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トヨタ「ピクシス・ジョイ」が登場。ダイハツ・キャストのOEM軽自動車

トヨタからも軽自動車が販売されているのをご存じでしょうか。

もちろん、完全子会社化されたダイハツからOEM供給されているもので、2016年8月31日、新たにダイハツ・キャストのトヨタ版であるピクシス・ジョイが加わりました。

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トヨタの軽自動車には、ピクシスの名が与えられていて、ピクシス・スペースはムーヴ コンテ、ピクシス・メガはダイハツ・ウェイクなどとなっています。トヨタの軽自動車はシリーズ合計で、月2000台〜2500台前後(2016年)を販売。

「トヨタ」ブランドの日本での販売台数(登録ベース)は乗用車だけで約10万〜13万台規模となっていますので、その割合は低めではあるものの軽自動車もラインナップしているという意義はありそうです。

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さて、新たにダイハツからOEM供給されるピクシス・ジョイは、キャスト同様に3タイプのボディバリエーションを用意。

キャスト・アクティバのOEM版である「ピクシス・ジョイC」は、樹脂のガーニッシュ(フロント/リヤ)や大径タイヤ(165/60R15タイヤ)などを採用することで、クロスオーバー風のエクステリアが与えられています。見た目だけでなく、最低地上高を180mm(ピクシス・ジョイF/ピクシス・ジョイS比+30mm)とすることにより、雪道や山道での走破性を確保。

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キャスト・スタイルのOEM版である「ピクシス・ジョイF」は、前後バンパーモールやサイドロッカーモールなどにメッキ加飾を施すことで、上質な外観としています。内装では、シート表皮に滑らかな触り心地のスエード調フルファブリックを採用するなど、外観同様の上質な雰囲気にまとめられています。

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「ピクシス・ジョイS」は、キャスト・スポーツのOEM仕様。前後バンパーなどの専用エアロパーツに加えて、内・外装に赤色のアクセントを施すことで、スポーティさを強調した外観が特徴。さらに、スポーティサスペンション(2WD車)をはじめ、MOMO製革巻ステアリングホイール(7速マニュアルモード/パドルシフト付)を採用することでスポーティな走りを演出しています。

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価格帯はピクシス・ジョイCが122万400円〜151万7400円、ピクシス・ジョイFが122万400円〜151万7400円、ピクシス・ジョイSが162万円となっています。

(塚田勝弘)

ダイハツ・キャストにレザー調シートを採用した特別仕様車「プライムコレクション」を設定

乗り心地のよさや内・外装の質感の高さなど、ダイハツの最新モデルらしい仕上がりが魅力のダイハツ・キャスト。

こちらでもご紹介したように、2016年6月20日に一部改良を受けたほか、特別仕様車の「プライムコレクション」が「アクティバ」と「スタイル」に設定されています。

cast_20160620001キャスト・アクティバ、スタイルともに「G プライムコレクションSAⅡ」「Gターボ プライムコレクションSAⅡ」というモデル名。

特別装備としてレザー調シートをはじめ、インテリアアクセントカラー(センタークラスター/ドアアームレスト)を用意。

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ほかにも、純正ナビ装着アップグレードパック、スーパーUV&IRカットガラス(フロントドア)、スーパークリーンエアフィルター、SRSサイドエアバッグ(運転席/助手席)、シートヒーター(運転席/助手席)も装備されるなど、カラーコーディネイト、装備ともに充実しています。

価格帯は、アクティバの「G プライムコレクションSAⅡ」「Gターボ プライムコレクションSAⅡ」が147万9600円〜171万1800円、キャスト・スタイルの「G プライムコレクションSAⅡ」「Gターボ プライムコレクションSAⅡ」が147万9600円〜170万6400円です。

(塚田勝弘)

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2015年9月に登場したダイハツ・キャストには、最もオーソドックスの「スタイル」、SUV風に外観が印象的な「アクティバ」、アグレッシブな走りを楽しめる「スポーツ」という3つのバリエーションを用意しています。

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そのキャストが、2016年6月20日に一部改良を受けました。

軽自動車販売ランキング(全国軽自動車協会連合会調べ)において、2016年1月は9位、2月と3月は7位、4月と5月は10位。昨年の発売以来、ほぼ5位以内にランクインしていただけに、やや物足りないところでした。

3つのバリエーションともに乗り心地や静粛性の高さなどは、軽自動車でもトップクラスだと思いますが、完成度の高さからすると、もっと売れてもいいような気がします。

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今回の一部改良では、キャストシリーズで好評だという多彩な内・外装のカラーバリエーションをさらに拡充させています。

まず、キャスト・スタイルでは、「デザインフィルムトップ」のカラーに、2015年の東京モーターショーの参考出品車で好評だったというシルバーをベースに新開発した「ヘアライン調/シルバー」を新設定。

cast_20160620022また、「カーボン調/ワインレッド」も選択できるようになり、2トーンカラーの選択肢が1色から3色に拡大されています。

内装色では、従来の 「シルバー」、「バーガンディ」、「ライトブラウン」に加えて「ピンク」、「ネイビー」、「ブラック」、「ホワイト」の4色を追加することで内・外装のカラーコーディネイトの幅が広がっています。

cast_20160620011キャスト・アクティバには、「デザインフィルムトップ」のカラーに「カーボン調/ブラック」を新設定し、2トーンカラーが2色に拡充。さらに、ボディカラーに「ブライトシルバーメタリック」を追加

インテリアアクセントカラーも従来の「シルバー」、「ブルー」、「オレンジ」に加えて「レッド」、「ネイビー」、「ブラック」、「ホワイト」の4色が追加されています。

cast_20160620024キャスト・スポーツでは、「デザインフィルムトップ」を選択すると、「レッド」が標準設定となる「ドアミラー」と「リヤクォーターピラーパネル」のカラーをブラックに変更できるメーカーオプションが新たに設定されています。

装備面では、4WD車の最低地上高をアクティバが従来の175mmから180mmに、スタイルとスポーツを145mmから150mmに高めることで、より走破性を向上させているほか、助手席シートヒーターを追加(キャスト・スポーツと特別仕様車「プライムコレクション」に標準装備するほか、メーカーオプションの「ウォームパック」に設定)。

価格帯はスタイルが122万400円〜170万6400円、 アクティバが122万400円〜171万1800円、キャスト・スポーツが162万円〜174万4200円となっています。

(塚田勝弘)