Motor Fan's YEAR 2016

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リヤ2列のシート操作を完全自動化した新型ディスカバリーが北米デビュー

ジャガー・ランドローバー社のロサンゼルスオートショー2016では、電気自動車の「I-PACE(アイ・ペイス)コンセプト」とともに、新型「DISCOVERY(ディスカバリー)」も北米で初めて披露されました。

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新型ディスカバリーは、2016年9月に英国のソリハルでワールドプレミアを飾った7人乗りのSUVで「究極のファミリー向けSUV」という謳い文句が掲げられています。

これは世界初の「インテリジェント・シートフォールド・システム」によるもので、iOSまたはAndroidでダウンロードされた「InControl Remote」アプリを使用し、リヤの2列のシートアレンジをわずか14秒で完了させることができるそうです。

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そのほか、ラゲッジとCピラーにあるスイッチでシートを移動したり、折りたたんだりすることが可能。インパネのディスプレイを操作することで、2列目と3列目シートを動かすこともできます。

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また、スマホ経由でウインドウが閉まっているかや、燃料の残量確認、エアコンの設定など、多様な機能を利用することが可能。新型ディスカバリーはSUVでありながらミニバンのような使い勝手を提供することで、よりファミリー層へアピールするランドローバー車になっています。

(塚田勝弘)

新型ディスカバリーは2列目と3列目のリモート操作が可能【パリモーターショー16】

英国のソリハル工場近くでワールドプレミアされた新型「DISCOVERY(ディスカバリー)」。パリモーターショーでもジャガー・ランドローバー社の目玉モデルとして披露されました。

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機能面での注目点は、スマホを介してセカンドシートとサードシートをリモート操作できる世界初の「インテリジェント・シートフォールド・システム」。

同機能により乗車人数や荷物の量に合わせてシートアレンジが容易になり、雨で傘を差していたり、荷物を抱えていたりする場合でも楽にシートの操作が可能になります。

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また、最大9つのUSBポート、6つの12Vパワーソケット、最大8つのデバイスまで接続が可能な車内Wi-Fiホットスポットを備えることで、様々なデジタル機器を活用したシーンに対応。

さらに、ジャガー・ランドローバーが新しく発表した「Spotify」アプリも見どころで、同アプリを起動すると、ラジオや車内でよく聴く音楽、ユーザーの嗜好を参考にカスタマイズされたプレイリストが再生されるというもの。

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ジャガーブランドでは、新モデルの「XF Sportbrake」に関してもアナウンスがありました。

全天候型で4WDとなる同車は、すでにプロトタイプによる開発テストや英国での路上テストが開始されているそうで、来年の公開に向けて準備が進められているそうです。

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ほかにも、ジャガー初のEVレーシングカー「I-TYPE 1」を初めて一般公開し、モータースポーツ界への復活も宣言。

「パナソニック・ジャガー・レーシング」は、10月に開催されるフォーミュラE第3シーズン開幕戦から、ジャガー史上初となる電気自動車のレーシングカーで参戦する予定になっています。

(塚田勝弘)

ギネス記録となるレゴ製ステージで、新型ランドローバー・ディスカバリーがワールドプレミア

すでにアナウンスされていたジャガー・ランドローバー社の新型SUV「DISCOVERY(ディスカバリー)」がパリモーターショーで披露されましたが、その前にワールドプレミアされたのは新型ディスカバリーが生産される英国ソリハル工場近くに用意された特設会場。

SOLIHULL, ENGLAND - SEPTEMBER 27: Bear Grylls poses as he places the final piece on a Lego structure of Tower Bridge, during the launch of Land Rover's 'New Discovery' at Packington Hall on September 27, 2016 in Solihull, England. Land Rover revealed their brand new Discovery with the help of ambassadors Zara Phillips, Bear Grylls and Sir Ben Ainslie against the backdrop of the replica of London’s Tower Bridge, made entirely from Lego. The structure broke the Guinness World Record for the greatest number of Lego bricks used in a sculpture with over 5.8 million pieces. (Photo by Dan Kitwood/Getty Images for Land Rover) *** Local Caption *** Bear Grylls

そのステージは、レゴブロックで高さ13mのロンドンの観光名所タワー・ブリッジが製作されました。ギネス世界新記録を樹立したということですから、新型ディスカバリーのお披露目に花を添えるド派手なデビューイベントになったようです。

制作されたタワー・ブリッジは、これまでのギネス世界記録よりも47万646個多い580万5846個ものレゴブロックを使って制作されたもので、ディスカバリーもロゴブロック製かと思ってしまうほど精巧にできています。

使用した全てのレゴブロックを一列に並べると、その距離は200マイルにもおよび、ロンドンのタワー・ブリッジからパリまでの距離に相当するといい、パリモーターショーでも披露された新型ディスカバリーとの凝った仕掛けには感心させられます。

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このレゴブロック製のタワー・ブリッジは、英国で唯一のレゴ認定プロ・ビルダーであるダンカン・ティットマーシュ氏と彼の専門チームが、5か月間かけて完成させたものだそうです。

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このタワー・ブリッジと新型ディスカバリーの披露はドラマチックな演出だったようで、英国の冒険家ベア・グリルス氏が、巨大なレゴブロック製タワー・ブリッジの上部から降り立ち、同車の近くに出現。

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そして最後に、ランドローバーBARのプリンシパルであるベン・エインズリー卿(女王エリザベス2世陛下とエディンバラ公爵殿下(フィリップ王配殿下)の2人目の孫)が、セーリング・チームのメンバーを率いて新型ディスカバリーをドライブし、タワー・ブリッジの下に設けた水深900mmの水場を移動しながら登場。

この際、新型ディスカバリーは、18万6500個のレゴブロックで精巧に作られた来年アメリカズカップに挑戦する「ランドローバーBAR」のボートを牽引し、同車の多用途性も披露されました。

(塚田勝弘)

7人乗りフルサイズSUVの新型LANDROVER DISCOVERY(ランドローバー・ディスカバリー)がフォトデビュー!

現在、DISCOVERY(ディスカバリー)の名を冠するモデルは、4代目であるランドローバー・ディスカバリー4、そしてフリーランダー2の後継的モデルでもあるディスカバリー・スポーツの2モデルが販売されています。

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最近のランドローバー、レンジローバー各モデルは、デザインアイコン的な存在であるレンジローバー・イヴォークを筆頭に最新世代にふさわしいエクステリアが与えられているだけに、現行ディスカバリー4の次期モデルがどうなるか気になるところ。

2016年9月6日、9月28日のワールドプレミアに先駆けて次期DISCOVERY(ディスカバリー)の2枚の写真が公開されました。

7人定員のフルサイズSUVと定義する新型ディスカバリーは、飽くなき冒険心と英国らしさを兼ね備え、ランドローバーが掲げる「Above and Beyond」の精神を具現化したモデルとのこと。

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ランドローバーのチーフデザインオフィサーであるジェリー・マクガバン氏は

「新型DISCOVERYはラージ SUVを再定義するモデルになります。デザインチームとエンジニアリングチームは、羨望のまなざしを受けるようなデザイン、究極の多用途性を有する高性能なプレミアムSUVを開発するためにDISCOVERYのDNAに変革をもたらしました」

とデザイン面での大幅な進化を示唆しています。

今回公開された2枚の写真を見ると、歴代モデルよりもAピラーが内側に絞り込まれているほか、コンパクトでスマートなフロントグリルなどによりかなり洗練されたスタイルになっているのがうかがえます。

ディスカバリーの特徴といえる太くて力強さを感じさせるCピラーや左右非対称デザインのテールゲートなどが踏襲されるか注目ですが、スクープ写真などを見る限りでは、サイドウインドウグラフィックは踏襲、リヤゲートはオーソドックスなものになりそう。

いずれにしても歴代4モデルよりもかなりスタイリッシュになることは間違いでしょう。

(塚田勝弘)

ランドローバー「ディスカバリー・スポーツ」の100台限定車は+2シートが標準装備

スポーティな走りと良好な乗り心地のバランスは、兄弟車である「レンジローバー・イヴォーク」よりも上かもと思わされるのが、ディスカバリー・スポーツの魅力です。

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2016年6月1日から100台限定で発売された「DISCOVERY SPORT 7 Plus Special Edition」は「HSE」がベース。

ディスカバリー・スポーツの特徴ひとつである7人乗車が可能な「5+2シート」が標準装備され、乗車人数や荷物の量に応じて2〜7人まで調整可能で、ラゲッジスペースは194Lから最大1698Lまで拡大します。

高めの位置にあるサードシートは、足元、頭上の開口スペースも限られているため、身長171cmの筆者の場合だとまず乗り込むのにも降りるのにも少し苦労しますが、チャイルドシートを卒業した140〜150cmくらいの子どもや小柄な方なら乗り降りも含めて実用になるでしょう。

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「DISCOVERY SPORT 7 Plus Special Edition」の内装は、「シーラス・グレインド・レザーシート」か「アーモンド・グレインド・レザーシート」から選択が可能で、ヘッドライニングにはエボニーを採用。

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装備では、ふたつの充電対応USBポートをフロントシートに備え、2列目には8インチのスクリーンで映画などが鑑賞できる「リヤシート・エンターテイメント・システム」が搭載されています。

安全装備では、自動緊急ブレーキ、「レーンデパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)」、「オートマチック・ハイビーム・ アシスト」などからなる「ドライバーアシスト・プラスパック」も用意。

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ボディカラーは、「サントリーニ・ブラック(限定50台)」と「コリス・グレイ(限定50台)」の2色展開で、ブラック仕上げのフロントグリル、フェンダーベント、19インチ「スタイル521・アロイホイール」などによって精悍な外観がより引き立てられています。

また、「コリス・グレイ」にのみルーフとピラーが「サントリーニ・ブラック」仕上げの「ブラック・コントラストルーフ」が装着されます。

「DISCOVERY SPORT 7 Plus Special Edition」の価格は、「サントリーニ・ブラック」が649万円、「コリス・グレイ」が649万円で、各色50台限定です。

(塚田勝弘)

ランドローバー、ディスカバリースポーツに究極の「SVR」追加か!?

ランドローバーのミドルクラス・クロスオーバーSUV「ディスカバリースポーツ」に、ハイチューンバージョンとなる「SVR」が設定される可能性が高い事が分かりました。

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撮影されたスパイショット、昨年のフランクフルトモーターショーで公開された「ディスカバリー スポーツ HSE Dynamic Lux」を思い出させるフロントバンパー及びエアダクトが見えますが、情報によると「レンジローバー スポーツ」にも存在する、高性能モデル「SVR」を冠したモデルだということです。

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パワーユニットは2リットル直列4気筒ターボエンジンで、最高馬力は390psを発揮します。ワールドプレミアは2017年3月のジュネーブモーターショーが有力視されています。

(APOLLO)