Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

サンプル

モトチャンプ

次期「アウトランダーPHEV」? 三菱自動車がパリモーターショーでコンセプトモデルを公開

三菱自動車が9月21日、「MITSUBISHI GT-PHEV Concept」をパリモーターショー16でワールドプレミアすると発表しました。

Mitsubishi_GT-PHEV_Concept

トリプルモーター方式のPHEVシステムを搭載した次世代クロスオーバーSUVで、先進かつ独自の電動技術と四輪制御技術により、様々な走行条件下でのドライブを可能にしているといいます。

存在感のある押し出しの強いフロントマスクを採用、サイドビューは水平基調のフォルムとすることで、最上級クロスオーバーSUVとしての上質感と走りの安定感を表現。

Mitsubishi_GT-PHEV_Concept

PHEVシステムは、次世代の大容量駆動用バッテリーや、高出力・高効率のトリプルモーター(フロント:1基、リヤ:2基)、発電・動力性能を向上させたPHEV専用エンジンなどで構成。

同モデルは2018年頃の発売を目指す次期「アウトランダーPHEV」のコンセプトカーとみられ、フルタイム4WDと車両運動統合制御システム「S-AWC」により、力強い走りを実現するとともに、EV航続距離を120km、総航続距離を1,200km以上として、快適なロングドライブを可能にしているそうです。

Mitsubishi_GT-PHEV_Concept

今回のショーでは昨年の東京モーターショーに出展したSUVタイプのEV、「MITSUBISHI eX Concept」を併せて出展するとともに、先進安全技術を新たに搭載した「アウトランダー」や、EV走行を優先させるEVプライオリティモードを採用した「アウトランダーPHEV」の2017年モデル(欧州仕様)も初公開するそうです。

国内が燃費不正問題で揺れるなか、同社は得意とする「電動化」を前面に打ち出すことで、イメージの回復を目指す考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:三菱自動車)

【関連記事】

三菱自動車の燃費不正問題が現行販売車にも波及
http://clicccar.com/2016/08/31/396294/

元初代プリウス開発者が精査した三菱自動車の開発実態は?
http://clicccar.com/2016/08/04/390331/

三菱自動車、燃費不正問題に関するユーザーへの賠償額を公表
http://clicccar.com/2016/06/19/379750/

三菱自動車、日産との提携を正式に締結!「外の目」で体制立て直しへ
http://clicccar.com/2016/05/31/374144/

日産がいち早く発動した三菱自とのシナジー戦略とは?
http://clicccar.com/2016/05/25/373756/

【関連リンク】

三菱自動車 パリモーターショー出品概要
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/motorshow/2016/pms2016/

「ベイビーBMW・X1」!? MINIクロスオーバー次期型、最終テストを目撃

BMWブランドのコンパクトSUV『MINIカントリーマン』(日本名 クロスオーバー)が、正式公開前の最終テストに姿を見せました。

Spy-Shots of Cars This image has been optimized for a calibrated screen with a Gamma of 2.2 and a colour temperature of 6500°K

コードネーム「F60」と呼ばれる次期型は、BMW「X1」を始め複数のモデルと共有する「UKL」プラットフォームを採用し、全長、全幅、全高全てが一回り大きくなると伝えられています。

Spy-Shots of Cars This image has been optimized for a calibrated screen with a Gamma of 2.2 and a colour temperature of 6500°K

ボディサイズがBMW「X1」に迫り、エクステリアはSUV力がアップすることが予想されるため、「ベイビーX1」とも言えそうです。

とはいうものの、BMWグループにおいて、最小SUVというポジションに変更はなく、「X1」との差別化はきちんとされるようです。

パワーユニットは1.5リツトル直列3気筒ターボ、2リットル直列4気筒ターボ及び、プラグインハイブリッドの設定も期待されています。

ワールドプレミアは2016年9月のパリモーターショーが有力でしょう。

(APOLLO)

次期アウトランダーか!? 三菱が新型スモールクロスオーバーMPVを世界初披露

eKワゴン、eKスペースの生産再開、販売を開始した三菱自動車。

信頼回復の道のりは決して容易なものではないでしょうが、日産の力を借りながら復活するには新型モデルの存在も欠かせないでしょう。

燃費不正問題以前は、軽自動車と電動化車両(PHEVやピュアEV)が二大看板で、そして従来からの強みであるSUVという構図でしたが、今後は軽の復活だけでなく、より電動化車両、SUVの存在感が増しそう。

ex_Concept

しかし、次期RVRは開発が遅れているという問題があったという報道もあったなかで燃費不正問題という状況になりましたから、スケジュールの重要性はあったとしても「より良いモデル」をリリースしないとユーザーの反応は厳しいでしょう。

2016年8月11日(一般公開は12日)から21日までインドネシアで開催されるインドネシア国際オートショーに、SUVの力強さとMPVの多用途性を融合させた、スモールサイズのクロスオーバーMPVコンセプトカーを世界初披露するとしています。

MITSUBISHI

同モデルが東京モーターショーでも披露された「MITSUBISHI eX Concept」と異なるものなのか、上の1枚の写真では分かりませんが、「eX Concept」は次世代コンパクトSUVという位置づけで、SUVとクーペのクロスオーバーという雰囲気。

今回、ワールドプレミアされるというモデルは「スモールサイズのクロスオーバーMPV」だそうですから、もう少し居住性や積載性を重視したコンセプトカーなのでしょう。

具体的には、同コンセプトカーはレイアウトの最適化とワイドボディの採用により、MPVとして乗員7名がゆったりくつろげる居住空間を確保しているそうで、コンパクトミニバンとSUVをクロスさせたモデル。

フロントフェイスには、人とクルマを守る機能を表現したという最近の三菱顔である「ダイナミックシールド」を採用しているほか、伸びやかでスポーティなボディに安定感の高さをアピールする大きく張り出した前後フェンダーや高めの地上高など、外観はSUVらしいスタイリングや機能を融合させたクロスオーバーMPVのコンセプトカーとしています。

(塚田勝弘)

MINIクロスオーバー史上最強の「JCW」がニュルに現れる!

MINIバリエーションの中でも絶大な人気の『カントリーマン』(日本名クロスオーバー)のハイパフォーマンスモデル、「クロスオーバーJCW」次期型がニュルブルクリンクで高速テストを開始したようです。

SB1_7062

今回捕捉に成功したプロトタイプでは、長らく隠されていた細部が露出している点が見逃せません。

ヘッドライトのアウトライン、フロントバンパー左右のエアインテークのデザイン、リアゲートに食い込むリアコンビランプのデザインなどが確認できます。

SB1_7071

プラットフォームにはBMWの新型「X1」と同じ「UKL」を採用。ホイールベースや全幅が延長され、ボディがMINI史上最大と噂されている反面、車高が低く設定されているようです。

パワーユニットは228psを発揮する2リットル直列4気筒ターボを搭載し、ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力です。

(APOLLO)