Motor Fan's YEAR 2016

三栄書房

サンプル

モトチャンプ

トヨタ、ホンダの5月中国販売、減税効果で2桁の前年増!

マークラインズによると、5月の中国市場における日本車の販売で、トヨタ自動車が10.3万台(前年同月比+12.0%増)と5ヶ月連続で伸びています。

TOYOTA_COROLLA

昨年10月に、中国政府が排気量1.6L以下の小型車を対象に減税を開始したことで、「カローラ」や「レビン」「ヴィオス」の販売が増加、さらに折からのSUV人気で「RAV4」の販売も好調に推移しています。

TOYOTA_LEVIN

1-5月の累計販売台数についても49.5万台(+20.1%)と大きく伸びており、このペースでいけば、同社の2016年販売目標115万台(前年比+2.4%)を達成する見通し。

日産も10.6万台(+3.4%)と、3ヶ月連続で販売増となっており、小型セダンの「シルフィ」やSUV「エクストレイル」の販売が好調。

ホンダも「ヴェゼル」や「CR-V」「XR-V」などのSUVが好調で、9.9万台(+23.9%)と3ヶ月連続の販売増、年初からの累計でも44.6万台(+15%)と好調。

その一方、マツダは他社に比べて小型車減税の対象車やSUVのラインナップが少なく、5月も2万台(-0.6%)と2ヶ月連続で前年割れしている状況。

中国市場における販売のキーワードは「小型車」と「SUV」に集約されているといえそうです。

Avanti Yasunori

【関連記事】

ホンダ、2015年4月‐3月期の世界・海外生産が過去最高に!
http://clicccar.com/2016/05/09/370199/

トヨタ、新型カローラ/レビンのPHVを2018年投入へ!
http://clicccar.com/2016/05/02/369850/

トヨタ、ホンダ、日産、マツダが11月中国市場で販売好調!
http://clicccar.com/2015/12/12/342912/

景気減速の中国でトヨタ、ホンダの新車販売が好調!
http://clicccar.com/2015/09/17/326818/

環境汚染に悩む中国でトヨタが一気に巻き返しに出る!
http://clicccar.com/2015/05/08/305882/

トヨタがカローラ・レビンに「PHV」を導入する理由とは?

先日、トヨタ自動車が中国市場に現地製の「カローラ」「レビン」のPHVを2018年に導入すると発表しました。

TOYOTA_COROLLA

中国へのPHV導入は日本メーカーでは初となるもので、現地でのエコカー市場開拓を本格化させ、中国政府による環境規制の強化にも対応する構えを示してます。

同社はこれまでHVを中心に現地生産・販売してきましたが、中国政府は最高100万円超の補助金を支給するなど、“新エネルギー車”(EV、PHV)の普及を目指しており、HVは支給の対象外となっています。

そこでトヨタとしても現地製「カローラ」「レビン」にPHVを設定することで“新エネルギー車”認定を受け、車両価格を抑えてエコカー市場の開拓を急ぐことにしたもの。

日経新聞によると、中国では政府の手厚い補助金の後押しにより、昨年の新エネルギー車販売は前年比約4倍の33万台まで急増しているそうで、なかでもPHVの勢いが鮮明になっているといいます。

TOYOTA_LEVIN

中国政府は新エネルギー車に対する補助金の支給政策を2020年まで続ける方針のようで、ホンダも2020年を目処に現地製「アコード」PHVを発売する方針とか。

中国では景気減速が続くものの、今年は昨年以上に新車販売が増える見込みで、外資系である日本勢がPHV攻勢に出ることで、“新エネルギー車”を巡る競争が本格化しそうな情勢になってきました。

【関連記事】

トヨタ、新型カローラ/レビンのPHVを2018年投入へ!
http://clicccar.com/2016/05/02/369850/

トヨタが中国で「カローラ」「レビン」のHVを一貫生産へ!
http://clicccar.com/2014/09/20/269656/

トヨタが世界最大市場の中国を舞台に現地製HVで勝負!
http://clicccar.com/2014/04/25/253826/

中国で日系各社がHVモデルを一斉に発表! 理由は補助金にあり
http://clicccar.com/2014/04/24/253431/

トヨタの新型車「レビン」復活! 【北京モーターショー14】
http://clicccar.com/2014/04/20/253260/

トヨタ、新型カローラ/レビンのPHVを2018年投入へ!

トヨタ自動車が「カローラ」「レビン」のPHVを中国に導入すると発表しました。

TOYOTA_COROLLA_HV

同社は中国での環境車の普及を目指し、2005年から海外で初となるハイブリッド車「プリウス」の生産を開始。2010年には環境技術の現地化推進のため、中国に研究開発センターを設立しています。

さらに、2011年にはハイブリッドユニットの現地生産に向け、駆動用バッテリーやトランスアクスル製造会社を設立、2015年秋に初の中国産ハイブリッドシステムを搭載した「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」を発売しており、現在、累計受注台数が約4万台に達しているそうです。

TOYOTA_LEVIN_HV

今後はPHVの現地開発に取組み、2018年に「カローラ」「レビン」へのPHV設定を予定しているそうで、「次世代環境車の柱」であるPHVの導入により、環境車のさらなる普及を目指していくとしています。

Avanti Yasunori

【関連記事】

トヨタが中国で「カローラ」「レビン」のHVを一貫生産へ!
http://clicccar.com/2014/09/20/269656/

トヨタが世界最大市場の中国を舞台に現地製HVで勝負!
http://clicccar.com/2014/04/25/253826/

中国で日系各社がHVモデルを一斉に発表! 理由は補助金にあり
http://clicccar.com/2014/04/24/253431/

トヨタの新型車「レビン」復活! 【北京モーターショー14】
http://clicccar.com/2014/04/20/253260/