Motor Fan's YEAR 2016

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ホンダ・シビック欧州仕様がフォトデビュー。129馬力の3気筒ターボを新搭載

現在、日本ではラインナップされていませんが、ホンダの主力モデルといえば「シビック」。その欧州仕様の5ドアハッチバックがフォトデビューを果たしました。

All-new 2017 Civic hatchback

フロント:ストラット、リヤ:マルチリンクサスペンションの新世代プラットフォームにダウンサイジングターボエンジンを搭載した新型シビックは、基本的には世界共通のグローバルモデルであり、現在のトレンドをキャッチしたニューモデルです。

エンジンは、日本でもおなじみの1.5リッター4気筒VTECターボエンジンに加えて、1.0リッター3気筒VTECターボも設定。それぞれスペックは次のようになっています。

●1.5リッター4気筒VTECターボ(MT仕様)
最高出力:182 PS(134 kW) / 5500 rpm
最大トルク:240 Nm / 1900 – 5000 rpm

●1.0リッター3気筒VTECターボ(MT仕様)
最高出力:129 PS(95 kW) / 5500 rpm
最大トルク:200 Nm / 2250 rpm

トランスミッションは、6速MTと7速マニュアルモード付きCVTとなっています。

All-new 2017 Civic hatchback

ボディサイズも欧州基準のCセグメントとして、確実に成長しています。

●新型シビックハッチバック(欧州仕様)ボディサイズ
全長:4497 mm
全幅:1800 mm
全高:1421 mm
ホイールベース:2700 mm

まるでコンセプトカーのようなセンター出しエキゾーストが印象的。このようにスポーティさをアピールする新型シビック・ハッチバックは、従来通りにイギリスで生産されます。

さらに先進安全技術である「ホンダセンシング」も標準装備するなど、最先端のテクノロジーを採用した妥協のない「大衆車」として進化を遂げているといえそうです。

(山本晋也)

トヨタの「スポーツ・ハイブリッド」戦略は次期86/BRZにも展開される?

日本では「ハイブリッド車」が主流を占めるなか、欧州では「小排気量ターボ車」が普及。さらに近年では環境規制強化に伴い、低燃費車のトレンドが「PHV」に移行しつつあります。

TOYOTA_PRIUS_PHV

ただ、燃費性能のみを追求すると、どうしてもクルマ本来の「走る楽しさ」が二の次になりがちです。

そこで、小排気量ターボエンジンに日本のメーカーが得意とするハイブリッド技術を合体させれば、スポーティなハイブリッド車が実現する可能性が出てきます。

TOYOTA_SUPRA

そうしたおり、英自動車メディアが、次期「トヨタ スープラ」にターボ仕様のガソリンエンジンとモーターをドッキングした、いわゆる「スポーツ・ハイブリッド」モデルが存在すると報じて話題になっています。

さらに巷では、2.0Lクラスの出力を持つ1.5Lターボエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせ、次期トヨタ86/BRZに搭載する計画がトヨタとスバル間で進みつつあるとの噂も。

SUBARU_BRZ

確かにハイブリッド車の普及拡大にともない、走る楽しさを備えたスペシャリティ感のある「スポーツ・ハイブリッド」の需要が出てきても不思議ではありません。

次期スープラに加え、次期86/BRZの開発動向についても注目されます。

Avanti Yasunori・画像:トヨタ自動車、SUBARU)

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