マークラインズによると、5月の中国市場における日本車の販売で、トヨタ自動車が10.3万台(前年同月比+12.0%増)と5ヶ月連続で伸びています。
昨年10月に、中国政府が排気量1.6L以下の小型車を対象に減税を開始したことで、「カローラ」や「レビン」「ヴィオス」の販売が増加、さらに折からのSUV人気で「RAV4」の販売も好調に推移しています。
1-5月の累計販売台数についても49.5万台(+20.1%)と大きく伸びており、このペースでいけば、同社の2016年販売目標115万台(前年比+2.4%)を達成する見通し。
日産も10.6万台(+3.4%)と、3ヶ月連続で販売増となっており、小型セダンの「シルフィ」やSUV「エクストレイル」の販売が好調。
ホンダも「ヴェゼル」や「CR-V」「XR-V」などのSUVが好調で、9.9万台(+23.9%)と3ヶ月連続の販売増、年初からの累計でも44.6万台(+15%)と好調。
その一方、マツダは他社に比べて小型車減税の対象車やSUVのラインナップが少なく、5月も2万台(-0.6%)と2ヶ月連続で前年割れしている状況。
中国市場における販売のキーワードは「小型車」と「SUV」に集約されているといえそうです。
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