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【中古車相場をデータで振り返る2016年・Vol.4】スバル車が横ばいの中、国産SUV屈指の人気モデル・ハリアーが大きく値落ち!

2016年12月に入り、トヨタC-HRそしてマツダCX-5と国産SUVはニューモデルが発表されました。CX-5の販売開始は2017年2月なので中古車相場に影響が出るのはまだ先ですが、C-HRの導入はコンパクトSUVに大きな影響を与えそうです。

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現在のところ、コンパクトSUVに属する日産ジュークは138万から129万円。そしてホンダヴェゼルは234万から225万円とともに9万円の値落ち。マツダCX-3は249万から243万円と6万円と小幅な値落ちに留まっています。

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しかし、モデル末期のジュークを除き、ヴェゼルとCX-3はC-HRの登場による影響を受けて、今後大幅な値落ちの可能性が高いです。しかも2017年中にジュークがフルモデルチェンジを行うといわれています。

人気のコンパクトSUVですが、2017年の中古車相場は大荒れの様相です。

新型を発表したマツダCX-5は233万から222万円と11万円の値落ちですが、このミドルクラスで絶大な人気を誇っているトヨタハリアーがなんと353万円から328万円と25万円と大幅な値落ちしています。

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これまでは高い人気に支えられて相場は安定していましたが、ここに来て値落ちの勢いが増しています。そのほかでは、日産エクストレイルが241万円で横這い、三菱アウトランダーPHEVが305万から310万円で5万円の値上がりなので、ハリアーの値落ちは際立っています。

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そして値落ちが目立っているのはレクサスです。国産SUVで最も大幅な値落ちを記録したのがレクサスRXで、770万から694万円で76万円ダウン。レクサスLXが1250万から1193万円で57万円ダウンと続きます。

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一見、金額は大きいため驚くかもしれませんが、元々新車価格はRXが700万円、LXが1100万円と高額なため、値落ち率に直すと5〜10%で、水準よりやや大きめというレベルです。特にRXは発表直後のプレミアム価格がようやく是正されて、適正価格になったというところでしょう。

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国産SUVで最も値動きが少ないのがスバルです。最も値落ちしたフォレスターでさえ242万から238万円の4万円。XVも222万から219万円で3万円です。一方のアウトバックは312万から316万円と4万円値上がりしています。

冬の雪のシーズンということもあり、4WDの需要が高まっていることそしてアイサイトをはじめとした先進安全装備が一般ユーザーからも高く指示されていることが価格安定の大きな要因といえます。

(萩原文博)

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トヨタ・ハリアーに「スタイル アッシュ」な特別仕様車

トヨタのSUV「ハリアー」に特別仕様車”Style ASH”シリーズを新設定、2016年6月1日からの発売が発表されました。

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2.0リッター自然吸気エンジン(2WD/4WD)と2.5リッターハイブリッド(4WD)の「PREMIUM」と、レーダークルーズコントロールやT-Connectナビを装備した「PREMIUM Advanced Package」グレードをベースとした特別仕様車Style ASH”の専用装備は次のようになっています。

専用18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)
ウルトラスエード+合成皮革シート
専用内装色「ウォームグレー」(インパネ、ドアトリムなど)
専用ステッチカラー「ライトグレー」(シート、インパネ、ステアリングなど)
ヘアライン調加飾(シフトパネル、ドアスイッチベース)
ピアノブラック調加飾・本革巻ステアリングホイール
運転席8ウェイ・助手席4ウェイパワーシート
快適温熱シート(運転席・助手席)

ボディカラーは、特別設定色のブルーメタリックほかブラッキッシュアゲハガラスフレーク、ホワイトパールクリスタルシャイン、スパークリングブラックパールクリスタルシャイン、ブラックの5色。

メーカー希望小売価格は、323万7055円〜469万2109円(消費税込)です。

(山本晋也)

約10万円高は狙い目!? ハリアーに上質なグレー内装の特別仕様車を設定!

2.0Lガソリン、2.5L+前後モーターのハイブリッド(E-Four/電気式4WD)を設定する「トヨタ」ブランドのハリアー。

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トヨタというブランド力や販売力、抜群の知名度と300万円を切るというアッパーミドルクラスのSUVとしては比較的手が届きやすい絶妙の価格設定もあって、2016年に入っても自販連による「新車乗用車販売台数月別ランキング」でも20位前後にランクインし、月販3500台前後で推移しています。

2015年は5000台を超える月もあり、トヨタにとって優等生といえる存在ですが、その勢いもやや収まったといえる頃にさしかかっています。

今回、特別仕様車の「PREMIUM Style ASH(アッシュ)」と「PREMIUM Advanced Package・Style ASH」の2モデルが設定され、6月1日から発売されます。

両仕様ともに上級グレードの「PREMIUM」がベースですが、後者はさらにカタログモデルの「Advanced Package」の装備が追加された豪華仕様。

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グレー基調の内装が特徴で、滑らかな風合いのウルトラスエードのシート表皮(メイン材:ライトグレー)と合成皮革(ウォームグレー)のコンビとなる専用シートをはじめ、インパネやドアトリムなどに専用内装色ウォームグレーが採用され、細部にライトグレーのステッチが施されています。

ほかにも、ピアノブラック調の本革巻き3本スポークステアリングホイール、ブルーの輝きを持たせたヘアライン調加飾のシフトパネルを採用するなど、 ハリアーはスタイリッシュな内装が美点のひとつだけに、気になる方も多いはず。

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さらに、装備も充実していて、運転席8ウェイ&助手席4ウェイパワーシート(運転席4ウェイ電動ランバーサポート付)&マイコンプリセットドライビングポジションシステム(ステアリング、シート)や前席快適温熱シートなどが特別装備されています。

外観では、ブラック塗装に切削光輝が施された専用18インチアルミホイールを特別装備。ボディカラーには、特別設定色の「ブルーメタリック」を含む全5色を設定。

価格帯はガソリン、ハイブリッドモデルを含めて、「PREMIUM Style ASH」が323万7055円〜413万2473円、「PREMIUM Advanced Package・Style ASH」が379万7673円〜469万2109円。両仕様ともにベース車から約10万円アップとなっています。

(塚田勝弘)