Motor Fan's YEAR 2016

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モトチャンプ

BMW、i8に410馬力の「S」を投入か!?

BMWのハイブリッド・スーパーカー『i8』に、ハイスペックモデルの「S」モデルが発売される可能性が高い事が分かりました。

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捉えたプロトタイプは一見、普通の「i8」ですが、リアを見ると黒いリアウィンドゥに、ノーマルモデルにはない、冷却のためのエアインテークがあり、これがハイパワーモデルの証と言えます。

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「S」モデルには、強化されるサスペンション及びブレーキが設定されるほか、フロント&リアバンパーも専用のデザインになる可能性があり、この試作車よりもアグレッシブなデザインになることも予想されます。

1.5リットルツインターボとモーターを組み合わせた最高出力は410psが想定され、0→100km/h加速4.1秒のパフォーマンスを発揮、ワールドプレミアは早ければ2017年3月のジュネーブモーターショーが有力といえそうです。

(APOLLO)

BMWがEV、PHVなど電動化による新戦略「ナンバーワン・ネクスト」を発表!

BMWが決算報告会で、電動車両と自動運転車の拡大を柱とする2025年までの経営戦略「NUMBER ONE NEXT」(ナンバーワンネクスト)を発表しました。

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「BMW i」ブランドのラインナップを拡充させるほか、デジタル化や自動運転技術の開発を強化予定で、2020年以降に新モデル「iNEXT」を発売する計画といいます。

ハラルド・クルーガー会長の説明によると、2016年からPHVやBMW「i3」に続くピュアEVなど7モデルを投入するとしており、年内にはバッテリー容量の増量により、航続距離を大幅に拡大した「i3」を発売するそうです。

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また既存モデルではPHV「i8」のオープン版(ロードスター)の追加や、「MINI」のPHVを数年内に投入する予定とか。

BMWブランド車についても「BMW i」の技術を採用したPHV「iパフォーマンス」モデルの販売を強化していく考え。

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フラッグシップモデルとなるBMW7シリーズでは「リモートコントロール駐車」や「ジェスチャーコントロール」などを既に実用化しており、今後他のモデルへの展開を予定している模様。

トヨタと共同開発中のFCVについては試験車両で水素1回の充填当たり700kmの航続距離を達成しているそうです。

一方、自動運転車については「Project i 2.0」のもと、高精細デジタル地図、 センサー技術、クラウド技術や人工知能を積極採用、2020年に発売予定。

このようにBMWはEV、PHV、FCVといった様々なシステムを並存させる方針。

エコカーで先行した日本勢もこれまでの「燃費性能」に加えて、欧州勢が得意とする「走り」などの新たな魅力の確保に向けた技術開発が必要になりそうです。

Avanti Yasunori

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