Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

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モトチャンプ

ジープ・レネゲードとラングラーに人気装備満載の「Jeep Mojave Edition」を設定

ジープ・レネゲードはFIAT500Xのブランド違いの兄弟車ですが、言われなければ分からないほど、それぞれのブランドらしさが内・外装で表現され、FCAによる作り分けには感心させられます。

Cafe sign along historic Route 66 in Texas.

一方の軍用四駆を祖とするラングラーは、現在のジープラインナップの中でもタフさが特徴のモデル。

2016年10月8日から発売されるジープ・レネゲード、ラングラーの限定車「Jeep Mojave Edition(モハベ エディション)」には、カリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州にまたがるモハベ砂漠の色をイメージした特別カラーの「モハベサンド」が採用されています。

限定車らしく、人気の高い多くの装備を設定しながら買い得感の高い価格設定としているのも特徴。

「レネゲード・モハベ エディション」は、上級グレードの「リミテッド」に装備されているすべての安全装備を標準化しながら、ベース車から10万8000円高に抑制。

Old Gas Station Sign at Amboy on Route 66

「ラングラー・アンリミテッド モハベ エディション」は、ナビ(三菱電機製 DIATONE SOUNDナビゲーションシステム)と専用開発のドアミラーカバーを装着しながら、ベースモデルより5万4000円高に抑えられています。

Asphalt Road Through Steppe名称未設定-1

ほかにも、アメリカを代表するブランドのひとつであるジープならではの星条旗デカールをボディ左右に装着している点もポイント。星条旗の星は通常左上にありますが、「進行方向に星が来るようにする」という考えに基づき、ボディ右側のデカールについては右上に星が配置されています。

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1.4Lの直列4気筒「マルチエア」ターボを搭載する「レネゲード・モハベ エディション」の価格は307万8000円。台数は100台となっています。3.6LのV6DOHCエンジンを積む「ラングラー・アンリミテッド モハベ エディション」は、401万7600円。こちらも100台限定です。

(塚田勝弘)

ジープ・ラングラー/アンリミテッドにジープ75周年記念の限定車第2弾を設定

ジープのラインナップの中でもオフロードなどのタフな走りに向くジープ・ラングラー/ラングラー・アンリミテッド、そして同ブランドの最上級モデルであるグランドチェロキーに75周年記念モデル第2弾が設定されました。

2016 Jeep® 75th Anniversary edition complete model lineup

ここでは、ラングラー(アンリミテッド含む)を中心にご紹介します。

同記念モデルの特徴は「グリーン・オレンジ・ブロンズ」をボディとインテリアの共通のメインカラーに設定されているほか、エンブレムとフロントシートに刻印された誕生年の「1941」、インテリアアクセントなど数々の特別装備が施されている点です。

2ドアモデルの「ジープ・ラングラー 75th アニバーサリーエディション」のベース車は「サハラ」で、ボディカラーは「サージグリーン」、インテリアは「ブラック×ダークサドル」となっています。20台限定で価格は412万5600円です。

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4ドア仕様「ジープ・ラングラー アンリミテッド 75th アニバーサリーエディション」のベース車も「アンリミテッド サハラ」。

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「サージグリーン」のボディカラーと「ブラック×ダークサドル」のインテリアカラーの組み合わせが120台、内・外装とも「ブラック」になる仕様が30台で、価格は443万8800円です。

(塚田勝弘)

ジープ・ラングラー、次世代「JL型」を接近撮!

ジープのクロスカントリー4WD、『ラングラー』の次世代モデルと思われるプロトタイプの捕捉に成功、超接近撮影に成功しました。

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「ラングラー」は1987年に登場した初代「YJ型」、1996年の「TJ型」を経て、2007年デビューした3代目「JK型」が現行モデルですが、次世代モデルでは「JL型」と位置づけられるようです。

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今回のプロトタイプは、ボディ全体がマスクされている上、ボンネットからフェンダー部分には、マスクの下にクッションのようなものまで入れる、手の込んだカモフラージュが施されているため、詳細は一切不明。

ですが、リアウィンドゥが現行モデルより、寝ていること、ホイールベースが延長されていること、縦長サイドミラーが取り付けられていることなどが判明しました。

関係者によれば、次期モデルでは軽量素材を多用し、大幅な軽量化が図られ、パワートレインは3.6リットルV型6気筒エンジンをアップデートし300psまで引き上げられるということです。

ワールドプレミは2017年秋、遅れれば2018年1月のデトロイトモーターショーあたりと思われます。

(APOLLO)

今どきの10代女子にとって無骨なジープ・ラングラーは「粋なクルマ」!?

1941年に初代ジープウィリスが発売されて、75周年を迎えたジープブランド。

「どこへでも行ける。何でもできる。」をアイデンティティとして、様々なモデルをこれまで販売。さらに2015年にはスモールSUVのレネゲートを加えて、ラインナップの強化が図られています。

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コンパクトSUVのレネゲートからプレミアムSUVのパイオニアといえるグランドチェロキーまで豊富なSUVラインナップを誇りますが、日本国内で最も販売台数が多いのは初代ジープのDNAを色濃く受け継いだラングラー。

しかも5ドアのアンリミテッドが圧倒的な販売台数となっているはご存じでしょうか。

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「どこへでも行ける。何でもできる。」を具現化したラングラーのエクステリアもインテリアもひと言で表すととにかく無骨です。

街を走っていると目立つのではと思うのですが、これが不思議と景色に馴染んでしまうのから不思議。実際に私の家の周りにも2台のジープラングラーがあったのですが、今回の試乗中に発見したほどでした。

試乗したジープラングラーのボディサイズは全長4705mm×全幅1880mm×全高1845mm。最少回転半径は7.1mと、都内で乗るには持てあますサイズですし、取り回しもお世辞にも良いとは言えないです。

しかしそれでも、多くの人が惹きつけられる魅力。それは高い悪路走破性に尽きるでしょう。

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ジープラングラーの本当の性能はラフロードを走行した時に発揮されます。ダートや岩場といった道とは呼べないような場所でもジープラングラーは走行可能です。

このジープラングラーと同じ悪路走破性や登坂性能をもっているとするとスズキジムニーぐらいではないでしょうか。スズキジムニーといえば、軽オフローダーとして非常に人気が高いことは、高値安定傾向の中古車相場からも理解できます。

つまり、SUVの中でも超ハードなモデルは昔から一定のユーザーが存在しているということです。

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このように、世界中でSUVブームが起こり、様々なボディタイプや都市型モデルなど多様化する中でもジープラングラーは変わることなく、高い悪路走破性に特化したモデルとして君臨しているのです。

この孤高の存在こそ、多くのジープファン支持され、ジープブランドで最も販売台数が高いモデルとなっているのです。

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超硬派なラングラーを見て、女子大生のrinoちゃんは

「最初見たときはちょっと古めかしいクルマだなと思いましたが、このクルマを乗りこなせたら、粋だなと感じました。よく、SUVに乗せてもらいますけど全く違うクルマのように感じますし、これで街を走っていたらカッコイイですよね。さらに屋根も外せてオープンになるので、自然の中を走ってみたいですね。」

とのこと。

ハードコアなSUV、ラングラーも若い女子には粋なクルマに感じるようです。

(萩原文博)