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早くも納車待ち3ヶ月超!トヨタ・C-HRの受注台数が3万台に

12月14日、ついに正式発売されたトヨタの新型SUV「C-HR」。

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「かっこ良さ」と「走り」にこだったエクステリアデザインは、米国のデザイン拠点CALTY(キャルティ)からの提案をベースに、日本で練り込まれたそうです。

また「走り」の面では欧州市場を強く意識しており、現地で評判が高い「ザックス」製のダンパーを標準装備。

アップダウンやコーナーが多い過酷なサーキットとして知られるドイツのニュルブルクリンクで徹底的に走り込んで車高の高いSUVの弱点を潰し込むなど、足まわりの熟成に多くの開発時間を費やしたといいます。

TOYOTA_C-HR

その走り味は以前のレポートでもお伝えしたとおり、SUVながらもコーナリング姿勢が安定しており、サスペンションの動きが非常にしなやかで高級感のある乗り心地に仕上がっています。

国内では正式発売に先立ち、11月上旬から先行受注を開始しており、既に月販目標台数6,000台の約5倍にあたる2.9万台超もの受注を獲得。

TOYOTA_C-HR

店頭発表会は1月7〜9日で、3月下旬から順次納車が開始されるようですが、同社によると、既にHV(1.8L)、4駆ターボ(1.2L)モデルともに、注文から工場出荷までに3ヶ月を超える期間を要しているそうです。

オプション装備などによっては、さらに納期が延びる可能性があるので、同車の購入を検討している場合は、日程的な配慮が必要になりそうです。

(TEXT/PHOTO Avanti Yasunori

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トヨタ C-HR
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アウディQ3次期型、クーペ風ルーフ&大型化で 2017年9月デビュー?

アウディは、2016年9月にコンパクトSUV「Q3」のフェイスリフトモデルを発表したばかりですが、早くも次期型に関しての予想CG、及び最新レポートを入手しました。

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届いたCGは、存在感のあるワイドな八角グリルに、鋭角に縁取られたヘッドライトが見て取れるほか、ルーフエンドがクーペ風に処理されているのが特徴です。

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そしてもう1つの大きな進化となるのが、そのボディサイズ。アウディは「Q3」の下に、さらにコンパクトな「Q2」を発売したため、「Q3」を大型化し差別化を図る可能性が高く、プラットフォームにはフォルクスワーゲンの「MQB」が採用され軽量化されます。

パワートレインは1.4リットルTDIエンジン、2リットルTFSIエンジン、2.5リットルTFSIエンジン、プラグインハイブリッドのほか、新たに1リットル直列3気筒ターボエンジンの搭載が噂されています。

ワールドプレミアは2017年9月のフランクフルトモーターショーが有力です。

(APOLLO)

【中古車相場をデータで振り返る2016年・Vol.4】スバル車が横ばいの中、国産SUV屈指の人気モデル・ハリアーが大きく値落ち!

2016年12月に入り、トヨタC-HRそしてマツダCX-5と国産SUVはニューモデルが発表されました。CX-5の販売開始は2017年2月なので中古車相場に影響が出るのはまだ先ですが、C-HRの導入はコンパクトSUVに大きな影響を与えそうです。

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現在のところ、コンパクトSUVに属する日産ジュークは138万から129万円。そしてホンダヴェゼルは234万から225万円とともに9万円の値落ち。マツダCX-3は249万から243万円と6万円と小幅な値落ちに留まっています。

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しかし、モデル末期のジュークを除き、ヴェゼルとCX-3はC-HRの登場による影響を受けて、今後大幅な値落ちの可能性が高いです。しかも2017年中にジュークがフルモデルチェンジを行うといわれています。

人気のコンパクトSUVですが、2017年の中古車相場は大荒れの様相です。

新型を発表したマツダCX-5は233万から222万円と11万円の値落ちですが、このミドルクラスで絶大な人気を誇っているトヨタハリアーがなんと353万円から328万円と25万円と大幅な値落ちしています。

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これまでは高い人気に支えられて相場は安定していましたが、ここに来て値落ちの勢いが増しています。そのほかでは、日産エクストレイルが241万円で横這い、三菱アウトランダーPHEVが305万から310万円で5万円の値上がりなので、ハリアーの値落ちは際立っています。

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そして値落ちが目立っているのはレクサスです。国産SUVで最も大幅な値落ちを記録したのがレクサスRXで、770万から694万円で76万円ダウン。レクサスLXが1250万から1193万円で57万円ダウンと続きます。

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一見、金額は大きいため驚くかもしれませんが、元々新車価格はRXが700万円、LXが1100万円と高額なため、値落ち率に直すと5〜10%で、水準よりやや大きめというレベルです。特にRXは発表直後のプレミアム価格がようやく是正されて、適正価格になったというところでしょう。

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国産SUVで最も値動きが少ないのがスバルです。最も値落ちしたフォレスターでさえ242万から238万円の4万円。XVも222万から219万円で3万円です。一方のアウトバックは312万から316万円と4万円値上がりしています。

冬の雪のシーズンということもあり、4WDの需要が高まっていることそしてアイサイトをはじめとした先進安全装備が一般ユーザーからも高く指示されていることが価格安定の大きな要因といえます。

(萩原文博)

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世界中で12個の賞に輝いた、ラグジュアリーSUV「ベントレー・ベンテイガ」

日本仕様の最高出力は608馬力、メーカー希望小売価格は2695万円という、世界最速のラグジュアリーSUVであるベントレー・ベンテイガ。

2016年にはグローバル向けに5500台もの生産したというほどのヒットモデルとなっています。それだけの需要を集めているのです。

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そのベンテイガ、当然ながら世界中で高い評価を得ています。

ベンテイガの生まれ故郷であるイギリスでは、『オートカー』の「ゲーム・チェンジャー賞」と、『ロブ・レポートUK』の「SUVオブ・ザ・イヤー」を受賞。アメリカでは『ロブ・レポート』の「ベスト・オブ・ザ・ベスト2016:ホイール」、『エスクァイア』の「エスクァイア・カー・オブ・ザ・イヤー」、『ギアパトロール』の「2016 GP100ウイナー」と3つの賞を受賞しています。

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さらに世界のラグジュアリーブランドが競い合う中国においては、『カー・アンド・ドライバー』の「審査員特別賞」、『Tencent.com』の「TTAインポート・オールテレーンSUV」、『グローバルタイムス』の「アニュアル・ベスト・ブランド・プロダクト・アワード」、『Hurun Report』の「ラグジュアリーSUVベスト・ニュー・アライバル」、『チャイナチーフエディターズクラブアンドプライムリサーチ』の「ベストSUVオブ・ザ・イヤー」と5つの賞に輝いています。

加えて、シンガポールと中東の団体も「ベスト・スポーツ・ユーティリティー・ビークル」と「ベスト・ラグジュアリーSUV」に選定したということです。

日本ではその価値を計り知ることが難しいかもしれませんが、ともかく世界で12の賞に輝いたというわけです。それだけ最高級ラグジュアリーSUVという新価値が評価されているといえそうです。

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●ベントレー・ベンテイガ(2017年モデル)主要スペック
全長:5150mm
全幅:1995mm
全高:1755mm
ホイールベース:2992mm
車両重量:2422kg
エンジン形式:W12気筒 ガソリン直噴ツインターボ
エンジン総排気量:5945cc
最高出力:447kW(608PS)/5250-6000rpm
最大トルク:900Nm/1250-4500rpm
燃料消費率:7.8km/L(EUサイクル複合モード)
変速機:8速AT
駆動方式:四輪駆動
タイヤサイズ:285/45R21
メーカー希望小売価格:2695万円

(山本晋也)

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マツダCX-5がフルモデルチェンジ。価格は246万2400円~352万6200円

マツダ新世代商品群の最初のモデルとして2012年2月に誕生したCX-5が、早くもフルモデルチェンジを果たしました。

2016年12月15日に発表された新型CX-5は、SKYACTIVテクノロジーや「魂動-Soul of Motion」デザインコンセプトなど、すべての面で磨き上げたモデルというわけです。

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パワートレインは、2.0リッターガソリン直噴、2.5リッターガソリン直噴、2.2リッターディーゼルターボという3種類で、いずれも6速ATとのコンビネーションとなり、駆動方式はFFと4WDが用意されています。

JC08モード燃費性能は、2.0リッターガソリン(FF)が16.0km/L、2.5リッターガソリン(FF)が14.8km/L、2.2リッターディーゼル(FF)は18.0km/L。タイヤは17インチと19インチが設定され、一部のグレードでは19インチタイヤ装着車の燃費が若干低めとなっています。

発売開始は2017年2月2日。メーカー希望小売価格は、ガソリン車が246万2400円〜321万3000円、ディーゼル車は277万5600円〜352万6200円となります。

どのパワートレインにおいても全車速追従クルーズコントロールや歩行者検知プリクラッシュブレーキなどの先進安全技術を備えたグレードが設定されているのも見逃せません。

なお、マツダのイメージカラーともいえるソウルレッドは、新色の「ソウルレッドクリスタルメタリック」へと進化しました。同色を含む、特別塗装色の価格は次の通りです。

「ソウルレッドクリスタルメタリック」7万5600円高、「マシーングレープレミアムメタリック」5万4000円高、「スノーフレイクホワイトパールマイカ」3万2400円高(いずれも消費税込)。

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■CX-5 20S(FF)主要スペック
車両型式:DBA-KFEP
全長:4545mm
全幅:1840mm
全高:1690mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1510kg
乗車定員:5名
エンジン型式:PE-VPS
エンジン形式:直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量:1997cc
最高出力:114kW(155PS)/6000rpm
最大トルク:196Nm(20.0kg-m)/4000rpm
変速装置:6速AT
燃料消費率:16.0km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/65R17
メーカー希望小売価格(税込):2,462,400円

■CX-5 XD L Package(4WD)主要スペック
車両型式:LDA-KF2P
全長:4545mm
全幅:1840mm
全高:1690mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1660kg
乗車定員:5名
エンジン型式:SH-VPTS
エンジン形式:直列4気筒DOHC16バルブ直噴ターボ
総排気量:2188cc
最高出力:129kW(175PS)/4500rpm
最大トルク:420Nm(42.8kg-m)/2000rpm
変速装置:6速AT
燃料消費率:17.2km/L (JC08モード)
タイヤサイズ:225/55R19
メーカー希望小売価格(税込):3,526,200円

(山本晋也)

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新型CX-5は、マツダを支える「4番バッター」になれるか!?

2016年12月15日、新型マツダCX-5が発表されました。同日から予約を開始、発売は2017年2月2日からとなります。

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マツダの代表取締役 社長兼CEOの小飼雅道氏は、プレス向け発表会で「初代CX-5は今から約5年前、新世代商品の1番バッターとして、まさに社運をかけてグローバルに送り出しました」と切り出しました。

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初代CX-5は当初、グローバルで年間16万台の販売計画だったのが年々台数を増やし、昨年度は37万台を販売。現在では、マツダのグローバル販売の1/4を占めるマツダの基幹車種になっています。

新先代商品群の1番バッターとして最初に登場し、4番バッターに成長したということでしょう。

初代CX-5の成功により、マツダの社員全員が勇気をもらったそうです。

「2番バッター、3番バッター、4番バッターがなんとかヒットを打ってくれたり、バントで出塁してくれたり、きちんと塁に出ることができました」と新商品群の手応えを強調。

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さらに、「打順は再び1番にり、ステージ2に向けた本格スタートをこの新型CX-5で切りたいと思います。ちょうど本日から広島工場に加えて、防府工場でもCX-3の生を開始しました。このSUV車の生能力強により、新型CX-5はさらに生大し、年間約40万台の販売を計画しています」と語っています。

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成功した初代におごらず、先代オーナーからの多様な声を集め、愚直に技術開発を行ってきたという新型CX-5。「初代CX-5を大きく超える外装のデザインをもち、運転することのしさ、ドライバーだけでなく同者を含めた快適性、性、そして安全性能をさらに一段高いレベルに引き上げています」と締めくくっています。

まだ新型CX-5には試乗できていないので、とくに注力されたという「走りの深化」に関しては分かりませんが、安全面を中心とした装備の充実ぶり、操作系のブラッシュアップなどを着実に行っています。

初代CX-5からの買い替えはもちろん、輸入車も含めた新規ユーザーを惹きつけられるか、このあたりが成否を握っていそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

店頭発表会は1月7〜9日!デザインと走りにこだったトヨタ・C-HRが発売開始

トヨタ自動車が12月14日、新型SUV「C-HR」を正式発売しました。

TNGA採用第2号車として運動性能にこだわるなど、C-HRならではの「味付け」がなされており、「レスポンス」・「リニアリティ」・「コンシステンシー」を突き詰めることで、コンセプトである「我が意の走り」を追求。

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デザインにも徹底的にこだっており、「センシュアル スピード-クロス」をキーワードに、「ダイヤモンド」をモチーフとした強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアなど、独創的なスタイルを実現しています。

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HVモデルはクラストップレベルの燃費30.2km/Lを実現(1.2Lターボモデルは15.4km/L)しており、「エコカー減税」の対象となっています。また、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車標準装備し、安全運転支援に貢献。

同車は来年1月2日・3日に開催される「第93回箱根駅伝」の運営車両として使用されるそうです。

月販目標台数は6,000台で、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店で販売。気になる車両価格はHVモデル(FF)が264.6万円から、1.2Lターボモデル(4WD)が251 .6万円からとなっています。

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店頭発表会は2017年1月7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)、店頭試乗会を 2017年1月14日(土)、15日(日)に予定しているそうです。

いよいよ正式発売された「C-HR」ですが、既に11月からWebによる先行受注が始まっており、今後の納期に注目が集まりそうです。

Avanti Yasunori

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トヨタ C-HR
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新型SUV・トヨタ C-HRに、TRD/モデリスタ仕様登場!

11月10日からWebによる先行受注が始まっているトヨタ自動車の新型SUV「C-HR」ですが、12月14日とされる正式発売に向けたカウントダウンが始まっています。

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「走りの良さ」と「カッコ良さ」に重点を置いて開発されたSUVだけあり、その前人気はなかなかのもので、11月末に富士スピードウェイで開催された「C-HR特別先行プロト試乗会」には最大96名の枠に多くの試乗希望者が殺到、受注状況も好調とか。

試乗会場となった富士ショートサーキットでは、オリジナルモデルに加え、早くも「TRD仕様」や、「モデリスタ仕様」のC-HRが展示されていました。

中でもアグレッシブなエアロをまとい、黒の18インチホイールとイエローのボディのコントラストが強烈は「TRD仕様」は、会場内でも一際目立っていました。

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2トーンに塗り分けられた専用意匠の大型フロントバンパーや、サイドスポイラー、リヤアンダースポイラー、テールフィンなどを装備。

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インテリアでは、TRD仕様ではお馴染みの赤色プッシュ・スタートスイッチや、赤色パイプラインで縁取ったシートが目を引きます。

一方、モデリスタ仕様(BOOST IMPULSE STYLE)は、ヘッドランプ間を繋ぐクローム調のフロントグリルガーニッシュやフェンダーべゼル、被せ式の大型フロントスポイラー(LEDランプ付)、専用意匠のサイドスポイラー、19インチホイールなどを装備。

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リヤ周りではバックドア中段に専用のテールスポイラーを装備、バンパー下部にはマフラー・べゼル一体式のアンダースポイラーを装着しています。

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TRDやモデリスタが、走りやデザインにこだわるC-HR専用に開発したものだけに、同車のコンセプトである「我が意の走り」をより鮮明にアピール。

両ブランドには別バージョンのエアロも用意されているだけでなく、販売チャンネル毎のドレスアップアイテムも用意されている模様。

発売後の納車待ちも予想される個性的な「C-HR」ですが、巷で見かける機会も多くなると予想されるだけに、あらかじめ他のオーナーとは一味違う一台に仕上げておくのも一つの手かもしれません。

Avanti Yasunori)【関連記事】

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【関連リンク】

トヨタ C-HR
http://toyota.jp/c-hr/

C-HR特別先行プロト試乗会
http://toyota.jp/c-hr/testdrive/

TRD
http://www.trdparts.jp/index_menu.html

MODELLISTA
http://www.modellista.co.jp/

次なるSUV戦略はどうなる? ポルシェ、ベイビー・マカン計画の中止と次の一手

欧州エージェントから、ポルシェに関する新たなニュースが予想CGとともに届きました。

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ポルシェでは、「カイエン」「マカン」に続くエントリーモデルとなるクロスオーバーSUV「マジュン」(仮名)計画が噂されていましたが、ここにきてその開発が中止された可能性が高いようです。

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しかし、「カイエン」から始まるSUVの成功は見逃せず、「クーペSUV」など新たなクロスオーバーSUVモデルのプロジェクトが進んでいる事は間違いないなさそうだといいます。

今回送られて来た予想CGは、ヘッドライトデザインが最新世代のLEDライトに変わっているほかは、バンパーのエアインテーク、リアコンビランプなどのデザインはかなり「マカン」に寄ったデザインが予想されます。

パワートレインは、ベースグレードで1.5リットル直列4気筒ターボと見られ、価格的には、大きく「マカン」を下回ることはないと予想されています。

噂される「クーペSUV」との関連など、続報が入り次第、お伝えして行きます。

(APOLLO)

リヤ2列のシート操作を完全自動化した新型ディスカバリーが北米デビュー

ジャガー・ランドローバー社のロサンゼルスオートショー2016では、電気自動車の「I-PACE(アイ・ペイス)コンセプト」とともに、新型「DISCOVERY(ディスカバリー)」も北米で初めて披露されました。

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新型ディスカバリーは、2016年9月に英国のソリハルでワールドプレミアを飾った7人乗りのSUVで「究極のファミリー向けSUV」という謳い文句が掲げられています。

これは世界初の「インテリジェント・シートフォールド・システム」によるもので、iOSまたはAndroidでダウンロードされた「InControl Remote」アプリを使用し、リヤの2列のシートアレンジをわずか14秒で完了させることができるそうです。

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そのほか、ラゲッジとCピラーにあるスイッチでシートを移動したり、折りたたんだりすることが可能。インパネのディスプレイを操作することで、2列目と3列目シートを動かすこともできます。

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また、スマホ経由でウインドウが閉まっているかや、燃料の残量確認、エアコンの設定など、多様な機能を利用することが可能。新型ディスカバリーはSUVでありながらミニバンのような使い勝手を提供することで、よりファミリー層へアピールするランドローバー車になっています。

(塚田勝弘)

独ニュルで鍛えた「C-HR」は、開発主査の思い入れが満載!

11月26日(土)、前日までに降った雪が残る富士スピードウェイで、「C-HR特別先行プロト試乗会」が開催されました。

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会場となったショートサーキットでは、試乗会と平行して、レーシングドライバーの三浦健光(けんこう)氏、柴田 愛さんのMCにより、「C-HR」開発責任者である古場博之主査との座談会が開催され、同車に関する開発秘話など、興味深いお話を聞くことができました。

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今回はそうした中から、古場主査が「C-HR」開発を通して経験した事や、開発エピソードの数々を掻い摘んでご紹介したいと思います。

「C-HR」の開発スタートは2010年だったそうで、コンパクトSUV開発に際し、欧米、東南アジアなど世界各国を回ってSUVに関するリサーチを行ったそうです。

そこから見えて来たのは、SUVを買う顧客は格好良さを重視しており、不満点は車高が高いため、走りが不安定との意見が多いことだったとか。

そこで「C-HR」では格好が良く、走りの良いSUVに特化することにしたそうです。

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またトヨタ自動車では通常、開発車両に○○○A等の開発コードネームを付けるのですが、同車は新規モデルのため、それだけでは社内で認知され難いことから、クルマの特徴を言い表す「C-HR」をコードネーム代わりにしていたそうです。

「C-HR」は、外観面では「コンパクト・ハイ・ライダー」、走りの面では「クロス・ハッチ・ランナバウト」を表しており、ランナバウトは「キビキビ走る」を表現。

TOYOTA_C-HR

世界中、同一車名にすることは登録商標上、非常に難しいそうですが、調査した結果、「C-HR」で問題が無かったことから、そのまま正式名として採用したという、珍しいケースだったそうです。

デザイン面では他のSUVに比べ、車高に対するタイヤ径の割合が大きい(44.5%)のが特徴で、プロポーション的に下半身の力強さに寄与しているといいます。

TOYOTA_C-HR

また古場主査によれば、SUVとしての格好良さを追求すべく、ラッゲージスペースや後方視界等は、あえて割り切っており、中途半端なデザインにはしたくなかったとか。

TOYOTA_C-HRTOYOTA_C-HR

全高を低くしてバックドアの角度を水平に対して25度まで寝かすことで、スピード感のあるボディシルエットを実現。同社の「ハリアー」が35度で、他のクロスオーバーSUV系を含めてもココまで寝かせたクルマは見当たらないそうです。

TOYOTA_C-HR

フロントバンパーについても、近年ではタイヤ周りの気流を整流すべく、側面に立壁を設けるのが主流となっていますが、同車では見た目が重々しくなるのを避けるため、あえてそれはせず、床下に設けたスパッツなどで整流することで空力性能をカバー。

TOYOTA_C-HR

バックドアを寝かせたことによる空力悪化への配慮としては、風洞で試験を繰り返し、ルーフスポイラーに空気整流用の穴を設けて補完しており、スポーティな印象に寄与。

TOYOTA_C-HR

さらに細かなところでは、ニュルブルクリンク耐久レースで得られたノウハウとして、床下スパッツにブレーキ冷却に寄与する小さな穴を設けるなどの工夫もみられます。

TOYOTA_C-HR

古場主査は自身でも「レース」に本格的に取組んでいるだけに、「走り」へのこだわりはハンパ無く、「C-HR」の開発では2013年以降、ニュルブルクリンクのサーキットに毎年試験車を持ち込んで足廻りを造りこむなど、SUVの開発ではこれまでに無い位に手間がかけられており、その成果が市販車に活かされているという訳です。

TOYOTA_C-HR

細い峠道のサーキットコースを300km/h近い速度で走るクルマ達の中で鍛えられた今回のトヨタ「C-HR」。その走りはかなり期待できそうです。

次回は筆者による試乗レポートも含めてお届けしたいと思います。

Avanti Yasunori

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新型SUVがロサンゼルスショーに大集結【ロサンゼルスオートショー16】
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受賞なるか?トヨタ「C-HR」が欧州COTYにエントリー!
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トヨタが欧州でコンパクトSUV「C-HR」 の市販モデルを公開!
http://clicccar.com/2016/10/04/404598/

トヨタが「C-HR」の受注開始!パリでも市販モデル公開へ
http://clicccar.com/2016/09/21/400863/

トヨタが「C-HR」のインテリアデザインを初公開!
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ニュル24H耐久でトヨタ「C-HR」がクラス3位で完走!
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【関連サイト】

C-HR特別先行プロト試乗会
http://toyota.jp/c-hr/testdrive/

注目の5台をピックアップ!新型SUVがロサンゼルスショーに大集結【ロサンゼルスオートショー16】

11月18日‐27日の会期で開幕したロサンゼルスオートショー16では、各社が新型車やコンセプトモデルを披露しています。今回は、その中でも注目度が高い5台をご紹介したいと思います。まずは日本勢による出展車から。

スバル VIZIV-7 SUV コンセプト

今回スバルがワールドプレミアしたのは、3列シートを装備した7人乗りのミッドサイズSUVで、ゆとりの有るキャビン空間が確保されています。

Subaru_VIZIV-7_SUV_Concept

車体のスリーサイズは、全長5,200mm×全幅2,030mm×全高1,860mmで、ホイールベースが2,990mmと、現行のフォレスターより一回り大きく、同社のラインナップ中、最大サイズとなります。

同社はこのミッドサイズSUVを2018年に北米市場に導入する予定としています。

Subaru_VIZIV-7_SUV_Concept

このモデルは、2014年まで米国など海外で販売されていたクロスオーバーSUV「スバル・トライベッカ」の後継車とみられます。

マツダ CX‐5

こちらのSUVはマツダが来年2月に国内発売予定の新型「CX-5」。

Mazda_CX-5

SUVでありながら、品格や成熟さを感じさせるデザインを目指しており、ボディカラーには新色の「ソウルレッドクリスタルメタリック」を採用。

従来の「ソウルレッドプレミアムメタリック」よりも彩度を約2割、深みを約5割増しているそうで、艶やかな透明感を実現しています。

Mazda_CX-5

スリーサイズは全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mm、ホイールベースが2,700mmと、現行モデル比で5mm長く、15mm低くなっています。

ガソリンエンジンの「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-G 2.5」、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」をラインナップしており、「SKYACTIV-D 2.2」には同社が独自に開発したノッキング音を抑える技術「ナチュラル・サウンド・スムーザー」や「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を採用。

高回転域まで軽快に伸びるパフォーマンスやトルクフルな走り、クラストップレベルの優れた燃費性能を両立しているといいます。

Mazda_CX-5

車両運動制御技術「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾、「G-Vectoring Control」を搭載。

トヨタ C‐HR 米国仕様

日本国内でもWebによる先行受注が開始されている「C‐HR」ですが、こちらの出展車は米国仕様となっており、前後ランプ類の仕様が国内向けとは異なっています。

Toyota_C-HR_US

またフロントバンパー意匠も専用で、国内仕様よりも突出量が大きい分、よりスポーティな印象を与えます。

トヨタ自動車の発表によると、対米向けには146ps/190Nmを発生する2.0Lの4気筒エンジンが搭載されているようです。

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本場ザックス(SACHS)製のダンパーが走安性と乗り心地の両立に大きく貢献しているとの評判。また欧州向け等にはオーリス用のマニュアル・トランスミッションをベースに、シフトフィールを改良した6MT仕様車が存在しており、欧州における先行試乗会でも評判が良いようです。

「C-HR」はTNGA採用車が海外で生産される初のモデルで、欧州のトルコ工場で既に生産を開始しており、北米、カナダなどに輸出される計画になっています。

Toyota_C-HR_US

スリーサイズ(国内仕様)は全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,550mmと堂々としており、ホイールベースは2,640mm。

国内向けについてはトヨタ自動車東日本の岩手工場で生産される模様で、1.8LのFFハイブリッドモデルにはプリウス用、1.2Lの4WDターボモデルにはオーリス120T用のエンジンをそれぞれ搭載。車両価格帯は250‐290万円との予想。

ジャガー I-PACE

ジャガーカーズは同社初となるリチウムイオンバッテリー(90kWh)とモーターを搭載したEV仕様の5人乗りSUVコンセプト「I-PACE」を発表しました。

Jaguar_I-Pace_Concept

車体のスリーサイズは全長4,680mm×全幅1,890mm×全高1,560mmで、搭載モーターは400ps/700Nmを発生。0-100km/h加速が約4秒と、スーパースポーツモデル並みのパフォーマンスと、SUVのユーティリティを兼ね備えた一台となっています。

Jaguar_I-Pace_Concept

一充電当たりの航続可能距離は約500km。

一際美しいエクステリアデザインが映える「I-PACE」は2018年後半の市販を予定しているそうです。

Jaguar_I-Pace_Concept

アルファロメオ ステルヴィオ

世界的なトレンドにのってアルファロメオもSUV市場への参入を予定しており、今回のショーでアルファ ロメオブランド初のSUV「ステルヴィオ」を披露しました。

新型ジュリアと同じプラットフォームを採用しており、外観についもヘッドランプやフロントグリルなどに、同系統のデザインが施されています。

車体のスリーサイズは全長4,680mm×全幅2,160mm×全高1,650mm。

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最上級グレードに4WDの「クアドリフォリオ」が設定されており、同モデルに搭載されるフェラーリ・チューンの直噴2.9L V6ツインターボエンジンは、512ps/600Nmを発生。0-100km/h加速3.9秒、最高速284km/hを誇る高性能SUVとなっています。

その他にも、284ps/400Nmを発生する4気筒2.0Lターボエンジンに、8速ATを組み合わせたモデルもラインナップされるようです。

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以上、注目車種について見て来ましたが、各社ともにSUVの出展が主で、セダンが苦戦するなか、SUVやピックアップトラック系が人気の米国市場にジャストミートさせた出展内容になっていることが判ります。

Avanti Yasunori

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ジャガー初の電気自動車「I-PACE」コンセプトをワールドプレミア
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スバル史上最大サイズのフラッグシップ・コンセプトがデビュー
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アルファロメオ初のSUV「Stelvio Quadrifoglio」が登場!
http://clicccar.com/2016/11/18/417958/

新型シビックSi プロトタイプ、Acura プレシジョンコクピットを出展
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新型マツダ「CX-5」がソウルレッドの新色を纏ってデビュー!
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【関連サイト】

ロサンゼルス オートショー2016
http://laautoshow.com/

ポルシェ製新型V8を搭載したベントレー「ベビー」ベンテイガが登場!?

ベントレーに関する驚きの最新スクープ情報が、欧州エージェントから予想CGと共に届きました。

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そのレポートによれば、ベントレーは初のクロスオーバーSUV、『ベンテイガ』のコンパクト版『ベビーテイガ』(仮名)を開発中だということです。

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このベビー「ベンテイガ」は、専用のフロントエンドデザインを持ち、ホイールベース、リアオーバーハングを切り詰めコンパクトにし、正式名称は不明ながら、アウディ「Q7」やポルシェ「カイエン」と同クラスのSUVとなるようです。

パワートレインには「ベンテイガ」の6LツインターボW12に代わり、最高馬力500psから550ps程度を発揮する、新開発のポルシェ製4リットルV型8気筒を搭載する可能性が高いようです。

予想登場次期は2019年春と記されています。

(APOLLO)

ジャガー初の電気自動車「I-PACE」コンセプトをワールドプレミア

世界中で燃費規制が高まっており、燃費規制を達成できないなら罰金を支払う、という時代になると新車を売って稼ぐという商売すらできなくなるかもしれません。そこで今後必須となるのが車両の電動化。

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欧州勢がPHV(PHEV)に注力し、さらにEV化を推し進めているのは、走行車両からのCO2削減、つまり燃費規制をクリアするためで、どんなメーカーでもPHVやEVはラインナップに欠かせない存在になりはず。

さて、今回初披露されたジャガー初の電気自動車の「I-PACE」は、2018年の市販化を見据えたコンセプトカー。

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EVの「I-PACE」は「F-PACE」同様、車名に「PACE」が付くことからも分かるように、5人が乗れるスポーツカーでありながら、ハイパフォーマンスSUVという位置づけになっています。

最新世代の電気モーターと90kWhのリチウムイオン・バッテリーパックを搭載する「I-PACE」は、ジャガー・ランドローバーが設計、開発。一晩充電すれば、世界でも平均的な通勤距離である約50km以上を走行することが可能。

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もちろん、急速充電にも対応。50kW直流充電器を使用した場合、90分で80%の充電が可能で、追加2時間で満充電となります。NEDCサイクル(New European Driving Cycle)での想定航続距離は500km以上、EPA米環境保護庁のモードでは220マイル以上に達します。

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「I-PACE」コンセプトは、走りの面でもジャガーらしい力強さを発揮するとしています。前後アクスルに電気モーターを搭載し、その総パワーは400ps、トルクは「F-TYPE SVR」にも匹敵する700Nmを生み出すということからも、その実力の一端がうかがえます。駆動方式はAWDで、0-60mph加速は約4秒という俊足ぶり。

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また、世界初の「ソーシャルVR」発表イベントとして披露されたのも、ジャガー・ランドローバーらしいユニークな試み。この種のVRイベントとしては最大規模を誇り、1日を通して300名以上がバーチャルリアリティを体験しました。「I-PACE」コンセプトのために特別に用意された仮想空間では、開発に携わったイアン・カラム氏とイアン・ホーバン氏がホストを務めています。

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I-PACEが登場すれば、EV化しやすいSUVの世界もさらに競争が激しくなることは必至。2020年に向けてこうしたハイパフォーマンス電気自動車SUVが定番になりそうです。

(塚田勝弘)

アルファロメオ初のSUV「Stelvio Quadrifoglio」が登場!【ロサンゼルスオートショー16】

新規参入組を含めて世界的なSUVブームが続いています。アルファロメオ初となるSUV「Stelvio Quadrifoglio(ステルヴィオ・クアドリフォリオ)」は、同ブランドらしいエレガントなスタイリング、最上級グレードにはクアドリフォリオ(四つ葉のマーク)が示すとおり、4WDが設定されます。

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ボディサイズは全長4680mm×全幅2160mm×全高1650mmで、ロサンゼルスオートショーで披露されている「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」は、スポーツキャラクターをより強調するカーボンインサートのボディカラーのサイドスカートを装着。

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前後バンパーと力強いホイールアーチを組み合わせることで、従来のSUVよりもスポーツサルーンのようなスポーティ感を生み出しています。なお、プラットフォームは新型ジュリアのそれを基本としてSUV化に対応。

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「ステルヴィオ・クアドリフォリオ」には、510hpを誇る2.9LのV6ターボエンジンが搭載され、ZF製8ATとの組み合わせにより圧倒的な動力性能も確保。

6気筒エンジンは、フェラーリの技術からもインスプレーションを得てアルミ製を採用し、フロントアスクルを中心に軽量化も図られています。気筒休止システムなど最新技術を投入することで、燃費を向上するなど時代の要請に応えるユニットとなっています。

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4WDシステムは通常走行時はリヤに100%駆動力が振り分けられ、前輪がスリップしそうになると、専用トランスファーケースを介してフロントアクスルに最大50%のトルクを伝達。

さらに、リヤディファレンシャルの2つのクラッチは、各ホイール間のトルク供給を別々に制御することが可能で、シーンを問わず効率的な駆動配分が可能になっています。

ほかに、280hpの直列4気筒2.0Lガソリンターボも用意されます。こちらもオールアルミ化され、400Nm/2250 rpmという最大トルクを発揮。「マルチエア」と呼ばれる電気油圧式バルブ駆動システムに加えて、ターボと200bar高圧直接噴射システムを備え、ハイパワー&大トルクと燃費の両立が図られています。

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アルファ ロメオ初のSUV「ステルヴィオ」の日本導入時期は現時点では不明ですが、日本での販売網再構築(アルファ ロメオ専売ディーラー)がアナウンスされているだけに、ジュリアとともに目玉モデルとして導入が期待されます。

(塚田勝弘)

受賞なるか?トヨタ「C-HR」が欧州COTYにエントリー!

世界的にSUVモデルが人気を博すなか、トヨタ自動車が11月10日に国内でWebによる先行受注を開始した新型クロスオーバー「C-HR」。

TOYOTA_C-HR

欧州ではトヨタモーターヨーロッパが、TMMTのトルコ工場で生産を開始しており、欧州の各国をはじめ、北米、カナダ、台湾、南アなどに輸出される計画になっています。

ちなみに「C-HR」は、TNGA採用車が海外で生産される初のモデル。

HV用のエンジンはイギリスで生産され、海外向けに設定されている1.2L用M/T(マニュアル・トランスミッション)はポーランドで生産するなど、生産工場が欧州の各地に広がっているのも特色のひとつ。

TOYOTA_C-HR

国内向け「C-HR」についてはトヨタ自動車東日本の岩手工場で生産される予定で、11月10日時点の受注台数が9,000台を超えるなど、生産計画の6,000台/月を大きく上回っており、来年には13,000台/月ペースに引き上げる計画になっている模様。

車体のスリーサイズは全長4,360mm、全幅1,795mm、全高1,550mmと堂々としており、ホイールベースは2,640mmとなっています。

TOYOTA_C-HR

グレードは4種類で、1.8LのFFハイブリッドモデル(G/S)にはプリウス用、1.2Lの4WDターボモデル(G-T/S-T)にはオーリス120T用のエンジンをそれぞれ搭載。

TOYOTA_C-HR

その個性的なルックスから、国内をはじめ、欧州でも発売前から評判が良いようで、欧州7ヶ国の自動車雑誌が主催するヨーロッパ・カーオブザイヤーにもエントリーするなど、各方面から注目が集まっています。

Euro_COTY

開発陣がこだわりをもって仕上げた海外向け1.2Lモデルのミッション(6MT)は、オーリス用のMTを流用しながらも、レバー、ケーブル、シンクロコーン、ディテント機構が見直されており、そのシフトフィールは試乗会で高評価を得ているそうです。

TOYOTA_C-HR

欧州COTYでは、11月28日に38モデルの中から、受賞対象車7台が発表される予定で、その中に「C-HR」が食い込めるかが注目されており、来年3月のジュネーブショーで大賞受賞車が発表される予定。

1993年に日産マイクラ(マーチ)が日本車で初受賞して以来、トヨタ ヤリス(ヴィッツ)や2代目プリウス、日産リーフ(EV初)が受賞していることから、「C-HR」についても受賞に向けて期待がかかります。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、EURO COTY、TANNIS TEST)

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トヨタが「C-HR」のインテリアデザインを初公開!
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ニュル24H耐久でトヨタ「C-HR」がクラス3位で完走!
http://clicccar.com/2016/05/31/375178/

【関連リンク】

トヨタ「C-HR」
http://toyota.jp/c-hr/

ヨーロッパ・カーオブザイヤー
http://www.caroftheyear.org/

TANNIS TEST
http://www.tannistest.com/

ホンダが新型SUV「WR-V」 を2017年前半に南米投入!

11月10日に開幕したサンパウロ国際モーターショーで、ホンダが新型コンパクトSUV「WR-V」の市販予定車をワールドプレミアしました。

HONDA_WR-V

Honda R&D ブラジルで開発が行われ、タフでありながら都会的なSUVデザインと高いユーティリティー、広い室内空間をコンパクトなボディーサイズで実現したといいます。

HONDA_WR-V

優れた燃費性能と安定したハンドリング性能を兼ね備え、日常生活からレジャーまで、アクティブに生活を楽しむユーザーの期待に応えるモデルとして、2017年前半に発売を予定しているそうです。

ブラジルでは同社のSUV「CR-V」と「HR-V」が若い世代を中心に人気を集めており、現地顧客の声を開発に活かした、より小型の「WR-V」を投入することで、さらに需要を掘り起こしたい考え。

トヨタ自動車は新型SUV「C-HR」を出展、また日産も小型SUV「キックス」を2017年4月から生産を開始予定。ホンダも「WR-V」の投入により、現地でシェアを伸ばしているGMや、VWなどに対抗することになります。

HONDA_WR-V

欧・米・中を主に、世界的にSUV人気が高まっているなか、ホンダはSUV投入に積極的に動いており、「WR-V」がどこまで現地で健闘するかが注目されます。

Avanti Yasunori・画像:HONDA)

【関連記事】

ホンダがブラジルで7人乗り新型コンパクトSUV「WR-V」をワールドプレミア!
http://clicccar.com/2016/10/19/409564/

SUV系が人気の中国で日本車がモテモテ? ホンダが好調!
http://clicccar.com/2016/09/28/402832/

【関連リンク】

サンパウロモーターショー2016
http://www.salaodoautomovel.com.br/en/

911のSUVモデルか!? クーペボディをもつポルシェの新型SUVをキャッチ!

ポルシェのラインナップにはない、謎のボディを持つプロトタイプをキャッチしました。

Porsche Cayenne Coupe 8 small

カメラマンからのレポートによれば、「カイエン」もしくは「マカン」のクーペと推測されますが、新型モデルの可能性もあるといいます。

Porsche Cayenne Coupe 3 small

「カイエン」「マカン」というSUVで販売台数を伸ばしているポルシェは、メルセデスベンツ「GLC」、BMW「X6」に対抗するクーペSUVが欲しいところ。また、レンジローバーにもクーペSUVが投入される見込みで、新モデルの開発を進めている可能性は極めて高いと思われます。

まだ開発初期段階と思われますが、プロトタイプを見る限り、他ライバルよりもルーフの傾斜が強く、より走りに特化したスポーツモデルとなることが予想されます。

さらに、別の関係者の話しによれば、既存モデルをクーペにするというより、「911」をSUVにした方が正しい、とも伝えれており、ポルシェが自信を持って開発していることが伺えます。

ベースとなるパワートレインは、3リットルV型6気筒及びプラグインハイブリッドとなり、次期型カイエンよりもパフォーマンスが期待出来るスペシャリティーSUVが期待できそうです。

(APOLLO)

これが最終デザイン? VW最小クロスオーバーSUVのレンダリングCGを入手

フォルクスワーゲンが現在開発している、ポロベースの新型クロスオーバーSUVの最終デザインと思われるレンダリングCGを欧州エージェントから入手しました。

Spy-Shots of Cars This image has been optimized for a calibrated screen with a Gamma of 2.2 and a colour temperature of 6500°K

この新型SUVは、2016年ジュネーブモーターショーで公開された「T-クロス ブリーズ」の市販版になると噂されており、VWラインナップで最小のクロスオーバーSUVの誕生となります。

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コンセプトモデルの「T-クロス」はスポーティーな2ドアオープンでしたが、市販版ではアグレッシブなフロントエンドはそのままに、オーソドックスな5ドアへ変更されています。

プラットフォームの「MQB」を始め、多くのコンポーネントを「ポロ」と共有し、「ポロSUV」とも伝えれていますが、正式名称は確定していません。

パワートレインは1リットル3気筒ターボ、及び新開発1.5リットル直列4気筒ターボなどが予想され、2017年秋のワールドプレミアに向け、開発最終段階へ向かっているようです。

(APOLLO)

クーペSUVだった!アルファ初のSUV、衝撃のスポーツボディを初公開

アルファロメオ初のクロスオーバーSUVとなる「ステルヴィオ」の偽装が軽くなった姿をカメラが初めて捉えました。

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これまで目撃されていたプロトタイプは、Cピラー以降がボックスや分厚い布で完全に隠されており謎に包まれていましたたが、かねてから「クーペSUV」と指摘していた予想が的中した形となりました。

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BMW 「X1」、アウディ「Q3」、メルセデスベンツ「GLA」のドイツ御三家を始め、プレミアムコンパクトSUVは世界でも人気の激戦区となっており、後発のアルファロメオは絶対的アドバンテージが欲しい所です。

そこで目指したのが、このクラス初となる「クーペSUV」デザイン。プロトタイプのスポーティーなエクステリアは、前記した3車種を圧倒するスピード感があるように思えます。

後部座席の居住性など不明な部分はありますが、ワールドプレミアでは強烈なインパクトを放つのは間違いないでしょう。

パワートレインには、180psを発揮する2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボ及び、210psを発揮する2リットル直列4気筒ガソリンターボが予想され、ハイエンドモデルには、510psを叩き出す2.9リットルV型6気筒ターボ搭載「クアドリフォリオ」モデルが君臨すると思われます。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーと予想しますが、11月のLAショーでサプライズデビューの可能性もあります。

(APOLLO)

ボルボ最小クロスオーバーSUV「XC60」次世代型の詳細が明らかに

ボルボのエントリー・クロスオーバーSUV『XC60』次世代型プロトタイプをキャッチ、インパネ写真とともに、その詳細レポートも入手しました。

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エクステリアはフルカモフラージュされていますが、ボルボデザイントレンドの一つである、”雷神”T字型デイタイムランニングライトや「XC90」に似た、リアコンビランプなどが確認できます。

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室内を見ると、インパネセンターには「XC90」に似た縦型9インチディスプレイが設置されています。エアコン吹き出し口は「XC90」より細長いデザインです。

次世代型には、「XC90」などにも採用されている、最新の「SPA」軽量アーキテクチャーを流用し、ホイールベースの延長が予想されています。

パワーユニットには、2リットル直列4気筒ターボガソリンエンジンとディーゼルのほか、航続距離が50kmを超えるプラグインハイブリッドもラインナップされると思われます。

(APOLLO)

新型ホンダCR-Vが北米デビュー!! 日本向けはどうなる?

日本向けのホンダCR-Vは2016年8月に販売を終了し、好調な販売が続くヴェゼルが後を継ぐ形になっています。

4161014_007Hヴェゼル(全長4295×全幅1770×全高1605mm)とCR-V(全長4535×全幅1820×全高1685mm)では、ひと回り以上CR-Vの方が大きく、乗り心地の良さもCR-Vの方が際立っていました。

とはいえ、ヴェゼルのスタイリングの良さ、ハイブリッドも設定することで燃費も良好で、しかも後席も広く、積載性もまずまず…となればヴェゼルに目が向くのも当然でしょう。

では、日本向けの次期CR-Vがあるのか、あるとすればどう生まれ変わるのか気になるところ。

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そんな中、2016年10月13日にアメリカン・ホンダモーターが北米向け新型CR-Vを発表しました。

CR-Vは米国で1997年にデビューし、人気のSUVセグメントの中でも20年近くベストセラーの地位を維持し、これまで米国内で累計約400万台を販売。

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5代目となる新型CR-Vは、従来からある2.4Lの直噴DOHC i-VTECエンジンに加えて、1.5L 直噴ターボエンジンを初搭載し、最高出力190psの力強い走りと優れた燃費性能を両立しています。また、トランスミッションは全車CVTで、ホンダ独自の変速制御「G-Design Shift」が適用されているのも注目ポイント。

さらに、「液封コンプライアンスブッシュ」を採用したフロントストラットサスペンションとリヤマルチリンクサスペンションの足まわりにより、上質で快適な乗り心地を得たとしています。

4161014_011H4161014_009H外観は、伸びやかなボンネットラインやロングホイールベース、短いリヤオーバーハングが特徴で、引き締まったエクステリアデザインが印象的。さらに、ウイング形状のLEDポジショニングライト、ワイドに張り出したフェンダー、シャープで力強いフロントまわりなどにより、従来よりもアグレッシブな佇まいになっています。

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CR-Vの美点であるルーミーな空間が新型になりさらに拡大。現行モデルよりも2.1インチ(約5.3cm)以上長くなり、クラストップレベルの広さを得ているほか、ハンズフリーのパワーテールゲートをホンダとして初採用。

車体後部下に設置されたセンサーに足をかざすだけで開閉操作ができ、両手が塞がった状態での荷物の積み下ろしも可能にするなど、積載性、利便性が向上しています。

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また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」の「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」に渋滞追従機能が追加される機能、装備の充実化も図られています。

日本での発売や仕様などは分かりませんが、3列シートも設定するミドルサイズSUVとしてリリースされれば、日産エクストレイルなどと競合するのは必至でしょう。

(塚田勝弘)

マツダがSUV「CX-9」増産へ!CX-4国内発売の可能性は?

世界的にSUVの人気が高まるなか、マツダがSUVの2018年度の世界販売台数を昨年度実績の約1.5倍となる80万台程度に増やす計画を掲げています。

同社は、広島市の本社工場で生産しているSUV「CX-9」の生産を10月以降、これまでの3割増となる月産5,500台体制を敷いており、5万台/年の販売を見込んでいるそうです。

MAZDA_CX-9

現在米国で「CX-9」を2,000台/月ペースで販売しており、オーストラリアやサウジアラビアでも人気が高いそうで、当面堅調な需要が見込めると判断した模様。

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同車は昨年11月のロサンゼルスオートショーでワールドプレミアされた7人乗りのSUV。

254ps/42.9kgmを発生する2.5L SKYACTIV4気筒ターボエンジンを搭載し、全長5,065mm×全幅1,930mm×全高1,728mm、ホイールベースが2,870mmと、レクサス「LX」に匹敵する大型モデル。

新聞報道によると、国内市場で「デミオ」が苦戦するなか、収益性の高いSUVを軸に海外販売を増やすことで国内の販売減をカバーする考えのようで、今後はアジアでも発売する予定になっているようです。

また、同社は今年4月の北京モーターショーで、CX-5、CX-3に続くクロスオーバーSUV「CX-4」をワールドプレミアしました。

MAZDA_CX-4

車両サイズは、全長4,633mm×全幅1,840mm×全高1,535mm、ホイールベースが2,700mmとなっており、これまでのマツダCXシリーズで最も車高が低く、スポーティなデザインを採用。全長が現行CX-5(4,540mm)よりも長いのが特徴です。

MAZDA_CX-4

マツダは中国で今年の6月に既に「CX-4」の販売を開始しており、発売後1ヶ月が経たないうちに1万台以上を受注するなど、売れ行きは好調に推移しているようです。

一方、国内向けには、2012年2月に発売した「CX-5」のフルモデルチェンジが来年2月に迫っている模様。

現行モデルは世界累計生産台数が100万台超えるヒットモデルとなっており、11月のロサンゼルスモーターショー16での新型デビューが注目されます。

このように、世界規模でSUV人気が高まっているなか、マツダは積極的に新型SUVの導入に動いており、現時点では「CX-9」、「CX-4」共に日本に導入する予定は無いようですが、今後の動きが大いに注目されます。

Avanti Yasunori・画像:マツダ)

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トヨタが欧州でコンパクトSUV「C-HR」 の市販モデルを公開!
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マツダ・CX-5の次期型はSKYACTIV-G 2.5T搭載で11月デビューか!?
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富士SWに6千人のマツダファン!「787B」デモラン披露【動画】
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MAZDA CX-9
https://www.mazdausa.com/vehicles/cx-9

MAZDA CX-4
http://www.faw-mazda.com/market/cx4yure/index.html

超個性派「シトロエン C4 CACTUS」が初回200台の限定発売。価格は238万円より

ボディを守るポリウレタンの『AIRBUMP』が個性的なアピアランスを生み出す、シトロエンのクロスオーバーモデル・C4 CACTUSが初回200台限定で日本に正規導入を開始します。

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『AURBUMP』はボディサイドのほかヘッドライト部分などにも配されています。こうしたユニークなスタイリングは、ワールド・デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーに輝くほど世界でも評価されているということです。

ボディカラーは、ブラン パールナクレ(白)、ハロー イエロー(黄)、ブルー ラグーン(青)、ルージュ アデン(赤)、ノアール オブシディアン(黒)の5色。

ブラン パールナクレのAIRBUMPはチョコレートカラー、それ以外のボディカラーではブラックが組み合わされています。

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クロスオーバーらしい「旅」をイメージさせるインテリアは、スーツケースをモチーフにした造形となっています。インパネ中央下にはシフトレバーの代わりに「N/D/R」のボタンからなるイージープッシュが置かれているのもユニークなものとなっています。

インテリアカラーは、ブラン パールナクレについてはハバナカラーにベロアシートを、それ以外はストーングレーやブレックでファブリックシートを基本としています。ブルー ラグーンのボディ色についてはシートがブルーとなっています。

パワートレインは1.2リッター3気筒に5速ETG(ロボタイズドMT)。メーカー希望小売価格は、ファブリックシートが238万円、ベロアシートが241万円です。

■シトロエン C4 CACTUS主要スペック
車両型式:ABA-E3HM01
全長:4155mm
全幅:1735mm
全高:1530mm
ホイールベース:2595mm
車両重量:1070kg
乗車定員:5名
エンジン型式:HM01
エンジン形式:直列3気筒DOHC
総排気量:1199cc
最高出力:60kW(82PS)/5750rpm
最大トルク:118Nm(12.0kg-m)/2750rpm
変速装置:5速AMT
タイヤサイズ:205/50R17
メーカー希望小売価格(税込):238万円

(山本晋也)

トヨタが欧州でコンパクトSUV「C-HR」 の市販モデルを公開!【パリモーターショー16】

トヨタ自動車が10月1日、欧州で開幕した「パリモーターショー2016」で、12月末に発売予定のコンパクトSUV「C-HR」の市販モデルを公開しました。

TOYOTA

日本でも11月上旬からトヨタ自動車の公式サイト(Web)で受注が開始される予定になっており、同車の購入を考えている読者の皆さんは、ボディカラーの選択などで色々と思いを巡らしている頃ではないでしょうか。

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C-HRでは「センシュアル スピード-クロス」をデザインコンセプトに、明快に際立たせた彫刻的なダイヤモンド形状と、豊かに張り出した前後ホイールフレアにより、大胆でセクシーなサイドビューを表現。

リヤドアハンドルの存在感を抑えており、2ドアクーペのような印象を与えます。

TOYOTA_C-HR

また、低重心パッケージや高剛性ボディの採用により、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を両立させるべく、欧州をはじめとする世界の様々な道や国内外のサーキットコースで走りを徹底的に鍛え上げたそうです。

コンパクトSUVの市場規模が、ここ4〜5年間で拡大傾向にあるなか、C-HRでは個性的な外観はもちろん、意のままの走りやクラストップレベルの燃費を追求。

20代から30代の若年層を含めた情報感度が高いコンパクトSUV層を中心に、SUVでありながらクーペのような「新ジャンル感」を訴求することで、コンパクトSUV市場を牽引していく考えとしています。

国内仕様のボディカラーには、新色のメタルストリームメタリックと、ラディアントグリーンメタリックを含む全8色が用意されています。

TOYOTA_C-HRTOYOTA_C-HR

一方、既存色のホワイトパールクリスタルシャイン(070)や、イエロー(5A3)も、スタイリッシュなC-HRの個性を上品に引き立ててくれそう。

TOYOTA_C-HR

年末の発売に先立ち、11月26日(土)に富士スピードウェイで開催される先行試乗会で、一足先にC-HRの走りを体感してみるのも良いかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、パリモーターショー)

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【関連リンク】

パリモーターショー2016
http://www.mondial-automobile.com/en/visiteurs/

トヨタC-HR
http://toyota.jp/c-hr/

C-HR特別先行プロト試乗会in富士スピードウェイ
http://toyota.jp/c-hr/testdrive/

初代から10年、待望の新型アウディQ5が登場【パリモーターショー16】

初代のアウディQ5が登場したのが2006年ですから、10年もの年月を経て登場した新型アウディQ5。ただし、欧州での発売は2017年からで日本への導入時期は現時点では分かっていません。

Dr. Dietmar Voggenreiter (Member of the Board of Management of A

まずデザインから見ていくと、エアロダイナミクスに配慮したフロントマスクは、彫刻的な造形のシングルフレームグリルによりひと目で最新のアウディモデルだと分かります。

ヘッドライトは、LEDまたは高輝度のマトリクスLEDテクノロジーが設定され、マトリクスLEDにはダイナミックターンシグナルが内蔵されます。

The new Audi Q5, Paris Motor Show 2016

SUVらしく力強く強調されたホイールアーチは、quattroであることを想起させ、低いグリーンハウスが後方に向かうに従って流れるように傾斜。リヤビューの水平ラインがクルマの幅の広さと存在感を強調し、Cピラーの部分にまで回り込んだリヤゲートは、アウディのQモデルに共通する特徴です。

5人乗りとなるインテリアは、水平基調のラインにより、幅広く快適な雰囲気で、インパネを左右に横断するトリムストリップが、印象的な3次元のラインとなっています。

Audi Q5

3分割された後席は、前後スライドとシートバック角度調整機能をオプションで追加することができます(欧州仕様)。荷室の容量はリヤシートの位置によって550〜610Lまで確保されていて、従来型から10L増加。後席を完全に折りたたむことで、最大1550Lにまで増やすことが可能です。

Audi Q5

操作系では、オプションで12.3インチの「アウディ バーチャルコクピット」をはじめ、最上級のインフォテイメントシステムである8.3インチディスプレイを装備したMMIタッチ付MMIナビゲーションプラス(LTEモジュール、Wi-Fi対応)を選択すると、タッチパッドがロータリープッシュボタンに組み込まれるのが特徴。

The new Audi Q5, Paris Motor Show 2016

欧州仕様に搭載されるエンジンは、5種類のエンジン(4タイプのTDIと1タイプのTFSI)が用意されています。これらのエンジンは、従来型に対してパワーが最大で20kW(27hp)向上しながらも燃料消費量を大幅に削減。

とくに110kW(150hp)、120kW(163hp)、140kW(190hp)の3つの出力が用意されるディーゼルの2.0 TDIエンジンは、高効率なエンジンに仕上がっているそう。

一方で、2タイプが設定されるガソリン、ディーゼルのハイスペックエンジンは、ハイパワーと高効率を巧みに融合。

中でも従来から大幅に改良された2.0 TFSIは、185kW(252hp)の最高出力を発生する一方で、100km走行あたりの燃料消費量は6.8L(CO2排出量は154g/km)に抑えられています。

大幅な改良が加えられた3.0 TDIは、最高出力210kW(286hp)、最大トルク620Nmまで増強されています。なお、トランスミッションは6速MT、7速Sトロニック、8速ティプトロニック(3.0 TDI専用)が用意されます。

Audi Q5

クワトロシステムは、先日日本でも発表されたアウディA4オールロードクワトロと同様に「ultraテクノロジー」が採用された新しいシステム。リヤアクスルは、必要がない際は駆動系から切り離されており、必要に応じて予測的に連結されます。

クワトロならではのトラクションやドライビングダイナミクスを損なうことなく、FFのような利点を得ることで、燃費効率を改善することが可能。さらに、トルクベクタリングシステムにより、FFバージョンでも、quattroバージョンでも、洗練されたハンドリングを享受できるそうで、都市型SUVに多いFFへのニーズを満たしながら走りも楽しめそう。

そのほか、アウディ最新の安全装備を用意するなど10年分の進化を果たしているはずと期待したくなる新型アウディQ5。

競争が激化しているDセグメント系プレミアムSUVでどれだけ存在感を放てるか今から楽しみです。

(塚田勝弘)

コンパクトSUVのデザインと快適性を提案する、レクサス「UX Concept」【パリモーターショー16】

パリモーターショーの開幕前にフォトデビューしていたレクサスのコンパクトクロスオーバーSUV「UX Concept」が披露されました。

全長4400×全幅1900×全高1520mm、ホイールベース2640mmというサイズは、レクサスNXの全長4630×全幅1845×全高1645mm、ホイールベース2660mmよりも230mm短く、55mmワイドで、125mm低くなっています。

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「UX Concept」はあくまでデザインスタディのショーモデルですから、全幅が強調され、全高も低くなるのは必然でしょう。もし市販されれば、レクサスNXよりもひとクラスコンパクトなSUVということになるのでしょうか。

見どころは、将来のコンパクトクロスオーバーの将来像を示したとするデザインだけでなく、快適性も確保することで、先進的な都市生活者の期待に応えている点。

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ひと目で分かるクロスオーバーらしい力強いエクステリアに、低めの車高とクーペのようなドライビングポジションが、コンパクトでありながらダイナミックな走りを予感させる革新的なパッケージを採用。

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外観を上から眺めるとエクステリアとインテリアがキャビンを中心にした「X線状」でつながり、強い相乗効果を生み出す「インサイド・アウト」と呼ぶコンセプトが具現化されています。

また、ホイールアーチやルーフバー、電子ミラーを同じ素材感で仕上げることで、キャビン内側との一体感や連続性を演出。

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レクサスの顔つきといえば、スピンドルグリル。フロントグリルを取り囲むボリューム感ある造形が同ブランドのアイデンティティを強調するだけでなく、三次元的な立体効果を狙っているそうです。

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彫り深く、繊細な面の造形がクラシックスポーツカーを彷彿とさせるとともに、全体を貫く力強さが最新のレクサス・デザインらしさとなっています。

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一方のインテリアは、前後席それぞれが異なった雰囲気が醸し出されています。

フロントは人間工学に基づきドライバーが主役のデザインで、ホログラムなどのヒューマンマシンインターフェイス技術を採用。三次元による先進的なドライビング体験を提供するとしています。

逆にリヤは、寛ぎの快適空間を演出。また、キャビン中心を縦に貫くコンソールや室内配色で、前後席空間の違いを際立たせているのも特徴です。

(塚田勝弘)

ポルシェ、8月の世界販売台数が6.7%アップ。 『カイエン』が前年同月1.7倍に

ドイツのスポーツカーブランドであるポルシェによると、8月の世界新車販売が1万9100台にのぼり、前年同月比で6.7%のアップを果たしたとのこと。

市場別では、米国での販売が回復傾向。前年同月比3.5%アップの5181台と2カ月ぶりに前年を上回りました。

しかし、モデル別にみると「911」シリーズが749台(前年同月比:20.2%減)、「ボクスター」および「ケイマン」は474台(38.5%減)。さらに、新型の発売が迫った「パナメーラ」は445台(4.5%減)と、スポーツカーとサルーンについては軒並み前年割れ。

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その一方で、販売を支えているのがSUVです。

「マカン」は前年同月比39.3%減ですが、2304台と同社のラインナップの中でも桁違いの販売台数を確保。「カイエン」に至っては1067台と前年比1.7倍と唯一プラスに転じました。

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■カイエン

Cayenne

2002年に「新しいカタチのスポーツカー」をコンセプトに登場した「カイエン」は、それまで純粋なスポーツカーを手掛けていたポルシェにとって全く新しい領域に踏み出す意欲作でした。

プラットフォームこそフォルクスワーゲンの旗艦モデル「トゥアレグ」と共有していましたが、エンジンや足回りなどは独自に仕立てられ、SUVならではの高い実用性と相まって「ポルシェがSUVなんて…」という声を覆す大ヒットを達成しました。

現行型は2010年に登場し、2014年にマイナーチェンジを受けた2代目。

先代よりもボディは大型化する一方で軽量化も達成しています。さらにV6やV8だけでなく、モーターだけで最長36kmの走行が可能なプラグインハイブリッドと、豊富なパワートレーンを用意するのも同車の特徴です。

ちなみに、新型のプロトタイプがすでに各地で目撃されており、発表は2018年秋と目されています。

■マカン

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現在、SUVでは“走りの良さ”がトレンドとなっています。「BMW・X4」や「ジャガー・F-PACE」など、SUVでありながらスポーツカーに匹敵する走りも身に付けたモデルが続々登場しています。

そんな新しいSUVに早々と投入されたのが「マカン」です。

デビュー当初は「カイエン」の弟分や、ベースモデルで685万円という価格から手の届きやすいポルシェとして注目を集めましたが、2016年には競合車の相次ぐ登場を受けてか高性能の追求が行なわれ、3.0L V6ツインターボエンジンを強化し360ps/500Nmを発揮する「GTS」の販売をスタート。

さらに、9月には3.6L V6ツインターボの性能を440ps/61.2kgmまで強化し、0-100km/hで4.4秒、最高速度は272km/hを誇るシリーズ最強の「ターボ パフォーマンス」を発表。「ターボ パフォーマンス」では新開発のブレーキも与えられているのですが、日本への導入および価格は現在未定となっています。

(今 総一郎)

ヒュンダイから日産・ジュークハンターのライバル登場? 新型SUVの名は「X」

カメラマンから届いたヒュンダイの新型SUVのスパイショットには「日産ジュークハンター」と記されていました。

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カモフラージュの隙間からは、薄くシャープなヘッドライト、スポーティーなリアコンビランプが覗いているのが確認できます。

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パワートレインは1.5リットル直列4気筒を搭載、車名は『X SUV』となることが予想されています。

ヒュンダイは今年、「プリウス ハンター」といわれた「アイオニック」を発売していますが、この「X SUV」はワールドワイドで発売される日本産人気モデルをターゲットにした第2弾となります。

パフォーマンスの詳細などは不明ながら、グローバル戦略モデル「ジューク」の強力ライバルとなることは間違いないようです。

(APOLLO)

SUV系が人気の中国で日本車がモテモテ? ホンダが好調!

昨年の軽自動車を含む国内新車販売台数は505万台(前年比9.2%減)で、今年は8月までの販売台数が330万台と、年間販売が500万台を切りそうな状況となっています。

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一方、中国では日系ブランド車が年々販売を伸ばしており、1-8月の累計販売台数が265万台と、初めて400万台を突破しそうな情勢。

エンジン排気量1,600cc以下の小型車に対して、新車購入1台当たり10万円前後の減税措置策が続いており、新車販売に大きく寄与しているようです。

HONDA_XR-V

SUV系モデルが人気(前年比+44%)のなか、いち早く「VEZEL」「CR-V」「XR-V」などのSUVを投入したことや、減税対象車が主力車の中に多いことから、ホンダが販売を伸ばしており、8月単月で10.7万台(+36.3%)を販売。

年初からの累計で75.1万台(+22.7%)を販売するなど、好調を維持しています。

また日産も8月:10.4万台(+16.6%)/累計:80.6万台(+5.9%)を販売、トヨタが8月:9.6万台(+1.8%)/累計:78.6万台(+12.3%)、マツダが8月:2.4万台(+47.9%)/累計:16.3万台(+9.6%)をそれぞれ販売。

日産は小型車減税の対象車となる「シルフィ」やSUV「キャシュカイ」が好調で、今後はEVについても販売を強化する構えを示しています。

トヨタは減税政策の恩恵を受けて「カローラ」や「レビン」が引き続き好調。マツダは「アクセラ」や6月に投入した現地生産のSUV「CX-4」が好調となっています。

MAZDA_CX-4

日米の新車市場が足踏みするなか、中国では市場の成熟に伴って、大型車からSUVやコンパクトモデルに人気が移行しつつあり、年内に減税処置が終了した後、どこまで現在の勢いを持続できるかが、今後の焦点になりそうです。

Avanti Yasunori・画像:HONDA、MAZDA)

ジャガーの旗艦クロスオーバー「Jペース」誕生へ…ディーゼル・ハイブリッド搭載か?

ジャガー初のクロスオーバーSUV『Fペース』に続く新型SUV、『Jペース』のプロトタイプをカメラが捉えました。

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「Jペース」は、「Fペース」より大きなボディを持ち、ポルシェ『カイエン』やアウディ『Q7』をライバルとする、ジャガーのフラッグシップSUVとなります。

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このプロトタイプは、まだ「Fペース」のミュールを纏っていますが、その心臓部には2リットル直列4気筒ディーゼル・ハイブリッド、及びプラグインハイブリッドが搭載される可能性が高いようです。

また、公開間近の新型ランドローバー・ディスカバリーと多くのコンポーネントを共有すると見られています。

ワールドプレミアは2018年秋と予想されています。

(APOLLO)

プジョー・2008 SUV次世代型、スペインの公道でキャッチ!

PSAグループとオペルが共同で開発を進めている、プジョーの新型コンパクト・クロスオーバーをスペインで補足しました。

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カメラマンによると、このプロトタイプはプジョー「2008 SUV」の次世代型で、オペル「メリーバ」、シトロエン「C3ピカソ」次期型と兄弟車となり、多くのコンポーネントを共有すると見られています。

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パワートレインは、1.2リットル直列3気筒エンジン及び1.4リットル直列4気筒ターボディーゼル「BlueHDi」などが搭載される可能性が高いようです。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力だです。

(APOLLO)

次期「アウトランダーPHEV」? 三菱自動車がパリモーターショーでコンセプトモデルを公開

三菱自動車が9月21日、「MITSUBISHI GT-PHEV Concept」をパリモーターショー16でワールドプレミアすると発表しました。

Mitsubishi_GT-PHEV_Concept

トリプルモーター方式のPHEVシステムを搭載した次世代クロスオーバーSUVで、先進かつ独自の電動技術と四輪制御技術により、様々な走行条件下でのドライブを可能にしているといいます。

存在感のある押し出しの強いフロントマスクを採用、サイドビューは水平基調のフォルムとすることで、最上級クロスオーバーSUVとしての上質感と走りの安定感を表現。

Mitsubishi_GT-PHEV_Concept

PHEVシステムは、次世代の大容量駆動用バッテリーや、高出力・高効率のトリプルモーター(フロント:1基、リヤ:2基)、発電・動力性能を向上させたPHEV専用エンジンなどで構成。

同モデルは2018年頃の発売を目指す次期「アウトランダーPHEV」のコンセプトカーとみられ、フルタイム4WDと車両運動統合制御システム「S-AWC」により、力強い走りを実現するとともに、EV航続距離を120km、総航続距離を1,200km以上として、快適なロングドライブを可能にしているそうです。

Mitsubishi_GT-PHEV_Concept

今回のショーでは昨年の東京モーターショーに出展したSUVタイプのEV、「MITSUBISHI eX Concept」を併せて出展するとともに、先進安全技術を新たに搭載した「アウトランダー」や、EV走行を優先させるEVプライオリティモードを採用した「アウトランダーPHEV」の2017年モデル(欧州仕様)も初公開するそうです。

国内が燃費不正問題で揺れるなか、同社は得意とする「電動化」を前面に打ち出すことで、イメージの回復を目指す考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:三菱自動車)

【関連記事】

三菱自動車の燃費不正問題が現行販売車にも波及
http://clicccar.com/2016/08/31/396294/

元初代プリウス開発者が精査した三菱自動車の開発実態は?
http://clicccar.com/2016/08/04/390331/

三菱自動車、燃費不正問題に関するユーザーへの賠償額を公表
http://clicccar.com/2016/06/19/379750/

三菱自動車、日産との提携を正式に締結!「外の目」で体制立て直しへ
http://clicccar.com/2016/05/31/374144/

日産がいち早く発動した三菱自とのシナジー戦略とは?
http://clicccar.com/2016/05/25/373756/

【関連リンク】

三菱自動車 パリモーターショー出品概要
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/motorshow/2016/pms2016/

雨にも負けず風にも負けず、そのうえ豪華な最新プレミアムSUV 6選

ゲリラ豪雨や予想以上の降雪の中、立ち往生するクルマを横目に力強く走っているクルマがあります。そのクルマこそSUVであります。

押し寄せる波をかき分け、降り積もる雪を四輪で踏破する力強さもさることながら、そこに豪華で快適な機能が加われば、もはや無敵ではないでしょうか?

ただ、SUVの人気は高く、これまでSUVの気配がなかったブランドも名を連ねており、何を選べば……と思っている方もいるはず。

というわけで、SUVのなかでも無敵の実力を有する最新モデルをピックアップ。まずは、最大7人が乗れる大型SUVから。

■メルセデス・ベンツ GLSクラス

GLS

2016年はSUVのラインナップ充実と掲げているメルセデス・ベンツ。その旗艦モデルである「GL」がマイナーチェンジを機に「GLS」と改名されました。

最新のデザインに仕立てなおされたボディには3列シートを備えており、最大で7人乗車が可能。運転席周りはもちろん、3列目に至るまで上質な素材で仕立てられており、乗員全員が贅沢な気持ちに浸ることができます。

GLSインテリア

また、路面や走行状況に応じて車両の特性を変えられる多彩なモードに加えて、電子制御式エアサスペンションや、横風に対して自動で走行安定性を保つクロスウインドアシストなどであらゆる道を快適に突き進みます。さらに、新たに9速ATを採用し、その走りの質感はより上質になっています。

■ボルボ・XC90

XC90

北欧のスウェーデンで生まれたボルボ。かつては角ばったボディをもつモデルが印象的なブランドでしたが、「V40」以降に登場したモデルはいずれも優美な雰囲気を漂わせています。その最新作が「XC90」です。

漆器のような滑らかさと近未来的なフロントマスクを組み合わせたボディは大きく、最大で7人が乗れるほど室内は広々。さらに温かみのあるウッドなどで仕立てられたインテリアは心地良く、クルマに乗っていることを忘れさせてくれるような居心地の良さが感じられます。

XC90インテリア

メカニズムでは、新たにプラグインハイブリッドを設定したのもポイント。家庭用電源からバッテリーへ直接の充電が可能な上に、モーターだけでの走行も可能。大きくて重いボディだけに燃費が心配されますが、プラグインハイブリッドではその心配も少ないです。

■マセラティ・レヴァンテ

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イタリアのスーパーカーブランド「フェラーリ」と少なからぬ関係にある「マセラティ」。これまでは大型サルーンやスーパーカーを手掛けてきましたが、ここ数年で中型セダンの「ギブリ」そしてSUV「レヴァンテ」と、新たな分野でもその存在感を示しています。

ひと目でマセラティであることが伝わるデザインをもつボディは、全長:5004mm×全幅:1968mm×全高:1679mmで乗車定員は5名。50:50という前後重量配分とクラストップレベルの低重心による走りの良さに加えて、6段階の車高調整を可能とするエア・スプリング・サスペンションにより、舗装路から悪路まで頼もしい走りを実現します。

エンジンはフェラーリと協力して開発し、さらに製造もフェラーリのマラネッロ工場で行なわれる3.0L V6ツインターボを採用。そのほかにもディーゼルエンジンもラインナップ。

■ジャガー・F-PACE

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イギリス生まれの高級車ブランド「ジャガー」も、この「F-PACE」でSUVに初参戦。スポーツカーのDNAを受け継ぐハイパフォーマンスSUVと謳うように、ボンネットをはじめとしたボディの筋骨隆々とした逞しさがまず目を引きます。

そのテイストはインテリアにも。コックピット感が強めのスポーティな室内は使用する素材も質感は高く、またメーターはフル液晶と先進性も兼ね備えているのもポイント。

パワートレーンはガソリンエンジンのほかディーゼルエンジンもラインナップ。日本投入の際に設定された50台限定の「ファーストエディション」が1108万9000円と高めだったものの、後に販売がスタートしたモデルでは最安で639万円と戦略的な価格も魅力的。

■メルセデスAMG GLE43 4MATIC

GLE

メルセデス・ベンツが販売するSUV「GLE」をベースとする高性能モデルといえば「GLE63 4MATIC」ですが、新たに「GLE43 4MATIC」が加わりました。

搭載するV6エンジン(367ps/520Nm)は、最大圧力200barのインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムさらにシリンダーフォールには摩擦低減と高強度を実現するNANOSLIDE加工が施されるなど、メルセデス・ベンツのチューニングを数多く手がけてきたメルセデスAMGの最新テクノロジーが詰まっています。また、四輪駆動システムや排気系にも手が加えられています。

GLEエンジン

ちなみに車両本体価格は1150万円と、メルセデスAMGブランドの手掛けるSUVの中では比較的手頃なプライス。

■BMW・X4 M40i

X4

メルセデスAMGと同じく、BMW Mもこれまでより手頃な価格で手に入れられる高性能モデルを充実させています。SUVの中では「X4 M40i」がそれに該当します。

SUVとクーペを合体させたプロポーションを持つ「X4」をベースに、外装はよりダイナミックさを強調するエアロパーツで武装。シャシーや駆動システム、足回りに専用のチューニングが施されるだけでなく、エンジンにも手が加えられており、最高出力で360ps、最大トルクで465Nmを発生し、0-100km/hは4.9秒(ヨーロッパ仕様車値)と、スポーツカーに匹敵する動力性能を実現しています。

(今 総一郎)

マツダ・CX-3の……!? MGから新型SUVが登場!

現在は中国・上海汽車(SAIC)の傘下にあるイギリスの名門ブランド「MG」から、新たにラインナップに加えられる新型クロスオーバーSUV『MG ZS』の姿をカメラが捉えました。

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「ZS」はサブコンパクトクラスのSUVで、コンパクトスポーツセダンの『MG6』、コンパクトハッチの『MG5』、コンパクトクロスオーバーSUVの『MG GS』、スポーツハッチの『MG3』に続く第5のニューモデルとして注目されています。

MG ZS (12)

今回は初めて本物のボディを捉えましたが、そのスポーティなフロントエンドは、マツダのコンパクトクロスオーバーSUV『CX-3』を彷彿とさせます。

パワートレインは、7速デュアルクラッチミッションと組み合わされた1.5リットル直列4気筒エンジンを搭載される可能性が高いようです。

ワールドプレミアは2017年春頃になると思われます。

(APOLLO)

テスラからSUVタイプのモデルXが登場!! 価格は895万円〜

セダンのモデルS、モデル3に続き、SUVのモデルXがテスラから登場しました。

9月12日からすでにウェブで予約受注を開始し、店頭では9月16日にテスラ青山、17日からテスラ心斎橋にて販売、展示されます。

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「ファルコンウィングドア」と呼ぶガルウイングドアを採用し、3列7人乗り(もしくは6人乗り)としているモデルX。

センサーが付いていて障害物がある場合は開かないようになっているのはもちろん、全開させると大人でも立つことができます。両サイドに30cmしか隙間がないような場所でも開閉が可能。また、フロントドアにも自動開閉する機能が用意されています。

全長5037×全幅(ミラー格納時)2070×全高1680mm(ドアを閉めた状態で、オープン時は2200mm)。ホイールベースは2965mmとなっています。なお、アクティブスポイラーを備えたモデルXはCd値を0.24とSUVトップクラスを達成しているそうです。

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バージョンは全部で5つ。60D(新ドライビングサイクルのNEDC値で航続可能距離355km、最高速210km/h)、75D(417km、210km/h)、90D(489km、250km/h)、P90D(489km、250km/h)、P100D(542km、250km/h)となっていて、最上級のP100Dは0-100kph加速を3.1秒でこなすという俊足ぶり。

なお、自動運転のバージョンが7.2から8.0にアップデートされ、自動運転の「レベル2」は変わらないものの、ソフトウェアの進化により検知するデバイスをレーダーに変更しているとのこと。

駆動方式はAWDで、前輪と後輪へのトルクを独立させてデジタル制御することによりSUVに求められるトランクション性能を確保。

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居住性は、サードシートは頭上、足元ともに少し狭いですが、1列目、2列目は十分な広さが用意されています。トランク容量はフロントが187L、「6シート インテリア レイアウト」と呼ぶ状態で最大2180Lもの容量を誇っています。

なお、モデルXの納車は、現時点で2017年前半の納車が予定されているそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】
これがテスラモデルX「ファルコンウィングドア」の開き方http://clicccar.com/2016/09/12/399248/

440ps/600Nmを誇るポルシェ・マカン・パフォーマンスが登場

ポルシェがコンパクトSUVと表現するポルシェ・マカンは、全長4699×全幅1925×全高1625mm(マカン・ターボの欧州仕様値)と、日本ではコンパクトとは言いがたいサイズ。

とはいえ、このジャンルはBMW X3やアウディQ5、レクサスNXなどのほか、最近ではやや大きめのサイズであるジャガーF-PACEが登場するなど活況を呈しています。

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今回公開されたポルシェのマカン・ターボ・パフォーマンスは、その名のとおりマカン・ターボがベース。3.6LのV型6気筒ツインターボエンジンを強化し、ベース車から40psアップとなるマカンのラインナップで最高の最高出力440psを発生。

0-100km/h加速タイムは4.4秒で、最高速度は272km/h(マカン・ターボより6km/hアップ)に達します。最大トルクは50Nm増強され600Nmに到達。駆動力の増大により「スポーツ・プラス」モードでは、80-120km/h加速のタイムが2.9秒(0.2秒減少)にまで短縮。一方の燃料消費量(NEDC/新欧州ドライビングサイクル)は、タイヤサイズに応じて異なり、9.4-9.7リッター/100kmとなっています。

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マカン・ターボ・パフォーマンスの美点は動力性能だけでなく、新開発のブレーキシステム、低く構えたボディ、制御されたスポーツシャーシ、スポーツクロノパッケージ、およびスポーツエグゾーストシステムがすべて標準装備されるのも見逃せません。

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前輪にはベースのマカン・ターボより30mm大きな390mm径のスリット入りブレーキディスク、赤い塗装が施された対向6ポットのブレーキキャリパーを装備。

さらに、スイッチで作動する「ポルシェ・アクティブサスペンション・マネージメントシステム(PASM)」は、路上で卓越したスポーツ性を発揮。同システムは、15mm低く設定されたボディとマッチするよう最適にチューニングされ、セルフレベリング機能と高さ調節機能を備えるとともに、車高を10mm低く設定したエアサスペンションもオプション設定されます。

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また、ポルシェ各モデルでお馴染みの「スポーツクロノパッケージ」によって、マカン・ターボの性能をさらに強化することが可能。

同パッケージを装着した状態で「スポーツ・プラス」モードにすると、シャーシとパワートレーンがよりスポーティな設定に切り替わるとともに、スポーツエグゾーストシステムがさらにエモーショナルなサウンドに切り替わるそうです。

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また、デュアルクラッチトランスミッションである7速PDKには、シフトチェンジ時のレスポンスの短縮、シフトポイントの最適化、シフトチェンジ中のトルク増大が盛り込まれていて、マカン・ターボ・パフォーマンスが持つ最高の加速性能を引き出せるように仕上げられています。

カスタマイズのメニューも充実しており、「ターボエクステリアパッケージ」など、多彩な専用オプションを幅広く選択することが可能。

このパッケージオプションには、ラテラルスポークを備えたブラック仕上げで21インチの「911ターボ デザインホイール(ハイグロスフィニッシュ)」、「PDLS Plus」付LEDヘッドライト、およびブラックのカラーリングが施された多くのパーツが設定されています。

また「ターボインテリアパッケージ」には、贅沢なアルカンターラエレメントを備えたブラックレザーインテリア、多数のカラーアップリケ、モデル名入りドアエントリーガード(ホワイトイルミネーション)などのカーボンパーツが用意されます。

冒頭で紹介したライバル車などに加えて、BMW X4に「M40i」が追加されるなど、ハイパフォーマンスモデルも登場している中、マカンにターボ・パフォーマンスが加わることでポルシェSUVの存在感が増すことは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)

VWの新型コンパクトSUV『T-クロス』が姿見せた!

フォルクスワーゲンが新たに開発を進める、Bセグメント・コンパクトクロスオーバーSUVの「T-クロス」。その市販モデルと思われるプロトタイプをキャッチしました。

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2016年ジュネーブモーターショーで公開された「T-クロス ブリーズ」は2ドアコンバーチブルモデルでしたが、市販型では5ドアクロスオーバーとなります。

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「ポロ」をベースとして、「MQB」プラットフォームを始め多数のコンポーネントを共有すると見られていおり、エクステリアは非常にスポーティでありながら、ワイルドなデザインと噂されています。

パワートレインもポロから流用され、1リットル3気筒ターボのほか、新開発の1.5リットル直列4気筒ターボも想定されています。

気になる正式社名はフォルクスワーゲンSUVの伝統である、「T」を頭文字とする、「Teracor」「Tribue」「Tersun」などが登録されているようです。

ワールドプレミアは2017年秋と予想しています。

(APOLLO)

米NHTSAが衝突安全性能5つ星に認定したインフィニティ・QX60はこんなクルマ!

日産自動車の海外向けモデル インフィニティ「QX60」が、NHTSA(米運輸省道路交通安全局)の衝突安全テストにおいて、最高評価となる5つ星に認定されたそうです。

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NHTSAの衝突安全テストは、前面衝突(56km/h)、側面衝突(62km/h)、ロールオーバー(横転)試験の3種類で構成されており、同2017年モデルは前面衝突試験で4つ星(ドライバー席:4つ星/助手席:5つ星)、ロールオーバー試験で4つ星(転倒リスク17.9%)、側面衝突試験で5つ星を獲得。

NHTSA

これにより、インフィニティ「QX60」は総合評価で5つ星に認定されました。

[nextpage title=”QX60はこんなクルマ”]同車はインフィニティ初となる7人乗り3列シート仕様の大型クロスオーバーSUV車。

3.5LのV6エンジン(265ps)搭載モデルと、2.5Lのスーパーチャージャー付き直4エンジンを搭載したHVモデル(250ps)が有り、それぞれFF/AWDモデルがラインナップされています。

車両サイズは全長:4,990mm、全幅:1,960mm、全高:1,720 mmで、乗車定員は7名、米国価格は42,600ドル(約450万円)からとなっています。

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2017年モデルではさらにエンジン出力が高められ、インフォテインメントシステム搭載やリヤシートの大型化を図るなど、インテリアの充実が図られている模様。

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世界的に人気のあるSUV系でHVモデルが存在し、安全性能や品質の高さなどを考慮すると、日本でも「Q60」と併せてラインナップを望む声が出るかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:NHTSA、日産自動車)

【関連記事】

日産が米国でインフィニティのフラグシップセダンを公開!
http://clicccar.com/2016/08/21/393771/

日産がプロパイロット搭載の新型「スカイラインクーペ」を年内発売か?
http://clicccar.com/2016/08/12/392439/

【関連リンク】

NHTSA (Overall Rating)
http://www.safercar.gov/Vehicle+Shoppers/5-Star+Safety+Ratings/2011-Newer+Vehicles/Vehicle-Detail?vehicleId=11410

日産・ジュークがターゲット!? セアト第2のクロスオーバーを捕捉

セアト初のSUVとなった『アテカ』に続く、第二のBセグメント・クロスオーバーSUVの姿をカメラが初めて捉えました。

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セアト『レオン』ベースの「アテカ」より、コンパクトなBセグメントに属するモデルで、その存在は最高経営責任者のルーカ・デ・メオ氏が3月の記者会見で明かしていました。

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多くのメカニズムを次世代「イビザ」と共有し、シャシーは他のセアト、フォルクスワーゲン、シュコダのモデルから流用、日産「ジューク」をライバルとするようです。

ワールドプレミアは2017年後半または2018年頃とリポートされています。

(APOLLO)

アウディ・SQ2がニュルで高速テスト!最小ながらも力強い「S」の加速

アウディのエントリー・クロスオーバーSUV『Q2』のホットモデル『SQ2』が、ニュルブルクリンク・ノルトシェライフェで高速テストを開始、その姿をカメラが捉えました。

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「Q2」より冷却効果の高い大口ベンチレーション、リアにはクワッドエキゾーストパイプを装備しており、スポーティーな仕様となっています。

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パワートレインは『S3』と同様の2リットル4気筒ターボエンジンを搭載、最高馬力は300psを発揮します。

無防備なフルヌード姿でニュルを高速で走りこむSQ2は、コンパクトSUVながら力強い加速で関係者の注目を集めていたといいます。

さらに、この「SQ2」以上の『RS Q2』の登場も確定的で、こちらは『RS3』からエンジンを流用、最高馬力は362psまで引き上げられます。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーと思われます。

(APOLLO)

BMW X4 M40iの良好な乗り心地に驚き!!

私が初めてBMW X4に乗ったのは導入後のプレス向けの試乗会で、箱根が試乗ステージでした。

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BMWのSUV(X4はスポーツ・アクティビティ・クーペを意味するSACを名乗る)らしく、ボディの大きさを感じさせないフットワークを見せてくれる反面、突き上げの大きな乗り心地には少し驚かされた記憶が鮮明に残っていました。

ランフラットタイヤの採用に加えて、明らかに硬い足は、小さな子どもがいるファミリーなどには正直推奨できないかな……と。

「M Performance Automobiles(エム・パフォーマンス・オートモビル)」による「BMW X4 M40i」は、さらにハードな乗り味かもと身構えて街中から走り出すと、良好な乗り心地で驚かされます。

それは速度域を問わず、走行モードを「スポーツ」にしても損なわれない基本的なテイストになっています。

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同モデルに搭載されているタイヤは、ミシュランの「スーパー・スポーツ・タイヤ」。

20インチ(F:245/40ZR20、R:275/35ZR20)という条件下では、という注釈を付けなくても十分に快適に感じるのは、ランフラットタイヤではないことが大きいはず。

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さらに、電子制御ダンパー「ダイナミック・ダンピング・コントロール」を含めたサスペンションのチューニングもガチガチに固めたスポーティ路線一辺倒ではない印象で、20インチということを考えると十分に満足できる乗り味になっています。

BMW X4の最上級モデルにして最高のパフォーマンスと乗り心地を実現しているX4 M40iは、BMW M社によるスポーツモデル作りの巧みさを感じさせてくれます。

(文/写真 塚田勝弘)

次期・日産ジューク?! 吉利汽車の新型SUVがグローバルカーへ

中国の自動車メーカー「ジーリー(吉利汽車)」。

日本ではあまり馴染みのないメーカーですが、2010年にボルボ・カーズを買収。親会社としても有名です。

その「ジーリー」が開発する新型コンパクトSUVの初補足に成功しました。

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驚くのはそのフロントビューです。エンジンフード両サイドにポジジョンライト、ラジエーターグリル左右に円形ヘッドライトが装備されている個性的なこのデザイン、まるで日産「ジューク」そっくりです。

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欧州を始め、本格的にグローバル展開をするこのSUVの骨格には、ボルボの「XC40」次世代型に採用される「CMA」プラットフォームを流用、ワールドワイドに通用する革新的なデザインが採用されるとも噂されています。

パワートレインには、ボルボ「V40」に追加設定された1.5リットル直列4気筒「T3」が搭載予定で、2016年秋にもワールドプレミアが予想されています。

(APOLLO)

日産、新たな3列7人乗りクロスオーバーSUVを開発!?

日産が新たに開発していると思われる、ミッドサイズSUVのプロトタイプをカメラがキャッチしました。

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捉えたプロトタイプは、ピックアップトラック『NP300ナバラ』と、クロスオーバーSUV『パスファインダー』をミックスさせた、ミュールボディの試作車のようですが、果たしてその正体は…

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リポートによれば、「NP300ナバラ」をベースに日産が新たに開発していると見られる、3列7人乗りの新型のクロスオーバーSUVで、名称は現時点で未定ながら、『ナバラSUV』と名乗る可能性もあるようです。

パワートレインは2.5リットル直列4気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高馬力は220ps程度と予想されているます。

気になる日本発売に関しての情報はないですが、手薄なクロスオーバーSUVだけに、可能性は十分あると思われます。

(APOLLO)

ザ・ビートル初のクロスオーバー風モデルは個性的な内・外装と堅実な走りが美点

速さを追求するモデルも含めて「質実剛健」、簡単にいえば「マジメ」という印象がまず根底にあるのがフォルクスワーゲンではないでしょうか。

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しかし、クロスポロやクロスアップ! など、ベース車をSUV仕立てにすると、カラーリングも含めて遊び心が急に増してくる傾向があります。

また、ラインナップの中でもカブリオレも設定するザ・ビートルは、モデルラインナップの中でも個性が際立っている印象。

5月21日に設定された「The Beetle Dune(ザ・ビートル・デューン)」は、ザ・ビートル初のクロスオーバー仕立てになっているほか、見た目も鮮やかなサンドストームイエローメタリックにペイントされているだけあって、遠目に見ても存在感十分。

1960年から70年代にかけて、カリフォルニアで一世を風靡したBeetleベースの伝説的なラフロードカー「Dune Buggy(デューン・バギー)」や「Baja Bug(バハバグ)」からインスピレーションを得て作られたモデルだけに、クロスオーバーモデルといっても海岸線を流すのが似合いそうです。

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機能、性能面では、ベース車から15mmアップとなる専用サスペンション(18インチアルミホイール)、そしてベース車の1.2Lではなく、アイドリングストップ付きの1.4L TSI(直列4気筒ターボ)と7速DSGの組み合わせがトピックスで、少し高めのアイポイントを得ています。

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信頼できるハンドリングやしっかりしたボディの剛性感、そして硬めの乗り心地など、硬質な走りはイメージどおり。

また、ベース車よりも排気量を拡大し、150ps/250Nmというスペックを得ているだけあって、驚くような速さではないですが、上り坂でもストレスなくクリアしてくれます。

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見た目は遊び心満点でも、中身きっちり。そんなモデルを探していたBeetleファンにはピッタリ。

なお、価格は321万9000円で500台限定ですが、7月21日時点でまだ完売とはなっていないそうですから気になる方はディーラーに急ぎましょう。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

横浜ゴムが初のSUV用スタッドレスタイヤ「iceGUARD SUV G075」を9月に発売

横浜ゴムのスタッドレスタイヤ「iceGUARD(アイスガード)」ブランド初となるSUV用スタッドレスタイヤ「iceGUARD SUV G075」が、2016年9月から発売されます。

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ドライ中心のオンロードしか走らないSUVユーザーも雪国以外の地域で多いと思いますが、SUVだけにスキーなどでフル稼働させている人も多いはずで、SUV専用スタッドレスタイヤはSUV専用タイヤほどの選択肢はなかっただけに朗報といえそう。

「iceGUARD SUV G075」は、「SUVに、飛躍の氷上性能を」をテーマに、SUVユーザーからのニーズが最も高い氷上性能の向上に主眼をおいて開発。

氷上性能とともにSUVユーザーが高い関心を持っているという、性能の長持ちと省燃費に加え、上記したように、最近人気の都市型SUVに対応するべく静粛性も追求されています。

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開発にあたっては 「iceGUARD」の基本コンセプト「氷に効く」、「永く効く」、「燃費に効く」を投入し、最新技術が惜しみなく注ぎ込まれています。

まず「氷に効く」では、「iceGUARD」の最新コンパウンド技術「スーパー吸水ゴム」と「iceGUARD」のパターン技術を取り入れた専用トレッドパターンを採用。

「スーパー吸水ゴム」がスリップの原因となる水膜を吸水し、さらにトレッドパターンとの相乗効果で高い接地性とエッジ効果を発揮。これにより、氷上制動性能を従来品(「GEOLANDAR I/T-S」)に比べ23%向上しています。

「永く効く」では、「スーパー吸水ゴム」に配合した「ブラックポリマーⅡ」と「エボ吸水ホワイトゲル」が低温時でもゴムの柔らかさを維持し、長期間にわたって高レベルの氷上性能を持続。

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「燃費に効く」では、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」の技術を応用した「低発熱トレッドゴム」が採用されているのがポイントで、発熱によるエネルギーロスを抑え、転がり抵抗を5%低減。

さらに、横浜ゴム独自のシミュレーション技術により溝配置を適正化することで、パターンノイズを28%低減(騒音エネルギー低減率での比較)するなど、先述したように静粛性も向上しています。

発売サイズは235/55R18 100Q〜175/80R15 90Qの24サイズで、今後もさらなるサイズ拡大がされる予定。価格はオープンプライスです。

(塚田勝弘)

46万円でも装備したい!新型アウディQ7の4WS「オールホイールステアリング」

新型アウディQ7は先代よりも若干小さくなっていますが、それでも全長5070×全幅1970×全高1735mm(エアサスペンション装着車は全高1705mm)という巨体。

現在日本で買えるSUVの中でも(フォード、リンカーンのぞく)、キャデラック・エスカレードに次ぐ全長で、全幅は1985mmあるレンジローバー・ディスカバリーには及ばないものの、ボリューム感のあるフロントセクションもあって存在感は抜群です。

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先代よりもシャープなラインと面構成によるフォルムにより、スッキリとした印象を受けますが、実寸は依然として大きく、狭い場所でのすれ違いや駐車などの取り回しが気になってきます。

そこで、ぜひ装備したいのがオプションの「アダプティブエアサスペンションパッケージ」。エアサスペンションといわゆる4WSの「オールホイールステアリング」がセットで用意されます。

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新開発のエアサスペンションは、アクティブダンパー(制御ユニット)によりダンパーの減衰力だけでなく全高まで自動調整され、高速走行中は最大30mm低くなり、燃費向上などに貢献。オフロードを低速で走る場合は逆に最大60mm上昇することで悪路走破性を向上させます。

「オールホイールステアリング」は、電動のスピンドルを使ったリアのステアリング機構により、状況に応じて後輪を最大5度切ることができる装備で、低速では後輪が前輪と逆位相になることで、旋回半径を最大40cm減らすことが可能。

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最小回転半径は、オールホイールステアリングなしの5.7mから、ありは5.3mまで小さくなります。さらに高速域では、前輪と同じ方向に後輪をわずかに切ることで、ステアリングのレスポンスを高めることが可能。

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今回、割り振られた試乗車が「なし」仕様だったため、高速域のフィーリングは残念ながら確認できませんでしたが、駐車場内に設けられたパイロンを通過する極低速用の特設コースでは、冒頭で紹介した巨体とは思えない小回り性能が確認できました。

これなら大きなボディサイズにより取り回しが気になる方も懸念は緩和されるはず。

最大5度というと小さく感じるかもしれませんが、運転席からも後輪が逆位相に切れていることが目視できるほど。また、この手のステアリング機構は操舵フィールに違和感を覚えることも多々ありますが、ホンダやBMW、日産など各メーカーが投入してきた歴史もあってか、アウディが新機構と謳う出始めの割に完成度の高さも印象的でした。

「アダプティブエアサスペンションパッケージ」のオプション価格は46万円と、安いとはいえませんが、804万円〜という新型Q7を手にしようとする方なら選択できるのではないでしょうか。

(塚田勝弘)

818万円のアウディ RS Q3 performanceは、RS Q3から27ps向上の367psを達成!

ドイツプレミアム御三家と呼ばれるメルセデス・ベンツ、BMW、そしてアウディには、それぞれハイパフォーマンスモデルが存在します。

以前からレース活動だけでなく市販仕様にも力点が置かれてきましたが、最近はとくに市販モデルへの注力ぶりが際立っているように思えます。

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ほかにもボルボのポールスターなどもそうで、レース活動と市販部門を分けて、後者をメーカーに組み込むことで魅力的なモデルの開発に専念するという流れは、日本の自動車メーカーも含めてさらに加速していきそう。

7月5日、アウディから3車種(Audi RS 7 Sportback、Audi RS 6 Avant、Audi RS Q3)の「RS performance」モデルが同時発表されました。

アウディのモータースポーツ活動をサポートするAUDI AG傘下のquattro GmbHが開発に参加している「RS performance」モデルは、RSモデルをベースに性能をさらに磨き上げたアウディ究極のハイパフォーマンスカーを謳っています。

いずれのRSモデルでも動力性能や見た目のスポーティ度合いは、ノーマル仕様よりも上回っていますが、「RS performance」はRS仕様でもモノ足らないという層にアピールする超アグレッシブな仕様。

Static photo, Colour: Ascari blue metallic

今回紹介する「Audi RS Q3 performance」には、7年連続で2.0〜2.5Lカテゴリーにおいて、「インターナショナルエンジンオブザイヤー」を受賞した直列5 気筒2.5 TFSIエンジンが搭載されています。

従来の「Audi RS Q3」と比べると27ps/15Nm向上し、367ps/465Nmを発揮。7速SトロニックとAWDのquattro(クワトロ) の組み合わせにより、圧倒的なパフォーマンスを実現。

0-100km/h 加速は4.8 秒から4.4 秒へと短縮。最高速は250km/h から270km/h (スピードリミッター作動)にまで高められています。

さらに可変ダンパーが選択可能になったほか、エクステリアは専用デザインのエアロパーツに加えて、「マットチタンルックパーツ」やハニカムメッシュグリル、8.5J×20インチの「マットチタンルックホイール」、レッドブレーキキャリパーなどにより、さらなるスポーツ性を追求。

Cockpit

インテリアもスポーティムード満点で、「カーボンデコラティブパネル」、コントラストステッチングの「ファインナッパレザーシート」、フラットボトムデザインのステアリングホイールなどを標準装備。

さらに、「ブルーカーボンデコラティブパネル」と「バルコナレザー&パーフォレイテッドアルカンターラシート」、「ダイヤモンドステッチング」の「ファインナッパレザーシート」なども選択可能とすることで、個性的なキャビンに仕立てられています。

アウディRS Q3 パフォーマンスの価格は818万円で、発売は8月下旬からとなっています。

(塚田勝弘)

新型アウディQ7の豪快な加速と上質な乗り味はロングツーリング向き

こちらでもご紹介したように、最大300kgの重量増を削減したという新型アウディQ7。

先代Q7(3.OL)と新型Q7の3.0Lモデルを比較すると、2300kgから2080kg(エアサスペンション装着車は2100kg)と、車両重量上では約200kg減となっています。

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先代登場から10年を経て初のフルモデルチェンジですから、先進安全装備などの時代の要請もあって装備が増えるのは当然で、大人3〜4人分のダイエットは評価できるのではないでしょうか。

フットワークは軽快とまではいえませんが、5m超という全長、2mに迫る全幅、そして3m近いホイールベースということを考えると、パワフルな3.0L TFSI車はトルクフルで、ボディの重さを感じさせない走りを披露。

乗り心地の良さも魅力で、大きなタイヤを履く(試乗車は285/45R20)だけあって大きな入力に対してはそれなりに衝撃を伝えますが、不快さはなく、ボディの揺れも気になるほどではないです。

大型SUVらしいドッシリとした足まわりの動きですが、高速域になるとフラットライド感が増すだけでなく、十分に高級車といえる上質な乗り味を提供してくれます。

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さらに、路面から遠いSUVということもあってタイヤからのノイズも抑制されていますし、エンジンや風切り音なども抑制されていて高い静粛性を味わえるのも魅力といえそう。

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今回は乗ることはできませんでしたが、2.0L、3.0Lともにエアサスペンション装着車が設定されており、バネ下重量を大幅に削減したエアサスならさらに上質な乗り心地が期待できます。

(文/写真 塚田勝弘)

【関連記事】

最大300kgものダイエットに成功した新型アウディQ7
http://clicccar.com/?p=383492

最大300kgものダイエットに成功した新型アウディQ7

2代目にスイッチしたアウディQ7。新型Q7のスリーサイズは全長5070×全幅1970×全高1735mmと、日本ではフルサイズSUVといえる大きさです。

それでも年々拡大するプレミアムモデルの中にあって、先代Q7(5090×1985×1740mm)よりも若干小さくなっているのは朗報といえそう。

さらに、重厚感のあった初代よりもスッキリしたフォルムになったことも視覚的に威圧感が薄れた理由になっている気がします。

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10年目にして初のフルモデルチェンジを受けたQ7は、時代の分だけダイエットされているのも美点で、アルミ(ドア、エンジンフード、テールゲート、フロントフェンダーなど)と高強度スチールの組み合わせにより、ボディで71kg、ドライブドレインで約20kg、サスペンションやステアリング、ブレーキなどのシャーシで約100kg以上も軽くなっているそうですから驚き。

トータルでは最大300kgの軽量化により、クラストップレベルの軽量化、そして空気抵抗低減が達成されています。

軽くなれば動力性能や燃費の面に好影響を与えるのはもちろんで、新設定された2.0Lの直列4気筒エンジン搭載車も売れるはず、という手応えをアウディ ジャパンが抱くのもよく理解できます。

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導入当初は高いグレードが売れるという傾向があるため、改良された3.0L TFSIエンジン搭載車が半分以上を占めているそうで、とくに先代Q7からの買い替え層は3.0Lを選ぶ傾向が強いそう。

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試乗車はその3.0LのTFIS搭載車(Q7 3.0TFIS quattro)が割り当てられましたが、333ps/440Nmというスペックは、先代3.0Lの272ps/400Nmから大きく向上しているとおり、大きさを感じさせない強烈な加速をどの速度域でも味わえるのが魅力。

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先述した最大300kgの軽量化もあって3.0L TFSIの燃費は、先代の8.6km/Lから11.7km/Lと37%改善しているのも魅力ですし、先代オーナーを中心に予想よりも3.0L車が売れている理由のひとつといえそうです。

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トランスミッションは全車に8速ティプトロニックが組み合わされていて、トルクコンバーター付の多段ATらしくスムーズな変速フィールとなっていますし、速度域を問わず扱いやすさを感じさせてくれます。

残念ながらインポーター「いち押し」の2.0L搭載車は試乗できませんでしたが、こちらも大きなQ7を十分に走らせるというアウトプット(252ps/370Nm)に加えて、12.6km/Lというカタログ燃費を達成していますから、実用上は2.0Lモデルを本命で選んでもいいでしょう。

(文/写真 塚田勝弘)

コンパクトSUV・プジョー3008はクルマ好きの選択肢になる? ならない?

新しい3008は、内装に関しても明確なスタイルを打ち出しています。

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まず、ドライバー視界の中で極小径ステアリングの上方にメーターパネルが位置する、プジョー独自の「i-コクピット」が、さらなる洗練と進化を遂げました。

具体的にはメーターパネルが12.3インチの液晶モニターに、ダッシュボード上には8インチ・タッチモニターが配され、2画面環境となったのです。

液晶メーターパネルの中央にナビ地図を、左右にボビンメーターで速度とタコメーターを表示させるなど、走る上で必要な視線の移動をより減らしつつ、情報表示の自由度は高まっています。

好みに応じて「リラックス」や「スポーツ」といった表示テーマも設定できますし、タッチモニターの側にはインフォテイメントが集約され、アップル&アンドロイドのスマホと音楽や通信機能と連携可能です。

加えて新たに4種類の芳香を用意するパルファン・フレッシュナーを備えるなど、香りまでパーソナライズできます。

液晶化による物理的なボタン廃止といえば、これまではメーカーのコスト削減の気が強かったのですが、新しい3008はそこもユーザーがメリットに感じられるよう、キチンと磨き上げてきました。

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初代3008から受け継いだトグルスイッチに、ピアノの鍵盤を思わせる質感の高いデザインと繊細なタッチを実現したのです。

これはエアコンの温度調整やハザードランプ点灯といった日常的な操作を通じて、指先に軽く確かなストロークが感じられ、クルマに触れることそのものが心地よくなるような、触覚上の工夫といえるでしょう。まさに五感をくすぐるSUVたらんとしているのです。

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装備面に目を移しても、360度視界&リアビューカメラや、ACC(車速対応クルーズコントロール)に組み合わせられたレーンキープアシストや自動ブレーキなど自動運転支援システムの面でも、新しい3008は最新のCセグメントにふさわしい充実度を誇ります。

またFFのSUVとはいえ、氷雪路や泥、砂といった滑りやすい路面で駆動トルクを制御する「アドバンス・グリップ・コントロール」も備わっています。

いってみれば、新しい3008はいわゆるドライビング・プレジャーだけではなく「ドライビング・エクスペリエンス」として、ドライバーや同乗者が経験できる総合的な刺激や喜び、落ちつきや心地よさの深化を、第一義に掲げています。

クルマとしての世界観をかくも強固にまとめ上げ、実現してきたコンパクトSUVである点に、プジョーの仕事っぷりの熱量を感じることができるでしょう。

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正直なところ、概してコンパクトSUVは必ずしもクルマ好きの選択肢ではなく、むしろ視線の高さとか経済面での無難さを求めるような層が集まりやすいことを、プジョーは重々承知しているはずです。

少し前に、現代美術館で知られるポンピドゥ・センターが、美術館に行かない層が多く住む非・文教地区のド真ん中にインスタレーション作品を設営して、ほとんど無理やり美術作品に触れさせるという「ゲリラ的巡回美術館」をやっていましたが、ニュー3008はそういう意味でも、エスプリとかお洒落ゴコロ以前に、フランス的な志の高い一台といえます。

クルマで喜びを得られないことは、是正すべき不幸の一種なのかもしれません。

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ちなみにパワートレインに関しては敢えて触れませんでしたが、近日中にPSAプジョー・シトロエン・ジャポンから、日本市場での重大発表があります。

少なくとも今、確実にいえることは、日本仕様のニュー3008はアイシンAW製の6速ATを基本とすること。そして、それに組み合わされるエンジンは1.2Lターボのピュアテック130psガソリン仕様を筆頭としつつも、それだけではないということです。

(NANYO Kazuhiro)

プジョー3008が「緊張感の中から生まれた」SUVと言えるワケは?

先日、パリ近郊ブールジェで行われた新型・プジョー3008の発表会に、運よく出席することができました。

壇上から所感を述べたオートモーティブ・プジョー社のマクシム・ピカCEOは、自身がトップに就任して初めてゼロから手がけたクルマであること、そして従来的なハッチバックの上背を伸ばしただけのSUVと違って、ハンドリングやドライビング・エクスペリエンスという点で一切妥協や我慢のないプジョーらしいプジョーであるとスピーチ、個人的な思い入れを隠そうとしませんでした。

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プジョーのトップ自らがそこまで新しい3008に感情を込める理由は、いくつかあります。

まず、ピカCEO自身が就任した時期は、プジョーの屋台骨が傾きかけてフランス政府や中国の東風グループの資本注入を受け入れ、生産拠点の閉鎖や人員削減をやむなくされた危機の時代であったこと。

その一方で、SUVクロスオーバーというジャンルは、先進国・新興国それぞれの市場を問わずここ数年、世界的に隆盛しています。全体の市場規模ではほぼ横ばいが続く欧州ですら、SUVの占めるシェアだけは7年前の約2.5倍にまで伸びているほどです。

しかも2世代目となる3008には、欧州COTYを獲ったプジョー308ハッチバックやシトロエンC4ピカソですでに投入され、性能やポテンシャルを高く評価されている最新世代プラットフォーム「EMP2」を使えるという、高いデフォルト期待値がありました。

そもそもEMP2は軽量かつ低重心であるだけでなく、SUV化を視野に入れてステアリングポストやバルクヘッド周りの剛性を確保して設計された、この上ない素材です。

ハッチバックの派生モデルだったひと世代前の時代と違って、プラットフォーム開発の流れの中でもはやSUVは、亜流どころか限りなくメインストリームに近い存在なのです。

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つまり、新しい3008は開発から生産、販売まで全体のオペレーションのあらゆる局面で、プジョーとして捲土重来を期すべき緊張感の中から登場してきたニューモデルであることが了解されます。

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現行3008のデザインには、モノスペースとワゴンの中間のような不思議なシルエットによる独特の爛熟感があって、フランス本国をはじめ欧州でも大ヒットしましたが、2世代目はあえて雰囲気をガラリと変え、明快なSUVルックとしてきました。

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垂直近くに切り立ったフロントグリル、ボンネットからリアにかけて流れる高めのショルダーライン、それでいて低くコンパクトにまとめられたルーフラインは、骨太なシルエットを強調しますが、じつは現行モデルより車高は低められています。

Cピラーのデザインに凝り過ぎたSUVが多い昨今、窓から上をブラックアウトした3008はほぼツートン。スッキリと、彫像のようなカタマリ感で存在感を主張するデザインは、近頃のプジョーが得意とするところです。

発表によればボディサイズは、4447×1841×1624mm。全長は+82mm、全幅は+6mm、全高は-11mm。ホイールベースは2675mmと+60mm伸ばされ、その恩恵でリアシートの足元や上半身のスペース、トランク容量も+90Lの520Lと拡大。居住性や実用性に大きく貢献しています。

EMP2の利点が、パッケージングにももたらされているのです。

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でもどうやら、3008は「走る・止まる・曲がる」を誇るだけのSUVではなさそうなのです。次回で内装の説明をしていきましょう。

(NANYO Kazuhiro)

SUVに「Fタイプ」の要素を採り入れたスポーツへのこだわり ─「F-PACE」画像ギャラリー

ジャガーXE、XFとプラットフォームを共有し、ボディの約80%にアルミニウムを使用したジャガー初のSUV「F-PACE」。

全長4740×全幅1935×全高1665mmというサイズは、全長4610×全幅1895×全高1725mmというディスカバリー・スポーツよりも全長と全幅はひと回り大きく、全高は60mmも低い「ロング&ワイド&ロー」といったフォルムになっています。

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外観の見どころは、ジャガーが誇るピュアスポーツのFタイプの要素を採り入れている点。

ボンネットのV字に近いライン、ボンネットからリヤまで連なる複数の連続的なサイドラインなどのプレス技術により、シンプルで力強い印象を演出したとしています。

足まわりは、ジャガーXE、XF同様にフロントにダブルウィッシュボーン、リヤにインテグラル式サスペンションを採用して、ハンドリングと乗り心地の両立が図られているほか、電動パワステやトルクベクタリングを採用。

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ほかにも、トルクオンデマンド式4WDを補完するインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)がトラクションと車両安定性に寄与するほか、滑りやすい路面でも一定速度(3.6km/hから30km/h)で走破できるオール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)などが搭載されています。

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インテリアでは、XF同様に10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」などが見どころ。

ジャガー初の装備では、自動緊急ブレーキ(AEB)に待望の歩行者検知機能を追加。乗降を助けるディプロイアブル・サイドステップ、リストバンド型アクティビティキーをオプションで設定。

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なお、このウェアラブル技術を活用したキーはウォータープルーフ仕様になっていて、マリンスポーツなどのアウトドアシーンで濡れても車両の施錠/解錠が可能となっています。

(文/写真 塚田勝弘)

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ポルシェ・マカンをターゲットに据えたジャガー初のSUV「F-PACE」が登場
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ポルシェ・マカンをターゲットに据えたジャガー初のSUV「F-PACE」が登場

2016年1月から5月までの5か月間で、前年同月比2.6倍というセールスを記録しているという絶好調のジャガー。

牽引役はXEやフルモデルチェンジを受けたXFなどでしょうが、6月13日にジャガー初のSUV「F-PACE」が発表されました。

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プレス発表は荒天のため翌14日に延期され、晴天下で開催されました。発表会が延期になったのは、特設の円形バンクをグルグルと回るパフォーマンスを披露するためもあったのでしょう。雨で濡れた中、強風では確かに危険だったかもしれません。

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また、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長が海外出張のため不在になってしまい、前日、暴風雨の中で撮影されたビデオでの出演となりました。当日は、マーケティング・広報部ディレクターの若林敬市氏がプレゼンを行いました。

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すでに受注が開始されていたローンチ記念限定車の「F-PACE FIRST Edition」は、インポーターとしては売り切れ状態。正規販売店に在庫があれば買えるかも、という状況のようですから気になっていた方は急いだ方が良さそうです。

ジャガーF-PACEの開発途中にポルシェ・カイエンが発売され、ジャガー・ランドローバーの開発陣は一層開発に熱が入ったそうですが、「ジャガー」ブランドで出すだけに単なるSUVではなく、「パフォーマンスSUV」を謳っています。

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見どころは、ボディのじつに80%にアルミニウムを使った軽量モノコックボディ。

エンジンも180ps/430Nmを誇る2.0Lの直列4気筒ディーゼルターボをはじめ、3.0Lガソリンスーパーチャージャーは340ps版と380ps版(最大トルクはともに450Nm)の3つを設定するなど、抜かりのない布陣。トランスミッションは全車8ATとなっています。

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ライバルと意識しているポルシェ・マカンはSUV離れした切れ味鋭いハンドリングが魅力ですが、マカンは1830kg〜1980kgという車両重量で、F-PACEは1920kg〜1980kgという重量。

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F-PACEには、先述したように430Nmという最大トルクを誇るディーゼルがありますから価格も含めてマカンにするかF-PACEにするか悩む方もいるかもしれません。

なお、価格は2.0Lディーゼルターボ搭載車が639万〜728万円、3.0L V6スーパーチャージャー搭載車が849万〜981万円で、限定モデルの「F-PACE FIRST Edition」は1108万9000円です。

(文/写真 塚田勝弘)

レビュー待ち、打倒国産SUV! アルファロメオ初のSUV市販モデルのレンダリングCGが流出!

アルファロメオ初のSUV、『ステルヴィオ』(仮称)の市販モデルと思われるレンダリングCGを入手しました。

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「ステルヴィオ」は「ジュリア」同様に、FR/4WD「ジョルジオ」プラットフォームを採用することが予想されていますが、リポートによればフロントマスクを始めとし、リアコンビランプまで酷似しており、「ジュリアSUV」とも言えそうなエクステリアとなる可能性が高いようです。

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リアビューに関しては、ルーフエンドが他社ライバルより多少クーペ風になっていますが、実車ではもっと大胆なクーペデザインが採用される可能性もあります。

パワートレインは180psを発揮する2.2リットル直列4気筒ディーゼルターボ及び、210pを発揮する2リットル直列4気筒ガソリンターボで、頂点には510psを叩き出す、2.9リットルV型6気筒ターボ搭載「クアドリフォリオ」モデルもラインナップされるでしょう。

日本でのライバルは、メルセデスベンツ「GLA」、BMW「X1」、アウディ「Q3」他ですが、これらを上回る戦略的価格で、ホンダ「ヴェゼル」マツダ「CX-3」など国産車も射程内に捉えると予想されています。

ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)

2695万円は「遠慮した価格」?ベントレー・ベンテイガのスペックと装備に想う…

先日国内発売が発表されたマセラティ・レバンテに続き、2016年6月9日にベントレー・ベンテイガが国内での導入が発表されました。

ここ最近、欧州プレミアムブランドが続々とSUV市場に参入し、高級化そして高価格化が進んでいます。

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国産車のSUVで最も高価格なのが1100万円のレクサスLXです。

しかし、輸入車のSUVではレンジローバーSVオートバイオグラフィーが2858万円、今回発表されたベントレー・ベンテイガが2695万円。さらにポルシェカイエターボSが2251万円と2000万円オーバーのSUVは3モデルもあります。

先日マイナーチェンジで名称を変更したメルセデス・ベンツGLS 63AMGは1900万円で肉薄。これではマセラティ・レバンテSの1279万円が高くない!と感じてしまいそうです。

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今回発表された高級SUV、ベントレー・ベンテイガのボディサイズは全長5150mm×全幅1995mm、全高1755mmです。車両重量は2530kg。搭載される6LW12気筒ツインターボエンジンは最高出力447kW(608ps)、最大トルク900Nmを発生。最大トルクは1250回転という低回転域から発生します。

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組み合わされるミッションはZF製の8速ATで駆動方式はフルタイム4WDを採用し、最高速度はSUVで唯一300km/hを超えた301km/hを実現しています。

また、6LW12気筒ツインターボエンジンは一定の条件下では半分の6気筒を休止する可変シリンダーシステムを採用することで、従来のパワートレインと比較して11.9%も効率を向上させています。

ベンテイガは真のラグジュアリーと高い走破性を実現させるために、世界初となる電動式アクティブ・ロール・コントロール技術、48Vの電動アクティブ・アンチロール・バーを前後に採用しています。

従来のアンチロールバーでは車体制御のために、乗り心地が犠牲になることがありました。しかし新システムはどんしなときでも乗員の快適性を損なうことがないように対応してくれます。

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さらにベンテイガはベントレーのパーソナライエーションとMullinerによる特別なオプションが用意され、エクステリアカラーやレザー、ウッドパネル、そしてライフスタイルに合わせたオプションなどが取り揃えられ、1台1台、オーナーの好みにあわせて仕立てられます。

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ボディカラーは標準で17色。オプションを含めると最大で108色から選ぶことができ、車内のカーペットもオプションで15種類。そしてウッドパネルは7種類、インテリアを彩るレザーハイドは15種類と豊富なバリエーションを誇ります。

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さらに、ベンテイガ発売と同時にアダティブ・クルーズ・コントロールやエレクトロナイトビジョンなど先進の安全装備をはじめ、6種類のライフスタイルに合わせたパッケージオプションを設定。

こうして自分の好みに仕立てて、オプションを装着すると、レンジローバーSVオートバイオグラフィーの価格を軽く超えてしまうのは必至です。ペンテイガはパフォーマンスだけでなく、装備そして価格もプレミアムSUVのトップに相応しいモデルと言えるでしょう。

(萩原文博)

クーペSUV!? アルファロメオ初のコンパクトSUVの真実とは?

アルファロメオ初のプレミアム・コンパクトSUV「ステルヴィオ」の姿を、再びカメラが捉えました。

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注目したいのは、リアハッチゲートがボックスのように擬装されている箇所です。。通常のプロトタイプに、このような擬装はまずないです。

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ではなぜ、このような擬装をしているのか。

過去にこのようなカモフラージュをしていたプロトタイプは、ほぼ全てクーペルーフだったのです(SUV、サルーン共に)。

ということで、この「ステルヴィオ」も「クーペSUV」となる可能性が十分あるようです。

アルファロメオは2018年までに、FR/4WD「ジョルジオ」プラットフォームを採用する8台の車を発表する計画を持っていますが、「ステルヴィオ」はその一台と思われます。

パワーユニットは4気筒ターボのほか、520psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「クアドリフォリオ」もラインナップされるようです。

(APOLLO)

シュコダの新型旗艦SUV、名称は「熊の楽園」から由来!?

チェコの自動車メーカー『シュコダ』の新型旗艦クロスオーバーSUVの最終プロトタイプをキャッチしました。

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その名は「コディアック」(KODIAQ)。

アラスカ最大の島「コディアック島」から由来しており、保護区には35,000頭もの熊が生息している「熊の楽園」とも言われています。

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シュコダはその島と熊を合成したティザー広告も公開しているほか、コディアック島のスペル「KODIAK」最後の「K」を車のスペル「Q」に変更して「KODIAQ」に名称変更してしまう、変わったティザー動画も公開しています。

エクステリア・デザインは2016年3月のジュネーブモーターショーで公開された「シュコダ・ビジョン・Sコンセプト」から意匠を受け継ぐと言われ、3列7人レイアウトの大型SUVです。

排気量ラインナップは1.4リットル、1.8リットル、2リットルと並び、ワールドプレミは2016年9月のパリモーターショーとなるようです。

(APOLLO)

VW新型クロスオーバーSUV、「タイグン」試作車を初捕捉!

フォルクスワーゲンが2012年のサンパウロモーターショーで公開した新型コンパクトSUV『タイグン』。市販モデルと思われる試作車を初めて捕捉に成功しました。

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このプロトタイプはまだ「ゴルフ」のミュールボディのため、市販モデルの詳細は不明ですが、関係者の話によれば、エクステリアデザインには、「タイグン」より2016年ジュネーブモーターショーで公開された「Tクロス ブリーズ」のデザイン影響を強く受けると噂されています。

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次期型「POLO」ベースで開発が進んでおり、同じ「MQB」モジュラープラットフォームが採用され、パワートレインには1リットル直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボエンジンが搭載されるとも伝えられています。

また、この市販モデルのワールドプレミアは2017年秋頃の可能性が高い事も分かりました。

(APOLLO)

アウディQ5次期型、移動中のほぼフルヌード姿をキャッチ

アウディのミッドサイズ・クロスオーバーSUV『Q5』が、移動のためほぼフルヌードの状態でカートランスポーターに積まれる直前の一瞬を、撮影しました。

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ヘッドライトは「Q7」風スクエアなデザインながら、レンズの中には最新のLEDマトリクスヘッドライトが見えます。

また、今まで隠されていたフロントバンパーのエアインテークのデザインも露出し、リアコンビランプは新デザインに、バンパー一体型のエキゾーストパイプなどで、かなりスポーティーに仕上げられているようです。

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プラットフォームには「A4」と同じ「MLB Evo」を採用、100kg以上の減量化に成功しているようです。

パワーユニットは2リットル直列4気筒エンジンのほか、ハイエンドモデル「QS5」には、340psを発揮する3リットルTDIターボチャージャー付きV型6気筒や、「eクアトロ」システムPHEVもラインナップされる模様です。

ワールドプレミアは2016年9月と予想されています。

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個性派SUV「FJクルーザー」、生産終了のお知らせ!?

トヨタ自動車の豪州法人であるトヨタ・オーストラリアは「8月をもって、FJクルーザーが生産を終了する」と発表しました。

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「FJクルーザー」は“性能と遊び心を両立したSUV”というキャッチを掲げ、2006年から北米専用モデルとして製造・販売され、2010年12月から日本への導入が行なわれています。

多くのSUVが醸しだす武骨な印象はなく、むしろ丸いヘッドライトやカラフルなボディカラーがもたらす印象は明るくフレンドリー。

しかしながら、シャシーは同社の本格派SUV「ランドクルーザープラド」と同じくラダーフレームが採用されており、アプローチアングル(34°)、デパーチャーアングル(27°)、ランプブレークオーバーアングル(28.5°)といった対地障害角をはじめとした高い悪路走破性を有しています。

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そのほか、90°の開口角度を確保し、乗降性や積載性に優れる観音開きドアを採用するなど、「FJクルーザー」ならではの個性が随所に光っているのもポイント。愛嬌のあるルックスに、本格的な悪路走破性と実用性も兼ね備えた独自の個性でもって、高い人気を集めているモデルであります。

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すでに米国市場への導入は中止されており、8月をもってオーストラリアそして日本向けへの生産も終えるとのこと。

ちなみに、日本ではまだ購入可能(2016年5月)。車両本体価格は324万円〜346万6286円。個性きらめく本格派が欲しい人は、このチャンスに是非!!

(今 総一郎)

米国トヨタの販売台数、4月もSUV・ピックアップが全体を牽引!

トヨタ自動車の米国法人・米国トヨタ販売によると、4月の新車総販売台数は21.1万台(前年同月比+3.8%)で、2か月ぶりの前年比増となっています。

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乗用車系の販売台数が9.0万台(-2.4%)と前年割れしている一方で、SUV/ピックアップ系の販売が9.6万台(+12.9%)と好調。

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なかでも主力の「RAV4」が3.0万台(+31.6%)、「ハイランダー」が1.5万台(+9.3%)、「4ランナー」が1.0万台(+36.4%)、「タコマ」が1.8万台(+15.6%)といった状況で大きく伸びています。

米レクサスの4月販売ではさらに顕著で、乗用車系が9,884台(-26.4%)の前年割れ、SUV/ピックアップ系は1.5万台(+20.5%)と好調を維持。「NX」が3,815台(+11.5%)、「RX」が8,767台(+28.7%)と伸びています。

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おりしも米国ではガソリン安の影響でピックアップトラック系の販売好調が顕著化しており、全体的にセダン系の販売は低調。

米国トヨタにおいてもその傾向は同様となっています。

Avanti Yasunori ・画像:TOYOTA USA)

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今どきの10代女子にとって無骨なジープ・ラングラーは「粋なクルマ」!?

1941年に初代ジープウィリスが発売されて、75周年を迎えたジープブランド。

「どこへでも行ける。何でもできる。」をアイデンティティとして、様々なモデルをこれまで販売。さらに2015年にはスモールSUVのレネゲートを加えて、ラインナップの強化が図られています。

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コンパクトSUVのレネゲートからプレミアムSUVのパイオニアといえるグランドチェロキーまで豊富なSUVラインナップを誇りますが、日本国内で最も販売台数が多いのは初代ジープのDNAを色濃く受け継いだラングラー。

しかも5ドアのアンリミテッドが圧倒的な販売台数となっているはご存じでしょうか。

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「どこへでも行ける。何でもできる。」を具現化したラングラーのエクステリアもインテリアもひと言で表すととにかく無骨です。

街を走っていると目立つのではと思うのですが、これが不思議と景色に馴染んでしまうのから不思議。実際に私の家の周りにも2台のジープラングラーがあったのですが、今回の試乗中に発見したほどでした。

試乗したジープラングラーのボディサイズは全長4705mm×全幅1880mm×全高1845mm。最少回転半径は7.1mと、都内で乗るには持てあますサイズですし、取り回しもお世辞にも良いとは言えないです。

しかしそれでも、多くの人が惹きつけられる魅力。それは高い悪路走破性に尽きるでしょう。

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ジープラングラーの本当の性能はラフロードを走行した時に発揮されます。ダートや岩場といった道とは呼べないような場所でもジープラングラーは走行可能です。

このジープラングラーと同じ悪路走破性や登坂性能をもっているとするとスズキジムニーぐらいではないでしょうか。スズキジムニーといえば、軽オフローダーとして非常に人気が高いことは、高値安定傾向の中古車相場からも理解できます。

つまり、SUVの中でも超ハードなモデルは昔から一定のユーザーが存在しているということです。

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このように、世界中でSUVブームが起こり、様々なボディタイプや都市型モデルなど多様化する中でもジープラングラーは変わることなく、高い悪路走破性に特化したモデルとして君臨しているのです。

この孤高の存在こそ、多くのジープファン支持され、ジープブランドで最も販売台数が高いモデルとなっているのです。

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超硬派なラングラーを見て、女子大生のrinoちゃんは

「最初見たときはちょっと古めかしいクルマだなと思いましたが、このクルマを乗りこなせたら、粋だなと感じました。よく、SUVに乗せてもらいますけど全く違うクルマのように感じますし、これで街を走っていたらカッコイイですよね。さらに屋根も外せてオープンになるので、自然の中を走ってみたいですね。」

とのこと。

ハードコアなSUV、ラングラーも若い女子には粋なクルマに感じるようです。

(萩原文博)

他にはない雰囲気の上質な内・外装が魅力 ─ ボルボ「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」画像ギャラリー

ボルボ車が持つ洗練された内・外装をより一層磨き上げられた新型ボルボXC90。その頂点に立つプラグインハイブリッドの「XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription」は、とくにインテリアにおいてガソリン仕様よりもさらに高い質感が追求されています。

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標準装備となるナッパレザーシート(ベンチレーション&マッサージ機能付)をはじめ、リニアウォールナットウッド・パネルなどが上質な雰囲気を醸し出していて、クリスタルガラスのシフトレバーもプラグインハイブリッド専用アイテム。

ほかにも、ガソリン車にも装備されるダイヤモンドカットが印象的なスタータースイッチなど、細部にまで徹底したこだわりが感じられる造形美を堪能できます。

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外観では、21インチアルミホイール、インテグレーテッドルーフレール、インテグレーテッドテールパイプなどを装備。ほかにもステアリングホイールヒーター、リヤシートヒーター、パノラミックサンルーフなど内・外装に充実の標準装備が配されています。

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安全装備の充実ぶりも目を見張るものがあり、世界初の「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」を含む新「City Safety」をはじめ、14種類の先進安全装備、運転支援機能を標準装備。

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ほかにも、塊感を感じさせながら、非常にスマートで洗練されたムードが漂うエクステリアなどボルボXC90ならではの魅力があり、ほかの大型SUVとは違った印象を受ける仕上がりとなっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

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マセラティ初のSUV、レヴァンテは戦略価格の1080万円から。ディーゼルは来春

2016年5月10日、イタリアのプレミアムブランドであるマセラティは、ブランド史上初となるSUV、レヴァンテを発売。

ガソリンモデルは9月頃、ディーゼルモデルは来春からデリバリーを開始すると発表されました。

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3月のジュネーブモーターショーで発表されたマセラティ・レヴァンテが属するラージサイズのインポートSUVクラスは、2016年に入ってからアウディQ7、ボルボXC90、メルセデス・ベンツGLSとニューモデルが続々と発表されている注目のカテゴリーです。

その中にレヴァンテが登場したことで、さらにシェア争いに拍車が掛かるのは確実でしょう。

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穏やかな風から瞬時にして強風に変化することのある地中海の暖かな風が名前の由来となっているレヴァンテは、これまでのSUVの概念を変えるスタイリングと高い走行性能を備えています。

レヴァンテのプラットフォームは、ギブリをベースに進化させ、クアトロポルテのような流麗なクーペスタイルを採用しています。ボディサイズは全長5003mm×全幅2158mm(サイドミラー含む)×全長1968mmで圧巻の迫力を誇ります。

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車両重量はガソリン車が2109kg、ディーゼル車が2205kgですが、前後50:50という理想的な重量配分とこのクラスで最も低い重心位置、そしてフロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリングという足回りには、状況に応じて5つの車高が設定できるエアサスペンションの採用により卓越したオンロード性能と、高いオフロード走破性を両立させています。

搭載されるエンジンは3LV6DOHCツインターボと3LV6ディーゼルターボの2種類。

3L V6DOHCツインターボはレヴァンテとレヴァンテSに搭載され、レヴァンテの最高出力は257kW(350ps)、最大トルクは500Nm。レヴァンテSは最高出力316kW(430ps)、最大トルクは580Nmを発生します。

一方のレバンテディーゼルに搭載される3LV6ディーゼルターボは最高出力202kW(275ps)、最大トルク600Nmを発生します。

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全車ミッションはZF製の8速AT、駆動方式はインテリジェントな4WDシステムが組み合わされ、最もハイパワーなレヴァンテSは最高速度は264km/h、0-100km/h加速が5.2秒とスポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮します。

インテリアは人間工学に基づいて設計されたプレミアムレザーを使用したフロントシートは乗員を心地良く包み込み、体をしっかりとサポートしてくれます。

またレザーがふんだんに使用されたインテリアは、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズすることが可能。スポーティシートやカーボン素材を使用したスポーツパックをはじめ、イタリアの伝統を取り入れたラグジュアリーパックなどが用意されています。

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また、ダッシュボート中央には8.4インチのマセラティタッチコントロールプラスを採用。AppleのCarPlayに対応するだけでなく、シートヒーターやエアコンなどのコントロールも可能となっています。

トランク容量は580Lを確保し、高い実用性も兼ね備えています。

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マセラティの歴史の転換点となるモデルであるレヴァンテの価格はレヴァンテが1080万円、レヴァンテSが1279万円、レヴァンテディーゼルは価格未定となっています。

これまでのマセラティの価格設定から考えると、かなり戦略的な価格と言えます。このレヴァンテの登場によって、より激しいマセラティ旋風を巻き起こしそうです。

(萩原文博)

エンジントルクの向上で力強い走りを得たルノー キャプチャー

世界的な流行となっているコンパクトSUV。現在の日本で買えるBセグメント系SUVのフランス車は、ルノー キャプチャーとプジョー2008の2台。

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日本市場における「フランス車のBセグメント」というニッチな世界ではルノー ルーテシアがプジョー208を抜いて1位になっていますが、SUVではプジョー2008がルノー キャプチャーを僅差で上回ったそうです。

3月3日から一部改良を受けたルノー・キャプチャーが販売されています。

今回の一部改良は、2.0Lに匹敵するという1.2L直噴ターボエンジンのトルク向上、そして6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)のギヤ比変更など、パワートレーンの改良でよりスムーズな走りを得ているのが主な改良点となっています。

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いままでなかったのが意外ですが、ストップ&スタート機能も追加されています。新型ルノー キャプチャーは、旧型よりも最高出力は2ps下がり、118ps/5000rpm(旧型は120ps/4900rpm)、最大トルクは15Nmアップとなる205Nm/2000rpm(旧型は190Nm/2000rpm)。

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改良前のキャプチャーには日本登場時のプレス向け試乗会などのほか、数回乗る機会がありましたが、今回は新旧を乗り比べるチャンスがなかったため、2psダウン、15Nmアップの恩恵は明確に感じることはできませんでした。

それでも2.0L NAエンジンなみという力強い加速フィールは、街中や首都高速でも十分に実感できるもので、とくにエコモードをオフにするとターボとはいえ、1.2Lとは思えない元気な走りを堪能できます。

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パワートレーン以外で少し気になったのは、ヒョコヒョコとした乗り心地で、ルーテシアではあまり感じられない挙動なので、購入を考えている方はディーラー試乗などで確認した方がいいでしょう。

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なお、今回の一部改良で変速比も変更されたことで力強い加速感と、PHP(輸入自動車特別取扱制度)から型式認定に変わったため、JC08モード燃費17.2km/Lというカタログ燃費も表示されるようになっています。

(文/写真 塚田勝弘)

日産、南米向け新型SUV「キックス」をリオ五輪の聖火リレーで初公開

日産自動車は中南米市場で発売を予定している新型クロスオーバー車「KICKS(キックス)」を、5月3日から始まるリオデジャネイロオリンピックの聖火リレーにて初公開し、さらに公式車輌に指名されたことを発表しました。

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(画像はコンセプトモデル)

この「キックス」は、2014年のサンパウロモーターショーにてコンセプトモデルが発表されています。ボディサイズは全長:4300mm×全幅:1800mm×全高:1600mmとコンパクトにまとまっているのが特徴。

その一方で、フロントグリルには最近の日産のモデルに与えられる「Vモーション」を配置したり、立体感の強いフェンダー、ボディ後端に向かって傾斜するルーフラインなどで躍動感を演出。

その佇まいには、コンパクトSUVとして高い注目を集めた「JUKE(ジューク)」を彷彿とさせます。

なお、このデザインは日本の拠点を先頭に、カリフォルニアとリオデジャネイロのデザインスタジオも含めた共同で開発したとのこと。

Nissan Kicks Concept

デザインもさることながら、「キックス」は開発に際してブラジルの地域性に焦点があてられたほか、生産もブラジルのレゼンデ工場にて行われる予定ということから、リオデジャネイロオリンピックおよびパラリンピックの公式車両に指名。聖火リレーの舞台でのデビューとなります。

(今 総一郎)

メルセデス・ベンツGLSが新登場! 新型ボルボXC90や新型アウディQ7との競争激化は必至!?

メルセデス・ベンツのSUVは、「別格」のGクラスをのぞき、SUVを表す「GL」に車格を表すアルファベッドを末尾に加えるという、モデル名の整理が「SUVイヤー」の2016年に着々と進行しています。

最初からモデル名が「GLA」だったAクラスベースのSUVモデルは別にして、「GL」に「C」で「GLC」、「GL」に「E」で「GLE」と、マイナーチェンジやフルモデルチェンジを機に改名されているわけです。

今回、3列7人乗りの「GL」が「GLS」に変更されました。「GL」は、オフロード系のGクラスをのぞき、メルセデス・ベンツSUVの最上級という位置づけでしたが、車格を表す「S」が付くことでより理解しやすくなったといえます。

新生「GLS」の外観は、スポーティでダイナミックな最新のメルセデスデザインとSUVのデザイン要素が組み合わされているのが特徴で、最新メルセデスの最上級SUVにふさわしいエクステリアに刷新。

フロントグリルは、2本のルーバーと大口化されたエアインテークなど特徴的なAMGデザインに変更され、迫力を増しています。

ほかにも、アンダーガードやルーフレール、サイドスカートなど随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れ、スポーティなムードとSUVのデザイン要素を融合。

また、AMG仕様の「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC」の足元は、メルセデス・ベンツの現行ラインアップで最大径となる22インチのブラックAMGマルチスポークが足元の存在感を圧倒的なものに仕上げています。

インテリアは、車格を表す「S」からも分かるように、Sクラスと同等の上質感の追求が見どころ。

3列すべての席にエルボールームとヘッドルームが広く確保されていて、大人7人がゆったりとくつろげる室内空間が特徴です。また、シートレイアウトを変更することで、ラゲッジ容量を680Lから最大2300Lまで調整することが可能。

シャーシでの注目ポイントは、路面状況や走行状況に応じてばね定数や減衰力、車高を自動的に調整する「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム・プラス)」付電子制御式エアサスペンションの「AIRマティックサスペンション」の装備で、最新のフルタイム四輪駆動機構「4MATIC」が用意されています。

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ほかにも、今回の変更により最新の9AT「9G-TRONIC」が採用され、「4MATIC」と組み合わせて様々な天候や路面状況下で常に最適なトラクションを確保(GLS 350 d 4MATIC、GLS 350 d 4MATIC Sports、GLS 550 4MATIC Sportsに設定)。

エンジンは、「GLS 350 d 4MATIC」と「GLS 350 d 4MATIC Sports」に搭載される3.0L V型6気筒「BlueTEC」は、ピエゾインジェクターを採用した最新のコモンレールシステムや電子制御式可変ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力258ps、最大トルク620Nmという強大なトルクを発生し、大型SUV モデルに相応しい力強い動力性能を確保。

安全装備では、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめ、車両周囲の状況をモニターする「360°カメラシステム」や、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングア シスト」を全モデルに標準で用意。

価格は、3.0LのV6直噴ディーゼルターボ「GLS 350 d 4MATIC(受注生産)」が1070万円、同エンジンの「GLS 350 d 4MATIC Sports」が1190万円4.7LのV8直噴ツインターボを積むGLS 550 4MATIC Sports」が1500万円5.5LのV8直噴ツインターボを搭載するメルセデスAMG GLS 63 4MATICが1900万円となっています。

新型ボルボXC90や新型アウディQ7など、日本ではフルサイズといえる3列大型SUVの新型が続々と登場していますが、メルセデス・ベンツGLSの登場で、再びフルサイズSUVの注目度が高まりそうです。

(塚田勝弘)

VW・クロスブルー、市販版をキャッチ!

フォルクスワーゲンが2013年のデトロイトモーターショーで公開したコンセプトモデル、「クロスブルー」の市販モデルと思われる2台のプロトタイプをキャッチしました。

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ストレッチした「MQB」モジュラープラットフォームを採用し、3列7人乗りのクロスオーバーSUVで、「トゥアレグ」と「ティグアン」の隙間のポジションとなります。

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カモフラージュされていないドアパネルは、コンセプトモデルと異なるプレスラインが採用されており、「クロスブルー」のデザインをどこまで継承するか注目されます。

パワーユニットは2リットル直列4気筒ターボディーゼルとモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドで、最高馬力は305psを発揮します。

世界初公開は2016年10月が有力視されています。

(APOLLO)

好調メルセデス・ベンツが送る最新SUV「GLEクーペ」は、BMW X6がターゲット!?

メルセデス・ベンツの「GLEクーペ」が日本でも発表されました。

GLEクラスはMクラスのマイナーチェンジにより車名も変更されたもので、GLEのライバルがBMW X5やポルシェ・カイエン、アウディQ5、レクサスRXなどとすると、GLEクーペはBMW X6をターゲットに据えているのは明らかでしょう。

なお、GLEクーペの注文受付は4月27日からで、発売は2016年8月頃が予定されています。

「GLEクーペ」に用意されるのは、クリーンディーゼル仕様の「GLE 350 d 4MATIC クーペ」、「GLE 350 d 4MATIC Sports クーペ」と、メルセデスAMGの手による高出力V6エンジンを搭載する「Mercedes-AMG GLE 43 4MATIC クーペ」、トップパフォーマンスを誇る「Mercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」の4グレードで、GLEと同様にディーゼルもしくはAMGというラインナップ。

SUVとクーペを融合させたようなフォルムは、このクラスではBMW X6、少し小さなクラスではBMW X4と、BMWが先行している感があります。

メルセデス・ベンツは2016年をSUVイヤーと位置づけていて、メルセデスの「SUVクーペ」は、クーペとしてのスタイリッシュなフォルムと走行性能にSUVらしい存在感と利便性を加えたモデル。

なお、日本ではGLE、GLEクーペというモデル名になりますが、今回のクーペにより、「GLE SUV」、「GLEクーペ」というバリエーションが揃ったことになります。

GLE クーペは、クーペスタイルでありながら、後席は大人でも十分に快適に過ごせる空間が確保され、最大1720Lの荷室容量(VDA)という高い積載性も誇っています。

最大の魅力であるスタイリングは、低く構えたウィンドウフレームとボディラインにより、ダイナミズムとアジリティ(俊敏性)を象徴するシルエットとされています。

短くスタイリッシュなオーバーハングを備えるフロントエンドでは、立体的デザインによるフルLEDヘッドライトに挟まれた、シングルルーバーの垂直なスポーツグリルが目を惹きます。

さらに、メルセデス独自のパワードームを備え前方へ向けて下降するボンネットは、GLEクーペがメルセデス・ベンツのスポーティなモデルラインアップであることを表現。

インテリアは、スポーティなシートとステアリングホイール、そして最新のテレマティックスシステムが特徴。オンダッシュ型ではなく、一部をインパネに一体化したCOMANDディスプレイを採用するなど、最近のメルセデス・ベンツらしい造形となっています。

ほかにも、全車に標準装備される「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムなどにより充実の安全、ドライバー支援システムが用意されています。

価格は3.0L V6直噴ディーゼルターボを積む「GLE 350 d 4MATIC クーペ」が890万円、「GLE 350 d 4MATIC  クーペ Sports」が980万円3.0L V6ツインターボを積む「メルセデスAMG GLE 43 4MATIC クーペが1200万円、5.5L V8直噴ターボを搭載する「メルセデスAMG GLE 63 S 4MATIC クーペ」が1780万円です。

(塚田勝弘)

トヨタの3月米国販売、SUV・ピックアップ系が牽引!

トヨタ自動車の米国法人・米国トヨタ販売によると、3月の新車総販売台数は22万台(前年同月比-2.7%)で、前年割れとなっています。

TOYOTA_RAV4

米国ではガソリン安の影響でピックアップトラックの販売好調が顕著化しており、全体的にセダン系が低調な状況。

出展 Autodata

トヨタにおいても主力車であるセダン系の「カムリ」や「カローラ」の販売が伸び悩んでおり、ライトトラック系の販売好調が全体を牽引している構図となっています。

なかでもSUVの「RAV4」が2.9万台(+15.1%)を販売するなど大いに健闘、7ヶ月連続で前年増となっています。

出展 米国トヨタ

「ハイランダー」が1.5万台(+14.6%)、「4ランナー」が9,600台(+11%)、ピックアップトラックの「タコマ」も1.7万台(+11.3%)と好調な状況。

TOYOTA_TACOMA

こうした状況を受け、米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は「トヨタブランドのライトトラックが、3月および第1四半期の新記録を打ち立てた」としており、米国におけるピックアップトラック系人気を裏付ける結果となっています。

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復活!? ホンダ新型「AVANCIER(アヴァンシア)」中国向け最上級SUVで世界初公開

1999年にデビューし、1回のモデルチェンジを経て2003年まで日本でも販売されていたホンダ・アヴァンシアというステーションワゴンがありましたが、北京モーターショーでワールドプレミアされたアヴァンシアは中国向けの最上級SUVという位置づけになっています。

th_4160425b_001H新生アヴァンシアは、上質な走りと広々とした室内空間を持つ、中国における「Honda」ブランドの新たなフラッグシップSUVという位置づけだそうです。

中国で販売するモデルとしては初となる2.0Lターボエンジンが搭載され、力強い走りを実現。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」も採用されています。

なお、新型SUVのアヴァンシアは、2016年中の発売が予定されていて、販売は「アキュラ」ブランドのコンパクトSUV「CDX」と同様に、広汽本田汽車販売にて行われる予定だそうです。

th_4160425b_002Hほかにも、4月12日に発表された新型「CIVIC(シビック)」(販売元:東風本田汽車)や、中国で初めて現地生産を行うハイブリッドモデル、新型「ACCORD HYBRID(アコード ハイブリッド)」(販売元:広汽ホンダ)なども出展されています。

th_4160425b_003H中国における「ホンダ」ブランドについて、八郷隆弘社長は「2015年は、中国において100万台の販売を達成し、改めて感謝を申し上げたいと思います。2016年はさらなる飛躍の年ととらえ、ハイブリッド車やターボエンジン車を投入し、現地化をさらに加速させていきます」とコメントしています。

ホンダ、そしてアキュラブランドの両輪で中国での存在感をさらに高めるには、現地生産を含めて中国市場に向いた仕様を投入することが不可欠で、ホンダに限らずですがこうした流れはさらに強まりそうです。

(塚田勝弘)

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新型マツダ「CX-4」を世界初公開!コンパクト&ワイドな新クロスオーバー!!

マツダはCX-3、CX-5を日本国内向けにリリースし、北米市場には新型CX-9、中国向けにはCX-7を継続生産していますが、世界初公開されたCX-4は、マツダの新世代技術である「SKYACTIV(スカイアクティブ)TECHNOLOGY」とデザインテーマである「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用。2016年6月に中国での発売を予定しているそうです。

Mazda at Pre-Event For Beijing Motor Show - Auto China

新型マツダCX-4は、探検を意味する「Explore」から採用されたと思われる「Exploring Coupe(エクスプローリング・クーペ)」というコンセプトのもと、既存の概念や枠組みを越えることを目指して開発されたそう。

ボディサイズは、全長4633×全幅1840×全高1535mmと、コンパクトな割にワイドな全幅が際立っているのと、全高の低さも印象的です。

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ひと目で最新のマツダ車と分かる、「魂動」デザイン特有の躍動感あるフォルムをベースに、力強い踏ん張り感とクーペのような流麗なキャビンを組み合わせた「際立つ存在感」が特徴。

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ほかにも、優れた乗降性やフレキシブルな荷室など日常の扱いやすさに注力したという「考えぬかれた機能性」、SUVらしい地上高と新世代4WDシステム「i-ACTIV AWD(アイ・アクティブ・エーダブリュディー)」による走破性と、低重心ボディによる操縦安定性などによる、さまざまなシーンでの「人馬一体」の走りが目指されているとのことで、最近のマツダらしいSUVといえそうです。

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エンジンは、2.0Lのガソリン(6MT、6AT)、2.5Lガソリン(6AT)が設定されていて、燃費は6.3〜7.2L/100kmとなっています。

BEIJING, CHINA - APRIL 24: Iwao Koizumi, Chief Designer for CX-4 (L) and Naoki Okano, Program Manager for CX-4 of Mazda Motor Co (R) pose for photographs during the Pre-Event For Beijing Motor Show - Auto China on April 24, 2016 in Beijing, China. Mazda China unveiled the CX-4, a brand new SUV model in the event. (Photo by Xiaolu Chu/Getty Images for Mazda Motor Co ) *** Local Caption *** Naoki Okano; Iwao Koizumi

中国事業を統括するマツダの稲本信秀(いなもと のぶひで)取締役専務執行役員は、「CX-4は、中国におけるマツダ新世代商品の第4弾で、SUV需要の旺盛なこの市場において、マツダブランドのさらなる成長を支える商品です。今後もマツダは、中国におけるブランド強化に取り組み、クルマを通じてお客様の人生をより豊かにするブランドを目指します」とコメントしています。

SUVではホンダもアキュラCDXを北京モーターショーで披露していますが、中国でもSUVブームが爆発すれば、世界的なSUVの流行はさらに加速しそうです。

(塚田勝弘)

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585ps/760NmのV8ツインターボを積む大迫力のSUV ─ Mercedes-AMG「GLE 63 S 4MATIC」画像ギャラリー

5.5LのV型8気筒直噴ツインターボエンジンにより、最高出力585ps/5500rpm、最大トルク760Nm/1750-5250rpmという圧倒的なパフォーマンスを誇るMercedes-AMG GLE 63 S 4MATIC。

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専用セッティングが施されている四輪駆動システムの「AMG 4MATIC」をはじめ、AMG専用に最適化されたエアサスペンション「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、コーナリングのロールを抑え走行安定性を向上させる「ACTIVE CURVE システム」などシャーシまわりも強化されています。

外観も迫力満点。AMGデザインを象徴する「Aウィング」が採用されたフロントバンパー、クロムシルバーのダブルルーバーが目を惹くグリルなどによりスポーティなフロントマスクになっているほか、AMGスタイリング(フロントスポイラー、サイドスカート、リヤスポイラー)やAMGスポーツエグゾーストシステムなどが装備されています。

足元は21インチAMGクロススポークアルミホイール、AMGレッドブレーキキャリパー、AMG強化ブレーキシステムなどで強化。

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また、専用の本革/ナッパーレザーシート(前席・後席シートヒーター付)をはじめ、ダッシュボードやドア内張りを覆うナッパーレザーインテリアなどによりインテリアも1700万円超にふさわしい質感が表現されています。

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(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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アルファロメオ初のクロスオーバーSUV「ステルヴィオ」本物現れた!

過去のプロトタイプでは、フィアット「500」の皮を被ったミュール姿のみが目撃されていたアルファロメオの新型クロスオーバーSUVがついにヴェールを脱ぎました。そして、その名称が「ステルヴィオ」と名付けられる可能性が高いことも分かりました。

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カモフラージュが重いですが、プラットフォームはFR・4WDアーキテクチャーをベースとし、いかにも流行りのプレミアムコンパクトSUVらしいスタイルが伺えます。

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パワーユニットには、4気筒ターボや520psを発揮する2.9リットルV型6気筒ツインターボエンジンの「クアドリフォリオ」モデルも投入される模様です。

2017年の前半にはお披露目されそうです。

(APOLLO)

AクラスベースのSUV「メルセデス・ベンツGLA」の魅力を再考する

SUVのラインナップを強化しているメルセデス・ベンツ。

プレミアムミドルサイズSUVを謳う「GLC」が登場し、日本で認知度・人気が高まっているBMWのSAVシリーズを追いかける商品群が形成されつつあります。

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GLCに追加される予定のディーゼルやプラグイン、さらにGLCクーペまで出揃えば、日本の輸入車市場での連続首位も見えてくるのではないでしょうか。

2015年に16年ぶりに輸入車の販売台数でトップに輝いたのは、看板車種であるCクラスはもちろん、Aクラス、Bクラス系のFFモデルも大きく貢献しているはず。

SUV効果は、GLCはもちろん車名をMクラスから変更したGLEなどによりこれから出てくると思われます。

GLCやGLEが気になるけれど、ボディサイズや予算的にも選択肢から外れるという場合でも、ほかにメルセデス・ベンツのSUVで選択肢があります。

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それがGLA。発売は2014年5月ですから2年近く経っていますが、GLCのプレス向け試乗会が撮影、試乗する機会がありましたので改めてその魅力をチェックしたいと思います。

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ボディサイズは全長4455×全幅1805×全高1495mm(GLA 180 Sport)。Aクラス(A 180 Sport)よりも全長が100mm長く、全幅は25mmワイド、全高は75mm高く、最低地上高は40mm高い140mm。

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FFと4WDの4MATICを設定し、雪国ではないからFFでも十分というニーズも満たしてくれますし、街中のちょっとした段差なら躊躇なく乗り越えられますし、キャンプ場などの相棒としても不足はないはず。

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後席の乗降性や居住性はAクラスから大きく向上した印象はありませんが、荷室容量は421〜836Lと、341〜1157LのAクラスと比べると通常時(後席バックレストを立てた状態)は80L増えていますから、普段の使い勝手はAクラスよりも良さそうです。

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走りに関しては、日本上陸時のAクラスやBクラスよりも乗り心地の面で上質さが増している印象で、その後AクラスもBクラスも乗り味やパワートレーンがかなり洗練されていますが、GLAは走りの質という点でかなり改善されています。

それでもFRベースのCクラスとは「上質」とはいっても差はありますので、ハッチバックベースのコンパクトSUV「GLA」というキャラクターが気に入ったのでなければ、400万円台から買えるCクラスを狙ったほうがいいかもしれません(GLAは351万円〜)。

逆にいえば大きすぎないサイズと適度な機動力、積載性などが気に入れば選択肢に入れたいところです。

(塚田勝弘)

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ポルシェ第三世代カイエン、市街地テストをキャッチ!

ポルシェのフラッグシップSUV「カイエン」の次世代型がドイツ某市街地に姿を見せました。

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次期型にはアウディ「Q7」同様の「MLB Evo」プラットフォームが採用され、初代から350kg近い軽量化が進むと言われています。

Porsche Cayenne 08

エクステリア・デザインは不明ですが、情報によれば、現行モデルのスポーティーなデザインから、個性の強いデザインになるとも噂されています。

パワートレインは911同様にダウンサイジングされるV型6気筒ターボ及び、V型8気筒ターボ他、PHEVモデルも可能性が高いようです。

まだ初期段階の次期カイエン、ワールドプレミアは2018年以降となりそうです。

(APOLLO)

どれを買う?ベンツ・GLC、ポルシェ・マカン、BMW・X3など豊作のミドルサイズSUV

フルモデルチェンジを機にメルセデス・ベンツのGLKがGLCとなったことで、欧州のプレミアムミドルサイズSUVも出揃った感があります。

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価格帯は600万円台前半からで、ボディサイズは全長が4.7m前後。全幅はじつはかなりワイドで1.9m級、全高は1.6m台半ばくらい、という大まかなサイズ感になります。

日本の道路や駐車場事情を考慮すると、このミドルサイズSUVくらいまでがそれほど無理なく使える大きさで、場合によっては上限という感じがします。

メルセデス・ベンツGLCの良さは、Cクラス譲りの走り、そして安全装備の充実ぶりでしょう。ほどよい軽快感と乗り心地の良さ、GLKから100L拡大した広めの荷室スペースも魅力。

発表時には、まだディーゼルもPHVの設定がなく、少々「待ち」となるのは、このクラスのトレンドからすると厳しいですが、ディーゼル、PHVが導入されれば、万全の品揃えになりそう。

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ライバルのポルシェ・マカンは、ポルシェらしい切れ味鋭いハンドリングが特徴。SUVというカタチこそまとっていますが、スポーティカーそのものの走行性能は、SUVにここまでのフットワークが必要か、という思いまで頭に浮かびます。

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BMW X3は、人気のディーゼルが強みで、ガソリンも2.0Lの直列4気筒(出力により2タイプ)と3.0L直列6気筒を揃えていて、3.0Lの直6はガソリンエンジンらしい伸びやかな加速が享受できます。もちろん、SUVの中でもスポーツの濃度が濃く、BMWらしい魅力もあります。

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Motorraum

ほかにも、モデル末期のアウディQ5がありますが、こちらは今年中にも次期型の発表がありますから新型待ちでしょうか。

現行型はややSUVにしては色気が薄めの内・外装という印象もありますが、熟成されたモデル末期を大幅値引き前提で買う手もあります。また、V6 DOHCスーパーチャージャーを搭載し、345ps/470Nmを誇るS Q5という選択肢もありますし、フルタイム4WDのクワトロもアピールポイント。

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個人的には、ドイツ勢ではなくランドローバーのディスカバリー・スポーツあるいは、レンジローバー・イヴォークもオススメ。

とくにディスカバリー・スポーツは、操縦安定性と乗り心地のバランスが秀でていて、サイズを感じさせない運転のしやすさなど、SUV作りに長けているランドローバーモデルらしい魅力が凝縮されています。

しかも500万円から買えるという価格設定も強みで、悪路走破性の高さはランドローバーですから、日本の使用環境なら不足はないはず。車線維持機能など、先進安全装備ではやや見劣りする感もありますが、価格も考えると魅力的な選択肢に映ります。

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ここで挙げたモデル以外でも、ディーゼルを設定するボルボXC60、あるいはレクサスNXなど国産SUVもあります。

いずれを選んでも最近のSUVは都市からアウトドアニーズまで使える万能性を備えています。GLCの登場もありますから今後も人気は加速しそうです。

(塚田勝弘)

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性能を大幅に向上させた横浜ゴムのSUV向けタイヤ「GEOLANDAR A/T G015」登場

横浜ゴムのSUV向けタイヤ「GEOLANDAR(ジオランダー)」は、1996年にマッドテレーンの「M/T」とオールテレーンの「A/T」のデビュー以来、今年で20年を迎えるSUVタイヤの定番ブランドです。

GEOLANDAR_A:T _G015今年の8月1日から発売される「GEOLANDAR A/T G015(ジオランダー・エイティジーゼロイチゴ)」は「GEOLANDAR A/T-S」の後継モデル。

SUVによるアクティブなライフスタイルを楽しむドライバーをターゲットに、オフロードでの走破性と耐久性を向上させつつ、オンロードでの快適性や静粛性も高めるなど、後継タイヤにふさわしい全面的な改良を受けています。

トレッドパターンにはアグレッシブなデザインが採用され、さらにタイヤショルダーのデザインも一新することで力強くスタイリッシュなイメージを演出。

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性能面では、定評あるオフロード性能を向上させるとともに、ウェット性能や雪上性能も高められています。

コンパウンドは、お馴染みのオレンジオイル配合技術をはじめとする同社の先進技術を投入し、優れた耐摩耗性能など、さまざまな路面への対応力も磨かれているそう。

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オフロードはもちろん、オンロードでの高速走行時にも安定感のある走りを発揮するよう構造とプロファイルが最適化されていて、従来品 (GEOLANDAR A/T-S)に比べて、耐摩耗性能を17%、ウェット制動性能を4%、パターンノイズ性能を22%(騒音エネルギー低減率)、ロードノイズ性能を11%(騒音エネルギー低減率)向上したとしています。価格はオープンプライスで、タイヤサイズは15インチから18インチまで幅広く揃えられています。

(塚田勝弘)

メルセデス・ベンツ GLCの快適な乗り心地も大きな魅力!

メルセデス・ベンツ GLCの前身であるGLKは、左ハンドルのみという条件に加えて、やや好みが分かれそうな「四角い」フォルムなどにより、販売面では同ブランドSUVのエースにはなれかなったようです。

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しかし、乗り心地の良さはミドルクラスSUVでもトップクラスかも! と思えるほどの仕上がりでした。フルモデルチェンジによりメルセデス・ベンツGLCに車名を改め、CMでも「Cクラスから、SUV」と謳っていますが、どんな乗り味か興味深いところ。

試乗ステージは、キャンプ場内にある未舗装路を含め周辺の道路も荒れた路面も多かったですが、期待どおりの良好な乗り心地が確認できました。

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フロントサスペンションは、先代GLKの3リンクから4リンクになり、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることが可能になり、動きはより滑らかかつ、Cクラスよりもストロークが大きいこともあってゆったりした乗り味になっています。

リヤはGLK同様、メルセデス・ベンツではマルチリンクで高い直進安定性に寄与するとしていますが、今回は残念ながら高速道路などで高い速度域で試すことはできませんでしたが、こちらはあまり心配する必要はないでしょう。

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またハンドリングは、Cクラスほどの軽快感はないものの、SUVとしては十分に軽やかで、タイトなコーナーでも安心してステアリングの操作が可能。コーナーではロールも比較的抑えられていて、初めてSUVを運転する人でも山道で不安を覚えるようなことはないはず。

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ダンパーには、オイル流量を変化させることで減衰力を調整する「アジリティ・コントロールサスペンション」が採用され、コンソールにあるコントローラーでセッティングの変更ができます。

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「Comfort」、「Eco」、「Sport」、「Sport+」から選べますが、基本的にどのモードにしても乗り心地が大きく損なわれることはありません。もちろん「Comfort」および「Eco」と、「Sport+」の差はありますが、足まわりの仕上がりは上々といえそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)【関連記事】

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ホンダ&アキュラが新型SUVの2台を北京モーターショーで披露

4月25日のプレスデーを皮切りに、4月29日から5月4日まで開催される「2016年北京モーターショー」。

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「ホンダ」ブランドからは、ワールドプレミアとなる新型SUVをはじめ、中国プレミアとなる新型アコード ハイブリッド、新型シビックが披露されるほか、「アキュラ」ブランドからも世界初披露となる新型コンパクトSUV、中国初披露となる新型NSXなどのニューモデルがお披露目となります。

詳細はまだ明らかになっていませんが、「ホンダ」の新型SUVは昨年の上海モーターショーで公開された下の写真の「Concept D」がベースの市販モデルで、「アキュラ」のコンパクトSUVは、初の現地生産モデルとされています。

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中国での「アキュラ」ブランドは苦戦が伝えられていますが、現地生産される新型コンパクトSUVで拡販を狙いたいところでしょう。

2016 Honda Civic Sedan

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また、新型シビックはハッチバック、セダン、クーペの3タイプが公開されるのかアナウンスされていませんが、そのほか市販モデルとして「広汽ホンダ」からアコード、VEZEL、クライダー、オデッセイ、シティ、フィット、クロスツアー、理念S1、「東風ホンダ」からはCR-V、スピリア、エリシオン、JADE、XR-V、GREIZ、CIIMOが登場。「アキュラ」の市販モデルでは、RLX、TLX、RDX、MDXが出展されます。

(塚田勝弘)

「CクラスのSUV」メルセデス・ベンツGLCの魅力は? セダンやワゴンとの違いとは?

2016年を「SUV強化イヤー」と位置づけるメルセデス・ベンツ日本。なかでも目玉といえるのがプレミアムミドルサイズSUVという位置づけのメルセデス・ベンツGLCでしょう。

「GL」は同ブランドのSUV、「C」は車格を表していて、現行Cクラスのプラットフォームを使い、全長4660×全幅1890×全高1645mmというサイズになっています。

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なお、セダンのCクラスは全長4690×全幅1810×全高1435mm、Cクラスステーションワゴンは全長4705×全幅1810×全高1450mmですから、全長はセダンやワゴンよりも短めですが、全幅は80mmもワイド、全高も約200mm高くなっています。

前身のGLKは先代Cクラスベースで、左ハンドルのみでしたが、GLCは右ハンドル化されているのが朗報。

右側にある運転席に乗り込むと、まさに背の高いCクラスという感じで、ワイドな全幅も感じさせますが、アイポイントの高さと前後シートの頭上空間の十分な余裕などはセダンやワゴンにはない魅力に感じます。

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さらに、積載性の高さも美点。ラゲッジ容量はGLKから100L拡大の550L(VDA方式)で、後席背もたれをすべて倒すと1600mmにまで拡大します。

これは、445Lのセダン(最大時未公表)はもちろん、470L-1490Lのステーションワゴンと比べても広く、ワイドな全幅と余裕のある全高が活かされているといえそうです。

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セダンはもちろん、ワゴンよりも居住性や積載性、そして4WDなどによる悪路走破性などの点では、アドバンテージのあるGLC。こうしたニーズを求める方には当然ながら「買い」となるわけで、あとは全幅や全高を許容できるか、そして価格が気になるところ。

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ただし、GLCのローンチ時は2.0L直列4気筒ターボのみで、ディーゼルやプラグインハイブリッドは今後導入予定だそうです。

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GLCの価格は「GLC 250 4MATIC」が628万円、「GLC 250 4MATIC Sports」が678万円、「GLC 250 4MATIC Sports(本革仕様)」となっています。なお、Cクラスセダンの2.0ターボは534万〜657万円、ワゴンの2.0Lターボは570万〜738万円です。

(塚田勝弘)

ホンダ・ヴェゼルが2年連続で「SUVナンバーワン」に輝く

今年の2月末に「Honda SENSING」の標準装備グレード設定の採用や「RS」を設定するなど、2015年4月以来のマイナーチェンジを受けたホンダ・ヴェゼル。

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2013年12月の発売以来、日本の道路事情にマッチするボディサイズやハイブリッドも用意することで、着実に台数を積み上げ、2014年度にSUVナンバーワンの座に輝くと、2年連続で2015年度もSUVの新車販売台数で1位になっています。

その魅力は、スポーティなスタイリングやフィット譲りの居住性や積載性の高さ、そしてハイブリッドに代表される燃費の良さなどでしょう。

販売台数の推移は、2013年度が2万1348台、2014年度が10万479台、2015年度が6万9018台で、累計販売台数は19万845台。一昨年よりも昨年は大きく落ち込んでいます。

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じつは今年4月に入ってからもフィットとともにリコールの届け出をしていますが、度重なるリコールがなければもっと台数を伸ばせたのではないでしょうか。また、ヴェゼルに限らず消費税増税や軽自動車税増税などによる国内市場の冷え込みという要因もあったはず。

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2016年度は、プリウスと同じプラットフォームを使うトヨタC-HRも登場予定とアナウンスされていますからさらにSUV市場の競争激化は間違いないでしょう。

(塚田勝弘)

マイナーチェンジでDS 4に追加されたSUVモデル ─ DS 4・DS 4 CROSSBACK画像ギャラリー

フェイスリフトを受けたDS 4にSUVの「DS 4 CROSSBACK」が追加されました。

ボディサイズは全長4285×全幅1810×全高1530mmで、ノーマルのDS 4よりも30mmは高くなっていますが、高さ1550mm制限のある立体駐車場にも対応。

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同じグループのプジョーのSUV系と比べると、プジョー2008は全長4160×全幅1740×全高1550mm、プジョー3008が全長4365×全幅1835×全高1635mmですから、全長と全幅はこの2台の中間的な大きさといえます。

フランスのライバルでは、ルノー・キャプチャーが全長4125×全幅1780×全高1585mmですから、全高以外は「DS 4 CROSSBACK」の方が大きめで、Cセグメント系SUVというサイズ感。

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外観は、ルーフモールディングやルーフスポイラーなどのほか、フロントバンパー、17 インチブラックホイール、ホイールアーチモールディング、リヤエンブレム、フロアマットなどの専用パーツによりSUV色が濃くなっているだけでなく、ノーマルにはない個性を主張。さらにアウトドアにも映えるボディカラーとして専用色の「オランジュ トルマリン」が設定されています。

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DS 4、DS 4 CROSSBACKを含むボディカラーは、ほかに「ブラン バンキーズ」、「ブラン ナクレ」、「ノアール ペルラネラ」、「グリ プラチナム」、「ブルー アンクル」、「ルージュ ルビ」を用意(「ルージュ ルビ」はDS 4専用色)。

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さらに、バイキセノンヘッドライトやコーナリング機能付フロントフォグランプ、ブラインドスポットモニター、フロント/バックソナー、ヒルスタートアシストなどが今回のマイナーチェンジ機に追加。

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インテリアの見どころは、クロームデコレーションの 3 連メーターやアルミペダルなどのコクピットデザイン、そしてオプションの「クラブレザーシート」で、最高級とされるセミアニリンレザーが採用され、時計のストラップをモチーフに職人が手掛けたステッチなどの仕上がりは、パリ生まれのオートクチュールがイメージされています。

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操作性では、エレクトリックパーキングブレーキやエンジンスタートボタンなども直感的に操作しやすいように設計されているほか、大きめの容量といえる370Lのラゲッジルームなど、使い勝手の良さも自慢。

また、シトロエンやDSブランドの特徴のひとつである「パノラミックフロントウィンドウ」も魅力で、頭上まで広がる広大なウインドウにより、圧倒的な開放感と良好な視界が確保されています。

(塚田勝弘)

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■DS 4がマイナーチェンジし、新たにSUVタイプの「DS 4 CROSSBACK」を追加
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クロスオーバーのDS4「DS4 CROSSBACK」登場!!

プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社は4月1日、独創的なデザインと運動性能を特徴とするブランド“DS Automobiles”のラインナップに、クロスオーバーの新モデル「DS4 CROSSBACK(クロスバック)」を追加すると発表しました。

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同車は、クーペのスタイルを持ちながらSUVやセダンの魅力をも盛り込んだ「DS4」をベースに、視点は30mm高めたほか、ルーフモールや専用バンパー、ブラック塗装のホイールアーチなどSUVの力強さをより際立てた派生モデル。

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搭載されるパワートレーンは1.6Lツインスクロールターボ付き直列4気筒(165ps/240Nm)にロックアップ領域の拡大でロスを低減した新世代6速オートマチックトランスミッション“EAT6”。

力強く滑らかなフィーリングだけでなく、アイドリングストップシステムも備わっており低燃費にも貢献します。

価格は338万円。「DS4 CROSSBACK」専用色として「オランジュトルマリン」が5万9400円で用意されています。

(今 総一郎)

新社会人にオススメの予算200万円で選べる中古SUV!!

ある調査によると、新成人のクルマの購入予算の平均は189万円とのこと。

新車なら軽自動車の上級グレードや、コンパクトカーなら十分狙える範囲ですが、いま勢いのあるSUVの場合、あと少しで手が届くといったところ。

しかし、中古車も選択肢に含めると、約200万円もあれば十分カッコいいモデルを選ぶことができます。そこで、今回はSUVのなかでも特にオフロードでの性能に定評のあるモデルをご紹介いたします。

■日産・エクストレイル

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日産が販売する本格派SUV「エクストレイル」。現行型は従来モデルが誇る悪路走破性は継承する一方で、ボディは流麗さを強調することで都会派をアピール。さらにハイブリッドを採用するなど、これまでの「エクストレイル」とはやや趣が異なることで話題を呼びました。

今回オススメするのは2007年に登場し、2013年まで販売された2代目。最大の違いはルックスで、直線基調のボディはタフで力強い印象を現行モデル以上に訴えかけてきます。

もちろん、4WDシステムを搭載(一部に前輪駆動モデルを設定)。そのほかにも、力強い加速と低燃費が魅力のディーゼルエンジンや、アウトドアレジャーに役立つ撥水加工シートなど、そのメカや装備は現行型に匹敵するレベルです。

■三菱・パジェロミニ

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三菱の誇る本格派SUVである「パジェロ」。現在でも販売が続くモデルですが、かつてその「パジェロ」の魅力を投入した派生モデルがありました。

それが、1998年〜2013年にかけて販売されていた「パジェロミニ」です。

ボディサイズは全長:3395mm×全幅:1475mm×全高:1635mm、搭載するエンジンは659ccということからも分かるように、「パジェロミニ」は軽自動車で、維持費の安さが魅力。

登場当初から兄貴分である「パジェロ」を彷彿とさせるルックスをもち、駆動方式は後輪駆動と4WDを手軽に変更できるため、舗装路から悪路まで見た目通りの頼もしさを披露してくれます。

■トヨタ・ランドクルーザープラド

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卓越した走行性能で日本に限らず、世界の過酷な環境でもクルマとしての機能を存分に発揮し、圧倒的な支持を集めているのが「トヨタ・ランドクルーザー」です。

その名を冠する「ランドクルーザー・プラド」はひと言で表すなら“小洒落たランクル”でしょう。欧州市場を見据えて開発され、例えばデザインは、本家「ランドクルーザー」の武骨さを和らげるように、角を丸めて都会的かつ上品さを強調しています。

とはいえ、駆動方式はフルタイム4WDを採用するほか、地上高やアプローチアングルおよびデパーチャーアングルにはゆとりがあるため、本家と同様に過酷な状況を越えられる実力を秘めています。

ただ、難点があるとしたらエンジンの排気量。最低でも2.7Lと自動車税は割高。車両重量も1500kgを越えるため重量税も割高。重い車重は燃費にも響くため、維持費に不安が残ります。

(今 総一郎)

新型ボルボXC90は、エクステリアデザインも新境地に到達!?

ボルボの新プラットフォーム「SPA(SCALABLE PRODUCT ARCHITECTURE)」を採用した新型XC90。詳細はこちらをご覧いただければと思いますが、車体を変えたことでデザインの自由度も高まったそうです。

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先代XC90はフォード傘下時代でしたが、デザインの面でもプラットフォームの制約があったとのことで、「どんな天才デザイナーでもその制約を受けたはず」と商品企画担当氏が語るほど。

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縦、横、高さ方向を変えられる新プラットフォーム「SPA」の開発により、ホイールベース、オーバーハング、全高に制限がなく、印象的なフォルムをまとっています。

デザインの好き嫌い、受ける印象は千差万別ですが、一見ボクシーなフォルムに見えながらも角が取れた先進的なスタイル。

そして北欧神話に登場する雷神「Thor」の武器である「THOR’S HAMMER(トール ハンマー)」モチーフとした印象的なヘッドライトのほか、お馴染みの縦型テールライトは「C」の字を迎え合わせたような新しいデザインが与えられています。

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ボルボのデザインというと「北欧デザイン」というキーワードで語られることが多く、インパネを中心としたインテリアを指すことが多かったような気がしますが、新型XC90はエクステリアからも北欧らしいセンスが漂ってきます。

なお、北欧の感性を反映しているというエクステリアカラーは、「アイスホワイト」や「クリスタルホワイトパール」、「バースティングブルーメタリック」など、全13色が用意されています(グレード専用色含む)。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦、塚田勝弘)

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■新型XC90でボルボ・デザイン、装備が大きく生まれ変わった!
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■新生代ボルボXC90の進化を支える新プラットフォーム「SPA」とは?
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新世代ボルボ・XC90の進化を支える新プラットフォーム「SPA」とは?

2003年に日本に導入され、約7000台販売されたというボルボXC90。

2代目となる新型XC90は、初代からがらりと雰囲気を変え、内・外装やパワートレーン、そして走りの面などで大きく進化を遂げています。

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その根幹をなすのが新プラットフォーム「SPA(SCALABLE PRODUCT ARCHITECTURE)」の採用。

日本円に換算すると約1兆3000億円という投資により開発されたもので、全体の90%が新規開発された部品で構成されているそうです。なお、この金額には「Drive-E」と呼ばれるパワートレーン開発、生産工場への投資も含まれているとのこと。

ボルボの新プラットフォーム「SPA」の採用に得たものは多く、ホイールベース、オーバーハング、車高、全高に制限はないため、デザインの自由度まで左右しているそうです。

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もちろん走りへの効果は絶大で、軽量化と前後重量バランスの改善により、快適さを維持しながらドライビングプレジャーを向上させています。

重量は先代比で125kg減。また、サードシートスペースの最適化も図られていて、身長171cmの私なら足元も頭上も狭さを感じることはなく、大人でも実用になる広さが確保されています。

The all-new Volvo XC90 Twin Engine is a plug-in electric car, hybrid car and high-performance car rolled into one. A two-litre, four-cylinder supercharged and turbocharged Drive-E petrol engine powers the front wheels and an 80 hp (60 kW) electric motor drives the rear wheels. The battery pack is located in the centre of the vehicle.

また「自前」になった新世代パワートレーンの「Drive-E」戦略は、限られたソリューションを活かすこともあり、「4気筒以上は作らない」という単純明快なものですが、電動化にも対応し、新型XC90にはPHEVも設定されています。

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The all-new XC90 features a world-first solution that addresses accidental road departures. The functionality detects what is happening and the front safety belts are tightened to keep the occupants in position. To help prevent spine injuries, an energy-absorbing functionality between the seat and seat frame cushions the vertical forces that can occur when the car encounters a hard landing in the terrain.

ボルボ自慢の安全面では、ボロンスチールを多用(全体の33%)することで重量増を抑制しながら強固なボディ構造を実現しているなど、新プラットフォーム「SPA」を採用した、新世代ボルボの最上級SUVにふさわしい進化ぶりが目を惹きます。

(文/塚田勝弘 写真/佐藤靖彦、塚田勝弘)

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■新型XC90でボルボ・デザイン、装備が大きく生まれ変わった!
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新型XC90でボルボ・デザイン、装備が大きく生まれ変わった!

「何十年に一度の変革」、「ブランドを塗り替える」など、新型ボルボXC90に投げかけられるボルボ・カー・ジャパン関係者の言葉。

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外観をひと目見ただけでボルボ車が新しいステージに引き上げられたことが分かりますが、新プラットフォーム「SPA」の採用や、最新かつ自前のプラットフォーム「Drive-E」パワートレーンを前提とした開発、さらにプラグインハイブリッドも初めて設定され、日本にも導入されるなど、見どころ満載となっています。

ここでは概要をお届けします。

ボディサイズは全長4950×全幅1930×全高1775mm。ホイールベースは2985mm。最低地上高は225mmですが、試乗車(写真)はすべてエアサスペンション装着車で、こちらは180mm。最小回転半径は5.9〜6.0mです。

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ちなみに、ほぼ同時期に新型が発表され、日本に上陸した新型アウディQ7は、全長5070×全幅1970×全高1705mmで、ホイールベースは2995mm。最低地上高はエアサス装着車が180mm、それ以外は210mm。最小回転半径は5.7m。

アウディQ7の方がボディサイズは大きめですが、最小回転半径は0.2〜0.3m小さくなっています。

新プラットフォーム「SPA」の採用により、縦、横、高さ方向を変えられるようになった新型ボルボXC90。「SPA」の詳細は別記事でご紹介しますが、デザインの自由度が高まったことで、ボクシーでありながらスタイリッシュなフォルムを実現しているのに貢献しているそうです。

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また、電動化(PHEV)にも対応するパワートレーンも見どころ。

純ガソリン仕様は、2.0Lの直列4気筒ガソリンターボ、もしくは、それにスーパーチャージャーを加えたダブル過給器付のいずれかになります。

巨大なボディなのに2.0Lの直4ターボ(もしくはスーパーチャージャー&ターボ付)で「走るのか?」という点も気になるところでしょう。こちらも別の記事で詳細はご紹介しますが、ひと言でいえば「心配はご無用」。

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トランスミッションは全車ロックアップ機構付の8ATで、駆動方式も全車電子制御式AWDが採用されています。

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乗車定員は3列シートの7人乗りのみで、荷室容量は通常時が314L、3列目を格納すると692L、2列目も拡大した最大時は1868L(純ガソリン仕様のT5/T6)まで拡大できます。

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なお、PHEVの「T8」は、通常時が262L、3列目格納時が640L、2列目3列目格納の最大時が1816L。先代XC90には助手席の背もたれを前倒しできる機能がありましたが、これだけの大容量ですので積載スペースに不足はないはず。

インパネは、タブレットのような大型の9インチ・センターディスプレイ、メーターの12.3インチ・ドライバー・ディスプレイが目を惹きますが、ハードスイッチはわずか8つのみに抑えられていて、ヘッドアップディスプレイとともに新しいインターフェイスに変更されています。

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そのほか、ボルボ自慢の安全装備も世界初の右折時対向車検知機能など、新「City Safety」が搭載されるなど、見どころ満載となっています。

(文/塚田勝弘・写真/佐藤靖彦)

米国市場で日本車の人気高し!トヨタは4.1%増の19万台

米国の調査会社オートデータがまとめた2月の新車販売台数によると、首位はGMの22.8万台、2位がフォードの21.6万台、3位がトヨタの18.8万台(前年同月比+4.1%増)となっています。

TOYOTA_TACOMA

5位には日産(13万台)、6位にホンダ(11.9万台)、9位にスバル(4.2万台)、13位にマツダ(2.1万台)がそれぞれランクイン。

USA_2016_02

[nextpage title=”日本勢が車名別ランキングで上位独占”]車名別で見ると1位〜3位までをフォード、シボレー、ダッジのピックアップが占めていますが、4位にはトヨタの「カムリ」(3.2万台)、5位に同「カローラ」(2.9万台)がランクインしており、それ以降も日産「アルティマ」(2.8万台)、ホンダ「シビック」(2.8万台)が続いており、実に4位〜9位までを日本ブランド車が独占している状況。

USA_TOP20_2016_02(出展 WSJ)

[nextpage title=”トヨタのSUV,ピックアップが好調”]米市場ではSUVやピックアップの人気が高く、トヨタ「RAV4」(2.5万台)をはじめ、ホンダ「CR-V」(2.5万台)や日産「ローグ」(2.1万台)といったクルマが上位にランキングされています。

中でも「RAV4」は前年同月比で16.3%増と6ヶ月連続で高い伸びをみせています。

米国トヨタでは「タコマ」(1.4万台)や「ハイランダー」(1.2万台)を含めてSUV・ピックアップ系の販売が好調なことから、本年もその勢いが続くとみているようです。

Avanti Yasunori

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