に残るヘッドライト、テールランプ。特にテールランプは、この1つ1つが発光するのです。このデザインをより市販向けにリデザインし、将来のアストンマーチンに登場させるようです。

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足元は、フロント(左)が305/30ZR19、リア(右)が345/30ZR19でミシュラン・パイロットスポーツカップ2が装着されていますが、サーキットではもちろんスリックになります。

足回りは、レーシングカー譲りのプッシュロッド式サスペンションに、カーボンセラミックブレーキと電子制御システムでオーナーが安心してサーキットを攻められるように設計されています。

ヴァルカンのオーナーに内定すると、アストンマーチン専用のサーキットトレーニング(レーシングドライバーによる、実技(One-77やV12ヴァンテージSの市販車からヴァンテージGT4レーシングカー)と座学両方のドライビングスクール、シミュレーターを使ったトレーニングを受け、無事にヴァルカンが納車された後、世界各国のサーキットにてヴァルカンオーナーのみの走行イベントを行います。

これらのヴァルカン専用プログラムには、予備パーツ、装備品、運送等などのサービスも含まれています。フェラーリのXXプログラム、マクラーレンP1GTRプログラムと同等のものですね。

今度は、ヴァルカンが日本のサーキットで疾走する姿をぜひ納めたいものです。

(栗原 淳)

【モーターファンフェスタ】日本中のスーパーカーが集結!LIBERTY Walkゾーンに突撃

モーターファンフェスタのメイン会場であるパドックゾーンから少し離れ、ヘアピン上のパーキングに足を運ぶと、そこには名だたるスーパーカーがコレでもかというぐらい集結していました。

そのゾーンは「LIBERTY WALK」という、スポーツカー、スーパーカーをメインにしたワークススタイル(オーバーフェンダー、大型フロントスポイラー、ディープリム・ホイールなど)エアロキットを販売するメーカーのブース。

ここ最近、日本国内外で絶大な人気を誇っています。

・日産GT-R R35

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・ランボルギーニ・アヴェンタドール

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・ランボルギーニ・ウラカン&アウディ R8

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・BMW M4 & ダッジ・チャレンジャー

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・ポルシェ911タルガ&BMW Z4

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これだけの車種がリバティーウォークの手によって、ド迫力のカスタムカーにドレスアップされています。特徴的なリベット丸出しのオーバーフェンダーは一度見たら忘れられませんね。

またこれだけではなく、新旧のスーパーカーが数多く来場していました。

・フェラーリ F40 & FAB DESIGN SLS “JETSTREAM”

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「ザ・スーパーカー」である、フェラーリ F40とスイスのチューニングメーカー「FAB DESIGN」のコンプリートカーの「JETSTREAM」という珍しい1台です。

F40は、サーキット専用車であるF40 LM仕様にカスタマイズされています。この雨の中でやってくるとは、「漢」ですね!

FAB DESIGN JETSTREAMは、東京オートサロンにも出展して、その奇抜なデザインで注目を浴びたメーカーです。好き嫌いがハッキリしますが、記憶に残る1台です。

・ランボルギーニ・アヴェンタドール LP750-4 SV & フェラーリ 488GTB

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こちらは納車開始間もない、アヴェンタドールSVと488GTBです。アヴェンタドールSVは、世界限定600台というプレミアムカーですが、このイベントに確認できただけで6台もいました。つまり、1%がこの富士スピードウェイに集結していたことになります。

もう1台が、フェラーリの最新の488GTB。搭載されている3.9L V8ターボは近年の環境性能重視というトレンドに沿ったものですが670馬力とパワフルで、最新の電子制御システムで街乗りからサーキットのハードドライビングまで対応するというスポーツカーになります。

・マンソリー・サイラス&日産 GT-R NISMO

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左の「マンソリー・サイラス」というクルマは、ベンツ、ベントレーをはじめとした様々の海外プレミアムカーのコンプリートカーを手掛けるMANSORY社がたった15台限定で製作したコンプリートカーです。ベースは、アストンマーチン・DB9でフルカーボンボディに可動式リアスポイラーが特徴的です。DB9の新車価格にさらに5500万円プラスするというとんでもない1台です。

そして、日本が世界に誇るスポーツカー・日産GT-RのハイスペックモデルNISMOもこのスーパーカー集団の中でその堂々と置かれていました。フルスペックモデルになる「N Attack Package」ではないものの、この集団の中でも1,2の速さを秘めています。

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最後に、このゾーンの隅っこに置かれていながら摩訶不思議なオーラを漂わせていたカスタム・ジープを紹介します。

現行のジープがベースになっており、ワンオフのLBパフォーマンスエアロパーツに、外国車に人気の高い FORGIATO社製の24インチ(!)のホイールを装着したモンスタージープです。

いかがでしたでしょうか?この後にパレードランが控えていたのですが、残念ながら濃霧によって中止となってしまいました。ただ駐車してあるだけなのに引き寄せられるスーパーカーは、男の子の憧れですね。

(栗原 淳)

【モーターファンフェスタ】美貌のドレスアップカーが富士に勢揃い!

4月24日(日)に富士スピードウェイで開催されたビッグイベント「モーターファンフェスタ」。同イベントには生憎の小雨模様にもかかわらず、2万人以上の自動車ファンが集結。出展車の数やその内容も東京オートサロンさながらでした。

そこで先回に引き続き、今回はイベント会場で目を引いた素敵なクルマ達をご紹介したいと思います。

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こちらは英国生まれのライトウエイトスポーツカー、ゼノス「E10S」。254psを発生する2.0Lターボエンジンをミッドシップマウント、車重はわずか700kgと軽量です。

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続いてAPR JAPANが出展したアウディ「RS3」。東京国際カスタムカーコンテストのインポートカー部門優秀賞受賞車。米アラバマに拠点を置くアウディチューナーAPRのフルキットを組込んだカラーリングが美しい一台。

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BUZZ FACTORYが出展した真っ赤な「シェルビー コブラ」。とにかく目立ちます。

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ウッド・ステアリングが雰囲気です。

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懐かしいKPGC110の日産「スカイラインGT-R レーシング」の姿も。

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こちらはホンダがS660をベースに仕立てた「S660 NeoClassic」。目指したのは「普遍的でいてハイテク!」。古典的な良さを現在に再生したそうで、愛嬌のある外観はオリジナルとはまるで別物に仕上がっています。

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MAZDAの初ロータリー搭載車「コスモ スポーツ」。1967年に発売された2シータークーペで、エクステリアデザインは車名どおり、さながら宇宙船のよう。

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こちらはヤマハ発動機が1991年に発表した幻のスーパーカー「OX99-11」。450ps/40kgmを誇る3.5L V12エンジンをミッドに搭載。

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奇抜で目を引くエクステリアデザインは由良拓也氏によるもの。

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そしてこちらはOFFICE-Kが出展したFORGIATOホイール装着デモカー。

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ゴールドのランボルギーニ「アヴェンタドール」と黒のシボレー 「コルベット」。

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リバティウォークからはランボルギーニ 「ウラカン」のカスタムカー。

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こちらはフェラーリのV8ミッドシップモデル「488GTB」。3.9Lで670ps/77.5kgmを発生する90度V8ターボエンジンを搭載しています。

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ドライ&ウエットカーボンパーツの製作を手掛けるプロコンポジットのデモカー、日産 R35 GT-Rとランボルギー「アヴェンタドール」。GT-Rのフロントマスクがなかなかの迫力。

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アウディは2代目に進化した日本100台限定のフラッグシップスポーツ「R8」V10モデルを持ち込んでいました。540psと610ps、2タイプの 5.2L NAエンジンを搭載。

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こちらはヴァルドインターナショナルとボディショップ ハマナ自動車の手による「メルセデス AMG GT」。

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s.d.f スターデザインファクトリーが出展したメルセデス・ベンツ「A250」。大径ホイールやボディカラーのオレンジメタリックと黒のコントラストが鮮やかな一台。

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3D DesignのBMW「M4」のカラーリングもなかなか美しい仕上がり。

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以上、筆者の目にとまった素敵なクルマ達でしたが、いかがでしたでしょうか。

普段目にする事がない珍しいクルマや超高価なクルマ達を目の当たりにできるだけでも値打ちのあるイベントでした。

Avanti Yasunori

【関連記事】

サーキットでオートサロン? FSWに2万人超が集結したビッグイベント開催!
http://clicccar.com/2016/04/25/368588/

【モーターファンフェスタ】F1エンジンを積んだ日本のスーパーカーがエンジン始動!!

4月24日に開催された「モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイ」の中でも最大規模のコンテンツだった「史上最大のグリッドウォーク」。

富士スピードウェイのメインストレートに100台の名車が集まり、レースのスターティンググリッドのように並べて展示するというもの。

あいにくの霧の中とはいえ、集まった全ての来場者が参加できるとあって大盛況となっていました。

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そのグリッドウォークでひときわ人目を引いていたのが、この赤いマシン。

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これはヤマハが1991年に発表したOX99-11というモデル。

当時F1にエンジンを供給していたヤマハが、そのエンジンを積んだスポーツカーを発売しようと計画したモデル。

可愛らしいデザインは日本屈指の大御所である由良拓也さんの手によるもの。見た目は一人乗りに見えますが、前後に2名乗車するタンデム配置となっています。

日本で行われるクラッシュテストなどのテストを避けるため、部品を全てイギリスに送って組み立て、輸入車としてナンバー取得を目指したとのこと。

少量生産の高額車となることから、その方がナンバーを取得しやすかったようです。

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エンジンはミッドシップの縦置き配置のV型12気筒DOHC60バルブの3498cc。F1のエンジンを公道向けにアレンジしたものが搭載されていますが、それでも最高出力の450馬力を発生するエンジン回転数は10000回転!

史上最大のグリッドウォークでは、そのヤマハのF1エンジンに火が入りました!

澄んだ高回転の響きがたまりません。さすが楽器も作るヤマハ。

モーターファンフェスタ in 富士スピードウェイではOX99-11のほかに、同時期に同じコンセプトで計画されたスーパーカーも展示されました。

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ジオット・キャスピタ。童夢とワコールが出資して、やはりイギリスで組み立てる輸入車として日本での発売を目論んでいました。こちらも、ジャッドV10というF1のエンジンを搭載しています。

ヤマハOX99-11もジオット・キャスピタも、バルブ景気の崩壊という時代の流れに逆らうことができずに市販化を断念せねばならなかったのですが、夢は広がっていたといえるでしょう。

日本の自動車の歴史の中でも、うっかり見逃していきそうなモデルにもフォーカスをあてるところが、別冊を含めて90年の歴史を誇るモーターファンのさすが!なところです。

(文・写真・動画:松永和浩)

0-100km/h加速を先代より0.4秒も短縮した新型アウディR8の実力とは

2016年3月26日に富士スピードウェイで第2世代となる新型アウディR8が発表されました。

初代R8は4.2LV8と5.2LV10という2種類の自然吸気エンジンを搭載していましたが、新型R8は5.2LV10エンジンのみとなっています。

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搭載されている5.2LV10自然吸気エンジンはスタンダードモデルのR8 V10 5.2FSIクワトロで最高出力540ps、最大トルク540Nm。そしてトップモデルのR8 V10plus5.2FSIクワトロは最高出力610ps、最大トルク560Nmを発生します。

R8 V10plusでは先代より85psアップし、0-100km/h加速は3.2秒と0.4秒も短縮するだけでなく、最高速度は330km/hに達します。

しかも、COD(シリンダーオンデマンド)と呼ばれる低負荷時には片バンクの気筒を休止させるシステムを搭載しているので、燃費性能も向上しています。

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ポテンシャルの向上はエンジンだけにとどまりません。新型R8のシャシーにはアルミとCFRP(炭素繊維複合材)を組み合わせたアウディスペースフレーム(ASF)を採用。

このフレームはアルミニウム79%、CFRP13%を使用し単体ではわずか200kgという軽量で、しかも捻り剛性は先代R8に比べ40%向上しています。その結果、車両重量はR8 V10が1670kg、R8 V10plusが1630kgと重量増を抑えています。

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最大トルクを6500rpmという高回転域で発生するV10エンジンに組み合わされる7速Sトロニックは電子制御式シフトバイワイヤによって素早いシフトチェンジが行えます。

そしてクワトロドライブには新開発の電子制御式油圧多板クラッチを採用しました。フロントアクスル上に置かれたこの装置は安定して最高のパフォーマンスを発揮できるように水冷式を採用しています。

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路面コンディションに応じて、フロントもしくはリアに最大100%のトルクを伝達することが可能となっています。このクワトロシステムの多板クラッチ制御はアウディドライブセレクトと統合されていて、これまでのコンフォート、オート、ダイナミック、カスタムに加えて、R8 V10plusではドライ、ウェット、スノーが選択でき、どんな路面コンディションにおいてもR8のパフォーマンスを発揮することができます。

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新型R8のボディサイズは全長4426mm×全幅1940mm×全高1240mmで先代より全幅が35mm拡大し、全高が10mm低くなっただけで、大きな変更はありません。

しかしシート後方には226Lのラゲージスペースを確保し、さらにフロントには112Lのラゲージを用意しています。これは新型R8は先代の日常でも使用できるスーパースポーツカーというコンセプトをさらに進化させたという証明と言えます。

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新型アウディR8の高いポテンシャルは市販車と同時に開発されたレーシングカーR8 LMSの2015年のニュルブルクリンク24時間レースでデビューウィンを飾ったようにすでに実証されています。

新車価格は2456万〜2906万円と先代のV10モデルと比較しても200万円ほど値上がりしていますが、走行性能の向上はその価格分に十分見合ったものと言えるでしょう。

(萩原文博)

2代目新型アウディR8は限定100台から導入、価格は2456万円〜

新型にスイッチした2代目アウディR8。「SUPER GT公式テスト」が開催されている富士スピードウェイにてお披露目されました。

Static photo, Colour: Ara Blue, Dynamite Red

2016年度は限定100台となっていますから、早めに正規ディーラーでオーダーした方がいいかもしれません。

ボディサイズ(欧州値)は、全長4426×全幅1940×全高1240mm。先代R8は全長4440×全幅1905×全高1250mmというサイズ(日本仕様)でしたので、全幅は35mmワイドになっているのが特徴。

日本仕様(国交省届出値)は幅があるので、詳細が出ないと分かりませんが、全高も10mm下がればより「ワイド&ロー」といえるフォルムになっています。

エンジンは、V型10気筒5.2L(5204cc)のNAで、540ps版と610ps版があり、前者の「アウディR8 V10」が 2456万円、高性能版の「アウディ R8 V10 plus」 は2906万円という価格設定になっています。

Detail rear wing Colour: Ara Blue

Drivetrain

新開発のV10エンジンには、低負荷時に片バンクを休止させて燃費効率向上を図る「COD(シリンダー オン デマンド)」が搭載されているほか、インジェクターを燃焼室と吸気マニフォールドの両方に用意することで、常に最適な燃料供給を実現するデュアル・インジェクションも搭載。55km/hを超える速度域でアクセルペダルを離すと、作動する「コースティングモード」、さらにアイドリングストップ機構も用意されています。

Detail

組み合わされるトランスミッションは、電子制御式シフト バイワイヤを採用する7速Sトロニック。駆動方式は新しいクワトロドライブを名乗るもので、駆動力を可変させることで前後輪どちらかに100%割り振ることが可能。

Audi R8 V10 plus

また、多板クラッチの制御は「アウディ ドライブセレクト」と統合されていて、従来の「コンフォート」、「オート」、「ダイナミック」、「カスタム」に加え、高性能版の「R8 V10 plus」には「ドライ」、「ウェット」、「スノー」も選択可能な「パフォーマンスモード」を追加。

また、リヤには機械式LSDが標準装備されていて、ロッキングファクターは新しいクワトロドライブに最適化されています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■新型アウディR8の見どころは? ランボルギーニ・ウラカンとの違いは?
http://clicccar.com/?p=362819

■アウディR8が「ワールド・パフォーマンス・カー」を受賞
http://clicccar.com/?p=362681

新型アウディR8の見どころは? ランボルギーニ・ウラカンとの違いは?

先日、「ワールド・パフォーマンス・カー」に選出されたアウディR8が、日本でも富士スピードウェイにて発表されました。さらにスパイダーモデルもニューヨーク国際自動車ショーで披露されるなど、新型アウディR8の話題は尽きません。

Stefan Winkelmann, Managing Director quattro GmbH

フルモデルチェンジとなる2代目アウディR8には、540ps版と610ps版のV型10気筒5.2L(5204cc)のNAエンジンが用意されます。「アウディR8 V10」に搭載さるのは最高出力540ps/8250rpm、最大トルク540Nm/6500rpmというスペック。

一方の「アウディR8 V10 plus」向けは、最高出力610ps/8250rpm、最大トルク560Nm/6500rpm。610ps版はランボルギーニ・ウラカンLP610-4などと同じアウトプットとなっています。

Static photo Colour: Ara Blue, Dynamit Red

アウディR8 V10 plusとランボルギーニ・ウラカンLP610-4を比較すると、R8 V10 plusの最高速は330km/h、0-100km/h加速は3.2秒、0-200km/h加速は9.9秒。

Static photo Colour: Dynamit Red, Ara Blue

ランボルギーニ・ウラカンLP610-4の最高速は325km/h、0-100km/h加速は3.2秒、0-200km/h加速は9.9秒と最高速以外は同値。

同じV10で610ps仕様を積む両車の加速競争の動画も「TopGear」により投稿されていますが、アウディR8とランボルギーニ・ウラカンの顧客層は違うイメージがあるので、ブランディングも含めてスーパースポーツカー市場での棲み分けは問題ないのでしょう。

なお、アウディR8 V10の最高速度は320km/h、0-100km/h加速は3.5秒となっています。

Engine compartment

エンジン以外にも注目点は満載で、新しいクワトロドライブは新開発の電子制御式油圧多板クラッチが採用されています。

トルク配分は路面コンディションなどに応じて変化し、状況によってはフロントもしくはリヤに最大100%のトルクを伝達することができます。

Drivetrain

アウディR8といえば「アウディスペースフレーム(ASF)」を思い浮かべる方も多いと思いますが、アルミに加えてCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使うことで乾燥重量は1454kg、フレーム単体は200kgという驚異的な軽量化を実現。

Audi R8 V10 Plus

CFRPはセンタートンネル、リヤバルクヘッド、Bピラーなどに採用され、フレーム全体に占める割合はCFRPが13%、アルミが79%。捻り剛性は先代から40%向上したほか、静粛性の改善にも貢献しているそうです。

(塚田勝弘)

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■アウディR8が「ワールド・パフォーマンス・カー」を受賞
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マクラーレンのサーキット専用モデル「570S GT4」・「570S Sprint」を発表

3月15日に発表されたマクラーレンの「570S GT4」と「570S Sprint」は、同社のグループ企業という位置づけであるスポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブの手によるモデル。さらにこの2台は、マクラーレン GT のモータースポーツ部門とGTレースのスペシャリストである「CRS GT Limited」の協力により開発されています。

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最終開発フェーズ前に発表された「GT4」は、ブリティッシュ GT チャンピオンシップに参戦し、 シーズンを通じて集中的な開発プログラムが実施される予定。

マクラーレンGTと「CRS GT Limited」は、カスタマー・チームのブラックブル・エキュリー・エコッセと連携し、「570S GT4」は、スパ・フランコルシャンを含む全9戦に参戦予定。

今後モデルの詳細が明らかにされるという「570S Sprint」は、特定のレース規制に束縛されず、プライベートなどでサーキットを楽しむという非常に贅沢で、羨ましい限りのモデル。なお、GT4 仕様にアップグレードすることも可能だそう。

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サーキット専用モデル「570S GT4」は、マクラーレンの「スポーツシリーズ」のほかのモデルと同様に、カーボン・ファイバー製モノセルIIシャーシを採用。「GT4」のカテゴリーで同技術が採用されたのは今回が初だそうで、強靱さと軽量さという特性が発揮されるのがポイントです。

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ドライバー・プロテクションもさらに強化され、FIA 承認のロールケージと消火システムを追加。また、カーボン・ファイバーとアルミニウムによりボディが構成された結果、フロントとリヤ両方のトラックが長くなり、センターロック方式の軽量鍛造マグネシウムアルミホイールには、ピレリ製のレーシング・スリック・タイヤを装備。

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さらに、2段階調整が可能なコイルオーバー・スプリング式モータースポーツ・ダンパーが前後に装着されており、オンボード・エアジャッキング・システムも標準装備されています。

「570S GT4」のエンジンは、3.8LのV8ツインターボ「M838TE」で「スポーツシリーズ」のオンロードモデルから受け継いだもの。7速のシームレス・シフトギヤボックスと組み合わされ、駆動方式はFRとなっています。

(塚田勝弘)